JP6839634B2 - エンジンの過給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの過給装置に関し、詳しくは、コンプレッサ出口締結具の締め付け力が低下しにくい、エンジンの過給装置に関する。
従来、エンジンの過給装置として、過給機のコンプレッサハウジングに設けられたコンプレッサ出口パイプと、インタークーラに設けられたクーラ入口パイプと、コンプレッサ出口パイプからクーラ入口パイプに圧縮空気を案内する圧縮空気案内ホースと、コンプレッサ出口パイプの外周に圧縮空気案内ホースの一端部を締め付けて固定するベルト状のコンプレッサ出口締付具を備えたものがある (例えば、特許文献1参照)。
この種の装置によれば、コンプレッサハウジングで昇温した圧縮空気をインタークーラで冷却し、過給効率を高めることができる利点がある。
特開2001−303961号公報(図3参照)
特許文献1のものでは、湾曲管のコンプレッサ出口パイプに圧縮空気案内ホースの一端部が差し込まれており、このホースの一端部やコンプレッサ出口締付具をコンプレッサ出口パイプと平行な安定姿勢に方向付ける基準となるものがなく、これらが傾いた不安定な姿勢でコンプレッサ出口パイプに組み付けられ、エンジンや過給機の振動でこれらの姿勢が変化し、コンプレッサ出口締付具の締め付け力が低下するおそれがある。
本発明の課題は、コンプレッサ出口締付具の締め付け力が低下しにくい、エンジンの過給装置を提供することにある。
本発明の発明特定事項は、次の通りである。
図3に例示するように、過給機(2)のコンプレッサハウジング(3)に設けられたコンプレッサ出口パイプ(4)と、インタークーラ(6)に設けられたクーラ入口パイプ(7)と、コンプレッサ出口パイプ(4)からクーラ入口パイプ(7)に圧縮空気(8)を案内する圧縮空気案内ホース(9)と、コンプレッサ出口パイプ(4)の外周に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)を締め付けて固定するベルト状のコンプレッサ出口締付具(11)を備え、
図1(D)に例示するように、直管のコンプレッサ出口パイプ(4)の外周側にコンプレッサ出口パイプ(4)と直交する向きのコンプレッサ出口ホース受面(4a)を備え、
図1(D)(E)に例示するように、コンプレッサ出口ホース受面(4a)がコンプレッサ出口パイプ(4)の周方向に所定間隔を介して複数個に分離され、この複数個のコンプレッサ出口ホース受面(4a)で、コンプレッサ出口パイプ(4)に嵌められた圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)と直交するこの一端部(10)の端面(10a)の複数個所が受け止められている、ことを特徴とするエンジンの過給装置。
図1(D)(E)に例示するように、本願発明によれば、コンプレッサ出口ホース受面(4a)を基準面として、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)とコンプレッサ出口締付具(11)をコンプレッサ出口パイプ(4)に平行な安定姿勢で組み付けることができ、エンジン(1)や過給機(2)の振動によっても、これらの姿勢が変化しにくく、コンプレッサ出口締付具(11)の締め付け力が低下しにくい。
本発明の参考形態又は実施形態に係るエンジンの過給装置を説明する図で、図1(A)は参考形態に係るエンジンの過給装置で用いられるコンプレッサ出口パイプと圧縮空気案内ホースの接続状態の基本例を説明する過給機の一部切欠正面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1(C)は図1(A)のC−C線断面図、図1(D)は実施形態に係るエンジンの過給装置で用いられるコンプレッサ出口パイプと圧縮空気案内ホースの接続状態の変形例の説明図、図1(E)は図1(D)のE−E線断面図である。 本発明の参考形態又は実施形態に係るエンジンの過給装置で用いられるクーラ入口パイプと圧縮空気案内ホースの接続状態を説明する図で、図2(A)はクーラ入口パイプと圧縮空気案内ホースの接続状態の基本例を説明するインタークーラ入口部の一部切欠側面図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図、図2(C)は図2(A)のC−C線断面図、図2(D)は変形例の説明図、図2(E)は図2(D)のE−E線断面図である。 本発明の参考形態又は実施形態に係るエンジンの過給装置を備えたエンジン搭載機械を説明する図で、エンジン搭載機械の模式側面図である。
