JPH1150842A - 遮熱板の取付構造 - Google Patents
遮熱板の取付構造Info
- Publication number
- JPH1150842A JPH1150842A JP20873497A JP20873497A JPH1150842A JP H1150842 A JPH1150842 A JP H1150842A JP 20873497 A JP20873497 A JP 20873497A JP 20873497 A JP20873497 A JP 20873497A JP H1150842 A JPH1150842 A JP H1150842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust manifold
- heat shield
- mounting structure
- manifold cover
- shield plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮熱板の熱による伸縮を十分吸収することが
できて取付部周辺での割れ等を未然に防止することがで
きる遮熱板の取付構造を提供する。 【解決手段】 エキゾーストマニホールドカバー１は、
エキゾーストマニホールド２表面の複数箇所において、
両端部にフランジ３ａ，３ｂを付設してなるカラー３を
介して座付きボルト４で締結される。そして、エキゾー
ストマニホールドカバー１の一方片面側と一方フランジ
３ａとの間には鉄線を編んだメタルメッシュ５を、また
他方片面側と他方フランジ３ｂとの間には軸方向に弾性
を持たせたワッシャ（ウェーブワッシャ等）６をそれぞ
れ介在させている。
できて取付部周辺での割れ等を未然に防止することがで
きる遮熱板の取付構造を提供する。 【解決手段】 エキゾーストマニホールドカバー１は、
エキゾーストマニホールド２表面の複数箇所において、
両端部にフランジ３ａ，３ｂを付設してなるカラー３を
介して座付きボルト４で締結される。そして、エキゾー
ストマニホールドカバー１の一方片面側と一方フランジ
３ａとの間には鉄線を編んだメタルメッシュ５を、また
他方片面側と他方フランジ３ｂとの間には軸方向に弾性
を持たせたワッシャ（ウェーブワッシャ等）６をそれぞ
れ介在させている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内燃機関
の排気系に取り付けられる遮熱板の取付構造に関する。
の排気系に取り付けられる遮熱板の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用内燃機関の排気系を構成するエ
キゾーストマニホールドには、高温部材である当該エキ
ゾーストマニホールドによる熱的悪影響が近接する他部
材に及ぶのを防止するために、図２に示すような所定形
状及び構造のエキゾーストマニホールドカバー（遮熱
板）１が取り付けられる。
キゾーストマニホールドには、高温部材である当該エキ
ゾーストマニホールドによる熱的悪影響が近接する他部
材に及ぶのを防止するために、図２に示すような所定形
状及び構造のエキゾーストマニホールドカバー（遮熱
板）１が取り付けられる。
【０００３】このエキゾーストマニホールドカバー１
は、図３に示すように、当該エキゾーストマニホールド
カバー１に予め組み付けられた，両端フランジ３ａ，３
ｂ付きのカラー３を介して座付きボルト４によりエキゾ
ーストマニホールド２表面の複数箇所に締結される。即
ち、このカラー３によって前記座付きボルト４の締め代
が限定されるのである。
は、図３に示すように、当該エキゾーストマニホールド
カバー１に予め組み付けられた，両端フランジ３ａ，３
ｂ付きのカラー３を介して座付きボルト４によりエキゾ
ーストマニホールド２表面の複数箇所に締結される。即
ち、このカラー３によって前記座付きボルト４の締め代
が限定されるのである。
【０００４】そして、エキゾーストマニホールドカバー
１の一方片面側と一方フランジ３ａとの間には鉄線を編
んだメタルメッシュ５が介在されて遮熱と騒音低減の作
用・効果を奏している。
１の一方片面側と一方フランジ３ａとの間には鉄線を編
んだメタルメッシュ５が介在されて遮熱と騒音低減の作
用・効果を奏している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したエ
キゾーストマニホールドカバー１の取付構造にあって
は、エキゾーストマニホールドカバー１の他方片面側が
他方フランジ３ｂと直接接触しているため、エキゾース
トマニホールドカバー１の熱による伸縮を吸収すること
が不十分で、他方フランジ３ｂの角部でこじ付き，変形
した状態で振動を受けて破損するという問題点があっ
た。また、実開平２−１１９９２３号公報には遮熱板の
両面に金属製弾性体を挾んで締結したものがあるが、メ
タルメッシュによる騒音低減の作用・効果は開示されて
いない。
キゾーストマニホールドカバー１の取付構造にあって
は、エキゾーストマニホールドカバー１の他方片面側が
他方フランジ３ｂと直接接触しているため、エキゾース
トマニホールドカバー１の熱による伸縮を吸収すること
が不十分で、他方フランジ３ｂの角部でこじ付き，変形
した状態で振動を受けて破損するという問題点があっ
た。また、実開平２−１１９９２３号公報には遮熱板の
両面に金属製弾性体を挾んで締結したものがあるが、メ
タルメッシュによる騒音低減の作用・効果は開示されて
いない。
【０００６】そこで、本発明の目的は、遮熱板の熱によ
る伸縮を十分吸収することができて取付部周辺での割れ
等を未然に防止することができる遮熱板の取付構造を提
供することにある。
る伸縮を十分吸収することができて取付部周辺での割れ
等を未然に防止することができる遮熱板の取付構造を提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の請求項１に係る遮熱板の取付構造は、内燃
機関の排気系に取り付けられる遮熱板の取付構造におい
て、前記取付部がネジによって締結され、前記遮熱板の
一方片面側に鉄線を編んだメタルメッシュを、また他方
片面側に軸方向に弾性を持たせたワッシャをそれぞれ介
在させ、カラーを軸心として前記ネジの締め代を限定し
たことを特徴とする。
の、本発明の請求項１に係る遮熱板の取付構造は、内燃
