JP2004166145A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面原稿読み取りの際、固定となる裏面原稿読み取り素子のシェーディング補正と裏写り防止を簡潔な構成で実現する。
【解決手段】可動部となる表面原稿読み取り部に白領域と黒領域を設け、表面原稿読み取り部を稼働することによって、裏面原稿読み取り素子のシェーディング補正と裏写り防止を可能にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読取装置、特に複数枚数の原稿を自動的に順次読み取るオートドキュメントフィーダ(ADF)を装備した画像読み取り装置、特にADF内部に読み取り系を具備し原稿の表面と裏面を同時ないしはほぼ同時に読み取ることができる画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面原稿を読み取る際には、ADF内部に原稿反転機構を備え、まず原稿表面を画像読み取り装置側で読み取り、読み取り終了後ADF内部の原稿反転機構により原稿を反転し、原稿裏面の読み取りを画像読み取り装置側で読み取るという動作を行い、両面原稿画像を読み取っていた。
【0003】
しかし、この構成では原稿を反転する時間は、読み取り装置としてのデッドタイムとなり、読み取りパフォーマンスを低下させるし、原稿を反転させるために原稿にダメージを与えることが少なくなかった。
【0004】
この問題に鑑み、近年ADF内部に読み取り系を装備し、1回の原稿搬送動作によって表面画像と裏面画像を読み取る1パス両面画像読み取り装置が提案されている。
【0005】
1パス両面画像読み取り装置の読み取り動作について説明する。
【0006】
図2は1パス両面読み取り装置の概略構成図を示す図である。
【0007】
ADF70の原稿載置台71に載置された複数枚数の両面原稿は1枚ずつ搬送される。搬送経路は分離ローラ72及び73によって原稿が1枚ずつ分離搬送され、搬送ローラ75の矢印方向の回動に従って搬送ガイド74及び77に沿って原稿が搬送される。
【0008】
原稿が読み取り位置に搬送されるまでに、読み取り部200はシェーディング補正板211の直下に移動し、シェーディング補正を実施する。シェーディング補正が終了すると、読み取り部200は、流し読みウインドウ212の直下に移動し、原稿が搬送されてくるまで読み取り待機状態となる。
【0009】
原稿が搬送されると、原稿の表面画像は搬送ローラ75の直下で読み取りが行われる。即ち、画像読み取り装置200内のランプ201で照明された原稿画像のラインイメージは、第1ミラー205、第2ミラー206、第3ミラー207、レンズ208を介してCCD209に結像し、ラインイメージの読み取りが行われる。搬送ローラ75は所定の速度で原稿を搬送し、原稿を副走査方向の読み取りが順次行われ、原稿の表面画像の読み取りが行われる。表面原稿画像の読み取りが進行するとともに、等倍読み取りボックス250の直下に原稿端部が搬送されると、等倍読み取りボックス250によって原稿裏面の画像が読み取られる。等倍読み取りボックス250の光学系はセルフォックレンズ251、コンタクトセンサ252、ランプ253によって構成されており、ランプ253で照明された原稿裏面画像のラインイメージはセルフォックレンズ251を介してコンタクトセンサ252上に結像する。254はプラテンであり、原稿読み取り時にはプラテン上面を原稿が通過する形になる。コンタクトセンサに結像するラインイメージは等倍のイメージである。搬送ローラ75は所定の速度で原稿を搬送しているので、原稿の副走査方向の読み取りが順次行われ、原稿の裏面画像の読み取りが行われる。読み取りが終了した両面原稿は排紙トレイ部78に順次排紙される。
【0010】
このようにして読み取られた表面及び裏面の画像データは不図示の画像処理回路に送られ、画像読み取り装置に接続されたホストコンピュータやプリンタなどによって画像が再生され、ディスプレイやプリント用紙上に画像を形成されるように画像形成処理される。
【0011】
