JP2517535Y2 - 排気管の支持構造 - Google Patents

排気管の支持構造

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JP2517535Y2
JP2517535Y2 JP9733090U JP9733090U JP2517535Y2 JP 2517535 Y2 JP2517535 Y2 JP 2517535Y2 JP 9733090 U JP9733090 U JP 9733090U JP 9733090 U JP9733090 U JP 9733090U JP 2517535 Y2 JP2517535 Y2 JP 2517535Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は排気管の支持構造に係り、特に熱変形対策
を維持しつつ触媒体の保持性能や触媒用ケースの剛性を
向上し得る排気管の支持構造に関する。
[従来の技術] 車両の内燃機関においては、内燃機関からの有害排気
を所定の気体構成、温度条件のもとで、触媒物質の作用
によって無害排気に変換するために、排気管途中に触媒
装置を設けている。この触媒装置は、一般に、排気と反
応する触媒を担体に保持させて構成した触媒体と、この
触媒体を保持する触媒用ケースと、この触媒用ケースと
触媒体間に介設する保持用サポータとからなる。
このような触媒装置としては、例えば実開昭57-13771
8号公報に開示されている。この公報に記載のものは、
触媒用ケースを二分割し、これ等分割したケースのフラ
ンジ同士を溶着し、フランジの外側に突出端を一体的に
設け、この突出端に遮熱板の端部を連結した構成であ
る。
ところで、この触媒装置を利用して、この触媒装置が
連結された排気管を支持する構造のものがある。
即ち、排気管の支持構造は、第10、11図に示す如く、
排気管102途中に2段触媒型の触媒装置104を介設し、こ
の触媒装置104の触媒用ケース106をアッパケース部108
−1とロアケース部108−2とに上下に二分割し、アッ
パケース部108−1の後段側の上面にブラケット110を溶
着し、このブラケット110に固定用取付具である取付ボ
ルト112、112を組付け、この取付ブラケット112、112に
弾性支持部材114を取付け、この弾性支持体14を車体あ
るいはパワーユニット等の固定部材116(同一振動系)
に取付けて構成されている。
第11、12図に示す如く、前記触媒装置は、例えば、イ
ンロータイプの触媒用ケース106を有し、触媒体118外面
を保持用サポータ120で覆い、この保持用サポート120外
面をアッパケース部108−1とロアケース部108−2とに
よって保持させ、アッパケース部108−1の両アッパケ
ースフランジ122−1、122−2とロアケース部108−2
の両ロアケース端部124−1、124−2とを、例えば、第
1溶接部126−1、126−2で溶着し、アッパケース部10
8−1の外周面にブラケット110を第2溶接部128−1、1
28−2で溶着し、触媒用ケース106を遮熱板として機能
するケースカバー130、つまりアッパケースカバー132−
1とロアケースカバー132−2とによって被包して構成
されている。
また、第10、11図に示す如く、排気の上流側の前段部
Aと下流側の後段部B間の触媒用ケース106には、熱変
形対策として、ケース溝134を形成しているとともに、
このケース溝134に対応させてアッパケースフランジ122
−1、122−2にはフランジ溝136−1、136−2を形成
している。
更に、前記アッパケース部108−1のアッパケースフ
ランジ122とロアケース部108−2の端部であるロアケー
スフランジ124とを連結する構造としては、第13図に示
す如く、アッパフランジ122の端部位とロアケースフラ
ンジ124の端部位とを第3溶接部138で溶着するものがあ
る。
一方、排気管(マフラ)の支持構造としては、例え
ば、実開昭55-114313号公報に開示されている。この公
報に記載のものは、マフラ本体の上面を遮熱板によって
被包し、この遮熱板に把手を取付けたものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来の排気管の支持構造においては、剛性
の低い触媒用ケースのアッパケース部にブラケットを固
着し、このアッパケース部を直接支持するので、支持荷
重によって触媒用ケースに変形が生ずるという不都合が
あった。
また、触媒装置の取付箇所がパワーユニット等の振動
源であるので、振動が触媒用ケースに直接伝達してしま
い、触媒体を保持する触媒用ケースの保持力が弱くな
り、保持性能が低下するという不都合がった。
更に、例えば、二段触媒型のように触媒用ケースの全
長が大なる場合に、触媒用ケースの剛性が不足し、触媒
体の収容能力が低下するという不都合があった。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去すべ
く、中央湾曲部が触媒用ケースを被包するとともに両側
