JP2962438B2 - 排気マニホールド - Google Patents

排気マニホールド

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JP2962438B2
JP2962438B2 JP19541791A JP19541791A JP2962438B2 JP 2962438 B2 JP2962438 B2 JP 2962438B2 JP 19541791 A JP19541791 A JP 19541791A JP 19541791 A JP19541791 A JP 19541791A JP 2962438 B2 JP2962438 B2 JP 2962438B2
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JP
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exhaust manifold
side flange
pipe
branch pipe
head
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洋一 高橋
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KARUSONITSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンからの排気ガ
スを排気系に導出する排気マニホールドに係わり、特
に、熱変位を吸収することのできる排気マニホールドに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンでは、エンジ
ンからの排気ガスを排気系に導出するために、例えば、
実開平2−85818号公報に開示されるような排気マ
ニホールドが配置されている。
【0003】図4は、この種の排気マニホールドを示す
もので、この排気マニホールドでは、マニホールド本体
11から複数の分岐管13が分岐しており、これ等の分
岐管13が、ヘッド側フランジ15に開口されている。
【0004】また、マニホールド本体11の端部には、
排気系に接続するための出口フランジ17が形成されて
いる。このような排気マニホールドでは、エンジンから
の排気ガスは、ヘッド側フランジ15から分岐管13内
に流入した後、マニホールド本体11を通り、出口フラ
ンジ17から排気系に導出される。
【0005】しかしながら、このような排気マニホール
ドでは、例えば、エンジンの排気ガスによりマニホール
ド本体11が高温になると、マニホールド本体11が熱
変形し、これにより、エンジンにガスケットを介して固
定されるヘッド側フランジ15が捩じられ、ヘッド側フ
ランジ15とガスケットとの間から排気ガスが漏洩する
虞れがある。
【0006】そこで、従来、ヘッド側フランジ15の肉
厚を増大し、ヘッド側フランジ15の剛性を高めヘッド
側フランジ15の熱変形を低減すること、あるいは、前
述した実開平2−85818号公報に開示されるよう
に、マニホールド本体11の分岐管13と分岐管13と
の間に蛇腹部を設け、マニホールド本体11の熱変形を
吸収することが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
側フランジ15の肉厚を増大し、ヘッド側フランジ15
の剛性を高める方法では、ヘッド側フランジ15の重量
が増大し、また、材料費,加工費が高くなるという問題
があった。
【0008】また、マニホールド本体11の分岐管13
と分岐管13との間に蛇腹部を設ける方法では、マニホ
ールド本体11の蛇腹部の直径が部分的に大きくなり、
車両への搭載性が悪くなるという問題があった。
【0009】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、軽量かつ安価でありながら、熱変
位を有効に吸収することができる排気マニホールドを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の排気マニホール
ドは、メインパイプの外周面に、軸長方向に間隔を置い
て複数の孔部を形成するとともに、これ等の孔部に、一
端に折り返し部の形成されるブランチパイプの前記折り
返し部を挿入固定し、さらに、前記ブランチパイプの他
端に、ヘッド側フランジを固定してなるものである。
【0011】
【作用】本発明の排気マニホールドでは、エンジンから
の排気ガスは、ヘッド側フランジからブランチパイプ内
に流入した後、メインパイプを通り、排気系に導出され
る。
【0012】そして、メインパイプの熱変位が、ブラン
チパイプの折り返し部の弾性変形により吸収される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を用いて説明す
る。図1および図2は、本発明の排気マニホールドを示
しており、図において符号31は、例えば、ステンレス
からなるメインパイプを示している。
【0014】このメインパイプ31の外周面の一側に
は、軸長方向に間隔を置いて3個の孔部33が形成され
ている。メインパイプ31の両端には、開口部35が形
成され、これ等の開口部35は、ステンレスからなるキ
ャップ37を溶接することにより密閉されている。
【0015】メインパイプ31の孔部33には、外方に
向けて突出する平坦部39が形成され、この平坦部39
に、それぞれブランチパイプ41が挿入されている。こ
