JP2010114551A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の位置ズレを防止でき、画像読取ミスを軽減できる画像読取装置及び該画像読取装置を用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】電圧の印加状態によって透過率が変化する調光ガラスからなり原稿Dを載置するコンタクトガラス137と、コンタクトガラス137に載置された原稿Dの画像を読み取るスキャナ部と、コンタクトガラス137に対して開閉可能に覆いをするスキャナカバー138と、スキャナカバー138の開閉状態を検知する検知手段と、コンタクトガラス137の原稿載置面の反対面側からコンタクトガラス137に対して特定のパターンおよび/または文字情報を投影するプロジェクタ部135と、を有し、前記検知手段がスキャナカバー138の開状態を検知すると、コンタクトガラス137の透過率を低くして、設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じて読み取られる原稿の領域をプロジェクタ部135からコンタクトガラス137に投影する。
【選択図】図9

Description

本発明は、複写機やスキャナなどの画像読取装置及び該画像読取装置を搭載した画像形成装置に関するものである。
複写機などの画像形成装置では、スキャナ部として原稿の画像を読み取り、読み取った画像の印刷を行う装置や、スキャナのように原稿の画像を読み取り、接続された他の機器に読取データを出力する装置などの画像読取装置を備えている。
この画像読取装置では、読み取った原稿のサイズを拡大または縮小する変倍機能がある。変倍機能には、自動変倍機能と手動変倍機能があり、自動変倍機能は、原稿から読み取った画像を印刷する記録用紙のサイズを操作部に入力し、原稿台に原稿を載置すると、原稿のサイズを読み取って自動的に印刷倍率を算出するものであり、この算出結果に基づいて記録用紙に印刷される。また、手動変倍機能は、使用者が所望の記録用紙サイズおよび印刷倍率を手動で操作部に入力するものであり、入力結果に基づいて記録用紙に印刷される。
手動変倍機能時には、入力された記録用紙サイズと印刷倍率とによって、記録用紙上に印刷することができる原稿の画像サイズが定まり、これに伴って、原稿台1上の原稿載置領域において、記録用紙に印刷される範囲である印刷可能領域が定まり、この印刷可能領域外の原稿の画像は記録用紙上に印刷されない。したがって、記録用紙上に印刷すべき原稿画像が、印刷可能領域内に位置するように原稿を原稿台1上に載置する必要があった。
ここで、特許文献1では、印刷可能領域を使用者(ユーザ)が認識できる機能を備えた画像読取装置が提案されている。
しかしながら、この技術にあっては、印刷可能領域を表示する光源として原稿台の枠に沿って配置したLED(発光ダイオード)を利用しており、単に主走査方向および副走査方向の位置のみを発光させて表示するにとどまっているため、印刷可能領域全体を認識することが困難であった。またスキャナ条件などの情報を表示させることはできなかった。
特開2000−358131号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、コンタクトガラス上にスキャナ可能エリア全体、原稿情報、スキャナ条件などの必要な情報を表示させ、ユーザがセットする原稿の位置ズレを防止でき、画像読取ミスを軽減できる画像読取装置及び該画像読取装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
発明者らは、画像読取装置のコンタクトガラス上に必要な情報を表示すればよいという着想の基に鋭意検討を行った。ここで、コンタクトガラスそのものに液晶パターンを配置して各種表示を行おうとしても、コンタクトガラスが透明であるとともにコンタクトガラスより内側には空間が存在するためにそれらの表示の視認が困難であった。また、コンタクトガラスは大面積の板ガラスであるのでパターン付液晶で構成することはコスト面で不利であった。さらに、コンタクトガラスに表示用のパターンおよび配線があると原稿読み取り時(スキャン時)の照射光と原稿の関係で見えて(読み取って)しまう可能性があった。そこで、従来のコンタクトガラスを改良して印加電圧を制御して透過率が可変なコンタクトガラスとし、新たに設けたプロジェクタ部の照射パワーとの組み合せによる最適な見え具合を設定できるようにしたものである。
