JPH0521622Y2 - - Google Patents

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JPH0521622Y2
JPH0521622Y2 JP16767886U JP16767886U JPH0521622Y2 JP H0521622 Y2 JPH0521622 Y2 JP H0521622Y2 JP 16767886 U JP16767886 U JP 16767886U JP 16767886 U JP16767886 U JP 16767886U JP H0521622 Y2 JPH0521622 Y2 JP H0521622Y2
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engine
exhaust pipe
pipe
reinforcing plate
transmission
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のエンジンルーム内における
排気管の配設構造に関する。
(従来の技術) エンジンの出力軸が車両の幅方向に沿うように
配置される、所謂、横置型エンジンにおいて、排
気ポートが車両の前方側に位置せしめられる場合
には、例えば、実開昭60−124327号公報にも記載
されている如く、排気ポートに連結されてエンジ
ンの燃焼室からの排気ガスを大気中に導出する排
気管が、エンジン及びエンジンに連結されるトラ
ンスミツシヨン等から成るパワープラントの下方
を通つて車両の後方側に伸びるように配設される
ことが知られている。このように、排気管がパワ
ープラントの下方を通つて配設されることによ
り、エンジンルーム内における、エンジンの周囲
に配される種々の部品の設置スペースの増大が図
られることになる。
ところで、作動中パワープラントは、それを貫
く仮想の回転軸線(以下、トルクロール軸とい
う)の回りを回動しようとする振動を生じるた
め、フロントデイフアレンシヤル等が、横置型エ
ンジンを含むパワープラントの一側面側にトルク
ロール軸から比較的大なる離隔距離をもつて取り
付けられる場合には、パワープラントに作用する
トルクロール軸回りの振動の平衡状態が崩れてし
まうという問題がある。このように、パワープラ
ントに作用するトルクロール軸回りの振動の平衡
状態が崩れることにより、パワープラントにおけ
るエンジンとトランスミツシヨンとの連結部等に
曲げ力が作用する、所謂、パワープラントベンデ
イングが発生し、斯かるパワープラントベンデイ
ングが発生することにより、車両の走行時におい
て比較的大なる振動及びそれに伴う騒音が生じる
不都合がある。
このため、従来では、エンジンのシリンダブロ
ツク等に一端が固定され、トランスミツシヨンの
ケーシングに他端が固定される一対の補強板部材
を介してエンジンとトランスミツシヨンとを連結
することにより、パワープラントベンデイングの
発生を抑制することが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる補強板部材が、上述の如
く横置型エンジンを含み、エンジンの排気管がエ
ンジンもしくはトランスミツシヨンの下方を通つ
て配設されるパワープラントに適用される場合に
は、例えば、第4図に示される如く、エンジン3
0とトランスミツシヨン32とを連結する補強板
部材34と、エンジン30におけるオイルパン3
6の下方に配設される排気管38とが干渉を生じ
ないように、補強板部材34は、その下端部が比
較的大なる面積をもつて切り欠かれるものとな
る。このため、補強板部材34が、エンジン30
とトランスミツシヨン32との連結部等に生じる
パワープラントベンデイングの発生を効果的に抑
制する形状をとるものとならず、従つて、パワー
プラントベンデイングの発生に起因する振動及び
それに伴う騒音等が充分に低減されなくなるとい
う不都合が生じる。
斯かる点に鑑み、本考案は、エンジンの燃焼室
からの排気ガスを大気中に導出する排気管が、エ
ンジン及びトランスミツシヨン等から成るパワー
プラントの下方を通つて配設される場合にも、エ
ンジンの作動時における車両の振動及びそれに伴
う騒音等の原因となるパワープラントベンデイン
グの発生を効果的に抑制することができるように
された自動車の排気管の配設構造を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本考案に係る自動車
の排気管の配設構造は、エンジンとトランスミツ
シヨンとを夫々の両側下端部近傍において連結
し、夫々に透孔もしくは切欠部が形成された一対
の補強板部材と、この一対の補強板部材に夫々形
成された透孔もしくは切欠部に係合せしめられて
エンジンもしくはトランスミツシヨンの下方に配
される、中空部を有するパイプ部材とを備えて成
り、パイプ部材の中空部内には、エンジンの排気
管が挿通せしめられるものとされる。そして、具
体例においては、パイプ部材の中空部内には、両
端部が排気管に連結されて排気管の一部を構成す
る筒状部材が固定される。
(作用) 上述の如く本考案に係る自動車の排気管の配設
構造において、エンジンとトランスミツシヨンと
を連結する一対の補強板部材に形成された透孔も
しくは切欠部にパイプ部材が係合せしめられ、こ
のパイプ部材の中空部内に、両端部が排気管に連
結される筒状部材が固定されることにより、実質
的に排気管がエンジンもしくはトランスミツシヨ
ンの下方に配設される。
このようにされることにより、補強板部材が、
エンジンの作動時におけるパワープラントベンデ
イングの発生を効果的に抑制する形状をとるもの
となり、従つて、パワープラントベンデイングの
発生に起因する車両の振動及びそれに伴う騒音等
が効果的に低減されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は、本考案に係る自動車の排気管の配設
構造の一例を、それが適用されたエンジン及びト
ランスミツシヨンとともに概略的に示す。第1図
においては、4気筒のエンジン2及びエンジン2
に連結されたトランスミツシヨン4等から成るパ
ワープラントが示されている。エンジン2は、例
えば、その出力軸が車両の幅方向に沿うようにさ
れた、所謂、横置型のものとされている。
エンジン2のシリンダブロツク6におけるエン
ジン2の出力軸に沿う両側面部には、第2図に明
瞭に示される如く、一対の補強板部材10が互い
に対向するようにして配されている。補強板部材
10は、シリンダブロツク6の側面部における下
端部近傍の位置にボルト12によつて取り付けら
れる取付部10a、取付部10aから下方に伸び
る傾斜面部10b、及び、傾斜面部10bに連な
り、第1図に示される如く、トランスミツシヨン
4の端面部にボルト13によつて固定される取付
部10cを有している。即ち、エンジン2とトラ
ンスミツシヨン4とは、一対の補強板部材10を
介して連結されており、このようにされることに
より、エンジン2の作動時においてエンジン2と
トランスミツシヨン4との連結部等に作用するパ
ワープラントベンデイングの発生が抑制され、従
つて、パワープラントベンデイングの発生に起因
して生じる車両の振動及びそれに伴う騒音の低減
が図られることになる。
補強板部材10の傾斜面部10bには透孔15
が形成されており、この透孔15には、パイプ部
材14が、エンジン2の出力軸に略直交するよう
にして挿通されている。なお、シリンダブロツク
6の下面に取り付けられたオイルパン8における
トランスミツシヨン4に近接する部分には、パイ
プ部材14が挿通せしめられる凹部が形成されて
いる。パイプ部材14は、第2図における−
線に沿う断面をあらわす第3図に示される如く、
透孔15に挿通された周縁部が傾斜面部10bに
溶接されて補強板部材10に固着されている。ま
た、パイプ部材14の両端部にはパイプ側フラン
ジ16が溶接されて固着されている。パイプ部材
14の中空部内には筒状部材18が配されてお
り、筒状部材18の両端部は、パイプ側フランジ
16の中央部に形成された透孔16aに嵌挿さ
れ、筒状部材18の外周面とパイプ部材14の内
周面との間には空隙部19が形成されている。
一方、第1図に示される如く、エンジン2のシ
リンダヘツド20における車両の前方側に位置す
る面には、4つの排気ポート部22が形成されて
おり、これら排気ポート部22には、排気マニホ
ールド24の一端部に形成された4つの分岐部が
夫々連結されている。排気マニホールド24にお
ける4つの分岐部が収束するものとなる他端部に
はマニホールド側フランジ26が設けられてい
る。マニホールド側フランジ26には、排気ポー
ト部22からの排気ガスを大気中に導出する排気
管の一部を構成する部分排気管28の両端部に設
けられた排気管側フランジ29のうちの一方が取
り付けられている。部分排気管28におけるエン
ジン2の下方に伸びる排気管側フランジ29の他
方は、パイプ側フランジ16に固定されており、
これにより、部分排気管28とパイプ部材14の
中空部内に配された筒状部材18とが連結された
ものとなされている。即ち、この例においては、
筒状部材18が排気管の一部を構成するものとさ
れているのである。
このようにして、部分排気管28とともに排気
管を構成する筒状部材18を通じて、エンジン2
の燃焼室からの排気ガスが大気中に排出される。
このとき、筒状部材18とパイプ部材14との間
に形成された空隙部19内の空気層の断熱効果に
より、排気ガスが比較的高温の状態を維持するも
のとなる。このため、排気ガスの浄化を行うべく
排気管に連結される酸化触媒コンバータ内におけ
る、排気ガス中のCO(一酸化炭素),HC(炭化水
素)の酸化反応が促進されることになる。
このように、エンジン2を挾んで対向する一対
の補強板部材10に透孔15が形成され、この透
孔15に固定されたパイプ部材14内に配された
筒状部材18が排気管の一部を構成するようにさ
れることにより、横置形式がとられるエンジン2
を含むパワープラントの下方に、エンジン2の燃
焼室からの排気ガスを大気中に導出する排気管が
配設される場合にも、エンジン2とトランスミツ
シヨン4とを連結する補強板部材10が、パワー
プラントベンデイングの発生を効果的に抑制する
形状をとり得るものとされて、その剛性が向上せ
しめられることになる。従つて、エンジン2の作
動時におけるパワープラントベンデイングの発生
に起因する車両の振動及びそれに伴う騒音等が著
しく低減されることになる。
なお、上述の例においては、補強板部材10の
傾斜面部10bに形成された透孔15内にパイプ
部材14が挿通される構成をとるものとされてい
るが、例えば、補強板部材10の傾斜面部10b
に、パイプ部材14の外周縁部が係合せしめられ
る円弧状の周縁部を有する切欠部が形成され、斯
かる切欠部にパイプ部材14の周縁部が取り付け
られる構成がとられてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案に係る自
動車の排気管の配設構造によれば、エンジンとト
ランスミツシヨンとを夫々の両側下端部近傍にお
いて連結する一対の補強板部材に形成された透孔
もしくは切欠部にパイプ部材が係合せしめられ、
このパイプ部材の中空部内にエンジンの排気管が
挿通せしめられるので、補強板部材が、エンジン
の作動時におけるパワープラントベンデイングの
発生を効果的に抑制する形状をとるものとされる
とともにパイプ部材によつて補強されて、その剛
性が向上せしめられる。従つて、車両の振動及び
それに伴う騒音等が効果的に低減されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車の排気管の配設構
造の一例をエンジン及びトランスミツシヨンとと
もに示す正面図、第2図は第1図に示される例に
適用される補強板部材及びパイプ部材等の説明に
供される斜視図、第3図は第2図における−
線に沿う断面図、第4図は従来の自動車の排気管
の配設構造の一例を示す正面図である。 図中、2はエンジン、4はトランスミツシヨ
ン、8はオイルパン、10は補強板部材、14は
パイプ部材、15は透孔、18は筒状部材、28
は部分排気管である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンとトランスミツシヨンとを夫々の両
    側下端部近傍において連結し、夫々に透孔もし
    くは切欠部が形成された一対の補強板部材と、
    該一対の補強板部材に夫々形成された透孔もし
    くは切欠部に係合せしめられて上記エンジンも
    しくは上記トランスミツシヨンの下方に配さ
    れ、上記エンジンの排気管が挿通せしめられる
    中空部を有するパイプ部材と、を備えて成る自
    動車の排気管の配設構造。 (2) 上記パイプ部材の中空部内には、両端部に排
    気管が連結される筒状部材が配設されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自動車の排気管の配設構造。
JP16767886U 1986-10-31 1986-10-31 Expired - Lifetime JPH0521622Y2 (ja)

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FR2986745A1 (fr) * 2012-02-15 2013-08-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa Support moteur integrant un conduit de recirculation des gaz d'echappement, culasse adaptee et vehicule correspondant
FR3005608B1 (fr) * 2013-05-17 2016-10-14 Renault Sa Support d'organes pour moteur de vehicule, systeme de raccordement de fluide et moteur de vehicule correspondants
KR102162600B1 (ko) * 2020-07-30 2020-10-07 에이치에스디엔진 주식회사 선택적 촉매 환원 반응기

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