JP2579828Y2 - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JP2579828Y2
JP2579828Y2 JP53293U JP53293U JP2579828Y2 JP 2579828 Y2 JP2579828 Y2 JP 2579828Y2 JP 53293 U JP53293 U JP 53293U JP 53293 U JP53293 U JP 53293U JP 2579828 Y2 JP2579828 Y2 JP 2579828Y2
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宏茂 大薮
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用エンジンにおけ
る排気管を車体側に支持する排気管支持装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンにおける排気系とし
て、車体前部に搭載されたエンジンの前側面に排気ポー
トを配置し、その排気ポートに接続された排気マニホー
ルドを下向きに延出し、この排気マニホールドに接続さ
れた適宜排気管系をエンジンの下側に延出し、これらエ
ンジンに固定された排気管系の先端にエンジンの下側位
置でフレキシブルチューブを接続することによってエン
ジン振動の排気管への伝達を遮断し、フレキシブルチュ
ーブの後端に車体下部に車体前後方向に配設された排気
管の前端を接続し、この排気管の前端部及び適宜箇所を
車体にて弾性支持したものが知られている。このような
構成により、エンジンの振動が排気管に伝達されて共振
し、排気管の振動が支持装置を介して車体に伝達されて
不快な振動音が発生するのを防止している。
【0003】上記排気管の前端部及び適宜箇所の支持装
置の具体構成例としては、図4に示すように、前端にフ
レキシブルチューブ32が接続された排気管31の前端
部にフック部材33を固着し、排気管31の両側に位置
するフック部材33の支持部33aをそれぞれOリング
状のハンガーゴム34を介して車体側のハンガー部材3
5にて支持したものが知られている。
【0004】また、実開平2−76521号公報には、
排気管にその両側に延びるステー部材を固着し、ステー
部材の両端部を弾性支持体にて弾性支持したものが開示
されている。その弾性支持体は、取付筒体の外周に環状
弾性体を配設して構成され、取付筒体を車体側にボルト
固定し、環状弾性体の外周の上下方向中間部にステー部
材の端部を外嵌係合させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記図4に
示したような排気管支持装置の構成では、上述の如く排
気管31をフレキシブルチューブ32を介してエンジン
側に接続しているため、エンジン側からの振動は遮断で
きるが、そのためフック部材33とハンガーゴム34を
用いた排気管31の支持装置では排気管31の挙動を効
果的に制限することができず、支持強度上問題を生じた
り、また例えば車体後部において燃料タンクと排気管の
間に大きなスペースを確保できない場合に燃料タンクと
干渉する恐れがある等、車体側と干渉する恐れがあると
いう問題があった。
【0006】また、上記公報に開示された支持装置で
は、弾性支持体にて排気管の挙動を制限できるが、ステ
ー部材や、取付筒体と複雑な形状・構造の環状弾性体か
ら成る弾性支持体を用いているので構成が複雑でコスト
高になるという問題がある。
【0007】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、車体下部に配設されるとともにフレキシブルチュー
ブに接続された排気管の前端部をその挙動を制限して支
持できかつ安価な排気管支持装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体下部に車
体前後方向に配設され、かつその前端に接続されたフレ
キシブルチューブを介してエンジン側に固定された排気
管系に接続されている排気管の前端部を車体前部の部材
にて支持する排気管支持装置において、排気管の前端部
に排気管の両側部に支持部を形成した支片を固定し、弾
性体の対向側面に取付板を固着しかつ両取付板の一方向
又は互いに直交する二方向への相対変位を規制するスト
ッパ部を設けた一対の弾性支持体を設けるとともにその
取付板を支片の支持部と車体前部のクロスメンバに固定
し、かつ両弾性支持体のストッパ部を互いに反対方向に
配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、排気管の前端部が支片と弾性
支持体を介してその両側で車体前部のクロスメンバにて
弾性支持されるので高い防振効果が確保され、またその
弾性支持体が弾性体の対向側面に取付板を固着した簡単
な構成であるため安価に構成でき、かつ弾性支持体に一
方向又は互いに直交する二方向の簡単な構成のストッパ
部を設け、それを排気管の両側で互いに反対方向に配置
したことにより排気管が前後又は左右、又はその両方向
に大きく移動するのを確実に制限することができ、排気
管の周囲に大きなスペースを確保しなくても車体と干渉
する恐れを無くすことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
【0011】図1、図2において、1は車体下部に車体
前後方向に配設された排気管であり、その前端部は車体
前部におけるエンジン3の後部に配設されたクロスメン
バ2の上部位置まで延出されている。このクロスメンバ
2は、左右のサスペンション(図示せず)間を一体連結
するサスペンションメンバにて構成されている。排気管
1の前端にはフレキシブルチューブ5が接続され、この
フレキシブルチューブ5を介してエンジン3側に固定さ
れた排気マニホールドやフロントパイプ等の排気管系4
に接続されている。
【0012】排気管1は、車体下部の車幅方向中央部を
後方に向けて延設され、車体後部に配設された燃料タン
ク6の手前位置で側方に屈曲され、燃料タンク6を避け
