JPH0330574Y2 - - Google Patents

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JPH0330574Y2
JPH0330574Y2 JP1984171149U JP17114984U JPH0330574Y2 JP H0330574 Y2 JPH0330574 Y2 JP H0330574Y2 JP 1984171149 U JP1984171149 U JP 1984171149U JP 17114984 U JP17114984 U JP 17114984U JP H0330574 Y2 JPH0330574 Y2 JP H0330574Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、触媒コンバータを装着している車
両の、床下もしくはかれ草加熱対策としての遮熱
板の取付構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来の触媒コンバータ装置としては、例えば第
3図および第4図にそれぞれ示すようなもが知ら
れている(実公昭57−26008号公報、参照)。
まず、第3図に示すペレツト型触媒コンバータ
装置から概略説明すると、第3図A,Bにおい
て、1は上側シユラウド、2は下側シユラウドを
それぞれ示し、これらの上下シユラウド1,2は
シエル周縁部3でかしめられて一体化されてい
る。また、4は遮熱板取付用のブラケツトであ
り、このブラケツト4は排気導入部および排気排
出部のフランジ端面にボルト5により取付固定さ
れている。また、ブラケツト4には一対のボルト
6A,6Bにより遮熱板7が取付られている。こ
の場合、第3図Bで示すように、遮熱板7の断面
の全巾L1に対して一対のボルト6A,6Bで固
定されている為、巾L2が短くなつてしまう。
次に、第4図に示す楕円形状のモノリス触媒コ
ンバータ装置を概略説明すると、第4図Aにおい
て、11は触媒コンバータ本体であり、この触媒
コンバータ本体11は周縁フランジ12A,13
Aを有する上下シエル12,13と、シエル1
2,13内に収納された触媒14と、から構成さ
れている。また、第4図Bにおいて、15は上側
シユラウド、16は下側シユラウドであり、これ
らの上下シユラウド15,16は各周縁フランジ
15A,16Aと、遮熱板17を取付けるための
4隅に位置し、延出して設けられた取付フランジ
15B,16Bと、を有している。そして、第4
図B,Cに示すように、上下シユラウド15,1
6はその周縁フランジ15A,16Aで前記シエ
ル12,13の周縁フランジ12A,13Aに一
体的にかしめ取付けされるとともに、その取付フ
ランジ15B,16Bには遮熱板17がその取付
フランジ17Aを介してボルト等により固定、支
持されている。
(考案が解決しようしとする問題点) しかしながら、第3図に示すような従来の触媒
コンバータ装置においては、第3図Bに示すよう
に、一対のボルト6A,6Bで固定される遮熱板
7の断面方向の巾L1を遮熱板7の断面の全巾L2
に対して充分大きく確保出来ない構成となつてい
たため、触媒コンバータ本体よりフランジ4を介
して遮熱板7に振動が伝達されると、遮熱板7の
振動は、特に、ボルト6A,6Bによる締付部よ
り外側の外周部において第3図B中矢印でしめす
方向(上下方向)に大きくなる。したがつて、ブ
ラケツト4に対する遮熱板7の取付け強度が低下
するだけでなく、遮熱板7の振動音が増大すると
いう問題点があつた。また、遮熱板7の大きさや
コンバータ本体とのすきま等が構造上の制約で十
分とれないという欠点もあつた。
また、第4図に示すような従来の触媒コンバー
タ装置にあつては、遮熱板17を上下シユラウド
15,16を介してコンバータ本体11に取付け
る構造となつていたため、コンバータ本体11の
振動が遮熱板17に直接伝達され、遮熱板17の
振動が大きくなる。したがつて、前述した場合と
同様に、遮熱板17の取付け強度が低下するだけ
でなく、遮熱板17の振動音が増大するという問
題点があつた。また、上下シユラウド15,16
には各周縁フランジ15A,16Aおよび取付フ
ランジ15B,16Bをそれぞれ形成しているた
め、左右方向(コンバータ本体11の軸線に対し
て車巾方向)の占有スペースが大きくなり、装置
全体が大型化するという問題点も有していた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、このような問題点を解決するため
になされたものであつて、上下一対のシエルを、
互いの接合面に設けた周縁フランジにより接合し
て、断面積の大きい腹部と、該腹部の両側に夫々
形成され腹部から離間する方向に行くに従つて断
面積の小さくなるすぼまり部と、からなるハウジ
ングを形成し、そのハウジング内に触媒を収納し
た触媒コンバータ装置において、前記腹部に位置
する前記周縁フランジの両側にかしめ溶接される
複数の折曲部と、これら折曲部より夫々下方に延
設される垂直部と、これら垂直部より互いに内方
