JP2912064B2 - 管接続部の密封装置 - Google Patents

管接続部の密封装置

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JP2912064B2
JP2912064B2 JP3271900A JP27190091A JP2912064B2 JP 2912064 B2 JP2912064 B2 JP 2912064B2 JP 3271900 A JP3271900 A JP 3271900A JP 27190091 A JP27190091 A JP 27190091A JP 2912064 B2 JP2912064 B2 JP 2912064B2
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正彦 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,排気マニホル
ド,ターボチャージャ,排気管等の流体を流す管体を互
いに接続する管接続部の密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に,自動車用エンジンでは,該エ
ンジンから排出される排気ガスは,排気管を通じて大気
中に放出されるが,排気系の途中には,排気エネルギー
で駆動されるタービンを備えたターボチャージャ,排気
ガス中に含まれる一酸化炭素,窒素酸化物等の有害物質
を無害化処理するための触媒コンバータ,ハイドロカー
ボンを燃焼させるアフタバーナ,排気ガスによって発生
する騒音を減衰させる消音器等が設けられている。
【0003】従来,シールリングとして,実開平2−9
374号公報に開示されたものがある。該シールリング
を図8,図9及び図10を参照して説明する。シールリ
ング36は,排気管等の管31,32同士を接続する管
接続部を構成するフランジ33,34の間に挟持してフ
ランジ33,34間の気密保持を図るものである。シー
ルリング36は,円輪状の金属薄板を丸めて円形断面を
有する環状に形成した中空環37と,中空環37内に充
填した非耐熱性物質を含むガスケット材38とから成
り,一対のフランジ33,34の間で挾持した状態で使
用される。シールリング36は,フランジ33,34の
間で挾持するのに先立ち,使用時の温度よりも低い温度
で加熱処理されたものである。
【0004】前掲実開平2−9374号公報に開示した
ようなシールリング36は,一方の管31,32のフラ
ンジ33,34面を平面に形成し,他方の管31,32
のフランジ33,34面に環状溝35を形成し,シール
リング36の一部が環状溝35から突出する状態に嵌入
し,この状態で両者の管31,32のフランジ33,3
4を互いに整合させてボルトとナットを用いて緊締する
ことによって両管31,32の気密を保持する状態で互
いに連結している。
【0005】上記のようなシールリングは,例えば,膨
張黒鉛シート,耐熱性繊維系シートのようなガスケット
材をステンレス鋼等の耐熱性の金属薄板によって巻回
し,環状溝に嵌入自在な形状と大きさとを有する閉鎖環
状の形状に形成されている。
【0006】上記のようなガスケット材を充填したシー
ルリングを,環状溝に嵌入した状態でフランジをボルト
とナットで緊締した場合には,両フランジ間でシールリ
ングは弾性的に圧縮されて環状溝に押し込まれ,両フラ
ンジ面は殆ど密着した状態になり,この状態で両フラン
ジの気密性は,フランジに形成した環状溝から突出しよ
うとするシールリングのばね作用によってフランジ面に
強く押し付けることで維持されている。
【0007】また,実開昭60−43767号公報に
は,エンジン用リング状シール部材が開示されている。
該エンジン用リング状シール部材は,エンジン構成部品
間の接合部に介在させて,該接合部をシールしており,
厚肉のリング本体の外周側に薄肉の延長部を一体形成
し,且つ該延長部の外周端が前記接合部の外周縁より半
径方向外方に突出するように前記延長部の半径方向の幅
を定めたものである。
【0008】また,特公昭62−2188号公報には,
シール部材が開示されている。該シール部材は,充填材
と,該充填材を包む中空リング状で且つリング周方向に
沿って両端合わせ目を有する金属ジャケットとを有し,
金属ジャケットを二重又は三重にし,各ジャケットの両
端合わせ目を互いにずらしたものである。また,充填材
は,グラファイト,アスベスト又は粘土,或いはこれら
