JP2001003743A - エンジンの排気装置 - Google Patents

エンジンの排気装置

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JP2001003743A
JP2001003743A JP11169807A JP16980799A JP2001003743A JP 2001003743 A JP2001003743 A JP 2001003743A JP 11169807 A JP11169807 A JP 11169807A JP 16980799 A JP16980799 A JP 16980799A JP 2001003743 A JP2001003743 A JP 2001003743A
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exhaust
engine
catalyst
enlarged diameter
vehicle
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JP11169807A
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Akihiro Fujita
明広 藤田
Shigeru Tenjiku
茂 天竺
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、排気装置に設けた触媒を収納する
拡径部を車両幅方向且つ外側方向に指向させ、走行中の
拡径部への風当たりを良好とし、触媒の冷却を効率良く
行い、また重量物である触媒を球面継手よりも下流側に
位置させ、排気マニホルドのシール性及び全体の強度へ
の悪影響をなくすことを目的としている。 【構成】 このため、車両に傾斜搭載されるエンジンに
おいて、エンジンによって駆動される推進軸に対して並
列状態にエンジンに排気装置を接続して設け、排気装置
の途中部位に拡径部を設け、拡径部内に触媒を収納する
とともに拡径部を車両幅方向且つ外側方向に指向させて
設けている。また、車両に搭載されるエンジンにおい
て、エンジンに支持される排気マニホルドの集合部に球
面継手を介して排気パイプを接続して設け、排気パイプ
を車体に弾性支持するとともに排気マニホルドの集合部
との接続部位近傍には触媒を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの排気装
置に係り、特に排気装置の途中部位に設けた拡径部内に
触媒を収納するとともに、拡径部を車両幅方向且つ外側
方向に指向させ、走行中の拡径部への風当たりを良好と
し、内部に収納する触媒の冷却を効率良く行い、触媒の
耐久性を向上させ、また重量物である触媒を球面継手よ
りも下流側に位置させ、排気マニホルドのシール性及び
排気マニホルド全体の強度に悪影響を与える惧れをなく
すエンジンの排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば4輪駆動車においては、エ
ンジンを縦置き状態に搭載している。そして、エンジン
の車両後方側にトランスミッションを設けるとともに、
トランスファを配設し、このトランスファには、前側プ
ロペラシャフトと後側プロペラシャフトとを接続して設
け、前輪側及び後輪側に駆動力を伝達させている。
【0003】また、前記エンジンには排気装置が配設さ
れている。この排気装置は、排気マニホルドと触媒と排
気パイプとを有している。
【0004】前記エンジンの排気装置としては、特開平
7−71244号公報に開示されるものがある。この公
報に開示されるエンジンの排気装置は、エンジン、トラ
ンスミッション及び後輪側プロペラシャフトを有するパ
ワープラントに対し、そのロール中心がオフセットして
いる側の側方に排気管を配置し、この排気管の中間部に
車体側支持部とその近傍上流に位置するパワープラント
側支持部とを設け、このパワープラント側支持部を、排
気管上流側のエンジン側への固定部よりもパワープラン
トのロール中心に近づけて配置し、パワープラントの振
動に伴う排気管の振動を抑制し、排気管の耐久性向上を
図っている。
【0005】また、特開平11−2122号公報に開示
されるものがある。この公報に開示されるエンジンの排
気管構造は、各気筒から排気ガスを取り出すエキゾース
トマニフォールドと、エキゾーストマニフォールドに接
続するフロントチューブとを備え、フロントチューブに
その途中からフランジにかけて通路断面積が拡大する拡
管部を形成し、フロントチューブの結合強度を高めてい
