JP2005247135A - エンジンルーム構造 - Google Patents

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博幸 黒川
Hisayoshi Nishiyama
寿佳 西山
Toshiharu Kamiya
利春 神谷
Yoshinori Yokota
義則 横田
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Abstract

【課題】 エンジンルーム内の空気を効率よく車外に排出できるようにする。
【解決手段】 車両のエンジンルーム1内の空気を車外へ排出可能なエンジンルーム構造であって、エンジンルーム1内において車両の幅方向に沿って断面が中空のクロスメンバ6が配設され、このクロスメンバ6に、エンジンルーム1内とクロスメンバ6内とを連通させる第1通気孔14が穿設されるとともに、クロスメンバ6内と車外とを連通させる第2通気孔が穿設されるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のエンジンルーム構造に関するものである。
車両のエンジンルームの内部の空気は、エンジンによって発生した熱により高温に熱せられる。そして、過剰にエンジンルーム内が高温となると、エンジンルーム内に載置されている種々の部品(例えば、電装品や樹脂製のパーツなど)にダメージを与えるおそれがある。
このため、エンジンルーム内に外気を導入できるように車両のサイドメンバを構成し、エンジンルームが過熱されないようにする技術が、例えば以下の特許文献1に開示されている。
特開平7−304470号公報
ところで、エンジンルーム内の温度を下げるため、特許文献1の技術のように、サイドメンバから走行風をエンジンルーム内に導入する手法も考えられるが、このような手法とは別の手法、例えば、エンジンルーム内の熱い空気を車外へ排出する手法によってエンジンルーム内の温度を下げるようにしてもよい。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、エンジンルーム内の空気を効率よく車外に排出できるようにした、エンジンルーム構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエンジンルーム構造(請求項1)は、車両のエンジンルーム内の空気を車外へ排出可能なエンジンルーム構造であって、該エンジンルーム内において該車両の幅方向に沿って断面が中空のクロスメンバが配設され、該クロスメンバに、該エンジンルーム内と該クロスメンバ内とを連通させる第1通気孔が穿設されるとともに、該クロスメンバ内と車外とを連通させる第2通気孔が穿設されていることを特徴としている。
また、本発明のエンジンルーム(請求項2)は、請求項1記載の内容において、該クロスメンバの中空の断面は、該クロスメンバの全長に亘って配設される仕切板によって、側方断面視において、該第1通気孔側且つ下方寄りの通気流路とそれ以外の空間とに区画され、該第2通気孔は該通気流路と車外とを連通させる位置に穿設され、該通気流路を介して該第2通気孔から該エンジンルーム内の空気が車外に排出されることを特徴としている。
また、本発明のエンジンルーム構造(請求項3)は、請求項2記載の内容において、該クロスメンバは、側方断面視において、該車両の前方側で鉛直方向に立設し、該第1通気孔が穿設された第1壁部と、該車両の後方側で鉛直方向に該第1壁部と平行に立設する第2壁部と、該第1壁部の下端と該第2壁部の下端とを接続する底部とから形成され、該仕切板は、一端が該第1通気孔よりも上方の位置で該第1壁部に固着されるとともに他端が該底部にまたは該第2壁部に固着され、該通気流路は該第1壁部と該底部と該仕切板とによって囲まれることを特徴としている。
本発明のエンジンルーム構造によれば、エンジンルーム内に配設されたクロスメンバ内を通じて、エンジンルーム内の空気を効率よく速やかに車外に排出できる(請求項1)。
また、クロスメンバの下方寄りに設けられる通気流路を介してエンジンルーム内の空気を車外に排出させるため、クロスメンバ内の通気流路以外の空間によって、通気流路がクロスメンバの上方と断熱される。従って一般に車室等が設けられるクロスメンバの上方にエンジンルーム内の空気の熱が伝わらないようにすることができる。(請求項2、3)
