JP3376698B2 - 自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバーの取付構造 - Google Patents

自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバーの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車の排気管接
続部分における化粧用カバー取付構造に関する。詳しく
は、自動二輪車の排気管の構成部材であるエキゾースト
パイプとマフラーとの接続部分における化粧用カバーの
取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車の排気管の構成部材であるエ
キゾーストパイプとマフラーとは、接続部材である締め
金によって接続される。ところで、エキゾーストパイプ
とマフラーとの接続部分には、外観を良くするために化
粧用カバーが取り付けられることがある。 【0003】図6および図7はそのような化粧用カバー
が取り付けられた排気管Aを示しており、図6は全体斜
視図、図7は図6のVII−VII線断面図である。これらの
図からわかるように、従来にあっては、エキゾーストパ
イプaとマフラーbとを締め金cで締め付けた後、エキ
ゾーストパイプaとマフラーbとの接続箇所を化粧用カ
バーdで覆い、該接続箇所が外部から見えないようにし
ていた。 【0004】締め金cは、上記接続箇所を覆うための帯
体c1と帯体c1を締め付けるための締付けボルトfとか
らなり、ボルトfを締め付けることで、締め金cの帯体
にエキゾーストパイプaとマフラーbとを接続のた
めに締め付ける締付力が生じるようになっている。 【0005】また、化粧用カバーdは、締め金cにボル
トeによって固定される。しかしながら、このようにボ
ルト締めによる化粧用カバーdの締め金cへの取り付け
は、ボルトeの分だけ部品点数が増え、また組立工数が
増大してしまうという問題があった。 【0006】そこで、ボルトeの代わりに溶接によって
化粧用カバーdの締め金cへの取り付けを為す場合があ
る。ところが、溶着にしろボルト締めにしろ、これらに
よって化粧用カバーdが締め金cに固着されると、締め
金cによる締めがしにくくなるという問題があった。こ
れは、締め金cの締付力は、通常、エキゾーストパイプ
aとマフラーbとをそれらの周囲においてズボンのベル
トを締めるように半径方向外側から内側に向けてかかる
ようになっているが、上記固着箇所が、図7からわかる
ように締め金cの周方向におけるほぼ対向箇所にあるた
め、固着箇所間に亘って存在する化粧用カバーdの剛性
によって、締め金cの帯体cが締まりにくくなるから
である。 【0007】そこで、化粧用カバーが取り付けられた締
め金であってもその締まりの良い締め金の提供が望まれ
ていた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、自動二輪車の排気管の構成部材であるエ
キゾーストパイプとマフラーとの連結部分に化粧用カバ
ーを用いた場合でも、この化粧用カバーによってエキゾ
ーストパイプとマフラーとの連結をするための締め金の
締付力が弱まらないようにすることができる新規な自動
二輪車の排気管接続部分におけるカバー取付構造を提供
することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の排気管接続部分におけるカバー取付構造は、筒状に丸
められた形状の帯体及びこの帯体を締め付けるための締
め付けボルトからなる締め金でエキゾーストパイプとマ
フラーとを連結してなる排気管の接続部分に、この接続
部分が外部から見えないように化粧用カバーを溶着した
自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバーの取
付構造において、上記化粧用カバーは、エキゾーストパ
イプとマフラーとの接続部分から所定距離離間した状態
で取り付けられているとともに、その化粧用カバーから
エキゾーストパイプ又はマフラーの径方向断面形状をほ
ぼL字形に形成した2つの脚部を延ばし、それら脚部の
うちの一方を上記締め金に溶着し、かつ、他方をエキゾ
ーストパイプ又はマフラーに溶着して上記締め金に与え
る化粧用カバーの剛性を小さくすることにより、その締
め金の前記接続部分への締付力が弱まらないようにした
ことを特徴としている。 【0010】 【作用】したがって、発明自動二輪車の排気管接続部分
における化粧用カバーの取付構造によれば、化粧用カバ
ーがエキゾーストパイプまたはマフラーのいずれか、お
よびエキゾーストパイプとマフラーとを接続するための
締め金に対して溶着するようにしたので、締め金に対す
る化粧用カバーの溶着箇所は一か所だけになる。このた
め、締め金に対する化粧用カバーの剛性による影響が小
さいため、締め金が締まりにくくなるということがな
い。 【0011】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明自動二輪車の
排気管接続部分における化粧用カバーの取付構造1を図
示した実施例に従って詳細に説明する。図1は本発明に
係る自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバー
の取付構造を採用した自動二輪車の排気管を示す全体斜
視図、図2は接続部分の分解斜視図、図3は図2のIII
−III線端面図、図4は図2のIV−IV線端面図、図5は
図2のV−V線端面図である。 【0012】自動二輪車の排気管2は、図1で示すよう
にエキゾーストパイプ4と、マフラー6と、エキゾース
トパイプ4とマフラー6とを連結する金属製の締め金8
と、エキゾーストパイプ4とマフラー6との接続部分1
0を化粧して接続部分10が外部から見えないようにす
る化粧用カバー12とからなる。 【0013】エキゾーストパイプ4は、4本のパイプ1
1〜194からなるパイプ部20とパイプ集合部22と
からなる。パイプ部20の各パイプ191〜194の前側
端231〜234は、図示しない多気筒エンジンのシリン
ダーに各々接続され、後側端23’1〜23’4は、パイ
プ集合部22に集合される。 【0014】パイプ集合部22の後端部22rはパイプ
状を呈しており(図2参照)、該後端部22rには偏平
筒状のカラー29が固く内嵌されており、これより後端
部22rがマフラー6のジョイント部30よりも径大に
なるようにされている。そして、カラー29には、図示
しないガスケットや、このガスケットの移動を阻止する
ためのストッパ等とともに、マフラー6のジョイント部
30が差し込まれる。そして、締め金8でカラー29と
ジョイント部30とを固定することによって、エキゾー
ストパイプ4とマフラー6とが一体的に連結接続され
る。このように接続部分10では、上記のように、径の
異なる、パイプ集合部22の後端部22r、カラー29
およびマフラー6のジョイント部30などが接合されて
いるため段差が生じるようになる。そして、この段差お
よび締め金8の存在を外部から見えなくするものが、前
記化粧用カバー12である。なお、カラー29の周壁に
は、軸芯方向に沿った複数のスリット31・31…が等
間隔で形成されている。 【0015】締め金8は、接続箇所10に巻着される筒
状に丸められた形状の帯体34と帯体34を締め付ける
ための締付けボルト36とからなる。ボルト36を締め
付けることで、帯体34にエキゾーストパイプ4とマフ
ラー6とを締め付ける締付力が生じる。 【0016】化粧用カバー12は、接続部分10を覆う
カバー部12cと、脚38・40とからなる。カバー部
12cは、図2乃至図5からわかるように、円筒形の一
部を長手方向に切り欠いて形成したごときカバー体であ
って、その長手方向に沿った一方の端縁12aと他方の
端縁12bとは、図4に示すように内側に曲げられて庇
片12a’と12b’とされている。そして庇片12
a’の中央部、および庇片12b’のエキゾーストパイ
プ4側の端部には、それぞれ脚38および脚40が一体
形成されている(図2、図3および図5参照)。 【0017】脚38と脚40とは、同形状をしているた
め、脚38についてこれを詳述すると、脚38は、断面
でほぼL字形をしており、庇片12a’から接続部分1
0側に延びる脚部38aと、締め金8の曲率に併せて湾
曲されかつ脚部38aの下端から脚部38aに対して鈍
角な関係の足部38bとからなる。なお、同様に脚40
にも脚部40aと足40bとがある。 【0018】これら脚38・40を介して、カバー部1
