JPH09175198A - 車両用ヒートインシュレータ - Google Patents
車両用ヒートインシュレータInfo
- Publication number
- JPH09175198A JPH09175198A JP35114195A JP35114195A JPH09175198A JP H09175198 A JPH09175198 A JP H09175198A JP 35114195 A JP35114195 A JP 35114195A JP 35114195 A JP35114195 A JP 35114195A JP H09175198 A JPH09175198 A JP H09175198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat shield
- shield plate
- floor
- heat insulating
- outer heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】遮熱機能を高め、フロアとエンジン排気管系と
の距離の接近を可能とし、車両レイアウトの自由度を拡
大した。 【解決手段】フロア４の下面に設けたウェルドボルト７
によって外側遮熱板１をフロア下面との間で隙間Ｇ１を
有して固定し、この外側遮熱板１内には内側遮熱板２を
外側遮熱板面との間で隙間Ｇ２を有して側面をスポット
溶接５により固着し、前記隙間Ｇ１及びＧ２は車両進行
方向の前後両端が開放されており、前記内側遮熱板２に
は前記ウェルドボルト７への取付作業穴６を開設した。
の距離の接近を可能とし、車両レイアウトの自由度を拡
大した。 【解決手段】フロア４の下面に設けたウェルドボルト７
によって外側遮熱板１をフロア下面との間で隙間Ｇ１を
有して固定し、この外側遮熱板１内には内側遮熱板２を
外側遮熱板面との間で隙間Ｇ２を有して側面をスポット
溶接５により固着し、前記隙間Ｇ１及びＧ２は車両進行
方向の前後両端が開放されており、前記内側遮熱板２に
は前記ウェルドボルト７への取付作業穴６を開設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア下面とエン
ジン排気管系との間でエンジン排気管系の熱を遮断する
車両用ヒートインシュレータに関するものである。
ジン排気管系との間でエンジン排気管系の熱を遮断する
車両用ヒートインシュレータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】フロアにおけるエンジン排気管系からの
熱害対策として、フロア下面とエンジン排気管系との間
で遮熱板によって遮熱する車両用ヒートインシュレータ
が例えば、実開昭６１−１７９１７６号で提供されてい
る。
熱害対策として、フロア下面とエンジン排気管系との間
で遮熱板によって遮熱する車両用ヒートインシュレータ
が例えば、実開昭６１−１７９１７６号で提供されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車両用ヒー
トインシュレータは、フロア下面とエンジン排気管系と
の間で１枚の遮熱板によって遮熱している。このような
構造では、熱害性能が満足できない場合は、フロアとエ
ンジン排気管系との距離を大きく取ることで対策を行わ
なければならず、車両レイアウトの自由度が制限される
問題がある。
トインシュレータは、フロア下面とエンジン排気管系と
の間で１枚の遮熱板によって遮熱している。このような
構造では、熱害性能が満足できない場合は、フロアとエ
ンジン排気管系との距離を大きく取ることで対策を行わ
なければならず、車両レイアウトの自由度が制限される
問題がある。
【０００４】本発明の目的は、遮熱機能を高め、フロア
とエンジン排気管系との距離の接近を可能とし、車両レ
イアウトの自由度を拡大したことである。
とエンジン排気管系との距離の接近を可能とし、車両レ
イアウトの自由度を拡大したことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成要旨は、フロア下面とエンジン排気管
系との間でエンジン排気管系の熱を遮断するヒートイン
シュレータであって、前記フロア下面にウェルドボルト
を設け、このウェルドボルトによってフロア下面に隙間
を有して固定される外側遮熱板と、この外側遮熱板内に
外側遮熱板面と隙間を有して側面をスポット溶接により
固着した内側遮熱板とから成る多層で構成され、前記フ
ロア下面と外側遮熱板及び外側遮熱板と内側遮熱板との
各隙間は車両進行方向の前後両端が開放されており、前
記内側遮熱板には前記ウェルドボルトへの取付作業穴が
開設されていることを特徴とするものである。
めの本発明の構成要旨は、フロア下面とエンジン排気管
系との間でエンジン排気管系の熱を遮断するヒートイン
シュレータであって、前記フロア下面にウェルドボルト
を設け、このウェルドボルトによってフロア下面に隙間
を有して固定される外側遮熱板と、この外側遮熱板内に
外側遮熱板面と隙間を有して側面をスポット溶接により
固着した内側遮熱板とから成る多層で構成され、前記フ
ロア下面と外側遮熱板及び外側遮熱板と内側遮熱板との
各隙間は車両進行方向の前後両端が開放されており、前
記内側遮熱板には前記ウェルドボルトへの取付作業穴が
開設されていることを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１において、１は外側遮熱板、２
は内側遮熱板、３は排気管である。前記外側遮熱板１の
上面には複数の凸部１ａが形成されている。
基づいて説明する。図１において、１は外側遮熱板、２
は内側遮熱板、３は排気管である。前記外側遮熱板１の
上面には複数の凸部１ａが形成されている。
【０００７】図２乃至図４により構成の詳細を説明す
る。前記排気管３が通っているフロア４の下面にウェル
ドボルト７が設けられる。前記内側遮熱板２は外側遮熱
板１内に外側遮熱板１の下面と隙間Ｇ２を有して側面を
スポット溶接５により固着されている。このスポット溶
接５は長手方向に所定の間隔で打点されており、スポッ
ト溶接５の打点間は図４に示すように、外側遮熱板１と
内側遮熱板２との側面において隙間Ｇ３が形成されてい
る。