すなわち、前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 原稿台に載置した原稿の画像を読み取り、読み取った画像を設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じた印刷データとして出力する画像読取装置において、電圧の印加状態によって透過率が変化する調光ガラスからなる、原稿を載置するコンタクトガラスと、前記コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取るスキャナ部と、前記コンタクトガラスに対して開閉可能に覆いをするスキャナカバーと、前記スキャナカバーの開閉状態を検知する検知手段と、前記コンタクトガラスの原稿載置面の反対面側から該コンタクトガラスに対して特定のパターンおよび/または文字情報を投影するプロジェクタ部と、を有し、前記検知手段が前記スキャナカバーの開状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を低くして、設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じて読み取られる原稿の領域を前記プロジェクタ部から該コンタクトガラスに投影し、前記検知手段が前記スキャナカバーの閉状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を高くして、前記プロジェクタ部から該コンタクトガラスへの投影を停止することを特徴とする画像読取装置。
〔2〕 前記調光ガラスは、液晶層を電極で挟み込み、さらに両側から該電極をガラスで挟み込んだ構造であることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像読取装置。
〔3〕 前記プロジェクタ部は、透過式の液晶パネルと、投影光源と、投影レンズから構成されて、該液晶パネルの表示情報を投影することを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の画像読取装置。
〔4〕 前記プロジェクタ部は、該プロジェクタ部から前記コンタクトガラスへの照射角度に応じて、該コンタクトガラスでの表示形状が正しくなるように前記液晶パネルの表示情報を補正して投影することを特徴とする前記〔3〕に記載の画像読取装置。
〔5〕 前記プロジェクタ部は、該プロジェクタ部から前記コンタクトガラスへの照射角度に応じて、該コンタクトガラスでの表示濃度が均一となるように前記液晶パネルの表示情報の濃度を補正して投影することを特徴とする前記〔3〕に記載の画像読取装置。
〔6〕 前記スキャナカバーが開状態の時に、前記調光ガラスへ印加する電圧および/または前記プロジェクタ部の投影出力を操作者が目視可能な状態で調整可能とすることを特徴とする前記〔3〕に記載の画像読取装置。
〔7〕 前記プロジェクタ部が投影する情報は、パターンで表示される前記原稿の読み取り領域情報に加えて、読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報から少なくとも1つの情報を投影することを特徴とする前記〔1〕乃至〔6〕のいずれかに記載の画像読取装置。
〔8〕 前記プロジェクタ部で投影する前記原稿の読み取り領域の表示は、該原稿の読み取り領域を前記コンタクトガラスの透過率が低い時の地色とするか、該プロジェクタ部での投影像とするかを選択可能とすることを特徴とする前記〔1〕乃至〔6〕のいずれかに記載の画像読取装置。
〔9〕 前記画像読取装置が原稿の画像を読み取ることのできない状態であるときに、前記検知手段が前記スキャナカバーの開状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を低くして、画像を読み取ることのできない状態である旨のメッセージ情報を投影することを特徴とする前記〔1〕乃至〔8〕のいずれかに記載の画像読取装置。
〔10〕 前記〔1〕乃至〔9〕のいずれかに記載の画像読取装置を搭載して、該画像読取装置の出力データから印刷処理を行う画像形成装置。
本発明によれば、スキャナカバー開としてコンタクトガラスに原稿をセットするときに、該コンタクトガラスに画像読取装置が読み取る原稿サイズが表示されるため、ユーザは読み取らせたい原稿サイズと画像読取装置が読み取る原稿サイズとを容易に一致させることができ、ユーザの原稿セットのミスが減少する。また、コンタクトガラス上に画像読取装置が読み取る原稿サイズがエリアとして表示されるため、ユーザは原稿をセットする際に読み取らせたい部分を適切にセットすることができる。
以下に、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の構成について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す外観斜視図である。図1(a)は、画像形成装置の全体を示す図であり、図1(b)は自動原稿送り装置(ADF)を開いた状態の本発明の原稿読取装置周辺を示す図である。
図1(a)に示すように、画像形成装置100は、セットされた読取対象の原稿を画像読取装置130に送る自動原稿送り装置(ADF)120と、本発明の画像読取装置であって、ADF120から送られてきた原稿またはコンタクトガラス上にセットされた原稿を画像として読み取り、読み取った画像を設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じた印刷データとして出力する画像読取装置130と、前記印刷データに基づいて所定サイズのシート上に画像を形成する画像形成部140と、画像形成用の記録媒体であるシートを収納し、画像形成部140にシートを供給する給紙トレイ150と、を備える。ここで、画像形成部140は、電子写真方式やインクジェット記録方式など従来公知の画像形成を行うプリンタ装置であればよい。また、画像形成装置100の正面には、ユーザが画像形成装置100を操作するための操作パネル101、画像形成されたシートが排出される排紙トレイ144が設けられている。
