JPH0535080B2 - - Google Patents
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- JPH0535080B2 JPH0535080B2 JP62033071A JP3307187A JPH0535080B2 JP H0535080 B2 JPH0535080 B2 JP H0535080B2 JP 62033071 A JP62033071 A JP 62033071A JP 3307187 A JP3307187 A JP 3307187A JP H0535080 B2 JPH0535080 B2 JP H0535080B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/385—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
- B41M5/39—Dyes containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds, e.g. azomethine
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、昇華型感熱転写記録に用いられる転
写体に関する。 従来の技術 昇華型感熱転写記録は、銀塩写真に近い画像が
得られるためカラーハードコピー方式として有望
視されている。この記録において特に要求される
条件の一つは、優れた耐光性を保持している銀塩
写真画像と同等以上の耐光性を与える色素の出現
である。従来この耐光性に対する要求に対しいく
つかの色素が提案されてきている。(例えば、特
開昭60−27594号公報) 発明が解決しようとする問題点 従来提案されている色素は耐光性に優れている
場合記録感度(昇華性)が小さく、反面記録感度
が大きいと耐光性が悪いという一般的な傾向を示
す。そのため色素を混合して記録感度と耐光性を
実用的なレベルに保持することが考えられる。し
かしこのような色素を混色で用いた場合、特に耐
光性に関して色素間に増感作用等の相互作用が発
生して色素が単独で存在する時よりその耐光性が
著しく低下するという問題を生じた。 本発明は、混色で用いた場合色素間の相互作用
がなく耐光性に優れた画像を与える転写体を得る
ことを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明の感熱転写記録用転写体は、基材の片面
に少なくとも1つ以上の色材層を設けた転写体で
あつて、前記色材層の少なくとも1つが下記構造
式Aで示される色素と、下記構造式BからFで示
される色素の少なくとも1つの色素とを含有して
いるものである。 作 用 構造式Aの色素と構造式BからFの色素の共存
は、いずれも耐光性において各色素が単独に存在
する場合の耐光性の値に対し各色素の混合比率に
応じた平均値を示す。このことから化学構造的に
上記色素間では色素の劣化をもたらす光相互作用
が発生しにくいものと考えられる。 実施例 第1図,第2図に本発明の実施例である転写体
断面模式図を示す。基材1の片面に色材層2があ
る。色材層は少なくとも色素と結着剤から構成さ
れている。 色材層は少なくとも前記構造式Aで示される色
素を含有し、さらに前記構造式BからFで示され
る色素の少なくとも1つを含有している。例え
ば、第1図において色素3がAであり、色素4が
Bである。色材層は上記以外の色素を含んでいて
もよい。例えば、イエロー色を与える色素とマゼ
ンタ色を与える色素をさらに含んでいる時、この
色材層から黒色の画像が得られる。 基材の片面に設けられる色材層はその数および
その構成を特に限定されるものでない。例えば、
第2図に示すように基材の片面に複数の色材層を
設けた転写体において、色素3がAであり、色素
4がBであり、他のある色材層がマゼンタ色の画
像を与える色素5を含有しており、さらに他のあ
る色材層がイエロー色の画像を与える色素6を含
有している時、この転写体を用いることによつて
フルカラーの画像が得られる。この時、3原色を
与える色材層が基材1上に面順次に構成されて用
いられるのが一般的である。第4色目の色材層と
して黒色の画像を与える色材層を含む構成でもよ
い。 基材1は従来公知の各種基材を用いることがで
き、又、特に限定されるものでない。一般的には
ポリエチレンテレフタレートフイルムおよびこの
フイルムにサーマルヘツドに対する走行安定性を
付加加工したもの、あるいはさらに耐熱性の優れ
た各種フイルム等を用いると良好である。 又、基材自身に導電性を付与したものあるいは
基材の少なくとも片面に導電性を付与したもので
もよい。これらの基材は例えば通電ヘツドを用い
た感熱転写記録に主に利用できる。 色材層を構成する結着剤は特に限定されるもの
でなく従来公知の各種物質を用いることができ
る。例えば、アセチルセルロース、エチルセルロ
ース、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリフ
エニレンオキサイド、デンプン、ポリビニルアル
コール、ポリエステル等が有用である。 以下、具体的実施例を示す。 (実施例 1−1) 厚さ6μmのポリアミドフイルムの上面に下記組
成のインキ(No.1)をワイヤーバーで塗工して転
写体(転写体1と称す)を得た。 インキ(No.1) 上記色素(A) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 以下同様にして、下記組成のインキ(No.2)を
用いて転写体(転写体2と称す)、およびインキ
(No.3)を用いて転写体(転写体3と称す)をそ
れぞれ作製した。 インキ(No.2) 上記色素(B) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 インキ(No.3) 上記色素(A) 1重量部 上記色素(B) 1重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 次にポリプロピレン系合成紙の片面に水性ポリ
エステル樹脂(MD1200,東洋紡績株式会社)10
重量部,ポリエチレンエマルジヨン(パーマリン
PN,三洋化成工業株式会社)10重量部,水20重
量部からなる塗工液をワイヤーバーで塗工して厚
さ3μmの染着層を有する受像体を得た。 転写体1の色材層を上記受像体の染着層表面に
重ねた状態でサーマルヘツドとプラテン間に挾み
下記の記録条件にて記録してシアン色の画像を得
た。 この記録体(画像)をaとする。 主及び副走査のドツト密度:4ドツト/mm 記録電力:0.7W/ドツト ヘツドの加熱時間:8mS 次に転写体2および転写体3を用い上記と同様
に記録してシアン色の各記録体を得た。この記録
体をそれぞれb,abとする。 以上の記録体a,b,abをキセノンフエード
メータ(FAL−25AX−HC型、スガ試験機株式
会社)にセツトしキセノン光を4日間照射して画
像の耐光性を試験した。画像濃度はマクベス濃度
計(RD−918S)にてシアン色の濃度を測定し
た。 その結果、記録体aの濃度変化率は−7.7%、
bは−43.6%、abは−21.5%であつた。abの変化
率の値はaとbの変化率のほぼ平均値であり、混
色による画像の耐光性の劣化は認められなかつ
た。 以下、同様にして色素Aと色素C〜Fの各色素
との組合せによる検討を行なつた。その結果を第
1表に示す。
写体に関する。 従来の技術 昇華型感熱転写記録は、銀塩写真に近い画像が
得られるためカラーハードコピー方式として有望
視されている。この記録において特に要求される
条件の一つは、優れた耐光性を保持している銀塩
写真画像と同等以上の耐光性を与える色素の出現
である。従来この耐光性に対する要求に対しいく
つかの色素が提案されてきている。(例えば、特
開昭60−27594号公報) 発明が解決しようとする問題点 従来提案されている色素は耐光性に優れている
場合記録感度(昇華性)が小さく、反面記録感度
が大きいと耐光性が悪いという一般的な傾向を示
す。そのため色素を混合して記録感度と耐光性を
実用的なレベルに保持することが考えられる。し
かしこのような色素を混色で用いた場合、特に耐
光性に関して色素間に増感作用等の相互作用が発
生して色素が単独で存在する時よりその耐光性が
著しく低下するという問題を生じた。 本発明は、混色で用いた場合色素間の相互作用
がなく耐光性に優れた画像を与える転写体を得る
ことを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明の感熱転写記録用転写体は、基材の片面
に少なくとも1つ以上の色材層を設けた転写体で
あつて、前記色材層の少なくとも1つが下記構造
式Aで示される色素と、下記構造式BからFで示
される色素の少なくとも1つの色素とを含有して
いるものである。 作 用 構造式Aの色素と構造式BからFの色素の共存
は、いずれも耐光性において各色素が単独に存在
する場合の耐光性の値に対し各色素の混合比率に
応じた平均値を示す。このことから化学構造的に
上記色素間では色素の劣化をもたらす光相互作用
が発生しにくいものと考えられる。 実施例 第1図,第2図に本発明の実施例である転写体
断面模式図を示す。基材1の片面に色材層2があ