本発明の車体構造の実施形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム構造を示すものであり、図1はその模式的な側方の鉛直断面図、図2はその模式的な水平断面図、図3は図2の模式的なA−A矢視断面図である。
図1に示すように、本実施形態における車両の後部にはエンジンルーム1が設けられ、このエンジンルーム1にはエンジン2、マフラ(排気管)3、トランスミッションや電装部品(いずれも図示略)など種々の機器や部品が載置されている。
このエンジンルーム1の上端部は、裏面に断熱材4が設けられたフロアパネル5、および、車両の幅方向に配設された断面中空のクロスメンバ6によって形成され、また、エンジンルーム1の後端部はクロスメンバ6に固定されたヒートプロテクタ7によって形成されている。なお、このエンジンルーム1の上方におけるフロアパネル5の上には車室20が形成されており、また、このフロアパネル5の後端にはテールゲートの下部を形成するリアエンドメンバ8が設けられている。そして、リアエンドメンバ8よりもさらに後方の車両後端には樹脂性のバンパ17が取り付けられている。
また、クロスメンバ6は、図2に示すように、車両の前後方向に配設された一対のサイドメンバ9,9に対してそれぞれ固定されている。また、クロスメンバ6は、図1に示すような側方断面視において、車両の前方側で鉛直方向に立設する第1壁部6Aと、この第1壁部6Aの下端から後方に屈曲して略水平に延在する底部6Bと、この底部6Bの後端から上方に屈曲して第1壁部6Aと平行に立設する第2壁部6Cとから一体に形成されている。
また、第1壁部6Aと第2壁部6Cとには、それぞれフランジ6D,6Dが形成され、このフランジ6D,6D上にフロアパネル5が載置されて溶着されている。また、図3に示すように、クロスメンバ6の側端近傍においては、フランジ6Dが僅かに上方へ反り返るように形成されるとともに、フロアパネル5と、サイドメンバ9の車外側壁部9Aの上端近傍と、ホイールハウスパネルインナ10とが、それぞれ重合されて溶接によって固着されている。
また、図1に示すように、クロスメンバ6内には補強部材11(仕切板)が設けられている。この補強部材11は、クロスメンバ6の全長に亘って配設されるとともに、補強部材11の一端11Aがクロスメンバ6の第1壁部6Aに対して固着され、補強部材11の他端11Bがクロスメンバ6の底部6Bに対して固着されて、クロスメンバ6内が2つに分割されて仕切られるようになっている。なお、この補強部材11によって仕切られたクロスメンバ6内の一方の空間であって、第1壁部6Aと底部6Bと補強部材11とによって囲まれた空間を、以後、通気流路12という。他方、フロアパネル5とクロスメンバ6の第2壁部6Cと補強部材11とによって囲まれたクロスメンバ6内の他方の空間を、以後、断熱空間13という。
すなわち、クロスメンバ6の中空の断面は車幅方向に亘って補強部材11によって下方寄りの通気流路12とそれ以外の断熱空間13とに区画されている。
そして、クロスメンバ6の第1壁部6Aには、エンジンルーム1とクロスメンバ6内とを連通させる第1通気孔14が穿設され、エンジンルーム1内の空気がクロスメンバ6内の通気流路12に導入できるようになっている。なお、補強部材11の一端11Aは、第1通気孔14よりも上方の位置であって且つ第1壁部6Aの上端よりも下方の位置でクロスメンバ6に接続されている。即ち、通気流路12は第1通気孔14側に位置することになる。
さらに、図2および図3に示すように、クロスメンバ6の両端部およびサイドメンバ9の車外側壁部9Aにはクロスメンバ6の通気流路12と車外とを連通させる第2通気孔15が形成され、第1通気孔14を通じてエンジンルーム1から通気流路12に導入された空気を車外に排出できるようになっている。
また、上述したように、クロスメンバ6内は、補強部材11により、通気流路12と断熱空間13とに仕切られており、これにより、エンジンルーム1からクロスメンバ6内の通気流路12に導入された空気は、クロスメンバ6内の断熱空間13に流入することなく車外に排出されるようになっている。したがって、クロスメンバ6内にエンジンルーム1内から温度の高い空気(熱気)が流入した場合であっても、断熱空間13に滞留している空気によって、断熱空間13が断熱層となり、通気流路12内の熱によってフロアパネル5の温度が上昇する事態を極力抑制できるようになっている。