ここで、ADF120は、画像読取装置130の原稿読み取り部分(コンタクトガラス137)を覆うように該画像読取装置130上に搭載され、装置背面側の端部が蝶番で画像読取装置130に回動可能に固定されている。また、ADF120の底面はコンタクトガラス137を覆うスキャナカバー138となっており、ユーザがADF120の装置正面側の端部を持ち上げることにより前記蝶番を中心にして回転し、コンタクトガラス137が露出するようにスキャナカバー138が開くようになっている。
図1(b)では、スキャナカバー138を開いてコンタクトガラス137が露出した状態となっている。この状態で、例えば冊子状の原稿をコンタクトガラス137上にセットし、再びスキャナカバー138を閉じて画像読取装置130により原稿の画像を読み取る操作を行う。
つぎに、本発明に係る画像読取装置について説明する。
図2は、画像形成装置100に備えられた画像読取装置の構成を示す透過斜視図である。画像読取装置の部分を実線で示している。
画像読取装置130は、電圧の印加状態によって透過率が変化する調光ガラスからなる、原稿を載置するコンタクトガラス137と、コンタクトガラス137に載置された原稿の画像を読み取るスキャナ部と、コンタクトガラス137に対して開閉可能に覆いをし画像読み取りの際には原稿の背景としてスキャナ反射板となるスキャナカバー138と、スキャナカバー138の開閉状態を検知する検知手段(不図示)と、コンタクトガラス137の原稿載置面の反対面側から該コンタクトガラス137に対して特定のパターンおよび/または文字情報を投影するプロジェクタ部135と、を有する。
ここで、前記スキャナ部は、原稿の幅方向に延びるライン状の光線を原稿に出射しながら、原稿の長手方向(副走査方向)に走査(スキャン)されるスキャナ用光源ユニット131と、原稿の反射光を集光するレンズ132と、レンズ132で集光された光を検知して信号を出力するスキャナセンサ133と、スキャナセンサ133からの信号を受けるスキャナ制御部(不図示)と、から構成されている。なお、スキャナ制御部には、スキャナセンサ133により読み取られた画像を設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じた印刷データとして出力する画像処理部が接続されている。
コンタクトガラス137は、電圧の印加状態によって透過率が変化する調光ガラスからなるものである。図3に、コンタクトガラス137の構成を示す。図3(a)はコンタクトガラス137全体の構成図であり、図3(b)はコンタクトガラス137を構成する液晶シートの構成図である。
図3(a)に示すように、コンタクトガラス137は、液晶シート137aの両主面それぞれを中間膜137bを介して透明な板ガラス137cで挟んだものである。なお、中間膜137bは省力してもよい。
液晶シート137aは、図3(b)に示すように、液晶分子11aを封入した微小なカプセル11cを樹脂11b中に分散させて厚さ20μm程度の層状とした液晶層11と、液晶層11の両面に設けられて電圧印加の電極となる透明導電膜12と、さらに透明導電膜12の外側から挟んで液晶層11を支持する透明なポリエチレンテレフタレート(PET)からなる2枚の樹脂フィルム13と、から構成されている。
この液晶シート137aにおいて、2つの透明導電膜12間に前記スキャナ制御部から電圧が印加可能であり、この電圧印加状態によって液晶シート137aの透過率が変化し、コンタクトガラス137の透過状態が調整されるようになっている。その様子を図4に示す。
まず、2つの透明導電膜12間に電圧が印加されていないとき(OFF時、図4(a))、カプセル11c中の液晶分子11aの配列は不規則な状態となっており、液晶層11に平行光が入射してくると不規則な配列の液晶分子11aに曲げられるようになる。その結果、入射光は直進できずに散乱されて液晶層11を透過するため、液晶層11の出射側からは不透明な状態に見えることになる。
つぎに、2つの透明導電膜12間に電圧が印加されているとき(ON時、図4(b))、カプセル11c中の液晶分子11aの配列は規則正しく整列した状態となっており、液晶層11に平行光が入射してくると、液晶分子11aに曲げられることなく直進するようになる。その結果、入射光は直進して液晶層11を透過するため、液晶層11の出射側からは透明な状態に見えることになる。なお、このようにコンタクトガラス137を透明にするには電力が必要であるため、画像読取装置130における画像読取時や原稿サイズ検知時にのみ、電圧を印加するとよい。これにより、消費電力を抑制することができる。
図5に、液晶シート137aにおける印加電圧と平行光線透過率の関係を示す。
図5に見られるように、0Vで透過率が最も低く、80V超で透過率が最も高くなっている。また、液晶シート137aには印加電圧によって中間の透過率が存在している。さらに、印加電圧0〜100V間において透過率は一定の割合で変化するのではなく、10Vを超えたあたりから60Vまでの間で透過率が大きく変化している。
