JPH0111937Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0111937Y2
JPH0111937Y2 JP1983105786U JP10578683U JPH0111937Y2 JP H0111937 Y2 JPH0111937 Y2 JP H0111937Y2 JP 1983105786 U JP1983105786 U JP 1983105786U JP 10578683 U JP10578683 U JP 10578683U JP H0111937 Y2 JPH0111937 Y2 JP H0111937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
outer shell
flange
sound insulating
inner shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983105786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6012614U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10578683U priority Critical patent/JPS6012614U/ja
Publication of JPS6012614U publication Critical patent/JPS6012614U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0111937Y2 publication Critical patent/JPH0111937Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アウタシエルとインナシエルとから
なる二重殻構造の容器を備えたエンジンの排気ガ
ス浄化装置に関するものである。
(従来技術) エンジンの排気ガス浄化装置として汎用されて
いる触媒コンバータの容器構造として、アウタシ
エルとインナシエルとを夫々長手方向に二分割
し、両シエル間の間隙部に遮音材を介装したうえ
で、インナシエルの周縁部に形成したフランジ部
と、アウタシエルの周縁部に形成したフランジ部
とを4枚重ねに重ね合せた状態で、アウタシエル
のフランジ部の一方をヘミング加工してアウタシ
エルとインナシエルとを結合するようにしたもの
が知られている(実開昭53−115212号公報)。
ところで、かかる二重殻の容器構造では、イン
ナシエル内に流入する排気ガスの圧力変動(脈
動)により、インナシエルが振動すると、その振
動が、フランジ部の重ね合せ部分からアウタシエ
ルに直接に伝達されてアウタシエルが振動して振
動音が外部に直接に放出されるほか、インナシエ
ル内で発生される排気ガスの再反応による騒音
が、上記重ね合せ部分から外部に伝達される結
果、両シエル間に遮音材を介設したにも拘らず振
動騒音等の騒音が有効に低減されないといつた問
題があつた。
(考案の目的) 本考案は、したがつて、インナシエルの振動騒
音やその内部で発生される騒音をアウタシエルに
伝達されないように有効に遮断することができる
容器構造を備えたエンジンの排気ガス浄化装置を
提供することを目的としている。
(考案の構成) このため、本考案は、アウタシエルとインナシ
エルとからなる二重殻構造の容器を備えたエンジ
ンの排気ガス浄化装置において、長手方向に夫々
二分割されたアウタシエルとインナシエルとの間
の間隙部に介装する遮音材を、アウタシエルおよ
びインナシエルの各周縁部に形成されるフランジ
部間に延在させ、インナシエルの周縁フランジを
延在する遮音材を間にして、アウタシエルの周縁
フランジに結合する一方、アウタシエルの内壁面
に固定され、インナシエルに設けられた内向きの
段落部に遮音材を介して嵌合する凹部が設けられ
たプレート部材により、アウタシエルの長手方向
の移動を抑制する規制部をアウタシエルに設けた
ことを基本的な特徴としている。
即ち、本考案では、アウタシエルの周縁フラン
ジは遮音材を介してインナシエルの周縁フランジ
と結合され、インナシエルの振動騒音等は遮音材
によつて遮断され、また、上記規制部は遮音材を
介してインナシエルの周縁フランジ部に支持され
るアウタシエルに生じうる長手方向の移動を規制
する。
(考案の効果) 本考案によれば、上記の構成としたことによ
り、アウタシエルとインナシエルとの間の全域に
おいて遮音材を介在させることができるので、イ
ンナシエルの振動騒音および内部に発生する騒音
の外部への伝達を有効に低減することができ、ア
ウタシエルの長手方向の移動を生ずることもな
い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第1図に示すように、触媒コンバータ1は、
夫々長手方向において上下に二分割されたアウタ
シエル2,2′とインナシエル3,3′とで構成さ
