JP2007049314A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の厚さが薄い場合でも、良好に両面同時読取を高速に行うことのできる画像読取装置及び画像読取方法を提供することである。
【解決手段】 記録媒体の搬送路に沿い、その搬送路を挟んで相対して設けられた第1のセンサと第2のセンサとによって記録媒体の第1及び第2の面に記録された画像を光学的に読み取る。その際、その記録媒体の厚さを設定し、その設定された記録媒体の厚さに従って、第1のセンサの発光部からの発光と第2のセンサの発光部からの発光タイミングを制御して記録媒体の両面に記録された画像を読み取るよう制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像読取装置及び画像読取方法に関し、特に、例えば、シート状の記録媒体の両面に記録された画像を光学的密着センサにより読み取る画像読取装置及びその装置に適用される画像読取方法に関する。
従来より、シート状の記録媒体の両面に記録された画像をその記録媒体を移動させながら、両面同時読み取りを行う構成の画像読取装置がある。その装置は、小型化を図るために、記録媒体の表面の画像を読み取る密着センサと裏面の画像を読み取る密着センサとを上下対象の位置に配置する構成をとっている。
例えば、特許文献1では、画像読取装置の高さを低くするため記録媒体の搬送方向を上下させているが、このような構成でも、装置の横方向は小さくならない。
また、特許文献2では上下2つの密着センサを近傍に配置することで両面読取りを実現することを提案している。特に、この提案では、読取部近傍での原稿のばたつきを押さえることを目的とした構成を採用している。そのため、表面の読取りセンサと裏面の読取りセンサの位置は、これら相対する2つのセンサのLED光源の影響が出るほど近傍に配置される構成とはなっていない。
さらに、特許文献3では、記録媒体を挟んで相対する位置に読取り密着センサを配置する構成を開示している。しかしながら、特許文献3では、記録媒体と密着センサに位置に関係する記載はあるが、相対する密着センサのLED光源の影響については記載していない。
特開平8−102821号公報 特開2000−115452号公報 特開平10−190938号公報
さて、上記従来例のような記録媒体の表面と裏面の画像を同時に読み取るために2つの密着センサを上下対象に配置する構成の画像読取装置では、反対側の密着センサのLED光源により裏写り等が発生して、画像が正しく読めないことが生じる。特に、記録媒体の厚さが薄い場合、裏写りが激しく濃度も著しく正常な濃度からは離れてしまう場合が発生する。さらに、記録媒体の厚さが薄い場合、これを高速読取のために高速で搬送すると、その記録媒体がばたついてしまう。その結果、密着センサのピントがずれて正確に画像を読み取ることができない場合が生じてしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録媒体の厚さが薄い場合でも、良好に両面同時読取を高速に行うことのできる画像読取装置及び画像読取方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の画像読取装置は以下の構成からなる。
即ち、シート状の記録媒体の両面に記録された画像を読み取る画像読取装置であって、前記記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段による記録媒体の搬送路に沿って設けられ、前記記録媒体の第1の面に記録された画像を光学的に読み取る第1の読取手段と、前記記録媒体の搬送路を挟んで前記第1の読取手段とは対向する側に設けられ、前記第1の面とは反対側の第2の面に記録された画像を光学的に読み取る第2の読取手段と、前記記録媒体の厚さを設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された前記記録媒体の厚さに従って、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御して前記記録媒体の両面に記録された画像を読み取るよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記第1及び第2の読取手段は夫々、発光部としてLEDと、そのLEDによって照射された光を受光するセンサとを有し、また、前記第1及び第2の読取手段は夫々、前記第1の方向とは直角である第2の方向に所定の読取幅をもつような構成となっていることが望ましい。