の混合物である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記のよう
に,エンジンから排出される排気ガスを排出する排気系
には,排気マニホルドの出口管と排気管或いはターボチ
ャージャの入口管との管接続部,触媒コンバータ,消音
器等の出入口管と排気管との管接続部,燃焼器と排気管
との管接続部,場合によっては,ボイラー等の配管の管
接続部等では,ガス,液体等の流体の漏洩がないように
気密に接続されることが要求されている。特に,排気マ
ニホルドの出口管とターボチャージャの入口管との管接
続部では,排気ガスの温度は高温であり,しかも熱負荷
の大きい部位であり,該管接続部を気密に接続するに
は,種々の問題があった。
【0010】例えば,前掲実開平2−9374号公報に
開示されたシールリング36についても上記と同様に,
長期の使用により,シールリング36が対向するフラン
ジ34に対する密着度が低下し,漏洩の可能性が発生
し,密封性或いは耐久性の点で問題を有している。
【0011】しかしながら,排気マニホルドの出口管と
ターボチャージャの入口管とを連結する管接続部は,使
用状態に高温度(例えば,750℃以上)になり,その
高温部位の管接続部に使用されるシールリングは,高温
度に晒されることになる。従って,従来のシールリング
を使用した場合には,金属製のシールリングの内部に充
填されたガスケット材は,該ガスケット材中に含まれて
いる結合材の有機成分が熱分解し,或いは熱分解で飛散
し,ガスケット材の体積が減少する現象が発生する。上
記のようなガスケット材を充填したシールリングを,両
管のフランジ面に挟んでボルトとナットで連結した場合
には,上記のように,ガスケット材が熱負荷を受けてガ
スケット材の体積が減少すると,シールリングの弾性圧
縮力が小さくなり,管接続部の当接面のシール性が低下
する。
【0012】また,ガスケット材を充填したシールリン
グを両管のフランジ面に挟んでボルトとナットで連結し
た管接続部について,該管接続部のフランジ面が使用温
度の高温度と常温との繰り返しの熱負荷を受けた場合
に,両フランジ面には歪みが発生し,フランジ面が変形
し,シールリングが良好に当接することができず管接続
部のシール性は更に低下することになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,互いに対向する面を備え
且つ互いに緊締される一対の管体の互いに対向する前記
面に形成された環状溝にシールリングを嵌入し,前記シ
ールリングを一方の前記管体の前記面へばね力で押し付
ける皿ばねを前記環状溝に嵌入し,たとえシールリング
のガスケット材が熱負荷によって体積が減少したり,管
体の対向面に歪み等が発生しても,前記シールリングが
皿ばねによって対向するフランジ面に常に押し付けられ
て両当接面のシール性を良好に維持することができる管
接続部の密封装置を提供することである。
【0014】この発明は,互いに対向する面を備え且つ
互いに緊締される一対の管体,該管体の互いに対向する
前記面に形成された環状溝,該環状溝に嵌入し且つ金属
薄板から製作した環状の中空リングと該中空リング内に
充填した耐熱性物質を含むガスケット材から構成されて
いるシールリング,及び前記環状溝に嵌入され且つ前記
シールリングを一方の前記管体の前記面へばね力で押し
付ける皿ばねを有し,前記皿ばねは前記シールリングに
当接して密封機能を有するビード部と前記管体の前記環
状溝の壁面に当接して密封機能を有するビード部とを有
していることから成る管接続部の密封装置に関する。
【0015】前記皿ばねは,前記シールリングの外周面
に係合して前記シールリングに固定できる係止部を有し
ている。
【0016】前記皿ばねは,使用温度より高い温度で熱
処理された金属材料から製作されている。或いは,前記
皿ばねは,セラミック材料から製作されている。
【0017】この管接続部の密封装置では,前記皿ばね
は前記管体の前記環状溝に複数枚重ね合わせて嵌入され
ている。
【0018】この発明による管接続部の密封装置は,以
上のように構成されているので,シールリングにおける
ガスケット材の体積が低減しても,皿ばねが前記シール
リングを対向面に押し付けるので,前記対向面と前記シ
ールリングとは常に密着され,流体の漏洩は発生せず,
耐久性に富んだものとなる。また,前記皿ばねは,前記
環状溝の壁面及び前記シールリングの外面に対してビー
ド部で環状のシール部を形成するので,前記対向面から
