JP2598461Y2 - 自動車用排気管継手 - Google Patents

自動車用排気管継手

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JP2598461Y2
JP2598461Y2 JP1993064538U JP6453893U JP2598461Y2 JP 2598461 Y2 JP2598461 Y2 JP 2598461Y2 JP 1993064538 U JP1993064538 U JP 1993064538U JP 6453893 U JP6453893 U JP 6453893U JP 2598461 Y2 JP2598461 Y2 JP 2598461Y2
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exhaust pipe
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用排気管継手、と
くに自動車エンジンから排気ガスを案内する排気マニホ
ールドと該排気マニホールドから該排気ガスを大気中に
案内する排気管とを相対角変位自在に連結する排気管継
手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの排気ガスは、排気マニ
ホールドから車体などに取付けられた排気管に導かれて
大気中に放出されるが、この排気管はエンジンのトルク
反力および慣性力などにより繰り返し曲げ応力を受け
る。とくに、前輪駆動横置きエンジンの場合は縦置きエ
ンジンの場合に比較して、この曲げ応力はかなり大きい
ものとなる。したがって、エンジンの振動が排気管吊り
架具を伝わって車室内にもたらされたり、あるいは騒音
の原因にもなるばかりでなく、排気管の疲労折損などの
不具合を生ずる危険がある。このような問題点を解決す
るために、例えば米国特許第4,188,784号明細
書においては排気マニホールドと排気管との間に、また
米国特許第4,097,071号明細書においては排気
管と排気管との間に、球面管継手を配置して当該曲げ応
力を吸収させるなどの手段が講じられている。この球面
管継手は、排気管に生ずる曲げ応力を回転変位によって
吸収する機能と排気管内を流動する排気ガスの漏洩を封
じる機能を兼ね備えたもので、両機能を満足させるべく
球帯状シール体が組み込まれてなるものである。そし
て、この球帯状シール体としては、例えば特開昭54−
76759号公報に開示されたシール体が使用されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
エンジンの排気系においては近年、自動車エンジンの高
性能化に伴い、排気ガスの温度が著しく高められ、排気
ガスをエンジン側から大気側へ案内する排気管自体も必
然的に高温に晒されることになり、該排気管に組込まれ
る球帯状シール体もまた温度上昇が余儀なくされ、酸化
消耗等を生じて前述した機能を長期間にわたり維持させ
ることが難しくなる。加えて、前述した排気マニホール
ドと排気管との間に排気管継手を配置する従来技術にお
いては、排気マニホールドが鋳物(鋳鉄)で形成されて
いるため、排気管継手の製作においては他の部材との結
合に溶接手段の使用が難しいという製作上の問題もあ
る。本考案は、とくに排気マニホールドと排気管との間
に配される排気管継手であって、排気管継手に組み込ま
れる球帯状シール体を高温から保護する手段を備えた排
気管継手を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば前記目的
は、自動車エンジンから排気ガスを案内する排気マニホ
ールドと該排気マニホールドから前記排気ガスを大気中
に案内する排気管とを相対角変位自在に連結する自動車
用排気管継手であって、排気マニホールドは内面に円孔
を有する円筒部と該円筒部の端部外周面にフランジ部を
有すると共に該フランジ部の端面に一体に形成され、内
面に前記円孔と環状肩部をもって拡径する環状嵌合部と
該嵌合部と環状肩部をもって拡径し開口出口部の周縁に
環状端面部を有する環状係合部とを備えた円筒突出部か
ら成っており、該排気マニホールドには外周面に環状隆
起部を備えると共に該隆起部の両側に管端部を備えた外
管と該外管の内面との間に環状隙間を形成して該外管の
一方の管端部に接合部をもって一体化された内管とから
成る二重管が該接合部を前記排気マニホールドの環状嵌
