JP2006211160A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 読取領域が確認し難いという問題を解消すると共に、インジケータの未使用時における無駄を省き、発光素子の破損を検出して正確な表示を実現し、迷光を発生させず原稿を確実に読み取ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿を載置する原稿台4と、前記原稿台4上に載置した原稿Mに光を照射する光源11を搭載し、原稿台4側に副走査方向の読取領域を表示する表示部材を配設したキャリッジ6と、前記キャリッジ6を副走査方向に駆動する駆動手段24を設ける。原稿Mからの反射光を受光する受光手段25と、主走査方向に発光素子を配列し、主走査方向の読取領域を表示するインジケータ17と、前記インジケータ17の発光制御を実行する制御回路21を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿の記載内容を光学的に読み取る画像読取装置、特には、画像読取領域を表示するインジケータを装備した画像読取装置に関する。
画像読取装置は、光源から原稿の表面に光を照射し、その反射光をミラー、レンズを介してCCDセンサで受光し、原稿の記載内容を光学的に読み取るものであるが、原稿の所定領域を確実に読み取るためには、原稿を原稿台ガラスの適切な位置に載置する必要がある。そのため、原稿台ガラスの周囲に配設した停止部材には、用紙の規格寸法であるB5,A4等の用紙サイズ目盛を付設してある。
しかし、原稿の一部領域を読み取る場合や、読み取った領域を拡大、縮小する場合等にあっては、用紙サイズ目盛を付設しただけでは、読み取る領域を確認することができず、必要な領域を読み取れなかったり、不要な領域まで読み取ったりして、極めて不都合であった。
そこで、用紙サイズ目盛を付設する代わりに、原稿の読取領域を適宜可変して表示することができるインジケータを装備した画像読取装置が開発された。
このような画像読取装置として、原稿台ガラスの側方に主走査方向に延長する開口部を形成し、その開口部に沿って移動する表示部材を配設すると共に、光源及びミラーを搭載し、副走査方向に移動する第1キャリッジの上面に、表示線分を付設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像読取装置では、表示部材をベルト又はワイヤに固定し、ステッピングモータ等によってベルト等を主走査方向に移動させ、表示部材を主走査方向に適宜移動することによって、主走査方向の画像読取領域を表示するようにしている。
又、図示しない駆動モータを作動させ、第1キャリッジを副走査方向に適宜移動することによって、副走査方向の画像読取領域を表示するようにしている。
特開平9−185296号公報
しかし、特許文献1に記載された画像読取装置にあっては、主走査方向のインジケータにおいて、表示部材、ベルト又はワイヤ、ステッピングモータ等の機構部材を有しているため、画像読取装置を薄型化することは困難であった。
又、表示部材をベルト又はワイヤを介してステッピングモータ等によって移動させるため、表示部材を高速で移動させると、大きな振動音が発生するという問題があった。
さらに、原稿の一部領域を拡大する場合には、原稿によって表示部材、表示線分が隠れてしまって、読取領域が確認し難いという問題もあった。
かかる問題点を解消するべく、原稿台ガラスの周囲に、主走査方向及び副走査方向に延長するLEDアレイから成るインジケータを配設し、LEDアレイ中の適宜LED素子を点灯させることによって、主走査方向及び副走査方向の読取領域を表示するようにした画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この画像読取装置によれば、表示部材、ベルト又はワイヤ、ステッピングモータ等の機構部材を有しないため、画像読取装置を薄型化することができる。
又、適宜LED素子を点灯させることにより、主走査方向及び副走査方向の読取領域を表示するようにしたから、大きな振動音が発生するという問題も解消される。
特開2001−183760号公報
しかし、特許文献2に記載された画像読取装置にあっても、LED素子の輝度調整等の発光制御を実施しないため、原稿の一部領域を拡大する場合に、原稿によってLED素子が隠れてしまい、読取領域が確認し難いという問題は解消されなかった。
又、LED素子の発光制御を実施していないため、インジケータの未使用時にも点灯して無駄が生じたり、LED素子が破損した場合には正確な表示ができなかったり、LED素子の発光によって原稿の読み取りが不確実になるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解消すべく為されたものであって、原稿の一部領域を拡大する場合にも、読取領域を容易に確認することができると共に、インジケータの未使用時における無駄を省き、LED素子の破損を検出して正確な表示を実現し、迷光を発生させず原稿を確実に読み取ることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、原稿を載置する原稿台と、前記原稿台上に載置した原稿に光を照射する光源を搭載し、原稿台側に副走査方向の読取領域を表示する表示部材を付設したキャリッジと、前記キャリッジを副走査方向に移動させる駆動手段と、原稿からの反射光を受光する受光手段と、主走査方向に複数の発光素子を配列し、主走査方向の読取領域を表示するインジケータと、前記インジケータの発光制御を実行する制御回路とを具備したことを特徴とする。
