JP3584689B2 - エンジンの配線支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンの配線支持構造に係り、特にハーネスを簡単に且つ堅固に支持し得るエンジンの配線支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジンにおいては、並列した複数の分岐管が備えられた吸気マニホルドを下方からスティフナによってシリンダブロックに支持して設け、また、吸気マニホルド及びスティフナ付近でハーネスを位置決めして支持しているものがある。
【0003】
即ち、図4に示す如く、エンジン102は、シリンダブロック104とシリンダヘッド106とからなる。シリンダブロック104の下部位には、オイルパン108が取付けられている。シリンダヘッド106の側部位には、吸気マニホルド110が取付けられる。この吸気マニホルド110は、シリンダヘッド106に接する取付フランジ112と、この取付フランジ112に並列に連設した4本の分岐管114、114、114、114と、これら分岐管114、114、114、114の上流側に連設したサージタンク116とが一体的になって構成されている。サージタンク116には、スロットルボディ118が連設されている。また、このスロットルボディ118には、吸気通路120が連通している。エンジン102には、シリンダブロック104とシリンダヘッド106とに跨って、チェーンカバー(タイミングベルトカバー)122が取付けられている。
【0004】
吸気マニホルド110は、下方からスティフナ124によってシリンダブロック106に支持されている。このスティフナ124は、一端側がブロック側ボルト126によってシリンダブロック104のブロック側ボス(図示せず)に固定されているとともに、他端側が吸気マニホルド110の隣接した分岐管114、114のマニホルド側ボス(図示せず)に螺着されるマニホルド側ボルト128、128によって吸気マニホルド110を支持している。
【0005】
また、エンジン102には、シリンダブロック104の長手方向に指向して複数本の信号線を束ねたエンジンハーネス130が配設されている。このエンジンハーネス130からは、吸気マニホルド110及びスティフナ124付近に延長して吸気側ハーネス132が設けられている。この吸気側ハーネス132は、例えば、サージタンク116に取付けた吸気圧センサ134の第1信号線136や、スロットルボディ118に取付けたスロットル開度センサ138の第2信号線140及び吸気流量センサ142の第3信号線144等の各信号線を束ね、ハーネスカバー146で覆って構成されている。
【0006】
そして、この吸気側ハーネス132は、スティフナ124の他端側の外方に延設し、第1クランプ148と第2クランプ150とによって位置決めされて支持される。第1クランプ148は、板状部材からなり、スティフナ124の他端側に溶着され、吸気側ハーネスの周囲に巻回して保持する。第2クランプ150は、リング状に形成され、一の分岐管114に形成したクランプ用ボス152に取付けられて吸気側ハーネス132を保持している。
【0007】
また、吸気マニホルド及びスティフナ付近でハーネスを位置決めして支持する方法としては、図5に示す如く、取付フランジ202と4本の分岐管204、204、204、204とサージタンク206とからなる吸気マニホルド208において、一の分岐管204にクランプ用ボス210を形成し、このクランプ用ボス210に板状部材のクランプ212を固定ボルト214によって固定し、ハーネス(図示せず)に巻き付けて設けているものがある。
【0008】
更に、このような配線支持構造としては、例えば、実開平2−50065号公報に開示されている。この公報に記載のものは、エアクリーナへの大気空気取入管を、ファンシュラウドの上部に、ラジエータサポートメンバーと略平行に延びるように配設して、この大気空気取入管を、ファンシュラウドの上面から上向きに一体的に造形したブラケット体に支持する一方、ファンシュラウドの上面には、ブラケット体に隣接する部位に、大気空気取入管に向って延びるリブ体を一体的に造形して、このリブ体とブラケット体との間に、配線類の挿通用の通路を形成したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、配線支持構造にあっては、吸気マニホルドにクランプ用ボスを設けたり、板状部材のクランプによってハーネスを支持しなければならないので、部品点数が増加し、また、加工工数が増加し、更に、高価になるという不都合があった。
【0010】
