JPS62248815A - 自動二輪車用排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の・利・用（分野〕 本発明は排気管と消・音器とからなる自動・二輪・車用
排気装置□に関・するものであ・る。

〔従来の技術〕

この種の；・自・動二輪車用排気装置においては、自動
二輪車への装着に際し、排気熱による影響・について配
慮することが要求される。この・ため、従来、エンジン
から延びた排気管の基端部をエンジンのシリンダヘッド
に固定し、排気管の先端側に接続された消音器をブラケ
ットを介してフレームに支′持している。すなわち、エ
ンジンから離れた部位をフレームに支持することによっ
て排気熱による影響を避けるようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しがし、このような構造では、支持スパンが長くなるば
かりでなく、消音器の剛性をそれほど大きくとれないた
めに、排気装置が振動しゃすぐなる。そのパ結果１１エ
ンジン振動によって、排気管の・基端部１および消・音
器のブラケットへの取付部を節とし、これらの間の部位
を腹とする振動モードで排気装置が共振・することがあ
り、この・振動によって騒音が発生する不具合があった
。特に、エンジ゛ン′の高速回転時においてその傾向が
著しく問題となっている。

〔問題点を解□決するための手段〕

゛本発明・はこの・ような事情に鑑みなされたもので、
味音の・低減がはかれる自動二輪車用排気装置□を提供
するもの・である。本発明に係る自動二輪車用排気装置
は、エンジンから延びた排気管におけるエンジンの下側
に位置する部位の内側にダイナミックダンパを取付けた
ものである。

〔作用〕

本発明においては、ダイナミックダンパで排気装置の振
動が吸収され、排気装置の振幅が小さくなる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
１図は本発明に係る自動二輪車用排気装置を示す平面図
、第２図は排気装置が備えられた自動二輪車を示す側面
図で、第２図において符号１で示すものは自動二輪車を
示す。２は並列４気筒の４サイクルエンジンであり、燃
料タンク３の下方に形成された空間に収容され、気筒が
前傾するようにフレーム４に支持されている。

ｌＯは排気装置で、エンジン２の前側から延びた左右一
対の排気管１１．１２と、これらの先端側に接続された
左右一対の消音器１３．１４とから構成されている。排
気管１１．１２の基端側は、エンジン２の気筒数に対応
してそれぞれ２本に分、岐され、基端部はシリンダヘッ
ドに固定されている。すなわち、エンジン２の各気筒か
ら延びる４本の排気管は、エンジン２の前側を下方へ延
び、エンジン２の前部下側において２本ずつ収束された
後に、エンジンの下側を後方へ向かって延びるように形
成されている。消音器１３．１４は車体の両側に後部が
りに配設され、前部の上面にはリブ状の取付部１５が設
けられている。この取付部１５は消音器をブラケット２
０を介してフレーム４に支持するためのものである。ブ
ラケット２０はフレーム４と取付部１５との間に介在す
る側面視三角形状に形成され、基端部はフレーム４のシ
ートピラーチューブ４ａおよびバックステー４ｂに支持
され、先端部に前記取付部１５を取付けている。

２５．２６は左右の排気管１１．１２をエンジン２の下
側に位置する部位において連結する連結管で、連結管２
５はエンジン２の中央部の下側に車幅方向に配設され、
連結管２６はエンジン２の後側に車幅方向に配設されて
いる。連結管２５の中央部には、板状の取付金具２７が
前後方向に固着されている。そして、この取付金具２７
の前部および後部に２個のダイナミックダンパ３０．３
０が螺着されている。ダイナミックダンパ３０は第３図
に示すように、ゴムなどの弾性材からなるダンパラバー
３１と、これに焼付けされた質量部３２とからなる。こ
こで、ダイナミックダンパ３０の固有振動数は、排気装
置１０が、エンジン２の振動によって共振する時の固有
振動数と一致するように調整されている。この調整は質
量部３２の質量を変えて行われる。

このように構成された自動二輪車用排気装置においては
、排気管１１．１２におけるエンジン２の下側に位置す
る部位にダイナミックダンパ３０を取付けたから、排気
装ｆ＆１０の共振時の振動モ　　“−ドにおいて腹とな
る部位にダイナミックダンパ３０を位置づけることがで
き、このダイナミックダンパ３０によって排気管１１．
１２の振動を吸収することができる。したがって、排気
装置Ｆ１０の共振時における振幅を小さくすることがで
きるから、排気装置の共振によって発生していた騒音を
低減することができる。

また、ダイナミックダンパ３０を排気管１１゜１２の内
側に取付けているので、外部から視認されにくくなり、
自動二輪車の外観に影響を及ぼすおそれがない。実施例
においては連結管２５の中央部にダイナミックダンパ３
０を取付けているので、ダンパを直接排気管１１．１２
に取付ける場合に比較し、ダンパに与えられる排気熱の
影響が低く抑えられている。

さらに、排気装置１０の共振時における振幅が小さくな
ることによって、排気装置１０全体の強・度を下げるこ
とも可能となるから、補強部材の削減も可能となり、車
体の軽量化も期待できる。

なお、上記実施例においては、左右一対の排気管１１．
１２を備えた例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、車体の一側にのみ排気管が配設
された排気装置にも実施、することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、エンジンから延び
た排気管におけるエンジンのＦ側に位置する部位の内側
にダイナミックダンパを取付けたから、ダイナミックダ
ンパで排気装置の振動を吸収することができる。

したがって、排気装置の共振時における振幅を小さくす
ることができるから、従来、排気装置の共振によって発
生していた騒音を低減することができる。また、ダイナ
ミックダンパは外部から視認されにくいので、自動二輪
車の外観に影響を及ぼすおそれがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動二輪車用排気装置を示す平面
図、第２図は排気装置が備えられた自動二輪車を示す側
面図、第３図はダイナミックダンパを示す側面図である
。 ２・・・・エンジン、１１．１２・・・・排気管、１３
．１４・・・・消音器、２５・・・・連結管、３０・・
・・ダイナミックダンパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンから延びた排気管とこの排気管に接続された消
   音器とからなり、排気管の基端部がエンジンに固定され
   、消音器がブラケットを介してフレームに支持された自
   動二輪車用排気装置において、前記排気管におけるエン
   ジンの下側に位置する部位の内側にダイナミックダンパ
   を取付けてなる自動二輪車用排気装置。