JP2008037135A - 車体後部のバッテリ搭載構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体後方に配置したバッテリのハーネスの保護を図りつつ、ハーネスの効率的な配索を実現する。
【解決手段】 車体後部フロアにおいて下方に膨出するフロアパン凹部15の車内側にバッテリ20を収容し、バッテリ20に接続されたハーネス30を車体前部まで配索する車体後部のバッテリ搭載構造。フロアパン凹部15は、底面部153と、底面部153の外周縁から立ち上がる周壁部154とを有し、周壁部154にハーネス挿通孔31が設けられる。そして、ハーネス30はハーネス挿通孔31を通って車外に導出され、車体下面部に配索される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、車体後部のバッテリ搭載構造に関する。
自動車の車体後部構造として、荷室空間の底部を形成するリヤフロアパンにスペアタイヤを収容するための凹部を形成したものが広く知られている。
このスペアタイヤ収容部を含む車体後部は、車室の変形を最小限に留める目的で、後方衝突時にクラッシャブルに構成されるのが一般的である。
その一方で、近年の自動車においては、排気ガスの削減と燃費の改善のために、信号待ちや渋滞時などの停車時に自動的にエンジン作動を停止するアイドリングストップ機能を備えるものが増えている。アイドリングストップ車のバッテリは、エンジン始動時に使用されるだけでなく、アイドリングストップ時にオーディオ装置、空調装置等の負荷に給電することが必要になるため、エンジン再始動時に負荷への電圧供給量が不足しがちになる。そこでこれを補うため、あるいはエマージェンシー用として、サブバッテリを搭載することが考えられている。この場合、サブバッテリの収容場所が問題となる。
この点、近年では、車両軽量化やトランク容量増大などをねらってスペアタイヤを廃止しその代わりにコンパクトなパンク修理キットを搭載するいわゆるスペアタイヤレス化が進みつつある。スペアタイヤレス車においては、従来スペアタイヤ収容部とされていたリヤフロアパンの凹部が空きスペースとなり、このスペースはサブバッテリの収容場所として好適である。
なお、スペアタイヤ収容部であるリヤフロアパンの凹部の下部または後部にバッテリを配置する構成自体は、たとえば、特許文献1,2に開示されている。
特開2005−93299号公報 独国特許発明第19726192号明細書
リヤフロアパンの凹部内にバッテリを配置する場合、電源ハーネス(以下、単に「ハーネス」という。)をどのように配索するとよいかが問題となる。たとえば、単純にリヤフロアパン上に配索した場合には、荷室フロアへの荷物の出し入れの際にハーネスが邪魔になるし、ハーネスの保護に欠けるおそれもある。
これに対し、バッテリを配置したリヤフロアパンの凹部の底面部からリヤフロアパン下面部にハーネスを挿通させ、リヤフロアパン下面部にて配索すれば、ハーネスが荷室フロアへの荷物の出し入れの邪魔になることはなくなる。しかし、一般にはハーネスの径は30mm程度あるため、凹部の底面部から挿通されたハーネスを急角度に折曲させて直ちにリヤフロアパン下面部に沿わせることはできず、ハーネスの車体下方への突出が避けられない。このようなハーネスの車体下方への突出は路面と干渉するおそれがあり適当ではない。
したがって、本発明の目的はたとえば、車体後方に配置したバッテリのハーネスの保護を図りつつ、ハーネスの効率的な配索を実現することである。その他の目的および利点については、以下の説明によって明らかになろう。
本発明の一側面は、車体後部フロアにおいて下方に膨出するフロアパン凹部の車内側にバッテリを収容し、該バッテリに接続されたハーネスを車体前部まで配索する車体後部のバッテリ搭載構造に関する。前記フロアパン凹部は、底面部と、該底面部の外周縁から立ち上がる周壁部とを有し、前記周壁部にハーネス挿通孔が設けられる。そして、前記ハーネスは前記ハーネス挿通孔を通って車外に導出され、車体下面部に配索される。
この構成によれば、フロアパン凹部の底面部ではなく、底面部の外周縁から立ち上がる周壁部に形成されたハーネス挿通孔を介してハーネスを取り回すため、バッテリに接続したハーネスを車外に引き出す場合の曲げを緩やかにできる。これによりハーネスの太さを確保でき、また、組付け性の向上にもつながる。さらに、ハーネスがフロア凹部の底部よりも下方に突出せず、ハーネスの保護も図られる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記周壁部の下部と前記底面部とは滑らかに連続するように形成されており、なおかつ、前記周壁部は前記底面部中心側に向けて傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、ハーネスをフロアパン凹部の形状に寄り添うように這わせることが可能になり、ハーネスの保護性能を向上させることができる。