る。
【0006】更に、実公平7−21375号公報に開示
されるものがある。この公報に開示されるエンジンの排
気系支持装置は、車体前部に配置されるトランスミッシ
ョンと車体後部に配置されるリヤディファレンシャルと
の間を連動連結するプロペラシャフトの側方に排気系を
沿設配置してなるエンジンにおいて、トランスミッショ
ンケースとリヤディファレンシャルケースとがプロペラ
シャフト及び排気系の側方にしかも車体前後方向に向け
て配置された補強フレームによって一体的に連結されて
おり、さらに補強フレームにはハンガーブラケット及び
弾性体を介して排気系が弾性支持されているとともに、
ラバーは補強フレームに対して排気系の反対側に位置せ
しめられ、排気系振動の車室内入力を低減して車内音の
減少を図るとともに、排気系をエンジンと同方向に振動
させることにより排気系の信頼性の向上を図り、さらに
併せて弾性体の熱害を可及的に防止している。
【0007】更にまた、実用新案登録番号第25437
48号公報に開示されるものがある。この公報に開示さ
れる車両の排気系取付装置は、2つの気筒列を備えたエ
ンジンが車体に縦置きに搭載され、各気筒列に対して夫
々排気通路が設けられ、かつ両排気通路がエンジン後方
の集合部で1つの集合排気通路に集合されている車両に
おいて、両排気通路を、夫々、途中で前後に分割して形
成するとともに、分割された前後の排気通路同士を接続
する接続部を設け、第1の気筒列側の排気通路の接続部
の配置位置を比較的集合部に近い位置に設定し、第2の
気筒列側の排気通路の接続部の配置位置を第1の気筒列
側に比べて集合部から遠い位置に設定し、排気系の各部
材の組み付け位置にばらつきがある場合でも、各部材を
容易に組み付けることができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の4輪
駆動車においては、前側プロペラシャフトが排気マニホ
ルドの近傍にレイアウトされている。
【0009】そして、従来は、排気ガス規制が機種によ
って異なり、排気ガス規制の厳しくない機種において
は、触媒が前側プロペラシャフトの車両後方にレイアウ
トされていても何ら不具合は生じなかった。
【0010】しかし、排気ガス規制が強化されると、上
述した位置に触媒を配置した際には、排気ガス規制をク
リアすることができなくなってしまうため、触媒を排気
マニホルド側、つまり車両前方に移動させ、触媒の活性
化を早める必要がある。
【0011】このとき、中心位置を変更させず、触媒の
配設位置を車両前方に移動させると、触媒が前側プロペ
ラシャフトに接近することとなり、触媒と前側プロペラ
シャフト間に十分なスペースを確保することができなく
なり、十分な触媒容量を実現できず、排気ガス規制をク
リアすることが困難であるという不都合がある。
【0012】また、排気ガス規制が強化されると、冷機
始動時の排気ガス浄化をより促進させるために、排気マ
ニホルドから触媒までの部品の熱容量を低減させる必要
がある。
【0013】そこで、鋳鉄製や板金製のマニバータ方式
とし、排気マニホルドに触媒を組み込み、触媒をより上
流側に配設して熱容量を減少させる方策や、触媒の容量
を増加させる方策が考えられる。
【0014】しかし、上述したマニバータ方式において
は、重量の大なる触媒を排気マニホルドに組み込む構成
を有していることにより、排気マニホルド全体の重量が
増加し、排気マニホルドのマニホルド側接続部のシール
性が低下する惧れがあるとともに、排気マニホルド全体
の強度を上げる必要があり、実用上不利であるという不
都合がある。
【0015】更に、触媒の容量を増加させる方策を採用
すると、排気マニホルドのマニホルド側接続部のシール
性の低下や排気マニホルド全体の強度に関する不具合が
更に悪化し、コストが大となって経済的に不利であると
いう不都合がある。
【0016】更にまた、排気装置の排気マニホルドのマ
ニホルド側接続部に、二重管構造の排気パイプのパイプ
側接続部を接続して設け、このパイプ側接続部よりも下
流側に位置する排気パイプ側に触媒を配置させた場合に
おいては、触媒の配設位置をパイプ側接続部に移動させ
たり、触媒の容量を増加させたりすると、排気マニホル
ドのマニホルド側接続部に排気パイプのパイプ側接続部
を接続する際のエア駆動される取付工具による取付スペ
ースを確保することが困難となり、熱容量の低減や触媒
の容量の増加を効率良く行うことができず、実用上不利
であるという不都合がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両に傾斜搭載されるエン