の流体の漏洩は発生しない。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明による管接続部の密封装
置は,排気マニホルドの出口管,ターボチャージャの出
入口管,排気管,ボイラ等の流通管等の流体を流す管体
を互いに接続する管接続部に適用できるものであり,主
として,互いに対向する面を備え且つ互いに緊締される
一対の管体,該管体の互いに対向する前記面に形成され
た環状溝,及び該環状溝に嵌入したシールリングを有す
るものである。この管接続部の密封装置は,特に,シー
ルリングを金属薄板から製作した環状の中空リングと該
中空リング内に充愼した耐熱性物質を含むガスケット材
とから製作され,しかも,シールリングを一方の管体の
面へばね力で押し付ける皿ばねが環状溝に嵌入されてい
るものである。この管接続部の密封装置を排気マニホル
ドの出口管とターボチャージャの入口管との管接続部に
組み込んだ実施例を,図面を参照して説明する。
【0020】図1はこの発明による管接続部の密封装置
を組み込んだ排気マニホルドの一例を示す概略図,図2
は図1の線A−A側から見た側面図,図3は図1の領域
Bの部分の拡大断面図,図4はこの発明による管接続部
の密封装置における皿ばねの一実施例を示す平面図,図
5は図4の皿ばねを成形した状態を示す断面図,及び図
6はこの発明による管接続部の密封装置における皿ばね
とシールリングとの一実施例を示す断面図である。
【0021】図1及び図2に示すように,排気マニホル
ド1は,直列6気筒エンジンのシリンダヘッドに取り付
けられるものである。排気マニホルド1はシリンダヘッ
ドに取り付ける取付フランジ部2A,2Bを備えてい
る。排気マニホルド1は,3気筒に対応する3つの取付
フランジ部2A,2Bをそれぞれ有する第1排気マニホ
ルド1Aと第2排気マニホルド1Bから構成されてい
る。第1排気マニホルド1Aと第2排気マニホルド1B
は,ベローズから成る可撓継手4で連結されている。更
に,第1排気マニホルド1Aと第2排気マニホルド1B
は,それぞれ出口管である集合管である出口管3A,3
Bを有している。これらの出口管3A,3Bは,エンジ
ンの下流に設けられたターボチャージャの入口管5A,
5Bにボルト及びナットを緊締することでそれぞれ連結
されている。
【0022】排気マニホルド1は,上記のように構成さ
れ,エンジンから排出される排気ガスは,各気筒の排気
ポートを経て各取付フランジ部2A,2Bの中央部に形
成された各分岐通路を通じて出口管3A,3Bにそれぞ
れ集められ,次いでターボチャージャの入口管5A,5
Bを通じてターボチャージャへ送り込まれる。図示して
いないが,ターボチャージャに送り込まれた排気ガス
は,ターボチャージャのタービンに作用し,該排気ガス
エネルギーによってタービンを駆動し,コンプレッサ或
いは回転電機を作動し,排気ガスエネルギーは回収され
るように構成されている。
【0023】この管接続部の密封装置は,排気マニホル
ド1の集合管即ち出口管3A,3Bとターボチャージャ
の入口管5A,5Bとの管接続部に組み込まれている。
排気マニホルド1の出口管3A,3Bの端部には端面9
が平らなフランジ7がそれぞれ設けられ,また,ターボ
チャージャの入口管5A,5Bの端部には端面11が平
らなフランジ8がそれぞれ設けられている。排気マニホ
ルド1の出口管3A,3Bの端部に設けた各フランジ7
には,ターボチャージャの入口管5A,5Bのフランジ
8に対向する対向面には環状溝6がそれぞれ形成されて
いる。図3に示すように,これらの環状溝6には,この
発明によるシールリング10と皿ばね12から成る管接
続部の密封装置が組み込まれている。
【0024】この管接続部の密封装置は,互いに対向す
る端面即ち対向面9,11を備えた一対の管体である出
口管3A,3Bと入口管5A,5Bとを互いに緊締する
管接続部に組み込んだものであり,出口管3A,3Bの
対向面に環状溝6を形成し,該環状溝6にシールリング
10と皿ばね12を嵌入している。
【0025】この管接続部の密封装置において,シール
リング10は,図3に示すように,ステンレススチール
等の耐熱性の金属薄板から製作した環状の中空リング1
5,該中空リング15内に充填した耐熱性物質を含むガ
スケット材13及び中空リング15内に配置された芯板
14から製作されている。中空リング15は,金属薄板
の一面に芯板14を内包したガスケット材13を配置
し,金属薄板の端部27が全周にわたって互いに重なる