さらに、前記第2の方向に関する前記記録媒体の幅を検知する検知手段と、前記検知手段によって検出された前記記録媒体の幅と前記第1及び第2の読取手段の読取幅とを比較する比較手段とを有することが望ましい。
このような構成で、前記制御手段はさらに、前記比較手段による比較結果に従って、第1の読取手段の発光部からの発光と第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御することが望ましい。
具体的には、前記制御手段は、前記記録媒体の厚さが薄いか、前記記録媒体の幅が第1及び第2の読取手段の読取幅より短いかの少なくともいずれかである場合は、第1の読取手段の発光部からの発光と第2の読取手段の発光部からの発光のタイミングとが排他的であるように制御することが望ましい。そして、さらに、前記搬送手段を制御して前記記録媒体の搬送速度を遅くすることが望ましい。
これに対して、前記記録媒体の厚さが厚く、かつ、その幅が第1及び第2の読取手段の読取幅である場合は、前記制御手段は、第1の読取手段の発光部からの発光と第2の読取手段の発光部からの発光のタイミングとが同時的であるように制御することが望ましい。
さて、前記設定手段は、マニュアル設定を行うマニュアル設定手段でも良いし、或いは自動設定を行う自動設定手段でも良い。
この自動設定手段は、具体的には、搬送手段を制御して記録媒体を第1の読取手段の読取位置まで搬送し、その発光部を制御して、その記録媒体の第1の面に光を照射し、第2の読取手段を制御して、第1の面から透過される光を受光し、その受光される透過光を光電変換することで発生する電気信号を所定の閾値と比較し、その比較結果から記録媒体の厚みを判定することにより実現される。
また他の発明によれば、シート状の記録媒体の両面に記録された画像を前記記録媒体を所定方向に搬送しながら前記記録媒体の搬送路に沿って設けられ、前記記録媒体の第1の面に記録された画像を光学的に読み取る第1の読取手段と前記記録媒体の搬送路を挟んで前記第1の読取手段とは対向する側に設けられ、前記第1の面とは反対側の第2の面に記録された画像を光学的に読み取る第2の読取手段とによって読み取る画像読取方法であって、前記記録媒体の厚さを設定する設定工程と、前記設定工程において設定された前記記録媒体の厚さに従って、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御して前記記録媒体の両面に記録された画像を読み取るよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像読取方法を備える。
従って本発明によれば、記録媒体を搬送させてその記録媒体の両面に記録された画像を読み取る際に、その記録媒体の厚さや幅に従って、対向する2つの読取手段の発光タイミングを適切に制御することができるという効果がある。
これにより、例えば、薄い記録媒体を読み取る際にも2つの読取手段の発光部からの発光タイミングを排他的にすることにより、裏写りを回避して正確な画像読取を行うことができる。さらに、搬送速度を遅く制御することにより、画像のぶれ等を回避して画像を正確に読み取ることができる。これに対して、読取手段の読取幅と同じ幅で十分に厚みのある記録媒体からの読取を行う場合には、2つの発光部からの発光タイミングを同時的に行うよう制御するのでより正確にかつより高速に画像読取を行うことができる。
さらに、記録媒体の厚みを自動的に設定する手段を備えることにより、読み取り記録媒体の厚みに関わらず、裏移りのない良好な読み取りを自動的に行うことが可能になる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
図1は本発明の代表的な実施例である画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。この画像読取装置は、シート状の記録媒体の両面に記録されたカラー画像を同時に読取ることができる。また、この画像読取装置は外部装置であるホスト(不図示)から制御されて動作する構成となっている。
図1において、矢印Aは記録媒体の搬送進行方向を示す。読み取り対象となる画像が記録された記録媒体3は、原稿載置台(不図示)の上に置かれ、搬送ローラ7と搬送ローラ6により矢印Aの方向に搬送される。搬送路上を移動した記録媒体3はその表面に記録された画像を読み取るコンタクト画像センサ(CIS)1とその裏面に記録された画像を読み取るコンタクト画像センサ(CIS)2の中間に位置する読取位置に達する。その読取位置に達した記録媒体3はCIS1の内部に備えられた原稿照明用の光源であるLEDユニット11から、CIS2の内部に備えられた原稿照明用の光源であるLEDユニット15から、或いは、その両方のLEDユニットからの照射光で照射される。