以上の構成のコンタクトガラス137に好適なものとしては、例えば、日本板硝子ウムプロダクツ(株)製の瞬間調光ガラス「ウム」が挙げられる。この瞬間調光ガラス「ウム」の製品仕様としては、電源AC100V(50/60Hz)、消費電力3.5W/m(ON(透視)時)、応答速度(OFF(不透視)→ON(透視))約1/1000秒、応答速度(ON(透視)→OFF(不透視))約1/100秒、平行光線透過率(透視時)72%、平行光線透過率(不透視時)8%である。
プロジェクタ部135は、画像読取装置130の底面に配置され、コンタクトガラス137の原稿載置面の反対面側に対して特定のパターンおよび/または文字情報を投影する原稿台表示用の液晶プロジェクタである。
図6にプロジェクタ部の構成例を示す。
プロジェクタ部135は、下から可視光を投影する光源135aと、光源135aの光が経由する投影レンズ135bと、特定のパターンおよび/または文字情報を表示するための透過式の液晶シャッターである液晶パネル135cと、からなる。コンタクトガラス137に情報を表示する際には、スキャナ制御部から表示データが送られ、液晶パネル135cに該表示データを表示させた状態で光源135aが発光し、コンタクトガラス137に液晶パネル135cの表示データを投影するようになっている。
なお、プロジェクタ部135を画像読取装置130の底面中央に配置した状態で、コンタクトガラス137のコーナー部分に原稿をおくべき領域(原稿台)を表示しようとした場合には、液晶パネル135cに表示された形状のものはコンタクトガラス137上では歪んだ形で表示されるようになる。
その表示例を、図7(a)に示す。ここでは、液晶パネル135cにB5サイズ縦に相当する長方形をそのまま表示し、光源135aから液晶パネル135cを透過した光束をコンタクトガラス137に投影させてコンタクトガラス137の左上隅側に表示した場合に、コンタクトガラス137上の投影像を画像形成装置の正面から見た図を示す。このように、コンタクトガラス137上では光源135aから遠くなるほど広がった形状となって意図した図形が表示されず、原稿を適切に置くことが困難になる。また、文字表示の場合も同様である。
また、図7(b)は、液晶パネル135cにB5サイズ縦に相当する長方形をそのまま表示情報の濃度一定の領域として表示し、光源135aから液晶パネル135cを透過した光束をコンタクトガラス137に投影させてコンタクトガラス137の左上隅側に表示した場合に、コンタクトガラス137上の投影像を画像形成装置の正面から見た図である。図7(b)に示すように、光源135aと投影レンズ135bの特性や、光源135aとコンタクトガラス137の距離によって、コンタクトガラス137上において照度が低下あるいはムラが発生するようになる。
そこで、これらの不具合を改善すべく、プロジェクタ部135側で修正を行うとよい。
まず、図7(a)の形状の歪みに対しては、プロジェクタ部135は、該プロジェクタ部135からコンタクトガラス137への照射角度に応じて、該コンタクトガラス137での表示形状が正しくなるように液晶パネル135cの表示情報を補正して投影することが好ましい。図8(a)にB5サイズ縦を正しく表示するための液晶パネル135cにおける表示例を示す。これを用いて投影するとコンタクトガラス137上に正しい形状のB5サイズ縦の投影像を表示することができる。
また、図7(b)の形状の歪み及び照度ムラに対しては、図8(a)の形状の補正とともに、コンタクトガラス137における照射面での照度が均一となるように、プロジェクタ部135は、該プロジェクタ部135からコンタクトガラス137への照射角度に応じて、該コンタクトガラス137での表示濃度が均一となるように液晶パネル135cの表示情報の濃度を補正して投影することが好ましい。図8(b)にB5サイズ縦を正しく表示するための液晶パネル135cにおける表示例を示す。これを用いて投影するとコンタクトガラス137上に正しい形状で均一な明るさのB5サイズ縦の投影像を表示することができる。
図9に、本発明に係る画像読取装置の内部構成を示す。図9(a)は、画像読み取り時の状態(スキャナ読取モード)を示し、図9(b)は、コンタクトガラス上に原稿台が表示されている時の状態(スキャナ表示モード)を示している。
まず、図9(a)では、コンタクトガラス137上に原稿Dが置かれた上でスキャナカバー138が閉じられており、この状態で通常の画像読み取りが行われる。すなわち、図9(a)の状態で、不図示の検知手段がスキャナカバー138の閉状態を検知し、スキャナ制御部134は、電圧を印加してコンタクトガラス137の透過率を高くして、プロジェクタ部135から該コンタクトガラス137への投影を停止している。そして、スキャナスタート操作などにより、原稿の読み取りが開始される。ここでは、内部にスキャナ用ミラー131a,スキャナ用光源131bを有するスキャナ用光源ユニット131が副走査方向に走査される。このとき、スキャナ用光源131bから読み取り用の光が出射されており、該光は透明で光を通す状態であるコンタクトガラス137を透過して原稿Dまたはスキャナカバー138で反射される。ついでこの反射光が再びコンタクトガラス137を透過し、スキャナ用ミラー131aを経由してレンズ132を通ってスキャナセンサ133に到達する。スキャナセンサ133では受けた光を電気信号に変換してデータ化し、スキャナ制御部134に画像データとして送信する。ついで、スキャナ制御部134から読み取られた画像データを画像処理部に送り、設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じた印刷データとした上で画像形成部140に出力する。
