JPH0730319U - 自動車用排気管継手 - Google Patents

自動車用排気管継手

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JPH0730319U
JPH0730319U JP6453893U JP6453893U JPH0730319U JP H0730319 U JPH0730319 U JP H0730319U JP 6453893 U JP6453893 U JP 6453893U JP 6453893 U JP6453893 U JP 6453893U JP H0730319 U JPH0730319 U JP H0730319U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車エンジンから排気ガスを案内する排気
マニホールドと該排気マニホールドから該排気ガスを大
気中に案内する排気管とを相対角変位自在に連結する自
動車用排気管継手を提供する。 【構成】 外周面に環状隆起部21を備えると共に該隆
起部の両側に管端部22、23を備えた外管24と該外
管の内面との間に環状隙間Sを形成して該外管の一方の
管端部23に接合部25をもって一体化された内管26
とからなる二重管20が該接合部を排気マニホールド1
0の環状嵌合部15に嵌合させ、外管の環状隆起部21
を環状係合部18に係合させて該マニホールドに一体に
結合されており、該二重管の他方の管端部22には球帯
状シール体30が配されており、該排気マニホールド1
0と排気管40とは一対のボルト50と押圧コイルバネ
60とにより該シール体の外面凸球面部と排気管の凹球
面シール座41とを加圧の下に相互に回転自在に摺接さ
せて連結されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用排気管継手、とくに自動車エンジンから排気ガスを案内する 排気マニホールドと該排気マニホールドから該排気ガスを大気中に案内する排気 管とを相対角変位自在に連結する排気管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車エンジンの排気ガスは、排気マニホールドから車体などに取付けられた 排気管に導かれて大気中に放出されるが、この排気管はエンジンのトルク反力お よび慣性力などにより繰り返し曲げ応力を受ける。 とくに、前輪駆動横置きエンジンの場合は縦置きエンジンの場合に比較して、 この曲げ応力はかなり大きいものとなる。 したがって、エンジンの振動が排気管吊り架具を伝わって車室内にもたらされ たり、あるいは騒音の原因にもなるばかりでなく、排気管の疲労折損などの不具 合を生ずる危険がある。 このような問題点を解決するために、例えば米国特許第4,188,784号 明細書においては排気マニホールドと排気管との間に、また米国特許第4,09 7,071号明細書においては排気管と排気管との間に、球面管継手を配置して 当該曲げ応力を吸収させるなどの手段が講じられている。 この球面管継手は、排気管に生ずる曲げ応力を回転変位によって吸収する機能 と排気管内を流動する排気ガスの漏洩を封じる機能を兼ね備えたもので、両機能 を満足させるべく球帯状シール体が組み込まれてなるものである。 そして、この球帯状シール体としては、例えば特開昭54−76759号公報 に開示されたシール体が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車エンジンの排気系においては近年、自動車エンジンの高 性能化に伴い、排気ガスの温度が著しく高められ、排気ガスをエンジン側から大 気側へ案内する排気管自体も必然的に高温に晒されることになり、該排気管に組 込まれる球帯状シール体もまた温度上昇が余儀なくされ、酸化消耗等を生じて前 述した機能を長期間にわたり維持させることが難しくなる。 加えて、前述した排気マニホールドと排気管との間に排気管継手を配置する従 来技術においては、排気マニホールドが鋳物(鋳鉄)で形成されているため、排 気管継手の製作においては他の部材との結合に溶接手段の使用が難しいという製 作上の問題もある。 