JP2000002113A - 排気系支持構造 - Google Patents

排気系支持構造

Info

Publication number
JP2000002113A
JP2000002113A JP16699598A JP16699598A JP2000002113A JP 2000002113 A JP2000002113 A JP 2000002113A JP 16699598 A JP16699598 A JP 16699598A JP 16699598 A JP16699598 A JP 16699598A JP 2000002113 A JP2000002113 A JP 2000002113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
vehicle body
exhaust pipe
exhaust system
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16699598A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Inamori
潤 稲森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP16699598A priority Critical patent/JP2000002113A/ja
Publication of JP2000002113A publication Critical patent/JP2000002113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動伝達部における支持部を廃止して、部品
点数が少なく軽量化された、振動騒音性能が向上した低
コストな排気系支持構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 車体の前後方向に排気管1および消音マ
フラ2を配置した車両において、前記消音マフラ2を車
体前後方向に設けた支持部材5、7および6、8により
左右一対のクッション部材10、11を介して前後方向
に摺動可能に支持するとともに、前記排気管1と消音マ
フラ2との接続部(1A、3A)近傍をクッション部材
9により車体に支持したことを特徴とするもので、3点
支持であっても排気系の車体前後左右の振動を効果的に
抑制して、振動騒音性能を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝用クッション
を介して車体に吊下され、振動騒音性能が向上した排気
系支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両において、緩衝用クッシ
ョンを介して車体に吊下された排気系支持構造として種
々のものが採用されている。例えば実公平2−7221
号公報や実開平3−17127号公報に開示された排気
系支持構造がある。これらの従来例のものは、図3に示
したような典型的な排気系支持構造が採用されている。
これを簡単に説明すると、排気管21と消音マフラ22
とがマフラ接続管23前端部において接続フランジ21
A、23Aによって接続され、排気管21がクッション
ゴム32によって車体床下トンネル部等に吊下されて支
持されるとともに、消音マフラ22が車体幅方向に設け
られた一対の後部ハンガ25、26と1つの前部ハンガ
24によりクッションゴム30、31および29によっ
て車体に吊下されて支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の排気系支持構造にあっては、消音マフラ22は車
体幅方向に設けられた一対の後部ハンガ25、26や前
部ハンガ24によりクッションゴム29、30、31を
介して車体に吊下されて支持されるために、排気管21
や消音マフラ22の前後方向の振動は、前記クッション
ゴム29、30、31の揺動によって吸収されることに
なるものの、振動源から最も遠い位置にある消音マフラ
22における車体幅方向の振動、つまり、特に消音マフ
ラ22の平面視での揺動方向の振動に対しては効果的な
制振作用がなされなかった。そのため、これらの消音マ
フラ22の平面視での揺動方向に対する制振作用を効果
的に行うため、通常は、前述したように排気管21の部
分においても、クッションゴム32によって車体床下ト
ンネル部等に吊下して支持して、4点支持とする必要が
あった。
【0004】このため、排気管21におけるクッション
ゴム32による車体床下トンネル部等への吊下支持部
は、振動源に近いこともあって、車内こもり音の原因に
なる他排気振動が車内に伝わり易く不快であった。ま
た、4点支持のためにクッショングムやブラケット等の
ハンガ部材を余分に必要として重量増やコスト高を招い
ていた。
【0005】そこで本発明では、上記従来の排気系支持
構造における諸課題を解決して、振動伝達部における支
持部を廃止して、部品点数が少なく軽量化された、振動
騒音性能が向上した低コストな排気系支持構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車体
の前後方向に排気管および消音マフラを配置した車両に
おいて、前記消音マフラを車体前後方向に設けた支持部
材により左右一対のクッション部材を介して前後方向に
摺動可能に支持するとともに、前記排気管と消音マフラ
との接続部近傍をクッション部材により車体に支持した
ことを特徴とするものである。また本発明は、前記左右
一対のクッション部材における車体側支持部材および消
音マフラ側支持部材の配置レイアウトを台形としたこと
を特徴とするものである。また本発明は、前記車体側支
持部材および消音マフラ側支持部材の中の少なくともい
ずれか一方を長く形成するとともに、ブッシュを介在さ
せて前記クッション部材に支持したことを特徴とするも
のである。また本発明は、前記排気管と消音マフラとの
接続部において、接続フランジ高さ分だけ排気管と消音
マフラとを上方にオフセット曲折させたことを特徴とす
るもので、これらを課題解決のための手段とするもので
ある。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本発明の排気系支持構
造の1実施の形態を示すもので、図1(A)は排気管お
よび消音マフラの支持構造側面図、図1(B)は図1
(A)のA矢視図、図2は排気管および消音マフラの支
持構造平面図である。本発明の排気系支持構造は、図1