前記キャリッジに表示部材を付設する代わりに、副走査方向にも複数の発光素子を配列し、副走査方向の読取領域を表示するインジケータを具備するようにしてもよい。
前記制御回路によって、画像読取動作に同期させて前記インジケータの発光制御を実行するようにしてもよい。
前記制御回路によって、原稿台カバーの開閉状態に同期させて前記インジケータの発光制御を実行するようにしてもよい。
前記制御回路によって、予め設定された所定時間を経過した時、前記インジケータを強制的に消灯させるようにしてもよい。
前記インジケータの輝度を調整できる輝度調整手段を具備し、輝度調整手段によって前記インジケータの輝度を調整し、設定するようにしてもよい。
前記インジケータの発光量を前記受光手段によって検出し、予め設定された基準値と比較することによって、前記インジケータの発光異常を検知するようにしてもよい。
前記インジケータは、読取領域の先端に位置する1個の発光素子のみを点灯して、読取領域を表示するようにしてもよい。
前記インジケータは、読取領域の先端に位置する発光素子までを帯状に点灯して、読取領域を表示するようにしてもよい。
前記インジケータは、読取領域の先端が隣接する発光素子の中間に位置した場合に、隣接する発光素子を点滅して、読取領域を表示するようにしてもよい。
以下、本発明の画像読取装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の画像読取装置1は、図1に示すように、読取装置本体2と、原稿台カバー3とから構成される。
読取装置本体2の上面には、原稿Mを載置する原稿台ガラス4を配設してあり、原稿台ガラス4の側方には、シェーデイング補正板5を配設してある。
読取装置本体2の内部には、第1キャリッジ6、第2キャリッジ7、レンズ8、CCDセンサ9、制御基板10等を配設してある。
第1キャリッジ6は、キセノンランプ等から成る光源11、リフレクター12、第1ミラー13を搭載しており、図示しない駆動手段によって副走査方向に移動するようになっている。又、キセノンランプは、図示しないインバータによって駆動される。
第2キャリッジ7は、第2ミラー14、第3ミラー15を搭載しており、図示しない駆動手段によって副走査方向に移動するようになっている。
制御基板10には、CCDセンサ9の駆動制御、読取装置本体2の駆動制御、及び図示しない外部装置との通信制御を実行する制御回路が構成されている。
画像読取装置1では、光源11から照射された光と、光源11から照射されリフレクター12によって反射された光を、原稿台ガラス4上に載置された原稿Mに照射し、その反射光を第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミラー15を介し、レンズ8によってCCDセンサ9において結像する。
原稿読取時には、先ず、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を図示しない駆動手段によって走査原点位置に移動させ、光源11を点灯した後、シェーディング補正板5の下方に移動させ、シェーディング補正板5を読み取り、その結果に基づいて、シェーディング補正を実行する。
次に、第1キャリッジ6を原稿Mの下方で走査させ、原稿全面の画像を読み取る。この際、第2キャリッジ7は、第1キャリッジ6の走査速度の1/2の速度で相対的に走査させて、原稿面からCCDセンサ9までの光路長を常に一定に保持してある。
原稿面からの反射光は、CCDセンサ9において光電変換され、アナログ信号が生成される。さらに、制御基板10に構成された制御回路によって信号増幅、アナログ/ディジタル変換、シェーディング補正、画像処理等されて、図示しない外部装置へ画像データ信号として出力される。
読取装置本体2の上方に、原稿台カバー3に代えて、図示しないオートドキュメントフィーダー(ADF)を装着してもよい。
ADFによって原稿Mを搬送して読み取る場合には、原稿読取時に、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を固定し、原稿Mを読取装置本体2の上面に配設したコンタクトガラス16の上面を移動させ、原稿全面の画像を読み取る。
本発明の画像読取装置1では、図2に示すように、読取装置本体2の上面において、原稿台ガラス4とコンタクトガラス16との間に主走査方向の読取領域を表示する主走査方向インジケータ17を配設してある。
主走査方向インジケータ17は、LED等の発光素子Lを主走査方向に所定間隔で配列したものであり、適宜位置の発光素子Lを点灯させることによって、主走査方向の読取領域を表示するようになっている。