図1〜図3は本発明の参考形態又は実施形態に係るエンジンの過給装置を説明する図で、この参考形態又は実施形態ではに係るエンジンの過給装置を備えたエンジン搭載機械について説明する。
図3に示すエンジン搭載機械(5)は、農業用トラクタで、機体フレーム(14)と、機体フレーム(14)に防振ゴム(15)を介して防振支持されたエンジン(1)と、機体フレーム(14)にラジエータ支持ステー(16a)とクーラ支持ステー(6a)とクリーナステー(17a)をそれぞれ介して支持されたラジエータ(16)とインタークーラ(6)とエアクリーナ(17)を備えている。
図3に示すように、エンジン(1)は、多気筒ディーゼルエンジンで、シリンダブロック(18)と、シリンダブロック(18)の上部に組み付けられたシリンダヘッド(19)と、クランク軸(20)の架設方向を前後方向として、シリンダブロック(18)の前部に配置された水ポンプ(21)と、水ポンプ(21)のポンプ軸(21a)に取り付けられたエンジン冷却ファン(22)と、シリンダブロック(18)の後部に配置されたフライホイール(23)と、シリンダブロック(18)の下部に組み付けられたオイルパン(24)と、シリンダヘッド(19)の幅方向を左右横方向として、シリンダヘッド(19)の横一側に組み付けられた排気マニホルド(25)と、排気マニホルド(25)の上部に組み付けられた過給機(2)と、シリンダヘッド(19)の横他側に組み付けられた吸気マニホルド(26)を備えている。
ラジエータ(16)はエンジン冷却ファン(22)の前方に配置され、インタークーラ(6)はラジエータ(16)の前方に配置されている。
図3に示すように、過給機(2)は、タービンハウジング(27)と、コンプレッサハウジング(3)を備え、タービンハウジング(27)は、タービン入口(27a)と、タービン出口(27b)を備え、コンプレッサハウジング(3)は、コンプレッサ入口パイプ(28)と、コンプレッサ出口パイプ(4)を備えている。
タービン入口(27a)は、排気マニホルド(25)の排気出口(25a)に固定され、タービン出口(27b)に、排気中継パイプ(29)を介して排気処理装置(30)が固定されている。排気処理装置(30)内には、DOCとDPFが収容されている。
DOCは、ディーゼル酸化触媒の略称、DPFは、ディーゼルパティキュレートフィルタの略称である。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、エアクリーナ(17)のクリーナ出口パイプ(31)からコンプレッサ入口パイプ(28)に浄気(33)を案内する浄気案内ホース(34)と、コンプレッサ出口パイプ(4)からインタークーラ(6)のクーラ入口パイプ(7)に圧縮空気(8)を案内する圧縮空気案内ホース(9)と、インタークーラ(6)のクーラ出口パイプ(35)から吸気マニホルド(26)のマニホルド吸気入口パイプ(36)に冷却した圧縮空気(37)を案内する冷却空気案内ホース(38)を備えている。
図1(A)〜(E)に示すコンプレッサ出口パイプ(4)の接続構造は、次の通りである。
まず、図1(A)〜(C)に示す参考形態に係るエンジンの過給装置に用いる基本例について説明する。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、過給機(2)のコンプレッサハウジング(3)に設けられたコンプレッサ出口パイプ(4)と、インタークーラ(6)に設けられたクーラ入口パイプ(7)と、コンプレッサ出口パイプ(4)からクーラ入口パイプ(7)に圧縮空気(8)を案内する圧縮空気案内ホース(9)と、コンプレッサ出口パイプ(4)の外周に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)を締め付けて固定するベルト状のコンプレッサ出口締付具(11)を備えている。
図1(A)に示すように、直管のコンプレッサ出口パイプ(4)の外周側にコンプレッサ出口パイプ(4)と直交する向きのコンプレッサ出口ホース受面(4a)を備え、コンプレッサ出口パイプ(4)に嵌められた圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)と直交する向きのこの一端部(10)の端面(10a)がコンプレッサ出口ホース受面(4a)で受け止められている。
コンプレッサ出口パイプ(4)と直交する向きとは、コンプレッサ出口パイプ(4)の中心軸線(4d)と直交する向きをいう。
圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)も直管で形成され、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)と直交する向きとは、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の中心軸線(10c)と直交する向きをいう。
この基本例によれば、図1(A)に示すように、コンプレッサ出口パイプ(4)に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)を差し込む際、上記一端部(10)の端面(10a)をコンプレッサ出口ホース受面(4a)で受け止めさせると、上記一端部(10)の姿勢がコンプレッサ出口パイプ(4)と平行な安定姿勢になるように方向付けられ、上記一端部(10)の端面(10a)の外周縁(10b)またはコンプレッサ出口ホース受面(4a)の外周縁(4c)に沿うようにベルト状のコンプレッサ出口締付具(11)の姿勢を定めると、このコンプレッサ出口締付具(11)がコンプレッサ出口パイプ(4)と平行な安定姿勢になるように方向付けられ、このコンプレッサ出口締付具(11)で上記一端部(10)を締め付けると、上記一端部(10)がコンプレッサ出口パイプ(4)と直交する適正方向に締め付けられる。
コンプレッサ出口パイプ(4)と直交する適正方向とは、コンプレッサ出口パイプ(4)の中心軸線(4d)と直交するコンプレッサ出口パイプ(4)の径方向をいう。
このように、コンプレッサ出口ホース受面(4a)を基準面として、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)とコンプレッサ出口締付具(11)をコンプレッサ出口パイプ(4)に平行な安定姿勢で組み付けることができ、エンジン(1)や過給機(2)の振動によっても、これらの姿勢が変化しにくく、コンプレッサ出口締付具(11)の締め付け力が低下しにくい。
図1(A)に示すように、この基本例では、コンプレッサ出口ホース受面(4a)に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の端面(10a)の全周が受け止められている。
このため、この基本例では、図1(A)に示すように、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の姿勢をコンプレッサ出口パイプ(4)と平行な安定姿勢になるように方向付けることができる。
図1(A)(C)に示すように、コンプレッサ出口ホース受面(4a)は全周が凹凸のない平坦面で形成されている。
図1(A)(C)に示すように、この基本例では、コンプレッサ出口パイプ(4)の外周側に設けられたコンプレッサ出口フランジ(4b)にコンプレッサ出口ホース受面(4a)が形成されている。
このため、この基本例では、図1(A)(C)に示すように、コンプレッサハウジング(3)にコンプレッサ出口ホース受面(4a)を形成する余裕がない場合でも、コンプレッサ出口フランジ(4b)を利用してコンプレッサ出口ホース受面(4a)を形成することができる。
次に、図1(D)(E)に示す実施形態に係るエンジンの過給装置に用いる変形例について説明する。
図1(A)(B)に示す基本例では、コンプレッサ出口ホース受面(4a)に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の端面(10a)の全周が受け止められているのに対し、図1(D)(E)に示す変形例では、コンプレッサ出口パイプ(4)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のコンプレッサ出口ホース受面(4a)に、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の端面(10a)の複数箇所が受け止められている。
すなわち、図1(D)(E)に示すように、コンプレッサ出口ホース受面(4a)がコンプレッサ出口パイプ(4)の周方向に所定間隔を介して複数個に分離され、この複数個のコンプレッサ出口ホース受面(4a)で、コンプレッサ出口パイプ(4)に嵌められた圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)と直交するこの一端部(10)の端面(10a)の複数個所が受け止められている、
このため、基本例と同様、この変形例でも、図1(D)に示すように、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の姿勢がコンプレッサ出口パイプ(4)と平行な安定姿勢になるように方向付けられる。
