JP3330197B2 - 排気シャッターバルブの取付構造 - Google Patents

排気シャッターバルブの取付構造

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JP3330197B2 JP19007693A JP19007693A JP3330197B2 JP 3330197 B2 JP3330197 B2 JP 3330197B2 JP 19007693 A JP19007693 A JP 19007693A JP 19007693 A JP19007693 A JP 19007693A JP 3330197 B2 JP3330197 B2 JP 3330197B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
排気管に排気シャッターバルブを取り付ける構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開昭58−1627
13号公報に示されるように、ディーゼルエンジンにお
いて、エンジンの排気管の途中に排気シャッターバルブ
を設け、この排気シャッターバルブの作動により、排気
ブレーキや排気浄化などの機能が得られるようにしたも
のは一般に知られている。上記排気シャッターバルブ
は、ダイヤフラム装置等からなるアクチュエータにより
作動され、このアクチュエータは排気管の外方に位置し
て、排気管に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記アクチュエータ
は、通常、排気管の直線部分の外方に位置した状態で排
気管に取り付けられているが、その本体部分は比較的大
型であるために、排気管の軸心からアクチュエータの重
心までの距離が大きくなる。しかも、アクチュエータは
比較的重いので、排気管の軸心を中心としてアクチュエ
ータが振れるときのモーメントが大きくなる。従って、
エンジンの振動が排気管に伝わって排気管が振動すると
き、上記アクチュエータにより排気管のねじり方向等に
大きな加振力が加わり、排気管の振動が増大するという
問題がある。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑み、排気シャッ
ターバルブのアクチュエータから排気管のねじり方向に
作用する加振力を大幅に軽減し、排気管の振動を抑制す
ることにより耐久性を向上することができる排気シャッ
ターバルブの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、エンジンから後方へ延びる排気管を備え、こ
の排気管に排気シャッターバルブを取り付けるととも
に、この排気シャッターバルブを作動するアクチュエー
タを、排気管の外方に位置させて排気管に支持させた排
気シャッターバルブの取付構造であって、上記排気管の
途中に、その上流側排気管直線部と下流側排気管直線部
とを互いにずらすように屈曲する屈曲部を設け、この屈
曲部よりも上流側の排気管直線部に排気シャッターバル
ブを配置するとともに、上記アクチュエータは、上記排
気シャッターバルブに連結された部分の車両後方側にア
クチュエータ本体を有し、上記屈曲部により上流側排気
管直線部の車両後方側に形成された空間部に上記アクチ
ュエータ本体の一部が入り込んで、上記上流側の排気管
直線部の軸心に上記アクチュエータの重心が接近するよ
うに配置したものである。
【0006】
【作用】本発明によると、排気シャッターバルブのアク
チュエータが排気管の軸心に接近して、排気管の軸心と
上記アクチュエータの重心との距離が小さくなることに
より、排気管が振動したときに、上記アクチュエータに
よって排気管に作用する加振力が軽減される。これによ
って、排気管の振動が増大が抑えられる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】図1および図2は本発明の一実施例による
排気シャッターバルブ取付構造を含む排気系統およびパ
ワープラントの全体構造を示している。これらの図にお
いて、1はパワープラントであり、ディーゼルエンジン
と動力伝達装置とからなり、当実施例では、4輪駆動方
式となっている。すなわち、このパワープラント1は、
車体15に対して縦置きに配置されたディーゼルエンジ
ン2と、このエンジン2の後端側に連結されたトランス
ミッション3と、その後方に延びる後輪側プロペラシャ
フト4とを有するとともに、トランスファ5および前輪
側プロペラシャフト6を有している。
【0009】上記トランスファ5および前輪側プロペラ
シャフト6はトランスミッション3と並列に配置されて
いる。すなわち、トランスミッション3のハウジングの
後端部から側方へトランスファ5のハウジングが突出
し、その前端側から前方へ前輪側プロペラシャフト6が
延びている。
【0010】上記後輪側プロペラシャフト4の後端には
後輪側デファレンシャル7を介して後輪8の車軸9が接
続されている。また、前輪側プロペラシャフト6の前端
には前輪側デファレンシャル10を介して前輪11の車
軸12が接続されている。
【0011】また、上記パワープラント1の側方には排
気管20が配置され、図示の例では、トランスファ5お
よび前輪側プロペラシャフト6が位置する側の側方に排
気管20が配置されている。
【0012】上記排気管20は、エンジン2の側面部に
取り付けられた排気マニホールド19に上流端が連結さ
れている。この排気管20の中間部には、アクチュエー
タ22により作動されて開閉する排気シャッターバルブ
21が設けられている。この排気シャッターバルブ21
の位置は、排気管上流端に近すぎると熱害を受けるおそ
れがあり、逆に排気管上流端から離れすぎるとこのバル
ブ21の作動に応じた排圧変化の応答性が悪くなるの
で、熱害を避けつつ応答性を確保することができるよう
に排気管上流端から適度の距離に設定されている。
【0013】排気管20の下流側には、プリサイレンサ
23およびメインサイレンサ24が設けられている。
【0014】また、上記排気管20の複数箇所に、パワ
ープラント1および車体15に対する固定部が設けら
れ、これらの部分で排気管20がパワープラント1およ
び車体15に支持されており、例えば排気管20の上流
端近傍にエンジン側への固定部25が設けられるととも
に、中間部の2箇所に、パワープラント側への固定部2
6および車体側への固定部27が設けられている。
【0015】上記の排気管上流端近傍の固定部25は、
例えば排気管20を抱持する部分とこれに連結されたブ
ラケットとからなり、ブラケットの端部がエンジン2と
トランスミッション3との連結部分に固着されている。
また、排気管中間部におけるパワープラント側への固定
部26は、排気シャッターバルブの近傍で、排気管20
に固着された金具が、ラバー等を介して、パワープラン
ト1のトランスファ5のハウジングに連結されるように
なっている。また、車体側への固定部27は、パワープ
ラント側への固定部26よりも下流側で、例えばプリサ
イレンサ23の前端部に固着された金具が、ラバー等を
介して車体15のフレームに連結されるようになってい
る。
【0016】上記パワープラント側への固定部26とそ
の後方の車体側への固定部27との間には、伸縮および
曲げ変形を許容するフレキシブルチューブ28が設けら
れている。
【0017】図3および図4は上記排気シャッターバル
ブ21が取り付けられている部分とその付近の排気管2
0を拡大して示している。これらの図において、排気管
20の途中の所定箇所に、その上流部と下流部とを一直
線状態から互いにずらすように屈曲する屈曲部29が設
けられ、この屈曲部29の近傍に排気シャッターバルブ
21が配置されている。
【0018】上記屈曲部29は少なくとも上下方向に屈
曲し、かつ、その近傍に排気シャッターバルブ21を配
置するのに適した位置に設けられている。すなわち、上
記排気管20の下流側には比較的上下幅が大きいプリサ
イレンサ23が具備されており、また図示の例では排気
管20をできるだけパワープラント1のロール中心に近
付けて排気管20の振れを抑制するために排気管20の
上流部分が前輪側プロペラシャフト5およびトランスフ
ァ6の上方を通るようにしてあって、これらを車体15
のフロア下方に組み込むには排気管20を途中で少なく
とも上下方向に屈曲させる必要がある。また、前述のよ
うに排気シャッターバルブ21の好ましい位置は熱害防
止および応答性の面からある程度特定される。そこで、
排気シャッターバルブ21の好ましい位置に応じた所定
位置で、排気管20を少なくとも上下方向に屈曲させて
いる。
【0019】当実施例において上記屈曲部29は、下流
側が低くなるように上下方向に屈曲するとともに、下流
側がパワープラント1のロール中心に近付くように車幅
方向にも屈曲している。そして、この屈曲部29の上流
側近傍に排気シャッターバルブ21が配置されている。
【0020】上記排気シャッターバルブ21を作動する
アクチュエータ22は、比較的大形の本体部分22a
と、この本体部分22aから突出して排気シャッターバ
ルブ21に連結される連結部分22bとを有している。
そして、上記排気管20の屈曲部29の後方側に生じる
空間部30に上記本体部分22aの一部が入り込んで、
アクチュエータ22が排気管20の軸心に接近するよう
に配置されており、本体部分22aから前方に上記連結
部分22bが突出している。
【0021】なお、排気管20は、予め、上記屈曲部2
9付近の位置でこれより上流側の部分と下流側の部分と
に分割されて形成され、この分割箇所に設けられたフラ
ンジ31でこれらの部分が連結されている。また、前記
のパワープラント側への固定部27の金具は、上記屈曲
部29付近において上記フランジ31に固着されてい
る。
【0022】以上のような当実施例の装置によると、排
気管20の外側方に配置されて排気シャッターバルブ2
1を作動するアクチュエータ22が、従来のものと比べ
て排気管20の軸心に近付くことにより、エンジン2の