縁部が触媒用ケースに突設したケースフランジに固着さ
れる支持用ブラケットを設け、ケースフランジに形成さ
れたフランジ用切欠に対応する位置の支持用ブラケット
にはブラケット用凹部を形成することにより、熱変形対
策を維持しつつ支持荷重や振動による触媒用ケースの変
形の発生を未然に防止して触媒体の保持性能を向上する
とともに、支持用ブラケットによって触媒用ケースの剛
性を向上させて触媒体の収容能力を所定に維持し得る排
気管の支持構造を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、触媒体を保持
させた触媒用ケースを排気管途中に介設し、前記触媒用
ケースを固定部材側に取付けて前記排気管を支持する排
気管の支持構造において、中央湾曲部が前記触媒用ケー
スを被包するとともに両側縁部が前記触媒用ケースに突
設したケースフランジに固着される支持用ブラケットを
設け、前記ケースフランジに形成されたフランジ側切欠
に対応する位置の前記支持用ブラケットにはブラケット
側凹部を形成したことを特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、支持用ブラケットは、両側
縁部がケースフランジに固着されることによって中央湾
曲部が触媒体を保持した触媒用ケースを被包する。そし
て、この支持用ブラケットは、固定用取付具が固定部材
側に取着されることによって排気管及び触媒用ケースを
支持する。従って、熱変形対策を維持しつつ、剛性の低
い触媒用ケースが直接支持されるのを回避させ、支持荷
重や振動によって触媒用ケースが変形することがなく、
触媒体の保持性能を向上させるとともに、支持用ブラケ
ットが触媒用ケースの剛性を向上して触媒体の収容能力
を良好に維持し、しかも支持用ブラケットに遮熱機能を
有せしめることができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体
的に説明する。
第1〜9図は、この考案の実施例を示すものである。
図において、2は車両に設けられる排気管、4は2段触
媒型の触媒装置である。この触媒装置4は、排気管2の
途中に介設されている。従って、排気管2は、上流側の
第1排気管2−1と下流側の第2排気管2−2とに分割
される。第1排気管2−1には、一端側に入口側フラン
ジ6が設けられ、他端側に上流側接続用フランジ8が設
けられている。
この上流側接続用フランジ8には、触媒装置4の下流
側接続用フランジ10が取付具で接続される。
また、第2排気管2−2において、一端側が触媒装置
4に接続されるとともに、他端側には出口側フランジ12
が設けられている。
触媒装置4においては、第6図に示す如く、上段部A
の上段側触媒体14−1と下段部Bの下段側触媒体14−2
とを、保持用サポータ16で覆ってアッパケース部18−1
とロアケース部18−2とに二分割した触媒用ケース20に
よって保持させている。
この触媒用ケース20は、長手方向Xの略中央部位に、
上段部Aと下段部Bとを区切り、熱変形対策のためのケ
ース溝22が形成されている。
アッパケース部18−1は、第2図に示す如く、保持用
サポータ16に接するとともに、両側端部のケースフラン
ジ24−1、24−2が水平方向に折曲されて突設してい
る。
このアッパケース部18−1のケースフランジ24−1、
24−2部位には、ロアケース部18−2の両側のロア端部
26−1、26−2が接し、第1溶接部28で溶着されてい
る。
このケースフランジ24−1、24−2上面には、第2図
に示す如く、中央湾曲部30が触媒用ケース20を被包、つ
まり保持用サポータ16の外周面から所定距離Sだけ離間
してアッパケース部18−1を被包する支持用ブラケット
32の両側端部34−1、34−2が、例えば第2溶接部36−
1、36−2で溶着される。
この支持用ブラケット32は、第3図に示す如く、長手
方向Xの中央部位がケース溝22の箇所に位置し、所定幅
Lに形成され、所定表面積を有している。
また、前記ケースフランジ24−1、24−2の長手方向
Xの中央部位に前記ケース溝22に対応する箇所にフラン
ジ側切欠38−1、38−2が形成されるとともに、このフ
ランジ側切欠38−1、38−2の箇所に対応する位置の支
持用ブラケット32には上方に湾曲するブラケット側凹部
40が形成される。
更に、支持用ブラケット32において、中央湾曲部30の
一部が上方に突出された取付凸部42を形成し、この取付
凸部42には固定用取付具である取付ボルト44、44が一体
的に組付けられる。
この取付ボルト44、44は、ゴム等からなる弾性支持体
46に固着される。
この弾性支持体46は、車体やパワーユニット等の固定
部材48に取付けられる。
また、触媒用ケース20は、上段側アッパケースカバー
50−1と下段側アッパケースカバー50−2とロアケース
カバー50−3とからなる遮熱板としての機能を果すケー
スカバー52によって被包されている。
なお、この実施例においては、ケースフランジ24に支
持用ブラケット32の両側端部34を溶着したが、第4図に