図1(D)(E)に示すように、コンプレッサ出口ホース受面(4a)は、隣り合うコンプレッサ出口ホース受面(4a)(4a)間の平面よりも隆起した平面で構成され、これらの凹凸がコンプレッサ出口フランジ(4b)に形成されている。
この変形例では、コンプレッサ出口フランジ(4b)の周方向に90°毎に配置された合計4個のコンプレッサ出口ホース受面(4a)に、圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)の端面(10a)の4箇所が受け止められている。
この変形例では、コンプレッサ出口フランジ(4b)の周方向に略等間隔で合計3個以上のコンプレッサ出口ホース受面(4a)を形成するのが望ましい。
他の構成は、図1(A)〜(C)に示す基本例と同じであり、図1(D)(E)中、基本例と同一の要素には、図1(A)〜(C)と同じ符号を付しておく。
図1(A)〜(E)に示すコンプレッサ出口パイプ(4)の接続構造の基本例、変形例は、更に次の構成を備えている。
図1(A)(D)に示すように、コンプレッサハウジング(3)とコンプレッサ出口パイプ(4)とコンプレッサ出口フランジ(4b)は、鋳鉄の鋳造一体成型品で、コンプレッサ出口パイプ(4)の内周面(4e)は、コンプレッサハウジング(3)の内周面(3a)からコンプレッサ出口パイプ(4)の開口端(4f)に向けて拡開された段差のないテーパ面でに形成されている。
圧縮空気案内ホース(9)の素材には、アクリルゴムが用いられている。
コンプレッサ出口締付具(11)は、ベルト(11a)と、これを締め付けるボルトナット(11b)を備え、ベルト(11a)の素材には、ステンレス鋼(SUS304)が用いられ、ボルトナット(11b)の素材には、ステンレス鋼(SUS304)が用いられている。
次に、参考形態又は基本形態に係るエンジンの過給装置に用いるクーラ入口パイプ(7)の接続構造について説明する。
図2(A)〜(E)に示すように、クーラ入口パイプ(7)の接続構造は、次の通りである。
まず、図2(A)〜(C)に示す基本例について説明する。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、一端部(10)にコンプレッサ出口パイプ(4)を接続した圧縮空気案内ホース(9)と、この圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)をクーラ入口パイプ(7)に締め付けて固定するベルト状のクーラ入口締付具(13)を備えている。
図2(A)に示すように、直管のクーラ入口パイプ(7)の外周側にクーラ入口パイプ(7)と直交する向きのクーラ入口ホース受面(7a)を備え、クーラ入口パイプ(7)に嵌められた圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)と直交する向きのこの他端部(12)の端面(12a)がクーラ入口ホース受面(7a)で受け止められている。
クーラ入口パイプ(7)と直交する向きとは、クーラ入口パイプ(7)の中心軸線(7d)と直交する向きをいう。
圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)も直管で形成され、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)と直交する向きとは、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の中心軸線(12c)と直交する向きをいう。
この基本例によれば、図2(A)に示すように、クーラ入口パイプ(7)に圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)を差し込む際、上記他端部(12)の端面(12a)をクーラ入口ホース受面(7a)で受け止めさせると、上記他端部(12)の姿勢がクーラ入口パイプ(7)と平行な安定姿勢になるように方向付けられ、上記他端部(12)の端面(12a)の外周縁(12b)またはクーラ入口ホース受面(7a)の外周縁(7c)に沿うようにベルト状のクーラ入口締付具(13)の姿勢を定めると、このクーラ入口締付具(13)がクーラ入口パイプ(7)と平行な安定姿勢になるように方向付けられ、このクーラ入口締付具(13)で上記他端部(12)を締め付けると、上記他端部(12)がクーラ入口パイプ(7)と直交する適正方向に締め付けられる。
クーラ入口パイプ(7)と直交する適正方向とは、クーラ入口パイプ(7)の中心軸線(7d)と直交するクーラ入口パイプ(7)の径方向をいう。