ジンにおいて、このエンジンによって駆動される推進軸
に対して並列状態にエンジンに排気装置を接続して設
け、排気装置の途中部位に拡径部を設け、この拡径部内
に触媒を収納するとともに拡径部を車両幅方向且つ外側
方向に指向させて設けたことを特徴とする。
【0018】また、車両に搭載されるエンジンにおい
て、このエンジンに支持される排気マニホルドの集合部
に球面継手を介して排気パイプを接続して設け、排気パ
イプを車体に弾性支持するとともに前記排気パイプの排
気マニホルドの集合部との接続部位近傍には触媒を配設
したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
排気装置の途中部位に設けた拡径部内に触媒を収納する
とともに、拡径部を車両幅方向且つ外側方向に指向さ
せ、走行中の拡径部への風当たりを良くし、内部に収納
する触媒の冷却を効率良く行い、触媒の耐久性を向上さ
せている。
【0020】また、重量物である触媒を球面継手よりも
下流側に位置させ、排気マニホルドのシール性及び排気
マニホルド全体の強度に悪影響を与える惧れをなくして
いる。
【0021】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1〜図5はこの発明の第1実施例を示す
ものである。図1において、2は図示しない車両、例え
ば4輪駆動車に縦置き状態に搭載されるエンジンであ
る。
【0023】このエンジン2は、ピストンストロークの
短縮及び図示しないクランク軸から後述する排気マニホ
ルド18までの距離の短縮を行って小型化されていると
ともに、図1に示す如く、大きく傾斜した状態にて搭載
されている(図4及び図5の気筒軸L1も参照)。
【0024】そして、エンジン2の車両後方側に、トラ
ンスミッション4を接続して設けるとともに、このトラ
ンスミッション4の車両後方側には車両幅方向且つ略水
平状態に張り出すトランスファ6を接続して設け、エン
ジン2とトランスミッション4とトランスファ6とを車
両前後方向に略直線状に配設し、このエンジン2とトラ
ンスミッション4とトランスファ6との配設状態に対し
て平行にサイドフレーム8を車両両側に配設している。
【0025】このとき、トランスファ6には、サイドフ
レーム8に対して略平行に、前輪側に連絡する推進軸た
る前側プロペラシャフト10と、後輪側に連絡する推進
軸たる後側プロペラシャフト12とを接続して設ける。
【0026】なお、前記トランスファ6と前側プロペラ
シャフト10と後述する触媒24とは、図4及び図5に
示す如く、水平軸L2に対して略同一高さ位置、つまり
トランスファ6と前側プロペラシャフト8と触媒24と
が略水平状態に配設される。なお符号14はクランク軸
である。
【0027】前記エンジン2には、このエンジン2によ
って駆動される推進軸たる前側プロペラシャフト10に
対して並列状態に排気装置16を接続して設ける。
【0028】この排気装置16は、エンジン2に接続さ
れ且つエンジン2の側面に沿ってクランク軸方向、つま
り前記トランスミッション4側に延びる排気マニホルド
18と、この排気マニホルド18の下流側に連絡する排
気パイプ20とを有している。
【0029】また、前記排気装置16の途中部位に拡径
部22を設け、この拡径部22内に触媒24を収納する
とともに、拡径部22を車両幅方向且つ外側方向に指向
させて設ける構成とする。
【0030】詳述すれば、前記前側プロペラシャフト1
0と排気装置16とを取り回す際には、エンジン2の車
両幅方向から支持するエンジンマウントブラケット26
の存在を考慮し、傾斜あるいは一部を湾曲させる必要が
ある。
【0031】また、前記トランスファ6を車両幅方向且
つ略水平状態に張り出させており、図4及び図5に示す
如く、エンジン2の傾斜に対して狭角となり、前側プロ
ペラシャフト10を排気装置16に近接させることがで
き、通常は水平よりも斜め下方向に突出させて干渉を回
避しているものであるが、本実施例においては、地上高
の確保のために、前記トランスファ6を水平状態として
いる。
【0032】更に、前記サイドフレーム8は、図3に示
す如く、車両前方から車両後方に指向する際に、車両下
方から車両上方に移行するなだらかなクランク形状を有
している。
【0033】そして、前記排気装置14の排気マニホル
ド18の下流側に集合部28を設け、この集合部28よ
りも下流側にマニホルド側接続部30を設けるととも
に、マニホルド側接続部30にパイプ側接続部32を接
続して設ける。
【0034】このパイプ接続部32の直下流側に、図3
