JP3168631B2 - エンジンの吸気系構造 - Google Patents

エンジンの吸気系構造

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JP3168631B2 JP27853891A JP27853891A JP3168631B2 JP 3168631 B2 JP3168631 B2 JP 3168631B2 JP 27853891 A JP27853891 A JP 27853891A JP 27853891 A JP27853891 A JP 27853891A JP 3168631 B2 JP3168631 B2 JP 3168631B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの吸気系構造
に係り、特に軽量化を図り得てエンジンの振動の発生を
低減し得るエンジンの吸気系構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンの吸気系構
造としては、例えば、図5に示すものがある。図におい
て、102はエンジン、104はシリンダブロック、1
06はシリンダヘッド、108はオイルパン、110は
吸気マニホルドである。エンジン102は、図示しない
車両の前側に搭載されている。また、吸気マニホルド1
10は、サージタンク部112と複数本のマニホルド部
114とを一体的に形成されている。
【0003】このエンジン102の吸気系構造は、図示
しないエアクリーナに接続されるスロットルボディにサ
ージタンク部112を接続して設けるとともに、マニホ
ルド部114をシリンダヘッド106に接続して設けて
いる。したがって、吸気マニホルド110は、サージタ
ンク部112とともにマニホルド部114をエンジン1
02側に支持して設けている。
【0004】また、車両等に搭載されるエンジンの吸気
系構造としては、例えば、図3・図4に示すものがあ
る。図において、202はエンジン、204はシリンダ
ブロック、206はシリンダヘッド、208はオイルパ
ン、210は吸気マニホルドである。エンジン202
は、図示しない車両の中央後側に搭載されている。ま
た、吸気マニホルド210は、サージタンク部212と
4本のマニホルド部214とを一体的に形成されてい
る。
【0005】このエンジン202の吸気系構造は、上流
端に設けたエアクリーナ216に筒状の振動吸収部材2
18を介してスロットルボディ220を接続して設け、
このスロットルボディ220にサージタンク部212を
接続して設けるとともに、マニホルド部214をシリン
ダヘッド206に接続して設けている。したがって、吸
気マニホルド210は、サージタンク部212とともに
マニホルド部214をエンジン202側に支持して設け
ている。なお、符号222は、クロスメンバ等の車体構
成部材である。この車体構成部材222には、エアクリ
ーナ216を支持具224により支持して設けている。
【0006】このようなエンジンの吸気系構造として
は、実開昭57−25128号公報や実開平1−115
866号公報に開示のものがある。実開昭57−251
28号公報に開示のものは、エンジンのヘッドカバーに
支持されるサージタンクにおいて、このサージタンクを
防振部材を介して前記ヘッドカバーに支持して設けたも
のである。また、実開平1−115866号公報に開示
のものは、スロットルボディを吸気マニホルドに接続す
るエンジンにおいて、スロットルボディと吸気マニホル
ドとの間に断面U字形状の環状防振部材を介設したもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図5に
示す従来のエンジン102の吸気系構造においては、吸
気マニホルド110をサージタンク部112とマニホル
ド部114とから一体的に形成している。また、このエ
ンジン102は、図示しない車両の前側に搭載されてい
る。そこで、吸気マニホルド110は、エンジン102
の後側にエンジン102よりも少許上方に位置させて配
設している。
【0008】ところが、図5に示す吸気系構造において
は、マニホルド部114の長さを充分に確保しようとす
ると、レイアウトの関係からマニホルド部114を湾曲
させる必要がある。また、マニホルド部114を長くし
ようとすると、剛性を高めるための厚肉化やスティフナ
等による重量の増加を招く不都合があるとともに、振動
の原因となる不都合がある。
【0009】また、前記図3・図4に示す従来のエンジ
ン202の吸気系構造においては、図5と同様に、吸気
マニホルド210をサージタンク部212とマニホルド
部214とから一体的に形成している。また、エンジン
202は、図示しない車両の中央後側に搭載されてい
る。そこで、吸気マニホルド210は、エンジン202
の後側にエンジン202と略同一高さに位置させて配設
している。