る。前記排気管３が通っているフロア４の下面にウェル
ドボルト７が設けられる。前記内側遮熱板２は外側遮熱
板１内に外側遮熱板１の下面と隙間Ｇ２を有して側面を
スポット溶接５により固着されている。このスポット溶
接５は長手方向に所定の間隔で打点されており、スポッ
ト溶接５の打点間は図４に示すように、外側遮熱板１と
内側遮熱板２との側面において隙間Ｇ３が形成されてい
る。
【０００８】前記内側遮熱板２には外側遮熱板１を前記
フロア４の下面に設けたウェルドボルト７への取付作業
穴６が開設されている。
フロア４の下面に設けたウェルドボルト７への取付作業
穴６が開設されている。
【０００９】前記内側遮熱板２が隙間Ｇ２を有して取り
付けられている外側遮熱板１は凸部１ａをウェルドボル
ト７が設けられているフロア４の下面に当接し、ウェル
ドボルト７を凸部１ａに開けられているボルト穴に貫通
してナット８により締付け固定する。このナット８の締
付け作業は内側遮熱板２に設されている取付作業穴６よ
り行われる。
付けられている外側遮熱板１は凸部１ａをウェルドボル
ト７が設けられているフロア４の下面に当接し、ウェル
ドボルト７を凸部１ａに開けられているボルト穴に貫通
してナット８により締付け固定する。このナット８の締
付け作業は内側遮熱板２に設されている取付作業穴６よ
り行われる。
【００１０】前記フロア４の下面に固定された外側遮熱
板１の上面には、凸部１ａによってフロア４の下面との
間に隙間Ｇ１が形成される。
板１の上面には、凸部１ａによってフロア４の下面との
間に隙間Ｇ１が形成される。
【００１１】前記フロア４の下面と外側遮熱板１の上面
との間の隙間Ｇ１及び外側遮熱板１の下面と内側遮熱板
２との間の隙間Ｇ２は、図２の矢印Ｃで示す車両進行方
向の前後両端が開放されている。
との間の隙間Ｇ１及び外側遮熱板１の下面と内側遮熱板
２との間の隙間Ｇ２は、図２の矢印Ｃで示す車両進行方
向の前後両端が開放されている。
【００１２】本発明は上記の通りの構成であるから、排
気管３とフロア４の下面との間に設置されたヒートイン
シュレータは、外側遮熱板１と内側遮熱板２で形成さ
れ、かつ、フロア４の下面と外側遮熱板１の上面との間
では隙間Ｇ１が、また、外側遮熱板１の下面と内側遮熱
板２との間では隙間Ｇ２の２つの空間層を有しているた
め、遮熱効果が大であり排気管３からフロア４への熱の
遮断効果が著しく増大する。
気管３とフロア４の下面との間に設置されたヒートイン
シュレータは、外側遮熱板１と内側遮熱板２で形成さ
れ、かつ、フロア４の下面と外側遮熱板１の上面との間
では隙間Ｇ１が、また、外側遮熱板１の下面と内側遮熱
板２との間では隙間Ｇ２の２つの空間層を有しているた
め、遮熱効果が大であり排気管３からフロア４への熱の
遮断効果が著しく増大する。
【００１３】しかも、走行によって前記フロア４の下面
と外側遮熱板１の上面との間の隙間Ｇ１及び外側遮熱板
１の下面と内側遮熱板２との間の隙間Ｇ２の空間層に空
気が流通して冷却作用を行い、遮熱効果を一層増大す
る。尚、隙間Ｇ１及びＧ２に発泡材等の断熱材を介在し
てもよい。
と外側遮熱板１の上面との間の隙間Ｇ１及び外側遮熱板
１の下面と内側遮熱板２との間の隙間Ｇ２の空間層に空
気が流通して冷却作用を行い、遮熱効果を一層増大す
る。尚、隙間Ｇ１及びＧ２に発泡材等の断熱材を介在し
てもよい。
【００１４】また、外側遮熱板１と内側遮熱板２とは前
記のように長手方向に所定の間隔でスポット溶接５によ
って結合し、スポット溶接５の打点間は隙間Ｇ３が形成
されているため、外側遮熱板１と内側遮熱板２との接触
はスポット溶接５の打点部分であり、外側遮熱板１と内
側遮熱板２との接触面積を最小にしており、外側遮熱板
１と内側遮熱板２との間の熱伝導を最小にしている。
記のように長手方向に所定の間隔でスポット溶接５によ
って結合し、スポット溶接５の打点間は隙間Ｇ３が形成
されているため、外側遮熱板１と内側遮熱板２との接触
はスポット溶接５の打点部分であり、外側遮熱板１と内
側遮熱板２との接触面積を最小にしており、外側遮熱板
１と内側遮熱板２との間の熱伝導を最小にしている。
【００１５】尚、上記実施形態では外側遮熱板１内には
１枚の内側遮熱板２を設けた構造であるが、複数枚の内
側遮熱板を隙間を有して重ねた多数層の構造にすること
も可能である。
１枚の内側遮熱板２を設けた構造であるが、複数枚の内
側遮熱板を隙間を有して重ねた多数層の構造にすること
も可能である。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるヒートイ
ンシュレータは複数の遮熱板と、空気が流通する複数層
の隙間とによる構成であるため、遮熱機能が著しく増大
し、フロアにおけるエンジン排気管系からの熱害対策が
確実に得られると共に、フロアとエンジン排気管系との
距離の接近を可能とし、車両レイアウトの自由度を拡大
することができる利点を有している。
ンシュレータは複数の遮熱板と、空気が流通する複数層
の隙間とによる構成であるため、遮熱機能が著しく増大
し、フロアにおけるエンジン排気管系からの熱害対策が
確実に得られると共に、フロアとエンジン排気管系との
距離の接近を可能とし、車両レイアウトの自由度を拡大
することができる利点を有している。
【図１】本発明の斜視図
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図（スポット溶接部）
【図４】図１のＢ−Ｂ線断面図（スポット溶接部以外の
一般部）
一般部）
１ 外側遮熱板 １ａ 凸部 ２ 内側遮熱板 ３ 排気管 ４ フロア ５ スポット溶接 ６ 取付作業穴 ７ ウェルドボルト ８ ナット Ｇ１ 隙間 Ｇ２ 隙間
Claims (1)
- 【請求項１】 フロア下面とエンジン排気管系との間で
エンジン排気管系の熱を遮断するヒートインシュレータ
であって、 前記フロア下面にウェルドボルトを設け、このウェルド
ボルトによってフロア下面に隙間を有して固定される外
側遮熱板と、 この外側遮熱板内に外側遮熱板面と隙間を有して側面を
スポット溶接により固着した内側遮熱板とから成る多層
で構成され、 前記フロア下面と外側遮熱板及び外側遮熱板と内側遮熱
板との各隙間は車両進行方向の前後両端が開放されてお