に示す如く、湾曲部34を介して、マニバータとして機
能する前記拡径部22を位置させる。
【0035】このとき、拡径部22は、図1及び図2に
示す如く、拡径部22の下流側を車両幅方向且つ外側方
向に指向させるべく配設されるものである。
【0036】また、前記拡径部22は、車両幅方向且つ
外側方向に指向するとともに、斜め下方向にも指向し、
サイドフレーム8下方から外側を臨ませるべく配設す
る。
【0037】すなわち、図3に示す如く、前記サイドフ
レーム8がなだらかなクランク形状の上側位置となる近
傍にて、拡径部22の下流側を車両幅方向且つ外側方向
に指向させるとともに、斜め下方向にも指向させ、触媒
24を収納する拡径部22と排気パイプ20との一部を
サイドフレーム8の下方にもぐり込ませ、サイドフレー
ム8下方から外側を臨ませるべく配設するものである。
【0038】次に作用を説明する。
【0039】前記エンジン2の排気装置16を配設する
際には、エンジン2の側面に沿ってクランク軸方向、つ
まりトランスミッション4側に延びる排気マニホルド1
8を配設し、この排気マニホルド18下流側の集合部2
8よりも下流側に設けたマニホルド側接続部30にパイ
プ側接続部32を接続して設ける。
【0040】また、このパイプ側接続部32の直下流側
に、湾曲部34を介して、触媒24を収納する拡径部2
2を位置させ、拡径部22の下流側に排気パイプ20を
接続する。
【0041】そしてこのとき、拡径部22は、図1及び
図2に示す如く、下流側が車両幅方向且つ外側方向に指
向するべく配設されるとともに、図3に示す如く、斜め
下方向にも指向すべく配設され、触媒24を収納する拡
径部22と排気パイプ20との一部がサイドフレーム8
の下方にもぐり込み、サイドフレーム8下方から外側を
臨ませている。
【0042】これにより、前記排気装置16の途中部位
に設けた拡径部22内に触媒24を収納するとともに、
拡径部22を車両幅方向且つ外側方向に指向させて、走
行中に拡径部22に風が当たり易くなり、内部に収納す
る触媒24の冷却を効率良く行うことができ、触媒の耐
久性を向上し得る。
【0043】また、前記拡径部22を、車両幅方向且つ
外側方向に指向させるとともに、斜め下方向にも指向さ
せ、サイドフレーム8下方から外側を臨ませるべく配設
したことにより、拡径部22の下流側の高さ位置が小と
なり、拡径部22を構成するマニバータケースやカバー
内に石や水が溜まる惧れがなく、実用上有利である。
【0044】更に、前記パイプ接続部32の直下流側
に、湾曲部34を介して、マニバータとして機能する前
記拡径部22を位置させたことにより、この拡径部22
に収容される触媒24を、従来のものに比し、排気マニ
ホルド18側に位置させることができ、触媒24の活性
化を早めることができ、排気ガスの清浄化に寄与し得
る。
【0045】図6及び図7はこの発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例において、上述第1実施
例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0046】この第2実施例の特徴とするところは、車
両42に搭載されるエンジン2に支持される排気マニホ
ルド18の集合部28に、球面継手44を介して、排気
パイプ20を接続して設け、排気パイプ20を図示しな
い車体に弾性支持する構成とした点にある。
【0047】すなわち、前記車両42に、図7に示す如
く、エンジン2を縦置き状態に傾斜させて搭載し、この
エンジン2にトランスミッション4と排気装置46を配
設する。
【0048】このとき、排気装置46は、エンジン2に
接続され且つエンジン2の側面に沿ってクランク軸方
向、つまり前記トランスミッション4側に延びる排気マ
ニホルド18と、この排気マニホルド18の下流側に連
絡する排気パイプ20とを有している。
【0049】また、前記排気装置46の排気マニホルド
18の下流側に設けた集合部28よりも下流側にマニホ
ルド側接続部30を設けるとともに、マニホルド側接続
部30に、前記球面継手44を介して、パイプ側接続部
32を接続して設け、これらの接続部30、32の接続
部位近傍に触媒24を設ける。
【0050】更に、触媒24は拡径部22に収納されて
おり、この拡径部22の下流側に排気パイプ20を接続
して設け、図6に示す如く、前記排気マニホルド18を
エンジン2の図示しないシリンダヘッド側に支持して設
けるとともに、排気パイプ20を図示しない車体側に弾
性取付部材48を介して支持して設ける。
【0051】前記排気マニホルド18は、図6に示す如