一方、このクロスメンバ6が接続されたサイドメンバ9は、図3に示すような、正面視において略U字の形状をしており、車両外側に立設した車外側壁部9Aと、車両内側に立設した車内側壁部9Bと、車外側壁部9Aの下端と車内側壁部9Bの下端とを接続してサイドメンバ9の底部を形成する接続部9Cとから一体に形成されている。
また、この車内側壁部9Bの上端にはフランジ9BFが形成され、このフランジ9BF上にクロスメンバ6が載置されて溶接により固定され、また、車外側壁部9Aとクロスメンバ6の側端が溶接により固定されている。また、上述したように、サイドメンバ9の車外側壁部9Aには第2通気孔15が穿設され、クロスメンバ6の通気流路12内の空気が第2通気孔15を通じてタイヤハウス25(即ち車外)へ排出されるようになっている。
従ってクロスメンバ6及び通気流路12はサイドメンバ9の断面を貫通していることになる。
また、上述したように、エンジンルーム1の空気は、第1通気孔14,クロスメンバ6の通気流路12,第2通気孔15を経て車外に排出されるようになっているが、第2通気孔15はタイヤハウス25内に開口しているので、第2通気孔15から雨水等が直接浸入するような事態も回避することができる。
つまり、エンジンルーム1内の熱気を車外へ逃がしながら、エンジンルーム1に対して雨水等が浸入するのを防ぐことができるようになっている。
また、エンジンルーム1からの熱気が、第1通気孔14,クロスメンバ6の通気流路12,第2通気孔15という所定の経路を経て車外に排出されるのと同様に、エンジンルーム1で生じた騒音も車外に伝達されるまでには第1通気孔14,通気流路12,第2通気孔15という経路を辿ることになる。この場合、エンジンルーム1内で生じた騒音はこれらの経路を辿る間に減衰されるため、車外に排出される騒音を抑制することもできる。
また、クロスメンバ6の中空の断面を補強部材11で仕切ることによって、クロスメンバの強度、剛性が向上している。すなわち補強部材11は、通気流路12と断熱空間13とを区画する機能及び強度部材としての機能を両方備えている。
ところで、このエンジンルーム1内の後部には、エンジン2からの排気ガスを車外に排出するマフラ3が設けられている。なお、本実施形態のように、エンジンルーム1が車両の後部に設けられた場合、マフラ3を設けるための車両スペースの余裕が殆どないため、本実施形態では、マフラ3をエンジンルーム1内に配設している。また、このマフラ3には、排気ガスを浄化するための触媒が内蔵されている。
また、エンジンルーム1には、このマフラ3に対して所定の隙間18,19を形成しながら、エンジンルーム1の後端部(車両長手方向外方端部)を形成するアルミニウム製のヒートプロテクタ7が設けられている。なお、このヒートプロテクタ7は、エンジンルーム1やマフラ3から発せられる熱が車室20やバンパ17に伝導することを防ぐ目的で設けられている。また、このヒートプロテクタ7の上端部7Cはボルト16によってクロスメンバ6に固定されるとともに、その下端部7Dは車両の後端(車両の端部)に設けられたバンパ17と接続されている。
また、ヒートプロテクタ7の下端部7Dは車両の後方に向けて折り曲げられており、この結果バンパ17は熱源から遠ざかる位置でヒートプロテクタ7と接続されることとなる。なお、ヒートプロテクタ7の下端部7Dとバンパ17との間には図示しない断熱部材が介装されており、ヒートプロテクタ7が熱せられた場合であっても、この熱によって、ヒートプロテクタ7の下端部7Dと接続されている箇所でバンパ17が溶損しないようになっている。
つまり、バンパ17は、ヒートプロテクタ7を介して、バンパ17の前方(車両長手方向内方)で車幅方向に延在するクロスメンバ6に対して固定されており、換言すれば、ヒートプロテクタ7はバンパ17をクロスメンバ6に対して支持するブラケットとしての機能もそなえるようになっている。
また、このヒートプロテクタ7は箱状に形成されており、より詳しくは、マフラ3の上方に配設されてクロスメンバ6に固定された上端部7Cの下端から略水平方向に延在する水平部7Aと、マフラ3の後方に配設されて水平部7Aの後端(車両長手方向外方端)から下方に屈曲して略鉛直下方に延在し下端部7Dでバンパ17と接続された鉛直部7Bとをそなえて形成されている。
