JPH053711Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH053711Y2 JPH053711Y2 JP1986116845U JP11684586U JPH053711Y2 JP H053711 Y2 JPH053711 Y2 JP H053711Y2 JP 1986116845 U JP1986116845 U JP 1986116845U JP 11684586 U JP11684586 U JP 11684586U JP H053711 Y2 JPH053711 Y2 JP H053711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner pipe
- separator
- outer shell
- muffler
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は自動車等の排気消音器の構造に関す
る。
る。
自動車の排気消音器即ちマフラにおいて、従来
の共鳴形のマフラの構造は第２図に示すように、
外形をなすアウタシエル１、前後の蓋となるエン
ドプレート２、インナパイプ５はセパレータ３と
スポツト溶接ｗにて一体固着されており、インナ
パイプ６は同様にセパレータ４とスポツト溶接ｗ
または圧入にて一体となり、インナパイプ５，６
はマフラの前端及び後端にてそれぞれエンドプレ
ート２に圧入されて同インナパイプが保持されて
いる。
の共鳴形のマフラの構造は第２図に示すように、
外形をなすアウタシエル１、前後の蓋となるエン
ドプレート２、インナパイプ５はセパレータ３と
スポツト溶接ｗにて一体固着されており、インナ
パイプ６は同様にセパレータ４とスポツト溶接ｗ
または圧入にて一体となり、インナパイプ５，６
はマフラの前端及び後端にてそれぞれエンドプレ
ート２に圧入されて同インナパイプが保持されて
いる。
このようにマフラ内部でインナパイプが分割さ
れているのは、インナパイプが一体の場合、第３
図に示すように、マフラ全長ｌが長くなると、排
気ガスの直接通るインナパイプ７とアウタシエル
１とでは熱膨張の差が出てくる。しかし、インナ
パイプ７は、同図に示すように、排気管８及び
９、またエンドプレート２と溶接にてアウタシエ
ル１と一体固着されているため、この熱膨張によ
る長手方向ののびの差を吸収できず、インナパイ
プ７の穴明け部の様な強度不足の個所で座屈をお
こすためであり、これを防ぐため、インナパイプ
を分割し、インナパイプの全長を短かくして熱膨
張に対処しているが、そのため分割したインナパ
イプの保持にセパレータを２枚使用しなければな
らず、セパレータの使用枚数が増加している。ま
た、マフラ全長に対してパイプ分割寸法が約1/2
となり、そのためにセパレータの取付位置を限定
され、総じてマフラ容量、ｌ寸法が限定されたと
きの設計の自由度が限定される。
れているのは、インナパイプが一体の場合、第３
図に示すように、マフラ全長ｌが長くなると、排
気ガスの直接通るインナパイプ７とアウタシエル
１とでは熱膨張の差が出てくる。しかし、インナ
パイプ７は、同図に示すように、排気管８及び
９、またエンドプレート２と溶接にてアウタシエ
ル１と一体固着されているため、この熱膨張によ
る長手方向ののびの差を吸収できず、インナパイ
プ７の穴明け部の様な強度不足の個所で座屈をお
こすためであり、これを防ぐため、インナパイプ
を分割し、インナパイプの全長を短かくして熱膨
張に対処しているが、そのため分割したインナパ
イプの保持にセパレータを２枚使用しなければな
らず、セパレータの使用枚数が増加している。ま
た、マフラ全長に対してパイプ分割寸法が約1/2
となり、そのためにセパレータの取付位置を限定
され、総じてマフラ容量、ｌ寸法が限定されたと
きの設計の自由度が限定される。
本考案の目的は上記の点に着目してなされたも
のであり、その特徴とするところは、１枚のセパ
レータに、２分割した一方のインナパイプの端部
を溶接して、また他方のインナパイプの端部を圧
入してそれぞれ固定したことである。
のであり、その特徴とするところは、１枚のセパ
レータに、２分割した一方のインナパイプの端部
を溶接して、また他方のインナパイプの端部を圧
入してそれぞれ固定したことである。
この場合は、一枚のセパレータでそれぞれのイ
ンナパイプの保持に必要なセパレータを共用して
いる。
ンナパイプの保持に必要なセパレータを共用して
いる。
以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。
説明する。
第１図は本考案による１実施例のマフラを示す
断面図である。
断面図である。
図において、１はアウタシエル、２はエンドプ
レート、３はセパレータ、５，６はインナパイプ
である。
レート、３はセパレータ、５，６はインナパイプ
である。
セパレータ３に対しインナパイプのうち長い方
のもの、即ち本考案ではインナパイプ６を圧入ｐ
にし、短かい方のインナパイプ５をセパレータと
スポツト溶接ｗにて一体固着している。
のもの、即ち本考案ではインナパイプ６を圧入ｐ
にし、短かい方のインナパイプ５をセパレータと
スポツト溶接ｗにて一体固着している。
セパレータ３とインナパイプ５を先にスポツト
溶接し、その後でインナパイプ６をセパレータ３
に圧入することにより従来工法で組付可能である
上に従来のようにそれぞれのパイプの保持に必要
としたセパレータを一枚で共用したものである。
溶接し、その後でインナパイプ６をセパレータ３
に圧入することにより従来工法で組付可能である
上に従来のようにそれぞれのパイプの保持に必要
としたセパレータを一枚で共用したものである。
上述の場合には次の効果がある。
分割したインナパイプを従来、一方のインナパ
イプの端部に遊嵌された他方のインナパイプを支
持するために必要であつた大物部品であるセパレ
ータを削減することにより大巾なコスト低減がで
き、工法的に特に大巾な変更を必要としない。
イプの端部に遊嵌された他方のインナパイプを支
持するために必要であつた大物部品であるセパレ
ータを削減することにより大巾なコスト低減がで