く、集合部28を排気マニホルド18の支持部位の一端
から斜め下方向に指向させて配設し、対向して接続され
る排気パイプ20を前記排気パイプ20の排気マニホル
ド18の集合部28との接続部位に形成したフランジ部
たるマニホルド側接続部30及びパイプ側接続部32の
接続部位と触媒24との間にて湾曲させて設ける。
【0052】つまり、前記パイプ接続部32の直下流側
に湾曲部34を形成し、この湾曲部34の直下流側に前
記触媒24を収納する拡径部22を位置させるものであ
る。
【0053】なお、符号50はマニホルド側接続部30
とパイプ側接続部32とを接続する取付ボルト、52は
例えばエア駆動される取付工具である。
【0054】さすれば、重量物である前記触媒24を収
納する拡径部22を球面継手44よりも下流側に位置さ
せることができ、排気マニホルド18のマニホルド側接
続部30のシール性及び排気マニホルド18全体の強度
に悪影響を与える惧れがなく、実用上有利である。
【0055】また、前記排気パイプ20をマニホルド側
接続部30及びパイプ側接続部32の接続部位と触媒2
4との間にて湾曲させて設けたことにより、排気マニホ
ルド18と排気パイプ20との取付性を損なうことな
く、触媒24を収納する拡径部22をより上流側に位置
させることができ、排気マニホルド18から触媒24ま
での熱容量を低減し得て、冷機始動時の排気ガス浄化を
より促進させることができる。
【0056】更に、この第2実施例においては、四輪車
に関して説明したが、二輪車、四輪車を問わず、エンジ
ンの消音器に関しても、略同様な効果を得ることが可能
である。
【0057】なお、この発明は上述第1及び第2実施例
に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0058】例えば、この発明の実施例においては、触
媒を収納する拡径部を配設する際に、車両幅方向且つ外
側方向に指向させて設ける説明として、車両の斜め後方
に指向させた状態の拡径部について説明したが、図8及
び図9に示す如く、拡径部62を車両幅方向に対して略
平行に配設する特別構成とすることも可能である。
【0059】さすれば、拡径部62を、図9に示す如
く、サイドフレーム8のなだらかなクランク形状の下側
に位置させることができ、拡径部62の長手方向が車両
幅方向に指向し、走行中に拡径部62に風が当たりより
易くなり、内部に収納する触媒の冷却を効率良く行うこ
とができ、触媒の耐久性を向上し得る。
【0060】また、拡径部72への風収集手段74を設
ける特別構成とすることも可能である。
【0061】すなわち、拡径部72の上流側に位置する
フランジ状のパイプ側接続部32の後方部位は、このパ
イプ側接続部32によって走行風が当たり難い状態にあ
ることにより、パイプ側接続部32に風収集手段74を
設けるものである。
【0062】この風収集手段74は、走行風を収集する
収集部76と、収集後の走行風を前記パイプ側接続部3
2の後方部位に案内する案内孔部78とからなる。
【0063】さすれば、前記パイプ側接続部32によっ
て走行風が当たり難い状態となっているパイプ側接続部
32の後方部位に風収集手段74によって確実に走行風
を案内させることができ、内部に収納する触媒の冷却を
効率良く行うことができ、触媒の耐久性を向上し得る。
【0064】更に、前記触媒を収納する拡径部において
は、温度上昇に敏感となる必要があることにより、拡径
部に温度調整手段を設ける特別構成とすることも可能で
ある。
【0065】つまり、温度調整手段を、拡径部の外周面
部位に形成したバイメタル状のフィンにより構成する。
【0066】さすれば、温度が所定温度以上に上昇した
際に、バイメタル状のフィンが開き、拡径部の冷却に寄
与することとなり、拡径部を所定の温度に自動調整する
ことができ、拡径部内部に収納する触媒の冷却を効率良
く行うことができ、触媒の耐久性を向上し得るものであ
る。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、車両に傾斜搭載されるエンジンにおいて、エンジ
ンによって駆動される推進軸に対して並列状態にエンジ
ンに排気装置を接続して設け、排気装置の途中部位に拡
径部を設け、拡径部内に触媒を収納するとともに拡径部
を車両幅方向且つ外側方向に指向させて設けたので、走
行中に拡径部に風が当たり易くなり、内部に収納する触
媒の冷却を効率良く行うことができ、触媒の耐久性を向
上し得る。また、前記拡径部を、車両幅方向且つ外側方
向に指向させるとともに、斜め下方向にも指向させ、サ
