JPH0541226Y2 - - Google Patents

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JPH0541226Y2
JPH0541226Y2 JP14825187U JP14825187U JPH0541226Y2 JP H0541226 Y2 JPH0541226 Y2 JP H0541226Y2 JP 14825187 U JP14825187 U JP 14825187U JP 14825187 U JP14825187 U JP 14825187U JP H0541226 Y2 JPH0541226 Y2 JP H0541226Y2
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separator plate
inner pipe
separator
large diameter
exhaust
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、排気消音器の改良に関し、詳しく
は、インナパイプの変更に対応できるようにした
ものである。
〈従来の技術〉 第4図には、自動車の排気消音器の代表的なも
のの一例を示してある。
筒状容器である消音器本体、本体外殻となる筒
状のアウタシエル1とその両端に巻き締めにより
取付けられ、消音器前後の蓋をなすエンドプレー
ト2,3とから構成されている。消音器本体内
は、三枚のセパレータプレート(排気の入側から
順に第1、第2、第3セパレータプレート)4,
5,6により、四つのチユーニング室(排気の入
側から順に第1、第2、第3、第4チユーニング
室)7,8,9,10に区分されている。入側の
エンドプレート2、第1,第2セパレータプレー
ト4,5を貫通して入側インナパイプ11が設け
られ、入側インナパイプ11内にステー12を介
して同心状に支持され、かつ第3セパレータレエ
ート6を貫通して第1中間インナパイプ13が設
けられ、第3セパレータプレート6を貫通して第
2中間インナパイプ14が設けられ、更に、第
1、第2、第3セパレータプレート4,5,6及
び出側のエンドプレート3を貫通して出我をイン
ナパイプ15が設けられている。前記各インナパ
イプ11,13,14,15の周面には多数の小
穴があけてある。
前記インナパイプ11,13,14,15とセ
パレータ4,5,6との取付けは、圧入あるいは
スポツト溶接によりなされている。入側インナパ
イプ11は、第2セパレータプレート15とはス
ポツト溶接され、第1セパレータプレート4には
圧入されている。一端側がステー12により支持
された第1中間インナパイプ13の他端側は第3
セパレータプレート6に圧入されている。第2中
間インナパイプ14は第3セパレータプレート6
にスポツト溶接されている。出側インナパイプ1
5は第2セパレータプレート15は第2セパレー
タプレート5とスポツト溶接され、第1、第3セ
パレータプレート4,6に圧入されている。セパ
レータプレート4,5,6には、第5図に示す如
く(第5図には第3セパレータプレート6につい
て示してある)、孔16,17,18がバーリン
グ加工され、孔16,18にインナパイプ13,
15が圧入され、孔14に第2中間インナパイプ
14が挿入され、かつスポツト溶接されているの
である。図中、スポツト溶接部を符号「W」で、
圧入部を符号「F」でそれぞれ示してある。
上記構造の消音器は、インナパイプ11,1
3,14,15の外径寸法及びその周面の小穴の
直径と穴明け総数により換算される開口面積と各
セパレータプレート4,5,6により区画構成さ
れるチユーニング室7,8,9,10の容量との
兼ね合いにより、最適の音質に調音され、かつエ
ンジン出力によるパワーロスを最小限にするよう
に設計されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上記のような消音器においては、エ
ンジンの違い(例えば、デイーゼルエンジン、
DOHCエンジンなど)により、消音器の音質や
パワーロスを変えるのであるが、その一対応策と
して、インナパイプの一部を二重構造にすること
が考えられている。
インナパイプの一部を二重構造とした場合に
は、二重構造である大径部を通すために、セパレ
ータプレートにおける孔も大きくする必要がある
が、第4図のA−A矢視概略を表わす第6図に示
すようなパイプ配置状態の各パイプ間ピツチを変
えずに、第7図に示すように大きな孔をバーリン
グ加工することは、パイプ間ピツチtが小さいた
め不可能である。したがつて、二重構造としたイ
ンナパイプ(例えばインナパイプ15)を通すた
めには、孔間ピツチ(パイプ間ピツチ)を変えな
ければならず、結局、セパレータプレート4,
5,6、エンドプレート2,3等をエンジンの種
類に応じたものをそれぞれ用意しておかなければ
ならず、部品点数の増大という問題が生ずる。
また、第8図に示す如く、二重構造部15aを
避ける位置まで第3セパレータプレート6を後退
させることが考えられるが、この場合には、チユ
ーニング室10の容量の関係上、エンドプレート
3を含め消音器全体を“a”だけ大きくせざるを
得ず、コスト的に不利となる。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するため、本考案では、消音
器本体内をセパレータプレートで複数のチユーニ
ング室に区切り、かつ排気の入側から出側にかけ
て複数のインナパイプを前記チユーニング室に開
口して設けてなる排気消音器において、前記イン
ナパイプの一つもしくは複数を大径部を有するも
のとした場合に、前記セパレータプレートの前記
大径部と干渉する部分に段を付け、前記大径部と
の干渉を避けて前記インナパイプと嵌合させるよ
うにしたのである。
〈実施例〉 第1図には本考案の一実施例に係る排気消音器
の平面に沿う縦断面を示してある。この実施例
は、出側インナパイプ15をその一部に二重構造
部15aを有するものとした場合に適用したもの
である。
インナパイプ15の二重構造部15aは、イン
ナパイプ15外周の一部を覆うようにカバーパイ
プ19を設け、インナパイプ15とカバーパイプ
19との間に吸音材であるグラスウール20をつ
めた構造となつている。
この出側インナパイプ15を従前と同様にセパ
レータプレート4,5,6に組付けようとする
と、従前通り、セパレータプレート5とはスポツ
ト溶接でき、セパレータプレート4とは圧入がで
きるが、セパレータプレート6とは大径部15a
が干渉して、従前のセパレータプレート6の形
状、構造では互いに圧入し得ない。
そこで、セパレータプレート6に代えて、第2
図に示すような構造のセパレータプレート60を
設けるのである。セパレータプレート60は、イ
ンナパイプ15と嵌合させる部分を基準面60a
に対し長さ“β”段を付けた構造となつており、
組付けた状態では、この部分にバーニング加工さ
れた孔18(他のインナパイプ4,5上の孔18
と同軸上にある)に出側インナパイプ15の二重
構造部15a以外の通常の径の部分が圧入される
のである。勿論、セパレータプレート60におけ
る段を付ける量βは大径部である二重構造部15
aの大きさに応じて決められる。
このように、セパレータプレート60に段をつ
けて、二重構造部15aを有するインナパイプ1
5を従来と同じ位置で支えるようにすることによ
り、エンジンの機種に応じて用意しておくのはセ
パレータプレート60のみでよく、他の部品はそ
のまま流用できる。
上記のようなセパレータプレート60を設けた
場合、後方の二つのチユーニング室9,10は、
該セパレータプレート60の後退分βが小さけれ
ば無視できるので音質設計上の自由度は失われ
ず、また、逆に意図的にβを大きく取り、チユー
ニング室9,10の容量を変えることにより、音
質設計上積極的に活用することもできる。
なお、段違い部は大径部15aとの干渉を避け
るように設ければよいので、その方向は、第2図
の如く左半面を後退させるものに限らず、前側に
段違いとしてもよく、更に、第3図に示す如く、
上下を前後に段違いさせるなど、種々考えられ
る。
〈考案の効果〉 本考案に係る排気消音器によれば、セパレータ
プレートをインナパイプの大径部との干渉を避け
る形状としたので、当該セパレータプレートのみ
をエンジンの機種に応じて用意しておけばよく、
他の部品はすべて共用できるようになり、部品点
数の増大が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る排気消音器の
平面に沿う断面図、第2図はセパレータプレート
の一例の斜視図、第3図はセパレータプレートの
他の例の斜視図、第4図は従来の排気消音器の一
例の平面に沿う断面図、第5図はその第3セパレ
ータプレートの斜視図、第6図は第4図のA−A
矢視概略図、第7図は孔加工不可能の説明図、第
8図は従来の二重構造部対応例の概略図である。 図面中、1はアウタシエル、2,3はエンドプ
レート、4,5,6はセパレータプレート、7,
8,9,10はチユーニング室、11は入側イン
ナパイプ、13,14は中間インナパイプ、15
は出側インナパイプ、15aは二重構造部、1
6,17,18は孔、60は第3セパレータプレ
ートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消音器本体内をセパレータプレートで複数のチ
    ユーニング室に区切り、かつ排気の入側から出側
    にかけて複数のインナパイプを前記チユーニング
    室に開口して設けてなる排気消音器において、前
    記インナパイプの一つもしくは複数を大径部を有
    するものとした場合に、前記セパレータプレート
    の前記大径部と干渉する部分に段を付け、前記大
    径部との干渉を避けて前記インナパイプと嵌合さ
    せるようにしたことを特徴とする排気消音器。
JP14825187U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0541226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14825187U JPH0541226Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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JP14825187U JPH0541226Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6453414U JPS6453414U (ja) 1989-04-03
JPH0541226Y2 true JPH0541226Y2 (ja) 1993-10-19

Family

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