なお、これら2つのCISは記録媒体の幅に相当する読取幅をもっている。その読取幅の方向は矢印Aには直角の、図面の紙面に対して垂直の方向である。この方向を主走査方向といい、矢印Aが示す記録媒体の搬送方向を副走査方向とも言う。従って、記録媒体を2つのCISにより挟むようにして、その記録媒体を矢印Aの方向に搬送することで、その記録媒体の両面に記録された画像を同時に読み取ることが可能になる。
また、2つのLEDユニット11、15には夫々、カラー画像を読み取るために、青色LED、赤色LED、緑色LEDが備えられている。
さて、LED点灯制御選択部(SEL)9はLEDユニット11とLEDユニット15の点灯を制御し、同時点灯制御、排他点灯制御のいずれかを選択することが可能なユーザによる指示ボタンである。同時点灯制御とは、2つのLEDユニット11、15を同時点灯して記録媒体を両面から照射する制御である。これに対して、排他点灯制御とは2つのLEDユニットの内、いずれか1つを点灯するように制御して、記録媒体を両面から同時に照射することのないようにする制御である。
CIS1のLEDユニット11により照射された光の記録媒体3での反射光はレンズ12を通してセンサユニット10上に結像される。センサユニット10では結像された反射光が光電変換され電気信号として制御基板8へ送られる。一方、CIS2のLEDユニット15により照射された光の記録媒体3での反射光はレンズ13を通してセンサユニット14上に結像される。センサユニット14では結像された反射光が光電変換され電気信号として制御基板8へ送られる。
その後、記録媒体3は読取位置を通過した後、搬送ローラ4と搬送ローラ5により原稿排紙台(不図示)上に排紙される。また、記録媒体3が矢印Aの方向に移動中にセンサ(DTC)16の位置に達すると、記録媒体3の幅が検知され、その検知結果を示す信号が制御回路8に送られる。図1から明らかなように、センサ16は記録媒体の搬送方向に関し、2つのCISによる画像読取位置の上流側に置かれる。これにより、後述する読取制御が可能になる。
図2は図1に示した画像読取装置の制御回路の内部構成を示すブロック図である。
図2において、CIS1とCIS2から送られる画像信号はマルチプレクサ(MUX)21に入力され、そのいずれかの画像信号を選択し画像処理部23に送信される。画像処理部23ではマルチプレクサ(MUX)21から送られた画像信号にA/D変換、デジタルゲイン、シェーディング補正などの処理が施される。メモリ22にはシェーディング補正データ、ガンマ補正データや搬送モータを駆動させるためのデータテーブルなどが格納されている。
画像処理部23において処理された画像データはインタフェース(I/F)24に送られる。インタフェース(I/F)24では通信プロトコルに従って外部装置であるホストと通信を行い、ホストから送信されたコマンドに従って画像データをホストに転送する。また、モータドライバ25はホストから送信されたコマンドに従って動作する読取制御部27からの指示に従ってステッピングモータである2つの搬送モータ31、32への電力供給を行い搬送ローラを駆動する。LED点灯制御部26ではLED点灯制御選択部(SEL)9からの指令に従い、CIS1とCIS2の光源LEDへの電力供給を制御する。
この実施例に従う画像読取装置では2つの搬送モータを備え、夫々が図1に示す1対の搬送ローラ6、7と、もう1対の搬送ローラ4、5を駆動する構成となっている。なお、本発明はこれによって限定されるものではなく、1つの搬送モータにより、2対の搬送モータを駆動する構成を用いても良い。
また、この実施例に従う画像読取装置では2対の搬送ローラにより記録媒体を搬送してその両面に記録された画像を読取る構成を用いているが本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、2つのCISを記録媒体に対して移動させ、記録媒体に記録されている画像を読み取るようにしても良い。
図3は記録媒体の両面の画像を読取るために排他点灯制御を行う際のLEDの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。この図は、2つのCISがその読取幅方向に1ライン分の画像を読み取るタイミングを示している。