又、本発明の画像読取装置1では、図2に示すように、第1キャリッジ6の上面に主走査方向に沿って表示ラインを付設して、副走査方向の読取領域を表示する副走査方向インジケータ18としてある。
副走査方向インジケータ18は、図示しない駆動手段を作動させ、第1キャリッジ6を副走査方向に適宜位置まで移動することによって、副走査方向の読取領域を表示するようになっている。
本発明の画像読取装置1において、主走査方向インジケータ17及び副走査方向インジケータ18の使用方法について、不定形サイズの原稿MをA3サイズの用紙に拡大複写する場合を例にとって説明する。
図3に示すように、先ず、拡大複写する出力用紙の紙サイズとして、A3サイズをコントロールパネルにおいて入力し、設定する(ステップ1)。
これによって、主走査方向インジケータ17及び副走査方向インジケータ18は、A3サイズに対応した主走査方向及び副走査方向の読取領域を表示する(ステップ2)。
次に、原稿台カバー3又はADFを上方に回動させ、原稿台ガラス4上に不定形サイズの原稿Mを載置する。
原稿MをA3サイズの用紙に拡大複写したいのであるが、拡大率が不明であるため、直ちに、倍率入力手段から拡大率を数値で入力することは困難である。ここで、拡大率が適正でないと、出力用紙において、余白が多くなったり、原稿Mの端部が複写されなかったりして、所望の複写をすることができない。そこで、主走査方向インジケータ17及び副走査方向インジケータ18を利用する。
コントロールパネルの倍率入力手段によって適宜拡大率を変更すると(ステップ3)、その拡大率に対応した読取領域を表示するので(ステップ4)、拡大率を変更する操作を繰り返し、読取領域が原稿Mのサイズと一致するように調整する。
そして、読取領域が原稿Mのサイズと一致したことを確認し(ステップ5)、複写動作を開始すれば(ステップ6)、不定形サイズの原稿Mを容易にA3サイズの用紙に拡大複写することができる。
次に、本発明の画像読取装置1の回路構成について説明する。
図4は、回路構成をブロック図で示したものであり、制御基板10に構成された制御回路21には、コントロールパネルにおいて倍率を入力する倍率入力手段22、原稿台カバー開閉検知スイッチ23、主走査方向インジケータ17、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を移動させる駆動手段24、CCDセンサから成る受光手段9、光源11であるキセノンランプを駆動するインバータ25、オートドキュメントフィーダー(ADF)26、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ27から画像読取装置1を操作するためのシステム/コントローラ28等が接続されている。
原稿台カバー3又はADFの開閉状態に同期した主走査方向インジケータ17の発光制御方法について、図5を参照して説明する。
原稿台カバー3又はADFが開放されると、原稿台カバー開閉検知スイッチ23が開放状態を検知し、検知信号が制御回路21に転送され、制御回路21は主走査方向インジケータ17の発光素子を発光させる。
一方、原稿台カバー3又はADFが閉鎖されると、原稿台カバー開閉検知スイッチ23が閉鎖状態を検知し、検知信号が制御回路21に転送され、制御回路21は主走査方向インジケータ17の発光素子を消灯させる。
尚、図5において、T1>0sec、T2>0secである。
主走査方向インジケータ17を使用するのは、原稿台カバー3又はADFを開放し、原稿台ガラス4に原稿Mを載置する時であるから、原稿台カバー3又はADFを閉鎖した時に、主走査方向インジケータ17の発光素子を自動的に消灯させれば、無駄な電力を消費させないようにすることができる。
画像読取動作に同期した主走査方向インジケータ17の発光制御方法について、図6を参照して説明する。
制御回路21から第1キャリッジ走査開始信号を駆動手段24に出力した後、主走査方向インジケータ17の発光素子を消灯させる。そして、発光素子を消灯した後、CCDセンサ9によって画像データの読み取りを開始する。
又、画像データの読み取りを終了した後、主走査方向インジケータ17の発光素子を発光させる。
尚、図6において、T3>0sec、T4>0sec、T5>0secである。
このように、画像データの読取動作中に主走査方向インジケータ17の発光素子を消灯させるようにすれば、主走査方向インジケータ17の発光素子からの光が原稿Mに照射されて、読み取る画質が低下するのを防止することができる。
コントロールパネル操作に対応した主走査方向インジケータ17の発光制御方法について、図7を参照して説明する。
上述のように、原稿台カバー3又はADFが開放状態であり、画像読取動作が実行されていない場合には、主走査方向インジケータ17の発光素子を発光させるのであるが、コントロールパネルの操作が所定時間なかった場合には、主走査方向インジケータ17の発光素子を消灯させる。
所定時間内にコントロールパネルの操作が行なわれた場合には、主走査方向インジケータ17の発光素子をそのまま発光状態とさせておく。