また、クランプをハーネスにしっかり巻き付けないと、ハーネスが外れ、クランプの機能を果さず、その支持状態が不安定になるという不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、並列した複数の分岐管が備えられた吸気マニホルドを下方からスティフナによってシリンダブロックに支持して設け、前記吸気マニホルド及び前記スティフナ付近でハーネスを位置決めして支持するエンジンの配線支持構造において、前記吸気マニホルドの隣接する分岐管に前記スティフナが取り付けられるボスを夫々設け、これらボスと前記隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位に前記隣接する分岐管の夫々外周面間の間隔よりも大きな直径のハーネスを配設して位置決めし、前記スティフナで前記隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位を閉塞させたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明は、隣接する分岐管にスティフナが取り付けられるボスを夫々設け、これらボスと隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位に隣接する分岐管の夫々外周面間の間隔よりも大きな直径のハーネスを配設して位置決めし、スティフナで隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位を閉塞させるので、従来のクランプ用ボスやクランプ等の部品を不要とし、部品点数を低減し、また、加工工数を削減することができ、更に、ハーネスを堅固に支持することができる。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の実施例を示すものである。図1において、2は車両(図示せず)のエンジン、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はオイルパンである。エンジン2は、図2に示す如く、車両に傾斜して搭載される。
【0014】
シリンダヘッド6の側部位には、吸気マニホルド10が取付けられる。この吸気マニホルド10は、シリンダヘッド6に接する取付フランジ12と、この取付フランジ12に並列に連設した4本の分岐管14、14、14、14と、これら分岐管14、14、14、14の上流側に連設したサージタンク16とが一体的になって構成されている。隣接する分岐管14、14の夫々外周面間は、図3に示す如く、間隔L(例えば10〓)で離間している。
【0015】
サージタンク16には、スロットルボディ18が連設されている。このスロットルボディ18には、吸気通路20が連通している。
【0016】
エンジン2には、シリンダブロック4とシリンダヘッド6とに跨って、チェーンカバー(タイミングベルトカバー)22が取付けられている。
【0017】
吸気マニホルド10は、下方からスティフナ24によってシリンダブロック4に支持されている。
【0018】
このスティフナ24は、一端側がシリンダブロック4のブロック側ボス26にブロック側ボルト28によって固定されているとともに、他端側が吸気マニホルド10の隣接する分岐管14、14のマニホルド側ボス30、30にマニホルド側ボルト32、32によって固定されている。
【0019】
また、このスティフナ24は、板金製であり、各センサ類が検出する際に検出状態に悪影響を与える振動を吸収するとともに、吸気マニホルド10のねじり振動をも吸収する機能を有するものである。
【0020】
エンジン2には、図1、2に示す如く、シリンダブロック4の長手方向に指向して、冷却水配管34と複数本の信号線を束ねてカバー(被覆材)で覆われたエンジンハーネス36とが並んで配設されている。
【0021】
このエンジンハーネス36からは、吸気マニホルド10及びスティフナ24付近に延長して吸気側ハーネス38が設けられている。
【0022】
吸気側ハーネス38は、例えば、サージタンク16に取付けた吸気圧センサ40の第1信号線42や、スロットルボディ18に取付けたスロットル開度センサ44の第2信号線46及び吸気流量センサ48の第3信号線50等の可撓性の各信号線を束ね、そして、略円形のコルゲート管状で可撓性のハーネスカバー(被覆材)52で覆われて構成されている。このハーネスカバー52は、周囲との摩擦に強く、且つ、振動に対しても強い材質のものである。
【0023】
また、この吸気側ハーネス38は、図3に示す如く、直径D(例えば17mm)が隣接する分岐管14、14の夫々外周面間の間隔L(例えば10mm)よりも大きく形成され、分岐管14、14間とスティフナ24との間に形成される空間54内に配設される。つまり、隣接する分岐管14、14の外周面とで囲まれる部位である空間54は、スティフナ24で閉塞される。
【0024】
この吸気側ハーネス38は、各信号線が可撓性で且つこれら信号線を概ね束ねて可撓性のハーネスカバー52で覆っているので、一般に、製造時のバラツキが大きく、他部品との干渉を回避するために、クリアランスを大きく採っている。
【0025】
更に、吸気側ハーネス38は、図2に示す如く、分岐管14に沿って配設され、その自体で剛性を有している。
【0026】