本考案は、とくに排気マニホールドと排気管との間に配される排気管継手であ って、排気管継手に組み込まれる球帯状シール体を高温から保護する手段を備え た排気管継手を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば前記目的は、自動車エンジンから排気ガスを案内する排気マニ ホールドと該排気マニホールドから前記排気ガスを大気中に案内する排気管とを 相対角変位自在に連結する自動車用排気管継手であって、排気マニホールドは内 面に円孔を有する円筒部と該円筒部の端部外周面にフランジ部を有すると共に該 フランジ部の端面に一体に形成され、内面に前記円孔と環状肩部をもって拡径す る環状嵌合部と該嵌合部と環状肩部をもって拡径し開口出口部の周縁に環状端面 部を有する環状係合部とを備えた円筒突出部から成っており、該排気マニホール ドには外周面に環状隆起部を備えると共に該隆起部の両側に管端部を備えた外管 と該外管の内面との間に環状隙間を形成して該外管の一方の管端部に接合部をも って一体化された内管とから成る二重管が該接合部を前記排気マニホールドの環 状嵌合部に嵌合させ、外管の環状隆起部を環状係合部に係合させて一体に結合さ れており、該二重管外管の他方の管端部には内面に貫通孔を有し、外面に部分凸 球面部を有すると共に該部分凸球面部の大径側端部に環状端面部を有する球帯状 シール体が該貫通孔を管端部外周面に嵌合させ、環状端面部を前記排気マニホー ルドの円筒突出部の環状端面に当接させて配されており、前記排気管は管端部に 凹球面シール座と該凹球面シール座の開口部周縁に径方向外方に延設するフラン ジ部を備えており、該排気マニホールドと排気管とは該排気管のフランジ部を貫 通して該排気マニホールドのフランジ部に螺合された一対のボルトと該ボルトの 頭部と排気管のフランジ部との間に配された押圧コイルバネとにより該球帯状シ ール体の外面部分凸球面部と排気管の凹球面シール座とを加圧の下に相互に回転 自在に摺接させて連結されてなる自動車用排気管継手によって達成される。
【0005】 上述した構成において、二重管として、外周面に環状隆起部を備えると共に該 隆起部の両側にそれぞれ管端部を有する外管と一方の端部に環状鍔部を有する内 管とからなり、該内管は該外管の内面との間に環状隙間を形成し、かつ環状鍔部 を該外管の一方の管端部の端面に当接させて接合部をもって一体化された二重管 、あるいは外周面に環状隆起部を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管端部 を備えた外管と該外管の内面との間に環状隙間を形成し、かつ該外管の一方の管 端部外周面を覆って折曲されると共に折曲部にカシメ固定による接合部をもって 該外管と一体化された内管とから成る二重管を使用してもよい。 また、二重管を形成する外管の一方の管端部に接合部をもって一体化された内 管の他方の端部を該外管の他方の管端部よりも軸方向に突出させた二重管を使用 してもよい。
【0006】
【作用】
外管の一方の管端部に接合部をもって内管を一体化し、該接合部を排気マニホ ールドの環状嵌合部に嵌合固定させると共に外管の環状隆起部を排気マニホール ドの環状係合部に係合させ、かつ該環状隆起部を球帯状シール体および排気管の 凹球面シール座を介して押圧コイルバネにより常時排気マニホールド側へ押圧す る構成により、外管と内管とから成る二重管は常時排気マニホールドの環状肩部 側に押圧された状態で該排気マニホールドへの一体結合化が行われる。 球帯状シール体は該排気マニホールドに一体結合化された二重管の外管外周面 に配置されているため、高温排気ガスの流動による外管の温度上昇は少なく、該 シール体の温度上昇も少なく、結果として該シール体の酸化消耗は少なくなり、 排気管継手に要求される排気管に生ずる曲げ応力を回転変位によって吸収する機 能と排気管内を流動する排気ガスの漏洩を封じる機能を長期間にわたって維持す ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す添付図面により詳細に説明する。 図1は本考案の好ましい実施例を示す一部断面図、図2は排気マニホールドを 示す側面図、図3は排気管を示す側面図である。 図において、10は排気マニホールドであり、該排気マニホールド10は内面 に円孔11を有する円筒部12と該円筒部12の端部外周面にフランジ部13を 有すると共に該フランジ部13の端面に一体に形成され、内面に前記円孔11と 環状肩部14をもって拡径する環状嵌合部15と該嵌合部15と環状肩部16を もって拡径し開口出口部の周縁に環状端面部17を有する環状係合部18とを備 えた円筒突出部19から成っている。 20は二重管であり、該二重管20は外周面に環状隆起部21を備えると共に 該隆起部21の両側に管端部22、23を有する外管24と該外管24の内面と の間に環状隙間Sを形成して該外管24の一方の管端部23に溶接による接合部 25をもって一体化された内管26とから成る。 該二重管20は該接合部25の端面を前記排気マニホールド10の環状肩部1 4に当接させ、接合部25の外周面を排気マニホールド10の環状嵌合部15に 嵌合固定させ、外管24の環状隆起部21を環状係合部18に係合させて該マニ ホールド10と一体に結合されている。