つぎに、図9(b)では、スキャナカバー138が開けられてコンタクトガラス137が露出しており、原稿Dが置かれる状態であり、この状態でコンタクトガラス137に特定のパターンおよび/または文字情報が表示される原稿台表示が行われる。すなわち、図9(b)の状態で、不図示の検知手段がスキャナカバー138の開状態を検知し、スキャナ制御部134は、電圧印加を停止あるいは印加する電圧を低下させてコンタクトガラス137の透過率を低くして、コンタクトガラス137を曇りガラス状態や黒くなった状態とする。そして、スキャナ制御部134からプロジェクタ部135に表示データを送り、プロジェクタ部135において送られた表示データを液晶パネル135cに表示させた状態で光源135aを発光させて、設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じて読み取られる原稿の領域を原稿台としてコンタクトガラス137にユーザに視認可能に投影する。ユーザは表示された原稿台を見ながら該原稿台に合わせて原稿をコンタクトガラス137上に置くことができる。なお、このときスキャナ光源ユニット131は、図9(a)の位置から画像読取装置130の下方向に移動して、プロジェクタ部135の投射光の光路を空けている。
つぎに、本発明に係る画像形成装置における画像読取装置の制御について説明する。
図10は、本発明の画像形成装置の制御ブロック図である。ここでは、画像読取装置130に関する制御ブロックを示している。
画像形成装置における制御ブロックは、操作パネル101、画像読取装置130、画像形成装置全体の制御を行う本体制御部110、本体制御部110における種々のデータを記憶する記憶部112に大別される。
操作パネル101は、ユーザに認知させたり、データを表示させたりするための液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)表示部などからなる表示部107と、ユーザからの入力が可能なタッチパネル入力やハードキー等の入力部108と、表示部107及び入力部108を制御し、本体制御部110と通信を行う操作パネル制御部109と、で構成される。
画像読取装置130は、コンタクトガラス137と、原稿台表示用光源であるプロジェクタ部135と、スキャナセンサ133と、スキャナ用光源ユニット131と、スキャナカバーの開閉状態を検知するスキャナカバーセンサ136と、コンタクトガラス137に置かれた原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサ139と、これらを制御し、本体制御部110と通信を行うスキャナ制御部134と、で構成される。
図11は、本発明に係る画像形成装置における画像読取装置の制御手順(1)を示すフローチャートである。ここでは、ユーザが最初に操作パネル101でスキャナ条件を入力した場合を示す。
まずユーザが操作パネル101の入力部108よりスキャナ条件を入力すると(S11の入力あり)、操作パネル制御部109はその入力情報(スキャナ条件データ)を本体制御部110へ送信する(S12)。
ついで、スキャナカバーセンサ136は、スキャナカバー138が開かれているかを検知する(S13)。スキャナカバー開が検知されると(S13の開)、スキャナ制御部134は、スキャナカバー開情報を本体制御部110へ送信する(S14)。
本体制御部110は、スキャナカバー開情報を受けると、スキャナ制御部134にスキャナ表示モードへの切り替え指示とユーザから入力されたスキャナ条件(入力スキャナ条件)とを送信する(S15)。
スキャナ制御部134は、それを受け、スキャナ表示モード(図9(b))となる(S16)。具体的には、スキャナ制御部134は、電圧印加を停止あるいは印加する電圧を低下させてコンタクトガラス137の透過率を低くして、コンタクトガラス137を曇りガラス状態や黒くなった状態とし、プロジェクタ部135に前記入力スキャナ条件に基づいた表示データを送信する。また、スキャナ用光源ユニット131は光路上にあると表示できないので、そのまま下方向に移動する指示を出す。これにより、プロジェクタ部135からコンタクトガラス137に投影されて、前記入力スキャナ条件に基づいた特定のパターンおよび/または文字情報が表示される原稿台表示が行われる。なお、スキャナカバー138が開状態の時に、コンタクトガラス137へ印加する電圧および/またはプロジェクタ部135の投影出力をユーザ(操作者)が目視可能な状態で調整可能とするとよい。
図12に原稿台表示の例を示す。図12(a)は、スキャナカバー138が開けられて、コンタクトガラス137にプロジェクタ部135から投影された所定情報が表示されている状態を示している。
プロジェクタ部135が投影する情報は、パターンで表示される原稿の読み取り領域情報(画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域情報)に加えて、読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報から少なくとも1つの文字情報を投影することが好ましい。