本発明の別の側面は、車体後部フロアにおいて下方に膨出する、第1底面部と該第1底面部の外周縁から立ち上がる第1周壁部とを有する第1凹部と、前記第1底面部の一部において更に下方に膨出する、第2底面部と該第2底面部の外周縁から立ち上がり前記第1底面部の内周縁へと繋がる第2周壁部とを有する第2凹部とを有する車体後部のバッテリ搭載構造に関する。バッテリは前記第2凹部内に搭載され、前記第2周壁部にハーネス挿通孔が設けられる。そして、前記バッテリに一端が接続されたハーネスが、前記ハーネス挿通孔を通って前記第1底面部の車外側下面に沿って配索される。
この構成によれば、フロアパン凹部全体を、丈の高いバッテリに合わせて深くすることなく、第2凹部を使ってバッテリを収容することができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第2底面部は、前記ハーネスより低い位置まで下方に膨出することが好ましい。
この構成によれば、ハーネス挿通孔から車外側に出たハーネスを、第2底面部によって路面干渉から保護することができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記バッテリを前記第2底面部に固定する固定具を更に有することが好ましい。
この構成によれば、バッテリは第2底面部に強固に固定されるので、後方衝突時には、車体後部が降下するように変形するような変形に伴って、第2凹部と共にバッテリを下方に落とすことができる。これにより、バッテリの車室側への飛び出しを防止することができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記バッテリの電源端子と前記ハーネスとを接続するハーネスブラケットであって前記バッテリへの前記ハーネスの取付位置を前記ハーネス挿通孔の高さに近づけるためのものが、前記バッテリに取り付けられることが好ましい。
この構成によれば、ハーネスの曲げをさらに緩やかにすることができる。
本発明によれば、車体後方に配置したバッテリのハーネスの保護を図りつつ、ハーネスの効率的な配索が実現される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
図1は、本実施形態における自動車の車体後部の車室内側の構造を示す平面図である。図2は、図1に示した車体後部の構造を車体下部から見た下面図である。図3、図4はそれぞれ、図1に示したA−A’線、B−B’線に沿う断面図である。また、図5は、図1に示した車体後部の車室内を示す要部斜視図である。以下、これらの図面を参照して本実施形態における車体後部の構造を説明する。
図2に示されるように、本実施形態における車体下部構造は、その骨格部材として、車体前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム1,1’を備えるとともに、この左右一対のリヤサイドフレーム1−1’間には、燃料タンク2の直後において車幅方向に横断するクロスメンバ3が橋渡されている。
排気管4は、リヤサイドフレーム1’、クロスメンバ3の下方において車体前後方向に配される。ここで、5,6はそれぞれ、排気管4に介在されるメインサイレンサおよびサブサイレンサである。また、これらの排気管4、メインサイレンサ5、サブサイレンサ6の上方には、リヤサイドフレーム1’およびクロスメンバ3それぞれの下面に接合される遮熱板7が設けられている。
図1に示されるように、車体後部の荷室空間には荷室空間の底部を形成するリヤフロアパン8が敷設されている。このリヤフロアパン8は、左右一対のリヤサイドフレーム1,1’およびクロスメンバ3の上面に接合されることで、これらリヤサイドフレーム1,1’およびクロスメンバ3によって支持される。具体的には、図4に示されるように、リヤサイドフレーム1,1’は車幅方向の断面形状が逆ハット状に形成され、そのフランジ部にてリヤフロアパン8の下面と接合される。また、図3に示されるように、リヤフロアパン8は、リヤシート50が設置される部位において車体後方に向かうにつれ斜め上方に傾斜するキックアップ部8aを有し、クロスメンバ3はこのキックアップ部8aの下方に接合されている。