このように、クーラ入口ホース受面(7a)を基準面として、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)とクーラ入口締付具(13)をクーラ入口パイプ(7)に平行な安定姿勢で組み付けることができ、エンジン(1)の振動によっても、これらの姿勢が変化しにくく、クーラ入口締付具(13)の締め付け力が低下しにくい。
図2(A)に示すように、この基本例では、クーラ入口ホース受面(7a)に圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の端面(12a)の全周が受け止められている。
このため、この基本例では、図2(A)に示すように、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の姿勢をクーラ入口パイプ(7)と平行な安定姿勢になるように方向付けることができる。
図2(A)(C)に示すように、クーラ入口ホース受面(7a)は全周が凹凸のない平坦面で形成されている。
図2(A)(C)に示すように、この基本例では、クーラ入口パイプ(7)の外周側に設けられたクーラ入口フランジ(7b)にクーラ入口ホース受面(7a)が形成されている。
このため、この基本例では、図2(A)(C)に示すように、インタークーラ(6)にクーラ入口ホース受面(7a)を形成する余裕がない場合でも、クーラ入口フランジ(7b)を利用してクーラ入口ホース受面(7a)を形成することができる。
次に、図2(D)(E)に示す変形例について説明する。
図2(A)(B)に示す基本例では、クーラ入口ホース受面(7a)に圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の端面(12a)の全周が受け止められているのに対し、図2(D)(E)に示す変形例では、クーラ入口パイプ(7)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のクーラ入口ホース受面(7a)に、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の端面(12a)の複数箇所が受け止められている。
このため、基本例と同様、この変形例でも、図2(D)に示すように、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の姿勢がクーラ入口パイプ(7)と平行な安定姿勢になるように方向付けられる。
図2(D)(E)に示すように、クーラ入口ホース受面(7a)は、隣り合うクーラ入口ホース受面(7a)(7a)間の平面よりも隆起した平面で構成され、これらの凹凸がクーラ入口フランジ(7b)に形成されている。
この変形例では、クーラ入口フランジ(7b)の周方向に90°毎に配置された合計4個のクーラ入口ホース受面(7a)に、圧縮空気案内ホース(9)の他端部(12)の端面(12a)の4箇所が受け止められている。
この変形例では、クーラ入口フランジ(7b)の周方向に略等間隔で合計3個以上のクーラ入口ホース受面(7a)を形成するのが望ましい。
コンプレッサ出口締付具(11)と同様、クーラ入口締付具(13)は、ベルト(13a)と、これを締め付けるボルトナット(13b)を備え、ベルト(13a)とボルトナット(13b)の素材には、コンプレッサ出口締付具(11)のベルト(11a)とボルトナット(11b)の素材と同じものが用いられている。
クーラ入口パイプ(7)とクーラ入口フランジ(7b)は金属の一体成形品である。
他の構成は、図2(A)〜(C)に示す基本例と同じであり、図2(D)(E)中、基本例と同一の要素には、図2(A)〜(C)と同じ符号を付しておく。
次に、参考形態又は基本形態に係るエンジンの過給装置に用いるクーラ出口パイプ(35)の接続構造、マニホルド吸気入口パイプ(36)の接続構造、クリーナ出口パイプ(31)の接続構造、コンプレッサ入口パイプ(28)の接続構造について説明する。
図3に示すように、冷却空気案内ホース(38)とクーラ出口パイプ(35)の接続構造、冷却空気案内ホース(38)とマニホルド吸気入口パイプ(36)の接続構造、浄気案内ホース(34)とクリーナ出口パイプ(31)の接続構造、浄気案内ホース(34)とコンプレッサ入口パイプ(28)の接続構造も、図1(A)〜(E)、図2(A)〜(E)と同様の構造が採用されている。