プロジェクタ部135が投影する情報の例を図12(b),(c)に示す。
図12(b)は、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域と文字部を投影像とした表示例である。すなわち、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域に投影し、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域以外の領域を光の当たらないコンタクトガラス137の透過率が低い時の地色(曇りガラスまたは黒色)の表示としている。また、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域以外の領域に読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報(A4/ヨコ/カラー)の文字情報を表示している。
図12(c)は、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域をコンタクトガラス137の透過率が低い時の地色(曇りガラスまたは黒色)のままの領域とした表示例である。すなわち、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域以外の領域に投影し、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域を光の当たらないコンタクトガラス137の透過率が低い時の地色(曇りガラスまたは黒色)の表示としている。また、画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域に読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報(A4/ヨコ/カラー)の文字情報を表示している。
図12(b),(c)の表示形式(プロジェクタ部135で投影する原稿の読み取り領域の表示として、該プロジェクタ部135での投影像とする形式、該原稿の読み取り領域をコンタクトガラス137の透過率が低い時の地色とする形式)については、ユーザがいずれの表示形式にするかを選択可能とするとよい。
ユーザは、コンタクトガラス137の原稿台表示に基づいて該コンタクトガラス137上に原稿の読み取らせたい部分を適切に配置することができる。また、コンタクトガラス137上には、画像読取可能エリアとともに、載置する原稿の情報やスキャナの実行モード、条件に関する情報が文字や図として投影されるので、ユーザは操作パネルに視点を移動させることなく、正確にスキャナを使用することができる。
ついで、図11において、原稿サイズ検知センサ139により、原稿がコンタクトガラス137上に置かれたかを検知する(S17)。原稿が検知されると(S17のセットされた)、原稿サイズ検知センサ139で確認された原稿サイズがユーザから操作パネルで入力された条件に基づくスキャナサイズと同じか否かを比較する(S18)。同じでない場合(S18の同じでない)は、その旨を警告表示する。例えば、操作パネル101、あるいはスキャナ表示モードとしてコンタクトガラス137に表示して警告すればよい。つぎに、操作パネル101におけるユーザによる了解(OK)入力があるか否かを確認する(S1a)。ユーザによるOKがでない場合(S1aのNo)は、ステップS18に戻り、再度原稿サイズ比較を実施する。
ユーザによるOK確認の場合(S1aのYes)もしくは原稿サイズがスキャナサイズと同じ場合(S18の同じ)は、スキャナカバーセンサ136により、スキャナカバー138の閉状態が検知されるのを待つ(S1b)。
スキャナカバー138が閉状態となると(S1bの閉)、画像読取装置130はスキャナ表示モードからスキャナ読取モード(図9(a))となり、原稿から画像読取できる状態となる(S1c)。すなわち、スキャナ制御部134は、電圧印加をしてコンタクトガラス137の透過率を高くして、コンタクトガラス137を透明状態とし、スキャナ用光源ユニット131を原稿読み取りの待機位置(装置上方向の副走査方向の始点)に移動させ、ユーザのスキャナスタート指示待ちの状態となる(S1d)。
最後に、ユーザにより操作パネル101からスキャナスタートの入力があると(S1dの有)、原稿読み取りを開始する(S1e)。すなわち、スキャナ用光源ユニット131が副走査方向に移動しながら原稿に光を照射し、スキャナセンサ133によってその反射光から原稿データを取得して、スキャナ制御部134に送信する。ついで、スキャナ制御部134は、該原稿データを本体制御部110に送信し、記憶部112に記憶させるようにする。
図13は、本発明に係る画像形成装置における画像読取装置の別の制御手順(制御手順(2))を示すフローチャートである。ここでは、ユーザがスキャナ条件を入力せずに、初期設定またはそれまでに入力済のスキャナ条件を現在のスキャナ条件として用いる場合を示す。
まず、スキャナカバーセンサ136は、スキャナカバー138が開かれているかを検知する(S21)。スキャナカバー開が検知されると(S21の開)、スキャナ制御部134は、スキャナカバー開情報を本体制御部110へ送信する(S22)。