作動に伴って排気管20が振動するときの、アクチュエ
ータ22による排気管20の振動の加振が充分に抑制さ
れる。この作用を、図3によって具体的に説明する。
【0023】図3中に二点鎖線で示すシャッターバルブ
21’およびアクチュエータ22’の配置は従来のもの
であって、排気管20の直線部分の外方にアクチュエー
タ22’が配置されている。この場合、本体部分が排気
管20と干渉しないようにアクチュエータ22’を取り
付けると、排気管の軸心Rからアクチュエータ22’の
重心までの距離d’が比較的大きくなる。従って、排気
管20が振動したときのアクチュエータ22’の加振力
が大きくなる。
【0024】これに対し、当実施例の構造によると、ア
クチュエータ22の本体部分22aの一部が屈曲部29
の下流側に入り込んだ状態とされていることにより、排
気管の軸心Rからアクチュエータ22の重心までの距離
dが従来と比べて小さくなり、排気管20が振動したと
きのアクチュエータ22の加振力が軽減されることとな
る。
【0025】また、上記屈曲部29付近が固定部26に
よってパワープラント1に固定されていることにより、
排気管20のアクチュエータ取付け箇所付近がパワープ
ラント1に支持されて有効に振動が抑制され、一方、上
記アクチュエータ22の加振力が軽減されることで、上
記固定部26に作用する応力も軽減される。
【0026】さらに、上記屈曲部29がパワープラント
1のロール中心側に曲がっていて、この部分にパワープ
ラント1への固定部26が設けられていると、上記ロー
ル中心Rまわりの排気管20の振れを抑制する作用も得
られる。
【0027】なお、パワープラント1は上記実施例に示
すような4輪駆動タイプのものに限定されず、例えばト
ランスファおよび前輪側プロペラシャフトを有しないF
R等の2輪駆動タイプであってもよい。その他の各部の
構造も本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更して差
し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、排気管の途中
に、その上流側排気管直線部と下流側排気管直線部とを
互いにずらすように屈曲する屈曲部を設け、この屈曲部
よりも上流側の排気管直線部に排気シャッターバルブを
配置するとともに、上記アクチュエータは、上記排気シ
ャッターバルブに連結された部分の車両後方側にアクチ
ュエータ本体を有し、上記屈曲部により上流側排気管直
線部の車両後方側に形成された空間部に上記アクチュエ
ータ本体の一部が入り込んで、上記上流側の排気管直線
部の軸心に上記アクチュエータの重心が接近するように
配置しているため、排気管の上流側軸心と上記アクチュ
エータの中心との距離を小さくでき、排気管が振動した
ときのアクチュエータの加振力を小さくし、排気管の振
動の増大を抑制することができる。従って、排気管の耐
久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による排気シャッターバルブ
の取付構造を含む排気系およびパワープラントの平面図
である。
【図2】同排気系およびパワープラントの側面図であ
る。
【図3】排気管の排気シャッターバルブ取付け部分およ
びその付近の部分の拡大側面図である。
【図4】排気管の排気シャッターバルブ取付け部分およ
びその付近の部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 パワープラント 2 エンジン 20 排気管 21 排気シャッターバルブ 22 アクチュエータ 29 屈曲部 30 空間部 31 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/04 - 9/10 F01N 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから後方へ延びる排気管を備
    え、この排気管に排気シャッターバルブを取り付けると
    ともに、この排気シャッターバルブを作動するアクチュ
    エータを、排気管の外方に位置させて排気管に支持させ
    た排気シャッターバルブの取付構造であって、上記排気
    管の途中に、その上流側排気管直線部と下流側排気管直
    線部とを互いにずらすように屈曲する屈曲部を設け、
    の屈曲部よりも上流側の排気管直線部に排気シャッター
    バルブを配置するとともに、上記アクチュエータは、上
    記排気シャッターバルブに連結された部分の車両後方側
    にアクチュエータ本体を有し、上記屈曲部により上流側
    排気管直線部の車両後方側に形成された空間部に上記ア
    クチュエータ本体の一部が入り込んで、上記上流側の排
    気管直線部の軸心に上記アクチュエータの重心が接近す
    るように配置したことを特徴とする排気シャッターバル
    ブの取付構造。
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