図3に示すタイミングチャートによれば、まず、記録媒体表面の画像読取のため、CIS1のLEDユニット11のセンサLEDの赤色LEDが点灯される。続いて、裏面の画像読取のため、CIS2のLEDユニット15の赤色LEDが点灯される。以下、LEDユニット11の緑色LED、LEDユニット15の緑色LED、LEDユニット11の青色LED、LEDユニット15の青色LEDの順番で全てのLEDが排他的に点灯される。このように片面ずつ読み取りを行うことによって、両面同時に読み取りを行う際のように反対側の光源の影響で裏移りが起こることを避けることができる。しかしながら、排他点灯制御を用いると、全LEDが夫々順次点灯され、同時点灯されることがないため時間がかかる。
図4は記録媒体の両面の画像を読取るために同時点灯制御を行う際のLEDの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。
図4に示すタイミングチャートによれば、LEDユニット11、15の赤色LEDが同時に点灯される。続いて、LEDユニット11、15の緑色LEDが同時に点灯され、次にLEDユニット11、15の青色LEDが同時に点灯される。
図3と図4とを比較すると分かるように、同時点灯制御は、LEDが表面と裏面で同時に点灯され、かつ表面と裏面の画像が同時に読取られるため、排他点灯制御に比べて約2倍の速度で画像を読み取る、即ち、記録媒体を搬送することができる。
しかし、裏写りのしやすい厚さの薄い記録媒体の場合に同時点灯制御を適用すると、相対するLED光源の影響を受けて、画像濃度が低くなり正確な画像読取ができない場合がある。また、薄い記録媒体を高速で搬送すると、その搬送がスムーズに行われず記録媒体がばたついてしまう。その結果、CISと記録媒体との間の距離が変化して、CIS上に結像した画像のピントがずれ、精確な画像読取ができない場合がある。
このような問題を解決するために、この実施例では、厚さの薄い記録媒体の画像の両面読取を行う場合には、排他点灯制御を適用する。これにより薄い記録媒体の裏写りを回避できる。また、排他点灯制御では、記録媒体の搬送速度を低速にするようにも制御するため、薄い記録媒体でもCISと記録媒体との間の距離が安定し、ピントあった画像を読み取ることができる。
また、同時点灯制御と排他点灯制御とはLED点灯制御選択部(SEL)9によりユーザにより選択することができる。従って、ユーザが記録媒体の厚みにより、同時点灯制御か排他点灯制御を適宜選択することができる。
次に、CISの主走査方向の読取幅より短い幅の記録媒体が読み取られる場合の制御について説明する。
例えば、CISの画像読取幅がA4サイズの幅(約210mm)であり、A5サイズの記録媒体を縦方向で読取る場合を考える。この場合、210mmからA5サイズの幅である148mmをひいた62mmが記録媒体が無い状態となる。このような条件で同時点灯制御を行って画像読取を行うと、相対するLED光源からの光が反対側のCISに入射して、CISからの出力が部分的にオーバフローし、正常な画像読み取りができない。
この問題を解決するため、この実施例では、画像読取(即ち、LEDによる照射)の前にセンサ(DTC)16により記録媒体の幅を検知している。そして、その検知幅を検知信号としてLED点灯制御部26に送信し、LED点灯に排他点灯制御を適用するか、或いは同時点灯制御を適用するかを自動的に切り替えるように制御している。
以上説明した制御はフローチャートにまとめられる。
図5はこの実施例に従う読取制御を示すフローチャートである。
まずステップS1では、センサ(DTC)16からの検知信号に従って、記録媒体の幅(PW)がCISの読取幅(SW)未満であるかどうかを調べる。ここで、PW<SWであれば、処理はステップS4に進み、PW≧SWであれば、処理はステップS2に進む。なお、制御上は、PW≧SWとして判定処理を実行しているが、実際には読取幅より長い記録媒体は装置の搬送路に挿入できない。従って、実質的には、読取幅と同じ幅の記録媒体が検出されれば、即ち、PW=SWであれば、処理はステップS2に進むことになる。
次に、ステップS2ではLED点灯制御選択部(SEL)9が同時点灯制御を選択しているか、或いは排他点灯制御を選択しているかを調べる。ここで、記録媒体の厚さが薄く、排他点灯制御が適切であるなら処理はステップS4に進み、その厚さが厚く、同時点灯制御が適切であるなら処理はステップS3に進む。
そして、ステップS3では、図4のタイムチャートを参照して説明した同時点灯制御の選択する。また、ステップS4では図3のタイムチャートを参照して説明した排他点灯制御を選択する。ステップS3或いはS4の処理の後、処理はステップS5に進み、画像読み取りを開始する。