【0008】 30は球帯状シール体であり、該球帯状シール体30は内面に貫通孔31を有 し、外面に部分凸球面部32を有すると共に該部分凸球面部32の大径側端部に 環状端面部33を有している。 該球帯状シール体30は該貫通孔31を前記排気マニホールド10に一体に結 合された二重管外管24の管端部22外周面に嵌合させ、環状端面部33を前記 排気マニホールド10の円筒突出部19の環状端面部17に当接させて、該二重 管20の外管管端部22に配置されている。 該球帯状シール体30は、金属細線を織ったり編んだりして得られる金網と膨 張黒鉛、マイカ、石綿などの耐熱シート材とを円筒状に複数回捲回し、これを軸 線方向に圧縮成形して形成したものが使用される。
【0009】 40は前記排気マニホールド10を流動した排気ガスを大気中に案内する排気 管であり、該排気管40は管端部に凹球面シール座41と該凹球面シール座41 の開口部周縁に径方向外方に延設するフランジ部42と該フランジ部42に相対 向して設けられた挿通孔43、43を備えている。 50は該排気管40のフランジ部42に設けられた挿通孔43を貫通して前記 排気マニホールド10のフランジ部13にナットにより螺合固定された一対のボ ルトである。 60は前記ボルト50の外周面に配された一対の押圧コイルバネであり、該押 圧コイルバネ50は一方の端部を該ボルト50の頭部に当接させ、他方の端部を 排気管40のフランジ部42に当接させて配されている。
【0010】 該排気マニホールド10と排気管40とは、前記排気管40のフランジ部42 を貫通して該排気マニホールド10のフランジ部13に螺合固定された一対のボ ルト50と該ボルト50の外周面に配され、該ボルト頭部と排気管40のフラン ジ部42との間に配された押圧コイルバネ60とにより該球帯状シール体30の 外面部分凸球面部32と排気管40の凹球面シール座41とを加圧の下に相互に 回転自在に摺接させて連結されている。
【0011】 上述した構成からなる排気管継手において、排気マニホールド10は鋳鉄で形 成されているため、該排気マニホールド10と他の部材との結合に溶接手段を使 用することが難しい。 本実施例では、外管24の一方の管端部23に溶接による接合部25をもって 内管26を一体化し、該接合部25を排気マニホールド10の環状嵌合部15に 嵌合固定させる構成を採ると共に外管24の環状隆起部21を排気マニホールド 10の環状係合部17に係合させ、かつ該環状隆起部21を球帯状シール体30 および排気管40の凹球面シール座41を介して押圧コイルバネ60により常時 排気マニホールド10側へ押圧する構成を採ることにより、外管24と内管26 とから成る二重管20は常時排気マニホールド10の環状肩部14側に押圧され た状態で該排気マニホールド10への一体結合化が行われる。
【0012】 球帯状シール体30は該排気マニホールド10に一体結合化された二重管20 の外管24外周面に配置されているため、高温排気ガスの流動による外管24の 温度上昇は少なく、該シール体30の温度上昇も少なく、結果として該シール体 30の酸化消耗は少なくなり、排気管継手に要求される排気管に生ずる曲げ応力 を回転変位によって吸収する機能と排気管内を流動する排気ガスの漏洩を封じる 機能を長期間にわたって維持することができる。
【0013】 図4は二重管20を構成する外管24と内管26との接合部25の他の実施例 を示す要部拡大断面図である。 すなわち、二重管20は外周面に環状隆起部21を備えると共に該隆起部21 の両側にそれぞれ管端部22、23を有する外管24と一方の端部に環状鍔部2 7を有する内管26とからなり、該内管26は該外管24の内面との間に環状隙 間Sを形成し、かつ環状鍔部27を該外管24の一方の管端部23の端面に当接 させて溶接による接合部25をもって一体化されていると共に該外管24の管端 部23に接合部25をもって一体化された内管26の他方の端部を該外管24の 他方の管端部22より軸方向に突出させたものである。 上記構成からなる二重管20は該接合部25を排気マニホールド10の環状嵌 合部15に嵌合固定させると共に外管24の環状隆起部21を排気マニホールド 10の環状係合部17に係合させ、かつ該環状隆起部21を球帯状シール体30 および排気管40の凹球面シール座41を介して押圧コイルバネ60により常時 排気マニホールド10側へ押圧することにより、外管24と内管26とから成る 二重管20の該排気マニホールド10への一体結合化が行われる。