一方、見開き本などのブックタイプの原稿を読み取る場合は、ADF70を開いて、原稿ガラス上に原稿を載置し、読み取り部200と第2ミラー台、第3ミラー台を図2の右方向に走査させ原稿のイメージを読み取る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、読み取りボックス250のシェーディング補正は、読み取りボックス250が固定となっているため、プラテン254をシェーディング板として利用するしかないが、プラテン254上にゴミが付着すると、正しい1ライン分のシェーディング補正データを得ることができず、例えば黒いゴミが付着した個所の画素が読み取る原稿画像はシェーディングデータが過剰補正となるため、副走査方向の白スジとなる。また、シェーディングデータを作成するためには、プラテン254をある程度白い部材で構成する必要があるが、原稿の厚みが薄い場合、プラテン254から反射する光の影響で、裏写りという現象が発生する不都合がある。
【0013】
裏写りについて図3を用いて説明する。
【0014】
図3(a)は、両面原稿30の表面画像である。同じく図3(b)は両面原稿30の裏面画像である。このような原稿を図2で示した画像読み取り装置で読み取った場合、読み取りボックス250で読み取った裏面画像の再生画像は、図3(c)のようになる。表面画像(a)の画像情報が薄く裏面再生画像に現れている様子がわかる。原稿30がモノクロ2値原稿であれば、画像データ読み取り時にコントラストや濃度を調整して画像再生すれば良いが、カラー原稿の場合はコントラストや濃度を調整する事自体、原稿の色を変えて再生することになるので最適な方法とは言い難い。
【0015】
このことは、表面原稿読み取り時にも同様のことが言える。
【0016】
即ち、読み取り部200による両面原稿の表面画像を読み取る際、流し読みウインドウ212上の読み取り位置にゴミがあると、ゴミが付着した個所の画素は常にゴミの画像を読み取っていることになり、黒いゴミだと副走査方向の黒スジになり、白いゴミだと副走査方向の白スジになる。
【0017】
このため、流し読みウインドウ212上のゴミを検出するために、搬送ローラ75を回転させながら流し読みウインドウ212を介して搬送ローラ75の表面を読み取り、流し読みウインドウ212に付着したゴミを検出する。このようなゴミ検出方法により、搬送ロータ75に付着したゴミを流し読みウインドウ212に付着したゴミと判定することはなく、例えば読み取りデータが周囲画素データに対して低い値の場合はその画素位置に黒いゴミが付着したと判断する。この場合は、例えばゴミがない周囲画素からゴミがある画素の補間データを作成し、ゴミが目立たない再生画像を出力することができる。このため、搬送ローラ75の部材色はある程度白い部材でなければ黒いゴミを検出することができない。しかし、搬送ローラを白い部材で構成すると、先に述べた裏写りの影響はまぬがれることができない。図3(d)に表面画像の裏写りの状態を示す。
【0018】
また、付着したゴミが白いゴミの場合は検出精度が極めて低いという不具合も併せ持っている。
【0019】
裏写りの影響をなくす提案としては、平06−062245にオペレータの指示により読み取り位置の背景を非反射面とするか白色にするかの選択をさせ、挿入待避可能な基準白色板を設ける例があげられるが、基準白色板を挿入待避する機構が複雑になり現実的ではないし、オペレータが操作を間違えると所望の読み取り結果を得られなくなる。
【0020】
また、2000−059569では角材のような部材に白部と黒部を設けて、必要に応じて部材の面を切り替える提案がなされているが、部材の駆動にコストとスペースを要するので現実的な回避策とは言えない。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記問題点に鑑み、本発明は画像読み取り装置に、内部に読み取り系を装備したADFを装着し、1回の原稿搬送動作によって表面画像と裏面画像を読み取る1パス両面画像読み取り装置に、画像読み取り装置側の読み取り部甲の読み取り系に、ADF側の読み取り部乙による読み取りの際の裏写りを軽減する目的のための部材領域「丙」を具備し、読み取り部乙による読み取り時には前述の領域丙が読み取り部乙の読み取り位置に配置されると同時に、読み取り部甲が、両面画像読み取り時の画像読み取り位置に配置されるように構成したので、裏面画像読み取り時の裏写りを軽減することができる。
【0022】