本体制御部110は、スキャナカバー開情報を受けると、スキャナ制御部134にスキャナ表示モードへの切り替え指示と初期設定またはそれまでに入力済のスキャナ条件(現在のスキャナ条件)とを送信する(S23)。
スキャナ制御部134は、それを受け、スキャナ表示モード(図9(b))となる(S24)。具体的には、スキャナ制御部134は、電圧印加を停止あるいは印加する電圧を低下させてコンタクトガラス137の透過率を低くして、コンタクトガラス137を曇りガラス状態や黒くなった状態とし、プロジェクタ部135に前記現在のスキャナ条件に基づいた表示データを送信する。また、スキャナ用光源ユニット131は光路上にあると表示できないので、そのまま下方向に移動する指示を出す。これにより、プロジェクタ部135からコンタクトガラス137に投影されて、前記現在のスキャナ条件に基づいた読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報に加えて、「原稿をセットして下さい」等のコンタクトガラス137上への原稿セットを促すメッセージを表示する。
ついで、原稿サイズ検知センサ139により、原稿がコンタクトガラス137上に置かれたかを検知する(S25)。
原稿が検知されると(S25のセットされた)、スキャナ制御部134は、原稿サイズ検知センサ139により該原稿のサイズを検知し、スキャナ表示モード(図9(b))において、この検知された原稿サイズに対する画像読取装置130が読み取る原稿サイズの領域(原稿読取エリア)をコンタクトガラス137上に原稿台表示を行う(S26)。このときの原稿台表示の表示形式は、例えば、図12(b),(c)に示す表示でよい。またこの場合も、図12(b),(c)の表示形式について、ユーザがいずれの表示形式にするかを選択可能とするとよい。
ユーザは、コンタクトガラス137の原稿台表示に基づいて該コンタクトガラス137上に原稿の読み取らせたい部分を適切に配置できているかを確認することができる。
スキャナカバーセンサ136により、スキャナカバー138の閉状態が検知されるのを待つ(S27)。
スキャナカバー138が閉状態となると(S27の閉)、画像読取装置130はスキャナ表示モードからスキャナ読取モード(図9(a))となり、原稿から画像読取できる状態となる(S28)。すなわち、スキャナ制御部134は、電圧印加をしてコンタクトガラス137の透過率を高くして、コンタクトガラス137を透明状態とし、スキャナ用光源ユニット131を原稿読み取りの待機位置(装置上方向の副走査方向の始点)に移動させ、ユーザのスキャナスタート指示待ちの状態となる(S29)。
最後に、ユーザにより操作パネル101からスキャナスタートの入力があると(S29の有)、原稿読み取りを開始する(S2a)。すなわち、スキャナ用光源ユニット131が副走査方向に移動しながら原稿に光を照射し、スキャナセンサ133によってその反射光から原稿データを取得して、スキャナ制御部134に送信する。ついで、スキャナ制御部134は、該原稿データを本体制御部110に送信し、記憶部112に記憶させるようにする。
なお、図11,図13に示した画像形成装置における画像読取装置の制御手順の中で、画像読取装置130が原稿の画像を読み取ることのできない状態であるときには、検知手段(スキャナカバーセンサ136)がスキャナカバー137の開状態を検知すると(S13,S21の開)、図14(a)に示すように、コンタクトガラス137の透過率を低くしてスキャナ表示モードとし、画像を読み取ることのできない状態である旨のメッセージ情報(SCAN NG)を投影するとよい。
また、画像形成装置の起動直後で、画像読取装置130がすぐには原稿の画像を読み取ることのできない状態であるときには、検知手段(スキャナカバーセンサ136)がスキャナカバー137の開状態を検知すると(S13,S21の開)、図14(b)に示すように、コンタクトガラス137の透過率を低くしてスキャナ表示モードとし、起動時の待機状態である旨のメッセージ情報(WAIT 2min)を投影するとよい。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る画像読取装置の構成を示す透視図である。 本発明で用いるコンタクトガラスの構成を示す概略図である。 液晶シートの動作原理の説明図である。 本発明で用いるコンタクトガラスにおける印加電圧と平行光線透過率の関係を示す図である。 プロジェクタ部の構成を示す概略図である。 プロジェクタ部からのコンタクトガラス上の投影像の不具合例を示す図である。 プロジェクタ部の液晶パネルにおける表示例を示す図である。 本発明に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。 本発明の画像形成装置の制御ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置における画像読取装置の制御手順(1)を示すフローチャートである。 本発明の画像読取装置におけるスキャナ表示モード時の原稿台表示例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置における画像読取装置の制御手順(1)を示すフローチャートである。 本発明の画像読取装置において画像読取できない時の表示例を示す図である。