て車体後端に向けて延出されている。なお、排気管1の
途中には排気浄化触媒やマフラー等が配設されている
が、図2では図示を省略している。
【0013】この排気管1の前端部は排気管支持装置1
1を介してクロスメンバ2にて支持されている。なお、
排気管1のその他の適当箇所は、図示していないが、こ
の排気管支持装置11と同様の支持装置、又は図4に示
したようなフック部材とハンガゴムにて支持されてい
る。
【0014】排気管支持装置11の構成を説明すると、
図1に示すように、排気管1の前端部に倒立Ω状の支片
12が溶接にて固着され、その両端の支持部13が排気
管1の両側部に配設されている。各支持部13は弾性支
持体14を介してクロスメンバ2に固定されている。弾
性支持体14は、図3に示すように、弾性体15の対向
側面に一対の取付板16、17が一体的に固着され、か
つ各取付板16、17の中央に支持部13又はクロスメ
ンバ2に締結固定するためのボルト18が突設されると
ともに一方の取付板16には回り止め用の突部19が突
出されている。
【0015】又、一方の取付板16の一端が長く延出さ
れてその先端に係合片21が立ち上げ形成されるととも
に他方の取付板17の一端が少し延出されて係合片21
との間に適当間隔を設けて係合片22が垂下形成され、
これら係合片21、22にてストッパ部20が形成され
ている。なお、係合片22の係合片21との対向面には
緩衝ゴム23が固着されている。そして、一方の支持部
13を固定した弾性支持体14のストッパ部20は後方
に配置されるとともに、他方の支持部13を固定した弾
性支持体14のストッパ部20は反対に前方に配置され
ている。
【0016】以上の構成において、排気管1の前端部が
支片12と弾性支持体14を介してその両側で車体前部
のクロスメンバ2にて弾性支持されるので高い防振効果
が確保される。また、取付板16、17に形成された係
合片21、22にて取付板16、17の一方向への一定
量以上の相対移動を規制するストッパ部20が構成さ
れ、そのストッパ部20が排気管1の両側で互いに反対
方向の前後に配置されていることにより、排気管1が前
後方向に大きく移動するのを確実に制限することがで
き、図2に示すように、排気管1を燃料タンク6の前方
で屈曲させて回避している場合に、燃料タンク6の前端
と排気管1との間のスペースを大きく確保しなくても排
気管1と燃料タンク6の干渉する恐れはなく、排気管1
の配置スペースを小さくできてコンパクトに構成するこ
とができる。更に、弾性支持体14は弾性体15の対向
側面に取付板16、17を固着した簡単な構成であるた
め安価に構成することができる。
【0017】なお、上記実施例では両弾性支持体14の
ストッパ部20を前後に配置した例を示したが、排気管
1の左右方向の移動を特に規制する必要がある場合はス
トッパ部20を左右に配置すればよい。さらに、上記実
施例の弾性支持体14のストッパ部20は取付板16、
17の一端に係合片21、22を形成して一方向への相
対移動を規制するように形成した例を示したが、取付板
16、17にそれぞれ隣り合う2辺から平面視L字状の
係合片を形成し互いに直交する二方向の相対移動を規制
するストッパ部を形成した弾性支持体を用い、排気管1
の両側の弾性支持体のストッパ部を互いに反対方向に配
置すると、排気管1の前端部の前後方向及び左右方向の
移動を防止することができる。
【0018】
【考案の効果】本考案の排気管支持装置によれば、排気
管の前端部が支片と弾性支持体を介してその両側で車体
前部のクロスメンバにて弾性支持されるので高い防振効
果を確保でき、また弾性支持体に一方向又は互いに直交
する二方向の簡単な構成のストッパ部を設け、それを排
気管の両側で互いに反対方向に配置したことにより排気
管が前後又は左右、又はその両方向に大きく移動するの
を確実に制限することができ、排気管の周囲に大きなス
ペースを確保しなくても車体と干渉する恐れを無くすこ
とができ、更にその弾性支持体が弾性体の対向側面に取
付板を固着した簡単な構成であるため安価に構成できる
等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排気管支持装置の一実施例の斜視図で
ある。
【図2】同実施例の排気管の配設状態を示す全体平面図
である。
【図3】同実施例における弾性支持体を示し、(a)は
正面図、(b)は(a)の下面図である。
【図4】従来例の排気管支持装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 排気管 2 クロスメンバ 5 フレキシブルチューブ 11 排気管支持装置 12 支片 13 支持部 14 弾性支持体 15 弾性体 16 取付板 17 取付板 20 ストッパ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に車体前後方向に配設され、か
    つその前端に接続されたフレキシブルチューブを介して
    エンジン側に固定された排気管系に接続されている排気
    管の前端部を車体前部の部材にて支持する排気管支持装
    置において、排気管の前端部に排気管の両側部に支持部
    を形成した支片を固定し、弾性体の対向側面に取付板を
    固着しかつ両取付板の一方向又は互いに直交する二方向
    への相対変位を規制するストッパ部を設けた一対の弾性
    支持体を設けるとともにその取付板を支片の支持部と車
    体前部のクロスメンバに固定し、かつ両弾性支持体のス
    トッパ部を互いに反対方向に配置したことを特徴とする
    排気管支持装置。
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JP2018135871A (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 いすゞ自動車株式会社 線状部材取付ブラケット

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