JP5162390B2 - 走行車輌のボンネット装置 - Google Patents
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Description
この種の従来のトラクタでは、ボンネットとマフラ本体との間に板金製カバーを設けて、マフラ本体の熱でボンネットが高温になるのを防止していた(特に公知文献としては開示されていないが、実際のトラクタにそのように実施していた)。
本発明は上記問題点に鑑み、ボンネット内面を熱影響を低減することができると共に、低コストでボンネットをマフラ本体から断熱できるようにしたものである。
前記ボンネットサポートの上端部に締結具によって固定される部材に、左右方向の支持軸を介してボンネットフレームが回動自在に支持されることにより、ボンネットサポートの上端部に、ボンネットの後端部の上側が左右方向の軸心廻りに開閉自在に支持され、ボンネット本体の天板部に、前記締結具を回動操作する工具をボンネット内に挿入するための開口孔が設けられている点にある。
前記断熱カバーはアルミニウム板により構成され、該断熱カバーはボンネット本体の側板と間隔をおいて対面するように配置されていて、前枠体と後枠体とにわたって設けられている点にある。
図1〜図4において、トラクタ車体1はエンジン2、ミッションケース、前車軸フレーム5等を直結して構成されている。エンジン2から前方へ延出して設けられた前車軸フレーム5の上方には、エンジン2をはじめ、その周辺に付設される各種機器類やエンジン補機等を含めて全体的に取り囲むようにしたボンネット7が設けられている。
図4に示すように、ボンネット7内には、エンジン2の前部からその前方へ向けて空調用コンプレッサ9、ベルト駆動部10、冷却ファン11、ラジエータ12、オイルクーラ13、空調用レシーバ14、空調用コンデンサ15及びバッテリ16が設けられ、冷却ファン11、空調用コンプレッサ9をエンジン2の動力によって回転駆動するように構成されている。
図1、図2及び図6に示すように、ボンネット7は、ボンネット本体23とボンネットフレーム24とを備え、ボンネット本体23はボンネットフレーム24を外方から被覆した状態でボンネットフレーム24に固定されている。
によりフロントグリル41によるボンネット本体23の左右両側への開口面積が広げられ、ボンネット本体23の前端部がくの字状に切り欠かれた状態になっている。
図4に示すように、一対の支柱60とエンジン2側と間にL字状の支持板部材75が連結固定されており、この支持板部材75と一対の支持枠体31との間に左右一対のダンパ76が連結され、ダンパ76の伸長動作によって、ボンネット7を支持軸66廻りに開放動作させるように構成されている。
図9に示すように、ボンネット7の後部内でエンジン2にマフラ装置80が接続されている。マフラ装置80は、マフラ本体81と、マフラ本体81に接続されてボンネット7から外側方に突出されたマフラパイプ82から主構成され、エンジン2に設けられた排気マニホールドに接続されている。
ネット7側方の下方からボンネット7の上方に突出されている。
対の側部メッシュ体43及びヘッドライトカバー44を容易に取り付けることができるし、これらを容易に成形することができる。また、前部メッシュ体42と左右一対の側部メッシュ体43によってエンジンルームの冷却性能を向上させることができる。
その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成であり、図示省略しているが、ボンネット7は、ボンネット本体23とボンネットフレーム24とを備え、ボンネット本体23はボンネットフレーム24を外方から被覆した状態でボンネットフレーム24に固定され、ボンネット本体23とボンネットフレーム24との間に、マフラ本体81に対応して断熱カバー96が設けられている。また、図示省略しているが、前記実施の形態の場合と同様に、ボンネット7の前部にフロントグリル41が設けられ、フロントグリル41は前部メッシュ体42と左右一対の側部メッシュ体43とを別体に有し、それぞれボンネット7側に固定され、前部メッシュ体42と左右一対の側部メッシュ体43との下方に隣接してヘッドライトカバー44が設けられ、ヘッドライトカバー44はボンネット7側に設けた支持ステー45に支持され、ヘッドライトカバー44に左右一対のヘッドランプ47が装着されている。
2 エンジン
7 ボンネット
23 ボンネット本体
24 ボンネットフレーム
41 フロントグリル
42 前部メッシュ体
43 側部メッシュ体
44 ヘッドライトカバー
45 支持ステー
47 ヘッドランプ
58 ボンネットサポート
66 支持軸
81 マフラ本体
96 断熱カバー
Claims (3)
- ボンネット(7)内にマフラ本体(81)が設けられ、ボンネット(7)内の後端部側に、トラクタ車体(1)に立設したボンネットサポート(58)が設けられ、ボンネット(7)は、ボンネット本体(23)とボンネットフレーム(24)とを備え、ボンネット本体(23)はボンネットフレーム(24)を外方から被覆した状態でボンネットフレーム(24)に固定され、ボンネット本体(23)の内面に対面する断熱カバー(96)がマフラ本体(81)に対応してボンネットフレーム(24)に取り付けられており、
前記ボンネットサポート(58)の上端部に締結具(63)によって固定される部材(62)に、左右方向の支持軸(66)を介してボンネットフレーム(24)が回動自在に支持されることにより、ボンネットサポート(58)の上端部に、ボンネット(7)の後端部の上側が左右方向の軸心廻りに開閉自在に支持され、ボンネット本体(23)の天板部(25)に、前記締結具(63)を回動操作する工具をボンネット(7)内に挿入するための開口孔(71)が設けられていることを特徴とする走行車輌のボンネット装置。 - 前記ボンネット本体(23)は、天板部(25)と左右一対の側板部(26)とを有する断面コ字状に形成され、ボンネットフレーム(24)は、ボンネット本体(23)の天板部(25)と左右側板部(26)とに対応する部分を有する前枠体(30)及び後枠体(29)を備え、
前記断熱カバー(96)はアルミニウム板により構成され、該断熱カバー(96)はボンネット本体(23)の側板(26)と間隔をおいて対面するように配置されていて、前枠体(30)と後枠体(29)とにわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の走行車輌のボンネット装置。 - ボンネット(7)の前部にフロントグリル(41)が設けられ、フロントグリル(41)は前部メッシュ体(42)と左右一対の側部メッシュ体(43)とを別体に有し、それぞれボンネット(7)側に固定され、前部メッシュ体(42)と左右一対の側部メッシュ体(43)との下方に隣接してヘッドライトカバー(44)が設けられ、ヘッドライトカバー(44)はボンネット(7)側に設けた支持ステー(45)に支持され、ヘッドライトカバー(44)に左右一対のヘッドランプ(47)が装着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車輌のボンネット装置。
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