(A)に示すように、消音マフラ2部において本発明に
特有の構造による3点支持により車体に吊下して支持さ
れる。
【0008】前部が図示省略された排気管1の後端部の
接続フランジ1Aと消音マフラ2のマフラ接続管3の前
端部の接続フランジ3Aとが接続されて、排気管1と消
音マフラ2とが接続され、車体の前後方向に延びて配置
される。前記消音マフラ2の後部には支持部材を構成す
る棒状の左右一対のハンガ5、6が固着されている。こ
れらのハンガ5、6は、それぞれ消音マフラ2の後部の
端面の外周円弧に沿って固着された後、曲折されて車体
前方へ充分に延びて支持部を形成する。一方、これらの
ハンガ5、6に対応する車体下部にも、前記ハンガ5、
6の車体前方へ延びる支持部と略平行に延びて支持部材
を構成する棒状の左右一対の車体側ハンガ7、8が設置
され、図1(B)に示すように、これらハンガ5と7お
よび6と8が、それぞれクッション部材である小判型の
クッションゴム10、11によって連結される。
【0009】したがって、排気管1および消音マフラ2
からなる排気系は、車体前後方向に設けた支持部材であ
るハンガ5、6により左右一対のクッション部材である
クッションゴム10、11を介して前後方向に摺動可能
に支持される。前記車体側支持部材である車体側ハンガ
7、8および消音マフラ側支持部材のであるハンガ5、
6中の少なくともいずれか一方、図示の例では消音マフ
ラ側のハンガ5、6を長く形成して、ブッシュ12を介
在させて前記クッションゴム10、11に支持して、排
気系が前後方向により摺動し易いように構成して、排気
系の前後方向の振動を車体側に伝達しないようにしたも
のである。場合によっては、車体側ハンガ7、8の側を
車体前後方向に長く形成して、ブッシュ12を介在させ
てクッションゴム10、11に支持させるようにしても
よいものである。
【0010】さらに、前記左右一対のクッション部材で
あるクッションゴム10、11における車体側ハンガ
7、8および消音マフラ側のハンガ5、6の配置レイア
ウトを台形、図示の例では上方の辺が大となる台形とし
たものである。つまり、消音マフラ2等の排気系の重量
を車体側において図1(B)の矢印方向で受けるように
構成したことにより、排気系の車体幅方向の振動や騒音
を簡素な構造によって効果的に抑制することを可能にし
たものである。そして、これら消音マフラ2の後部にお
ける車体前後および幅方向の確実な防振支持を背景とし
て、前記排気管1と消音マフラ2との接続フランジ1
A、3Aによる接続部近傍に固着されて車体幅方向に延
びた前部ハンガ4を、クッション部材である前部クッシ
ョンゴム9によって車体に支持して、3点支持によるも
前後左右方向での確実な制振作用が行える安定した振動
系が形成される。前記排気管1と消音マフラ2との接続
部近傍における前部クッションゴム9による吊下支持は
その他の適宜の吊下方式であってもよい。
【0011】さらにまた、前記排気管1と消音マフラ2
との接続部において、接続フランジ高さ分(図1(A)
のH)だけ排気管1と消音マフラ2におけるマフラ接続
管3とを上方にオフセット曲折させることにより、車体
の最低地上高を僅かでも大きく確保することが可能とな
る。
【0012】以上、本発明の1実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、排気管および消
音マフラの形状および形式、排気管と消音マフラとの接
続形態、車体側ハンガおよび消音マフラ側ハンガの形状
および形式、排気管と消音マフラとの接続部におけるハ
ンガの形状および形式、これらの支持部におけるクッッ
ションゴムの形状および形式、ハンガとクッッションゴ
ムとの間におけるブッシュの配置形態、排気管と消音マ
フラとの間のオフセット曲折形態等については適宜採用
できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、車体の前後方向に排気管および消音マフラを配
置した車両において、前記消音マフラを車体前後方向に
設けた支持部材により左右一対のクッション部材を介し
て前後方向に摺動可能に支持するとともに、前記排気管
と消音マフラとの接続部近傍をクッション部材により車
体に支持したことにより、車体前後左右方向の振動を効
果的に吸収することができるので、従来のものの4点支
持のものにおける排気管等の振動伝達部の排気系支持部
を廃止して、3点支持にても充分に振動騒音性能を向上
させることが可能となり、部品点数の削減によって軽量
かつ安価な排気系支持構造が提供されることとなった。
【0014】また、前記左右一対のクッション部材にお
ける車体側支持部材および消音マフラ側支持部材の配置
レイアウトを台形としたことにより、消音マフラ等の排
気系の重量を車体側において斜め上方向で受けることが
できるので、車体前後方向に摺動可能に構成された排気
系が、車体幅方向の振動や騒音をも簡素な構造によって
効果的に抑制されることが可能となった。それによっ
て、これら消音マフラの後部における車体前後および幅
方向の確実な防振支持を背景として、前記排気管と消音
マフラとの接続フランジによる接続部近傍に固着された
前部ハンガが、クッション部材によって車体に支持され
て、簡素で安価な3点支持による構造であっても、排気
系の前後左右方向での確実な制振作用が行える安定した
振動系が形成されることとなった。
【0015】さらにまた、前記車体側支持部材および消
音マフラ側支持部材の中の少なくともいずれか一方を長
く形成するとともに、ブッシュを介在させて前記クッシ
ョン部材に支持したことにより、排気系が前後方向によ
り摺動し易いように構成され、排気系の前後方向の振動
や騒音を車体側に伝達することが少ない。さらに前記排
気管と消音マフラとの接続部において、接続フランジ高
さ分だけ排気管と消音マフラとを上方にオフセット曲折
させたことにより、車体の最低地上高を僅かでも大きく
確保することが可能となった。このように本発明によれ
ば、振動伝達部における支持部を廃止して、部品点数が
少なく軽量化された、振動騒音性能が向上した低コスト
な排気系支持構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気系支持構造の1実施の形態を示す
もので、図1(A)は排気管および消音マフラの支持構
造側面図、図1(B)は図1(A)のA矢視図である。
【図2】本発明の排気系支持構造の1実施の形態を示す
もので、排気管および消音マフラの支持構造平面図であ
る。
