JP3059175B2 - 自動二輪車の吸気装置 - Google Patents

自動二輪車の吸気装置

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JP3059175B2 JP63191095A JP19109588A JP3059175B2 JP 3059175 B2 JP3059175 B2 JP 3059175B2 JP 63191095 A JP63191095 A JP 63191095A JP 19109588 A JP19109588 A JP 19109588A JP 3059175 B2 JP3059175 B2 JP 3059175B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車の吸気装置に関し、特に1本のタ
ンクレールを備えた車体フレームに複数気筒エンジンを
搭載した場合にも、エアクリーナ廻りの幅が広くなるこ
とのないようにした気化器,エアクリーナの接続構造に
関する。
〔従来の技術〕
自動二輪車には、ヘッドパイプに1本のタンクレール
を溶接し、該タンクレールを後方に延長するとともに、
該タンクレールの下方にエンジンユニットを懸架支持し
たものがある。このような自動二輪車のエンジンに混合
気を供給する吸気装置としては、上記タンクレールを挟
むように気化器を配設するとともに、該タンクレールの
上方に、気化器の配置幅と略等しい幅のエアクリーナを
配設し、該エアクリーナと上記気化器とを略垂直に延び
る吸気ダクトで連結した構造のものがある(例えば特開
昭62−283083号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記構造の吸気装置では、気化器とタン
クレールとの干渉を幅方向に避けつつ気化器を配置する
ことになるから、それだけ該吸気装置廻り、ひいては該
吸気装置を覆う燃料タンクの幅が広くなる。そのため運
転者の乗車時のニーグリップ姿勢が悪化する概念があ
る。
本発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、複数気筒エンジンを搭載した場合にも装置幅を
極力狭小にすることができ、ニーグリップ性を向上でき
る自動二輪車の吸気装置を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ヘッドパイプ8に接続された1本のタンク
レール11を後方に延長し、該タンクレール11の下方に3
以上の気筒の全てを車幅方向同一直線上に並列配置した
並列多気筒エンジンを懸架支持してなる自動二輪車の、
上記各気筒に混合気を供給するための吸気装置におい
て、上記タンクレール11とエンジン10との間に上記気筒
と同数の気化器24a〜24dを上記各気筒に対応するように
車幅方向に配列配置し、上記タンクレール11の上側に車
両前後方向寸法が車幅方向寸法より長いエアクリーナ25
を配置するとともに、該エアクリーナ25の上記タンクレ
ール11と対向する底部に複数の接続口25d,25eを前後方
向にずらして形成し、上記気化器群との前後方向距離の
小さい接続口25dと車幅方向外側の気化器24a,24dとを、
上記前後方向距離の大きい接続口25eと車幅方向内側の
気化器24b,24cとをそれぞれ上記タンクレール11の側方
を迂回する吸気ダクト26,27で接続したことを特徴とし
ている。
〔作用〕
本発明に係る吸気装置では、タンクレールとエンジン
との間の空間に気化器を配置したので、気化器とタンク
レールとの幅方向の干渉の問題が生じることはなく、従
って気化器の配置幅が拡がることはない。またタンクレ
ール11の上側に車両前後方向寸法が車幅方向寸法より長
いエアクリーナ25を配置するとともに、該エアクリーナ
25の上記タンクレール11と対向する底部に複数の接続口
25d,25eを前後方向にずらして形成し、該接続口25d,25e
と気化器とをタンクレールの側方を迂回する吸気ダクト
26,27で接続したので、エアクリーナ25の車幅方向寸法
を小さくでき、該エアクリーナ25を囲む燃料タンク5の
幅を狭くき、リーグリップ性能を向上できる。
さらにまた上記気化器群との前後方向距離の小さい接
続口25dと車幅方向外側の気化器24a,24dとを、上記前後
方向距離の大きい接続口25eと車幅方向内側の気化器24
b,24cとをそれぞれ上記タンクレール11の側方を迂回す
る吸気ダクト26,27で接続したので、各接続口から気化
器までの吸気ダクト長を略同一長さにでき、各気化器の