そして、ヒートプロテクタ7の水平部7Aの近傍の下方で且つ鉛直部7Bの近傍の前方にマフラ3が配設されて、ヒートプロテクタ7がマフラ3を取り囲むように形成されて配設されており、これにより、マフラ3から発せられた熱をヒートプロテクタ7が確実に遮断することができるようになっている。
さらに、このヒートプロテクタ7の上端部7Cは、フロアパネル5から十分に離れた位置でクロスメンバ6に固定されており(図1中の寸法Y1参照)、これにより、ヒートプロテクタ7が熱せられた場合であっても、この熱によるフロアパネル5の温度上昇が抑制され、エンジンルーム1やマフラ3の熱に起因して車室20の温度が上昇するのを確実に抑制することができるようになっている。
また、ヒートプロテクタ7の水平部7Aの後端であって鉛直部7Bの上端は、バンパ17から十分に離れて配設されており、(図1中の寸法X1参照)、これにより、もしヒートプロテクタ7が熱せられた場合であっても、この熱に起因するバンパ17の昇温が抑制されるようになっている。
このように、エンジンルーム1内の気温が上昇したとしても、車両の後端に配設された樹脂製のバンパ17が熱せられて溶損してしまうような事態を確実に防ぐことができるようになっている。
なお、フロアパネル5の裏面には断熱部材4が設けられている。この断熱部材4は、具体的にはグラスウールを薄い金属板等で両側から挟んで適当な厚さに成形したものであって、クロスメンバ6から車両の前方に延在してエンジンルーム1の上部を覆っており、この断熱部材4とクロスメンバ6、および、このクロスメンバ6とヒートプロテクタ7とが切れ目無く連続的に接続されている。そして、このように各部材4,6,7を連続的に接続することで、エンジンルーム1内の熱が車室20に漏れ出ることを確実に防ぐことができるようになっている。
本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム構造は上述のように構成されているので、以下のような作用・効果を奏する。
まず、エンジンルーム1内に配設されたエンジン2やマフラ3が発熱し、エンジンルーム1内の空気が高温となった場合であっても、エンジンルーム1内の熱気を、第1通気孔14、クロスメンバ6内、そして第2通気孔15を経由してタイヤハウス25、即ち車外へ効率よく速やかに放出することができる。
また、エンジンルーム1に雨雪などが浸入しにくくすることができるとともに、エンジンルーム1内で生じた騒音が減衰されずに車外へ漏れ出ることを防ぐことができる。
また、第1通気孔14をクロスメンバ6に穿設しても、クロスメンバ6内には補強部材11が配設されているので、クロスメンバ6に求められる強度を確保することが可能である。
さらに、クロスメンバ6の全長に亘って配設された補強部材11によってクロスメンバ6内が通気流路12と断熱空間13とに区画され、通気流路12を形成する第1壁部6Aに上述の第1通気孔14が穿設されているので、エンジンルーム1からクロスメンバ6に対して導入される空気を、断熱空間13内には流入させことなく、通気流路12を通じて車外へ排出することができる。
したがって、エンジンルーム1から通気流路12に導入された空気が高温である場合であっても、この高温の空気(熱気)は通気流路12の中を移動するため、クロスメンバ6全体が熱せられることを防ぐことができる。また、断熱空間13内の空気が断熱層となるので、フロアパネル5やリアエンドメンバ8等に熱が伝導されるような事態を確実に抑制することができ、車室20の昇温を防ぐことができる。
また、ヒートプロテクタ7が、エンジンルーム1の後端部を形成しているので、エンジンルーム1内の熱が車室20に漏出することを防止することができ、エンジンルーム1内が熱せられた場合であっても、この熱によって車室20の気温が上昇されられることを確実に抑制し、エンジンルーム1の断熱性を高めることができる。また、これに加えて、バンパ17がヒートプロテクタ7を介してクロスメンバ6に支持させるように構成しているので、部品点数を低減させ、コストの低減や作業工数の低減に大きく寄与することができる。
また、エンジンルーム1の後端を形成するヒートプロテクタ7が、水平部7Aおよび鉛直部7Bによって箱状に形成されているので、エンジンルーム1の内部スペースを低減させることなく、エンジンルーム1内の断熱性を向上させて、車室20等の昇温を確実に抑制することができる。
