JP3358019B2 - 排気コンバータの遮熱構造 - Google Patents
排気コンバータの遮熱構造Info
- Publication number
- JP3358019B2 JP3358019B2 JP13335297A JP13335297A JP3358019B2 JP 3358019 B2 JP3358019 B2 JP 3358019B2 JP 13335297 A JP13335297 A JP 13335297A JP 13335297 A JP13335297 A JP 13335297A JP 3358019 B2 JP3358019 B2 JP 3358019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- heat shield
- flange
- exhaust
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
から排出される排気を浄化するための排気コンバータに
おいて、該排気コンバータの流出側のコーン部の下面か
らの放熱で周辺部品、路面などに熱害が及ぶのを防止す
るための遮熱構造に関する。
品、路面などへ放熱するのを防止する手段としては、該
排気コンバータの下面全体を遮熱カバーで覆うのが一般
的である。この遮熱カバーをコンバータケースに溶接又
はかしめにより取付けるものが知られているが、このよ
うな取付け手段を用いると、カバーを交換する場合にカ
バー単品の交換ができず、コンバータケースと共に交換
しなければならない。また、遮熱カバーをコンバータケ
ースにボルトとナットで取付けるものも知られている
(実公昭57-26008)。このように下面全体を遮熱カバー
で覆うようにすると、大きい遮熱カバーを必要とすると
共に、ボルトなどの固着部材を多数使用しなければなら
ないので、部品コストと組み付けコストが高くなる。ま
た、最近の排気コンバータは、触媒担体を断熱性をもつ
シールマットで包む場合が多く、このような場合には触
媒担体側まで覆う遮熱カバーは必要としない。
が小型軽量で該遮熱カバー単品の交換が可能であり、且
つ該遮熱カバー取付けのための専用部材を必要としない
遮熱構造を得ることを課題とする。
に、本発明は、コンバータケースの筒部に触媒担体を収
容し、該筒部の後端からのびる後コーン部の端部のフラ
ンジに、排気管のフランジをボルト・ナットで結合し、
コンバータケースの下側に遮熱カバーを取り付けた排気
コンバータの遮熱構造において、該遮熱カバーを、前記
後コーン部のフランジの下部の前面に重なりこれらのボ
ルト穴と同心のボルト穴をもつ取り付けフランジ部と、
該取り付けフランジ部から前後方向に屈曲して前記後コ
ーン部と前記二つのフランジの下面を覆うカバー部とを
設けた構造に形成すると共に、該遮熱カバーを前記取り
付けフランジ部側から二つのフランジにボルトを通して
ナットで締結したことを特徴とする。
記取り付けフランジ部から後方に屈曲して前記二つのフ
ランジの下面を覆う後部カバーと、該後部カバーから前
方に屈曲した中間部と、該中間部からのびて前記後コー
ン部の下面を覆う前部カバーとによって形成したことも
特徴である。
ータのフランジと下流側の排気管のフランジを連結する
ためのボルトを利用して取付けるので、部品点数の削減
になる。また、排気で高温に加熱される後コーン部と二
つのフランジのみを遮熱カバーによって覆うので、必要
な遮熱作用を最小の部品で行なうことができる。
熱カバーの取り付けフランジ部の前方からボルトを通
し、更に該ボルトを二つのフランジに通してナットを嵌
め、該ナットを締め付ければ固定されるが、ナット側は
遮熱カバーで覆われていないので締め付け工具を自由に
操作することができ、能率的に組み付けを行なうことが
できる。この際、ボルトの頭部側は、適宜の手段で取り
付けフランジ部側に仮止めしておくか又はコーン部のフ
ランジ内部の例えばセレーションに嵌合することにより
回転しないように保持する。
を参照して説明する。図1〜3において1は排気コンバ
ータ、2はコンバータケース、3はその筒部、4は前コ
ーン部、5は後コーン部で、後コーン部5の後端には三
角状のフランジ6が溶接されている。触媒担体7は、断
熱性をもつシールマット8に巻かれて、筒状に巻かれた
溶接前の筒部材中に入れられ、該筒部材を適度に締め付
けて端縁3aを周面に溶接することによって形成される
筒部3に保持される。前後のコーン部4、5の大径側に
はフランジ4a、5aが形成されており、これらが筒部
3の端部に溶接される。そして、後コーン部5の後端の
フランジ6と同形のフランジ9が排気管10の前端に溶
接され、各角部に3個のボルト穴6a,9aが開けら
れ、ボルト11,ナット12による固着に供される。フ
ランジ6,9は、このボルト穴の2個が下位になり1個
が上位になるように溶接され、下位の2個のボルト穴
は、遮熱カバー13の取り付けに利用される。
ーチ型の取り付けフランジ14とこれからのびるカバー
部15からなり、該カバー部15は、後部カバー15a
と前部カバー15bを有し、該後部カバー15aは、取
り付けフランジ14の外縁から樋状に後方に屈曲された
もので、その後端中央からは幅の狭い中間部15cが前
向きに折り返され、該中間部15cが取り付けフランジ
14を過ぎた位置から幅の広い前部カバー15bが連設
されている。前記取り付けフランジ14には一対のボル
ト穴14aが開けられ、該ボルト穴14aは、フランジ
6,9の下方の2個のボルト穴6a,9aと同心に設け
られ、取り付けフランジ14側からフランジ6,9にボ
ルト11が挿入されてナット12が締め付けられる。こ
の際、ボルト11の頭側は、適宜の手段で取り付けフラ
ンジ14側に仮止めするか又はスパナを用いて回り止め
をする必要がある。
15bは、両側が逆八字形に屈曲されており、前後方向
の長さL1 は後コーン部5の長さに略等しく、また後部
カバー15aは、フランジ6,9の下部に沿って湾曲し
た形状をもち、排気の流れ方向の長さL2 は、フランジ
6,9の厚さの和に略等しくされおり、この前部カバー
15bと後部カバー15aで後コーン部5とフランジ
6,9の下部を覆う。
3とボルト11を取り付けたものを上下を逆にして示し
てあり、これに排気管10のフランジ9が係合されて前
記ナット12が締め付けられるが、後部カバー15aの
後方には十分なスペースがあるから、ナット12を締め
付けるための工具を容易に操作することができる。
成する手段として、取り付けフランジ14から後向きに
後部カバー15aを屈曲し、次ぎに前向きに前部カバー
15bを屈曲しているが、これとは逆に、取り付けフラ
ンジ14から前向きに前部カバー15bを屈曲し、次に
後コーン部5の前端近傍で前部カバー15bを後向きに
屈曲してフランジ6,9の下部までのばし、該下部の部
分を後部カバー15aとした構造にしてもよい。
によれば、遮熱カバーを、排コンバータのフランジと下
流側の排気管のフランジを連結するためのボルトを利用
して取付けるので、部品点数の削減になる。また、排気