従って以上説明した実施例に従えば、記録媒体に記録された画像の両面同時読取に際して、記録媒体の幅と記録媒体の厚さに従って、2つのLEDユニットの同時点灯制御と排他点灯制御のいずれかを選択することができる。これにより、例えば、CISの読取幅より幅の短い記録媒体を読み取るときには、CISからの出力がオーバフローにならないように排他点灯制御が選択される。また、薄い記録媒体を読み取るときには、画像の裏写りが発生しないように排他点灯制御が選択される。このようにして正確な画像を読み取ることが可能になる。
一方、CISの読取幅と同じ幅で十分に厚みのある記録媒体からの読取を行う場合には、同時点灯制御が選択される。これにより、正確にかつより高速に画像読取を行うことができる。
<他の実施例>
ここでは、記録媒体の厚さを自動的に検出して、その検出結果に従ってLEDの発光制御を排他点灯制御とするか或いは同時点灯制御とするかを切り換える制御について説明する。
図5はこの実施例に従う読取制御を示すフローチャートである。
まずステップS10では、搬送ローラを動作させて、記録媒体をCISによる読取可能な位置まで搬送する。なお、この位置は迷光などの外乱要因を防ぐため、装置内の十分に奥となっている。
次に、ステップS20では、CIS1のLEDユニット11のLEDを点灯させる。この際点灯させるLEDは赤色LED、緑色LED、青色LEDのいずれかである。また、全ての色のLEDを同時に点灯させても良い。さらにステップS30ではCIS2のセンサユニット14で光量検知を行う。この時、CIS2のLEDユニット15のLEDは点灯していない。
このようにして、通常の画像読取動作とは異なり、ここでは、記録媒体を透過した光を読み取ることになる。さらに、CIS2のセンサユニット15ではその透過光を受光して光電変換し、電気信号としてLED点灯制御部26に転送する。
処理はステップS40において、CIS2のセンサユニット15の出力信号(TRP)と予め設定されている基準値(TH)とを比較する。ここで、TRP>THであれば、処理はステップS50に進み、TRP≦THであれば、処理はステップS80に進む。
そして、ステップS50では、現在読み取りを行う記録媒体の厚さは薄いと判定する。その後、ステップS60ではその記録媒体を一旦読み取り開始位置まで戻し、ステップS70ではLED点灯制御として排他点灯制御を選択して、記録媒体の両面画像読取りを行う。
これに対して、ステップS80では、現在読み取りを行う記録媒体の厚さは厚いと判定する。その後、ステップS90では、その記録媒体を一旦読み取り開始位置まで戻し、ステップS100ではLED点灯制御として同時点灯制御を選択して、記録媒体の両面画像読み取りを行う。
従って以上説明した実施例に従えば、LED点灯制御選択部(SEL)によるユーザからの指示がなくても自動的に記録媒体の厚さを検出して最適なLED点灯制御を行うことができる。
なお、以上説明した実施例で用いた画像読取装置は、外部装置としてホストを接続する構成の装置であったが、このような画像読取装置を記録装置やファクシミリ装置と一体化した複合機のスキャナ部として用いても良い。この場合には、その画像読取装置は複合機のCPUにより制御される。
本発明の代表的な実施例である画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した画像読取装置の制御回路の内部構成を示すブロック図である。 記録媒体の両面の画像を読取るために排他点灯制御を行う際のLEDの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。 記録媒体の両面の画像を読取るために同時点灯制御を行う際のLEDの点灯タイミングを示したタイミングチャートである。 読取制御を示すフローチャートである。 他の実施例に従う読取制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2 コンタクト画像センサ(CIS)
3 記録媒体
4〜7 搬送ローラ
8 制御回路
9 LED点灯制御選択部(SEL)
10、14 センサユニット
11、15 LEDユニット
12、13 レンズ

Claims (11)

  1. シート状の記録媒体の両面に記録された画像を読み取る画像読取装置であって、
    前記記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送路に沿って設けられ、前記記録媒体の第1の面に記録された画像を光学的に読み取る第1の読取手段と、