図1に示されるように、リヤフロアパン8の側部は、タイヤ9a,9aを覆うタイヤハウス9,9に即して切り欠かれ、タイヤハウス9,9に結合されている。また、リヤフロアパン8の後端部は、リヤエンドパネル10の下端部に結合されている(図3参照)。
図3に示されるように、リヤエンドパネル10の上端部には、車幅方向に延在する閉断面部11が形成されるようにリヤエンドクロスメンバ12が接合されている。
また、図2に示されるように、左右一対のリヤサイドフレーム1,1’の後端部にはそれぞれ、衝突エネルギを吸収するように構成されたクラッシュカン13,13を介してリヤバンパレインフォースメント14が取り付けられる。
リヤフロアパン8には、下方に膨出する凹部15が形成されている。この凹部15はもともと、スペアタイヤ収容部として利用されていたものである。しかし、本実施形態における自動車はスペアタイヤを搭載しないスペアタイヤレス車とし、この凹部15にはバッテリ20を配置するものとする。ただし本実施形態では、仕向地等に応じてスペアタイヤを搭載できるよう、凹部15はスペアタイヤを収容可能な大きさとしてある。したがって、図3,4に示されるように、通常は、フラットな荷室床面を提供するために凹部15を覆う荷室ボード16が載置される。
さて、本実施形態では、凹部15は、リヤフロアパン8の荷室ボード16に沿う高さから下方に膨出する第1凹部151と、この第1凹部152の一部において更に下方に膨出する第2凹部152の2段の凹部を有する構成となっている。具体的には、第1凹部151は、第1底面部153と、第1底面部153の外周縁から立ち上がる第1周壁部154とで構成され、第2凹部152は第1底面部153の概略中央部に形成され、第2底面部155と、第2底面部155の外周縁から立ち上がり第1底面部153の内周縁へと繋がる第2周壁部156とで構成される。
本実施形態では、第1周壁部154および第2周壁部156はそれぞれ、第1底面部153および第2底面部155の中心側に向けて傾斜している。また、第1周壁部154の下部と第1底面部153とは滑らかに連続し、同様に、第2周壁部156の下部と第2底面部155とも滑らかに連続していることが好ましい。
バッテリ20は、第2凹部152内に配置される。本実施形態では、図6に示すように、後方衝突時などにバッテリ20が凹部15内から前上方に飛び出すことを防止するために、第2底面部155には上下からそれぞれ第1補強パネル17および第2補強パネル18が、例えばスポット溶接により接合される。したがって、バッテリ20は第1補強パネル17を介して第2底面部155に取り付けられることになる。
図7は、バッテリ20の第1補強パネル17への取付態様の一例を示す図である。
バッテリトレー21は、バッテリ20を載置しバッテリ20を車体に固定するためのもので、このバッテリトレー21が第1補強パネル17の上面に固定される。たとえば、第1補強パネル17の、バッテリトレー21の四隅に対応する位置には、スタッドボルト22が立設されており、また、バッテリトレー21の四隅にはスタッドボルト21が貫通するボルト孔が設けられている。したがってバッテリトレー21は、四隅のボルト孔にそれぞれスタッドボルト21が貫通するように第1補強パネル17上に載置され、それぞれナット23によって締結固定される。
バッテリ20はバッテリトレー21上に載置される。バッテリ20の上部にはバッテリブラケット24が架け渡され、バッテリブラケット24の端部は、ステー25によってバッテリトレー21の前後端の中央部に設けられた係止部26と連結される。ステー25の上端にはボルト部が形成されており、ナット27を締結することによってバッテリブラケット24を固定することができる。
なお、本実施形態におけるバッテリ20の上面中央部には、水素ガスが車内に漏れることを防止するためのチェンバ28が設けられている。このチェンバ28は、不図示のパイプで車外と連通されている。このため、バッテリブラケット24はこのチェンバ28との干渉を避けるように上方に湾曲した形状とされている。
また、バッテリ20上面の車体後方側に設けられた電源端子には、ハーネス30が接続されることになるが、ここでは、ハーネス30の取付位置を下げるためのハーネスブラケット29を介して接続される。なお、ハーネスブラケット29にはショート防止のための被覆が施されている。
本実施形態におけるバッテリ20の取付態様は概ね上記のとおりである。車体後部は一般に、車室の変形を最小限に止める目的で、後方衝突時にクラッシャブルに構成される。具体的には、後方衝突時には車体後部は降下するようなかたちで変形するのが一般的である。しかしそのような車体後部にバッテリを配置する場合には、後方衝突がバッテリに与える影響を考慮する必要がある。さもないと、後方衝突時に車体後部が降下するように変形したとしても、バッテリはその変形によって前上方、すなわち車室側へ飛び出すおそれがあるからである。