のブランチパイプ41は、例えば、ステンレスからな
り、一端には、折り返し部43がU字状に形成されてい
る。
【0016】そして、折り返し部43の外周が、孔部3
3の平坦部39に挿入され、メインパイプ31に溶接4
5により固定されている。ブランチパイプ41の他端に
は、ヘッド側フランジ47が、溶接49により固定され
ている。
【0017】ヘッド側フランジ47は、例えば、ステン
レスからなる板材をプレス加工して形成されており、本
体部51の内側および外側に、内筒部53および外筒部
55を有する断面U字状の環状に形成されている。
【0018】そして、内筒部53が、ブランチパイプ4
1の他端に形成される大径部57に被嵌されている。ま
た、本体部51の内筒部53と外筒部55との間には、
ボルト孔59が形成されている。
【0019】そして、この実施例では、図3に示すよう
に、メインパイプ31の中央に開口部61が形成され、
この開口部61に、出口パイプ63の一端が、溶接によ
り固定されている。
【0020】出口パイプ63の他端には、出口フランジ
65およびブラケット67が溶接により固定されてい
る。上述した排気マニホールドでは、エンジンからの排
気ガスは、ヘッド側フランジ47からブランチパイプ4
1内に流入した後、メインパイプ31を通った後、出口
パイプ63を通り、出口フランジ65から排気系に導出
される。
【0021】しかして、以上のように構成された排気マ
ニホールドでは、メインパイプ31の外周面に、軸長方
向に間隔を置いて複数の孔部33を形成するとともに、
これ等の孔部33に、一端に折り返し部43の形成され
るブランチパイプ41の折り返し部43を挿入固定し、
さらに、ブランチパイプ41の他端に、ヘッド側フラン
ジ47を固定したので、軽量かつ安価でありながら、熱
変位を有効に吸収することができる。
【0022】すなわち、上述した排気マニホールドで
は、メインパイプ31の熱変位を、ブランチパイプ41
の折り返し部43の弾性変形により確実に吸収すること
が可能となる。
【0023】そして、メインパイプ31の熱変位が確実
に吸収されるため、ヘッド側フランジ47の剛性を従来
より大幅に低減することが可能となり、例えば、実施例
のようにヘッド側フランジ47を、板材のプレス加工に
より形成することが可能となり、排気マニホールドの軽
量化を図り、材料費,加工費の低減を図ることが可能と
なる。
【0024】また、上述した排気マニホールドでは、メ
インパイプ31の孔部33にブランチパイプ41の折り
返し部43を挿入し、これにより熱変位を吸収するよう
にしたので、メインパイプ31を比較的コンパクトにす
ることができ、車両への搭載性を良好なものとすること
ができる。
【0025】なお、以上述べた実施例では、メインパイ
プ31の両端開口部35を、キャップ37により密閉し
た例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、例えば、メインパイプ31の両端
開口部を潰して、溶接等により密閉しても良く、また、
一方の開口部35に出口パイプを接続しても良いことは
勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の排気マニホ
ールドでは、軽量かつ安価でありながら、熱変位を有効
に吸収することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気マニホールドを示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の排気マニホールドの全体図である。
【図4】従来の排気マニホールドを示す斜視図である。
【符号の説明】
31 メインパイプ 33 孔部 41 ブランチパイプ 43 折り返し部 47 ヘッド側フランジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインパイプ(31)の外周面に、軸長
    方向に間隔を置いて複数の孔部(33)を形成するとと
    もに、これ等の孔部(33)に、一端に折り返し部(4
    3)の形成されるブランチパイプ(41)の前記折り返
    し部(43)を挿入固定し、さらに、前記ブランチパイ
    プ(41)の他端に、ヘッド側フランジ(47)を固定
    してなることを特徴とする排気マニホールド。
JP19541791A 1991-08-05 1991-08-05 排気マニホールド Expired - Lifetime JP2962438B2 (ja)

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JPH0539717A JPH0539717A (ja) 1993-02-19
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JP2577925Y2 (ja) * 1992-08-06 1998-08-06 三恵工業株式会社 エキゾーストマニホルド
CN102937045A (zh) * 2012-10-31 2013-02-20 中国北方发动机研究所(天津) 一种组合式排气管
JP2015194103A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ダイハツ工業株式会社 接続構造

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