JPH0227134Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0227134Y2
JPH0227134Y2 JP1987186185U JP18618587U JPH0227134Y2 JP H0227134 Y2 JPH0227134 Y2 JP H0227134Y2 JP 1987186185 U JP1987186185 U JP 1987186185U JP 18618587 U JP18618587 U JP 18618587U JP H0227134 Y2 JPH0227134 Y2 JP H0227134Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
metal bellows
exhaust pipe
exhaust gas
bellows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987186185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0191025U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987186185U priority Critical patent/JPH0227134Y2/ja
Publication of JPH0191025U publication Critical patent/JPH0191025U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0227134Y2 publication Critical patent/JPH0227134Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は排気管伸縮継手、すなわち、排気ガ
スの熱による排気管の膨張および振動等による変
位を吸収する排気管伸縮継手に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来、たとえば大型または中型のデイーゼル機
関では、第2図に示すような排気管伸縮継手が使
用されている。
この排気管伸縮継手は、図示しないデイーゼル
機関の排気集合管にボルト11で固定されるフラ
ンジ12と、図示しない排気管にボルト13で固
定されるフランジ14とを両端に具えている。
そして、フランジ12とフランジ14との間に
は蛇腹状の金属ベローズ15が中間部にスペーサ
16を介して設けられ、金属ベローズ15の内側
には内筒17が配置されて内筒17の内部空間が
排気ガスの通路となる一方、金属ベローズ15の
外側には筒状のカバー20が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のものにあつて
は、デイーゼル機関から排出された排気ガスは大
部分が内筒17の内部空間を通過して排気管に導
かれたうえ大気に放出されるが、排気ガスの一部
は矢印Bで示すように、内筒17の下端とフラン
ジ12との隙間を通り抜けて金属ベローズ15と
内筒17との間の環状空間19に侵入し、金属ベ
ローズ15の表面に付着、堆積するため、排気ガ
ス中に含まれる硫黄分と水分とから生成される硫
酸によつて金属ベローズ15が腐食してしまい、
その結果、短時間でガス洩れを起こすという問題
点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決して、排気ガスによる金属ベローズの腐
食を防止することのできる排気管伸縮継手を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記のような目的を達成するため、
蛇腹状の金属ベローズと、前記金属ベローズの内
側に配置された内筒とを具え、前記内筒の内部空
間を排気ガスが通過するようになつた排気管伸縮
継手において、前記内筒の両端を前記金属ベロー
ズの端部よりも外方まで延長し、この内筒の内側
または外側に、前記金属ベローズの端部よりも外
方まで延長した端部を有するとともに、前記金属
ベローズの伸縮にともなつて前記内筒に対して相
対移動する第2内筒を設けたものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、金属ベローズの内側には内筒と第2の内筒
とが二重に配置され、しかも、内筒と第2内筒と
は金属ベローズの両端よりも外方に延長されてい
るため、内筒または第2の内筒のうち外側に配置
されたものと金属ベローズとの間に形成される環
状空間には排気ガスが侵入しないこととなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による排気管伸縮継手の一
実施例が示されており、この排気管伸縮継手は、
図示しないデイーゼル機関の排気集合管にボルト
1で固定されるフランジ2と、図示しない排気管
にボルト3で固定されるフランジ4とを両端に具
え、フランジ2とフランジ4との間に、蛇腹状の
金属ベローズ5が中間部にスペーサ6を介して取
付けられている。
前記金属ベローズ5の内側には両端が金属ベロ
ーズ5の両端によりも外方に延長されている。内
筒7が配置され、内筒7は上端部がフランジ4と
一体に固定されて下端とフランジ2との間には隙
間が形成されている。
また、前記内筒7の内側には両端が前記金属ベ
ローズ5の両端よりも外方に延長されている第2
内筒8が配置され、第2内筒8は下端部がフラン
ジ2と一体に固着されて上端は自由端となつてい
る。
さらに、金属ベローズ5の外側には筒状のカバ
ー10が設けられている。
次に前記のものの作用について説明する。
デイーゼル機関から排出された排気ガスは第2
内筒8の内部空間を通過して排気管に導かれたう
え大気に放出される。
このとき第2内筒8が無いと仮定すると、排気
ガスの一部は内筒7の下端とフランジ2との間の
隙間を通り抜けて金属ベローズ5と内筒7との間
の環状空間9に侵入することになるが、第2内筒
8が前記隙間を塞いでいるため、排気ガスは矢印