また、読み取り部甲の読み取り系に、読み取り部乙によるシェーディング補正の際のシェーディング補正を実施する目的のための部材領域「丁」を具備し、読み取り部乙による読み取り時には前述の領域丁が読み取り部乙の読み取り位置に配置されるように構成したので、読み取り部乙によるシェーディング補正の際は、読み取り部甲を移動させながらシェーディングすることによりシェーディングデータに対する部材領域丁上のゴミの影響を少なくすることができる。
【0023】
また、読み取り部甲の読み取り位置におけるゴミ検出の際は読み取り部甲の原稿照明位置が読み取り部乙の読み取り位置に配置され、読み取り部乙の原稿照明光源は消灯し、読み取り部甲の原稿照明光源を点灯させてゴミ検出するので、白いゴミも黒いゴミも逆光状態でゴミ検出され、読み取り部乙によるゴミの検出精度を高くすることができる。
【0024】
また、原稿の両面読み取りの際、読み取り部甲の読み取り位置に点灯及び消灯を制御できる発光体を配置することにより、ゴミ検出の際は読み取り部甲を原稿両面読み取り位置に配置させ、発光体を発光させるとともに読み取り部甲の原稿照明光源を消灯させてゴミ検出するので、読み取り部甲によるゴミの検出精度を高くすることができる。
【0025】
さらには、原稿両面読み取り時には、発光体を消灯させることにより、裏写りの影響を軽減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の実施例を図に従って説明する。
【0027】
図1は本発明を反映した実施例の両面画像読み取り装置の概略構成図である。構成部材のうち、図2と同じ部材には同一部番を付している。
【0028】
図2と異なる点は、図2の読み取り部200が図1ではコンタクトイメージセンサ(以下CIS)10に置き換わっている。CIS10は図1の読み取りボックス250に近い構成であり、等倍の画像読み取りセンサを具備している。
【0029】
CIS10の構成を図4に示す。
【0030】
図4はCIS10の概略構成を示す図である。光源42−1及び42−2によって照明された原稿のラインイメージはセルフフォーカスレンズ43を介して等倍のイメージがラインセンサ41に結像する。ラインセンサ41は42.3μmピッチで7050画素を有しており、600dpiで297mmのラインイメージを読み取ることができる。部材13は白色部材であり、シェーディング補正板と同等の濃度D=0.3の均一濃度を有している。部材14は黒色部材であり一般的な印刷物の黒濃度D=1.6の均一濃度を有している。白色部材13と黒色部材14は、図4のようにCIS10の構成部材として、水平に配置されるように構成してある。
【0031】
図2の読み取り系に対して、このようなCISを用いれば、読み取り系のメカ部材や光学部材を大幅に省略でき、コンパクトな画像読み取り装置が構成可能である。CIS10は、ADF70を用いた両面原稿読み取り時には、原稿の表面画像を読み取る。白色部材13と黒色部材14の役割については後述する。
【0032】
図1に戻り、画像読み取り装置についての説明を続ける。
【0033】
CIS11はCIS10と同様の構成を有するラインイメージ読み取りセンサである。構成はほぼCIS10と同じであるので、構成の説明は割愛する。12は保護ガラスであり、ADF70を用いた際、原稿を搬送する過程で発生する原稿に付着したゴミやホコリがCIS11内部に混入しないように設けられた部材である。CIS11は、ADF70を用いた両面原稿読み取り時には、原稿の裏面画像を読み取る。
【0034】
以降、図1を用いて片面原稿読み取り時、及び両面原稿読み取り時における動作説明を行う。
【0035】
(片面原稿読み取り)
オペレータによって読み取りコマンドが入力されると、画像読み取り装置はCIS10を図5の配置にして、シェーディング板211によってシェーディング補正を行う。シェーディング補正の際は、CIS10の原稿照明ランプを点灯させ、シェーディング補正板211を読み取る。シェーディング補正板211は均一な白色濃度に着色してあり、CIS10の各画素が保つ出力不均一性や、原稿照明ランプの照度ムラ等を補正し、CIS10の各画素から得られる信号出力特性が均一になるように後段不図示のシェーディング回路で信号補正される。
【0036】