で高温に加熱される後コーン部と、排気管を接続するた
めのフランジとだけを遮熱カバーによって覆うので、必
要な遮熱作用を1個の最小の部品で行なうことができ、
軽量化と低コスト化ができる効果がある。
ランジ 15 カバー部 15a 後カバー 15b 前カバー 15c 中間部
Claims (1)
- 【請求項1】 コンバータケースの筒部に触媒担体を
収容し、該筒部の後端からのびる後コーン部の端部のフ
ランジに、排気管のフランジをボルト・ナットで結合
し、コンバータケースの下側に遮熱カバーを取り付けた
排気コンバータの遮熱構造において、 該遮熱カバーを、前記後コーン部のフランジの下部の前
面に重なりこれらのボルト穴と同心のボルト穴をもつ取
り付けフランジ部と、該取り付けフランジ部から後方に
屈曲して前記二つのフランジの下面を覆う後部カバー、
該後部カバーから前方に屈曲した中間部、および該中間
部からのびて前記後コーン部の下面を覆う前部カバーか
らなるカバー部とを設けた構造に形成すると共に、該遮
熱カバーを前記取り付けフランジ部側から二つのフラン
ジにボルトを通してナットで締結したことを特徴とす
る、排気コンバータの遮熱構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13335297A JP3358019B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 排気コンバータの遮熱構造 |
US09/066,696 US6430811B1 (en) | 1997-04-28 | 1998-04-27 | Catalyst container |
GB9808949A GB2324745B (en) | 1997-04-28 | 1998-04-27 | Catalyst container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13335297A JP3358019B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 排気コンバータの遮熱構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317956A JPH10317956A (ja) | 1998-12-02 |
JP3358019B2 true JP3358019B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=15102719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13335297A Expired - Fee Related JP3358019B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-05-23 | 排気コンバータの遮熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3358019B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4877825B2 (ja) * | 2007-09-11 | 2012-02-15 | ダイハツ工業株式会社 | Egrパイプ |
JP2014040836A (ja) * | 2013-09-30 | 2014-03-06 | Yanmar Co Ltd | エンジン装置 |
JP6764716B2 (ja) * | 2016-07-14 | 2020-10-07 | 日野自動車株式会社 | 排気浄化装置 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13335297A patent/JP3358019B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10317956A (ja) | 1998-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3940053B2 (ja) | 内燃機関排気系の遮熱装置 | |
JP2002276356A (ja) | 車載用エンジンの排気構造 | |
GB2311110A (en) | Flexible joint | |
CA1243648A (en) | Catalytic converter support hanger | |
JP3358019B2 (ja) | 排気コンバータの遮熱構造 | |
JPH1150842A (ja) | 遮熱板の取付構造 | |
JP3899833B2 (ja) | エンジンの排気系構造 | |
JPH10252458A (ja) | 内燃機関の排気装置 | |
GB2324745A (en) | Catalyst container | |
JPH09175198A (ja) | 車両用ヒートインシュレータ | |
JP2002089282A (ja) | 遮熱カバーの取付構造 | |
JP3872171B2 (ja) | 排気系の支持部構造 | |
JPH0216012Y2 (ja) | ||
JPH072975Y2 (ja) | エキゾーストマニホルドのカバー組付構造 | |
JP3376698B2 (ja) | 自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバーの取付構造 | |
JPH0330574Y2 (ja) | ||
JP3491734B2 (ja) | 車両用サスペンションタワーのカバー取付け構造 | |
JPS636415Y2 (ja) | ||
JP2598879Y2 (ja) | マフラ取付装置 | |
JP2517534Y2 (ja) | マフラのフィニッシャ取付構造 | |
JPS6337353Y2 (ja) | ||
JPH0958281A (ja) | フィラーチューブの取付構造 | |
JP3321881B2 (ja) | 自動車の排気管取付装置 | |
JPS636414Y2 (ja) | ||
JP2512797Y2 (ja) | 自動車用マフラのテ―ルパイプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020813 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071011 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111011 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121011 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131011 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |