JP6642548B2 - 車体下部構造 - Google Patents

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本発明は、車両の下部を覆うアンダーカバーを備えた車体下部構造に関し、自動車等の車両の車体構造の技術分野に属する。
一般に、車両走行時に車両正面のバンパの下方から流入して路面に沿って流れる走行風が、車両の車体床面に設けられた下方へ開口したトンネル内に流れ込むことで、このトンネル内に収容されている排気管や触媒等に干渉し、走行風の流れが乱れて空気抵抗が増大し、燃費性能を悪化させることが知られている。
これに対しては、トンネル下方の開放部をアンダーカバーによって覆うことにより、車両正面のバンパの下方から流入して路面に沿って流れる走行風がトンネル内へ流入することを抑制することで、車体の下面を流れる空気の乱れや流速の低下が抑えられ、空力性能を改善する対策が取られる場合がある。
ところで、エンジンルームやその後方のフロア下部には、冷却が必要な機器、例えば、エンジンの排気系を構成する触媒等(以下、「要冷却機器」という)が配置されている。そして、通常、この要冷却機器は、車両の走行に伴って発生する路面に沿った走行風によって冷却されているが、前述のようなアンダーカバーを設ける場合、この走行風を冷却風として取り入れることができなくなり、要冷却機器の冷却が不十分となる。そのため、トンネル下方の開放部をアンダーカバーによって覆いつつ、アンダーカバー上方に配置される要冷却機器の冷却性能を確保する必要がある。
また、例えば、排気管に設けられる排気シャッターバルブのアクチュエータのように、アンダーカバーの上方に機材が配設される場合、該機材は排気管からの輻射熱に直接曝されるとともに、アンダーカバーで反射された輻射熱も受けることになり、熱的に厳しい状態となって、特にこの機材が樹脂を用いたものである場合、熱による劣化や耐久性の低下等が問題となることが考えられる。
これらの要求に対して、特許文献1に記載の車両の下部車体構造では、エンジンルームの後方のフロア下部を覆うアンダーカバーに、車体前方から後方にかけて排気管に沿って開口する開口部を設けたものが開示されている。
これにより、アンダーカバーによって、トンネル下方の開放部を覆いつつ、アンダーカバーの開口部からアンダーカバー上方に走行風を導風させることによって、要冷却機器の冷却および熱害対策が必要な機材(以下、「熱害対策部品」という)への熱害対策を図ることが可能となる。
特開2007−131052号公報
ところで、図1には、トンネル下方の開放部のトンネルカバー率(アンダーカバーに開口部を設けない場合のアンダーカバーの面積に対するアンダーカバーの開口部を除いたアンダーカバーの面積の割合)および走行風のトンネル内への流入量に対する、車両の空気抵抗係数の変化量(ΔCd値)の関係の実験結果が示されており、カバー率が100%に近づくにしたがい、走行風のトンネル流入量が小さくなり、空気抵抗係数の変化量(ΔCd値)が低減される傾向にある。したがって、開口部を必要以上に設けることは、走行風のトンネル内への流入量が増大し、空気抵抗が悪化する虞がある。
以上のことより、特許文献1におけるアンダーカバーの開口部は、排気管に沿って、車体前方から後方にかけて全長に亘って設けられているため、空気抵抗に対しては改善の余地があると考えられる。
具体的には、排気管に設けられている要冷却機器および熱害対策部品は、それぞれの機能や配置部位によって、冷却に対する要求や、熱害対策への要求の度合いが異なるため、アンダーカバーにおいては、開口部をいかにして設けるかが問題となる。
そこで、本発明は、車両の下部を覆うアンダーカバーを備えた車両の下部車体構造において、アンダーカバーによる空気抵抗の抑制効果が損なわれることを抑制しながら、アンダーカバー上方の要冷却機器の冷却および熱害対策部品への熱害の抑制を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両の下部車体構造は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、
車体床面を形成するフロアパネルと、該フロアパネルの車体幅方向中央部に下方に開放されて断面逆U字状に上方に突出するトンネル部と、該トンネル部の内部に配設される排気管と、車体床面の下方で前後方向に延びて前記排気管を下方から覆う板材でなるアンダーカバーとを備えた車両の車体下部構造であって、
前記排気管には、触媒と、該触媒の後方に近接して位置に配置された樹脂部品とが備えられ、
前記アンダーカバーは、前記触媒の前方から前記樹脂部品の後方に亘って前記トンネル部の下方を覆い、
前記アンダーカバーには、開口部が設けられ、
該開口部は、前記触媒の前側近傍から前記樹脂部品の後側近傍に形成され
前記排気管には、前記樹脂部品よりも下流側にサイレンサが配置され、
前記車体床面の上方で、平面視において前記サイレンサとオーバラップする位置には、熱害対策部品が設けられており、
前記アンダーカバーは、前記熱害対策部品の下方に位置する部分に、前記開口部とは異なる他の開口部が設けられ、
該他の開口部は、前記開口部よりも車体後方側から前記アンダーカバーの後端部よりも車体前方側の範囲内に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
前記樹脂部品は、ケーシングによって覆われた排気シャッターバルブであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、アンダーカバーにおける開口部は、排気管に設けられた樹脂部品が配置されている位置に対応した位置に設けられているので、熱源となる排気管および触媒の熱によって高温となったアンダーカバーからの輻射熱が、樹脂部品に熱害を与えることを抑制できる。
また、アンダーカバーの開口部が、樹脂部品に対応する位置に設けられているので、特許文献1に記載のアンダーカバーに比べて、アンダーカバーの下方の走行風がアンダーカバー内に流入してくる空気の量を減少させることができるので、空気抵抗を抑制することができる。なお、アンダーカバーの開口部から流入する走行風によって、アンダーカバー上方の排気管の冷却も期待できる。したがって、空気抵抗を抑制しながら、排気管の冷却および樹脂部品への熱害の抑制を図ることができる。
また、排気管には、前記樹脂部品に近接して触媒が設けられており、アンダーカバーの開口部は、触媒の配設位置に対応する位置まで拡張されているので、1つの開口部で触媒の冷却と樹脂部品への熱害の抑制とを図ることができる。
また、前記車体床面の上方には、熱害対策部品が設けられており、前記トンネルカバーは、前記熱害対策部品の配設位置に対応する位置に、他の開口部が設けられているので、前記熱害対策部品下方のトンネル内には、走行風が流入し、該トンネル内が冷却される。これにより、前記熱害対策部品への熱害が抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1における樹脂部品を具体的に示したもので、樹脂部品でなる排気シャッターバルブへの熱害を抑制することができる。
トンネル部を下方から覆うアンダーカバーのトンネルカバー率および走行風のトンネル内流入量に対する空気抵抗係数の変化量の関係を示した図である。 本発明の実施形態に係る車両の下部車体構造を示す底面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るアンダーカバーの単体図である。 図3におけるB−B断面図である。 図3におけるC−C断面図である。 図3におけるD−D断面図である。 本発明の実施形態に係るアンダーカバーの(a)要部拡大斜視図斜視図、(b)作用説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両の下部車体構造の詳細を説明する。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る車両は、エンジンルーム1とその後方に配置された車室2を備えている。エンジンルーム1と車室2とは、ダッシュパネル21によって仕切られている。
車室2には、ダッシュパネル21の下端部から車体後方に延びて車体床面を形成するフロントフロアパネル22と、フロントフロアパネル22の後方でその後端から上方に立ち上がるキックアップ部23と、キックアップ部23の上端から後方に延びるリアフロアパネル24が設けられている。
フロントフロアパネル22の下部には、車体前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム25、25が配設されている。フロントフロアパネル22の車幅方向中央部には、下方に開放されて断面逆U字状に上方に突出するトンネル部26が、車体前後方向に延びて形成されている。
トンネル部26には、トンネル部26の両側下縁部において車体前後方向に延びる左右一対のトンネルフレーム27、27が配置されている。トンネル部26の下部には、車体幅方向両側の左右のトンネルフレーム27、27を連結するX字状のトンネルクロスメンバ28が備えられている。
エンジンルーム1には、エンジンルーム1の左右両側部に沿って車体前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ11、11が配設されている。左右のサイドメンバ11、11の間には、エンジン3が配置されている。エンジン3の後壁面側には、排気管30が排気マニホールド31を介して接続されている。排気管30は、排気マニホールド31の後方にフレキシブルチューブ32が接続されるとともに、トンネル部26内に導入されて、トンネル部26に沿ってフロントフロアパネル22およびリアフロアパネル24の下方を車体前後方向に延設されている。
トンネル部26の内部の排気管30には、排気管30の管状部よりも大径で高温になるフロア触媒33が配設され、その後方には、プリサイレンサ34と、メインサイレンサ35と、テールパイプ36とが設けられている。
図3に示すように、トンネル部26の内側には、トンネル部26の形状に沿ったヒートインシュレータ40が設けられており、ヒートインシュレータ40は、排気管30と、フロア触媒33と、プリサイレンサ34を上方から覆うように配置されている。
ところで、前記車両には、排気管30およびフロア触媒33等から放熱される熱による熱害を防止する必要がある熱害対策部品が備えられている。
具体的には、トンネル部26の上方に配置されて、エアバッグモジュール(図示せず)の展開指示を制御するエアバッグコントロールユニット51と、トンネル部26の内側のフロア触媒33の後方近傍に配置されるとともに、合成樹脂のケーシングによって覆われた排気シャッターバルブ52が備えられている。
フロントフロアパネル22やフロアフレーム25、25は、例えば樹脂材の板状のフロアアンダーカバー61、61によって下方が覆われている。ここで、フロアアンダーカバー61、61は、車体幅方向の略中央部で左右に分割されており、このフロアアンダーカバー61、61で覆われていない車体幅方向の中央部にあたるトンネル部26においては、例えば鋼板材のトンネルアンダーカバー70によって下方が覆われている。なお、特許請求の範囲における「アンダーカバー」は、トンネルアンダーカバー70に相当する。
なお、トンネルアンダーカバー70の前端部は、サスペンションクロスメンバ12に、左右両端部はトンネルフレーム27、27に、後端部はトンネルクロスメンバ28に、ボルト、ナット等の締結部材71…71により、締結されている。
ここで、図4を用いて、トンネルアンダーカバー70の詳細を説明する。
トンネルアンダーカバー70は、車両正面から流入して路面に沿って流れる走行風W1をトンネルアンダーカバー70の上方に取り入れる空気取入部72と、トンネル部26内に対して空気を取入および排出する第1、第2、第3開口部73、74、75と、が設けられている。
空気取入部72には、図4に示すように、基本面部72aと、基本面部72aの前部を切り起こして後方に立ち上がる斜面部72bと、斜面部72bの後方で車体幅方向に延びて開口する空気取入口72cとが設けられている。
なお、空気取入部72の空気取入口72cの後方のトンネル部26内には、フロア触媒33が配置されている(図3参照)。
空気取入部72の後方には、トンネルアンダーカバー70の第1の開口部73が設けられている。第1の開口部73は、フロア触媒33の形状に対応するように設けられており、第1の開口部73の先端部は、車体幅方向の一方側に片寄って形成されている。
第1の開口部73の後方には、第2の開口部74が設けられている。第2の開口部74は、排気シャッターバルブ52に対応する領域に設けられており、第2の開口部74は、車体下方から排気シャッターバルブ52が完全に覗くように形成されている。
なお、前述のように排気シャッターバルブ52は、フロア触媒33の後方に近接して配置されているので、上述の第1の開口部73は、第2の開口部74を前方に拡張して、1つの開口で形成されている。
第2の開口部74の後方には、第3の開口部75が設けられている。第3の開口部75は、トンネル部26上方(車室内側)に配置されているエアバッグコントロールユニット51の下方に位置する部分に設けられている。
本実施形態は、上記のように構成されており、図3および図5〜図7を用いて、その作用を説明する。
図3に示すように、車両の走行時、車両正面のバンパかの下方から流入して路面に沿って流れる走行風W1は、フロアアンダーカバー61、61やトンネルアンダーカバー70に沿って、これらのアンダーカバー61、61、70の下方を車体前方から後方に向かって流れる(W11)。
これにより、トンネル部26下方の開放部をトンネルアンダーカバー70によって覆うことにより、車両正面のバンパの下方から流入して路面に沿って流れる走行風W1がトンネル内へ流入することを抑制することで、車体の下面を流れる空気の乱れや流速の低下が抑えられ、空力性能を改善される。
また、本実施形態では、トンネルアンダーカバー70に空気取入部72および第1、第2、第3の開口部73、74、75を設けることで、その上部に配置されている要冷却機器および熱害対策部品に対する熱的な性能要件の向上が図られている。
そして、これらの開口部は、トンネルアンダーカバー70による空気抵抗の抑制効果が損なわれることが抑制されるように設けられている。具体的には、図4に示すように、トンネルアンダーカバー70のトンネルカバー率は、70%確保されている。これを図1に照らすと、トンネルカバー率70%近傍の空気抵抗係数の変化量(ΔCd)は、小さい値を示すことになる。したがって、本実施形態のトンネルアンダーカバー70は、空力性能を確保しながら、熱的な性能要件の向上が図られている。
図5(a)に示すように、トンネル部26内には、排気管30およびフロア触媒33が配置されており、これらから放出される輻射熱H1は、トンネルアンダーカバー70’に熱を与えることになる。その結果、高温となったトンネルアンダーカバー70’からの輻射熱H11が、トンネル部26の内側に放射されてフロア触媒33の冷却の妨げとなる。
一方、本実施形態では、図5(b)に示すように、トンネルアンダーカバー70に第1の開口部73が設けられているので、排気管30およびフロア触媒33から放出される輻射熱H1は、トンネルアンダーカバー70に熱を与えること無く、トンネルアンダーカバー70の第1の開口部73から地面側へ放出される。なお、第1の開口部73からは、走行風W1を冷却風として取り込むこともできるので、フロア触媒33の冷却効果が得られる。
図6(a)に示すように、トンネル部26内には、排気管30、フロア触媒33および排気シャッターバルブ52が配置されている。そして、排気管30およびフロア触媒33から放出される輻射熱H2は、トンネルアンダーカバー70’に熱を与えることになる。その結果、高温となったトンネルアンダーカバー70’からの輻射熱H21が、トンネル部26の内側に放射されて、排気シャッターバルブ52に熱害を与えることになる。
一方、本実施形態では、図6(b)に示すように、トンネルアンダーカバー70に第2の開口部74が設けられているので、排気管30及びフロア触媒33から放出される輻射熱H2は、トンネルアンダーカバー70に熱を与えることなく、トンネルアンダーカバー70の第2の開口部74から地面側へ放出される。その結果、トンネルアンダーカバー70からの輻射熱H2が、排気シャッターバルブ52に熱害を与えることが抑制されている。なお、第2の開口部74からは、第1の開口部73同様に、走行風W1を冷却風として取り込むこともできるので、排気シャッターバルブ52の熱害を抑制することができる。
図7(a)に示すように、トンネル部26内には、排気管30およびプリサイレンサ34が配置されている。そして、排気管30およびプリサイレンサ34から放出される輻射熱H3は、トンネルアンダーカバー70’に熱を与えることになる。その結果、高温となったトンネルアンダーカバー70’からの輻射熱H31が、トンネル部26の内側に放射されて、トンネル部26内の温度を上昇させることになる。これにより、トンネル部26の上方の車室内側にも熱が伝達されることになり、トンネル部26の車室内側に配置されているエアバッグコントロールユニット51に熱害を与えることになる。
一方、本実施形態では、図7(b)に示すように、トンネルアンダーカバー70に第3の開口部75が設けられているので、排気管30およびプリサイレンサ34から放出される輻射熱H3は、トンネルアンダーカバー70に熱を与えることなく、トンネルアンダーカバー70の第3の開口部75から地面側へ放出される。
これにより、トンネル部26の上方の車室内温度を上昇させることが抑制できるので、エアバッグコントロールユニット51に熱害を与えることが抑制されている。なお、第3の開口部75からは、第1の開口部73同様に、走行風W1を冷却風として取り込むこともできるので、エアバッグコントロールユニットが配置されるトンネル部26内の冷却効果が得られる。
また、本実施形態では、排気管30には、フロア触媒33に近接して排気シャッターバルブ52が設けられており、第2の開口部74をフロア触媒33に対応する位置まで拡張することで、1つの開口でフロア触媒33の冷却と排気シャッターバルブ52の熱害の抑制とを図ることができる。
また、本実施形態においては、図8(a)に示すように、トンネルアンダーカバー70の空気取入部72には、基本面部81aの前端から車体前方に高くなるように延設された段差部72dと、基本面部72aから車体幅方向両側に延びるフランジ部72e、72eとが設けられている。そして、前述のように、空気取入口72cの後方のトンネル部26内には、フロア触媒33が配置されている(図3参照)。
したがって、トンネルアンダーカバー70の空気取入部72から走行風W1は、フロア触媒33を冷却するための冷却風として、矢印W12で示すように取り込まれ、トンネル部26内のフロア触媒33に当てることができるので、フロア触媒33を効果的に冷却することができる。
具体的には、図8(b)に示すように、トンネルアンダーカバー70の空気取入部72では、走行風Wは、矢印W12で示すように、空気取入部72の段差部72dによって流速が高められながら、段差部72dの後方の傾斜部72bに沿って、傾斜部72b後方の空気取入口72cからトンネル部26内に流れ込んで、フロア触媒33を効果的に冷却することができる。
したがって、例えば、空気抵抗の性能改善のために、第1の開口部を小さくすることで、フロア触媒33の冷却効果が低下する場合においても、空気取入部72から冷却風を積極的に取り入れることで、フロア触媒33の冷却効果が確保される。
以上のように、本発明によれば、車両の下部を覆うアンダーカバーを備えた車両の車体の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
22 フロントフロアパネル(車体床面)
30 排気管
33 フロア触媒(触媒)
51 エアバッグコントロールユニット(熱害対策部品)
52 排気シャッターバルブ(樹脂部品)
70 トンネルアンダーカバー(アンダーカバー)
73、74 第1の開口部、第2の開口部(開口部)
75 第3の開口部(他の開口部)

Claims (2)

  1. 車体床面を形成するフロアパネルと、該フロアパネルの車体幅方向中央部に下方に開放されて断面逆U字状に上方に突出するトンネル部と、該トンネル部の内部に配設される排気管と、車体床面の下方で前後方向に延びて前記排気管を下方から覆う板材でなるアンダーカバーとを備えた車両の車体下部構造であって、
    前記排気管には、触媒と、該触媒の後方に近接して位置に配置された樹脂部品とが備えられ、
    前記アンダーカバーは、前記触媒の前方から前記樹脂部品の後方に亘って前記トンネル部の下方を覆い、
    前記アンダーカバーには、開口部が設けられ、
    該開口部は、前記触媒の前側近傍から前記樹脂部品の後側近傍に形成され
    前記排気管には、前記樹脂部品よりも下流側にサイレンサが配置され、
    前記車体床面の上方で、平面視において前記サイレンサとオーバラップする位置には、熱害対策部品が設けられており、
    前記アンダーカバーは、前記熱害対策部品の下方に位置する部分に、前記開口部とは異なる他の開口部が設けられ、
    該他の開口部は、前記開口部よりも車体後方側から前記アンダーカバーの後端部よりも車体前方側の範囲内に形成されていることを特徴とする車体下部構造
  2. 前記樹脂部品は、ケーシングによって覆われた排気シャッターバルブであることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造
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