このように、コントロールパネルの操作が所定時間なかった場合に主走査方向インジケータ17の発光素子を消灯させるようにすれば、使用者が画像読取装置1から離れた場合に、無駄な電力を消費させないようにすることができる。
主走査方向インジケータ17の発光素子の輝度調整方法について、図8を参照して説明する。
原稿台ガラス4上に原稿Mを載置し、所定の読取領域を拡大複写する場合、従来の表示部材による機械的なインジケータでは、図8(A)に示すように、原稿M上からは、インジケータによって表示される読取領域が確認し難い。
しかし、本発明の如く、発光素子Lから成るインジケータ17では、図8(B)に示すように、発光素子の輝度を上昇させれば、発光素子から照射した光が原稿Mを透過するため、原稿M上からも、インジケータ17によって表示される読取領域を確実に認識することができる。
このように、主走査方向インジケータ17の発光素子の輝度調整方法を実行すれば、原稿Mを拡大複写する等の場合に、読取領域を確実に認識でき、容易に読取領域を設定することができる。
主走査方向インジケータ17の発光素子の不良を検出するインジケータチェック機能について、図9を参照して説明する。
インジケータチェックは、原稿台カバー3が閉鎖されている場合に、画像読取装置1の電源投入時に実行される。
先ず、インジケータ17の発光素子を全て消灯させ(ステップ11)、その時の出力をCCDセンサ9によって読み取る(ステップ12)。
その読取値が消灯時における基準値以下である場合には、インジケータは正常と判断して、次のステップに進むが、基準値を超えている場合には、異常と判断して(ステップ13)、コントロールパネルに異常状態を表示すると共に、システムに異常状態信号を送信する(ステップ14)。
インジケータ17は正常と判断した場合には、インジケータ17の最端部に配置された発光素子を発光させ(ステップ15)、その時の出力をCCDセンサ9によって読み取る(ステップ16)。
読み取りが完了したら、その発光素子を消灯させ(ステップ17)、その読取値が発光時における基準値を超えている場合には、その発光素子は正常と判断し、基準値以下である場合には、異常と判断して(ステップ18)、コントロールパネルに異常状態を表示すると共に、システムに異常状態信号を送信する(ステップ14)。
最端部に配置された発光素子は正常と判断した場合には、隣接して配置された発光素子を発光させ(ステップ19)、その時の出力をCCDセンサ9によって読み取る(ステップ16)。
読み取りが完了したら、その発光素子を消灯させ(ステップ17)、その読取値が発光時における基準値を超えている場合には、その発光素子は正常と判断し、基準値以下である場合には、異常と判断して(ステップ18)、コントロールパネルに異常状態を表示すると共に、システムに異常状態信号を送信する(ステップ14)。
以下、同様にして、インジケータ17の全ての発光素子Lについて出力チェックを実行し、全ての発光素子について正常であることが確認された場合には(ステップ20)、インジケータ17は正常であると判断して(ステップ21)、インジケータチェックを終了する。
ここでは、最端部に配置された発光素子から発光チェックを行なっているが、発光チェ
ックの開始位置は特に限定されるものではない。
本発明の画像読取装置1において、図10及び図11に示すように、副走査方向インジケータ31についても、LED等の発光素子を副走査方向に所定間隔で配列し、適宜位置の発光素子を点灯させることによって、副走査方向の読取領域を表示するようにしてもよい。
又、読取領域を表示するのに、図10に示すように、1個の発光素子Lを発光させて表示してもよく、図11に示すように、複数の発光素子L,L,・・・を帯状に発光させて表示してもよい。
ここで、読取領域を1個の発光素子Lを発光させて表示する場合には、図12(A)に示すように、読取領域の先端に位置する所定の発光素子Lを発光させる。但し、読取領域の先端が隣接する発光素子L,LT−1の中間に位置した場合には、図12(B)に示すように、隣接する2個の発光素子L,LT−1を発光させる。
又、読取領域を複数の発光素子L,L,・・・を帯状に発光させて表示する場合には、図13(A)に示すように、読取領域の先端に位置する所定の発光素子Lまで帯状に発光させる。但し、読取領域の先端が隣接する発光素子L,LT−1の中間に位置した場合には、さらに、隣接する2個の発光素子L,LT−1を点滅させるようにする。
本発明の画像読取装置によれば、発光素子の輝度調整等の発光制御を実施しているために、発光素子の輝度を上昇させることによって、読取領域を原稿の裏面から容易に認識することができ、拡大複写の際に原稿の読取領域を間違えることが少なくなる。
又、読取領域をインジケータの発光素子によって点状又は帯状に表示することができ、しかも、隣接する2個の発光素子による発光又は点滅表示もできるので、より認識し易い読取領域表示が可能となる。
又、原稿台カバーの開閉状態、画像読取動作に同期させて、インジケータの点灯、消灯を制御するようにしたので、画像読取時に、インジケータからの光によって画質が低下することを防止することができる。