この点、本実施形態では、上記したように、第1および第2補強パネル17,18、バッテリトレー21を含む固定具によって、バッテリ20はリヤフロアパン8の凹部15(具体的には第2凹部152)に強固に固定されるので、後方衝突時には、車体後部が降下するような変形に伴って、第2凹部152と共にバッテリ20を下方に落とすことができる。こうして、後方衝突時における車体後部の変形に起因するバッテリ20の前上方への飛び出しを防止することができる。
また、リヤゲートまたはトランク開口側から組立てしやすいように、バッテリ20は第2凹部の後ろ寄りに配置され、また、バッテリ20上面の電源端子も後ろ寄りに設けられるとよい。
次に、本実施形態における、バッテリ20に接続されるハーネス30の配索について説明する。
本実施形態では、図1,2,5に示されるように、第2周壁部156の車体前方側にハーネス挿通孔31,31を設け、ここにハーネス30,30を通す。この際、ハーネス挿通孔31とハーネス30との隙間をシールするためのゴム製のシール部材を用いることが好ましい。たとえば、図5における拡大図(a)に示されるように、ハーネス30にシール部材32を接着しておく。そして、(b)の拡大断面図に示されるように、このハーネス30をリヤフロアパン8の下側からハーネス挿通孔31に挿入し、シール部材32をハーネス挿通孔31に内嵌させる。これによりハーネス30はハーネス挿通孔31による傷付きを防止することができる。
バッテリ20に一端が接続されたハーネス30は、ハーネス挿通孔31を経由して、図3に示されるように、リヤフロアパン8の下面の適所にてクリップ33で固定される。こうしてハーネス30は、第1底面部153、第1周壁部154の車外側下面を沿うように、少ない曲がりで車両前方へと配索することができる。
とりわけ本実施形態では、上述したように、第1周壁部154および第2周壁部156はそれぞれ、第1底面部153および第2底面部155の中心側に向けて傾斜している。また、前述したように、第1周壁部154の下部と第1底面部153とが滑らかに連続し、同様に、第2周壁部156の下部と第2底面部155とも滑らかに連続するような構成とすれば、ハーネス30をリヤフロアパン8のそれぞれの凹部の形状に寄り添うように這わせることが可能である。これによりハーネス30の保護性能を向上できる。
また本実施形態では、ハーネスブラケット29の採用によってバッテリ20におけるハーネス30の取付高さがハーネス挿通孔31の高さに近づくにように、あらかじめ下げられているので、ハーネス30の曲げをさらに緩やかにすることができる。
図1,2に示されるように、それぞれのハーネス30は凹部15の外周縁付近で結束されて、車両前方へと配索される。たとえば、結束されたハーネス30は、図2に示されるように、リヤサイドフレーム1’に沿って車両前方へと配索される。あるいは、図8(図2と同様の車体下部から見た下面図)に示されるように、結束されたハーネス30は、燃料タンク2とメインサイレンサ5との間を通るように配索してもよい。
本実施形態の構成において、図3に示されるように、第2底面部155は、第1底面部153の車外側下面に沿って配索されるハーネス30より低い位置まで下方に膨出していることも重要な特徴である。このような構成によれば、ハーネス30のうちハーネス挿通孔31より車外側に出た部分を、第2底面部155によって路面干渉から保護することができるからである。本実施例の場合、第2底面部155の前方にハーネス30が出て行っているため、例えば、車両後退時に誤って駐車輪留め用縁石に凹部15が乗り上げる場合でも、ハーネス30より後方に位置する第2底面部155が先に縁石に当たり、乗員にこれを認知させて車両を停止させ、ハーネス30と縁石との接触を防止することができる。また、いわゆる後方アプローチアングルの確保の観点からも、ハーネス30を地面から遠ざけることができ、その保護に有利である。
以上、本発明の車体後部のバッテリ搭載構造に係る実施形態を詳しく説明した。上述の実施形態では、凹部15は、リヤフロアパン8の荷室ボード16に沿う高さから下方に膨出する第1凹部151と、この第1凹部151の一部において更に下方に膨出する第2凹部152の2段の凹部を有する構成とした。しかし、本発明は、図9,10に示されるような第2凹部152のない単純な形状の凹部にも適用することができる。図9は、凹部15を第1凹部151の一段構成とした場合の図5に対応する要部斜視図、図10は、凹部15を第1凹部151の一段構成とした場合の図3に対応する断面図である。