また、このシェーディング補正の際、シェーディング板211上にゴミが存在すると、ゴミを読み取った画素のシェーディング補正パラメータが過剰値になり、読み取り画像に白スジを発生する。
【0037】
白スジ発生のアルゴリズムを説明する。
【0038】
図6はシェーディング補正前にシェーディング補正板を読み取ったCIS10の出力特性である。横軸に画素アドレスをとり、縦軸に読み取りレベルをとっている、読み取りレベルは0から255までの範囲をとり、256階調の画像データを出力するものとする。数値は輝度を表すので黒が0、白が255である。
【0039】
図6では、Xの個所にゴミがあり、読み取りデータは他の画素に比べて読み取り値が小さくなっている。
【0040】
このまま、シェーディング補正を行うと、シェーディング板の読み取り目標値を245とした場合、シェーディング補正後の出力特性は図7のようになる。図7ではゴミがあった個所も目標値245になるよう補正されている。
【0041】
しかしながら、Xの個所は、画素の出力が低いわけではないので、例えばシェーディング板211と同一の濃度をもった原稿を読み取ると、図8のようになる。このまま図9(a)のような中間濃度をもった原稿を読み取ると、図9(b)のように画像が再生されてしまう。
【0042】
この不具合を解消するために、図5の部材配置において、シェーディング補正を行う際は、図中の矢印AまたはBの方向に徐々にCIS10を移動させながら複数回シェーディングデータを採取し、その平均値をもって最終的なシェーディングデータとすれば良い。このようなシェーディング補正方法を、「移動シェーディング」と称する。
【0043】
移動シェーディングを行った場合は、複数回のシェーディング板211の読み取りの際にゴミが存在したとしても、平均処理によってゴミの影響は少なくなる。移動シェーディング後のシェーディング特性も、シェーディング板211と同一の濃度をもった原稿を読み取った場合も図7のように出力特性が均一になる。
【0044】
シェーディング補正処理が終了すると、画像読み取り装置はCIS10を図10の位置に移動させ、矢印の方向に所定速度でCIS10を移動させ、原稿71の連続したラインイメージを読み取って、原稿71の所望画像範囲を読み取る。読み取った画像は、接続されたプリンタやホストコンピュータによって画像が再生される。片面原稿読み取り時は、ADF70は原稿51を原稿台ガラス203に押さえつける圧板の役割しかしておらず、電気的にはスタンバイの状態である。
【0045】
(両面原稿読み取り)
両面原稿を読み取る場合は、オペレータによって読み取りコマンドが入力されると、まず、画像読み取り装置はCIS10を図5の配置にして、シェーディング板211によってシェーディング補正を行う。シェーディング補正の手順は(片面原稿読み取り)の項で説明したとおりなのでここでは割愛する。
【0046】
CIS10のシェーディング補正が終了したあと、CIS11のシェーディング補正を行う。
【0047】
CIS11のシェーディング補正時には、画像読み取り装置は、CIS10を図11の位置に移動させ、白色部材13がCIS11の読み取り位置に配置されるように制御する。
【0048】
シェーディング補正が開始されると、CIS11は内蔵した原稿照明ランプを点灯させ、白色部材13を照明して白色部材13を読み取ってシェーディング補正データを作成する。このとき、CIS11のピント位置はADF70によって原稿が搬送される流し読みウインドウ212の上部であるため、白色部材13上にはピントが合ってないので、読み取りレベルが低くなる可能性があるが、シェーディング目標値を低めにとれば、CIS10とシェーディング板211のペアによるシェーディングデータと同等のデータを得ることができる。例えばシェーディング目標値を235にすれば良い。
【0049】
白スジ画像の問題はCIS11の読み取りについても同様である。白色部材13の上にゴミが付着していると、(片面原稿読み取り)の項で説明したような白スジ画像が発生する。この不具合を解消するために、図10の部材配置において、シェーディング補正を行う際は、図中の矢印AまたはBの方向に徐々にCIS11を移動させながら複数回シェーディングデータを採取し、その平均値をもって最終的なシェーディングデータとする移動シェーディングを行えば良い。