図3に示すクーラ出口パイプ(35)の接続構造は、次の通りである。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、インタークーラ(6)に設けられたクーラ出口パイプ(35)と、クーラ出口パイプ(35)からマニホルド吸気入口パイプ(36)に冷却した圧縮空気(37)を案内する冷却空気案内ホース(38)と、クーラ出口パイプ(35)の外周に冷却空気案内ホース(38)の一端部(39)を締め付けて固定するベルト状のクーラ出口締付具(40)を備えている。
図3に示すように、直管のクーラ出口パイプ(35)の外周側にクーラ出口パイプ(35)と直交する向きのクーラ出口ホース受面(35a)を備え、クーラ出口パイプ(35)に嵌められた冷却空気案内ホース(38)の一端部(39)と直交する向きのこの一端部(39)の端面(39a)がクーラ出口ホース受面(35a)で受け止められている。
冷却空気案内ホース(38)の一端部(39)も直管で構成されている。
冷却空気案内ホース(38)の素材には、アクリルゴムが用いられている。
クーラ出口締付具(40)には、コンプレッサ出口締付具(11)と同じものが用いられている。
クーラ出口ホース受面(35a)に冷却空気案内ホース(38)の一端部(39)の端面(39a)が全周に亘って受け止められている。
クーラ出口パイプ(35)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のクーラ出口ホース受面(35a)に、冷却空気案内ホース(38)の一端部(39)の端面(39a)の複数箇所が受け止められているものであってもよい。
クーラ出口パイプ(35)の外周側に設けられたクーラ出口フランジ(35b)にクーラ出口ホース受面(35a)が形成されている。
クーラ出口パイプ(35)とクーラ出口フランジ(35b)は金属の一体成形品である。
図3に示すマニホルド吸気入口パイプ(36)の接続構造は、次の通りである。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、一端部(39)をクーラ出口パイプ(35)に接続した冷却空気案内ホース(38)と、冷却空気案内ホース(38)の他端部(41)をマニホルド吸気入口パイプ(36)の外周に締め付けて固定するベルト状のマニホルド吸気入口締付具(42)を備えている。
図3に示すように、直管のマニホルド吸気入口パイプ(36)の外周側にマニホルド吸気入口パイプ(36)と直交する向きのマニホルド吸気入口ホース受面(36a)を備え、マニホルド吸気入口パイプ(36)に嵌められた冷却空気案内ホース(38)の他端部(41)と直交する向きのこの他端部(41)の端面(41a)がマニホルド吸気入口ホース受面(36a)で受け止められている。
冷却空気案内ホース(38)の他端部(41)も直管で構成されている。
マニホルド吸気入口締付具(42)には、コンプレッサ出口締付具(11)と同じものが用いられている。
マニホルド吸気入口ホース受面(36a)に冷却空気案内ホース(38)の他端部(41)の端面(41a)が全周に亘って受け止められている。
マニホルド吸気入口パイプ(36)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のマニホルド吸気入口ホース受面(36a)に、冷却空気案内ホース(38)の他端部(41)の端面(41a)の複数箇所が受け止められているものであってもよい。
マニホルド吸気入口パイプ(36)の外周側に設けられたマニホルド吸気入口フランジ(36b)にマニホルド吸気入口ホース受面(36a)が形成されている。
マニホルド吸気入口パイプ(36)とマニホルド吸気入口フランジ(36b)とは金属の一体成形品である。
図3に示すクリーナ出口パイプ(31)の接続構造は、次の通りである。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、エアクリーナ(17)に設けられたクリーナ出口パイプ(31)と、クリーナ出口パイプ(31)からコンプレッサ入口パイプ(28)に浄気(33)を案内する浄気案内ホース(34)と、クリーナ出口パイプ(31)の外周に浄気案内ホース(34)の一端部(43)を締め付けて固定するベルト状のクリーナ出口締付具(44)を備えている。
図3に示すように、直管のクリーナ出口パイプ(31)の外周側にクリーナ出口パイプ(31)と直交する向きのクリーナ出口ホース受面(31a)を備え、クリーナ出口パイプ(31)に嵌められた浄気案内ホース(34)の一端部(43)と直交する向きのこの一端部(43)の端面(43a)がクリーナ出口ホース受面(31a)で受け止められている。
浄気案内ホース(34)の一端部(43)も直管で形成されている。
浄気案内ホース(34)の素材には、アクリルゴムが用いられている。