合部に嵌合させ、外管の環状隆起部を環状係合部に係合
させて一体に結合されており、該二重管外管の他方の管
端部には内面に貫通孔を有し、外面に部分凸球面部を有
すると共に該部分凸球面部の大径側端部に環状端面部を
有する球帯状シール体が該貫通孔を管端部外周面に嵌合
させ、環状端面部を前記排気マニホールドの円筒突出部
の環状端面に当接させて配されており、前記排気管は管
端部に凹球面シール座と該凹球面シール座の開口部周縁
に径方向外方に延設するフランジ部を備えており、該排
気マニホールドと排気管とは該排気管のフランジ部を貫
通して該排気マニホールドのフランジ部に螺合された一
対のボルトと該ボルトの頭部と排気管のフランジ部との
間に配された押圧コイルバネとにより該球帯状シール体
の外面部分凸球面部と排気管の凹球面シール座とを加圧
の下に相互に回転自在に摺接させて連結されてなる自動
車用排気管継手によって達成される。
【0005】上述した構成において、二重管として、外
周面に環状隆起部を備えると共に該隆起部の両側にそれ
ぞれ管端部を有する外管と一方の端部に環状鍔部を有す
る内管とからなり、該内管は該外管の内面との間に環状
隙間を形成し、かつ環状鍔部を該外管の一方の管端部の
端面に当接させて接合部をもって一体化された二重管、
あるいは外周面に環状隆起部を備えると共に該隆起部の
両側にそれぞれ管端部を備えた外管と該外管の内面との
間に環状隙間を形成し、かつ該外管の一方の管端部外周
面を覆って折曲されると共に折曲部にカシメ固定による
接合部をもって該外管と一体化された内管とから成る二
重管を使用してもよい。また、二重管を形成する外管の
一方の管端部に接合部をもって一体化された内管の他方
の端部を該外管の他方の管端部よりも軸方向に突出させ
た二重管を使用してもよい。
【0006】
【作用】外管の一方の管端部に接合部をもって内管を一
体化し、該接合部を排気マニホールドの環状嵌合部に嵌
合固定させると共に外管の環状隆起部を排気マニホール
ドの環状係合部に係合させ、かつ該環状隆起部を球帯状
シール体および排気管の凹球面シール座を介して押圧コ
イルバネにより常時排気マニホールド側へ押圧する構成
により、外管と内管とから成る二重管は常時排気マニホ
ールドの環状肩部側に押圧された状態で該排気マニホー
ルドへの一体結合化が行われる。球帯状シール体は該排
気マニホールドに一体結合化された二重管の外管外周面
に配置されているため、高温排気ガスの流動による外管
の温度上昇は少なく、該シール体の温度上昇も少なく、
結果として該シール体の酸化消耗は少なくなり、排気管
継手に要求される排気管に生ずる曲げ応力を回転変位に
よって吸収する機能と排気管内を流動する排気ガスの漏
洩を封じる機能を長期間にわたって維持することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案をその実施例を示す添付図面に
より詳細に説明する。図1は本考案の好ましい実施例を
示す一部断面図、図2は排気マニホールドを示す側面
図、図3は排気管を示す側面図である。図において、1
0は排気マニホールドであり、該排気マニホールド10
は内面に円孔11を有する円筒部12と該円筒部12の
端部外周面にフランジ部13を有すると共に該フランジ
部13の端面に一体に形成され、内面に前記円孔11と
環状肩部14をもって拡径する環状嵌合部15と該嵌合
部15と環状肩部16をもって拡径し開口出口部の周縁
に環状端面部17を有する環状係合部18とを備えた円
筒突出部19から成っている。20は二重管であり、該
二重管20は外周面に環状隆起部21を備えると共に該
隆起部21の両側に管端部22、23を有する外管24
と該外管24の内面との間に環状隙間Sを形成して該外
管24の一方の管端部23に溶接による接合部25をも
って一体化された内管26とから成る。該二重管20は
該接合部25の端面を前記排気マニホールド10の環状
肩部14に当接させ、接合部25の外周面を排気マニホ
ールド10の環状嵌合部15に嵌合固定させ、外管24
の環状隆起部21を環状係合部18に係合させて該マニ
ホールド10と一体に結合されている。
【0008】30は球帯状シール体であり、該球帯状シ
ール体30は内面に貫通孔31を有し、外面に部分凸球
面部32を有すると共に該部分凸球面部32の大径側端
部に環状端面部33を有している。該球帯状シール体3
0は該貫通孔31を前記排気マニホールド10に一体に
結合された二重管外管24の管端部22外周面に嵌合さ
せ、環状端面部33を前記排気マニホールド10の円筒
突出部19の環状端面部17に当接させて、該二重管2
0の外管管端部22に配置されている。該球帯状シール
体30は、金属細線を織ったり編んだりして得られる金
網と膨張黒鉛、マイカ、石綿などの耐熱シート材とを円
筒状に複数回捲回し、これを軸線方向に圧縮成形して形
成したものが使用される。
【0009】40は前記排気マニホールド10を流動し
た排気ガスを大気中に案内する排気管であり、該排気管
40は管端部に凹球面シール座41と該凹球面シール座
41の開口部周縁に径方向外方に延設するフランジ部4
2と該フランジ部42に相対向して設けられた挿通孔4
3、43を備えている。50は該排気管40のフランジ
部42に設けられた挿通孔43を貫通して前記排気マニ
ホールド10のフランジ部13にナットにより螺合固定
された一対のボルトである。60は前記ボルト50の外
周面に配された一対の押圧コイルバネであり、該押圧コ
イルバネ50は一方の端部を該ボルト50の頭部に当接
させ、他方の端部を排気管40のフランジ部42に当接
させて配されている。
【0010】該排気マニホールド10と排気管40と
は、前記排気管40のフランジ部42を貫通して該排気
マニホールド10のフランジ部13に螺合固定された一
対のボルト50と該ボルト50の外周面に配され、該ボ
ルト頭部と排気管40のフランジ部42との間に配され
た押圧コイルバネ60とにより該球帯状シール体30の
外面部分凸球面部32と排気管40の凹球面シール座4
1とを加圧の下に相互に回転自在に摺接させて連結され
ている。
【0011】上述した構成からなる排気管継手におい
て、排気マニホールド10は鋳鉄で形成されているた
め、該排気マニホールド10と他の部材との結合に溶接
手段を使用することが難しい。本実施例では、外管24
の一方の管端部23に溶接による接合部25をもって内
管26を一体化し、該接合部25を排気マニホールド1
0の環状嵌合部15に嵌合固定させる構成を採ると共に
外管24の環状隆起部21を排気マニホールド10の環
状係合部17に係合させ、かつ該環状隆起部21を球帯
状シール体30および排気管40の凹球面シール座41
を介して押圧コイルバネ60により常時排気マニホール
ド10側へ押圧する構成を採ることにより、外管24と
内管26とから成る二重管20は常時排気マニホールド
10の環状肩部14側に押圧された状態で該排気マニホ
ールド10への一体結合化が行われる。
【0012】球帯状シール体30は該排気マニホールド
10に一体結合化された二重管20の外管24外周面に
配置されているため、高温排気ガスの流動による外管2
4の温度上昇は少なく、該シール体30の温度上昇も少
なく、結果として該シール体30の酸化消耗は少なくな
り、排気管継手に要求される排気管に生ずる曲げ応力を
回転変位によって吸収する機能と排気管内を流動する排
気ガスの漏洩を封じる機能を長期間にわたって維持する
ことができる。
【0013】図4は二重管20を構成する外管24と内
管26との接合部25の他の実施例を示す要部拡大断面
図である。すなわち、二重管20は外周面に環状隆起部
21を備えると共に該隆起部21の両側にそれぞれ管端
部22、23を有する外管24と一方の端部に環状鍔部
27を有する内管26とからなり、該内管26は該外管
24の内面との間に環状隙間Sを形成し、かつ環状鍔部
27を該外管24の一方の管端部23の端面に当接させ
て溶接による接合部25をもって一体化されていると共
に該外管24の管端部23に接合部25をもって一体化
された内管26の他方の端部を該外管24の他方の管端
部22より軸方向に突出させたものである。上記構成か
らなる二重管20は該接合部25を排気マニホールド1
0の環状嵌合部15に嵌合固定させると共に外管24の
環状隆起部21を排気マニホールド10の環状係合部1
7に係合させ、かつ該環状隆起部21を球帯状シール体
30および排気管40の凹球面シール座41を介して押
圧コイルバネ60により常時排気マニホールド10側へ
押圧することにより、外管24と内管26とから成る二
重管20の該排気マニホールド10への一体結合化が行
われる。
【0014】このとき、万一外管24と内管26との接
合部25に剥離が生じた場合でも、該内管26の環状鍔
部27は外管24の端面に当接していると共に該外管2
4は環状隆起部21が球帯状シール体30および排気管
40の凹球面シール座41を介して押圧コイルバネ60