機関の排気系に取り付けられる遮熱板の取付構造におい
て、前記取付部がネジによって締結され、前記遮熱板の
一方片面側に鉄線を編んだメタルメッシュを、また他方
片面側に軸方向に弾性を持たせたワッシャをそれぞれ介
在させ、カラーを軸心として前記ネジの締め代を限定し
たことを特徴とする。
【０００８】これによれば、遮熱板のフランジに対する
直付きが回避され、軸方向に弾性を持たせたワッシャの
介在で熱による伸縮が十分吸収される。
直付きが回避され、軸方向に弾性を持たせたワッシャの
介在で熱による伸縮が十分吸収される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遮熱板の取付
構造を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
構造を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【００１０】［実施例］図１は本発明に係る遮熱板の取
付構造の一実施例を示す図２のＡ−Ａ線断面図である。
尚、図３と同一部材には同一符号を付して重複する説明
は省略する。
付構造の一実施例を示す図２のＡ−Ａ線断面図である。
尚、図３と同一部材には同一符号を付して重複する説明
は省略する。
【００１１】図１に示すように、遮熱板としてのエキゾ
ーストマニホールドカバー１は、エキゾーストマニホー
ルド２表面の複数箇所において、両端フランジ３ａ，３
ｂ付きのカラー３を介して座付きボルト４で締結され
る。
ーストマニホールドカバー１は、エキゾーストマニホー
ルド２表面の複数箇所において、両端フランジ３ａ，３
ｂ付きのカラー３を介して座付きボルト４で締結され
る。
【００１２】そして、エキゾーストマニホールドカバー
１の一方片面側と一方フランジ３ａとの間には鉄線を編
んだメタルメッシュ５を、また他方片面側と他方フラン
ジ３ｂとの間には軸方向に弾性を持たせたワッシャ（ウ
ェーブワッシャ等）６をそれぞれ介在させている。
１の一方片面側と一方フランジ３ａとの間には鉄線を編
んだメタルメッシュ５を、また他方片面側と他方フラン
ジ３ｂとの間には軸方向に弾性を持たせたワッシャ（ウ
ェーブワッシャ等）６をそれぞれ介在させている。
【００１３】また、前記各カラー３とメタルメッシュ５
及びワッシャ６は、エキゾーストマニホールドカバー１
の取付用孔１ａに、エキゾーストマニホールド２への取
付けに先立って予め組み付けられるものである。即ち、
フランジ３ｂを一体形成したカラー３を先ずワッシャ６
を嵌合した状態でエキゾーストマニホールドカバー１の
取付用孔１ａに図中下方から差し込んだ後、当該カラー
３にメタルメッシュ５を嵌合し、最後にフランジ３ａを
かしめ等で固着するのである。
及びワッシャ６は、エキゾーストマニホールドカバー１
の取付用孔１ａに、エキゾーストマニホールド２への取
付けに先立って予め組み付けられるものである。即ち、
フランジ３ｂを一体形成したカラー３を先ずワッシャ６
を嵌合した状態でエキゾーストマニホールドカバー１の
取付用孔１ａに図中下方から差し込んだ後、当該カラー
３にメタルメッシュ５を嵌合し、最後にフランジ３ａを
かしめ等で固着するのである。
【００１４】このようにして本実施例では、メタルメッ
シュ５を配した側と反対の他方片面側にも新しくワッシ
ャ６を配したので、エキゾーストマニホールドカバー１
の両面においてフランジ３ａ，３ｂに対する直付きが回
避され、熱による伸縮が十分吸収される。
シュ５を配した側と反対の他方片面側にも新しくワッシ
ャ６を配したので、エキゾーストマニホールドカバー１
の両面においてフランジ３ａ，３ｂに対する直付きが回
避され、熱による伸縮が十分吸収される。
【００１５】この結果、従来のようにエキゾーストマニ
ホールドカバー１がその取付部においてフランジ３ａ，
３ｂの角部で拘束されることが無くなり、取付部周辺で
の割れ等が未然に防止される。
ホールドカバー１がその取付部においてフランジ３ａ，
３ｂの角部で拘束されることが無くなり、取付部周辺で
の割れ等が未然に防止される。
【００１６】尚、上記実施例では、遮熱板としてエキゾ
ーストマニホールドカバー１に例をとったが、本発明は
触媒コンバータ等その他のカバーにも適用できることは
言うまでもない。
ーストマニホールドカバー１に例をとったが、本発明は
触媒コンバータ等その他のカバーにも適用できることは
言うまでもない。
【００１７】また、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことは言うまでもない。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことは言うまでもない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、内燃機関の排気系に取り付けられる遮熱板の取付
構造において、前記取付部がネジによって締結され、前
記遮熱板の一方片面側に鉄線を編んだメタルメッシュ
を、また他方片面側に軸方向に弾性を持たせたワッシャ
をそれぞれ介在させ、カラーを軸心として前記ネジの締
め代を限定したので、遮熱板のフランジに対する直付き
が回避され、軸方向に弾性を持たせたワッシャの介在で
熱による伸縮が十分吸収される。この結果、取付部周辺
での割れ等を未然に防止することができる。
れば、内燃機関の排気系に取り付けられる遮熱板の取付
構造において、前記取付部がネジによって締結され、前
記遮熱板の一方片面側に鉄線を編んだメタルメッシュ
を、また他方片面側に軸方向に弾性を持たせたワッシャ
をそれぞれ介在させ、カラーを軸心として前記ネジの締
め代を限定したので、遮熱板のフランジに対する直付き
が回避され、軸方向に弾性を持たせたワッシャの介在で
熱による伸縮が十分吸収される。この結果、取付部周辺
での割れ等を未然に防止することができる。
【図１】本発明に係る遮熱板の取付構造の一実施例を示
す図２のＡ−Ａ線断面図である。
す図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図２】エキゾーストマニホールドカバーの正面図であ
る。
る。
【図３】従来例を示す図２のＡ−Ａ線断面図である。
１ エキゾーストマニホールドカバー ２ エキゾーストマニホールド ３ カラー ３ａ，３ｂ フランジ ４ 座付きボルト ５ メタルメッシュ ６ 軸方向に弾性を持たせたワッシャ