【図3】従来の排気系支持構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 排気管 1A 接続フランジ 2 消音マフラ 3 マフラ接続管 3A 接続フランジ 4 前部ハンガ 5 (後部)左ハンガ(支持部材) 6 (後部)右ハンガ(支持部材) 7 車体側左ハンガ(支持部材) 8 車体側右ハンガ(支持部材) 9 前部クッションゴム(クッション部材) 10 (後部)左クッションゴム(クッション部
材) 11 (後部)右クッションゴム(クッション部
材) 12 ブッシュ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に排気管および消音マフ
    ラを配置した車両において、前記消音マフラを車体前後
    方向に設けた支持部材により左右一対のクッション部材
    を介して前後方向に摺動可能に支持するとともに、前記
    排気管と消音マフラとの接続部近傍をクッション部材に
    より車体に支持したことを特徴とする排気系支持構造。
  2. 【請求項2】 前記左右一対のクッション部材における
    車体側支持部材および消音マフラ側支持部材の配置レイ
    アウトを台形としたことを特徴とする請求項1に記載の
    排気系支持構造。
  3. 【請求項3】 前記車体側支持部材および消音マフラ側
    支持部材の中の少なくともいずれか一方を長く形成する
    とともに、ブッシュを介在させて前記クッション部材に
    支持したことを特徴とする請求項1または2に記載の排
    気系支持構造。
  4. 【請求項4】 前記排気管と消音マフラとの接続部にお
    いて、接続フランジ高さ分だけ排気管と消音マフラとを
    上方にオフセット曲折させたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の排気系支持構造。
JP16699598A 1998-06-15 1998-06-15 排気系支持構造 Pending JP2000002113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16699598A JP2000002113A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 排気系支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16699598A JP2000002113A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 排気系支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000002113A true JP2000002113A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15841439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16699598A Pending JP2000002113A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 排気系支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000002113A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368638B1 (ko) * 2000-06-22 2003-01-24 현대자동차주식회사 센터머플러의 마운팅구조
JP2017203459A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 車両長手方向に取り付けるための排気マフラ
CN107781020A (zh) * 2017-12-04 2018-03-09 云南力帆骏马车辆有限公司 一种排气系统及货车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368638B1 (ko) * 2000-06-22 2003-01-24 현대자동차주식회사 센터머플러의 마운팅구조
JP2017203459A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 車両長手方向に取り付けるための排気マフラ
CN107781020A (zh) * 2017-12-04 2018-03-09 云南力帆骏马车辆有限公司 一种排气系统及货车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521192B2 (ja) 車両用排気管の支持方法とそれを実施するための構造
US7779957B2 (en) Framework of vehicle
JPS6082438A (ja) 排気装置の支持構造
JP3869825B2 (ja) 自動車用マフラーの固定機構
JPS6323271Y2 (ja)
KR100622384B1 (ko) 머플러 행거 로드의 브라켓 장착구조
JP2000002113A (ja) 排気系支持構造
JP3985491B2 (ja) 排気系構造
JP3015988B2 (ja) 排気系部材の支持装置
JP3738943B2 (ja) 車両のエンジンマウント構造
KR100802920B1 (ko) 차량의 배기계 센터 행거 마운팅부의 구조
JPH10315791A (ja) 車両用エンジンの排気系支持構造
JP3497262B2 (ja) 車両における排気装置支持構造
JP2536349Y2 (ja) 自動車のサイレンサーマウント構造
JP2959354B2 (ja) 排気マフラの支持構造
JP2959164B2 (ja) 排気系マウント装置
JP2002316524A (ja) サスペンション装置
JPS603407Y2 (ja) 振動部品の支持装置
JPH0324462Y2 (ja)
JP2562737B2 (ja) 自動車用排気管の支持構造
KR20080054289A (ko) 자동차 배기계용 러버행거
JP5099356B2 (ja) 排気管の支持装置
JPS5917737Y2 (ja) 自動車におけるエンジン搭載用クロスメンバの防振構造
JPS62248815A (ja) 自動二輪車用排気装置
JPH0721375Y2 (ja) エンジンの排気系支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02