吸気量を均一化できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による自動二
輪車の吸気装置を説明するための図である。図におい
て、1は本実施例装置が採用された自動二輪車であり、
これは車体フレーム2の前端で、前輪を軸支する前フォ
ークを軸支し、後端で、後輪を軸支する後アーム3を軸
支するとともに、エンジンユニット4を懸架支持し、さ
らに上部に左,右一対の大型の主燃料タンク5を、シー
ト6の下方に左,右一対の補助燃料タンク7をそれぞれ
搭載して構成されている。
また上記車体フレーム2は、主として前フォークを軸
支するヘッドパイプ8と、エンジンユニット4の上側か
ら後側を囲むように形成されたメインパイプ9と、エン
ジンユニット4の前側から下側を囲むように形成された
ダウンチューブ10とから構成されたダブルクレードル型
のものである。
そして上記メインパイプ9は、上記ヘッドパイプ8に
溶接された1本のタンクレール11の後端に連結パイプ12
を介して左,右一対のシートピラー13aを溶接接続して
構成されている。また、上記ダウンチューブ10は上半部
16,下半部17からなる2分割構造になっており、下半部1
7は上半部16及び上記シートピラー13aに着脱可能にボル
ト締め固定されている。
また、上記エンジンユニット4はクランクケースケー
ス4a上にシリンダボディ4b,シリンダヘッド4cを搭載し
てなり、クランクケース4aの後部がシートピラー13a
に、前部がダウンチューブ10の下半部17にボルト締め固
定されている。また、シリンダヘッド4cに接続された4
本の排気管21aは、2本づつ左,右にまとめられ、それ
ぞれ上記下半部17の外側で、かつクランクケース4aの下
側位置を上下に重なるように後方に延び、集合部21bで
1本にまとめられた後、消音器21cに接続されている。
また、後アーム3と、車体フレーム2の後部との間に
は、後輪懸架装置28が配設されている。該装置28は、シ
ートピラー13aの下端間を連結する上,下クロスパイプ1
4a,14bと後アーム3とをリンク機構29で連結するととも
に、該リンク機構29と上記クロスパイプ12に固着された
支持ブラケット12aとを1本のクッションユニット30で
接続して構成されている。
そして上記シリンダヘッド4cの後壁には略垂直上方に
延びるキャブジョイント23を介して気化器24a〜24dが接
続されている。この各気化器24a〜24dは、上記タンクレ
ール11の下側で、かつ該レール11を中心に左,右に2個
づつ配置されている。また、このタンクレール11の上側
にはエアクリーナ25が配置されており、該エアクリーナ
25は、上,下壁25a,25b間に楕円状のエレメント25cを配
置してなり、該エレメント25cの長軸が車両前後方向を
向くように、上記タンクレール11に取り付けられてい
る。そしてこのエアクリーナ25の下壁25bに形成された
前,後接続口25d,25eには、ゴム製の前,後ダクト26,27
の接続口26a,27aが接続されている。
上記前ダクト26は、接続口26aから第1,第4ダクト26
b,26cを、タンクレール11をそのまま下方に迂回するよ
うに分岐形成してなり、また後ダクト27は、接続口27a
から第2,第3ダクト27b,27cを、上記タンクレール11を
側方且つ前方に迂回するように分岐形成して構成されて
いる。この前ダクト26の第1,第2ダクト26b,26cの下流
端はそれぞれ第1,第4気化器24a,24dに、後ダクト27の
第1,第2ダクト27b,27cの下流端はそれぞれ第2,第3気
化器24b,24cに接続されている。このようにしてエンジ
ンユニット4に混合気を供給するための吸気装置が構成
されている。
そして上記吸気装置は、上記主燃料タンク5で覆われ
ている。この燃料タンク5の底部は上記シリンダヘッド
4cを挟持する幅に形成され、その上下方向中央部は吸気
ダクト26,27の配置幅に応じて漸次狭小となり、さらに
上部は上記エアクリーナ25の幅に応じてさらに狭小にな
っている。また、この燃料タンク5の中央部には開口5a
が形成されており、これにより気化器24a,24dは外方か
ら見えるようになっている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例では、気化器24a〜24dをタンクレール11の下
方に配置したので、気化器とタンクレールとの車幅方向
での干渉の問題はなく、従って気化器の配置幅が広くな
ることはない。またタンクレール11の上側に楕円状のエ
アクリーナ25をこれの長軸を前後方向に向けて配置する
とともに、該エアクリーナ25の上記タンクレール11と対