符号の説明
11 液晶層
11a 液晶分子
11b 樹脂
11c カプセル
12 透明導電膜
13 樹脂フィルム
100 画像形成装置
101 操作パネル
107 表示部
108 入力部
109 操作パネル制御部
110 本体制御部
112 記憶部
120 自動原稿送り装置(ADF)
130 画像読取装置
131 スキャナ用光源ユニット
131a スキャナ用ミラー
131b スキャナ用光源
132 レンズ
133 スキャナセンサ
134 スキャナ制御部
135 プロジェクタ部
135a 光源
135b 投影レンズ
135c 液晶パネル
136 スキャナカバーセンサ
137 コンタクトガラス
137a 液晶シート
137b 中間層
137c 板ガラス
138 スキャナカバー
139 原稿サイズ検知センサ
140 画像形成部
144 排紙トレイ
150 給紙トレイ
D 原稿

Claims (10)

  1. 原稿台に載置した原稿の画像を読み取り、読み取った画像を設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じた印刷データとして出力する画像読取装置において、
    電圧の印加状態によって透過率が変化する調光ガラスからなる、原稿を載置するコンタクトガラスと、
    前記コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取るスキャナ部と、
    前記コンタクトガラスに対して開閉可能に覆いをするスキャナカバーと、
    前記スキャナカバーの開閉状態を検知する検知手段と、
    前記コンタクトガラスの原稿載置面の反対面側から該コンタクトガラスに対して特定のパターンおよび/または文字情報を投影するプロジェクタ部と、を有し、
    前記検知手段が前記スキャナカバーの開状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を低くして、設定された用紙サイズあるいは印刷倍率に応じて読み取られる原稿の領域を前記プロジェクタ部から該コンタクトガラスに投影し、
    前記検知手段が前記スキャナカバーの閉状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を高くして、前記プロジェクタ部から該コンタクトガラスへの投影を停止することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記調光ガラスは、液晶層を電極で挟み込み、さらに両側から該電極をガラスで挟み込んだ構造であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記プロジェクタ部は、透過式の液晶パネルと、投影光源と、投影レンズから構成されて、該液晶パネルの表示情報を投影することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記プロジェクタ部は、該プロジェクタ部から前記コンタクトガラスへの照射角度に応じて、該コンタクトガラスでの表示形状が正しくなるように前記液晶パネルの表示情報を補正して投影することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記プロジェクタ部は、該プロジェクタ部から前記コンタクトガラスへの照射角度に応じて、該コンタクトガラスでの表示濃度が均一となるように前記液晶パネルの表示情報の濃度を補正して投影することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 前記スキャナカバーが開状態の時に、前記調光ガラスへ印加する電圧および/または前記プロジェクタ部の投影出力を操作者が目視可能な状態で調整可能とすることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  7. 前記プロジェクタ部が投影する情報は、パターンで表示される前記原稿の読み取り領域情報に加えて、読取可能な原稿サイズ情報、原稿の縦横情報、カラーまたは白黒の設定情報から少なくとも1つの情報を投影することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記プロジェクタ部で投影する前記原稿の読み取り領域の表示は、該原稿の読み取り領域を前記コンタクトガラスの透過率が低い時の地色とするか、該プロジェクタ部での投影像とするかを選択可能とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記画像読取装置が原稿の画像を読み取ることのできない状態であるときに、前記検知手段が前記スキャナカバーの開状態を検知すると、前記コンタクトガラスの透過率を低くして、画像を読み取ることのできない状態である旨のメッセージ情報を投影することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の画像読取装置を搭載して、該画像読取装置の出力データから印刷処理を行う画像形成装置。
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