この例の場合、バッテリ20は第1底面部153に対して第1および第2補強パネル17,18が接合された部分に設置され、ハーネス挿通孔31は第1周壁部154に設けられることになる。このような凹部15の構成によっても、ハーネス30は、第1底面部153よりも下方へ突出することなく、第1周壁部154の車外側下面を沿うように、少ない曲がりで車両前方へと配索することが可能である。
ただし、上述のように第2凹部152を有する場合には、凹部15全体をバッテリ20の高さに応じて深くする必要はなく、第2凹部だけをバッテリ20を収容できるように下方に膨出させればよい。
なお、以上の実施形態では、凹部15にバッテリ20を収容するものについて説明したが、本発明は、バッテリ以外にも、キャパシタ、カーナビゲーション装置のコントロールユニット、オーディオ機器などを収容する場合にも適用可能である。
実施形態における車体後部の車室内側の構造を示す平面図である。 図1に示した車体後部の構造を車体下部から見た下面図である。 図1に示したA−A’線に沿う断面図である。 図1に示したB−B’線に沿う断面図である。 図1に示した車体後部の車室内を示す要部斜視図である。 実施形態におけるバッテリの取付部の補強方法を説明する図である。 実施形態におけるバッテリの取付態様の一例を示す図である。 ハーネスの車両前方への別の配索例を示す図である。 凹部を一段構成とした場合の図5に対応する要部斜視図である。 凹部を一段構成とした場合の図3に対応する断面図である。
符号の説明
1,1’:リヤサイドフレーム
2:燃料タンク
3:クロスメンバ
4:排気管
5:メインサイレンサ
6:サブサイレンサ
7:遮熱板
8:リヤフロアパン
9:タイヤハウス
10:リヤエンドパネル
11:閉断面部
12:リヤエンドクロスメンバ
13:クラッシュカン
14:リヤバンパレインフォースメント
15:凹部
151:第1凹部
152:第2凹部
153:第1底面部
154:第1周壁部
155:第2底面部
156:第2周壁部
16:荷室ボード
17:第1補強パネル
18:第2補強パネル
20:バッテリ
21:バッテリトレー
24:バッテリブラケット
25:ステー
29:ハーネスブラケット
30:ハーネス
31:ハーネス挿通孔
32:シール部材
33:クリップ

Claims (6)

  1. 車体後部フロアにおいて下方に膨出するフロアパン凹部の車内側にバッテリを収容し、該バッテリに接続されたハーネスを車体前部まで配索する車体後部のバッテリ搭載構造であって、
    前記フロアパン凹部は、底面部と、該底面部の外周縁から立ち上がる周壁部とを有し、
    前記周壁部にハーネス挿通孔が設けられ、
    前記ハーネスは前記ハーネス挿通孔を通って車外に導出され、車体下面部に配索される
    ことを特徴とする車体後部のバッテリ搭載構造。
  2. 前記周壁部の下部と前記底面部とは滑らかに連続するように形成されており、なおかつ、前記周壁部は前記底面部中心側に向けて傾斜していることを特徴とする車体後部のバッテリ搭載構造。
  3. 車体後部フロアにおいて下方に膨出する、第1底面部と該第1底面部の外周縁から立ち上がる第1周壁部とを有する第1凹部と、
    前記第1底面部の一部において更に下方に膨出する、第2底面部と該第2底面部の外周縁から立ち上がり前記第1底面部の内周縁へと繋がる第2周壁部とを有する第2凹部と、
    を有し、
    前記第2凹部内にバッテリが搭載され、
    前記第2周壁部にハーネス挿通孔が設けられ、
    前記バッテリに一端が接続されたハーネスが、前記ハーネス挿通孔を通って前記第1底面部の車外側下面に沿って配索される
    ことを特徴とする車体後部のバッテリ搭載構造。
  4. 前記第2底面部は、前記ハーネスより低い位置まで下方に膨出することを特徴とする請求項3に記載の車体後部のバッテリ搭載構造。
  5. 前記バッテリを前記第2底面部に固定する固定具を更に有することを特徴とする請求項3または4に記載の車体後部のバッテリ搭載構造。
  6. 前記バッテリの電源端子と前記ハーネスとを接続するハーネスブラケットであって前記バッテリへの前記ハーネスの取付位置を前記ハーネス挿通孔の高さに近づけるためのものが、前記バッテリに取り付けられることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の車体後部のバッテリ搭載構造。
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