また、吸気側ハーネス38は、図1、2に示す如く、クランプ56によって支持される。このクランプ56は、リング状に形成され、一の分岐管14に形成したクランプ用ボス58に取付けられている。
【0027】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0028】
吸気マニホルド10をスティフナ24によって支持する際には、吸気側ハーネス38を隣接する分岐管14、14間に配設し、そして、スティフナ24の他端側をマニホルド側ボルト32、32で固定し、次いで、リング状のクランプ56をクランプ用ボス58に取付けることにより、吸気側ハーネス38を、空間54内に配設させ、前後左右の位置決めをさせる。
【0029】
これにより、吸気側ハーネス38を支持する場合に、従来のクランプ用ボスや板状部材のクランプ等の部品を不要とし、部品点数を低減するとともに、加工工数を削減し、よって、廉価とすることができる。
【0030】
また、吸気側ハーネス38の直径Dが隣接する分岐管14、14の間隔Lよりも大きいので、吸気側ハーネス38が空間54から抜け出ることがなく、吸気側ハーネス38の位置決めが容易に可能となる。
【0031】
更に、空間54をスティフナ24で閉塞し、このスティフナ24を2本のマニホルド側ボルト32、32で分岐管14、14に取付けるので、吸気側ハーネス38の恒久的な位置決めとすることができる。
【0032】
更にまた、万一、クランプ56が外れたとしても、空間54において吸気側ハーネス38を1点で位置決めし、且つ、吸気側ハーネス38の略中央部位を位置決めするので、吸気側ハーネス38の振れを小さく抑えることができる。
【0033】
また、図2に示す如く、エンジン2が車体に傾斜して搭載されるので、吸気側ハーネス38が分岐管14又はスティフナ24の一箇所のみに当接し続けることがなく、吸気側ハーネス38の破損の発生を防止することができる。
【0034】
更に、吸気側ハーネス38のハーネスカバー52が摩擦にも強い材質からなるので、振動に対しても強く、吸気側ハーネス38の破損を防止することができる。
【0035】
なお、この実施例にあっては、吸気側ハーネス38を空間54内において分岐管14、14間に挾持させて固定し、吸気側ハーネス38をしっかり位置決めし且つ堅固に支持させることも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、吸気マニホルドの隣接する分岐管にスティフナが取り付けられるボスを夫々設け、これらボスと隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位に隣接する分岐管の夫々外周面間の間隔よりも大きな直径のハーネスを配設して位置決めし、スティフナで隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位を閉塞させたことにより、従来のクランプ用ボスやクランプ等の部品を不要とし、部品点数を低減し、また、加工工数を削減することができ、更に、ハーネスを堅固に支持し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの側面図である。
【図2】図1の矢印〓によるエンジンの一部背面図である。
【図3】分岐管の支持部位の一部平面図である。
【図4】従来のエンジンの側面図である。
【図5】従来の吸気マニホルドの斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジン
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
10 吸気マニホルド
12 取付フランジ
14 分岐管
24 スティフナ
36 エンジンハーネス
38 吸気側ハーネス
52 ハーネスカバー
54 空間

Claims (2)

  1. 並列した複数の分岐管が備えられた吸気マニホルドを下方からスティフナによってシリンダブロックに支持して設け、前記吸気マニホルド及び前記スティフナ付近でハーネスを位置決めして支持するエンジンの配線支持構造において、前記吸気マニホルドの隣接する分岐管に前記スティフナが取り付けられるボスを夫々設け、これらボスと前記隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位に前記隣接する分岐管の夫々外周面間の間隔よりも大きな直径のハーネスを配設して位置決めし、前記スティフナで前記隣接する分岐管の外周面とで囲まれる部位を閉塞させたことを特徴とするエンジンの配線支持構造。
  2. 前記ハーネスは、前記空間内に配設されるとともに、クランプによって前記分岐管に支持されたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの配線支持構造。
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