に向けて斜め方向に延設される傾斜部と、これら
傾斜部を互いに連結する底壁部と、からなるとと
もに、下側のシエルに所定の間隔を設けて覆うブ
ラケツトを設け、下側シエルを覆う遮熱板を前記
傾斜部で保持したものである。
(作用) このような構成を有するこの考案にあつては、
ブラケツトとハウジングとの結合部がブラケツト
と遮熱板との結合部より外側に位置しているの
で、遮熱板のハウジングへの取付強度が強化され
る。
次に、ブラケツトとハウジングとの結合部が、
ブラケツトと遮熱板との結合部より外側に位置し
ているので、遮熱板の振動を低減して振動音が低
減する。また、ブラケツトをハウジングの腹部に
位置するフランジに結合させて、遮熱板をブラケ
ツトの傾斜部に結合させているので、ブラケツト
の遮熱板保持部が最大限外方へ配置され、これに
よりブラケツトによる遮熱板保持部より外方へ突
出する遮熱板周縁部の面積、すなわち、ブラケツ
トにより片持支持される遮熱板周縁部の面積が少
なくなり、遮熱板のこの片持支持部分の振動が低
減して、振動音が低減される。
さらに、フランジの折曲部をハウジングの周縁
フランジにかしめ溶接により接合させているの
で、接合手段に容積を取ることがなく、装置全体
が小さくなつている。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図A,B,Cおよび第2図はこの考案の一
実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図Aにおいて、
31はハウジングとしての触媒コンバータ本体を
示し、この触媒コンバータ本体31は一対の上下
シエル32,33と、これらのシエル32,33
内に収納されている触媒と、から構成されてい
る。上下シエル32,33はそれぞれの接合面に
周縁フランジ32A,33Aを有し、上下一対の
シエル32,33を、該周縁フランジ32A,3
3Aにより接合して、断面積の大きい腹部40
と、該腹部40の両側(第1図Bにおける図中左
右方向側)に夫々形成され腹部40から離間する
方向に行くに従つて断面積の小さくなるすぼまり
部41と、からなる触媒コンバータ本体31を形
成している。また、周縁フランジ32A,33A
およびシエル32,33の各端部には排気導入部
34および排気排出部35がそれぞれ形成されて
いる。第1図Bにおいて、36は上側シエル32
を包囲する上側シユラウドであり、このシユラウ
ド36にも複数個の周縁フランジ36Aが形成さ
れている。なお、シユラウド36の外周面には空
気を取入れる多数の円孔36Bが穿設されてい
る。また、第1図A,Bにおいて、37A,37
Bは略半円孤状に形成された一対の帯状のブラケ
ツトであり、これらのブラケツト37A,37B
は、長穴37Cが形成された底壁部37Dと、底
壁部37Dに対して傾斜するとともに溶接により
取付けられたナツト37Eを有する傾斜部37F
と、傾斜部37Fに連続し底壁部37Aに対して
垂直となるように形成された垂直部37Gと、垂
直部37Gに連続して形成され、腹部40に位置
する前記周縁フランジ32A,33A両側に後述
するようにかしめ溶接される複数の折曲部37H
と、を有している。さらに、第1図B,Cにおい
て、38はブラケツト37A,37Bに取付けら
れる遮熱板であり、下側シエル33を包囲できる
ように略半円筒状に形成されている。遮熱板38
は底壁部38Aと、底壁部38Aに連続するとと
もに底壁部38Aに傾斜して形成された傾斜部3
8Bと、傾斜部38Bに連続する外周端部38E
と、を有し、傾斜部38Bには一対のボルト穴3
8C,38Dがそれぞれ穿設されている。すなわ
ち、第1図Cに示すように、これらのボルト穴3
8C,38D同士を結ぶ遮熱板38の断面の巾
L3が、遮熱板38の断面の全巾L4に対して充分
な長さが確保できるような位置にボルト穴38
C,38Dがそれぞれ形成されている。なお、3
9はボルトを示す。
次に、遮熱板38の取付について説明する。
まず、前もつて触媒を収納した上下シエル3
2,33の周縁フランジ32A,33A同士を例
えばシーム溶接してコンバータ本体31を一体に
構成する。次に、上側シユラウド36の折曲部を
有する周縁フランジ36Aをコンバータ本体11
の円周フランジ32A,33Aの上面に重ね合
せ、周縁フランジ32A,33Aを折曲部により
包み込んでかしめる。この結果、上側シユラウド
36はコンバータ本体11に周縁フランジ32
A,33Aで固定、支持される(第1図B、参
照)。次に、コンバータ本体11の下側シエル3
3を一対のブラケツト37A,37Bで所定の空
間を有して包囲し、ブラケツト37A,37Bの
折曲部37Hで周縁フランジ32A,33Aを包
み込んでかしめる。したがつて、ブラケツト37
A,37Bは所定の空間を有してコンバータ本体
11に固着、支持される。最後に、遮熱板38を
下側シエル33の下方に所定の間隔をもつてブラ
ケツト37A,37Bに取付ける。すなわち、遮
熱板38の傾斜部38Bをブラケツト37A,3
7Bの傾斜部37Fに、平行となるように配設
し、遮熱板38のボルト穴38C,38Dとブラ
