JPH0229219Y2 - - Google Patents

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JPH0229219Y2
JPH0229219Y2 JP9487288U JP9487288U JPH0229219Y2 JP H0229219 Y2 JPH0229219 Y2 JP H0229219Y2 JP 9487288 U JP9487288 U JP 9487288U JP 9487288 U JP9487288 U JP 9487288U JP H0229219 Y2 JPH0229219 Y2 JP H0229219Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
flange
metal bellows
exhaust pipe
expansion joint
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JP9487288U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は排気管伸縮継手に関し、特に蛇腹状
の金属ベローズと、金属ベローズの内側に配置さ
れた内筒とを具え、内筒の内部空間を排気ガスが
通過するようになつた排気管伸縮継手に関するも
のである。
〔従来技術〕
一般に、この種の排気管伸縮継手は、第2図に
示すように構成されている。
第2図に示す排気管伸縮継手は、たとえば、大
型または中型のデイーゼル機関(あるいはガソリ
ン機関)に適用されるものであつて、一端のフラ
ンジ15はデイーゼル機関の排気集合管(図示し
ない)にボルト21で固定され、他端のフランジ
16に排気管(図示しない)にボルト22で固定
されるようになつている。
フランジ15と、フランジ16に一体に設けら
れた補助フランジ23との間には、中間部にスペ
ーサ19を具えた金属ベローズ17,17が取付
けられ、金属ベローズ17,17の内側にはフラ
ンジ16および補助フランジ23に固着された内
筒18が配置され、また金属ベローズ17,17
の外側には補助フランジ23に取付けられたカバ
ー20が設けられている。
そして、このように構成された排気管伸縮継手
は、デイーゼル機関から排出された高温の排気ガ
スを、大気に放出させるため第2図に示す矢印に
したがつて排気管に導くものであり、その際、フ
ランジ15が固定された排気集合管およびフラン
ジ16が固定された排気管の熱膨張および振動等
による変位を、金属ベローズ17,17によつて
吸収するものである。
しかしながら、このような従来のものにあつて
は、デイーゼル機関から排出された排気ガスの一
部が、第2図に矢印Aで示すように、内筒18の
下端とフランジ15との間の隙間を通つて、金属
ベローズ17,17と内筒18との間の空間部2
4に侵入することが避けられないため、空間部2
4に侵入した排気ガスが金属ベローズ17,17
の表面に付着、推積して、排気ガス中の硫黄分と
水分とによつて生成される硫酸が金属ベローズ1
7,17を腐食させ、その結果、短期間でガス漏
れを起こすという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決して、排気ガスによる金属ベローズの腐
食を防止することのできる排気管伸縮継手を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記のような問題点を解決するため
に、蛇腹状の金属ベローズと、前記金属ベローズ
の内側に配置された内筒と、前記金属ベローズに
連結し中央部に孔を有するフランジとを具え、前
記内筒の内部空間を排気ガスが通過するようにな
つた排気管伸縮継手において、前記フランジの孔
の周縁部分に環状の凹部を設け、その凹部内に前
記内筒端部を位置させ、さらに前記内筒の端部の
内周面に環状のじやま板を配設した手段を採用し
たものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、金属ベローズと内筒との間に形成される空
間部への排気ガスの侵入は、フランジの環状の凹
部とその凹部内に位置する内筒の端部と、内筒の
端部の内周面に配設されているじやま板とによつ
て阻止されることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による排気管伸縮継手の一
実施例が示されており、この排気管伸縮継手は、
たとえば、大型または中型のデイーゼル機関(あ
るいはガソリン機関)に適用されるものであつ
て、一端のフランジ1はデイーゼル機関の排気集
合管(図示しない)にボルト7で固定され、他端
のフランジ2に排気管(図示しない)にボルト8
で固定されるようになつている。
フランジ1と、フランジ2に一体に設けられた
補助フランジ10との間には、中間部にスペーサ
5を具えた金属ベローズ3,3が取付けられ、金
属ベローズ3,3の内側にはフランジ2および補
助フランジ10に固着された内筒4が配置され、
また金属ベローズ3,3の外側には補助フランジ
10に取付けられたカバー6が設けられている。
また、前記内筒4の端部はフランジ1の内側部
分に設けられた環状の凹部13内に位置し、この
環状の凹部13と凹部13内に位置する内筒4の
端部とによつてラビリンス構造12が形成されて
いる。さらに、内筒4の端部の内周面には、環状
のじやま板9が固定されている。
そして、このようなラビリンス構造12とじや
ま板9とによつて排気ガスが空間部11に侵入す
ることを防止するようになつている。
次に前記のものの作用について説明する。
まず、デイーゼル機関から排出された高温の排
気ガスは、第1図に示す矢印にしたがつて排気管
に導かれて大気に放出され、その際、フランジ1
が固定された排気集合管およびフランジ2が固定
された排気管の熱膨張および振動等による変位
は、金属ベローズ3,3によつて吸収される。
そして、金属ベローズ3,3と内筒4との間に
形成される空間部11内へ侵入しようとする排気
ガスは、内筒4の端部の内周面に設けられたじや
ま板9によつて形成される滞留部14に滞留させ
られるために、空間部11内への侵入を阻止され
ることとなり、さらにこの滞留部14をこえて空
間部11内へ侵入しようとする排気ガスは、フラ
ンジ1の環状の凹部13と内筒4の端部との間に
形成されるラビリンス構造12によつて阻止され
ることとなる。
このため排気ガス中の硫黄分と水分とによつて
生成される硫酸が金属ベローズ3,3を腐食させ
ることは未然に防止されることとなる。
しかも、排気集合管および排気管の熱膨張およ
び振動等で金属ベローズ3,3と内筒4とが相対
的に変位しても、内筒4の端部のじやま板9は、
軸線方向の相対変位に対しても半径方向の相対変
位に対しても何ら支障なく追随することとなる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
金属ベローズと内筒との間に形成される空間部に
排気ガスが侵入することを、内筒端部に設けじや
ま板と、フランジの環状の凹部と内筒の端部との
間に形成されるラビリンス構造とによつて阻止す
ることができ、そのため排気ガス中の硫黄分と水
分とによつて生成される硫酸が金属ベローズ腐食
させることを未然に防止することができ、その結
果、長期間にわたつてガス漏れを起こさない高品
質の排気管伸縮継手が得られるなどのすぐれた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による排気管伸縮継手の一実
施例を示す断面図、第2図は従来の排気管伸縮継
手の一例を示す断面図である。 1,15……フランジ、2,16……フラン
ジ、3,17……金属ベローズ、4,18……内
筒、5,19……スペーサ、6,20……カバ
ー、7,21……ボルト、8,22……ボルト、
9……じやま板、10,23……補助フランジ、
11,24……空間部、12……ラビリンス構
造、13……凹部、14……滞留部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛇腹状の金属ベローズと、前記金属ベローズの
    内側に配置された内筒と、前記金属ベローズに連
    結し中央部に孔を有するフランジとを具え、前記
    内筒の内部空間を排気ガスが通過するようになつ
    た排気管伸縮継手において、前記フランジの孔の
    周縁部分に環状の凹部を設け、その凹部内に前記
    内筒端部を位置させ、さらに前記内筒の端部の内
    周面に環状のじやま板を配設したことを特徴とす
    る排気管伸縮継手。
JP9487288U 1988-07-18 1988-07-18 Expired JPH0229219Y2 (ja)

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JP9487288U JPH0229219Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

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Publication Number Publication Date
JPH0218612U JPH0218612U (ja) 1990-02-07
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