JP4921860B2 - 車両のエンジンマウント構造 - Google Patents
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Description
このようにエンジン側取付部材(エンジン)に特異な変位が発生した状態を想定した場合、特許文献1のストッパゴムにおいて対処するには、特許文献1のストッパゴムを大きくすることが考えられる。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のエンジンマウント構造において次のように構成することにある。
車体に連結された車体側取付部材と、エンジンに連結されたエンジン側取付部材とを備え、防振部材を介して車体側取付部材とエンジン側取付部材とを連結して、エンジンを車体に支持するように構成する。
車体側取付部材を、一対の縦壁部と、一対の縦壁部に亘る上壁部とを備えた逆U字状に構成して、車体側取付部材の上壁部と車体側取付部材の内部に配置された防振部材との間にエンジン側取付部材を挿入する。
エンジン側取付部材の縦壁部に備えられた第1規制部が、車体側取付部材の縦壁部の内面に接当することにより、第1設定加速度以上のエンジン側取付部材の変位が規制されるように構成する。
エンジン側取付部材の上壁部に備えられた第2規制部が、第1規制部が車体側取付部材の縦壁部の内面に接当する方向に対して直交する方向から車体側取付部材の上壁部の端部から外方側に立設された右及び左の横壁部のうちの前記エンジン側取付部材が挿入される側の前記横壁部に接当することにより、第1設定加速度よりも高い第2設定加速度以上のエンジン側取付部材の変位が規制されるように構成する。
車両において通常の走行状態での直進時や旋回時では、あまり高い加速度は車体に発生しないと考えられる。本発明の第1特徴によると、通常の走行状態での直進時や旋回時では、第1規制部によりエンジン側取付部材(エンジン)の変位が規制される。
この場合、第1規制部を通常の走行状態での直進時や旋回時に適したものに設定しておくことにより(例えば、第1規制部をエンジン側取付部材(エンジン)に備えた場合、車体側取付部材と第1規制部との間隔を、通常の走行状態での直進時や旋回時に適したものに設定することにより)、通常の走行状態での直進時や旋回時におけるノイズ及びバイブレーションの抑制性能を維持することができる。
さらに、本発明の第1特徴によると、エンジン側取付部材(エンジン)の特異な変位を規制する際の負荷が、第1規制部の付近と第2規制部の付近とに分かれて分散し易くなるのであり、負荷の集中による疲労や破損を避けることができる。
本発明の第1特徴によると、車両のエンジンマウント構造において、エンジン側取付部材(エンジン)の特異な変位を、第1規制部及び第2規制部より負荷を分散させながら適切に規制することができるようになり、エンジン側取付部材(エンジン)に特異な変位が発生した場合におけるノイズ及びバイブレーションの抑制性能を高めることができた。
本発明の第1特徴によると、通常の走行状態での直進時や旋回時において、エンジン側取付部材(エンジン)の変位を適切に規制して、通常の走行状態での直進時や旋回時におけるノイズ及びバイブレーションの抑制性能を維持しており、通常の走行状態での直進時や旋回時の乗り心地が高いものに維持されている。
図1,2,3に示すように、マウント5はエンジン側取付部材10、第1車体側取付部材11及び第2車体側取付部材12、防振部材13等を備えて構成されている。
図3,4,6に示すように、第1車体側取付部材11は側面視(図3参照)で逆U字状に構成されて、車体前後方向(図6の紙面左右方向で、図6の紙面左側が車体の前側)に沿って配置されており、フランジ状の右及び左の横壁部11bを備えた前及び後の縦壁部11a、フランジ状の右及び左の横壁部11bを備えて前及び後の縦壁部11aに亘る上壁部11c、前及び後の縦壁部11aに備えられた前及び後の脚部11d、上壁部11cに形成された第1開口部11e及び第2開口部11f等を備えて構成されている。この場合、第1車体側取付部材11の前及び後の縦壁部11aと上壁部11cの右及び左の横壁部11bとが、互いに離れて備えられており、互いに向きが異なる状態(互いに直交する状態)となっている。
図3,5,8に示すように、補助防振部材15はゴム等の弾性体により一体的に構成されており、前及び後の縦壁部15a、横壁部15b、前及び後の縦壁部15aから横壁部15bに亘る上壁部15c、横壁部15bとは反対側の前及び後の縦壁部15aの下部に亘る底壁部15d等を備えている。横壁部15bと底壁部15dとの間が図5の紙面下方に向って開放され、前及び後の縦壁部15a、上壁部15c、底壁部15dで囲まれる部分(横壁部15bとは反対側)が図3の紙面右方に向って開放されている。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、補助防振部材15の第1凸部15fを、補助防振部材15の前及び後の縦壁部15aの各々に1個ずつ備えたり、3個ずつ備えたりしてもよい。補助防振部材15の第2凸部15gを、補助防振部材15の上壁部15cに2個備えたり、3個備えたりしてもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、補助防振部材15の第1及び第2凸部15f,15gに相当する構造を、マウント7に採用してもよい。これにより、例えば車両が右旋回しながら加速するような状態(エンジン側取付部材10(エンジン1)に特異な変位が発生した状態)(第1設定加速度よりも高い第2設定加速度以上での状態に相当)にも対応することができる。
10 エンジン側取付部材
11,12 車体側取付部材
11a 車体側取付部材の縦壁部
11b 車体側取付部材の横壁部
11c 車体側取付部材の上壁部
13 防振部材
15a エンジン側取付部材の縦壁部
15c エンジン側取付部材の上壁部
15f 第1規制部
15g 第2規制部
Claims (1)
- 車体に連結された車体側取付部材と、エンジンに連結されたエンジン側取付部材とを備え、防振部材を介して前記車体側取付部材とエンジン側取付部材とを連結して、エンジンを車体に支持するように構成すると共に、
前記車体側取付部材を、一対の縦壁部と、前記一対の縦壁部に亘る上壁部とを備えた逆U字状に構成して、前記車体側取付部材の上壁部と前記車体側取付部材の内部に配置された前記防振部材との間に前記エンジン側取付部材を挿入し、
前記エンジン側取付部材の縦壁部に備えられた第1規制部が、前記車体側取付部材の縦壁部の内面に接当することにより、第1設定加速度以上のエンジン側取付部材の変位が規制され、
前記エンジン側取付部材の上壁部に備えられた第2規制部が、前記第1規制部が前記車体側取付部材の縦壁部の内面に接当する方向に対して直交する方向から前記車体側取付部材の上壁部の端部から外方側に立設された右及び左の横壁部のうちの前記エンジン側取付部材が挿入される側の前記横壁部に接当することにより、前記第1設定加速度よりも高い第2設定加速度以上のエンジン側取付部材の変位が規制されるように構成してある車両のエンジンマウント構造。
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