ように巻回して形成することができる。
【0026】ガスケット材13は,膨張黒鉛シート,耐
熱性繊維系シート等の材料から製作され,有機系繊維と
無機系繊維とを結合材で結合して構成したものを使用で
きる。これらの配合割合は,有機系繊維と無機系繊維と
の配合比が1対3であり,これに対して結合材を5〜1
0%加えている。或いは,ガスケット材13の別の例の
配合割合は,無機系繊維とステンレススチールワイヤと
を結合材で結合して構成したものを使用できる。これら
の配合割合は,無機系繊維とステンレススチールワイヤ
との配合比が3対1であり,これに対して結合材を5〜
10%加えている。
【0027】この管接続部の密封装置は,特に,皿ばね
12がシールリング10を入口管5A,5Bの対向面1
1へばね力で押し付けるため,環状溝6に嵌入されてい
ることである。皿ばね12は,インコネル,ステンレス
スチール等の耐熱性の金属薄板,或いはセラミックスか
ら成るセラミック薄板から製作され,図4に示すよう
に,環状本体16及び該環状本体16の外周部に耳部即
ち係止部20が設けられ,特に,使用温度より高い温度
で熱処理された金属材料から製作されている。皿ばね1
2は,環状のばね本体16に沿って環状に伸びるビード
加工センター26の両側即ち半径方向に隔置した位置に
環状に伸びるビード部17,18が形成されている。係
止部20は,図5に示すように,環状本体即ちばね本体
16に対して折り曲げられ,シールリング10の外周面
22に係合してシールリング10に固定する機能を有し
ている。また,皿ばね12は,図5に示すように,ばね
本体16にはシールリング10に当接して密封機能を有
する環状のビード部18と出口管3A,3Bの環状溝6
の壁面21に当接して密封機能を有する環状のビード部
17とを有している。
【0028】従って,この管接続部の密封装置について
は,皿ばね12は,入口管5A,5Bの対向面11に常
にシールリング10を押し付けて接触面が密着され,接
続部からの流体の漏洩は発生せず,耐久性に富んだ密封
装置を提供できる。また,皿ばね12は,出口管3A,
3Bの環状溝6の壁面21に対してビード部17で環状
のシール部を形成すると共に,シールリング10の外面
に対してビード部18で環状のシール部を形成するの
で,環状溝6内を迂回して流体が漏洩することもない。
【0029】この管接続部の密封装置について,シール
リング10と皿ばね12との組み立ては,皿ばね12に
シールリング10を当接させて,4つの耳部である係止
部20をシールリング10の外周面22に接触するよう
に折り曲げ,更に,皿ばね12の係止部20の先端部1
9をシールリング10を抱き込むように折り曲げること
によって,皿ばね12とシールリング10とを固定でき
る。
【0030】従って,この管接続部の密封装置は,環状
溝6に皿ばね12とシールリング10との組立体を嵌入
して,出口管3A,3Bと入口管5A,5Bとをボルト
及びナットで緊締すると,皿ばね12及びシールリング
10は,環状溝6内で弾性的に圧縮され,皿ばね12と
出口管3A,3Bとの接触面,シールリング10と入口
管5A,5Bとの接触面,及び皿ばね12とシールリン
グ10との接触面は密着状態になり,良好なシール性能
を提供できる。特に,シールリング10におけるガスケ
ット材13の非耐熱性物質,結合材の有機質成分が高温
度(例えば,750℃以上の温度)で熱分解して飛散
し,ガスケット材13の体積が低減しても,皿ばね12
がばね力でシールリング10を入口管5A,5B側へ押
圧して接触面を密封するので,常に良好なシール面を提
供でき,シールリング10の耐久性を向上させることが
できる。或いは,使用温度が高温度のため,管体の対向
面9,11に歪みが発生したとしても,同様に,皿ばね
12のばね力が該面歪みを吸収即ち補完して,シールリ
ング10を対向面11に押し付けることができ両者間の
シール性を良好に維持することができる。
【0031】この管接続部の密封装置は,上記のよう
に,構成されているけれども,上記実施例に限定される
ことはなく,例えば,皿ばね12をセラミック材料から
製作することもできる。また,皿ばね12は,図示して
いないが,管体の環状溝6に複数枚重ね合わせて嵌入す
ることもできるのである。また,場合によっては,図7
に示すように,管体の一方だけでなく,対向する両管体
23,24に環状溝25,26を形成することも可能で
あり,これらの環状溝25,26に跨がってシールリン