により常時排気マニホールド10側へ押圧されているこ
とから、該内管26は環状鍔部27において外管24の
端面と排気マニホールド10の環状肩部14との間に押
圧コイルバネ60の押圧力により挟持された状態に保た
れ、内管26の排気マニホールド10からの抜出しを防
止するようにしたものである。また、該外管24の管端
部23に接合部25をもって一体化された内管26の他
方の端部を該外管24の他方の管端部22より軸方向に
突出させることにより、該球帯状シール体30に流動す
る高温排気ガスの直撃を避けることができ、該球帯状シ
ール体30の酸化消耗をより少なくさせることができ
る。この外管24の管端部23に接合部25をもって一
体化された内管26の他方の端部を該外管24の他方の
管端部22より軸方向に突出させる構成は前述した実施
例に適用することができる。
【0015】図5は二重管20を構成する外管24と内
管26との接合部25のさらに他の実施例を示す要部拡
大断面図である。すなわち、二重管20は外周面に環状
隆起部21を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管
端部22、23を備えた外管24と該外管の内面との間
に環状隙間Sを形成し、かつ該外管の一方の管端部23
外周面を覆って折曲されると共に折曲部にカシメ固定に
よる接合部25をもって該外管と一体化された内管26
とから成っている。そして、該外管24の管端部23に
接合部25をもって一体化された内管26の他方の端部
は該外管24の他方の管端部22より軸方向に突出され
ている。上記構成からなる二重管20は該接合部25を
排気マニホールド10の環状嵌合部15に嵌合固定させ
ると共に外管24の環状隆起部21を排気マニホールド
10の環状係合部17に係合させ、かつ該環状隆起部2
1を球帯状シール体30および排気管40の凹球面シー
ル座41を介して押圧コイルバネ60により常時排気マ
ニホールド10側へ押圧することにより、外管24と内
管26とから成る二重管20の該排気マニホールド10
への一体結合化が行われる。
【考案の効果】以上のように本考案によれば、外管の一
方の管端部に接合部をもって内管を一体化し、該接合部
を排気マニホールドの環状嵌合部に嵌合固定させると共
に外管の環状隆起部を排気マニホールドの環状係合部に
係合させ、かつ該環状隆起部を球帯状シール体および排
気管の凹球面シール座を介して押圧コイルバネにより常
時排気マニホールド側へ押圧する構成を採ることによ
り、外管と内管とから成る二重管は常時排気マニホール
ドの環状肩部側に押圧された状態で該排気マニホールド
への一体結合化が行われるので、溶接手段による結合が
難しい鋳鉄製排気マニホールドへの二重管の結合を可能
とする。球帯状シール体は該排気マニホールドに一体結
合化された二重管の外管外周面に配置されているため、
高温排気ガスの流動による外管の温度上昇は少なく、該
シール体の温度上昇も少なく、結果として該シール体の
酸化消耗は少なくなり、排気管継手に要求される排気管
に生ずる曲げ応力を回転変位によって吸収する機能と排
気管内を流動する排気ガスの漏洩を封じる機能を長期間
にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す排気マニホールドの側面図である。
【図3】図1に示す排気管の側面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示す要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
10 排気マニホールド 11 円孔 12 円筒部 13 フランジ部 14 環状肩部 15 環状嵌合部 17 環状端面部 18 環状係合部 19 円筒突出部 20 二重管 21 環状隆起部 22、23 管端部 24 外管 25 接合部 26 内管 30 球帯状シール体 40 排気管 41 凹球面シール座 42 フランジ部 50 ボルト 60 押圧コイルバネ S 環状隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−294322(JP,A) 特開 昭54−76759(JP,A) 実開 昭59−102929(JP,U) 実開 昭59−127812(JP,U) 実開 昭61−66613(JP,U) 実開 昭60−87332(JP,U) 実開 昭60−139020(JP,U) 実開 昭60−123491(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/08 F16L 27/04

