JP3427909B2 - ボンネットの断熱材取付構造 - Google Patents

ボンネットの断熱材取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両に装備しているエンジン用ボン
ネットの断熱材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、実公平5−34454号公報に
記載されているボンネット用防音装置を示す要部縦断正
面図である。この図5に示す防音装置では、ボンネット
1の端縁2に、押え板3の重ね部4を重ね、かつその押
え板3の押え部5で吸音材6の端部7を押えるようにし
ている。それにより吸音材6は、端部7が押え板3の押
え部5に押えられてボンネット1との間で挟持されるの
で、ボンネット1に取付けられる。
【0003】図6は、従来技術の他実施例を示すエンジ
ン用ボンネット8の断面図である。図において、9は断
熱と吸音効果を発揮できるグラスウール材などの断熱
材、10は座金、11は断熱材9を係止するために設け
られいわゆるインサルピンと呼ばれている止めピンであ
る。図6に示すボンネット8では、ボンネット8の内面
部に多数本の止めピン11を溶接し(図6に示す符号イ
が溶接部である)、その止めピン11を折曲げて断熱材
9をボンネット8の内面側に保持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すボンネット
1では吸音材6の端部7を、押え板3の押え部5で押え
ているだけであるので、車両の振動などにより吸音材6
がボンネット1の内面部より脱離するおそれがある。ボ
ンネット1の内面と吸音材6との対接面に接着剤を介在
させる手段も勘案されているので、上記脱離の防止はで
きるが、押え板3は薄板のボンネット1の剛性を向上さ
せるはたらきを全くしていなかった。また図6に示すボ
ンネット8ではその内面部に多数本の止めピン11を溶
接していたので、溶接工数が多くかかる上に、溶接歪み
が発生し表面の仕上げに悪影響を及ぼしていた。また断
熱材9の装着が容易でないばかりでなく、止めピン11
の折損や脱落をおこすことがあった。しかも断熱材9装
着後の見映えが悪かった。本発明は、上記の問題点を解
決できるボンネットの断熱材取付構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、車体にエン
ジンを搭載しその車体の外周面部の少くとも上面部にボ
ンネットを設け、そのボンネットの内面部に板状の断熱
材を装着するようにしたボンネットの断熱材取付構造に
おいて、ボンネットの内面部の前後方向に、ボンネット
の内面に沿って複数本の形板部材を設け、その形板部材
の前端部と後端部をボンネット内面側の前側縁部と後側
縁部にそれぞれ固定して取付け、これら形板部材とボン
ネット内面との間で断熱材を固定するようにした。また
上記ボンネットの内面部と、形板部材の上端縁との間に
小寸の間隙を設けた。また前後方向に固定して取付けた
複数本の上記形板部材にわたって、左右方向の補強用形
板部材を取付けた。また上記補強用形板部材の下側に帯
状の形板部材を前後方向に固定して設け、断熱材をボン
ネットの内面に向けて押しつけるようにした。
【0006】
【作用】本発明では、ボンネットの内面部に前後方向に
設けた複数本の形板部材と、ボンネット内面との間に板
状の断熱材を確実かつ容易に固定することができる。ま
た上記形板部材の前端部と後端部をボンネット内面側の
前側縁部と後側縁部にそれぞれ固定して取付け、かつそ
の形板部材の上端縁とボンネットの内面部との間に小寸
の間隙を設けたので、ボンネットの上面に内面側溶接跡
等の変形をおこすことがない。また前後方向に固定して
取付けた複数本の上記形板部材にわたって左右方向の補
強用形板部材を取付けたので、上記複数本の形板部材の
補強ができるばかりでなく、形板部材が枠状となりボン
ネットの剛性を向上させることができる。また上記補強
用形板部材の下側に帯状の形板部材を前後方向に固定し
て設け、断熱材をボンネットの内面に向けて押しつける
ようにしたので、より確実に断熱材をボンネットの内面
部に固定することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の断熱材取付構造をそなえた
ボンネット12の斜視図である。図において、13,1
4はボンネット12の内面部に前後方向に設けた複数本
の形板部材、15は補強用形板部材、16は帯状の形板
部材、17はボンネット12を車体(図示していない)
に蝶着しているヒンジ部材、符号Fはボンネット12の
前側方向、符号Rは後側方向である。図2は、図1に示
すボンネット12(ヒンジ部材17は省略する)の平面
図である。図3は、図2のA−A断面図である。図にお
いて、18,19はボンネット12内面側の前側,後側
縁部、20,21は前側縁部18,後側縁部19にそれ
ぞれ固設している取付座金具、22は形板部材13(形
板部材14に対しても同じ)の前端部,後端部を取付座
金具20,21に締付けているボルト、23,24は断
熱と吸音効果を発揮できるグラスウール材などの断熱
材、15は断面形状がT字形(図示していないがL字形
などでもよい)の補強用形板部材、25は帯状の形板部
材16を形板部材15に締付けているボルト、寸法Cは
ボンネット12内面部と形板部材13上端縁との間の間
隙寸法である。図4は、図2のB−B断面図である。図
において、26は帯状の形板部材16の前端部及び後端
部をボンネット12の前側及び後側縁部にそれぞれ締付
けているボルト、24,27は断熱材である。
【0008】次に、本発明の断熱材取付構造を図1〜図
4について説明する。本発明では、車体にエンジン(図
示していない)を搭載しその車体の上面部にエンジン用
ボンネットを設け、そのボンネットの内面部に板状の断
熱材を装着するようにしたボンネットの断熱材取付構造
において、ボンネット12の内面部の前後方向に、ボン
ネット12の内面に沿って2本の形板部材13及び14
を設け、その形板部材13,14の前端部と後端部をボ
ンネット12内面側の前側縁部18と後側縁部19にそ