る。色材層は少なくとも色素と結着剤から構成さ
れている。 色材層は少なくとも前記構造式Aで示される色
素を含有し、さらに前記構造式BからFで示され
る色素の少なくとも1つを含有している。例え
ば、第1図において色素3がAであり、色素4が
Bである。色材層は上記以外の色素を含んでいて
もよい。例えば、イエロー色を与える色素とマゼ
ンタ色を与える色素をさらに含んでいる時、この
色材層から黒色の画像が得られる。 基材の片面に設けられる色材層はその数および
その構成を特に限定されるものでない。例えば、
第2図に示すように基材の片面に複数の色材層を
設けた転写体において、色素3がAであり、色素
4がBであり、他のある色材層がマゼンタ色の画
像を与える色素5を含有しており、さらに他のあ
る色材層がイエロー色の画像を与える色素6を含
有している時、この転写体を用いることによつて
フルカラーの画像が得られる。この時、3原色を
与える色材層が基材1上に面順次に構成されて用
いられるのが一般的である。第4色目の色材層と
して黒色の画像を与える色材層を含む構成でもよ
い。 基材1は従来公知の各種基材を用いることがで
き、又、特に限定されるものでない。一般的には
ポリエチレンテレフタレートフイルムおよびこの
フイルムにサーマルヘツドに対する走行安定性を
付加加工したもの、あるいはさらに耐熱性の優れ
た各種フイルム等を用いると良好である。 又、基材自身に導電性を付与したものあるいは
基材の少なくとも片面に導電性を付与したもので
もよい。これらの基材は例えば通電ヘツドを用い
た感熱転写記録に主に利用できる。 色材層を構成する結着剤は特に限定されるもの
でなく従来公知の各種物質を用いることができ
る。例えば、アセチルセルロース、エチルセルロ
ース、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリフ
エニレンオキサイド、デンプン、ポリビニルアル
コール、ポリエステル等が有用である。 以下、具体的実施例を示す。 (実施例 1−1) 厚さ6μmのポリアミドフイルムの上面に下記組
成のインキ(No.1)をワイヤーバーで塗工して転
写体(転写体1と称す)を得た。 インキ(No.1) 上記色素(A) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 以下同様にして、下記組成のインキ(No.2)を
用いて転写体(転写体2と称す)、およびインキ
(No.3)を用いて転写体(転写体3と称す)をそ
れぞれ作製した。 インキ(No.2) 上記色素(B) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 インキ(No.3) 上記色素(A) 1重量部 上記色素(B) 1重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 次にポリプロピレン系合成紙の片面に水性ポリ
エステル樹脂(MD1200,東洋紡績株式会社)10
重量部,ポリエチレンエマルジヨン(パーマリン
PN,三洋化成工業株式会社)10重量部,水20重
量部からなる塗工液をワイヤーバーで塗工して厚
さ3μmの染着層を有する受像体を得た。 転写体1の色材層を上記受像体の染着層表面に
重ねた状態でサーマルヘツドとプラテン間に挾み
下記の記録条件にて記録してシアン色の画像を得
た。 この記録体(画像)をaとする。 主及び副走査のドツト密度:4ドツト/mm 記録電力:0.7W/ドツト ヘツドの加熱時間:8mS 次に転写体2および転写体3を用い上記と同様
に記録してシアン色の各記録体を得た。この記録
体をそれぞれb,abとする。 以上の記録体a,b,abをキセノンフエード
メータ(FAL−25AX−HC型、スガ試験機株式
会社)にセツトしキセノン光を4日間照射して画
像の耐光性を試験した。画像濃度はマクベス濃度
計(RD−918S)にてシアン色の濃度を測定し
た。 その結果、記録体aの濃度変化率は−7.7%、
bは−43.6%、abは−21.5%であつた。abの変化
率の値はaとbの変化率のほぼ平均値であり、混
色による画像の耐光性の劣化は認められなかつ
た。 以下、同様にして色素Aと色素C〜Fの各色素
との組合せによる検討を行なつた。その結果を第
1表に示す。
【表】
(比較例)
厚さ6μmのポリアミドフイルムの上面に下記組
成のインキ(No.4)をワイヤーバーで塗工して転
写体(CG転写体と称す)を得た。 インキ(No.4) 上記色素(C) 1重量部 下記色素(G) 1重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 又、単独の色素を含む下記組成のインキ(No.
5)と(No.6)から上記と同様にしてインキ(No.
5)から転写体(C転写体と称す)を又、インキ
(No.6)から転写体(G転写体と称す)をそれぞ
れ作製した。 インキ(No.5) 上記色素(C) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 インキ(No.6) 上記色素(G) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 以下、いずれも実施例(1−1)と同様にして
評価した。その結果、C転写体とG転写体から得
られた単色画像の濃度変化率はそれぞれ−30.0
%,−11.0%であるが、CG転写体から得られた混
色画像の変化率は−35.5%であり、混色による耐
光性の劣化が著しく大きい。 発明の効果 本発明は、基材の片面に少なくとも1つ以上の
色材層を設けた転写体において、前記色材層の少
なくとも1つが上記色素Aと、上記のBからFで
示される色素の少なくとも1つの色素とを含有し
ている転写体を用いることによつて色素間の相互
作用がなく耐光性に優れた画像を与える転写体を
得ることができる。
成のインキ(No.4)をワイヤーバーで塗工して転
写体(CG転写体と称す)を得た。 インキ(No.4) 上記色素(C) 1重量部 下記色素(G) 1重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 又、単独の色素を含む下記組成のインキ(No.
5)と(No.6)から上記と同様にしてインキ(No.
5)から転写体(C転写体と称す)を又、インキ
(No.6)から転写体(G転写体と称す)をそれぞ
れ作製した。 インキ(No.5) 上記色素(C) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 インキ(No.6) 上記色素(G) 2重量部 ポリサルホン 4重量部 塩化メチレン 100重量部 以下、いずれも実施例(1−1)と同様にして
評価した。その結果、C転写体とG転写体から得
られた単色画像の濃度変化率はそれぞれ−30.0
%,−11.0%であるが、CG転写体から得られた混
色画像の変化率は−35.5%であり、混色による耐
光性の劣化が著しく大きい。 発明の効果 本発明は、基材の片面に少なくとも1つ以上の
色材層を設けた転写体において、前記色材層の少
なくとも1つが上記色素Aと、上記のBからFで
示される色素の少なくとも1つの色素とを含有し
ている転写体を用いることによつて色素間の相互
作用がなく耐光性に優れた画像を与える転写体を
得ることができる。
第1図,第2図はそれぞれ本発明の実施例にお
ける感熱転写記録用転写体の断面模式図である。 1……基材、2……色材層、3〜6……色素。
ける感熱転写記録用転写体の断面模式図である。 1……基材、2……色材層、3〜6……色素。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材の片面に少なくとも1種の色材層を設け
た転写体において、前記色材層の少なくとも1種
が下記構造式Aで示される色素と、下記構造式B
からFで示される色素の少なくとも1つの色素と
を含有している感熱転写記録用転写体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033071A JPS63199687A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 感熱転写記録用転写体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033071A JPS63199687A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 感熱転写記録用転写体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63199687A JPS63199687A (ja) | 1988-08-18 |
JPH0535080B2 true JPH0535080B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=12376490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62033071A Granted JPS63199687A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 感熱転写記録用転写体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63199687A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4990484A (en) * | 1988-09-12 | 1991-02-05 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Heat transfer sheets |
JPH0641673B2 (ja) * | 1988-09-12 | 1994-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
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1987
- 1987-02-16 JP JP62033071A patent/JPS63199687A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63199687A (ja) | 1988-08-18 |
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