ケツト37A,37Bのナツト37Eとを合わ
せ、ボルト穴38C,38Dにボルト39を挿通
してナツト37Eにボルト39をねじ込む。かく
して、一対のブラケツト37A,37Bに遮熱板
38が固定、支持され取付作業は完了する。
したがつて、この実施例においては、ブラケツ
ト37A,37Bの折曲部37Hが触媒コンバー
タ本体11の周縁フランジ32B,33Bにかし
め溶接されているため、ブラケツト37A,37
B自体の取付け剛性を強化できる。また、前記ボ
ルト穴38C,38D同士を結ぶ遮熱板38の断
面の巾L3を大きくとることができ、かつ、遮熱
板38をブラケツト37A,37Bを介して触媒
コンバータ本体11に支持したため、触媒コンバ
ータ本体11から振動が遮熱板38に伝達されて
も、遮熱板38の振動を低レベルに抑制できる。
その結果、第2図に示すように、この考案(実線
Y)では、遮熱板38の振動音を、従来例(破線
X)よりほぼ全周波数領域において低減でき、特
に2500〜10000Hzの周波数領域において大巾に低
減できる。また、遮熱板38の取付け強度を強化
することができる。また、シユラウド36には突
出する周縁フランジ等を形成していないため、左
右方向の占有スペースを充分確保でき、装置全体
のコンパクト化を図ることができる。その結果、
該触媒コンバータ装置を、例えばFF車のシフト
レバー下のトンネル部に配置する際にはトンネル
部のスペースが大きくならないため、車両の居住
性を向上させることができる。さらに、触媒コン
バータ本体11と遮熱板38との空間を自由にか
つ大きく保てるとともに、コンバータ本体11の
投影面積以上の大きさの遮熱板まで取付可能であ
るので、床下もしくはかれ草過熱対策に著しい効
果がある。
(効果) 以上説明してきたように、この考案によれば、
上下一対のシエルを、互いの接合面に設けた周縁
フランジにより接合して、断面積の大きい腹部
と、該腹部の両側に夫々形成され腹部から離間す
る方向に行くに従つて断面積の小さくなるすぼま
り部と、からなるハウジングを形成し、そのハウ
ジング内に触媒を収納した触媒コンバータ装置に
おいて、前記腹部に位置する前記周縁フランジの
両側にかしめ溶接される複数の折曲部と、これら
折曲部より夫々下方に延設される垂直部と、これ
ら垂直部より互いに内方に向けて斜め方向に延設
される傾斜部と、これら傾斜部を互いに連結する
底壁部と、からなるとともに、下側のシエルに所
定の間隔を設けて覆うブラケツトを設け、下側シ
エルを覆う遮熱板を前記傾斜部で保持したため、
遮熱板の振動を大巾に低減することができる。そ
の結果、遮熱板の取付け強度を強化することがで
き、また遮熱板の振動音を低減することができ
る。また、装置全体のコンパクト化を図ることが
できるので、充分な占有スペースを確保すること
ができ、ひいては居住性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cおよび第2図はこの考案に係
る触媒コンバータ装置の一実施例を示した図であ
り、第1図Aはその部分斜視図、第1図Bはその
正面図、第1図Cはその側面図、第2図は周波数
と音圧レベルとの関係をしめすグラフ、第3図
A,Bは従来の触媒コンバータ装置を示す図であ
り、第3図Aはその部分正面図、第3図Bはその
側面図、第4図A,B,Cは従来の他の触媒コン
バータ装置を示す図であり、第4図Aはその触媒
コンバータ本体を示す斜視図、第4図Bはその部
分分解斜視図、第4図Cはその正面図である。 31……触媒コンバータ本体(ハウジング)、
32……上側シエル、33……下側シエル、32
A,33A……周縁フランジ、37A,37B…
…帯状ブラケツト、37H……折曲部、38……
遮熱板、40……腹部、41……すぼまり部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下一対のシエルを、互いの接合面に設けた周
    縁フランジにより接合して、断面積の大きい腹部
    と、該腹部の両側に夫々形成され腹部から離間す
    る方向に行くに従つて断面積の小さくなるすぼま
    り部と、からなるハウジングを形成し、そのハウ
    ジング内に触媒を収納した触媒コンバータ装置に
    おいて、前記腹部に位置する前記周縁フランジの
    両側にかしめ溶接される複数の折曲部と、これら
    折曲部より夫々下方に延設される垂直部と、これ
    ら垂直部より互いに内方に向けて斜め方向に延設
    される傾斜部と、これら傾斜部を互いに連結する
    底壁部と、からなるとともに、下側のシエルに所
    定の間隔を設けて覆うブラケツトを設け、下側シ
    エルを覆う遮熱板を前記傾斜部で保持したことを
    特徴とする触媒コンバータ装置。
JP1984171149U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0330574Y2 (ja)

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