れぞれ固定(本実施例ではボルト22締付を行っている
が溶接で固定してもよい)して取付け、上記形板部材1
3,14とボンネット12内面との間に断熱材を固定す
るようにした。また上記ボンネット12の内面部と、形
板部材13,14の上端縁との間に数ミリメートル(図
3に示す間隙寸法Cであるが実際の適寸は約5ミリメー
トル)の間隙を設けた。また上記2本の形板部材13と
14にわたって、左右方向の補強用形板部材15を取付
けた。(本実施では補強用形板部材15を2本の形板部
材13と14に対して溶接により取付けているが図示し
ないボルト締付で取付けてもよい)。また上記補強用形
板部材15の下側に帯状の形板部材16を前後方向にボ
ルト25で締付け、断熱材をボンネット12の内面に向
けて押しつけるようにした。
【0009】次に、本発明の断熱材取付構造の作用につ
いて述べる。本発明では、ボンネット12の内面部に前
後方向に設けた複数本の形板部材13,14と、ボンネ
ット12内面との間に板状の断熱材を確実かつ容易に固
定することができる。また上記形板部材13,14の前
端部と後端部をボンネット12内面側の前側縁部18と
後側縁部19にそれぞれ固定して取付け、かつその形板
部材13,14の上端縁とボンネット12の内面部との
間に小寸の間隙を設けたので、ボンネット12の上面に
内面側溶接跡等の変形をおこすことがない。また上記複
数本の形板部材13と14にわたって左右方向の補強用
形板部材15を取付けたので、上記複数本の形板部材1
3,14の補強ができるばかりでなく、形板部材13,
14,15が枠状となりボンネット12の剛性を向上さ
せることができる。また上記補強用形板部材15の下側
に帯状の形板部材16を前後方向にボルト25で締付
け、断熱材をボンネット12の内面に向けて押しつける
ようにしたので、より確実に断熱材をボンネット12の
内面部に固定することができる。
【0010】
【発明の効果】従来技術の一実施例断熱材取付構造で
は、ボンネットの内面部に多数本の止めピンを溶接して
いたので、溶接工数が多くかかる上に、溶接歪みが発生
し表面の仕上げに悪影響を及ぼしていた。また断熱材の
装着が容易でないばかりでなく、止めピンの折損や脱落
をおこすことがあった。しかも断熱材装着後の見映えが
悪かった。しかし本発明では、ボンネットの内面部に前
後方向に設けた複数本の形板部材と、ボンネット内面と
の間に板状の断熱材を確実かつ容易に固定することがで
きる。また上記形板部材の前端部と後端部をボンネット
内面側の前側縁部と後側縁部にそれぞれ固定して取付
け、かつその形板部材の上端縁とボンネットの内面部と
の間に小寸(実際の適寸は約5ミリメートル)の間隙を
設けたので、ボンネットの上面に内面側溶接跡等の変形
をおこすことがない。また前後方向に固定して取付けた
複数本の上記形板部材にわたって左右方向の補強用形板
部材を取付けたので、上記複数本の形板部材の補強がで
きるばかりでなく、形板部材が枠状となりボンネットの
剛性を向上させることができる。また上記補強用形板部
材の下側に帯状の形板部材を前後方向に固定して設け、
断熱材をボンネットの内面に向けて押しつけるようにし
たので、より確実に断熱材をボンネットの内面部に固定
することができる。したがって本発明の断熱材取付構造
では、断熱材を確実かつ容易に取付けることができると
ともに、ボンネットの剛性と、断熱材装着後の見映えを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱材取付構造をそなえたボンネット
の斜視図である。
【図2】図1に示すボンネットの平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】従来技術のボンネット用防音装置を示す要部縦
断正面図である。
【図6】従来技術の他実施例を示すエンジン用ボンネッ
トの断面図である。
【符号の説明】
1,8,12 ボンネット 9,23,24,27 断熱材 13,14,16 形板部材 15 補強用形板部材 18 前側縁部 19 後側縁部 22,25,26 ボルト
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−180687(JP,U) 実開 昭61−9382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/08 B62D 25/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体にエンジンを搭載し、その車体の外
    周面部の少くとも上面部にボンネットを設け、そのボン
    ネットの内面部に板状の断熱材を装着するようにしたボ
    ンネットの断熱材取付構造において、ボンネットの内面
    部の前後方向に、ボンネットの内面に沿って複数本の形
    板部材を設け、その形板部材の前端部と後端部をボンネ
    ット内面側の前側縁部と後側縁部にそれぞれ固定して取
    付け、これら形板部材とボンネット内面との間断熱材
    を固定するようにしたことを特徴とするボンネットの断
    熱材取付構造。
  2. 【請求項2】 ボンネットの内面部と、形板部材の上端
    縁との間に小寸の間隙を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のボンネットの断熱材取付構造。
  3. 【請求項3】 前後方向に固定して取付けた複数本の形
    板部材にわたって、左右方向の補強用形板部材を取付け
    たことを特徴とする請求項1または2記載のボンネット
    の断熱材取付構造。
  4. 【請求項4】 補強用形板部材の下側に帯状の形板部材
    を前後方向に固定して設け、断熱材をボンネットの内面
    に向けて押しつけるようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし3いずれか1つに記載のボンネットの断熱材取
    付構造。
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