JP2583914Y2 - 歩行型コンバインのマフラ取り付け構造 - Google Patents

歩行型コンバインのマフラ取り付け構造

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JP2583914Y2
JP2583914Y2 JP1992019135U JP1913592U JP2583914Y2 JP 2583914 Y2 JP2583914 Y2 JP 2583914Y2 JP 1992019135 U JP1992019135 U JP 1992019135U JP 1913592 U JP1913592 U JP 1913592U JP 2583914 Y2 JP2583914 Y2 JP 2583914Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は歩行型コンバインのマ
フラ取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から歩行型コンバインは図1に示す
ように機体1の機体フレーム2の後方にエンジン部3が
搭載され、機体1の下部にクローラ走行部4が取り付け
られるとともに、前方には昇降自在な前処理部6が設け
られ、エンジン部3の上方に作業用及び操向用のクラッ
チレバー等のレバー7類が設けられる操作部8が設けら
れている。そして刈取り作業時や走行時には、上記エン
ジン部3及び操作部8の右外側方に形成した切欠状の前
方視認スペース9からオペレータが前方を確認しながら
操作ができるようになっている。操作部8は図2から図
4に示すようなカバー10が設けられ、該カバー10に
は上記レバー7類を挿通するスリット状のレバーガイド
10aがそれぞれ形成されている。15は操作部8の後
方にコ字形をなして突出するハンドンルフレームであ
る。上記エンジン部3内には例えば実開平2ー1242
16号、実開昭51ー84941号公報に示されるよう
なエンジン本体後方にマフラが縦向きにコンパクトにま
とめ込まれたものが使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記のようなマ
フラ配置構造においては、エンジン部を囲むように他の
装置類が配置されることもあり、エンジンの排熱がエン
ジンカバー内や機体進行とともにその周辺上特に後方に
向かって行われることとなり、オペレータに対する排熱
や騒音の悪影響が大きく、前方確認を行いながら作業す
るオペレータの作業環境が著しく悪条件になっていた。
この考案はこれらの欠点を解消する歩行型コンバインの
マフラ取り付け構造を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本考案のマフラ取り付け構造は、機体フレーム2の
前方に刈取用の前処理部6を設け、後方にエンジン14
を搭載し、該エンジン14の上方に運転操作部8を設け
た歩行型コンバインにおいて、上記エンジン14の外側
方にエンジン部冷却用の冷却導入ファン13を設け、
記運転操作部(8)の外側下方位置にオペレーターの前
方視認スペース9を切欠状に形成し、該前方視認スペー
ス9の反対側である機体1の内部側にエンジン14から
マフラー24へのエキゾーストパイプ23を下向きに延
設するとともに、上記操作部8の下方のエンジン後方
位置にマフラー24を機体1の左右方向に横設し、マ
フラ24からの排気管33をエンジン14の下方の外側
位置に開口せしめ、上記エキゾーストパイプ23とマフ
ラ24の上方及び後方を囲むカバー31,32を設け、
該カバー31,32内に前記冷却ファン13から導入さ
れた冷却風を導くことによりエキゾーストパイプ23及
びマフラ24の放熱による高温排風を上記カバー31,
32より下向き外方に排出する機構としたことを特徴と
している。
【0005】
【作用】エンジン14からのエキゾーストパイプ23を
前方視認スペース9の反対側に設けたので、上方及び後
方のカバーにより前方視認スペース9側への排熱及び放
熱がなく、またマフラ24もエンジン部3の後方下部に
横設して上方及び後方カバーで囲んでいるので、マフラ
24からの排熱や放熱及び騒音もオペレータの上半身か
ら遠ざかり且つエンジン部下方及び外側方へ向かって逃
がされるので、運転中のオペレータに対する熱や騒音の
悪影響が回避される。またエンジン部3内でのごみ溜ま
りによる火災発生の防止や、エンジン部3内のヒートバ
ランスに対するマフラ熱の影響が低減される。
【0006】
【実施例】図面は本考案の1実施例を示し、エンジン部
3のエンジンカバー11内には、リコイルプーリ12、
冷却風導入ファン13(図5参照)等を付設したエンジ
ン14が収容され、エンジンカバー11の右外側のカバ
ー11aの下部は開放されており後端面側には防塵網1
6が取り付けられて、矢印A,Bで示すように吸気さ
れ、リコイルカバー17内を通って冷却風導入ファン1
3によりエンジン14側に矢印C,Dのように導入さ
れ、さらに矢印E,Fのようにエンジン空冷部やエキゾ
ースト側等のエンジンヘッド側に導入排出される。
【0007】外側面側に多数の放射状の突起部18を設
けたリコイルプーリ12の側面要所にはスクレーパ19
が近接して取り付けられ、外部から吸引されたわら屑等
のごみを切断してエンジン14側に大型のごみ類がその
まま吸引されるのを防止する構造になっている。エンジ
ン14の後方にはエンジン14側と隔壁21を介して仕
切られた位置にエアクリーナ22が設けられ、エンジン
側の高温排気をエアクリーナ22が吸収しないような構
造となっている。
【0008】エンジンからのエキゾーストパイプ23は
エンジン部3の外側部上方の前方視認スペース9の反対
側(機体内側)後方に導かれて下向きに延設配管され、
その下端はエンジン14後方下部の後方に傾斜した空間
に横設されたマフラ24に接続されている。上記エキゾ
ーストパイプ23の上部は、エンジン14及び他のカバ
ー又はフレーム類に固設された導風板26に囲まれるよ
うに覆われており、矢印G,Hに示すようにエンジン冷