Aで示すように第2内筒8の上方自由端から両内
筒7,8間の狭い空間を通り抜けなければ前記隙
間から環状空間9に侵入することができず、その
ため排気ガスが環状空間9に侵入することは防止
されることとなるものである。
しかも、この場合、前記内筒7および第2内筒
8は、その両端が前記金属ベローズ5の両端より
も外方に延長した長さとなつているので金属ベロ
ーズが伸長した場合であつても金属ベローズに対
向して内筒7と第2内筒8とが2重に対向してい
るので排気ガスが環状空間9に侵入することは確
実に阻止される。
したがつて、排気ガスが金属ベローズ5の表面
に付着、堆積した場合に発生する金属ベローズ5
の腐食は防止され、長期間にわたつてガス洩れの
発生は回避されることとなる。
また、前記内筒7と第2内筒8とが二重構造と
なるため、金属ベローズ5の温度は排気ガスの温
度に比べて大幅に低下し、そのため金属ベローズ
5の寿命が延びることとなる。
なお、前記実施例において第2内筒8を内筒7
の内側に配置したものを示したがこの考案はこれ
に限定することなく、内筒7の外側に第2内筒8
を配置してもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
金属ベローズと内筒または第2内筒のうち外側に
配置されたものとの間に形成される環状空間に排
気ガスが侵入することは、内筒および第2内筒の
両端が金属ベローズの両端よりも外方に延長され
ているので確実に防止することができ、そのため
排気ガスが金属ベローズの表面に付着・堆積した
場合に発生する金属ベローズの腐食を防止するこ
とができ、その結果、長期間にわたつてガス洩れ
の発生は回避することができるなどのすぐれた効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による排気管伸縮継手の一実
施例を示す断面図、第2図は従来の排気伸縮継手
の一例を示す断面図である。 1,11……ボルト、2,12……フランジ、
3,13……ボルト、4,14……フランジ、
5,15……金属ベローズ、6,16……スペー
サ、7,17……内筒、8……第2内筒、9,1
9……環状空間、10,20……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蛇腹状の金属ベローズと、前記金属ベローズの
    内側に配置された内筒とを具え、前記内筒の内部
    空間を排気ガスが通過するようになつた排気管伸
    縮継手において、前記内筒の両端を前記金属ベロ
    ーズの端部よりも外方まで延長し、この内筒の内
    側または外側に、前記金属ベローズの両端よりも
    外方まで延長した端部を有するとともに、前記金
    属ベローズの伸縮にともなつて前記内筒に対して
    相対移動する第2の内筒を設けたことを特徴とす
    る排気管伸縮継手。
JP1987186185U 1987-12-07 1987-12-07 Expired JPH0227134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987186185U JPH0227134Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987186185U JPH0227134Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0191025U JPH0191025U (ja) 1989-06-15
JPH0227134Y2 true JPH0227134Y2 (ja) 1990-07-23

Family

ID=31477426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987186185U Expired JPH0227134Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0227134Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849374U (ja) * 1981-09-30 1983-04-02 ソニー株式会社 磁気シ−トジヤケツト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849374U (ja) * 1981-09-30 1983-04-02 ソニー株式会社 磁気シ−トジヤケツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0191025U (ja) 1989-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5337559A (en) Supercharged multi-cylinder internal-combustion engine interior exhaust pipe
JPH0227134Y2 (ja)
JPH0326249Y2 (ja)
JPH0219546Y2 (ja)
JPH0227137Y2 (ja)
JPH0248656Y2 (ja)
JPS6050264A (ja) 内燃機関の吸気通路
JPH0229219Y2 (ja)
JPH0424233Y2 (ja)
JPH0238013Y2 (ja)
JPH0137150Y2 (ja)
JP3295467B2 (ja) 内燃機関の燃焼ガスシール構造
JPH0227135Y2 (ja)
JPS5913296Y2 (ja) 排気マニホ−ルド用ガスケツト
JPH0217140Y2 (ja)
JPH0227136Y2 (ja)
JPH0141901Y2 (ja)
JPH0130578Y2 (ja)
JPS636418Y2 (ja)
JPS6229610B2 (ja)
JPH0236890Y2 (ja)
JP2591062Y2 (ja) 排気マニホルドの取付構造
JPH0515533Y2 (ja)
JPS6014924Y2 (ja) 内燃機関の吸気管
JPH0227171Y2 (ja)