グ10と皿ばね12を嵌入して密封装置を構成すること
もできる。
【0032】
【発明の効果】この発明による管接続部の密封装置は,
以上のように,シールリングを金属薄板から製作した環
状の中空リングと該中空リング内に充愼した耐熱性物質
を含むガスケット材とから製作し,前記シールリングを
一方の管体の対向面へばね力で押し付ける皿ばねが他方
の管体に少なくとも形成した環状溝に嵌入しているの
で,前記シールリングが高温度に晒されて体積が低減し
た場合でも,前記シールリングの体積低減分を前記皿ば
ねのばね力でカバーすることができ,常に良好なシール
面を維持できる。
【0033】また,この管接続部の密封装置は,管体の
使用温度が高温度のため,管体の対向面に歪みが発生し
たとしても,前記皿ばねのばね力でカバーすることがで
き,常に良好なシール面を維持できる。しかも,この管
接続部の密封装置は,管体の使用温度及び対向面の歪み
量に応じて,前記皿ばねの枚数,或いは材質を適正に選
定することによって,常に良好なシール性を確保するこ
とができる。更に,この管接続部の密封装置は,シール
リングと皿ばねとの組み合わせであり,構造が簡単であ
り,組み込みも容易であり,高温時でのシール性を確保
できると共に,安価な密封装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による管接続部の密封装置を組み込ん
だ排気マニホルドの一例を示す概略図である。
【図2】図1の線A−A側から見た側面図である。
【図3】図1の領域Bの部分の拡大断面図である。
【図4】この発明による管接続部の密封装置における皿
ばねの一実施例を示す平面図である。
【図5】図4の皿ばねを成形した状態を示す断面図であ
【図6】この発明による管接続部の密封装置における皿
ばねとシールリングとの一実施例を示す断面図である。
【図7】この発明による管接続部の密封装置の別の実施
例を示す断面図である。
【図8】従来の管接続部の密封装置の一例を示す断面図
である。
【図9】図8の管接続部の密封装置におけるフランジの
一例を示す斜視図である。
【図10】図8の管接続部の密封装置におけるシールリ
ングの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排気マニホルド 3A,3B 出口管(管体) 5A,5B 入口管(管体) 6 環状溝 7,8 フランジ 9,11 対向面(面) 10 シールリング 12 皿ばね 13 ガスケット材 14 芯板 15 中空リング 16 ばね本体 17,18 ビード部 20 係止部 23,24 管体 25,26 環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−125908(JP,A) 実開 昭63−110785(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する面を備え且つ互いに緊締
    される一対の管体,該管体の互いに対向する前記面に形
    成された環状溝,該環状溝に嵌入し且つ金属薄板から製
    作した環状の中空リングと該中空リング内に充填した耐
    熱性物質を含むガスケット材から構成されているシール
    リング,及び前記環状溝に嵌入され且つ前記シールリン
    グを一方の前記管体の前記面へばね力で押し付ける皿ば
    を有し,前記皿ばねは前記シールリングに当接して密
    封機能を有するビード部と前記管体の前記環状溝の壁面
    に当接して密封機能を有するビード部とを有しているこ
    とから成る管接続部の密封装置。
  2. 【請求項2】 前記皿ばねは前記シールリングの外周面
    に係合して前記シールリングに固定できる係止部を有し
    ていることから成る請求項1に記載の管接続部の密封装
    置。
  3. 【請求項3】 前記皿ばねは使用温度より高い温度で熱
    処理された金属材料から製作されていることから成る請
    求項1に記載の管接続部の密封装置。
  4. 【請求項4】 前記皿ばねはセラミック材料から製作さ
    れていることから成る請求項1に記載の管接続部の密封
    装置。
  5. 【請求項5】 前記皿ばねは前記管体の前記環状溝に複
    数枚重ね合わせて嵌入されていることから成る請求項1
    に記載の管接続部の密封装置。
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