    前記記録媒体の搬送路を挟んで前記第1の読取手段とは対向する側に設けられ、前記第1の面とは反対側の第2の面に記録された画像を光学的に読み取る第2の読取手段と、
    前記記録媒体の厚さを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された前記記録媒体の厚さに従って、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御して前記記録媒体の両面に記録された画像を読み取るよう制御する制御手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1及び第2の読取手段は夫々、発光部としてLEDと、該LEDによって照射された光を受光するセンサとを有し、
    前記第1及び第2の読取手段は夫々、前記第1の方向とは直角である第2の方向に所定の読取幅をもつことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2の方向に関する前記記録媒体の幅を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検出された前記記録媒体の幅と前記第1及び第2の読取手段の読取幅とを比較する比較手段とをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段はさらに、前記比較手段による比較結果に従って、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記記録媒体の厚さが薄いか、前記記録媒体の幅が前記第1及び第2の読取手段の読取幅より短いかの少なくともいずれかである場合は、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光のタイミングとが排他的であるように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段はさらに、前記搬送手段を制御して前記記録媒体の搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記記録媒体の厚さが厚く、かつ、前記記録媒体の幅が前記第1及び第2の読取手段の読取幅である場合は、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングとが同時的であるように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  8. 前記設定手段は、マニュアル設定を行うマニュアル設定手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  9. 前記設定手段は、自動設定を行う自動設定手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 前記自動設定手段は、
    前記搬送手段を制御して前記記録媒体を前記第1の読取手段の読取位置まで搬送し、
    前記第1の読取手段の発光部を制御して、前記記録媒体の第1の面に光を照射し、
    前記第2の読取手段を制御して、前記第1の面から透過される光を受光し、
    前記受光される透過光を光電変換することで発生する電気信号を所定の閾値と比較し、前記比較結果から前記記録媒体の厚みを判定することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. シート状の記録媒体の両面に記録された画像を前記記録媒体を所定方向に搬送しながら前記記録媒体の搬送路に沿って設けられ、前記記録媒体の第1の面に記録された画像を光学的に読み取る第1の読取手段と前記記録媒体の搬送路を挟んで前記第1の読取手段とは対向する側に設けられ、前記第1の面とは反対側の第2の面に記録された画像を光学的に読み取る第2の読取手段とによって読み取る画像読取方法であって、
    前記記録媒体の厚さを設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定された前記記録媒体の厚さに従って、前記第1の読取手段の発光部からの発光と前記第2の読取手段の発光部からの発光タイミングを制御して前記記録媒体の両面に記録された画像を読み取るよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像読取方法。
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