JPH0658117U - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JPH0658117U
JPH0658117U JP53293U JP53293U JPH0658117U JP H0658117 U JPH0658117 U JP H0658117U JP 53293 U JP53293 U JP 53293U JP 53293 U JP53293 U JP 53293U JP H0658117 U JPH0658117 U JP H0658117U
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宏茂 大薮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルチューブに接続された排気管の
前端部を、安価な構成にてその挙動を制限して支持す
る。 【構成】 排気管1の前端部に排気管1の両側部に支持
部13を形成した支片12を固定し、弾性体15の対向
側面に取付板16、17を固着しかつ両取付板16、1
7の一方向又は互いに直交する二方向への相対変位を規
制するストッパ部20を設けた簡単で安価な構成の一対
の弾性支持体14を設け、その取付板16、17を支持
部13と車体前部のクロスメンバ2に固定し、かつ両弾
性支持体14のストッパ部20を互いに反対方向に配置
して、排気管1を弾性支持するとともにストッパ部20
の配置方向の排気管1の移動を確実に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用エンジンにおける排気管を車体側に支持する排気管支持装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンにおける排気系として、車体前部に搭載されたエンジンの前 側面に排気ポートを配置し、その排気ポートに接続された排気マニホールドを下 向きに延出し、この排気マニホールドに接続された適宜排気管系をエンジンの下 側に延出し、これらエンジンに固定された排気管系の先端にエンジンの下側位置 でフレキシブルチューブを接続することによってエンジン振動の排気管への伝達 を遮断し、フレキシブルチューブの後端に車体下部に車体前後方向に配設された 排気管の前端を接続し、この排気管の前端部及び適宜箇所を車体にて弾性支持し たものが知られている。このような構成により、エンジンの振動が排気管に伝達 されて共振し、排気管の振動が支持装置を介して車体に伝達されて不快な振動音 が発生するのを防止している。
【0003】 上記排気管の前端部及び適宜箇所の支持装置の具体構成例としては、図4に示 すように、前端にフレキシブルチューブ32が接続された排気管31の前端部に フック部材33を固着し、排気管31の両側に位置するフック部材33の支持部 33aをそれぞれOリング状のハンガーゴム34を介して車体側のハンガー部材 35にて支持したものが知られている。
【0004】 また、実開平2−76521号公報には、排気管にその両側に延びるステー部 材を固着し、ステー部材の両端部を弾性支持体にて弾性支持したものが開示され ている。その弾性支持体は、取付筒体の外周に環状弾性体を配設して構成され、 取付筒体を車体側にボルト固定し、環状弾性体の外周の上下方向中間部にステー 部材の端部を外嵌係合させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記図4に示したような排気管支持装置の構成では、上述の如く排 気管31をフレキシブルチューブ32を介してエンジン側に接続しているため、 エンジン側からの振動は遮断できるが、そのためフック部材33とハンガーゴム 34を用いた排気管31の支持装置では排気管31の挙動を効果的に制限するこ とができず、支持強度上問題を生じたり、また例えば車体後部において燃料タン クと排気管の間に大きなスペースを確保できない場合に燃料タンクと干渉する恐 れがある等、車体側と干渉する恐れがあるという問題があった。
【0006】 また、上記公報に開示された支持装置では、弾性支持体にて排気管の挙動を制 限できるが、ステー部材や、取付筒体と複雑な形状・構造の環状弾性体から成る 弾性支持体を用いているので構成が複雑でコスト高になるという問題がある。
【0007】 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、車体下部に配設されるとともにフ レキシブルチューブに接続された排気管の前端部をその挙動を制限して支持でき かつ安価な排気管支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車体下部に車体前後方向に配設され、かつその前端に接続されたフ レキシブルチューブを介してエンジン側に固定された排気管系に接続されている 排気管の前端部を車体前部の部材にて支持する排気管支持装置において、排気管 の前端部に排気管の両側部に支持部を形成した支片を固定し、弾性体の対向側面 に取付板を固着しかつ両取付板の一方向又は互いに直交する二方向への相対変位 を規制するストッパ部を設けた一対の弾性支持体を設けるとともにその取付板を 支片の支持部と車体前部のクロスメンバに固定し、かつ両弾性支持体のストッパ 部を互いに反対方向に配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】 本考案によれば、排気管の前端部が支片と弾性支持体を介してその両側で車体 前部のクロスメンバにて弾性支持されるので高い防振効果が確保され、またその 弾性支持体が弾性体の対向側面に取付板を固着した簡単な構成であるため安価に 構成でき、かつ弾性支持体に一方向又は互いに直交する二方向の簡単な構成のス トッパ部を設け、それを排気管の両側で互いに反対方向に配置したことにより排 気管が前後又は左右、又はその両方向に大きく移動するのを確実に制限すること ができ、排気管の周囲に大きなスペースを確保しなくても車体と干渉する恐れを 無くすことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照して説明する。
【0011】 図1、図2において、1は車体下部に車体前後方向に配設された排気管であり 、その前端部は車体前部におけるエンジン3の後部に配設されたクロスメンバ2 の上部位置まで延出されている。このクロスメンバ2は、左右のサスペンション (図示せず)間を一体連結するサスペンションメンバにて構成されている。排気 管1の前端にはフレキシブルチューブ5が接続され、このフレキシブルチューブ 5を介してエンジン3側に固定された排気マニホールドやフロントパイプ等の排 気管系4に接続されている。
【0012】 排気管1は、車体下部の車幅方向中央部を後方に向けて延設され、車体後部に 配設された燃料タンク6の手前位置で側方に屈曲され、燃料タンク6を避けて車 体後端に向けて延出されている。なお、排気管1の途中には排気浄化触媒やマフ ラー等が配設されているが、図2では図示を省略している。
【0013】 この排気管1の前端部は排気管支持装置11を介してクロスメンバ2にて支持 されている。なお、排気管1のその他の適当箇所は、図示していないが、この排 気管支持装置11と同様の支持装置、又は図4に示したようなフック部材とハン ガゴムにて支持されている。
【0014】 排気管支持装置11の構成を説明すると、図1に示すように、排気管1の前端 部に倒立Ω状の支片12が溶接にて固着され、その両端の支持部13が排気管1 の両側部に配設されている。各支持部13は弾性支持体14を介してクロスメン バ2に固定されている。弾性支持体14は、図3に示すように、弾性体15の対 向側面に一対の取付板16、17が一体的に固着され、かつ各取付板16、17 の中央に支持部13又はクロスメンバ2に締結固定するためのボルト18が突設 されるとともに一方の取付板16には回り止め用の突部19が突出されている。
【0015】 又、一方の取付板16の一端が長く延出されてその先端に係合片21が立ち上げ 形成されるとともに他方の取付板17の一端が少し延出されて係合片21との間 に適当間隔を設けて係合片22が垂下形成され、これら係合片21、22にてス トッパ部20が形成されている。なお、係合片22の係合片21との対向面には 緩衝ゴム23が固着されている。そして、一方の支持部13を固定した弾性支持 体14のストッパ部20は後方に配置されるとともに、他方の支持部13を固定 した弾性支持体14のストッパ部20は反対に前方に配置されている。
【0016】 以上の構成において、排気管1の前端部が支片12と弾性支持体14を介して その両側で車体前部のクロスメンバ2にて弾性支持されるので高い防振効果が確 保される。また、取付板16、17に形成された係合片21、22にて取付板1 6、17の一方向への一定量以上の相対移動を規制するストッパ部20が構成さ れ、そのストッパ部20が排気管1の両側で互いに反対方向の前後に配置されて いることにより、排気管1が前後方向に大きく移動するのを確実に制限すること ができ、図2に示すように、排気管1を燃料タンク6の前方で屈曲させて回避し ている場合に、燃料タンク6の前端と排気管1との間のスペースを大きく確保し なくても排気管1と燃料タンク6の干渉する恐れはなく、排気管1の配置スペー スを小さくできてコンパクトに構成することができる。更に、弾性支持体14は 弾性体15の対向側面に取付板16、17を固着した簡単な構成であるため安価 に構成することができる。
【0017】 なお、上記実施例では両弾性支持体14のストッパ部20を前後に配置した例 を示したが、排気管1の左右方向の移動を特に規制する必要がある場合はストッ パ部20を左右に配置すればよい。さらに、上記実施例の弾性支持体14のスト ッパ部20は取付板16、17の一端に係合片21、22を形成して一方向への 相対移動を規制するように形成した例を示したが、取付板16、17にそれぞれ 隣り合う2辺から平面視L字状の係合片を形成し互いに直交する二方向の相対移 動を規制するストッパ部を形成した弾性支持体を用い、排気管1の両側の弾性支 持体のストッパ部を互いに反対方向に配置すると、排気管1の前端部の前後方向 及び左右方向の移動を防止することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の排気管支持装置によれば、排気管の前端部が支片と弾性支持体を介し てその両側で車体前部のクロスメンバにて弾性支持されるので高い防振効果を確 保でき、また弾性支持体に一方向又は互いに直交する二方向の簡単な構成のスト ッパ部を設け、それを排気管の両側で互いに反対方向に配置したことにより排気 管が前後又は左右、又はその両方向に大きく移動するのを確実に制限することが でき、排気管の周囲に大きなスペースを確保しなくても車体と干渉する恐れを無 くすことができ、更にその弾性支持体が弾性体の対向側面に取付板を固着した簡 単な構成であるため安価に構成できる等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排気管支持装置の一実施例の斜視図で
ある。
【図2】同実施例の排気管の配設状態を示す全体平面図
である。
【図3】同実施例における弾性支持体を示し、(a)は
正面図、(b)は(a)の下面図である。
【図4】従来例の排気管支持装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 排気管 2 クロスメンバ 5 フレキシブルチューブ 11 排気管支持装置 12 支片 13 支持部 14 弾性支持体 15 弾性体 16 取付板 17 取付板 20 ストッパ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に車体前後方向に配設され、か
    つその前端に接続されたフレキシブルチューブを介して
    エンジン側に固定された排気管系に接続されている排気
    管の前端部を車体前部の部材にて支持する排気管支持装
    置において、排気管の前端部に排気管の両側部に支持部
    を形成した支片を固定し、弾性体の対向側面に取付板を
    固着しかつ両取付板の一方向又は互いに直交する二方向
    への相対変位を規制するストッパ部を設けた一対の弾性
    支持体を設けるとともにその取付板を支片の支持部と車
    体前部のクロスメンバに固定し、かつ両弾性支持体のス
    トッパ部を互いに反対方向に配置したことを特徴とする
    排気管支持装置。
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JP2579828Y2 JP2579828Y2 (ja) 1998-09-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100884850B1 (ko) * 2007-09-14 2009-02-23 지엠대우오토앤테크놀로지주식회사 자동차 배기파이프 지지장치
JP2018135871A (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 いすゞ自動車株式会社 線状部材取付ブラケット

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