【0050】
以上のように、CIS10及びCIS11のシェーディング補正が終了したら、画像読み取り装置は、各部材を図11の部材配置とする。
【0051】
図11は、トレイ71に両面原稿を2枚載置し、1枚目の原稿の裏面画像がCIS11によって読み取られようとしている様子を表す図である。
【0052】
トレイ71に載置された原稿51−1と51−2は、まず原稿51−1が分離ローラ72及び73によって原稿51−2と分離され搬送ローラ75によって原稿がガイド74及び77に導かれて搬送される。原稿先端がCIS11の読み取り位置に届くと原稿51−1の裏面画像の読み取りが開始される。CIS11の読み取り位置の背面には黒部材14が配置されているので、原稿を透過した反射光がCIS11に入ることはなく裏写りの影響を少なくして原稿51−1の裏面画像のラインイメージが連続して読み取られる。
【0053】
原稿51−1の搬送及びCIS11での読み取りが進むと、原稿51−1の先端は、図13の位置に到達し、CIS10による原稿51−1の表面画像の読み取りが開始される。CIS10の読み取り位置背面には面発光シート15が設けてある。面発光シートはノートパソコンの液晶バックライトなどに用いられているものであり、所定の電圧をかけると発光する特性を持つ。電圧がかからない場合は消灯し、黒色に近いシートになる。原稿読み取り時には、面発光シート15を消灯することにより、原稿を透過した反射光がCIS10に入ることはなく裏写りの影響を少なくして原稿51−1の表面画像のラインイメージが連続して読み取られる。面発光シート15を発光させる場合の制御については後述する。
【0054】
このようにして、両面原稿51−1の両面画像は略同時に読み取りが行われる。
【0055】
両面原稿51−1の表面終端がCIS10によって読み取られると、ADF70は原稿51−1をトレイ78に排紙し、次いで原稿51−2を給紙し、原稿51−1と同様に両面の画像読み取りを行う。
【0056】
黒部材14と白部材13の配置関係は逆でも良いが、両面読み取り時のCIS10とCIS11のお互いの光源の影響を避けるために、CIS10とCIS11の読み取り位置はなるべく距離を隔てた方が良い。
【0057】
従ってこれまで説明してきたように、黒部材14は白部材13に連結され、白部材13がCIS10に連結される構成の方が望ましいと言える。
【0058】
以上の制御によって読み取られた両面画像データは、接続されたプリンタやホストコンピュータによって画像が再生される。
【0059】
(実施例2)
実施例1では、シェーディング補正を含めた両面画像の読み取りについて説明したが、実施例1のように原稿を搬送しながら読み取り部を固定とした状態でラインイメージを読み取る場合、読み取り部に付着したゴミの影響に注意しなければならない。図13の構成の例では、CIS11の保護ガラス12の読み取り個所にゴミが付いた場合、あるいはCIS10の流し読みウインドウ212の読み取り個所にゴミが付いた場合、CIS11またはCIS10のラインセンサと原稿の間に常にゴミがあることになり、画像読み取りの最中は常にこれらのゴミを読み取っていることになる。結果、再生画像には副走査方向にゴミスジが再現されることになる。
【0060】
この不具合を解消するためにゴミ検知処理を行う。
【0061】
まずCIS10のゴミ検知を行う場合の制御について説明する。
【0062】
CIS10の読み取りポイントである流し読みウインドウ212に付着したゴミを検出する際は、原稿を載置しない状態でCIS10を図14の配置にする。
【0063】
この配置状態で、面発光シート15を発光させる。CIS10内蔵の原稿照明ランプは消灯しておく。
【0064】
このような制御を行うことにより、流し読みウインドウ212上のCIS10の読み取りポイントにゴミが付着した場合は、CIS10の対面から入光する光に対して逆光になっているため、ゴミが影になりゴミの色が白であろうと黒であろうとCIS10の読み取りは黒画像になる。
【0065】
よってCIS10の画像処理回路では、周囲画素との読み取りデータの比較を行い、極端に出力レベルが落ちている画素位置にはゴミがあると判断できる。
【0066】
同様に、CIS11の保護ガラス12に付着したゴミを検出する際は、原稿を載置しない状態でCIS10を図15の配置にする。
