JPH0540317A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0540317A
JPH0540317A JP3183678A JP18367891A JPH0540317A JP H0540317 A JPH0540317 A JP H0540317A JP 3183678 A JP3183678 A JP 3183678A JP 18367891 A JP18367891 A JP 18367891A JP H0540317 A JPH0540317 A JP H0540317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
size
document
original
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3183678A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Todome
剛 留目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Intelligent Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3183678A priority Critical patent/JPH0540317A/ja
Publication of JPH0540317A publication Critical patent/JPH0540317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、画像読取り被対象物の位
置及び大きさや、読み取られた画像の大きさが原稿台に
表示される画像形成装置を提供することである。 【構成】 この発明の画像形成装置は、各種の情報を表
示可能であると共に、画像読取り行うときにはその情報
を自動的に消去して光が透過可能となる表示手段を有す
る原稿台を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来の複写装置と、
文章情報等の画像情報が保存可能でかつ効率的な文章フ
ァイリングが可能な新しい複写装置等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等に於いては、処理する
文章(画像)の量が膨大であり、文章スペースが不足し
ている。そのため、光ディスク等を用いた文章ファイリ
ング装置等のファイリングシステムが開発されている。
【0003】このファイリングシステムでは、高精度な
表示装置を用いて、高度な文章編集や固定的なファイリ
ング体系に基づいた高度な検索/登録が可能である。
【0004】このようなファイリングシステムでは、画
像形成記憶装置として、原稿読み取り装置、印刷装置、
光ディスク装置などを備えている。原稿読み取り装置
は、原稿の画像を読取る装置であり、印刷装置は原稿か
らの画像や光ディスク装置の保存された画像などを出力
する装置であり、光ディスク装置は入力された原稿の画
像を記録保存させておく装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この原稿読み取り装置
において、画像を読み取らせる場合、読み取らせる画像
が記載された原稿などを原稿台に載置させる。この読み
取らせる画像が記載された原稿には種々のサイズがあ
る。また、この原稿と同様に、複写用紙にも様々なサイ
ズがある。更に、複写される対象の向きは、原稿台の周
囲に縦方向、横方向の区別が書かれたサイズ案内板など
から判断していたが、両方向が書かれたサイズ案内板な
どもあり、非常に判別がしずらい問題がある。また、従
来では、拡大縮小コピーをとる際には、複写される対象
の大きさに対してどの位の大きさに拡大縮小されるかが
はっきりせず、大きさの判断がつきにくいという欠点が
ある。
【0006】この発明は、上述の問題を解決する為に、
画像読取り被対象物の位置及び大きさや、読み取られた
画像の大きさが原稿台に表示される画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、各種の情報を表示可能であると共に、画像読取り行
うときにはその情報を自動的に消去して光が透過可能と
なる表示手段を有する原稿台を具備している。
【0008】
【作用】この発明では、原稿台に設けられた液晶表示装
置により、種々の画像情報が表示される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。