クリーナ出口締付具(44)には、コンプレッサ出口締付具(11)と同じものが用いられている。
クリーナ出口ホース受面(31a)に浄気案内ホース(34)の一端部(43)の端面(43a)が全周に亘って受け止められている。
クリーナ出口パイプ(31)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のクリーナ出口ホース受面(31a)に、浄気案内ホース(34)の一端部(43)の端面(43a)の複数箇所が受け止められているものであってもよい。
クリーナ出口パイプ(31)の外周側に設けられたクリーナ出口フランジ(31b)にクリーナ出口ホース受面(31a)が形成されている。
クリーナ出口パイプ(31)とクリーナ出口フランジ(31b)とは金属の一体成形品である。
図3に示すコンプレッサ入口パイプ(28)の接続構造は、次の通りである。
図3に示すように、エンジンの過給装置は、一端部(43)をクリーナ出口パイプ(47)に接続した浄気案内ホース(34)と、コンプレッサ入口パイプ(28)の外周に浄気案内ホース(34)の他端部(45)を締め付けて固定するベルト状のコンプレッサ入口締付具(46)を備えている。
図3に示すように、直管のコンプレッサ入口パイプ(28)の外周側にコンプレッサ入口パイプ(28)と直交する向きのコンプレッサ入口ホース受面(28a)を備え、コンプレッサ入口パイプ(28)に嵌められた浄気案内ホース(34)の他端部(45)と直交する向きのこの他端部(45)の端面(45a)がコンプレッサ入口ホース受面(28a)で受け止められている。
浄気案内ホース(34)の他端部(45)も直管で形成されている。
コンプレッサ入口締付具(46)には、コンプレッサ出口締付具(11)と同じものが用いられている。
コンプレッサ入口ホース受面(28a)に浄気案内ホース(34)の他端部(45)の端面(45a)が全周に亘って受け止められている。
コンプレッサ入口パイプ(28)の周方向に所定間隔を介して分離された複数のコンプレッサ入口ホース受面(28a)に、浄気案内ホース(34)の他端部(45)の端面(45a)の複数箇所が受け止められているものであってもよい。
コンプレッサ入口パイプ(28)の外周側に設けられたコンプレッサ入口フランジ(28b)にコンプレッサ入口ホース受面(28a)が形成されている。
コンプレッサ入口パイプ(28)とコンプレッサ入口フランジ(28b)は金属の一体成形品である。
エンジン搭載機械(5)は、農業用トラクタに限らず、コンバイン等の農業機械や、バックホー等の建設機械であってもよい。エンジン(1)は火花点火式エンジンであってもよい。
(2)…過給機、(3)…コンプレッサハウジング、(4)…コンプレッサ出口パイプ、 (4a)…コンプレッサ出口ホース受面、(4b)…コンプレッサ出口フランジ、(4c)…外周縁、(6)…インタークーラ、(7)…クーラ入口パイプ、(8)…圧縮空気、(9)…圧縮空気案内ホース、(10)…一端部、 (10a)…端面、(10b)…外周縁、(11)…コンプレッサ出口締付具。

Claims (2)

  1. 過給機(2)のコンプレッサハウジング(3)に設けられたコンプレッサ出口パイプ(4)と、インタークーラ(6)に設けられたクーラ入口パイプ(7)と、コンプレッサ出口パイプ(4)からクーラ入口パイプ(7)に圧縮空気(8)を案内する圧縮空気案内ホース(9)と、コンプレッサ出口パイプ(4)の外周に圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)を締め付けて固定するベルト状のコンプレッサ出口締付具(11)を備え、
    直管のコンプレッサ出口パイプ(4)の外周側にコンプレッサ出口パイプ(4)と直交する向きのコンプレッサ出口ホース受面(4a)を備え、
    コンプレッサ出口ホース受面(4a)がコンプレッサ出口パイプ(4)の周方向に所定間隔を介して複数個に分離され、この複数個のコンプレッサ出口ホース受面(4a)で、コンプレッサ出口パイプ(4)に嵌められた圧縮空気案内ホース(9)の一端部(10)と直交するこの一端部(10)の端面(10a)の複数個所が受け止められている、ことを特徴とするエンジンの過給装置。
  2. 請求項1に記載されたエンジンの過給装置において、 コンプレッサ出口パイプ(4)の外周側に設けられたコンプレッサ出口フランジ(4b)にコンプレッサ出口ホース受面(4a)が形成されている、ことを特徴とするエンジンの過給装置。
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