【0014】 このとき、万一外管24と内管26との接合部25に剥離が生じた場合でも、 該内管26の環状鍔部27は外管24の端面に当接していると共に該外管24は 環状隆起部21が球帯状シール体30および排気管40の凹球面シール座41を 介して押圧コイルバネ60により常時排気マニホールド10側へ押圧されている ことから、該内管26は環状鍔部27において外管24の端面と排気マニホール ド10の環状肩部14との間に押圧コイルバネ60の押圧力により挟持された状 態に保たれ、内管26の排気マニホールド10からの抜出しを防止するようにし たものである。 また、該外管24の管端部23に接合部25をもって一体化された内管26の 他方の端部を該外管24の他方の管端部22より軸方向に突出させることにより 、該球帯状シール体30に流動する高温排気ガスの直撃を避けることができ、該 球帯状シール体30の酸化消耗をより少なくさせることができる。 この外管24の管端部23に接合部25をもって一体化された内管26の他方 の端部を該外管24の他方の管端部22より軸方向に突出させる構成は前述した 実施例に適用することができる。
【0015】 図5は二重管20を構成する外管24と内管26との接合部25のさらに他の 実施例を示す要部拡大断面図である。 すなわち、二重管20は外周面に環状隆起部21を備えると共に該隆起部の両 側にそれぞれ管端部22、23を備えた外管24と該外管の内面との間に環状隙 間Sを形成し、かつ該外管の一方の管端部23外周面を覆って折曲されると共に 折曲部にカシメ固定による接合部25をもって該外管と一体化された内管26と から成っている。そして、該外管24の管端部23に接合部25をもって一体化 された内管26の他方の端部は該外管24の他方の管端部22より軸方向に突出 されている。 上記構成からなる二重管20は該接合部25を排気マニホールド10の環状嵌 合部15に嵌合固定させると共に外管24の環状隆起部21を排気マニホールド 10の環状係合部17に係合させ、かつ該環状隆起部21を球帯状シール体30 および排気管40の凹球面シール座41を介して押圧コイルバネ60により常時 排気マニホールド10側へ押圧することにより、外管24と内管26とから成る 二重管20の該排気マニホールド10への一体結合化が行われる。
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、外管の一方の管端部に接合部をもって内管を一 体化し、該接合部を排気マニホールドの環状嵌合部に嵌合固定させると共に外管 の環状隆起部を排気マニホールドの環状係合部に係合させ、かつ該環状隆起部を 球帯状シール体および排気管の凹球面シール座を介して押圧コイルバネにより常 時排気マニホールド側へ押圧する構成を採ることにより、外管と内管とから成る 二重管は常時排気マニホールドの環状肩部側に押圧された状態で該排気マニホー ルドへの一体結合化が行われるので、溶接手段による結合が難しい鋳鉄製排気マ ニホールドへの二重管の結合を可能とする。 球帯状シール体は該排気マニホールドに一体結合化された二重管の外管外周面 に配置されているため、高温排気ガスの流動による外管の温度上昇は少なく、該 シール体の温度上昇も少なく、結果として該シール体の酸化消耗は少なくなり、 排気管継手に要求される排気管に生ずる曲げ応力を回転変位によって吸収する機 能と排気管内を流動する排気ガスの漏洩を封じる機能を長期間にわたって維持す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す排気マニホールドの側面図である。
【図3】図1に示す排気管の側面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示す要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
10 排気マニホールド 11 円孔 12 円筒部 13 フランジ部 14 環状肩部 15 環状嵌合部 17 環状端面部 18 環状係合部 19 円筒突出部 20 二重管 21 環状隆起部 22、23 管端部 24 外管 25 接合部 26 内管 30 球帯状シール体 40 排気管 41 凹球面シール座 42 フランジ部 50 ボルト 60 押圧コイルバネ S 環状隙間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車エンジンから排気ガスを案内する
    排気マニホールド(10)と該排気マニホールド(1
    0)から前記排気ガスを大気中に案内する排気管(4
    0)とを相対角変位自在に連結する自動車用排気管継手