【0067】
この配置状態で、CIS10内蔵の原稿照明ランプは点灯させ、同時にCIS10内蔵の原稿照明ランプは消灯しておく。
【0068】
このような制御を行うことにより、保護ガラス12上のCIS11の読み取りポイントにゴミが付着した場合は、CIS11の対面から入光する光に対して逆光になっているため、ゴミが影になりゴミの色が白であろうと黒であろうとCIS11の読み取りは黒画像になる。
【0069】
よってCIS11の画像処理回路では、周囲画素との読み取りデータの比較を行い、極端に出力レベルが落ちている画素位置にはゴミがあると判断できる。
【0070】
以上説明したように、CIS10及びCIS11のゴミ検知が行われたら、読み取り位置を若干ずらして再度ゴミ検知を行う処理を繰り返し、ゴミのない読み取り位置を探す制御を行うか、ゴミがあると判断された画素データは、周囲の画素データから補間データを作成し、補間データに置き換える画像処理を実施する等の方法により、ゴミスジが発生しない画像データを出力することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は画像読み取り装置に、内部に読み取り系を装備したADFを装着し、1回の原稿搬送動作によって表面画像と裏面画像を読み取る1パス両面画像読み取り装置に、表面画像の読み取り系に、ADF側の裏面画像読み取り系による読み取りの際の裏写りを軽減する目的のための黒部材を具備し、裏面画像読み取り系による読み取り時には前述の黒部材が裏面画像読み取り系の読み取り位置に配置されると同時に、表面画像読み取り系が両面画像読み取りの際の画像読み取り位置に配置されるように構成したので、裏面画像読み取り時の裏写りを軽減することができる。
【0072】
また、表面画像読み取り系に、裏面画像読み取り系によるシェーディング補正の際のシェーディング補正を実施する目的のための白色部材を具備し、裏面画像読み取り系による読み取り時には前述の白部材が裏面画像読み取り系の読み取り位置に配置されるように構成したので、裏面画像読み取り系によるシェーディング補正の際は、表面画像読み取り系を移動させながらシェーディングすることによりシェーディングデータに対する白部材上のゴミの影響を少なくすることができる。
【0073】
また、表面画像読み取り系の読み取り位置におけるゴミ検出の際は表面画像読み取り系の原稿照明位置が裏面画像読み取り系の読み取り位置に配置され、裏面画像読み取り系の原稿照明光源は消灯し、表面読み取り系の原稿照明光源を点灯させてゴミ検出するので、白いゴミも黒いゴミも逆光状態でゴミ検出され、裏面画像読み取り系によるゴミの検出精度を高くすることができる。
【0074】
また、原稿の両面読み取りの際、表面画像読み取り系の読み取り位置に点灯及び消灯を制御できる発光体を配置することにより、ゴミ検出の際は表面画像読み取り系を原稿両面読み取り位置に配置させ、発光体を発光させるとともに表面画像読み取り系の原稿照明光源を消灯させてゴミ検出するので、表面画像読み取り系によるゴミの検出精度を高くすることができる。
【0075】
さらには、原稿両面読み取り時には、発光体を消灯させることにより、裏写りの影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した両面画像読み取り装置の概略を示す図
【図2】従来の両面画像読み取り装置の概略を示す図
【図3】裏写りの状態を示す図
【図4】表面原稿画像を読み取るCISの概略図
【図5】CIS10がシェーディング補正を実施する場合の部材の配置関係を示す図
【図6】シェーディング板にゴミがあった場合の読み取りの状態を示す図
【図7】シェーディング補正後のシェーディング板の読み取りの状態を示す図
【図8】シェーディング補正後の原稿の読み取りの状態を示す図
【図9】シェーディング板にゴミがあった場合の原稿再生の状態を示す図
【図10】両面画像読み取り装置で片面原稿を読み取る際の動作を示す図
【図11】両面画像読み取り装置で、CIS11のシェーディング補正を実施する際の動作を示す図
【図12】両面画像読み取り装置で、両面原稿を読み取る際の部材配置を示す図(裏面原稿読み取り開始時)