き、工法的に特に大巾な変更を必要としない。
また、インナパイプのうちｌ寸法を長く必要と
する場合も、本考案により何等熱による影響を受
けないし、セパレータの位置も制約を受けないの
で、インナパイプのオバハングの大による強度の
心配もなく、マフラの設計の自由度が広がつた。
する場合も、本考案により何等熱による影響を受
けないし、セパレータの位置も制約を受けないの
で、インナパイプのオバハングの大による強度の
心配もなく、マフラの設計の自由度が広がつた。
第１図は本考案による１実施例のマフラを示す
断面図、第２図ａは従来の分割形インナパイプを
装備したマフラを示す断面図、第２図ｂは第２図
ａのＡ矢視図、第３図は同じく一体形インナパイ
プのマフラを示す断面図である。 １……アウタシエル、２……エンドプレート、
３……セパレータ、５，６……インナパイプ。
断面図、第２図ａは従来の分割形インナパイプを
装備したマフラを示す断面図、第２図ｂは第２図
ａのＡ矢視図、第３図は同じく一体形インナパイ
プのマフラを示す断面図である。 １……アウタシエル、２……エンドプレート、
３……セパレータ、５，６……インナパイプ。
Claims (1)
- 筒状のアウタシエル、同アウタシエルの前後両
端をそれぞれ覆うエンドプレート、前記アウタシ
エルの前後方向ほぼ中央部を仕切ると共に外縁部
が前記アウタシエルの内面に固着された環状のセ
パレータ、前記アウタシエル内に挿通され両端部
がそれぞれ前記エンドプレートに固着されたイン
ナパイプを備え、同インナパイプを２分割し、２
分割された一方のインナパイプの端部を前記セパ
レータの内縁部外周に固着すると共に、他方のイ
ンナパイプの端部を前記セパレータの内縁部内周
に圧入して支持したことを特徴とする自動車等の
排気消音器の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986116845U JPH053711Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986116845U JPH053711Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324324U JPS6324324U (ja) | 1988-02-17 |
| JPH053711Y2 true JPH053711Y2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=31001816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986116845U Expired - Lifetime JPH053711Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH053711Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008013018A1 (fr) * | 2006-07-27 | 2008-01-31 | Calsonic Kansei Corporation | Structure pour section de raccordement de tuyau d'échappement de silencieux |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102019100739A1 (de) * | 2019-01-14 | 2020-07-16 | Faurecia Emissions Control Technologies, Germany Gmbh | Schalldämpfer für einen Abgasstrang eines Kraftfahrzeugs sowie Verfahren zur Herstellung |
| DE102019100741A1 (de) * | 2019-01-14 | 2020-07-16 | Faurecia Emissions Control Technologies, Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Schalldämpfers, Schalldämpfer sowie Fahrzeug |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5848913B2 (ja) * | 1978-03-16 | 1983-10-31 | 日方 若竹 | 表示装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5848913U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-02 | カルソニックカンセイ株式会社 | 自動車用マフラ− |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP1986116845U patent/JPH053711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5848913B2 (ja) * | 1978-03-16 | 1983-10-31 | 日方 若竹 | 表示装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008013018A1 (fr) * | 2006-07-27 | 2008-01-31 | Calsonic Kansei Corporation | Structure pour section de raccordement de tuyau d'échappement de silencieux |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324324U (ja) | 1988-02-17 |
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