向する底部に2つの接続口25d,25eを前後方向にずらし
て形成し、該接続口25d,25eと気化器24a〜24dとをタン
クレールの側方を迂回する吸気ダクト26,27で接続した
ので、エアクリーナ25の車幅方向寸法を小さくでき、該
エアクリーナ25を囲む燃料タンク5の幅を狭くでき、ニ
ーグリップ性能を向上できる。
さらにまた上記気化器24a〜24dとの前後方向距離の小
さい前側の接続口25dと車幅方向外側の気化器24a,24dと
を吸気ダクト26で接続し、上記前後方向距離の大きい後
側の接続口25eと車幅方向内側の気化器24b,24cとを吸気
ダクト27で接続したので、前側の吸気ダクト26b,26cは
そのまま側方を通って下方に延びるのに対し、後側の吸
気ダクト27b,27cは前側に延びつつ下方に延びているこ
とから、該4本の吸気ダクト26b,26c,27b,27cが略同じ
長さとなり、各気化器の吸気量を均一化できる。
また本実施例では、燃料タンク5の気化器部分に開口
5aを形成したので、気化器廻りの空気が外方に流出し、
雰囲気温度の上昇を抑制できる。また、この開口5aによ
って気化器の調製整備を行うこともできる。
また本実施例では、車体フレーム2のダウンチューブ
10を上半部16と下半部17との2分割構造としたので、エ
ンジンユニット4の車体フレーム2への搭載に当たって
は、該エンジンユニット4を下半部17に搭載し、該部分
ごと上半部16,シートピラー13aに取り付けるだけでよい
から、エンジンユニット4の積み降ろし作業を容易化で
きる。
またダウンチューブ10を2分割構造にしたので、下半
部17については、クランクケース下方部分の幅を狭くし
て配置でき、その外側に排気管21aを配置できるので、
多気筒エンジンを搭載する場合にも車両幅が広くなるこ
とがない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る自動二輪車の吸気装置によ
れば、1本のタンクレールの上側に配置されたエアクリ
ーナの底部に複数の接続口を前後方向にずらして形成
し、該接続口と気化器とをタンクレールの側方を迂回す
る吸気ダクトで接続したので、エアクリーナの車幅方向
寸法を小さくして燃料タンクの幅を狭くでき、ニーグリ
ップ性能を向上できる効果がある。
また、気化器群との前後方向距離の小さい接続口と車
幅方向外側の気化器とを、上記前後方向距離の大きい接
続口と車幅方向内側の気化器とをそれぞれ吸気ダクトで
接続したので、全ての吸気ダクト長を略同一長さにして
各気化器の吸気量を均一化でき、エンジン性能を向上で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による自動二輪
車の吸気装置を説明するための図であり、第1図はその
側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第
1図のIII−III線断面図である。 図において、1は自動二輪車、4はエンジンユニット、
8はヘッドパイプ、11はタンクレール、24a〜24dは気化
器、25はエアクリーナ、26,27は吸気ダクトである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62M 7/02 F02M 35/10 101 F02M 35/10 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプに接続された1本のタンクレ
    ールを後方に延長し、該タンクレールの下方に3以上の
    気筒の全てを車幅方向同一直線上に並列配置した並列多
    気筒エンジンを懸架支持してなる自動二輪車の、上記各
    気筒に混合気を供給するための吸気装置において、上記
    タンクレールとエンジンとの間に上記気筒と同数の気化
    器を上記各気筒に対応するように車幅方向に配列配置
    し、上記タンクレールの上側に車両前後方向寸法が車幅
    方向寸法より長いエアクリーナを配置するとともに、該
    エアクリーナの上記タンクレールと対向する底部に複数
    の接続口を前後方向にずらして形成し、上記気化器群と
    の前後方向距離の小さい接続口と車幅方向外側の気化器
    とを、上記前後方向距離の大きい接続口と車幅方向内側
    の気化器とをそれぞれ上記タンクレールの側方を迂回す
    る吸気ダクトで接続したことを特徴とする自動二輪車の
    吸気装置。
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