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車エンジンから排気ガスを案内する
    排気マニホールド(10)と該排気マニホールド(1
    0)から前記排気ガスを大気中に案内する排気管(4
    0)とを相対角変位自在に連結する自動車用排気管継手
    であって、排気マニホールド(10)は内面に円孔(1
    1)を有する円筒部(12)と該円筒部の端部外周面に
    フランジ部(13)を有すると共に該フランジ部の端面
    に一体に形成され、内面に前記円孔と環状肩部(14)
    をもって拡径する環状嵌合部(15)と該嵌合部と環状
    肩部をもって拡径し開口出口部の周縁に環状端面部(1
    7)を有する環状係合部(18)とを備えた円筒突出部
    (19)から成っており、該排気マニホールド(10)
    には外周面に環状隆起部(21)を備えると共に該隆起
    部の両側に管端部(22)(23)を備えた外管(2
    4)と該外管の内面との間に環状隙間(S)を形成して
    該外管の一方の管端部(23)に接合部(25)をもっ
    て一体化された内管(26)とから成る二重管(20)
    が該接合部(25)を前記排気マニホールドの環状嵌合
    部(15)に嵌合させ、外管の環状隆起部(21)を環
    状係合部(18)に係合させて一体に結合されており、
    該二重管外管の他方の管端部(22)には内面に貫通孔
    を有し、外面に部分凸球面部を有すると共に該部分凸球
    面部の大径側端部に環状端面部を有する球帯状シール体
    (30)が該貫通孔を管端部外周面に嵌合させ、環状端
    面部を前記排気マニホールドの円筒突出部の環状端面部
    (17)に当接させて配されており、前記排気管(4
    0)は管端部に凹球面シール座(41)と該凹球面シー
    ル座の開口部周縁に径方向外方に延設するフランジ部
    (42)を備えており、該排気マニホールド(10)と
    排気管(40)とは該排気管のフランジ部(42)を貫
    通して該排気マニホールドのフランジ部(13)に螺合
    された一対のボルト(50)と該ボルトの頭部と排気管
    のフランジ部との間に配された押圧コイルバネ(60)
    とにより該球帯状シール体の外面部分凸球面部と排気管
    の凹球面シール座とを加圧の下に相互に回転自在に摺接
    させて連結されていることを特徴とする自動車用排気管
    継手。
  2. 【請求項2】 二重管(20)は、外周面に環状隆起部
    (21)を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管端
    部(22)(23)を備えた外管(24)と一方の端部
    に環状鍔部(27)を有する内管(26)とからなり、
    該内管(26)は該外管(24)の内面との間に環状隙
    間(S)を形成し、かつ環状鍔部(27)を該外管の一
    方の管端部(23)の端面に当接させると共に当接部に
    接合部(25)をもって一体化されている請求項1に記
    載の自動車用排気管継手。
  3. 【請求項3】 二重管(20)は、外周面に環状隆起部
    (21)を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管端
    部(22)(23)を備えた外管(24)と該外管の内
    面との間に環状隙間(S)を形成し、かつ該外管の一方
    の管端部(23)外周面を覆って折曲されると共に折曲
    部にカシメ固定による接合部(25)をもって該外管と
    一体化された内管(26)とから成る請求項1に記載の
    自動車用排気管継手。
  4. 【請求項4】 二重管(20)を形成する外管(24)
    の一方の管端部(23)に接合部(25)をもって一体
    化された内管(26)の他方の端部は該外管の他方の管
    端部(22)よりも軸方向に突出している請求項1乃至
    請求項3のいずれか一項に記載の自動車用排気管継手。
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