JPH10252458A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

内燃機関の排気装置

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JPH10252458A
JPH10252458A JP5605897A JP5605897A JPH10252458A JP H10252458 A JPH10252458 A JP H10252458A JP 5605897 A JP5605897 A JP 5605897A JP 5605897 A JP5605897 A JP 5605897A JP H10252458 A JPH10252458 A JP H10252458A
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Kazuhiro Furuhashi
一弘 古橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機関本体に連なる排気マニホールドを排ガス流
通方向に沿う上流端に有する排気系に、前記排気マニホ
ールドに締結される第1締結部と、前記排ガス流通方向
に沿って第1締結部よりも下流側で排気系に締結される
第2締結部とを有してプレス成形されるカバーが、少な
くとも排気マニホールドを覆って取付けられる内燃機関
の排気装置において、部品点数の増大および構造の複雑
化を回避した上で、排気マニホールドおよびカバーの熱
伸び差に起因した耐久性低下を防止し、異音の発生をも
防止する。 【解決手段】ビード部31が、該ビード部31の両端を
カバー151 の周縁まで延ばして該カバー151 に設け
られ、排気マニホールド121 およびカバー15 1 間に
生じる熱伸び差が、ビード部31の撓みにより吸収され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機関本体に連なる
排気マニホールドを排ガス流通方向に沿う上流端に有す
る排気系に、前記排気マニホールドに締結される第1締
結部と、前記排ガス流通方向に沿って第1締結部よりも
下流側で排気系に締結される第2締結部とを有してプレ
ス成形されるカバーが、少なくとも排気マニホールドを
覆って取付けられる内燃機関の排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気マニホールドの周囲に在る部品に該
排気マニホールドからの放熱による熱害が及ぶことを防
止するために、排気マニホールドをカバーで覆うように
したものが、たとえば実開平3−35219号公報等で
既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気マニホ
ールドと、該排気マニホールドを覆うカバーとの間には
熱伸び差が生じるものであり、排気マニホールドの複数
箇所にカバーが締結された構造では、前記熱伸び差に起
因して各締結部に過大な荷重が作用し、耐久性の低下を
招くことになる。そこで、上記実開平3−35219号
公報で開示されたものでは、排気マニホールドの1箇所
にカバーを締結するとともに、前記熱伸び差による相対
移動を可能とする構造で排気マニホールドの他の箇所で
カバーを保持するようにしている。しかるに、そのよう
な構造では、相対移動を可能とするための保持部材が必
要となって部品点数の増大や構造の複雑化を招くことに
なり、また相対移動を可能とする保持部分でがたつき音
が発生するおそれがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数の増大および構造の複雑化を回避し
た上で、排気マニホールドおよびカバーの熱伸び差に起
因した耐久性低下を防止し、しかも異音の発生をも防止
することができる内燃機関の排気装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、機関本体に連なる排気マニ
ホールドを排ガス流通方向に沿う上流端に有する排気系
に、前記排気マニホールドに締結される第1締結部と、
前記排ガス流通方向に沿って第1締結部よりも下流側で
前記排気系に締結される第2締結部とを有してプレス成
形されるカバーが、少なくとも排気マニホールドを覆っ
て取付けられる内燃機関の排気装置において、ビード部
が、該ビード部の両端を前記カバーの周縁まで延ばして
該カバーに設けられることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、排気マニホール
ドおよびカバー間に熱伸び差が生じたときに、その熱伸
び差をビード部が撓むことによって吸収することがで
き、熱伸び差の影響を排除するための専用部品を用いる
ことを不要とし、部品点数の増大を回避した簡単な構造
で各締結部に過大な荷重が作用することを防止して耐久
性を向上することが可能となり、しかもカバーは排気マ
ニホールドとの相対移動を阻止して排気系に締結される
ものであるので、がたつき音の発生もない。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、第1および第2締結
部間に配置される前記ビード部が、該ビード部の両端を
前記カバーの両側縁まで延ばしてカバーに設けられるこ
とにより、排ガス流通方向に沿う方向で大きくなる熱伸
び差をビード部で効果的に吸収することができる。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、機関本体に
連なる排気マニホールドを排ガス流通方向に沿う上流端
に有する排気系に、前記排気マニホールドに締結される
第1締結部と、前記排ガス流通方向に沿って第1締結部
よりも下流側で排気系に締結される第2締結部とを有し
てプレス成形されるカバーが、少なくとも排気マニホー
ルドを覆って取付けられる内燃機関の排気装置におい
て、前記カバーに複数の開口部が設けられることを特徴
とする。
【0009】このような構成によれば、排気マニホール
ドおよびカバー間に熱伸び差が生じたときに、その熱伸
び差を開口部の変形によって吸収することができ、熱伸
び差の影響を排除するための専用部品を用いることを不
要とし、部品点数の増大を回避した簡単な構造で各締結
部に過大な荷重が作用することを防止して耐久性を向上
することが可能となり、しかもカバーは排気マニホール
ドとの相対移動を阻止して排気系に締結されるものであ
るので、がたつき音の発生もない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1ないし図3は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は排気系の正面図、図2は図1の2
矢視側面図、図3は排気マニホールドの正面図である。
【0012】図1ないし図3を参照して、たとえば4気
筒である内燃機関の機関本体11には、該機関本体11
に連なる排気マニホールド121 を排ガス流通方向13
に沿う上流端に備える排気系141 が接続されており、
この排気系141 には、排気マニホールド121 の表面
側(機関本体11とは反対側)を覆うカバー151 が取
付けられる。
【0013】排気マニホールド121 は、機関本体11
に締結されるフランジ16と、該フランジ16に一端が
共通に連なる複数たとえば4本の枝管171 ,172
17 3 ,174 と、それらの枝管171 〜174 を一対
ずつ共通に接続させる一対の集合管181 ,182 と、
両共通管181 ,182 が共通に連なるフランジ19と
で構成されるものである。
【0014】各枝管171 〜174 は、機関本体11に
並設されている第1〜第4気筒に対応するものであり、
第1〜第4気筒に対応した位置でフランジ16に各枝管
17 1 〜174 の一端が連結される。またフランジ16
を機関本体11に締結するためのボルト挿通孔20…,
21…がフランジ16に設けられており、ボルト挿通孔
20…は各枝管171 〜174 にそれぞれ対応した4箇
所でフランジ16の上部に配置され、ボルト挿通孔21
…は、各枝管171 〜174 の配列方向に沿う両側方の
2箇所ならびに各枝管171 〜174 相互間の3箇所で
フランジ16の下部に配置される。
【0015】集合管181 ,182 は相互に並んでフラ
ンジ19に連結されるものであり、一方の集合管181
には枝管172 ,173 が共通に連結され、他方の集合
管182 には枝管171 ,174 が共通に連結される。
【0016】またフランジ16において、枝管171
172 間に対応する部分の上部、ならびに枝管173
174 間に対応する部分の上部には、ねじ孔22,22
が設けられる。さらに集合管181 ,182 には、それ
らの集合管181 ,182 から外側方に張出す支持板2
3,23が連設されており、それらの支持板23,23
には挿通孔24,24が設けられ、それらの挿通孔2
4,24に対応するウェルドナット25,25が支持板
23,23の裏面に固着される。
【0017】カバー151 は、鋼板等によりプレス成形
されるものであり、排ガス流通方向13に沿う上流端お
よび両側端から外側方に張出すフランジ部26を有し
て、排気マニホールド121 のほぼ全外表面を覆うよう
に形成される。
【0018】カバー151 には、排気系141 における
排ガス流通方向13に沿う上流端でフランジ部26の一
部をフランジ16側に張出すようにして形成される一対
の第1締結部271 ,271 が排気マニホールド121
におけるフランジ16の両ねじ孔22,22に対応して
設けられるとともに、前記排ガス流通方向13に沿って
両第1締結部271 ,271 よりも下流側でフランジ部
26の一部を外側方に張出すようにして形成される一対
の第2締結部281 ,281 が排気マニホールド121
の両支持板23,23に対応して設けられる。
【0019】而して第1締結部271 ,271 は、ねじ
孔22,22に螺合されるボルト29,29により排気
マニホールド121 のフランジ16に締結され、第2締
結部281 ,281 は、ウェルドナット25,25に螺
合されるボルト30,30により排気マニホールド12
1 の支持板23,23に締結される。
【0020】本発明に従えば、カバー151 には、たと
えば2つのビード部31,31が、設けられるものであ
り、それらのビード部31,31は、第1および第2締
結部271 ,271 ;281 ,281 間で相互に隣接し
て配置されるものであり、カバー151 の両側縁すなわ
ちカバー151 の両側のフランジ部26までビード部3
1,31の両端を延ばすように形成される。
【0021】なお、カバー151 には、前記ビード部3
1,31以外にもカバー151 の剛性を高めるためのビ
ード部が複数設けられているが、それらのビード部の両
端はカバー151 の周縁部すなわちフランジ部26まで
及ぶことはない。また排ガス流通方向13に沿う上流端
部でカバー151 には、O2 センサ等を挿入するための
挿入筒部32が、排気マニホールド121 におけるフラ
ンジ16の略中央部に対応して一体に設けられる。
【0022】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、排気マニホールド121 と、カバー151 との間
には熱伸び差が生じるものであり、それらの熱伸び差を
吸収しないと、カバー151 の第1締結部271 ,27
1 および第2締結部281 ,281 を排気マニホールド
121 に締結せしめた構造では、各締結部271 ,27
1 ,281 ,281 に過大な荷重が作用し、耐久性の低
下を招くことになる。しかるに、カバー151 には、相
互に隣接した2つのビード部31,31が、それらのビ
ード部31,31の両端をカバー151 の周縁まで延ば
して設けられており、前記熱伸び差が生じたときに両ビ
ード部31,31が撓んで熱伸び差を吸収することがで
きる。したがって、各締結部271 ,271 ,281
281 に過大な荷重が作用することを防止して耐久性を
向上することが可能となるものである。しかも両ビード
部31,31は、排ガス流通方向13に沿う上流側の第
1締結部271 ,271 と、排ガス流通方向13に沿う
下流側の第2締結部281,281 との間に配置される
ものであり、排ガス流通方向13に沿う方向で大きくな
る熱伸び差を両ビード部31,31で効果的に吸収する
ことができる。
【0023】このようにしてカバー151 にビード部3
1,31が設けられるだけの簡単な構造で熱伸び差に起
因した耐久性の低下を防止することが可能となり、熱伸
び差を吸収するための専用部品を用いることが不要であ
るので、部品点数の増大を回避することができる。しか
もカバー151 は排気マニホールド121 との相対移動
を阻止して該排気マニホールド121 に締結されるもの
であるので、従来生じていたがたつき音の発生もない。
【0024】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
り、排気マニホールド121 を覆うカバー152 には、
排ガス流通方向13に沿う上流側の第1締結部271
27 1 と、排ガス流通方向13に沿う下流側の第2締結
部281 ,281 との間に配置される2つのビード部3
1,31の他に、一対ずつ2組のビード部33,33;
33,33が、前記ビード部31,31と直交するよう
にして設けられており、それらのビード部33,33…
は、その両端が排ガス流通方向13に沿う上流端および
下流端でカバー152 の側縁まで延ばすように形成され
る。
【0025】この第2実施例によれば、排ガス流通方向
13に沿う方向での熱伸び差をビード部31,31で効
果的に吸収することが可能となるだけでなく、カバー1
2の幅方向での熱伸び差をビード部33,33…で吸
収するようにして、各締結部271 ,271 ,281
281 に過大な荷重が作用することを防止して耐久性を
より一層向上することが可能となる。
【0026】図5ないし図7は本発明の第3実施例を示
すものであり、図5は排気系の正面図、図6は図5の6
矢視側面図、図7は図6の7矢視背面図である。
【0027】機関本体11には、該機関本体11に連な
る排気マニホールド122 を排ガス流通方向13に沿う
上流端に備える排気系142 が接続されており、この排
気系142 には、排気マニホールド122 の表面側(機
関本体11とは反対側)を覆うカバー153 と、排気マ
ニホールド122 の裏面側(機関本体11側)を覆うカ
バー35とが取付けられる。
【0028】排気マニホールド122 は、機関本体11
に締結されるフランジ16′と、該フランジ16′に一
端が共通に連なる複数たとえば4本の枝管171 〜17
4 と、それらの枝管171 〜174 を一対ずつ共通に接
続させる一対の集合管181,182 と、両共通管18
1 ,182 が共通に連なるフランジ19とで構成される
ものであり、フランジ16′には、上記第1および第2
実施例で設けられていたねじ孔22,22が設けられる
ことはなく、ボルト挿通孔20…,21…が設けられる
だけである。また枝管171 ,172 には、それらの枝
管171 ,17 2 から外側方に張出す支持板36,36
が連設され、集合管181 ,182 には上記第1および
第2実施例と同様に支持板23,23が連設される。
【0029】鋼板等によりプレス成形されるカバー15
3 には、一対の第1締結部272 ,272 が排気マニホ
ールド122 における支持板36,36に対応して設け
られるとともに、排ガス流通方向13に沿って両第1締
結部272 ,272 よりも下流側でフランジ部26の一
部を外側方に張出すようにして形成される一対の第2締
結部281 ,281 が排気マニホールド122 における
両支持板23,23に対応して設けられる。
【0030】また鋼板等によりプレス成形されるカバー
35には、一対の第1締結部37,37が排気マニホー
ルド122 における支持板36,36に対応して設けら
れるとともに、排ガス流通方向13に沿って両第1締結
部37,37よりも下流側に配置される一対の第2締結
部38,38が排気マニホールド122 における両支持
板23,23に対応して設けられる。
【0031】而してカバー153 の第1締結部272
272 と、カバー35の第1締結部37,37とは、そ
れらの締結部272 ,272 ;37,37間に支持板3
6,36を挟むようにしてボルト29…およびナット3
9…により支持板36,36に締結され、カバー153
の第2締結部281 ,281 と、カバー35の第2締結
部38,38とは、それらの締結部281 ,281 ;3
8,38間に支持板23,23を挟むようにしてボルト
30…およびナット40…により支持板23,23に締
結される。
【0032】しかもカバー153 には、第1および第2
締結部272 ,272 ;281 ,281 間で相互に隣接
して配置されるビード部31,31が設けられ、カバー
35には、それらのビード部31,31に対応して第1
および第2締結部37,378;38,38間で相互に
隣接して配置される2つのビード部41,41が設けら
れ、ビード部41,41は、ビード部31,31と同様
に、カバー35の両側縁までそれらのビード部41,4
1の両端が延びるように形成されている。
【0033】さらに、カバー153 には複数たとえば3
つの開口部42,42,42が設けられる。しかも各開
口部42…は、排気マニホールド122 における枝管1
1,172 間、枝管172 ,173 間および枝管17
3 ,174 間に配置されるようにしてフランジ16′に
設けられている3つのボルト挿通孔22,22,22に
それぞれ対応してカバー153 に設けられるものであ
り、各ボルト挿通孔22…に挿通されるボルト(図示せ
ず)を回転操作するための工具を挿入可能な大きさに形
成されている。
【0034】この第3実施例によれば、排気マニホール
ド122 の表面側および裏面側をそれぞれ覆うカバー1
3 ,35にそれぞれ設けられているビード部31,3
1;41,41により、排気マニホールド122 とカバ
ー153 ,35との間での熱伸び差を吸収することがで
き、両カバー153 ,35の耐久性を向上することがで
きる。
【0035】また排気マニホールド122 およびカバー
153 間に熱伸び差が生じたときに、その熱伸び差を各
開口部42…の変形によって吸収することが可能であ
り、これによりカバー153 の耐久性をより一層向上す
ることが可能となる。しかも各開口部42…は、排気マ
ニホールド122 の機関本体11への取付けおよび取り
外し時に、ボルトを操作するための工具を挿入可能なも
のである。したがって、各開口部42…は、熱伸び差を
吸収する機能を発揮するだけでなく、カバー15 3 を排
気マニホールド122 から取外すことなく、排気マニホ
ールド122 の機関本体11への取付けおよび取り外し
作業を行なうことを可能とするものである。
【0036】図8および図9は本発明の第4実施例を示
すものであり、図8は排気系の正面図、図9は図8の9
矢視側面図である。
【0037】機関本体11には、該機関本体11に連な
る排気マニホールド123 と、排気マニホールド123
が連結される触媒コンバータ43とを備える排気系14
3 が接続されており、この排気系143 には、排気マニ
ホールド123 の表面側のほぼ全体と、触媒コンバータ
43の一部とを覆うカバー154 が取付けられる。
【0038】排ガス流通方向13に沿って排気マニホー
ルド123 の上流端に設けられるフランジ16には、カ
バー154 に設けられている2つの第1締結部171
17 1 がボルト29,29により締結される。また触媒
コンバータ43の両側部には支持板44…が外側方に張
出すように連設されており、排ガス流通方向13に沿っ
て第1締結部171 ,171 よりも下流側でカバー15
4 に設けられた2つの第2締結部282 ,282 がボル
ト30,30で支持板44…に締結される。
【0039】またカバー154 には、第1および第2締
結部271 ,271 ;282 ,28 2 間で相互に隣接し
て配置される3つのビード部31,31,31が、それ
らのビード部31…の両端をカバー154 の両側縁まで
延ばすようにして設けられる。さらにカバー154
は、排気マニホールド123 の機関本体11への取付け
および取り外し作業時にボルトを操作することを可能と
した一対の開口部42,42が設けられるとともに、排
気マニホールド123 の機関本体11への取付けおよび
取り外し作業時にボルトを操作する機能に加えて、O2
センサ(図示せず)の挿入をも可能とした開口部42′
が前記両開口部42,42間に配置されるようにして設
けられる。
【0040】この第4実施例のように、カバー154
第2締結部282 ,282 が、排気系143 において排
気マニホールド123 よりも下流側、たとえば触媒コン
バータ43に締結される場合でも、上記第3実施例と同
様の効果を奏することができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0042】たとえば、カバーにビード部が設けられる
ことなく複数の開口部のみが設けられるようにしてもよ
く、その場合でも、排気マニホールドおよびカバー間に
生じる熱伸び差を各開口部の変形によって吸収すること
ができるので、ビード部によって得られる効果と同等の
効果を得ることが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、排気マニホールドおよびカバー間に生じる熱伸び差
をビード部の撓みにより吸収することが可能であり、ま
た請求項3記載の発明によれば、前記熱伸び差を開口部
の変形で吸収することが可能であり、熱伸び差の影響を
排除するための専用部品を用いることを不要とし、部品
点数の増大を回避した簡単な構造で耐久性を向上するこ
とができ、がたつき音が発生することもない。
【0044】また請求項2記載の発明によれば、排ガス
流通方向に沿う方向で大きくなる熱伸び差をビード部で
効果的に吸収して、耐久性をより一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の排気系の正面図である。
【図2】図1の2矢視側面図である。
【図3】排気マニホールドの正面図である。
【図4】第2実施例の排気系の正面図である。
【図5】第3実施例の排気系の正面図である。
【図6】図5の6矢視側面図である。
【図7】図6の7矢視背面図である。
【図8】第4実施例の排気系の正面図である。
【図9】図8の9矢視側面図である。
【符号の説明】 11・・・機関本体 121 ,122 ,123 ・・・排気マニホールド 13・・・排ガス流通方向 141 ,142 ,143 ・・・排気系 151 ,152 ,153 ,154 ,35・・・カバー 271 ,272 ,37・・・第1締結部 281 ,282 ,38・・・第2締結部 31,33,41・・・ビード部 42,42′・・・開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体(11)に連なる排気マニホー
    ルド(121 ,12 2 ,123 )を排ガス流通方向(1
    3)に沿う上流端に有する排気系(141 ,142 ,1
    3 )に、前記排気マニホールド(121 〜123 )に
    締結される第1締結部(271 ,272 ,37)と、前
    記排ガス流通方向(13)に沿って第1締結部(2
    1 ,272 ,37)よりも下流側で前記排気系(14
    1 〜143)に締結される第2締結部(281 ,2
    2 ,38)とを有してプレス成形されるカバー(15
    1 ,152 ,153 ,154 ,35)が、少なくとも排
    気マニホールド(121 〜123 )を覆って取付けられ
    る内燃機関の排気装置において、ビード部(31,3
    3,41)が、該ビード部(31,33,41)の両端
    を前記カバー(151 〜154 ,35)の周縁まで延ば
    して該カバー(151 〜15 4 ,35)に設けられるこ
    とを特徴とする内燃機関の排気装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2締結部(271 ,2
    2 ,37;281 ,282 ,38)間に配置される前
    記ビード部(31,41)が、該ビード部(31,4
    1)の両端を前記カバー(151 〜154 ,35)の両
    側縁まで延ばしてカバー(151 〜154 ,35)に設
    けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排
    気装置。
  3. 【請求項3】 機関本体(11)に連なる排気マニホー
    ルド(122 ,12 3 )を排ガス流通方向(13)に沿
    う上流端に有する排気系(142 ,143 )に、前記排
    気マニホールド(122 ,123 )に締結される第1締
    結部(271,272 )と、前記排ガス流通方向(1
    3)に沿って第1締結部(271 ,27 2 )よりも下流
    側で排気系(142 ,143 )に締結される第2締結部
    (281,282 )とを有してプレス成形されるカバー
    (153 ,154 )が、少なくとも排気マニホールド
    (122 ,123 )を覆って取付けられる内燃機関の排
    気装置において、前記カバー(153 ,154 )に複数
    の開口部(42,42′)が設けられることを特徴とす
    る内燃機関の排気装置。
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