れる二重殻構造を有し、アウタシエル2,2′と
インナシエル3,3′との間の間隙部aには、グ
ラスウールよりなる遮音材4,4′が介装された
容器5を備えている。容器5の内部には、モノリ
ス触媒6,6′を収納し、入口フランジ7から流
入してくるエンジンの排気ガスをこれらモノリス
触媒6,6′を通過させることによつて浄化し、
浄化した排気ガスを出口フランジ8から流出させ
る基本構造を有している。
上記インナシエル3,3′の排気ガスの流入側
は、筒状の補強部材9によつて内側から補強さ
れ、補強部材9の後端フランジ部9aおよびモノ
リス触媒6の後端側に配置された環状のフランジ
部材10に夫々保持されたスチールウール等の弾
性金属線より形成した端部支持リング11,1
1′により、上流側モノリス触媒6は軸方向に端
面周縁が支持されている。また、下流側のモノリ
ス触媒6′は、上記環状のフランジ部材10と向
きを逆にして突き合されたいま一つの環状フラン
ジ部材10′およびインナシエル3,3′の出口フ
ランジ8側に設けた肩部3a,3′aに夫々支持
した端部支持リング12,12′によつて軸方向
に支持されている。
さらに、各モノリス触媒6,6′の胴部と、イ
ンナシエル3,3′との間には、グラスウールよ
りなるガス漏れ防止部材13,13′が巻装され
ている。
一方、アウタシエル2,2′とインナシエル3,
3′との間の間隙部aに介装される遮音材4,
4′には、第2図に示すように、アウタシエル2,
2′の周縁フランジ2f,2′fとインナシエル
3,3′の周縁フランジ3f,3′fとの間にまで
延在するようにフランジ部4f,4′fが形成さ
れている。したがつて、一方のアウタシエル2の
予め幅広に形成された周縁フランジ2fを他方の
アウタシエル2′の周縁フランジ2′fに対してヘ
ミング加工して、両周縁フランジ2f,2′fを
結合すると、インナシエル3,3′の周縁フラン
ジ3f,3′fとの間には、遮音材4,4′のフラ
ンジ部4f,4′fが介在することとなつて、イ
ンナシエル3,3′の振動騒音は、アウタシエル
2,2′に直接に伝達されることがなくなり、介
在するフランジ部4f,4′fにより振動騒音が
有効に低減されることとなる。
また、第1図に示すように、アウタシエル2,
2′の内壁面には、モノリス触媒6,6′に対応し
て、インナシエル3,3′に予め設けた内向きの
上流側、下流側段落部14,14′,15,1
5′の断面に適当な間隔を隔てて嵌合する凹部1
6a,16′a,17a,17′aを設けたプレー
ト部材16,16′,17,17′を各々溶接によ
り固定する。このプレート部材16,16′,1
7,17′は、アウタシエル2,2′の長手方向の
移動を規制する規制部材を構成する。
即ち、入口フランジ7、出口フランジ8に溶接
により結合したインナシエル3,3′に対し、ア
ウタシエル2,2′は、両シエル間の熱膨張差を
考慮してフリーに(インナシエル2,2′に固定
しない)する必要があるが、周縁フランジ2f,
2′f,3f,3′f間における結合が遮音材4,
4′のフランジ部4f,4′fの介在によつてルー
ズとなるため、上記プレート部材16,16′,
17,17′をインナシエル3,3′の凹部14,
14′,15,15′に嵌合させることによつて、
アウタシエル3,3′の長手方向の移動を規制す
るようにしたものである。
したがつて、アウタシエル2,2′とインナシ
エル3,3′とは熱膨張により相対的に伸縮する
が、両シエル2,2′,3,3′間に長手方向の位
置ずれを生ずることはなく、介装された遮音材
4,4′が過度に圧縮されたり、上流側、下流側
端部において両シエル間に噛み込まれたり、はみ
出したりするおそれがなくなる。
以上の構成とすれば、高温の排気ガス流による
インナシエル振動騒音、モノリス触媒6,6′か
らの透過音は遮音材4,4′によつて確実に低減
され、また、インナシエル3,3′の周縁フラン
ジ3f,3′fを経由してアウタシエル2,2′に
伝達されようとする振動騒音は遮音材4,4′の
フランジ部4f,4′fの介在で確実に遮断もし
くは低減されることとなる。
なお、上記実施例では、モノリス触媒からなる
触媒コンバータ1について説明したが、本考案は
これに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる触媒コンバー
タの縦断面図、第2図は周縁フランジ部における
要部拡大断面図である。 1……触媒コンバータ、2,2′……アウタシ
エル、2f,2′f……周縁フランジ部、3,
3′……インナシエル、3f,3′f……周縁フラ
ンジ部、4,4′……遮音材、4f,4′f……フ
ランジ部、5……容器、6,6′……モノリス触
媒、14,14′,15,15′……段落部、1
6,16′,17,17′……プレート部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナシエルとアウタシエルとからなる二重殻
    構造の容器を備えたエンジンの排気ガス浄化装置
    において、インナシエルとアウタシエルとが夫々
    長手方向に二分割され、両シエル間の間隙部に遮
    音材が介装され、該遮音材はインナシエルとアウ
    タシエルの各周縁部に形成されたフランジ部間に
    延在され、インナシエルのフランジ部はアウタシ
    エルのフランジ部により上記遮音材を間にして結
    合される一方、アウタシエルの内壁面に固定さ
    れ、インナシエルに設けられた内向きの段落部に
    遮音材を介して嵌合する凹部が設けられたプレー
    ト部材によりアウタシエルの長手方向の移動を規
    制する規制部が形成されたことを特徴とするエン
    ジンの排気ガス浄化装置。
JP10578683U 1983-07-06 1983-07-06 エンジンの排気ガス浄化装置 Granted JPS6012614U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10578683U JPS6012614U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 エンジンの排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10578683U JPS6012614U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 エンジンの排気ガス浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6012614U JPS6012614U (ja) 1985-01-28
JPH0111937Y2 true JPH0111937Y2 (ja) 1989-04-07

Family

ID=30247817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10578683U Granted JPS6012614U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 エンジンの排気ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6012614U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061764A1 (fr) * 1998-05-28 1999-12-02 Sango Co., Ltd. Partie d'un systeme d'emission et fabrication de cette partie

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032336Y2 (ja) * 1980-04-26 1985-09-27 ダイハツ工業株式会社 内燃機関における排気ガス浄化装置のアウタカバ−装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061764A1 (fr) * 1998-05-28 1999-12-02 Sango Co., Ltd. Partie d'un systeme d'emission et fabrication de cette partie

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6012614U (ja) 1985-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6122124B2 (ja)
JPS636411Y2 (ja)
JPH0111937Y2 (ja)
JP2952997B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JPH0111941Y2 (ja)
JP2587679Y2 (ja) マニホールド触媒コンバータ
JPS6032336Y2 (ja) 内燃機関における排気ガス浄化装置のアウタカバ−装置
JP3231974B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JPS5840247Y2 (ja) ニジユウマキマフラ
JP2962438B2 (ja) 排気マニホールド
JPS6314017Y2 (ja)
JPS6339374Y2 (ja)
JP3318817B2 (ja) 二重管型排気マニホールド
JPH053711Y2 (ja)
JPS6139069Y2 (ja)
JPS6337475Y2 (ja)
JPH0111936Y2 (ja)
JPS6345533Y2 (ja)
JPS6133217Y2 (ja)
JPS608112Y2 (ja) モノリス触媒コンバ−タ
JPH0716014Y2 (ja) 斜流型触媒コンバ−タ
JPS6327054Y2 (ja)
JPH0216012Y2 (ja)
JPS6350405Y2 (ja)
JPS595139Y2 (ja) 筒型触媒体による排ガス浄化装置に於けるシ−ル部材付金属クツシヨン体