イドフレーム下方から外側を臨ませるべく配設すれば、
拡径部の下流側の高さ位置が小となり、拡径部内に石や
水が溜まる惧れがなく、実用上有利である。更に、前記
パイプ接続部の直下流側に湾曲部を介して拡径部を位置
させる構成とすれば、拡径部に収容される触媒を、従来
のものに比し、排気マニホルド側に位置させることがで
き、触媒の活性化を早めることができ、排気ガスの清浄
化に寄与し得る。
【0068】また、車両に搭載されるエンジンにおい
て、エンジンに支持される排気マニホルドの集合部に球
面継手を介して排気パイプを接続して設け、排気パイプ
を車体に弾性支持するとともに排気パイプの排気マニホ
ルドの集合部との接続部位近傍には触媒を配設したの
で、重量物である触媒を球面継手よりも下流側に位置さ
せることができ、排気マニホルドのシール性及び排気マ
ニホルド全体の強度に悪影響を与える惧れがなく、実用
上有利である。また、前記排気パイプをマニホルド側接
続部及びパイプ側接続部の接続部位と触媒との間にて湾
曲させて設ければ、排気マニホルドと排気パイプとの取
付性を損なうことなく、触媒をより上流側に位置させる
ことができ、排気マニホルドから触媒までの熱容量を低
減し得て、冷機始動時の排気ガス浄化をより促進させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すエンジンの排気装
置の配設状態の平面図である。
【図2】エンジンの排気装置の概略平面図である。
【図3】エンジンの排気装置の概略正面図である。
【図4】図1のエンジンマウント部位を断面した概略配
置図である。
【図5】図1のトランスファと触媒部位を断面した概略
配置図である。
【図6】この発明の第2実施例を示すエンジンの排気装
置の正面図である。
【図7】車両の概略側面図である。
【図8】この発明の他の第1の実施例を示す触媒を収納
する拡径部の概略平面図である。
【図9】触媒を収納する拡径部の概略正面図である。
【図10】この発明の他の第2の実施例を示す触媒を収
納する拡径部のパイプ側接続部の概略拡大図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 トランスミッション 6 トランスファ 8 サイドフレーム 10 前側プロペラシャフト 12 後側プロペラシャフト 14 クランク軸 16 排気装置 18 排気マニホルド 20 排気パイプ 22 拡径部 24 触媒 26 エンジンマウントブラケット 28 集合部 30 マニホルド側接続部 32 パイプ側接続部 34 湾曲部
フロントページの続き Fターム(参考) 3D038 BA06 BA13 BA18 BC15 BC22 3G004 AA01 BA09 DA02 DA04 DA13 EA03 3G091 AA02 AB01 HA03 HB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に傾斜搭載されるエンジンにおい
    て、このエンジンによって駆動される推進軸に対して並
    列状態にエンジンに排気装置を接続して設け、排気装置
    の途中部位に拡径部を設け、この拡径部内に触媒を収納
    するとともに拡径部を車両幅方向且つ外側方向に指向さ
    せて設けたことを特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 【請求項2】 前記拡径部は、車両幅方向且つ外側方向
    に指向するとともに、斜め下方向にも指向し、サイドフ
    レーム下方から外側を臨ませるべく配設した請求項1に
    記載のエンジンの排気装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載されるエンジンにおいて、こ
    のエンジンに支持される排気マニホルドの集合部に球面
    継手を介して排気パイプを接続して設け、排気パイプを
    車体に弾性支持するとともに前記排気パイプの排気マニ
    ホルドの集合部との接続部位近傍には触媒を配設したこ
    とを特徴とするエンジンの排気装置。
  4. 【請求項4】 前記排気マニホルドは、集合部を排気マ
    ニホルドの支持部位の一端から斜め下方向に指向させて
    配設し、対向して接続される排気パイプを排気マニホル
    ドの集合部との接続部位に形成したフランジ部と触媒と
    の間にて湾曲させて設けた請求項3に記載のエンジンの
    排気装置。
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