り、 前記内側遮熱板には前記ウェルドボルトへの取付作業穴
が開設されていることを特徴とする車両用ヒートインシ
ュレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35114195A JPH09175198A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用ヒートインシュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35114195A JPH09175198A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用ヒートインシュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175198A true JPH09175198A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18415329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35114195A Pending JPH09175198A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 車両用ヒートインシュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09175198A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376447A (en) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Honda Motor Co Ltd | Heat insulator apparatus for a vehicle floor |
| KR100610092B1 (ko) * | 2004-07-02 | 2006-08-08 | 현대자동차주식회사 | 배기 파이프의 열 차단판 |
| EP1955886A1 (de) * | 2007-02-07 | 2008-08-13 | Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug |
| JP2009541632A (ja) * | 2006-06-24 | 2009-11-26 | エルリンククリンガー アクチェンゲゼルシャフト | 構造構成部品、特に遮熱部材の形式の遮蔽部品 |
| WO2013140641A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | トヨタ車体株式会社 | 車両の遮熱板 |
| JP2014133517A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Toyota Motor Corp | 車両用導風構造 |
| CN109882278A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-06-14 | 厦门彼奥动力科技有限公司 | 一种柴油发电机的排气隔热罩 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35114195A patent/JPH09175198A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376447A (en) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Honda Motor Co Ltd | Heat insulator apparatus for a vehicle floor |
| US6663171B2 (en) | 2001-06-06 | 2003-12-16 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Heat insulator apparatus for vehicle floor |
| GB2376447B (en) * | 2001-06-06 | 2004-05-26 | Honda Motor Co Ltd | Heat insulator apparatus for vehicle floor |
| KR100610092B1 (ko) * | 2004-07-02 | 2006-08-08 | 현대자동차주식회사 | 배기 파이프의 열 차단판 |
| JP2009541632A (ja) * | 2006-06-24 | 2009-11-26 | エルリンククリンガー アクチェンゲゼルシャフト | 構造構成部品、特に遮熱部材の形式の遮蔽部品 |
| EP1955886A1 (de) * | 2007-02-07 | 2008-08-13 | Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug |
| WO2013140641A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | トヨタ車体株式会社 | 車両の遮熱板 |
| JP2014133517A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Toyota Motor Corp | 車両用導風構造 |
| US10422270B2 (en) | 2013-01-11 | 2019-09-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air guide structure for an engine compartment of a vehicle |
| CN109882278A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-06-14 | 厦门彼奥动力科技有限公司 | 一种柴油发电机的排气隔热罩 |
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