【0010】第1図は、この発明の画像形成装置として
の、複写装置の構成を示すブロック図である。
【0011】上記複写装置は、基本システム部1、画像
処理部2、メモリ部3、入出力部4、画像蓄積部5、シ
ステムバス6、画像バス7から構成される。上記基本シ
ステム部1は、各種制御を行うCPU10、データ入力
を行うキーボード11、各種の状態を表示する表示パネ
ル12、システム全体の制御用のプログラム、抄録上で
新たに設定する英数字のキャラクタパターン、および抄
録上に検索情報としてバーコードをプリントする際に用
いる、バーコードパターン等が記憶されているメインメ
モリ13、各種情報の格納装置である磁気ティスク装置
15、フロッピーディスク装置16をインターフェース
する基本システムインターフェース14、外部機器との
接続を可能とする外部入出力インターフェース17、か
ら構成される。
【0012】上記画像処理部2は、各種の画像処理を行
う画像処理モジュール20と、画像データの圧縮/伸長
を行うCODEC21により構成される。上記メモリ部
3は、A3数頁分の記録容量を有するページメモリ30
と、画像データの一時的な記録場所としてのバッファメ
モリ31とからなる。上記入出力部4は、文書情報を光
学的に読取り、時系列の電気信号に変換する原稿読取り
部としてのスキャナ41、画像データを印刷出力する画
像出力部としてのプリンタ43、および、それらとシス
テムを接続するスキャナインターフェース40、プリン
タインターフェース42から構成される。上記画像蓄積
部5は、各種データを光ディスク233に記憶する光デ
ィスク装置51、および、システムとの接続を可能とす
る光ディスクインターフェース50からなる。上記シス
テムバス6は、システム全体の制御用バスであり、基本
システム部1、画像処理部2、メモリ部3、入出力部
4、画像蓄積部5を制御する。また、画像バス7は画像
データ専用のバスであり、画像処理部2、メモリ部3、
入出力部4、画像蓄積部5の画像データの高速転送を可
能とする。
【0013】第2図は、複写装置のスキャナ41、プリ
ンタ43、光ディスク装置51の内部構造を示す概略構
成図である。
【0014】上記スキャナ41は、自動反転原稿送り装
置(リターン・オート・ドキュメント・フィーダ;RA
DF)206と、キャリッジI221、キャリッジII2
22、結像レンズ227、CCDセンサ228からな
る、露光部229とからなる。
【0015】第2図において、原稿は原稿台ガラス22
0上に下向きに置かれ、その原稿の載置基準は原稿ガラ
ス220の短手方向の正面左がセンタ基準になってい
る。この原稿ガラス220の内部には液晶が収容されて
いる。その原稿は、自動反転原稿送り装置(RADF)
206の搬送ユニット部218の搬送ベルト212によ
って、原稿ガラス220上に押さえ付けられる。原稿は
蛍光灯ランプ223により照射され、その反射光はミラ
ー244,225,226,結像レンズ227を介し
て、列状に配置された、複数の受光素子を有したCCD
センサ228の面上に集光されるように構成されてい
る。
【0016】上記ミラー244と、図示しない蛍光灯の
光量を検知するセンサ、および、蛍光灯223の温度を
一定に保つ保温ヒータを具備した第1キャリッジ224
と、ミラー225,226を具備した第2キャリッジ2
22は2:1の相対速度で移動するようになっている。
第1キャリッジ224と第2キャリッジ222は、パル
スモータ(図示せず)によってスキャナインターフェー
ス40からの読取りタイミング信号と同期して、左から
右へ移動し、副走査する。副走査の速度は、読取り倍率
によって、2層パルスモータの励磁方法を1/2層励
磁、マイクロステップ駆動により切り替わるように構成
されている。特に、低速域に置いて、駆動系の固有振動
を相殺する電流波形がパルスモータに入力されるよう
に、パルスモータドライバー(図示せず)が構成されて
いる。
【0017】以上のようにして、原稿ガラス220上に
記載された原稿の画像は、1ライン毎に順次読み取ら
れ、画像の濃淡を示す8ビットのディジタル信号とし
て、スキャナーインターフェースに出力される。
【0018】自動反転原稿送り装置(RADF)206
にて両面原稿を読み取る場合は、原稿給紙台207に原
稿が載置されたことを原稿検知スイッチ217が検知す
ると、RADFモードにセットされる。
【0019】原稿はピックアップローラ208によって
上面より取り出され、互いに反転する給紙ローラ209
と分離ローラによって、1枚ずつ分離、搬送される。搬
送された原稿はアライニングローラ211で姿勢を正さ
れた後に搬送ユニット部218に送られる。さらに、原