    であって、排気マニホールド(10)は内面に円孔(1
    1)を有する円筒部(12)と該円筒部の端部外周面に
    フランジ部(13)を有すると共に該フランジ部の端面
    に一体に形成され、内面に前記円孔と環状肩部(14)
    をもって拡径する環状嵌合部(15)と該嵌合部と環状
    肩部をもって拡径し開口出口部の周縁に環状端面部(1
    7)を有する環状係合部(18)とを備えた円筒突出部
    (19)から成っており、該排気マニホールド(10)
    には外周面に環状隆起部(21)を備えると共に該隆起
    部の両側に管端部(22)(23)を備えた外管(2
    4)と該外管の内面との間に環状隙間(S)を形成して
    該外管の一方の管端部(23)に接合部(25)をもっ
    て一体化された内管(26)とから成る二重管(20)
    が該接合部(25)を前記排気マニホールドの環状嵌合
    部(15)に嵌合させ、外管の環状隆起部(21)を環
    状係合部(18)に係合させて一体に結合されており、
    該二重管外管の他方の管端部(22)には内面に貫通孔
    を有し、外面に部分凸球面部を有すると共に該部分凸球
    面部の大径側端部に環状端面部を有する球帯状シール体
    (30)が該貫通孔を管端部外周面に嵌合させ、環状端
    面部を前記排気マニホールドの円筒突出部の環状端面部
    (17)に当接させて配されており、前記排気管(4
    0)は管端部に凹球面シール座(41)と該凹球面シー
    ル座の開口部周縁に径方向外方に延設するフランジ部
    (42)を備えており、該排気マニホールド(10)と
    排気管(40)とは該排気管のフランジ部(42)を貫
    通して該排気マニホールドのフランジ部(13)に螺合
    された一対のボルト(50)と該ボルトの頭部と排気管
    のフランジ部との間に配された押圧コイルバネ(60)
    とにより該球帯状シール体の外面部分凸球面部と排気管
    の凹球面シール座とを加圧の下に相互に回転自在に摺接
    させて連結されていることを特徴とする自動車用排気管
    継手。
  2. 【請求項2】 二重管(20)は、外周面に環状隆起部
    (21)を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管端
    部(22)(23)を備えた外管(24)と一方の端部
    に環状鍔部(27)を有する内管(26)とからなり、
    該内管(26)は該外管(24)の内面との間に環状隙
    間(S)を形成し、かつ環状鍔部(27)を該外管の一
    方の管端部(23)の端面に当接させると共に当接部に
    接合部(25)をもって一体化されている請求項1に記
    載の自動車用排気管継手。
  3. 【請求項3】 二重管(20)は、外周面に環状隆起部
    (21)を備えると共に該隆起部の両側にそれぞれ管端
    部(22)(23)を備えた外管(24)と該外管の内
    面との間に環状隙間(S)を形成し、かつ該外管の一方
    の管端部(23)外周面を覆って折曲されると共に折曲
    部にカシメ固定による接合部(25)をもって該外管と
    一体化された内管(26)とから成る請求項1に記載の
    自動車用排気管継手。
  4. 【請求項4】 二重管(20)を形成する外管(24)
    の一方の管端部(23)に接合部(25)をもって一体
    化された内管(26)の他方の端部は該外管の他方の管
    端部(22)よりも軸方向に突出している請求項1乃至
    請求項3のいずれか一項に記載の自動車用排気管継手。
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JP2014125904A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関

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WO2003071108A1 (fr) * 2000-08-31 2003-08-28 Suncall Corporation Structure de connexion de tuyau d'echappement d'un vehicule automobile et ressort helicoidal a utiliser dans celle-ci
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