2cが接続部分10から所定距離離間した状態で取り付
けられる。この離間距離を適宜設定することで、排気管
2の接続部分10を太くしたり細くしたりして意匠的な
変化を付けることもできる。なお、この実施例では、エ
キゾーストパイプ4の後端部22rおよびマフラー6の
ジョイント部30と、接続部分10との間にほぼ段差の
なくなるように脚部38a・40aの長さを設定したの
で、排気管2の接続部分10を含む中央部分は、全体と
してストレートでスマートな形状な感じを与えるように
なっている。 【0019】また、化粧用カバー12の取り付けは、脚
38および脚40の足部38bおよび足部40bをそれ
ぞれ締め金8およびエキゾーストパイプ4の後端部22
rに溶接することによってなされる。そして、この実施
例では脚40をエキゾーストパイプ4の後端部22rに
溶接したものとして示したが、脚40をマフラー6のジ
ョイント部30に対応させて溶接するようにしてもよ
い。 【0020】しかして、自動二輪車の排気管接続部分に
おける化粧用カバーの取付構造1によれば、従来技術の
項で述べたように締め金8の周方向におけるほぼ対向箇
所では化粧用カバー12が固着されることはなく、化粧
用カバー12が固着されるのは、エキゾーストパイプ4
またはマフラー6のいずれかに対し、および締め金8に
対してされるようにしたので、締め金8に対しての化粧
用カバー12の溶着箇所は、一か所だけになる。したが
って、締め金8に対する化粧用カバー12の剛性による
影響が小さくなるため、締め金8が締まりにくくなると
いうことがない。 【0021】したがって、エキゾーストパイプ4とマフ
ラー6との連結部分10に化粧用カバー12を用いた場
合でも、化粧用カバー12によってエキゾーストパイプ
4とマフラー6との連結をするための締め金8の締付力
が弱まらないようにすることができる。 【0022】 【発明の効果】自動二輪車の排気管の構成部材であるエ
キゾーストパイプとマフラーとの連結部分に化粧用カバ
ーを用いた場合でも、この化粧用カバーによってエキゾ
ーストパイプとマフラーとの連結をするための締め金の
締付力が弱まらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動二輪車の排気管接続部分にお
ける化粧用カバーの取付構造を採用した自動二輪車の排
気管を示す全体斜視図である。 【図2】接続部分の分解斜視図である。 【図3】図2のIII−III線端面図である。 【図4】図2のIV−IV線端面図である。 【図5】図2のV−V線端面図である。 【図6】従来の化粧用カバーの取付構造を説明するため
の排気管の全体斜視図である。。 【図7】図7は図6のVII−VII線端面図である。 【符号の説明】 1 自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバ
ーの取付構造 2 排気管 4 エキゾーストパイプ 6 マフラ 8 締め金 10 接続部分 12 化粧用カバー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 筒状に丸められた形状の帯体及びこの帯
    体を締め付けるための締め付けボルトからなる締め金
    エキゾーストパイプとマフラーとを連結してなる排気管
    の接続部分に、この接続部分が外部から見えないように
    化粧用カバーを溶着した自動二輪車の排気管接続部分に
    おける化粧用カバーの取付構造において、 上記化粧用カバーは、エキゾーストパイプとマフラーと
    の接続部分から所定距離離間した状態で取り付けられて
    いるとともに、その化粧用カバーからエキゾーストパイ
    プ又はマフラーの径方向断面形状をほぼL字形に形成し
    た2つの脚部を延ばし、それら脚部のうちの一方を上記
    締め金に溶着し、かつ、他方をエキゾーストパイプ又は
    マフラーに溶着して上記締め金に与える化粧用カバーの
    剛性を小さくすることにより、その締め金の上記接続部
    分への締付力が弱まらないようにしたことを特徴とする
    自動二輪車の排気管接続部分における化粧用カバーの取
    付構造。
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