稿は搬送ベルト212によって、原稿ストッパ213に
突き当てられるまで、すなわち、読み取り基準位置まで
搬送される。ここで上述したように、読み取り動作を行
った後に、搬送ベルト212が逆方向に回転することに
より、原稿は給紙ユニット206の反転ゲート216ま
で逆送される。このとき反転ゲート216は、反転ロー
ラ219aに搬送するような位置に回動しており、原稿
は反転ローラ219a,219b,219cによって反
転ガイド219d、219e,219fを通り、反転し
てアライニングローラ219gに到達する。ここで、姿
勢を正された後に、原稿はアライニングローラ219g
により搬送ユニット部218に送られ、搬送ベルト21
2によって読取り基準位置に搬送される。裏面の読み取
り動作が終了すると、原稿は搬送ベルト212によって
排紙ローラ214aに到達するまで送られ、排紙ローラ
214a,214b、により排出され、原稿排出トレイ
215上に積載される。
【0020】以上、述べてきた動作を繰り返すことで、
両面原稿を連続して読み取ることができる。また、光デ
ィスク装置51は、光ディスク233、光ディスク駆動
モータ234、読み取りヘッド(図示せず)、光ディス
ク駆動制御部234とから構成されている。
【0021】画像データの蓄積時には、スキャナ41で
読み取った画像データはページメモリ30に一旦記憶さ
れ、画像バス7を介して画像処理部2のCODEC21
で圧縮された後、光ディスクインターフェイス50を介
して光ディスク装置51へ出力される。圧縮された画像
データは、光ディスク駆動制御部234で制御されるヘ
ッド(図示せず)により、光ディスク駆動モータ234
で回転制御される、光ディスク233上にビット情報と
して記録される。
【0022】画像読み出し時には、基本システム部1か
らの制御情報(抄録から識別された検索情報)に基づ
き、光ディスク233上の特定位置に記録された情報を
ヘッドにより読みだし、画像バス7を介して、画像処理
部2のCODEC21で伸長した後、ページメモリ30
に一旦記憶する。ページメモリ30に記録された画像デ
ータは画像処理モジュール20により所定の処理が施さ
れ、画像バス7およびプリンタインターフェイス42を
介してプリンタ43に出力される。
【0023】また、プリンタ43は、レーザ光学系24
0と転写紙の両面に、画像形成が可能な電子写真方式を
組み合わせた、画像形成部239から構成される。
【0024】すなわち、ページメモリ30から、画像バ
ス7、およびプリンタインターフェイス42を介して送
られてくる画像データは、画像データ処理回路(図示せ
ず)で同期を取られ、半導体レーザ発振機(図示せず)
でレーザ光245を出力する。出力されたレーザ光24
5は、たとえばシリンドリカルレンズ等から成るビーム
整形光学系によって整形され、空気軸受けを利用した高
速回転モータ214−2に回転駆動させられる多面体回
転鏡241−1によって偏向される。偏向されたレーザ
光245は、fθレンズ242を通して、ミラー243
および244によって反射され、保護ガラス244−1
を介して、感光体ドラム246上の露光位置246Aの
地点に、必要な解像度をもつスポット結像をし、走査露
光されることによって感光体ドラム246上に潜像を形
成する。この偏向されたレーザ光245は、フォトダイ
オードからなるビームディデクタ(図示せず)でレーザ
光を検知することによって、同期が取られている。
【0025】上記感光体ドラム246の周囲には、感光
体ドラム246面を帯電する帯電チャージャ247、現
像器248、転写ローラ249、クリーナ250、除電
ランプ251が配設されている。
【0026】この感光体ドラム246は、駆動モータ
(図示せず)によりV0の外周速度で回転駆動され、グ
リッド電極を有する感光体ドラム面に対抗して設けられ
ている帯電チャージャ247によりドラム面が帯電され
る。この帯電された感光体ドラム246上の露光位置2
46Aの地点に、レーザ光245がスポット結像され、
潜像が形成された感光体ドラム246は、現像位置24
6Bの位置までV0で回転し、この位置で、感光体ドラ
ム246上の潜像は、現像器248からトナー像が形成
される。トナー像が形成された感光体ドラム246は、
引き続V0の速度で回転し、転写位置246Cの地点
で、給紙系によりタイミングを取って供給された転写紙
P上に、転写ローラ249によって転写される。転写ロ
ーラ249に付着した不要なトナーは、転写ローラ清掃
器249−1によってクリーニングされる。
【0027】給紙系は、2つのカセット251A,25
1Bと大容量フィーダ252の3か所から被画像形成媒
体として、転写紙Pが選択的に給紙できる手段と、上記
3か所の給紙手段とは別に、第2面(表面)に画像形成
された転写紙Pを反転した後、この転写紙Pの第2面
(裏面)に画像形成するべく際給紙する反転給紙部とか
ら成る。
【0028】上記の2つのカセット251A,251B
と大容量フィーダ252内の転写紙Pは、選択的に、例
えば、ピックアップローラ253A(または243B、
または253C)により給紙を開始され、給紙ローラ2
54−1A(または254−1B、または254−1
C)により、転写紙Pが1枚だけ分離されて給送され、
レジストローラ255まで達し、所定のタイイミングで
転写部へ給送される。大容量フィーダ252のエレベー
タ252−1は、用紙の給紙部での位置がほぼ一定の高
さになるように、用紙枚数に応じて上下する。
【0029】また、上記転写ローラ249の下流側には
用紙搬送機構256、定着器257、画像形成済転写紙
Pを機外に排出するか、上記反転給紙部に導くかを切り
替える回路切り替えガイド260、排紙ローラ258が
配設されている。
【0030】経路切替ガイド260は、定着器257か
ら送られてくる転写紙Pの経路を図示のAA,BBの方
向に変更させる。例えば、経路切替ガイド260が図示
の状態のとき、転写紙Pは経路AAに進み、排紙ローラ
258を経て、排紙トレイ259に排紙される。
【0031】さらに、転写紙Pの第1面(表面)と第2
面(裏面)とに画像を形成する例について詳述する。す
なわち、上述の画像形成過程を経て転写ローラ249に
よって転写紙Pの第1面(表面)の画像データ、例え
ば、抄録の表紙データに応じたトナー像を転写された転
写紙Pは、用紙搬送機構256によって定着器257に
送られ、トナー像は転写紙Pに定着される。経路切替ガ
イド260は、反時計方向に回動して(点線で示す状
態)、定着器を出た転写紙Pは経路BBに搬送される。
【0032】さらに、転写紙Pは反転ローラ261A,
261B間を通り、反転グリップローラ262に送られ
る。転写紙Pの後端が反転ローラ216A,216B間
を通過した後、グリップローラ262は回転を停止し、
転写紙Pを挟んだまま時計方向に回動してから(点線で
示す状態になる)逆転し、転写紙Pは反転ローラ261
A,261C間に送られ、搬送ローラ263を通り、レ
ジストローラ255まで達し、所定のタイミングで転写
位置246Cへ給送される。
【0033】このとき、転写紙Pの第2面(裏面)の画
像データ、例えば、上述の抄録の裏面データに応じたト
ナー像が転写紙Pの第2面(裏面)に形成され、転写紙
Pは用紙搬送機構256によって定着器257に送ら
れ、転写紙Pの第2面(裏面)のトナー像が転写紙Pに
定着される。経路切替ガイド260は、時計方向に回動
して(図示の状態)、転写紙Pは経路AAに進み、排紙
ローラ258によって排紙トレイ上に排紙される。
【0034】この発明の画像形成装置の原稿台について
説明をする。
【0035】上述の図2で説明したように、原稿台ガラ
ス220は、内部に液晶が収容されて、情報が表示でき
るようになっている。この原稿台ガラスを液晶表示装置
として構成することにより原稿の配置に関する情報が表
示される。
【0036】最初に原稿台ガラスが構成されている液晶
表示装置の基本的な原理について説明する。
【0037】1970年代に於いて液晶(LIQUID
CRYSTAL)は、主として電卓や腕時計の文字表
示素子として利用されてきたが、近年に至り、ラップト
ップコンピューターやワープロ等のキャラクタ・グラフ
ィック用表示装置、車やバイク等の車載用表示装置、あ
るいは小型テレビ等の画像用表示装置として、その用途
を急速に拡大しつつある。その主な原因は、液晶表示装
置(LIQUID CRYSTAL DEVICE:以
降LCDと略す)が、(1)低電力、低消費電力で駆動
できるため、LSIとの整合性が極めて高いこと、
(2)制作が比較的簡便であるため安価であること、
(3)極めて軽量で薄いこと、等の優れた特徴を有して
いるためであり、今後のLSI技術の発達と結合してま
すますその市場を拡大するものと考えられる。さて、こ
れらの各種用途の中で、現在最も普及している表示モー
ドの基礎は、ねじれネマティック構造に於ける電気光学
効果を利用した、いわゆるTwisted Nemat
ic Field Mode(TN−FEN)である。
ねじれ配向させた液晶セルを一組の偏光子に配置させた
構造に於いて、液晶セルに対する外場(電解あるいは磁
場等)の印加あるいは除去により液晶の再配列が起こ
り、これによって光に対する旋光性の有無が生じる。こ
のモードをTN−FEMという。
【0038】図3にTN−FEMを用いた液晶表示装置
(TN−LCD)の動作原理図を示す。ここで、1対の
偏光子A、Bは、偏光子Aと偏光子Bが平行状態である
平行ニコルの状態にあり、偏光子Aの偏光方向と入射光
側ガラス基盤上の液晶分子51長軸方向とは一致してい
るとする。また、液晶の誘電率異方性は正であり、液晶
層の捩じれ角は90°である。無電界の場合、偏光子A
を通過した光は、液晶層に沿ってその偏波面を90°回
転させるが、偏光子Bの偏光方向がこれと直行している
ため、光はこの偏光子を通過することができない。すな
わち光は遮断され暗状態となる。一方、液晶セルにある
電界以上印加すると、エネルギー的に安定な方向に向か
って配向変形が生じる。印加電解が十分高い場合には、
液晶分子55の全部がその分子長軸を電界方向とほぼ平
行に揃える。この状態のときには、偏光子Aを通過した
光は直線偏光を保持し、偏光子Bと通過する。すなわ
ち、明状態となる。また、偏光子Bの偏光方向を偏光し
Aと直行させると、先の動作とは逆になり、無電界時で
明状態、電子印加状態で暗状態となる。この電界による
暗、明の2状態を使い分けることによって表示を行うこ
とができ、これが、TN−LCDの動作原理である。こ
のTN−LCDの動作特性が図4に示されている。縦軸
は透過強度を表し、横軸は印加電圧を表わしている。電
圧が印加されていない場合や電圧が低い場合には、平行
ニコル状態では、透過強度が低く、垂直ニコル状態であ
ると透過強度が高い。逆に、電圧が高い場合には、平行
ニコル状態では、透過強度が高く、垂直ニコル状態であ
ると透過強度が低い。
【0039】次に、図5に、この発明に係るTN−LC
Dの模式構造図の一例を示す。このTN−LCDでは、
一対の透明基板60、61が設けられ、この透明基板6
0、61には、透明電極62と配向膜63とが配置され
ている。そして、透明基板60、61の間には、液晶層
63が配置されて、両端にはシ−ル材64が配置されて
いる。そして、液晶層63を挟んだ透明基板60、61
の両側には偏光子65、66が配置されている。
【0040】図6に、この発明の用いられるLCDのド
ット構成を示す。1ドッドは縦0.46mm、横0.3
2mm、ドット間隔は0.03mmである。LCD上で
の倍率表示を含む全ての表示は、このドット表示を基準
として演算した近似値の表示である。
【0041】図7に、LCDを駆動させる為のブロック
図が示されている。図示しないメモリに蓄えられた表示
データをマイクロプロセッサ70が、プログラムに応じ
て読みだし、コントロール回路71を通じてデータ信号
とタイミング信号に変換し、走査側駆動回路72およ
び、信号側駆動回路73に送ることによってLCDであ
る液晶パネル74に画像を表示する。
【0042】図8は、この発明に係るLCD原稿台を示
している。図8(a)は、LCD原稿台及び原稿カバ−
の構成を示し、図8(b)は、LCD原稿台がA4縦置
き原稿サイズを表示した状態を示している。
【0043】図8(a)に示されたLCD原稿台及び原
稿カバ−においては、画像形成装置の上面パネル80の
上にLCD原稿台81が配置され、LCD原稿台81の
両側にはペ−パガイド82が配置されている。このペ−
パガイド82はネジ83により固定されている。また、
原稿カバ−は、原稿押さえ板85の下に原稿クッション
86が配置され、開閉めの為のヒンジ87が配置されて
いる。原稿押さえ板85の上にはペ−パホルダ88が取
り付けられ、中央部いには取扱いを説明する為の説明シ
−ル89が貼られている。
【0044】図8(b)においては、原稿サイズが、L
CD原稿台81に直接表示されている。通常の状態では
A4の縦置き原稿サイズと同等の大きさが示されてい
る。これにより、通常のA4の画像読取りを行うときに
は、この液晶が示している領域にA4の原稿を置くと、
正規な画像読取りを行うことができる。また、B5の原
稿の画像読取りを行うときには、コントロールパネルに
よりその情報を入力することにより、LCD原稿台81
にB5サイズの表示に変更される。よって、このB5サ
イズの表示の領域にB5の原稿を配置させると、正しい
画像読取りを行うことができる。同様に他の大きさの原
稿においても同様にサイズを表示させることができる。
【0045】よって、複写機操作に不案内なユーザーで
も原稿の置き方や、原稿サイズを間違えることなく選択
することができる。このLCD原稿台に表示される原稿
サイズと原稿の置き方は、先に示したメモリに表示デー
タとして蓄えられており、コントロールパネルの選択に
よって対応するデータが選択読み出され、LCD原稿台
に表示される。初期状態は、オフィスで最も使用度の高
い、A4横の原稿表示に設定されている。
【0046】また、このLCD原稿台は、コントロール