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関の排気系に取り付けられる遮熱
板の取付構造において、前記取付部がネジによって締結
され、前記遮熱板の一方片面側に鉄線を編んだメタルメ
ッシュを、また他方片面側に軸方向に弾性を持たせたワ
ッシャをそれぞれ介在させ、カラーを軸心として前記ネ
ジの締め代を限定したことを特徴とする遮熱板の取付構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20873497A JPH1150842A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 遮熱板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20873497A JPH1150842A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 遮熱板の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150842A true JPH1150842A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16561203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20873497A Withdrawn JPH1150842A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 遮熱板の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150842A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444849B1 (ko) * | 2001-07-09 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 소음 저감을 위한 히터 프로텍터의 체결 구조 |
| WO2005098240A1 (en) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Dana Corporation | Fastener assembly with wave spring |
| KR100528217B1 (ko) * | 2003-08-28 | 2005-11-15 | 현대자동차주식회사 | 히트 프로텍터의 아이설레이터 |
| WO2006128676A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Heat shield |
| JP2010121496A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Yutaka Giken Co Ltd | 排気部品カバーの支持構造 |
| US8104573B2 (en) | 2009-09-23 | 2012-01-31 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Heat shield and an insulating isolator for the heat shield |
| JP2016017609A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | マツダ株式会社 | 締結位置決め構造 |
| US10920850B2 (en) | 2015-10-09 | 2021-02-16 | Nichias Corporation | Connector |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20873497A patent/JPH1150842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100444849B1 (ko) * | 2001-07-09 | 2004-08-18 | 현대자동차주식회사 | 소음 저감을 위한 히터 프로텍터의 체결 구조 |
| KR100528217B1 (ko) * | 2003-08-28 | 2005-11-15 | 현대자동차주식회사 | 히트 프로텍터의 아이설레이터 |
| WO2005098240A1 (en) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Dana Corporation | Fastener assembly with wave spring |
| WO2006128676A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Heat shield |
| JP2010121496A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Yutaka Giken Co Ltd | 排気部品カバーの支持構造 |
| US8104573B2 (en) | 2009-09-23 | 2012-01-31 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Heat shield and an insulating isolator for the heat shield |
| JP2016017609A (ja) * | 2014-07-10 | 2016-02-01 | マツダ株式会社 | 締結位置決め構造 |
| US10920850B2 (en) | 2015-10-09 | 2021-02-16 | Nichias Corporation | Connector |
| US11333216B2 (en) * | 2015-10-09 | 2022-05-17 | Nichias Corporation | Connector |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |