JPH0517301Y2 - - Google Patents

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JPH0517301Y2
JPH0517301Y2 JP1985167165U JP16716585U JPH0517301Y2 JP H0517301 Y2 JPH0517301 Y2 JP H0517301Y2 JP 1985167165 U JP1985167165 U JP 1985167165U JP 16716585 U JP16716585 U JP 16716585U JP H0517301 Y2 JPH0517301 Y2 JP H0517301Y2
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JP
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floor
exhaust pipe
cross member
tunnel
convex portion
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のフロアパン下側に車体前
後方向に縦断して配管されるエキゾーストパイプ
支持構造の改良に関する。
【従来の技術】
従来の自動車、例えばフロントエンジン・フロ
ントドライブ型の自動車のエキゾーストパイプの
支持は、第1図に示されるように、フロントフロ
ア1付近では、ステアリングギヤボツクスサポー
トメンバ2及びセンタフロアクロスメンバ4によ
つて行われ、フロントフロアトンネル部分では支
持されていなかつた。 上記従来のエキゾーストパイプ支持構造では、
特にセンタフロアクロスメンバでの支持部が、ボ
デイ側の剛性が小さく、更にこれに加えて、エキ
ゾーストパイプ自体も横方向に屈曲した位置であ
つて、エンジン運転時、特にアイドリング状態
で、振動の腹となるために、ボデイ側への入力が
大きく、エンジンのアイドリング時の振動及び車
室内騒音を増大させる原因となつているという問
題点がある。 このような振動、騒音を低減させるために、エ
キゾーストパイプ支持部の板厚を増大させたり、
他の部材を取付けたりすることが考えらるが、こ
の場合は、製造コストの増大、他の部材溶着のた
めの溶接打点数の増大、場合によつては車室内ス
ペースの減少を伴なうという新たな問題点が生じ
る。 これに対して、例えば特開昭59−106376号公報
に開示される自動車の車体フロア構造がある。 この車体フロア構造においては、エキゾースト
パイプが、フロアトンネルとフロアクロスメンバ
が交差する位置でエキゾーストパイプ支持用ブラ
ケツトを介してボデイ側に支持されているので、
この位置での、ボデイ側の剛性が大きいことに加
えて、エキゾーストパイプ自体の振動の節となる
ことから、振動及び騒音を大幅に低減させること
ができる。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、この特開昭59−106376号公報に
開示された車体フロア構造においては、フロアト
ンネル内のスペース全体に対するブラケツトの占
める割合が大きくなり、このため、場合によつて
は、フロアトンネルを大きくして車室内スペース
を犠牲にしたりしなければならないという問題点
がある。 更に、エキゾーストパイプと支持用ブラケツト
の取付け作業に際して、その位置決め作業が困難
であると共に、ブラケツト自体のフロアトンネル
への取付け剛性が小さく、エキゾーストパイプを
確実に振動の節となるように支持することができ
ない場合があるという問題点を生じる。
【考案の目的】
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、板厚の増大、車室内スペースの
犠牲等を伴なうことなく、又、フロアトンネル内
スペースを有効に利用して、且つ確実にエキゾー
ストパイプを支持し、自動車運転時、特にアイド
リング時における振動及び車室内騒音を低減させ
ることができるようにしたエキゾーストパイプ支
持構造を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、フロアパン下側を車体前後方向に
縦断するエキゾーストパイプを、前記フロアパン
のフロアトンネルに沿つて配管したエキゾースト
パイプの支持構造において、前記フロアパンに設
けられたフロントフロアクロスメンバが前記フロ
アトンネルと交差する位置で、前記フロアトンネ
ル内にエキゾーストパイプ支持用ブラケツトを配
置し、該エキゾーストパイプ支持用ブラケツト
を、前記フロントフロアクロスメンバと重なる位
置で前記フロアトンネルを含むフロアパン及び前
記フロントフロアクロスメンバの少なくとも一方
に溶着してなり、前記フロアパンは、前記フロア
トンネル上面に到る立上り壁の、前記フロントフ
ロアクロスメンバの下面に沿う部分に、外方に凸
となる凸部を備え、前記エキゾーストパイプ支持
用ブラケツトは、前記フロアパンの凸部に内側か
ら入り込む凸部を備え、該凸部の内側位置で、前
記エキゾーストパイプを支持することにより上記
目的を達成するものである。
【作用】
この考案によれば、フロアパンからフロアトン
ネル上面に到る立上り壁に、フロントフロアクロ
スメンバの下面に沿う部分に、外方に凸となる凸
部を設け、更に、エキゾーストパイプ支持用ブラ
ケツトは、前記凸部に内側から入り込む凸部を設
け、該凸部の内側位置にエキゾーストパイプを支
持するようにしているので、組付け作業の際に位
置決めが容易であると共に、本来デツドスペース
となるフロントフロアクロスメンバの内側の一部
を利用してエキゾーストパイプ支持用のブラケツ
トを取付け、その凸部にエキゾーストパイプを支
持しているので、フロアトンネル内断面積に対す
るエキゾーストパイプ支持用ブラケツトの占める
割合を小さくし、大径のエキゾーストパイプを支
持することができる。又、エキゾーストパイプ支
持用ブラケツトは、前記凸部により断面剛性が大
きくなると共に、ボデイ側への組付け剛性が大き
くなり、エキゾーストパイプを確実に支持し、且
つ、その支持点において、エキゾーストパイプ振
動の節とすることができる。
【実施例】
以下本考案の第1実施例を図面を参照して説明
する。 この実施例は、第1図乃至第3図に示されるよ
うに、自動車ボデイ10におけるフロアパン12
下側を車体前後方向に縦断して配管されるエキゾ
ーストパイプ14の支持構造において、前記フロ
アパン12の車体幅方向中央部位置で、下側が凹
となるように形成されたフロアトンネル16に沿
つて、前記エキゾーストパイプ14を配管すると
共に、前記フロアパン12上面に配置されたフロ
ントフロアクロスメンバ18が前記フロアトンネ
ル16と交差する位置で、前記フロアトンネル1
6内にエキゾーストパイプ支持用ブラケツト20
を配置し、該エキゾーストパイプ支持用ブラケツ
ト20を、前記フロアトンネル16を含むフロア
パン12及び前記フロントフロアクロスメンバ1
8と共に、3枚重ねで溶着したものである(×印
は溶接スポツト)。 図の符号22は前記エキゾーストパイプ支持用
ブラケツト20とエキゾーストパイプ14間に配
置され、両者を弾力的、且つ、相対変位可能に連
結するサポートゴムを示す。 図の符号24はサポートゴム22をエキゾース
トパイプ支持用ブラケツト20に取付けるための
ピン、26はサポートゴム22に対してエキゾー
ストパイプ14を支持させるためのピンをそれぞ
れ示す。 ここで、前記フロアパン12は、車室内スペー
スの犠牲にしないように、フロアパン12の一般
面からフロアトンネル16の上面に到る立上り壁
17が、前記フロントフロアクロスメンバ18の
下面に沿つてトンネル中心から外方に僅かに凸に
形成されている。 前記エキゾーストパイプ支持用ブラケツト20
は、中央に、フロアトンネル16の幅方向外側に
凸となる凸部20Aと、その周囲に前記フロアパ
ン12の一般面、前記立上り壁17及びフロアト
ンネル16上面の、下側に沿つて密着される外周
フランジ20Bと、を備えている。 前記凸部20Aの上端は外周フランジ20Bの
上部に、下端は水平部20Cを介して外周フラン
ジ20Bの下部に、それぞれ接続され、凸部20
Aと水平部20Cは、第2図に示されるように、
傾斜面である立上り壁17と共に略三角形の閉断
面を構成している。 又、前記エキゾーストパイプ支持用ブラケツト
20は、その幅方向両端での、前記外周フランジ
20Bで、フロアパン12及びフロントフロアク
ロスメンバ18に三枚重さねで溶着されている。 このフロアパン12における凸部12A及びエ
キゾーストパイプ支持用ブラケツト20における
凸部20Aは、該エキゾーストパイプ支持用ブラ
ケツト20のフロアパン12への位置決め及びフ
ロントフロアクロスメンバ18のフロアパン12
に対する位置決めを兼ねた形状となつている。 又、サポートゴム22を、エキゾーストパイプ
支持用ブラケツト20に取付けるためのピン24
は、凸部20Aに連結されていて、サポートゴム
22との干渉が防止されている。 この実施例においては、従来のセンタフロアク
ロスメンバ位置に設けられたエキゾーストパイプ
14のための支持部は設けられていない。 この実施例における、前記エキゾーストパイプ
支持用ブラケツト20を取付けるための溶接打点
は、従来、フロントフロアクロスメンバ18をフ
ロアパン12に溶着するための溶接打点を兼ねる
ものであり、従つて、従来2枚重ねで溶接してい
たものを本実施例の場合は3枚重ねで溶接するも
のである。 この実施例において、エキゾーストパイプ14
は、フロアトンネル16とフロントフロアクロス
メンバ18との交差する位置でボデイ10側に支
持されており、上記フロアトンネル16とフロン
トフロアクロスメンバ18の交差部近傍には、エ
キゾーストパイプ14に取付けられるモノリスコ
ンバータ等の重量物が配置されていることから、
第7図に示されるように、振動の節となる点で支
持されることになり、エキゾーストパイプ14の
大きな振動がボデイ10側へ伝達されることが抑
制され、振動、騒音及び排気管強度上も有利な構
成となる。 又、エキゾーストパイプ14を支持するための
エキゾーストパイプ支持用ブラケツト20は、従
来、フロアトンネル16とフロントフロアクロス
メンバ18とが2枚重ねで溶着されていた位置
に、これらと共に3枚重ねで溶着されるので、溶
接打点数が何ら増大されることがない。 更に、エキゾーストパイプ支持用ブラケツト2
0はフロアトンネル16内に配置されるので、車
室内スペースを犠牲にすることがない。 更に、この実施例においては、従来のセンタフ
ロアクロスメンバに取付けられていた支持用ブラ
ケツトが廃止されることから、溶接打点の低減を
図ることもできる。 又上記実施例における、サポートゴム22が取
付けられるフロアパン12の凸部12A及びエキ
ゾーストパイプ支持用ブラケツト20の凸部20
Aは、共にフロントフロアクロスメンバ18の内
側に突出しているので、これら凸部12A,20
Aが形成されても、車室内スペースが何ら犠牲と
なることがない。 更に又、前記エキゾーストパイプ支持用ブラケ
ツト20は、外周フランジ20Bにおいてフロア
トンネル16を含むフロアパン12の一般面、立
上り壁17の内側面に密着され、凸部20Aと水
平部20Cが略三角形を構成しているので、略三
角形の閉断面が形成され、それ自体の剛性が大き
いと共に、ボデイ側への取付け剛性が大きくされ
る。従つて、エキゾーストパイプを安定して支持
することができる。 本考案者の実験によれば、本考案は、第8図に
示されるように、特にエンジンのアイドル運転時
における車室内騒音を低減させることができた。 次に第6図に示される本考案の第2実施例につ
き説明する。 この第2実施例は、フロントフロアクロスメン
バ18及びエキゾーストパイプ支持用ブラケツト
20の幅方向両端部の重ね合せ部分を、車体前後
方向に凹凸となる逆位相の波形状とし、各波形の
山部18A及び20Bにおいて、前記フロアトン
ネル16にスポツト溶着したものである。 従つて、この第2実施例においては、フロント
フロアクロスメンバ18とエキゾーストパイプ支
持用ブラケツト20が、フロアトンネル16と3
枚重ねで溶着されることがなく、各々はフロアト
ンネル16にのみ溶着されている。 前記エキゾーストパイプ支持用ブラケツト20
は、前記第1実施例においてはフロアトンネル1
6を介してフロントフロアクロスメンバ18と結
合され、又第2実施例においては、フロアトンネ
ル16にのみ結合されているが、本考案はこれに
限定されるものではなく、例えばフロアパンが前
後方向に間隔をもつて2分割され、且つその前側
部分と後側部分が、フロントフロアクロスメンバ
18を介して結合されているような場合は、エキ
ゾーストパイプ支持用ブラケツト20をフロアト
ンネル16あるいはフロアパン12に結合するこ
となく、フロントフロアクロスメンバ18の内側
面に直接溶着するようにしてもよい。
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したので、エキゾ
ーストパイプから自動車ボデイに伝達される振動
を確実に低減させることができると共に、該エキ
ゾーストパイプ支持のためのブラケツト取付けス
ペース、溶接打点数の増大がなく、更に、ブラケ
ツトをボデイ側に強固に支持することができ、且
つ、フロアトンネル内のスペースを有効に利用で
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエキゾーストパイプ支持
構造の実施例を示す平面図、第2図は第1図の
−線に沿う拡大断面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図、第4図は同実施例におけるフ
ロアトンネル、フロントフロアクロスメンバ及び
エキゾーストパイプ支持用ブラケツトを示す分解
斜視図、第5図はこれらの部材を3枚重ねで溶着
した状態を示す斜視図、第6図は本考案の第2実
施例を示す第5図と同様の斜視図、第7図はエキ
ゾーストパイプの振動モードを示す斜視図、第8
図は本考案による車室内騒音の低減効果を従来と
比較して示す線図である。 10……ボデイ、12……フロアパン、14…
…エキゾーストパイプ、16……フロアトンネ
ル、16A……凸部、17……立上り壁、18…
…フロントフロアクロスメンバ、20……エキゾ
ーストパイプ支持用ブラケツト、20A……凸
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロアパン下側を車体前後方向に縦断するエキ
    ゾーストパイプを、前記フロアパンのフロアトン
    ネルに沿つて配管したエキゾーストパイプの支持
    構造において、前記フロアパンに設けられたフロ
    ントフロアクロスメンバが前記フロアトンネルと
    交差する位置で、前記フロアトンネル内にエキゾ
    ーストパイプ支持用ブラケツトを配置し、該エキ
    ゾーストパイプ支持用ブラケツトを、前記フロン
    トフロアクロスメンバと重なる位置で前記フロア
    トンネルを含むフロアパン及び前記フロントフロ
    アクロスメンバの少なくとも一方に溶着してな
    り、前記フロアパンは、前記フロアトンネル上面
    に到る立上り壁の、前記フロントフロアクロスメ
    ンバの下面に沿う部分に、外方に凸となる凸部を
    備え、前記エキゾーストパイプ支持用ブラケツト
    は、前記フロアパンの凸部に内側から入り込む凸
    部を備え、該凸部の内側位置で、前記エキゾース
    トパイプを支持することを特徴としたエキゾース
    トパイプ支持構造。
JP1985167165U 1985-10-30 1985-10-30 Expired - Lifetime JPH0517301Y2 (ja)

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JPS6274034U JPS6274034U (ja) 1987-05-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106376A (ja) * 1982-12-09 1984-06-20 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体フロア構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106376A (ja) * 1982-12-09 1984-06-20 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体フロア構造

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JPS6274034U (ja) 1987-05-12

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