JPH05346703A - 原稿送り装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿送り装置を備えた画像形成装置

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JPH05346703A
JPH05346703A JP4156428A JP15642892A JPH05346703A JP H05346703 A JPH05346703 A JP H05346703A JP 4156428 A JP4156428 A JP 4156428A JP 15642892 A JP15642892 A JP 15642892A JP H05346703 A JPH05346703 A JP H05346703A
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conveyor belt
cleaning
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belt
image forming
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源オン直後のウォームアップ中に搬送ベル
トのクリーニングを行う。 【構成】 複写機の電源がオンされると、ウォームアッ
プのために準備運転が実行される。コピーランプ42の
スキャン動作が開始される。搬送ベルト64からの反射
光が原稿濃度検出センサ45により検知される。搬送ベ
ルト64の汚れ度合に応じた原稿濃度検出センサ45か
らの出力信号が制御部80に入力され、制御部80でこ
の出力値が基準値と比較される。出力値が基準値より大
きい場合、搬送ベルト64は汚れていないと判断され、
クリーニング作業を行わない。出力値が基準値より小さ
い場合、搬送ベルト64が汚れているので、クリーニン
グ作業を開始させる。クリーニングソレノイド74がオ
ンして、クリーニングローラ72は搬送ベルト64に接
触する。搬送ベルト64を回転させて、クリーニングロ
ーラ72によりその外周面をクリーニングして、汚れが
除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環式原稿送り装置を
備えた複写機等の画像形成装置において、原稿を搬送す
る搬送ベルトのクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置における循環式
原稿送り装置(UDH)は、原稿を給紙ローラで呼び込
み、搬送ベルトによってテーブルガラス上の所定位置ま
で搬送して、コピー後、排紙ローラで原稿を元の位置に
排出している。この動作を順次繰り返すことにより、原
稿が循環して搬送されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の原稿送り装置で
は、コピー動作を行うにつれて原稿裏面の汚れやテーブ
ルガラス上の汚れが搬送ベルトに付着して、本来白い搬
送ベルトが黒く汚れてくる。すると、この汚れがコピー
されて、形成された画像が黒っぽくなってしまうという
問題がある。
【0004】そのため、搬送ベルトの汚れは、サービス
マンによって定期的にクリーニングされるか、あるいは
使用者がクリーニングしなければならず、煩わしい作業
が増えることになる。
【0005】本発明は、上記に鑑み、原稿送り装置の搬
送ベルトのクリーニングを自動的に行うことができる画
像形成装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1,5,6の如く、画像形成装置本体
1の露光面上に原稿を順次搬送する搬送ベルト64を有
した原稿送り装置2を備え、搬送ベルト64で搬送され
る原稿の濃度を検出する原稿濃度検出センサ45が設け
られ、原稿送り装置2に、搬送ベルト64をクリーニン
グするクリーニング部71が設けられ、電源オン直後の
準備運転中に原稿濃度検出センサ45からの搬送ベルト
64の汚れ度合に応じた出力信号に基づいてクリーニン
グ部71を駆動制御する制御部80が設けられたもので
ある。
【0007】請求項2による課題解決手段は、図9,1
0の如く、原稿送り装置2に、搬送ベルト64をクリー
ニングするクリーニング部71が設けられ、原稿濃度検
出センサ45の搬送ベルト64に対する被検出位置を移
動させる移動部90と、電源オン直後の準備運転中にク
リーニング部71および移動部90を駆動制御する制御
部80とが設けられ、原稿濃度検出センサ45の被検出
位置を搬送ベルト64の汚れ検出位置に移動させて、原
稿濃度検出センサ45からの搬送ベルト64の汚れ度合
に応じた出力信号に基づいてクリーニング部71を駆動
させるものである。
【0008】請求項3による課題解決手段は、図11,
12の如く、原稿濃度検出センサ45からの搬送ベルト
64の汚れ度合に応じた出力信号に基づいてクリーニン
グ部71を駆動し、搬送ベルト64の汚れ度合に応じて
クリーニング部71を所定回数まで駆動させるものであ
る。
【0009】請求項4による課題解決手段は、図13,
14の如く、搬送ベルト64の汚れ度合に応じてクリー
ニング部71を所定回数まで駆動させ、クリーニング部
71の所定回数駆動終了後に原稿濃度検出センサ45か
らの出力信号によって搬送ベルト64の汚れが検出され
たことを報知するものである。
【0010】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、複
写機の電源がオンされると、ウォームアップのために準
備運転が実行される。このとき、原稿の代わりに搬送ベ
ルト64の表面の濃淡が原稿濃度検出センサ45により
検知される。
【0011】そして、搬送ベルト64の汚れ度合に応じ
た原稿濃度検出センサ45からの出力信号が制御部80
に入力され、制御部80でこの出力値に基づいて搬送ベ
ルト64が汚れているか判断する。
【0012】搬送ベルト64が基準レベルより汚れてい
る場合、制御部80はクリーニング部71に駆動信号を
出力して作動させ、搬送ベルト64のクリーニング作業
を開始して、汚れを除去する。以上の動作は、電源オン
直後の準備運転中に実行される。
【0013】請求項2において、電源がオンされると、
ウォームアップのために準備運転が実行されて、移動部
90が作動され、原稿濃度検出センサ45の被検出位置
が搬送ベルト64の汚れ検出位置に移動される。
【0014】このように、搬送ベルト64の最も汚れや
すい領域において汚れ度合を検出することにより、素早
く汚れを検知して、搬送ベルト64の汚れがひどくなる
前にクリーニングを行う。
【0015】請求項3において、1回目の搬送ベルト6
4に対するクリーニング作業を行う。このクリーニング
作業が終了後、再度搬送ベルト64が汚れているか検出
して、汚れていれば同じ動作で2回目のクリーニング作
業を行い、これを準備運転中に所定回数繰り返す。
【0016】このように、一度のクリーニング作業で除
去できない汚れをクリーニング作業を繰り返して行うこ
とで除去する。
【0017】請求項4において、搬送ベルト64のクリ
ーニング作業を行い、搬送ベルト64の汚れがなくなっ
たと判断されれば、その時点でクリーニング作業を終了
させる。
【0018】しかし、設定された回数までクリーニング
作業を行っても、搬送ベルト64に汚れがある場合、搬
送ベルト64が汚れているということをメッセージ等で
使用者に知らせる。
【0019】このように、使用者に搬送ベルト64が汚
れていることを知らせることにより、使用者が搬送ベル
ト64の汚れに気づかずに画像形成装置を使用すること
を防止できる。
【0020】
【実施例】
(第一実施例)本実施例の複写機は、図2の如く、複写
機本体1の上部に循環式原稿送り装置(UDH)2が設
置され、排紙側にステープラを内蔵したフィニッシャー
3が設置されている。
【0021】複写機本体1の内部中央部には、感光体ド
ラム4が回転自在に設置されており、その外周部には帯
電チャージャ5、現像装置6、転写チャージャ7、剥離
チャージャ8、クリーニング装置9、除電ランプ10と
が配設され、複写プロセス部を構成している。また、感
光体ドラム4よりも排紙側に、搬送ベルト11および定
着装置12が配設されている。
【0022】複写機本体1の一方の側面には、用紙の手
差し給紙トレイ15が突出して装着され、中央下部に
は、給紙カセット16,17,18が着脱自在に装着さ
れている。
【0023】各給紙カセット16,17,18の上部に
は、給紙用サクションベルト19,20,21がそれぞ
れ配置されており、給紙用サクションベルト19,2
0,21は、給紙駆動用モータにより回転駆動される。
給紙カセット16,17,18内に収容された用紙は、
給紙用サクションベルト19,20,21により最上部
より順次給送され、搬送経路22に1枚づつ選択的に送
り出される。
【0024】搬送経路22および手差し給紙トレイ15
からの手差し搬送路23には、複数の用紙搬送ローラ2
4が配設されており、これら搬送ローラ24は搬送駆動
用モータで給紙用サクションベルトに連動して回転駆動
される。また、感光体ドラム4の手前側には、レジスト
ローラ25が配設されている。
【0025】定着装置12とフィニッシャー3とは、排
出路26を介して連通されており、排出路26の途中に
は、中間トレイ27に用紙を搬送する下側に分岐した反
転搬送路28が設けられている。
【0026】中間トレイ27には、積み重ねられた用紙
のうち最下部の用紙を順次搬送経路22に給送する給紙
ローラ29が設けられている。
【0027】反転搬送路28と排出路26との分岐部に
は、ゲートフラッパ30が配設され、ゲートフラッパ3
0はソレノイドによって作動され、用紙の搬送方向が切
り換えられている。
【0028】複写機本体1の上面には、UDH2に対向
してテーブルガラス40が配され、テーブルガラス40
の下方に光学系41が配されている。光学系41は、テ
ーブルガラス40上の原稿の露光を行うコピーランプ4
2、複数のミラー43およびレンズ44を備えており、
コピーランプ42およびミラー43はモータにより走査
自在とされている。
【0029】また、光学系41には、原稿で反射された
反射光から原稿濃度を検出する原稿濃度検出センサ(A
Eセンサ)45が配設されている。原稿濃度検出センサ
45は、図3の如く、光センサ46と増幅装置47とを
一体にしたもので、光センサ46で受けた光の強さを電
圧に変換することにより、光が強ければ出力電圧が大き
くなる特性を有している。
【0030】なお、図2中、50はオフセットトレイ、
51はトナーホッパである。
【0031】UDH2は、図1の如く、装置本体60の
上面が原稿載置台とされ、上面には一対のローラ61に
掛け巻きされた給紙用サクションベルト62が配されて
おり、積層された最下部の原稿から給紙するようになっ
ている。
【0032】装置本体60の内部には、原稿の循環手段
として、給紙用サクションベルト62の前方に配された
上下一対の給紙ローラ63と、テーブルガラス40に対
向して配された搬送ベルト64と、搬送ベルト64の両
側に配された搬送ローラ65,66と、原稿を装置本体
60上面の元の位置に戻すための上下一対の排紙ローラ
67とからなる。なお、各ローラの間には、原稿を案内
するためにガイドが設けられて循環路が形成されてい
る。
【0033】搬送ベルト64は、左右一対のベルト駆動
ローラ68および従動ローラ69に掛け巻きされてお
り、そのテーブルガラス側内面に当接して横一列に並設
された複数の押えローラ70が配されている。そして、
ベルト駆動ローラ68がモータにより回転駆動されて、
搬送ベルト64が反時計回りに移動する。
【0034】搬送ベルト64の上方には、搬送ベルト6
4をクリーニングするクリーニング部71が配されてい
る。クリーニング部71は、外周面がフェルト等からな
るクリーニングローラ72と、クリーニングローラ72
を軸72a周りに揺動自在に支持する支持棒73と、支
持棒73を揺動させるクリーニング用ソレノイド74と
からなる。クリーニングローラ72は、通常は搬送ベル
ト64から離間しており、ソレノイド74のオンにより
搬送ベルト64と接触する。
【0035】本実施例の複写機は、図4に示すように、
制御部80により複写機本体側とUDH2とを互いに関
連して制御している。
【0036】すなわち、制御部80では、マイクロコン
ピュータ81がROM82に予め記憶されている制御プ
ログラムに従って、複写機本体1の各モータやUDH2
の各モータ等の制御を行っている。RAM83は、バッ
ファ用メモリや複写制御等に必要となるフラグ、その他
の演算領域として使用される。
【0037】マイクロコンピュータ81の入力側には、
キースイッチや複写用各センサの信号等の信号入力装置
84がインターフェイス回路(I/O)85を介して接
続されている。また、UDH2もインターフェイス回路
85を介して接続されている。
【0038】複写機本体1からは、用紙の搬送位置の検
知信号、感光体の位置検知の信号等がマイクロコンピュ
ータ81に出力され、UDH2からは、原稿の搬送位置
の検知信号等がマイクロコンピュータ81に出力されて
いる。
【0039】マイクロコンピュータ81の出力側には、
インターフェイス回路86を介してドライバアレイ87
が接続されている。ドライバアレイ87は、複写倍率の
表示等の表示素子88、および複写機本体内のモータ等
の負荷89およびUDH2のモータ等の負荷にマイクロ
コンピュータ81からの制御信号を出力している。
【0040】制御部80には、原稿濃度検出センサ45
からの出力信号が入力されており、コピー動作において
原稿の濃度を読み取り、原稿が濃ければコピーランプ4
2の明るさを明るくし、原稿が薄ければ暗くするといっ
た、どんな原稿に対しても一定の濃さでコピーする自動
濃度調整機能を有している。
【0041】また、搬送ベルト64は、初期には白色で
あるが、使用するにつれて汚れて黒くなっていくので、
制御部80では、電源オン直後の準備運転中に搬送ベル
ト64の濃淡を検出して原稿濃度検出センサ45からの
搬送ベルト64の汚れ度合に応じた出力信号に基づいて
クリーニング部71を駆動制御している。
【0042】すなわち、制御部80は、準備運転中の光
学系41のスキャン動作で搬送ベルト64からの反射光
を検出した原稿濃度検出センサ45からの出力値と汚れ
レベルとして予め設定された基準値とを比較する機能
と、出力値が基準値より大きいとき、搬送ベルト64が
白く汚れていないと判断して、さらにスキャン動作およ
び原稿濃度検出センサ45による読み取りを繰り返して
所定幅のスキャンを行う機能と、すべての出力値が基準
値より大きければクリーニング作業を実行させずにスキ
ャン動作を終了させる機能と、出力値が基準値より小さ
ければ搬送ベルト64が汚れていると判断して、クリー
ニング用ソレノイド74を作動させてクリーニング作業
を行う機能とを有している。
【0043】上記構成において、複写機の電源がオンさ
れると、ウォームアップのためにモータ、ヒータ、ファ
ン等が駆動されて準備運転が実行される。このとき、図
5,6に示すように、コピーランプ42が点灯されてス
キャン動作が開始される。
【0044】コピーランプ42の光が搬送ベルト64に
照射されて、その反射光が原稿濃度検出センサ45によ
り検知される。そして、搬送ベルト64の汚れ度合に応
じた原稿濃度検出センサ45からの出力信号が制御部8
0に入力され、制御部80でこの出力値が基準値と比較
され、搬送ベルト64が汚れているか判断される。
【0045】出力値が基準値より大きい場合、搬送ベル
ト64が白く汚れていないので、スキャン動作を繰り返
して、搬送ベルト64の汚れ度合を調べる。所定幅のス
キャン動作が終了して、出力値が基準値より大きけれ
ば、搬送ベルト64は汚れていないと判断して、クリー
ニング作業を行わずにコピーの待機状態となる。
【0046】出力値が基準値より小さい場合、搬送ベル
ト64が基準レベルより汚れているので、クリーニング
作業を開始させる。まず、スキャン動作を停止させてか
らタイマーのカウントを始め、クリーニングソレノイド
74をオンすると、クリーニングローラ72が搬送ベル
ト64に接触する。
【0047】ここで、ベルト駆動ローラ68を駆動させ
て、搬送ベルト64を回転させる。搬送ベルト64は、
クリーニングローラ72によりその外周面がクリーニン
グされ、汚れが除去される。
【0048】所定時間t1経過すると、搬送ベルト64
を停止させ、クリーニングソレノイド74をオフして、
クリーニングローラ72を搬送ベルト64から離間させ
て、クリーニング作業を終了する。以上の動作は、電源
オン直後の準備運転中に実行される。
【0049】準備運転が終了してコピーが可能な状態で
複写機が待機しているとき、UDH2に原稿が載置され
て、プリントスイッチがオンされると、図7に示すよう
に、給紙ベルト62、給紙ローラ63、ベルト駆動ロー
ラ68が所定時間t2だけ回転駆動される。すると、最
下部の原稿がUDH2内に給紙されて、テーブルガラス
40上の所定の位置に搬送される。
【0050】次いで、コピー動作が開始されて、原稿が
用紙にコピーされコピー動作が終了すると、ベルト駆動
ローラ68、排紙ローラ67が回転駆動される。テーブ
ルガラス40上の原稿は、搬送ベルト64および排紙ロ
ーラ67によって載置された原稿の上に排紙され、元の
位置まで循環されることになる。所定時間t3経過する
と、ベルト駆動ローラ68および排紙ローラ67がオフ
される。そして、次の原稿が給紙されて、再び同じ動作
が繰り返される。
【0051】このように、電源オン直後のウォームアッ
プのための準備運転中に、搬送ベルトのクリーニングを
自動的に行うことができるので、今までサービスマン等
が行っていたクリーニング作業をなくすことができ、メ
ンテナンス性の向上を図ることができる。しかも、クリ
ーニング作業が行われるのは準備運転中なので、使用者
が必要以上に待たされることがなくなり、使い勝手がよ
くなる。
【0052】(第二実施例)搬送ベルト64は複数の押
えローラ70によってテーブルガラス40に押しつけら
れているため、図8に示すように、押えローラ70が当
たっている領域Xは原稿やテーブルガラス40の汚れを
特に受けやすく、搬送ベルト64の中で最も早く汚れる
位置である。また、原稿濃度検出センサ45は、通常の
コピー動作中においてはYの位置(原稿中心位置)を中
心にセンシングを行っている。
【0053】そこで、搬送ベルト64の汚れを素早く検
出できるように、原稿濃度検出センサ45に、搬送ベル
ト64における原稿濃度検出センサ45の被検出位置Y
を領域Xまで移動させる移動部90が設けられている。
【0054】移動部90では、原稿濃度検出センサ45
を軸91周りに回転自在として、原稿濃度検出センサ4
5を回転させるAEソレノイド92が設けられている。
そして、移動部90は、電源オン直後の準備運転中にク
リーニング作業を開始するときに被検出位置をYからX
へ移動するように制御部80により制御される。
【0055】上記構成において、図9,10に示すよう
に、複写機の電源がオンされると、ウォームアップのた
めに準備運転が実行され、AEソレノイド92がオンす
る。原稿濃度検出センサ45の被検出位置が、原稿中心
位置から押えローラ70が搬送ベルト64に当たる位置
に切り換えられてから、スキャン動作が開始される。
【0056】そして、以後の動作は上記第一実施例と同
じである。クリーニング作業が終了すると、AEソレノ
イド92がオフされ、原稿濃度検出センサ45は元の原
稿中心位置を検出できる位置に戻る。
【0057】このように、搬送ベルトの最も汚れやすい
領域において汚れ度合を検出できるので、汚れの検知能
力が向上し、搬送ベルトの汚れがひどくなる前にクリー
ニングが可能となり、搬送ベルトの汚れによるコピー画
像への悪影響を未然に防止できる。
【0058】(第三実施例)本実施例では、クリーニン
グ部71を制御する制御部80は、原稿濃度検出センサ
45からの搬送ベルト64の汚れ度合に応じた出力信号
に基づいてクリーニング部71を駆動する機能と、1回
目のクリーニングが終了後、再び搬送ベルト64の汚れ
度合に応じてクリーニング部71を駆動させる機能とを
有しめられている。
【0059】このような構成において、図11,12に
示すように、上記第一実施例と同じ動作で1回目のクリ
ーニング作業が行われる。このクリーニング作業が終了
後、再度搬送ベルト64が汚れているか検出して、同じ
動作で2回目のクリーニング作業を行い、準備運転中に
2度のクリーニング作業を行うことができる。
【0060】したがって、一度のクリーニング作業で除
去できない汚れをもう一度クリーニング作業を行うこと
で除去でき、搬送ベルトに対するクリーニング効果を高
めることができる。
【0061】(第四実施例)本実施例では、クリーニン
グ部71を制御する制御部80は、搬送ベルト64の汚
れが検出されなくなるまでクリーニング作業を多くとも
予め設定された所定回数だけ実行させる機能と、所定回
数のクリーニング作業後に原稿濃度検出センサ45によ
って搬送ベルト64の汚れがまだ検出される場合、複写
機本体1の表示素子88にメッセージを出して使用者に
報知する機能とを有しめられている。
【0062】すなわち、図13,14に示すように、上
記第一実施例で示したクリーニング作業を行い、搬送ベ
ルト64の汚れがなくなったと判断されれば、その時点
でクリーニング作業を終了させる。
【0063】しかし、設定された回数までクリーニング
作業を行っても、搬送ベルト64に汚れがあると判断さ
れると、表示素子88に搬送ベルト64が汚れていると
いうメッセージを表示して、使用者に注意を呼びかけ
る。使用者をこのメッセージを見て、サービスマンを呼
んで、クリーニングを依頼したり、あるいは搬送ベルト
の交換をしてもらう。
【0064】このように、所定回数クリーニングしても
搬送ベルトの汚れが除去できない場合というのは、搬送
ベルトがひどく汚れているためなので、このような状態
でコピーを行うと、用紙に黒すじが入り、画像品質が悪
くなる。
【0065】そこで、このようになる前に使用者に搬送
ベルトが汚れていることを知らせることにより、使用者
が搬送ベルトの汚れに気づかずにコピーを行うことを防
止できる。
【0066】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0067】例えば、クリーニング部としては、ブラ
シ,スクレーパを用いてもよく、ソレノイドの代わりに
モータでもよく、また搬送ベルトを駆動するモータの駆
動力を利用してもよい。
【0068】クリーニング作業は、ウォームアップのた
めの準備運転時間内において、その回数を設定可能であ
る。
【0069】第二実施例で示した原稿濃度検出センサの
被検出位置を移動させる動作は、クリーニング作業を繰
り返す場合にも適用してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
請求項1によると、原稿送り装置の搬送ベルトをクリー
ニングするクリーニング部を設け、電源オン直後の準備
運転中に原稿濃度検出センサにより検出された搬送ベル
トの汚れ度合に応じて搬送ベルトをクリーニングするの
で、電源オン直後のウォームアップのための準備運転中
に、搬送ベルトのクリーニングを自動的に行うことがで
きる。
【0071】したがって、今までサービスマン等が行っ
ていたクリーニング作業をなくすことができ、メンテナ
ンス性の向上を図ることができる。しかも、クリーニン
グ作業が行われるのは準備運転中なので、使用者が必要
以上に待たされることがなくなり、使い勝手がよくな
る。
【0072】請求項2によると、原稿濃度検出センサの
被検出位置を搬送ベルトの汚れ検出位置に移動させて、
原稿濃度検出センサからの搬送ベルトの汚れ度合に応じ
た出力信号に基づいてクリーニングを行うので、搬送ベ
ルトの最も汚れやすい領域において汚れ度合を検出で
き、汚れの検知能力が向上する。
【0073】そのため、搬送ベルトの汚れがひどくなる
前にクリーニングが可能となり、搬送ベルトの汚れによ
る画像への悪影響を未然に防止できる。
【0074】請求項3によると、搬送ベルトの汚れ度合
に応じてクリーニングを所定回数行うので、一度のクリ
ーニング作業で除去できない汚れを再度のクリーニング
作業を行うことで除去でき、搬送ベルトに対するクリー
ニング効果を高めることができる。
【0075】請求項4によると、搬送ベルトの汚れ度合
に応じてクリーニングを所定回数まで行い、所定回数の
クリーニング後においても搬送ベルトの汚れが検出され
た場合、使用者に搬送ベルトが汚れていることを知らせ
ることができ、使用者が搬送ベルトの汚れに気づかずに
画像形成装置を使用することを防止でき、搬送ベルトの
汚れによる画像品質への悪影響を未然に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す原稿送り装置の構成
【図2】原稿送り装置を備えた複写機の全体構成図
【図3】原稿濃度検出センサのブロック図
【図4】複写機の制御装置のブロック図
【図5】第一実施例のクリーニング作業のフローチャー
【図6】第一実施例のクリーニング作業のフローチャー
【図7】原稿送りのフローチャート
【図8】第二実施例を示す原稿濃度検出センサの配置図
【図9】第二実施例のクリーニング作業のフローチャー
【図10】第二実施例のクリーニング作業のフローチャ
ート
【図11】第三実施例のクリーニング作業のフローチャ
ート
【図12】第三実施例のクリーニング作業のフローチャ
ート
【図13】第四実施例のクリーニング作業のフローチャ
ート
【図14】第四実施例のクリーニング作業のフローチャ
ート
【符号の説明】
2 循環式原稿送り装置 45 原稿濃度検出センサ 64 搬送ベルト 71 クリーニング部 72 クリーニングローラ 74 クリーニング用ソレノイド 80 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の露光面上に原稿を順
    次搬送する搬送ベルトを有した原稿送り装置を備え、搬
    送ベルトで搬送される原稿の濃度を検出する原稿濃度検
    出センサが設けられた画像形成装置において、原稿送り
    装置に、搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部
    が設けられ、電源オン直後の準備運転中に原稿濃度検出
    センサからの搬送ベルトの汚れ度合に応じた出力信号に
    基づいてクリーニング部を駆動制御する制御部が設けら
    れたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体の露光面上に原稿を順
    次搬送する搬送ベルトを有した原稿送り装置を備え、搬
    送ベルトで搬送される原稿の濃度を検出する原稿濃度検
    出センサが設けられた画像形成装置において、原稿送り
    装置に、搬送ベルトをクリーニングするクリーニング部
    が設けられ、原稿濃度検出センサの搬送ベルトに対する
    被検出位置を移動させる移動部と、電源オン直後の準備
    運転中にクリーニング部および移動部を駆動制御する制
    御部とが設けられ、制御部は、原稿濃度検出センサの被
    検出位置を搬送ベルトの汚れ検出位置に移動させる手段
    と、原稿濃度検出センサからの搬送ベルトの汚れ度合に
    応じた出力信号に基づいてクリーニング部を駆動させる
    手段とを有しめられたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の制御部は、原稿濃度
    検出センサからの搬送ベルトの汚れ度合に応じた出力信
    号に基づいてクリーニング部を駆動する手段と、搬送ベ
    ルトの汚れ度合に応じてクリーニング部を所定回数まで
    駆動させる手段とを有しめられたことを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の制御部は、クリーニング
    部の所定回数駆動終了後の原稿濃度検出センサからの出
    力信号によって搬送ベルトの汚れが検出されたことを報
    知する手段を有しめられたことを特徴とする画像形成装
    置。
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