却排風を導いてエキゾーストパイプ23をさらに冷却し
て下部後方に向かって排風する構造になっている。また
上記導風板26の上方にはエンジン部3の上部と操作部
8の間を上面に空間27を形成するように仕切ってエン
ジン14の上部を覆うような上部カバー28と上部側面
カバー29が設けられ、上記上部カバー28上面は操作
部8側から落下したわら屑等のごみ類を受け止めるよう
になっており、前記空間27は後方及び内側方が開放端
をなし、上記ごみ類を容易に除去できる機構になってい
る。
【0009】前記エキゾーストパイプ23の下向き部分
の外周は、前記上部カバー28の後端左側(非視認スペ
ース9の反対側)から下向きに取り付けられたエキゾー
ストカバー31によって後側及び左右両側をコ字に囲ま
れており、冷却排風はその内部を通って矢印I,J,K
に示すように下部開放端側より下向きに外部に排出され
る。 一方マフラ24は、その放熱による高温空気がエ
アクリーナ22側や上部に排出されないように全幅にわ
たる下部開放型のマフラカバー32に囲まれており、マ
フラ24からの排気管(テールパイプ)33は前方下向
きに開口し、該排気管33を囲むように二重管をなして
テールパイプ34が機体フレーム側に固設されている。
マフラ24を冷却した空気はマフラカバー32の下部か
ら外部に排出されるほか、密閉状態のマフラ24周辺の
熱気は上記テールパイプ34の後部開口端からの排気に
伴う吸引によって、テールパイプ34に沿って排出さ
れ、マフラカバー32内の熱気排出が行われる。
【0010】このようなエンジン部分3内の排風構造に
より、エンジンの冷却空気はエキゾーストパイプ23及
びマフラー24も併せて冷却することが可能となり、且
つリコイルスタータやエアクリーナ22は高熱排風の風
道からの隔壁やカバー類によって遮閉されているので、
これらに対する高温排風の影響は防止される。
【0011】エンジン14の出力側のPTO軸には出力
プーリ36が軸支され、該プーリ36の内側にはプーリ
36へのベルトガイド(図示しない)を取り付けるため
のL字形断面に折曲形成されたベルトガイド取り付け板
37が取り付けられており、上記ベルトガイド取り付
板37はエンジンルーム内の排風を下方に案内する。
【0012】また機体フレーム2上にハンドルフレーム
15を固定して支えるように立設された支持ビーム38
と、上記ベルトガイド取り付け板37のL字形折曲端の
端面との間には、防振ボルト39が前後方向に調節自在
に固設され、該防振ボルト39の先端とベルトガイド取
り付け板37の折曲端面との間には防振ゴム41がボル
ト側に取り付けられて介挿されており、エンジン14の
振動を防止する構造となっている。
【0013】
【考案の効果】以上の如く構成される本考案の構造によ
れば、エキゾーストパイプやマフラ後方が遮閉されてお
り且つマフラの排気管がエンジンの下方で外方位置に開
口しているので、機体後方から前方を確認しながら作業
するオペレータへの熱や騒音の影響が低減され、マフラ
をエンジン本体から離して設けられるので、エンジンヒ
ートバランスに対するマフラ熱の影響を低減できる。ま
たマフラからの排気管をエンジン下方の外方位置に開口
せしめて設けたので、前処理部や脱穀部から飛散するわ
ら屑や粉じんのほか機体内の屑溜まり等への着火による
火災の危険を未然に防止できる等の利点がある。さらに
エキゾーストパイプが機体内部側に設けられ、マフラが
エンジン後方下部位置に設けられているので、オペレー
タの視認スペースを運転操作部側方に大きく取ることが
でき、走行や作業操作が容易になる。 その他エンジン冷
却風をエキゾーストパイプやマフラ部に導いて冷却風と
して利用し、冷却風の吸引排出経路が単純化され冷却効
率が良い他、騒音発生量も少ない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型コンバインの全体斜視図。
【図2】歩行型コンバインのエンジン部外側面図。
【図3】同じくエンジン部の背面図。
【図4】同じくエンジン部の内側面図。
【図5】同じくエンジン部内のリコイルスタータの平断
面図。
【符号の説明】
8 操作部 9 前方視認スペース 14 エンジン 23 エキゾーストパイプ 24 マフラー 27 空間 28 カバー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 41/02 A01D 41/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム(2)の前方に刈取用の前
    処理部(6)を設け、後方にエンジン(14)を搭載
    し、該エンジン(14)の上方に運転操作部(8)を設
    た歩行型コンバインにおいて、上記エンジン(14)
    の外側方にエンジン部冷却用の冷却導入ファン(13)
    を設け、上記運転操作部(8)の外側下方位置にオペレ
    ーターの前方視認スペース(9)を切欠状に形成し、該
    前方視認スペース(9)の反対側である機体(1)の内
    部側にエンジン(14)からマフラー(24)へのエキ
    ゾーストパイプ(23)を下向きに延設するとともに、
    上記操作部(8)の下方のエンジン後方下部位置にマフ
    ラー(24)を機体(1)の左右方向に横設し、マフラ
    (24)からの排気管(33)をエンジン(14)の
    方の外側位置に開口せしめ、上記エキゾーストパイプ
    (23)とマフラ(24)の上方及び後方を囲むカバー
    (31),(32)を設け、該カバー(31),(3
    2)内に前記冷却ファン(13)から導入された冷却風
    を導くことによりエキゾーストパイプ(23)及びマフ
    ラ(24)の放熱による高温排風を上記カバー(3
    1),(32)より下向き外方に排出する機構とした歩
    行型コンバインのマフラ取り付け構造。
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