パネルの画像読取りを開始させるボタンが押されると、
原稿が置かれる状態を示した情報が消されて、光を透過
させる状態に変化される。この状態は画像読取りが終了
するまで維持されて、画像読取りが終了すると、元の表
示状態にもどるようになっている。
【0047】図9に、LCD原稿台の表示制御フローチ
ャートを示す。
【0048】通常では、横A4のサイズ表示がされてい
る(ST1)。そして、画像形成させるサイズ選択の入
力がされるかが判断される(ST2)。サイズ選択の入
力がされていないと通常のA4のサイズ表示である。サ
イズ選択の入力がされると、その選択された指定サイズ
を表示する(ST3)。画像形成させるボタンが押され
たかが判断される(ST4)。画像形成させるボタンが
押されていないと選択された指定サイズを表示する。画
像形成させるボタンが押されると、サイズ表示が中止さ
れる(ST5)。そして、画像形成動作が開始され、光
が透過する状態に制御される(ST6)。その後、画像
形成が終了したか否かが判断される(ST7)。画像形
成が終了していないと、画像形成が継続される。画像形
成が終了したと判断されると、サイズ表示が再び開始さ
れる(ST8)。そして、そのサイズ表示の時間を限定
する為に、タイマ−がスタ−トされる(ST9)。そし
て、ある所定の一定時間が経過したか否かが判断される
(ST10)。経過していないならサイズ表示が継続さ
れる。また、ある所定の一定時間が経過したと判断され
ると、最初のA4の横サイズ表示に戻される。
【0049】このように、原稿台に原稿が配置されると
きには、液晶表示により原稿の配置位置、大きさを表示
しているが、画像形成が開始されると、その置かれた原
稿の画像形成の為に表示が中止される。これにより、画
像形成に悪影響を与えることなく、表示が可能である。
【0050】また、LCD原稿台の他の表示の方法を説
明する。この方法では、拡大、縮小された場合の大きさ
を示すことができる。
【0051】図10には、上述の実施例とは異なる表示
状態が示されている。この図10は、例えば、130%
の拡大指定があった場合のLCD原稿台の表示を示す。
この様に原稿を直接置ける原稿台に、ユーザーが指定し
た原稿の大きさに対して自分で指定した拡大縮小倍率で
の大きさが表示されるので大きさの比較が一目瞭然であ
る。
【0052】図11に、LCD原稿台の第2表示制御フ
ローチャートを示す。通常では、A4の横サイズ表示が
されている(ST1a)。そして、画像形成させるサイ
ズ選択の指定倍率での拡大縮小の入力がされるかが判断
される(ST2a)。拡大縮小のサイズ選択の入力がさ
れていないと通常のA4のサイズ表示である。拡大縮小
のサイズ選択の入力がされると、その拡大縮小されたサ
イズを表示する(ST3a)。そして、画像形成させる
ボタンが押されたかが判断される(ST4a)。画像形
成させるボタンが押されていないと選択された拡大縮小
されたサイズを表示する。画像形成させるボタンが押さ
れると、サイズ表示が中止され、光が透過する状態に制
御される(ST5a)。そして、画像形成動作が開始さ
れる(ST6a)。その後、画像形成が終了したか否か
が判断される(ST7a)。画像形成が終了していない
と、画像形成が継続される。画像形成が終了したと判断
されると、拡大縮小したサイズ表示が再び開始される
(ST8a)。そして、その拡大縮小したサイズ表示の
時間を限定する為に、タイマ−がスタ−トされる(ST
9a)。そして、ある所定の一定時間が経過したか否か
が判断される(ST10a)。経過していないなら拡大
縮小したサイズ表示が継続される。また、ある所定の一
定時間が経過したと判断されると、最初のA4の横サイ
ズ表示に戻される。
【0053】このように、原稿台に原稿が配置されると
きに、画像形成に拡大縮小を用いる場合、原稿の大きさ
に対して液晶表示によりその指定した倍率での大きさを
表示できる。これにより、必要な大きさがすぐに判断で
きるようになる。
【0054】また、LCD原稿台の更に他の表示の方法
を説明する。この方法では、原稿のサイズの他、拡大、
縮小された場合の大きさを示すことができる。
【0055】図12には、上述の実施例とは異なる表示
状態が示されている。この図12は、例えば、154%
の拡大指定があった場合のLCD原稿台の表示を示す。
この様に原稿を直接置ける原稿台に、原稿の大きさと共
に、ユーザーが指定した原稿の大きさに対して自分で指
定した拡大縮小倍率での大きさが表示されるので大きさ
の比較が一目瞭然である。
【0056】図13に、このLCD原稿台の第3表示制
御フローチャートを示す。
【0057】通常では、A4の横サイズ表示がされてい
る(ST1b)。そして、画像形成させるサイズ選択の