示す如く、ケースフランジ24と支持用ブラケット32の突
出折曲したロア端部34とをボルト・ナットからなる取付
具54によって着脱可能に接続することも可能である。
次に、この実施例の作用を説明する。
支持用ブラケット32の中央湾曲部30に組付けた取付ボ
ルト44、44に弾性支持体46を取付け、この弾性支持体46
を固定部材48に取付けることにより、排気管2及び触媒
装置4が支持される。
ところで、触媒用ケース20を支持すべく支持用ブラケ
ット32を取付ける部位は、剛性の低いアッパケース部18
−1の中央部位ではなく、ロアケース部18−2のロア端
部26−1、26−2と接続されて剛性の高いケースフラン
ジ24−1、24−2に取付けたので、支持荷重や振動によ
って触媒用ケース20に変形が発生するのを未然に防止す
ることができ、これにより、触媒体14の保持(固定)性
能を向上させ、耐久性を向上させることができる。
また、支持用ブラケット32は、触媒用ケース20の長手
方向Xの中央部位のケース溝22を中心に上流側と下流側
とに跨がって取付けられているので、第8図に示す如
く、M1、M2の方向で触媒用ケース20自体の剛性を向上さ
せ、触媒体14の収容性能を向上させることができる。
更に、支持用ブラケット32を、遮熱機能を果すケース
カバーとして使用することができ、ケースカバーの一部
を省略して重量を低減させることができる。
更にまた、触媒用ケース20のケース溝22の箇所に位置
するように、ケースフランジ24−1、24−2にフランジ
側切欠38−1、38−2を形成するとともに支持用ブラケ
ット32にはブラケット側凹部40−1、40−2を形成した
ことにより、第9図に示す如く、N1、N2方向の曲げモー
メントにも追従させることができ、熱変形対策を維持す
ることができる。
また、触媒用ケース20がこのようにインロータイプの
場合には、上下の荷重管理により触媒体14の固定性能を
充分に向上させ得る。
[考案の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれ
ば、中央湾曲部が触媒用ケースを被包するとともに両側
縁部が触媒用ケースに突設したケースフランジに固着さ
れる支持用ブラケットを設け、ケースフランジに形成さ
れたフランジ側切欠に対応する位置の支持用ブラケット
にはブラケット側凹部を形成することにより、熱変形対
策を維持しつつ支持荷重や振動による触媒用ケースの変
形の発生を未然に防止して触媒体の保持性能を向上する
とともに、支持用ブラケットによって触媒用ケースの剛
性を向上させて触媒体の収容能力を所定に維持し得て、
しかも、支持用ブラケットに遮熱機能をも有せしめ得
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図はこの考案の実施例を示し、第1図は排気管
の支持構造の側面図、第2図は触媒装置の断面図、第3
図は触媒装置の半切欠斜視図、第4図はケースフランジ
と支持用ブラケットの側端面部の接合状態の一部断面
図、第5図は触媒装置の平面図、第6図は触媒装置の一
部断面図、第7図は触媒装置の縦断面図、第8、9図は
触媒装置に加わる曲げモーメント状態の説明図である。 第10〜13図は従来の支持構造を示し、第10図は支持構造
の側面図、第11図は触媒装置の平面図、第12図は触媒装
置の縦断面図、第13図は触媒装置の一部断面図である。 図において、2は排気管、4は触媒装置、14は触媒体、
20は触媒用ケース、22はケース溝、24はケースフラン
ジ、32は支持用ブラケット、48は固定部材、そして52は
ケースカバーである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒体を保持させた触媒用ケースを排気管
    途中に介設し、前記触媒用ケースを固定部材側に取付け
    て前記排気管を支持する排気管の支持構造において、中
    央湾曲部が前記触媒用ケースを被包するとともに両側縁
    部が前記触媒用ケースに突設したケースフランジに固着
    される支持用ブラケットを設け、前記ケースフランジに
    形成されたフランジ側切欠に対応する位置の前記支持用
    ブラケットにはブラケット側凹部を形成したことを特徴
    とする排気管の支持構造。
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JP5252904B2 (ja) * 2007-12-19 2013-07-31 日野自動車株式会社 排気浄化装置
KR101046324B1 (ko) * 2010-01-21 2011-07-05 쌍용자동차 주식회사 자동차 디젤엔진의 배기가스저감장치 고정구조
DE102010062335A1 (de) * 2010-12-02 2012-06-06 J. Eberspächer GmbH & Co. KG Fahrzeugbauteil

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