【図13】両面画像読み取り装置で、両面原稿を読み取る際の部材配置を示す図(表面原稿読み取り開始時)
【図14】両面画像読み取り装置で、CIS10によるゴミ検知時の部材配置を示す図
【図15】両面画像読み取り装置で、CIS11によるゴミ検知時の部材配置を示す図
【符号の説明】
10、11 CIS
12 保護ガラス
13 白色部材
14 黒色部材
41 ラインセンサ
42−1、42−2 原稿照明ランプ
43 セルフフォーカスレンズアレイ
15 発光シート
206 第2ミラー
207 第3ミラー
208 レンズ
209 CCD
210 原稿圧板
211 シェーディング補正板
301 アナログアンプ
302 A/Dコンバータ
303 シェーディング補正回路
304 I/F回路
501 スイッチ
502 ラインメモリ
503 乗算器
71 白スジ
1001 I/F回路
1002 log変換回路
1003 エッジ強調回路
1004 γ変換回路
1005 2値化処理回路

Claims (9)

  1. 連続的にラインイメージを読み取ることにより、所望の読み取りエリアを読み取るふたつの画像読み取り手段「甲」と「乙」を具備することにより、原稿の両面画像を同時ないしは略同時に読み取ることができる画像読み取り装置のうち、
    読み取り部甲の読み取り系に、読み取り部乙による読み取りの際の裏写りを軽減する目的のための部材領域「丙」を具備し、読み取り部乙による読み取り時には前述の領域丙が読み取り部乙の読み取り位置に配置されると同時に、読み取り部甲が読み取り部乙を併用した両面画像読み取りの際の画像読み取り位置に配置されるように構成された画像読み取り装置。
  2. 連続的にラインイメージを読み取ることにより、所望の読み取りエリアを読み取るふたつの画像読み取り手段「甲」と「乙」を具備することにより、原稿の両面画像を同時ないしは略同時に読み取ることができる画像読み取り装置のうち、
    読み取り部甲の読み取り系に、読み取り部乙によるシェーディング補正の際のシェーディング補正を実施する目的のための部材領域「丁」を具備し、読み取り部乙による読み取り時には前述の領域丁が読み取り部乙の読み取り位置に配置されるように構成された画像読み取り装置。
  3. 読み取り部乙によるシェーディング補正の際、読み取り部甲を駆動させながらシェーディング補正を行うことにより、領域丁の異なる個所を複数回読み取ってシェーディングデータを作成することを特徴とした請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 請求項1で説明した部材領域「丙」と請求項2で説明した部材領域「丁」の両方を読み取り部甲の読み取り系に具備することを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 部材領域「丙」と部材領域「丁」は、部材領域「丙」が部材領域「丁」よりも読み取り部甲の原稿照明光源から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像読み取り装置。
  6. 原稿の両面読み取りの際、読み取り部甲の読み取り位置に点灯及び消灯を制御できる発光体を配置することを特徴とする請求項1〜5に記載の画像読み取り装置。
  7. 画像読み取りの際に読み取り部乙の読み取り部に付着したゴミを検出し、ゴミの影響を受けないように制御する機能を具備した請求項1〜6に記載の画像読み取り装置のうち、ゴミ検出の際は読み取り部甲の原稿照明位置が読み取り部乙の読み取り位置に配置され、読み取り部乙の原稿照明光源は消灯し、読み取り部甲の原稿照明光源を点灯させてゴミ検出することを特徴とした画像読み取り装置。
  8. 画像読み取りの際に読み取り部甲の読み取り部に付着したゴミを検出し、ゴミの影響を受けないように制御する機能を具備した請求項6に記載の画像読み取り装置のうち、ゴミ検出の際は読み取り部甲を原稿両面読み取り位置に配置させ、請求項6に記載の発光体を発光させるとともに読み取り部甲の原稿照明光源を消灯させてゴミ検出することを特徴とした画像読み取り装置。
  9. 原稿両面読み取り時には、発光体を消灯させることを特徴とした請求項6に記載の画像読み取り装置。
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