入力がされるかが判断される(ST2b)。サイズ選択
の入力がされていないと通常のA4のサイズ表示であ
る。サイズ選択の入力がされると、その選択された指定
サイズを表示する(ST3b)。画像形成させるボタン
が押されたかが判断される(ST4b)。画像形成させ
るボタンが押されていないと選択された指定サイズを表
示して、画像形成させるサイズ選択の指定倍率での拡大
縮小の入力がされるかが判断される(ST5b)。拡大
縮小のサイズ選択の入力がされていないと選択された指
定サイズを表示する。拡大縮小のサイズ選択の入力がさ
れると、選択された指定サイズと共に、その拡大縮小さ
れたサイズを表示する(ST6b)。また、画像形成さ
せるボタンが押されると、サイズ表示及びその拡大縮小
されたサイズの表示が中止される(ST7b)。そし
て、画像形成動作が開始され、光が透過する状態に制御
される(ST8b)。その後、画像形成が終了したか否
かが判断される(ST9b)。画像形成が終了していな
いと、画像形成が継続される。画像形成が終了したと判
断されると、サイズ表示及びその拡大縮小されたサイズ
の表示が再び開始される(ST10b)。そして、その
サイズ表示の時間を限定する為に、タイマ−がスタ−ト
される(ST11b)。そして、ある所定の一定時間が
経過したか否かが判断される(ST12b)。経過して
いないならサイズ表示が継続される。また、ある所定の
一定時間が経過したと判断されると、最初のA4の横サ
イズ表示に戻される。
【0058】このように、原稿台に原稿が画像形成され
るときに、拡大縮小を用いる場合、原稿の大きさと共
に、原稿の大きさに対して液晶表示によりその指定した
倍率での大きさを表示できる。これにより、必要な大き
さがすぐに判断できるようになる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡単かつ容易に、原稿の大きさ、位置、及び倍率指
定サイズを、直接原稿台に表示することができ、よりユ
ーザーフレンドリーな画像読取り装置を供えた画像形成
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る1実施例の画像形成装置の構
成を示すブロック図。
【図2】 この発明に係る1実施例の画像形成装置のス
キャナ、プリンタ、光ディスク装置の内部構造を示す概
略構成図。
【図3】 この発明に係る画像形成装置の原稿台に用い
られるTN−LCDの動作原理図。
【図4】 TN−LCDの特性図。
【図5】 TN−LCDの模式構造図。
【図6】 LCDのドットの構成図。
【図7】 LCDを駆動させる回路のブロック図。
【図8】 LCD原稿台を構成を示した斜視図及び表示
状態を示した上面図。
【図9】 この発明に係る1実施例の原稿台に配置され
たLCDの表示制御フローチャート図。
【図10】 LCD原稿台の別の表示状態を示した上面
図。
【図11】 この発明に係る1実施例の原稿台に配置さ
れたLCDの第2表示制御フローチャート図。
【図12】 LCD原稿台の更に別の表示状態を示した
上面図。
【図13】 この発明に係る1実施例の原稿台に配置さ
れたLCDの第3表示制御フローチャート図。
【符号の説明】
1…基本システム部、2…画像処理部、3…メモリ部、
4…入出力部、5…画像蓄積部、6…システムバス、7
…画像バス、10…CPU、11…キーボード、12…
表示パネル、13…メインメモリ、14…基本システム
インターフェース、15…磁気ディスク装置、16…フ
ロッピーディスク装置、17…外部入出力インターフェ
イス、20…画像処理モジュール、21…CODEC、
30…ページメモリ、31…バッファメモリ、40…ス
キャナインターフェイス、41…スキャナ、42…プリ
ンタインターフェイス、43…プリンタ、51…光ディ
スクインターフェイス、52…光ディスク、BCD1,
BCD2…バーコード。81…LCD原稿台、82…ペ
−パガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 C 7251−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台に載置された原稿に光を照射する光照射手段
    と、 原稿からの光を像坦持体上に導く光学手段とを具備する
    画像形成装置において、 前記原稿台は、この原稿台に載置された原稿のサイズを
    表示する液晶表示手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台に載置された原稿に光を照射する光照射手段