又、インジケータを使用しない場合には、コントロールパネル又はネットワークを介して接続した外部装置によって、インジケータの発光素子を強制的に消灯でき、又、インジケータの連続点灯時間を設定しておけば、設定時間になった時に自動的に消灯でき、省電力化を図ることができる。
さらに、インジケータの発光素子の不良を、画像読取装置の電源投入時に確認することができるから、インジケータ不良によって読取領域が誤って表示されるのを未然に防止することができる。
本発明の画像読取装置の概略断面図である。 本発明の画像読取装置の読取装置本体の平面図である。 不定形サイズの原稿を拡大複写する場合における読取領域の設定方法を示すフローチャートである。 本発明の画像読取装置の回路構成図である。 原稿台カバーの開閉状態に同期させたインジケータの発光制御方法を示すタイミングチャートである。 画像読取動作に同期させたインジケータの発光制御方法を示すタイミングチャートである。 コントロールパネル操作に対応させたインジケータの発光制御方法を示すタイミングチャートである。 インジケータの輝度調整制御に関する説明図である。 インジケータの発光素子の不良を検出する方法を示すフローチャートである。 副走査方向についても発光素子を配列したインジケータを使用し、点状に発光させた場合の説明図である。 副走査方向についても発光素子を配列したインジケータを使用し、帯状に発光させた場合の説明図である。 インジケータによる読取領域の表示方法を示す説明図である。 インジケータによる読取領域の表示方法を示す説明図である。
符号の説明
1 画像読取装置
4 原稿台ガラス
6 第1キャリッジ
11 光源
17 主走査方向インジケータ
18 副走査方向インジケータ
21 制御回路
24 駆動手段
25 受光手段
31 副走査方向インジケータ
M 原稿
3 原稿台カバー

Claims (10)

  1. 原稿を載置する原稿台と、前記原稿台上に載置した原稿に光を照射する光源を搭載し、原稿台側に副走査方向の読取領域を表示する表示部材を配設したキャリッジと、前記キャリッジを副走査方向に駆動する駆動手段と、原稿からの反射光を受光する受光手段と、主走査方向に発光素子を配列し、主走査方向の読取領域を表示するインジケータと、前記インジケータの発光制御を実行する制御回路とを具備したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記キャリッジに表示部材を配設する代わりに、副走査方向に発光素子を配列し、副走査方向の読取領域を表示するインジケータを具備したことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御回路によって、画像読取動作に同期させて前記インジケータの発光制御を実行するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御回路によって、原稿台カバーの開閉状態に同期させて前記インジケータの発光制御を実行するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御回路によって、予め設定された所定時間を経過すると、前記インジケータを強制的に消灯させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像読取装置。
  6. 前記インジケータの輝度を調整できる輝度調整手段を具備し、輝度調整手段によって、前記インジケータの輝度を設定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の画像読取装置。
  7. 前記インジケータの発光量を前記受光手段によって検出し、予め設定された基準値と比較することによって、前記インジケータの異常を検知するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6に記載の画像読取装置。
  8. 前記インジケータは、読取領域の先端に位置する1個の発光素子のみを点灯して、読取領域を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至7に記載の画像読取装置。
  9. 前記インジケータは、読取領域の先端に位置する発光素子までを帯状に点灯して、読取領域を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至7に記載の画像読取装置。
  10. 前記インジケータは、読取領域の先端が隣接する発光素子の中間に位置した場合に、隣接する発光素子を点滅して、読取領域を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至9に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016058802A (ja) * 2014-09-06 2016-04-21 株式会社東芝 画像読取装置、画像読取方法、および画像読取用の制御プログラム

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