また、クロスメンバ6から前方に延在してエンジンルーム1の上部を形成する断熱部材4とクロスメンバ6、および、このクロスメンバ6とヒートプロテクタ7とが切れ目(隙間)無く連続的に接続されているので、エンジンルーム1内の熱が車室20等に漏れ出ることを確実に防ぐことができる。
また、ヒートプロテクタ7の水平部7Aの近傍下方で且つ鉛直部7Bの近傍前方にマフラ3が配設されるような構成とした場合であっても、マフラ3から発せられる熱が車室20に漏出することを確実に抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態においては、アルミニウム製のヒートプロテクタ7を用いたが、特にアルミニウム製に限定するものではなく、他の金属であってもよいが、車両の軽量化の観点からはアルミニウム製とすることが好ましい。
なお、グラスウール等の部材を薄い金属板等で両側から挟んで適当な厚さに成形したものをヒートプロテクタ7の材料としてもよく、この場合は更に断熱効果が期待できる。
また、上述の実施形態においては、第1通気孔14を3つクロスメンバ6に穿設した場合を例にとって説明したが、第1通気孔14が3つである構成に限定するものではなく、クロスメンバ6の強度やエンジンルーム1の冷却効率等を考慮して、第1通気孔14の数を設定してもよい。
また、上述の実施形態においては、補強部材11はその他端11Bがクロスメンバ6の底部6Bに固着される構造としたが、他端11Bがクロスメンバ6の第2壁部6Cに固着される構造としてもよい。この場合においても他端11Bが底部6Bに固着される構造と同様の作用効果を奏する。
本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム構造を示す模式的な側方断面図である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム構造を示す模式的な上方断面図である。 本発明の一実施形態にかかるエンジンルーム構造を示す図2の模式的なA−A矢視断面図である。
符号の説明
1 エンジンルーム
3 マフラ
4 断熱部材
6 クロスメンバ
6A 第1壁部
6B 底部
6C 第2壁部
7 ヒートプロテクタ
7A 水平部
7B 鉛直部
11 補強部材
14 第1通気孔
15 第2通気孔
17 バンパ

Claims (3)

  1. 車両のエンジンルーム内の空気を車外へ排出可能なエンジンルーム構造であって、
    該エンジンルーム内において該車両の幅方向に沿って断面が中空のクロスメンバが配設され、
    該クロスメンバに、該エンジンルーム内と該クロスメンバ内とを連通させる第1通気孔が穿設されるとともに、該クロスメンバ内と車外とを連通させる第2通気孔が穿設されている
    ことを特徴とする、エンジンルーム構造。
  2. 該クロスメンバの中空の断面は、該クロスメンバの全長に亘って配設される仕切板によって、側方断面視において、該第1通気孔側且つ下方寄りの通気流路とそれ以外の空間とに区画され、
    該第2通気孔は該通気流路と車外とを連通させる位置に穿設され、
    該通気流路を介して該第2通気孔から該エンジンルーム内の空気が車外に排出される
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンルーム
  3. 該クロスメンバは、側方断面視において、
    該車両の前方側で鉛直方向に立設し、該第1通気孔が穿設された第1壁部と、
    該車両の後方側で鉛直方向に該第1壁部と平行に立設する第2壁部と、
    該第1壁部の下端と該第2壁部の下端とを接続する底部とから形成され、
    該仕切板は、
    一端が該第1通気孔よりも上方の位置で該第1壁部に固着されるとともに他端が該底部にまたは該第2壁部に固着され、
    該通気流路は該第1壁部と該底部と該仕切板とによって囲まれる
    ことを特徴とする、請求項2記載のエンジンルーム構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010076486A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Kubota Corp 走行車輌のボンネット装置

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