    と、 原稿からの光を像坦持体上に導く光学手段と、 前記原稿台に載置されている原稿に対する拡大/縮小率
    を設定する設定手段とを具備する画像形成装置におい
    て、 前記原稿台は、前記設定手段にて設定された拡大/縮小
    率を表示する液晶表示手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿を載置する原稿台と、 この原稿台に載置された原稿に光を照射する光照射手段
    と、 原稿からの光を像坦持体上に導く光学手段と、 前記原稿台に載置されている原稿に対する拡大/縮小率
    を設定する設定手段とを具備する画像形成装置におい
    て、 前記原稿台は、この原稿台に載置された原稿のサイズ並
    びに前記設定手段にて設定された拡大/縮小率を表示す
    る液晶表示手段と、前記光照射手段によって原稿に光を
    照射する際に、前記液晶表示手段にて表示されている原
    稿のサイズ情報並びに拡大/縮小率を消去する制御手段
    とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP3183678A 1991-06-28 1991-06-28 画像形成装置 Pending JPH0540317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3183678A JPH0540317A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3183678A JPH0540317A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0540317A true JPH0540317A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16140015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3183678A Pending JPH0540317A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114551A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
US7755807B2 (en) 2005-07-08 2010-07-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading device and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7755807B2 (en) 2005-07-08 2010-07-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading device and image forming apparatus
JP2010114551A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH033220B2 (ja)
JP3152732B2 (ja) 画像形成記憶装置
JPS6039633A (ja) 画像形成装置
US7418234B2 (en) Image forming apparatus
JPH0540317A (ja) 画像形成装置
JP2938135B2 (ja) 画像形成記憶装置
JP3667177B2 (ja) 画像形成装置
JP3898069B2 (ja) 画像形成装置
JP2532834B2 (ja) 像形成装置
JPH033221B2 (ja)
JPS61156074A (ja) 画像形成装置
JPS60140221A (ja) 付加情報記録装置
JP2938130B2 (ja) 画像形成記憶装置
JPS60103363A (ja) 複写装置
JPH0511580A (ja) 画像形成装置
JPH04273767A (ja) 画像形成装置
JPH05174073A (ja) 画像記憶装置
JPH0410067A (ja) 画像形成記憶装置
JPH043261A (ja) 画像形成記憶装置
JP2004056369A (ja) 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置ならびに画像読取方法
JPS6217780A (ja) 像形成装置
JPH047788A (ja) 画像形成記憶装置
JPH01105662A (ja) 画像処理装置
JPH10224606A (ja) 画像形成装置
JPH06102719A (ja) 複写機