【0010】ところが、図3・図4に示す吸気系構造に
おいては、マニホルド部214の長さを充分に確保しよ
うとすると、高さに制約を受けることにより、長くでき
ない不都合がある。即ち、図4に示す如くエンジン20
2を前側に傾倒させて吸気系を後側に配置したとして
も、高さの制約を受けることにより図5に示す如くマニ
ホルド部220を湾曲させることができず、充分な長さ
を確保できない不都合がある。また、マニホルド部21
4を長くしようとすると、剛性を高めるための厚肉化や
スティフナ等による重量の増加を招く不都合があるとと
もに、振動の原因となる不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、サージタンク部とマニホルド
部とからなる吸気マニホルドを備え、車両の中央後側に
位置させて前傾して搭載したエンジンの吸気系構造にお
いて、前記吸気マニホルドをサージタンク部とマニホル
ド部とに分離して、前方に位置した前記エンジンと後方
に位置したマフラとの間で且つ前記エンジンと略同一高
さに設けるとともに、分離されたサージタンク部とマニ
ホルド部とを振動吸収部材を介して接続して設け、スロ
ットルボディを前記マニホルド部のエンジン側支持部と
前記振動吸収部材との間に設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、吸気マニホルドをサ
ージタンク部とマニホルド部とに分離して設けるととも
に分離されたサージタンク部とマニホルド部とを振動吸
収部材を介して接続して設けたことにより、マニホルド
部を長くしても剛性を高めるための厚肉化等を要せず、
振動を抑制し得る。また、スロットルボディを、マニホ
ルド部のエンジン側支持部と振動吸収部材との間に設け
たので、エンジン本体により近づけてレイアウト可能で
ある。さらに、吸気マニホルドが、車両の中央後側に位
置させて前傾したエンジンとこのエンジンの後側に位置
したマフラとの間にレイアウトされ、且つエンジンと略
同一高さであるので、吸気系、排気系を含めたエンジン
がコンパクトに搭載可能である。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1・図2は、この発明の実施
例を示すものである。図において、2はエンジン、4は
シリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はオイルパ
ン、10は吸気マニホルドである。このエンジン2は、
図示しない車両の中央後側に前側に傾倒させて搭載して
いる。また、吸気マニホルド10は、サージタンク部1
2と4本のマニホルド部14とからなる。
【0014】前記エンジン2には、吸気系を後側に配置
している。このエンジン2の吸気系構造は、吸気マニホ
ルド10を、前方に位置したエンジン2とこのエンジン
2の後方に位置したマフラ30との間に位置させて且つ
エンジン2と略同一高さに位置させて配設している。こ
の吸気マニホルド10は、サージタンク部12と4本の
マニホルド部14とに分離して設けている。分離された
サージタンク部12とマニホルド部14とは、筒状の振
動吸収部材16を介し接続して設けている。この振動吸
収部材16は、弾性素材により蛇腹状に形成されてい
る。
【0015】前記サージタンク部12は、クロスメンバ
等の車体構成部材18に図示しない支持具により支持し
て設けている。このサージタンク部12は、上流側をエ
アクリーナ20に接続して設けるとともに、下流側を前
記振動吸収部材16を介して各マニホルド部14に接続
して設けている。各マニホルド部14は、上流側に前記
振動吸収部材16が接続される振動吸収部材側接続部1
7を設け、下流側に前記エンジン2のシリンダヘッド6
に接続されるエンジン側支持部19を設け、このエンジ
ン側支持部19と前記振動吸収部材16が接続される振
動吸収部材側接続部17との間にスロットルバルブ(図
示せず)を内蔵したスロットルボディ22を介装して設
け、下流側のエンジン側支持部19をシリンダヘッド6
に接続して設けている。これにより、吸気マニホルド1
0は、サージタンク部12を車体(図示せず)側に支持
して設けるとともにマニホルド部14をエンジン2側に
支持して設けている。
【0016】なお、この実施例においては、4本のマニ
ホルド部14を2本づつに分けるとともに2本のマニホ
ルド部14の途中に介装した2個のスロットルボディ2
2を一体化することにより、4本のマニホルド部14を
2本づつの2群に集合して設けている。また、このエン
ジン2には、排気マニホルド24と排気管26と触媒コ
ンバータ28とマフラ30とテールパイプ32とから構
成される排気系を設けている。
【0017】このように、このエンジン2の吸気系構造
においては、吸気マニホルド10をサージタンク部12
とマニホルド部14とに分離して設けるとともに分離さ
れたサージタンク部12とマニホルド部14とを振動吸
収部材16を介して接続して設けている。これにより、
マニホルド部14を長くしても剛性を高めるための厚肉
化等を要せず、振動を抑制することができる。また、吸
気マニホルド10は、サージタンク部12を車体側に支
持して設けるとともにマニホルド部14をエンジン2側
に支持して設けたことにより、マニホルド部12の支持
剛性を高めることができ、振動を抑制することができ
る。
【0018】このため、マニホルド部14の剛性を高め
るための厚肉化等を要せず、マニホルド部14の支持剛
性を高め得て、また、振動を抑制し得ることにより、軽
量化を図り得て、エンジン2の振動の発生を低減するこ
とができる。また、スッロトルボディ22を、マニホル
ド部14のエンジン側支持部19と振動吸収部材16が
接続される振動吸収部材側接続部17との間に設けたの
で、エンジン本体により近づけてレイアウト可能であ
る。これにより、エンジン2の要求した吸気量を忠実
に、且つ正確に測定可能である。さらに、吸気マニホル
ド10が、車両の中央後側に位置させて前傾したエンジ
ン2とこのエンジン2の後側に位置したマフラ30との
間にレイアウトされ、且つエンジン2と略同一高さであ
るので、吸気系、排気系を含めたエンジン2がコンパク
トに搭載可能である。これにより、エンジン2の搭載位
置を、車両の中央後側にレイアウトした場合でも、高さ
方向の制約を受けながらもマニホルド部14の長さを長
く取ることが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなように、こ
の発明によれば、吸気マニホルドをサージタンク部とマ
ニホルド部とに分離して設けるとともに分離されたサー
ジタンク部とマニホルド部とを振動吸収部材を介して接
続して設けたことにより、マニホルド部を長くしても剛
性を高めるための厚肉化等を要せず、振動を抑制し得
る。また、スロットルボディを、マニホルド部のエンジ
ン側支持部と振動吸収部材との間に設けたので、エンジ
ン本体により近づけてレイアウト可能である。これによ
り、エンジンの要求した吸気量を忠実に、且つ正確に測
定可能である。さらに、吸気マニホルドが、車両の中央
後側に位置させて前傾したエンジンとこのエンジンの後
側に位置したマフラとの間にレイアウトされ、且つエン
ジンと略同一高さであるので、吸気系、排気系を含めた
エンジンがコンパクトに搭載可能である。これにより、
エンジンの搭載位置を、車両の中央後側にレイアウトし
た場合でも、高さ方向の制約を受けながらもマニホルド
部の長さを長く取ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンの吸気系構造
の平面図である。
【図2】図1のエンジンの吸気系構造の側面図である。
【図3】従来例を示すエンジンの吸気系構造の平面図で
ある。
【図4】図3のエンジンの吸気系構造の側面図である。
【図5】別の従来例を示すエンジンの吸気系構造の側面
図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 オイルパン 10 吸気マニホルド 12 サージタンク部 14 マニホルド部 16 振動吸収部材 18 車体構成部材 20 エアクリーナ 22 スロットルボディ 24 排気マニホルド 26 排気管 28 触媒コンバータ 30 マフラ 32 テールパイプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−265347(JP,A) 特開 昭56−72229(JP,A) 特開 平2−175488(JP,A) 実開 昭57−25128(JP,U) 実開 平1−61451(JP,U) 実開 昭58−165254(JP,U) 実開 昭59−179271(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/16 F02M 35/10 F02M 35/104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サージタンク部とマニホルド部とからな
    る吸気マニホルドを備え、車両の中央後側に位置させて
    前傾して搭載したエンジンの吸気系構造において、前記
    吸気マニホルドをサージタンク部とマニホルド部とに分
    離して、前方に位置した前記エンジンと後方に位置した
    マフラとの間で且つ前記エンジンと略同一高さに設ける
    とともに、分離されたサージタンク部とマニホルド部と
    を振動吸収部材を介して接続して設け、スロットルボデ
    ィを前記マニホルド部のエンジン側支持部と前記振動吸
    収部材との間に設けたことを特徴とするエンジンの吸気
    系構造。
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