JPH05341519A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH05341519A
JPH05341519A JP17184492A JP17184492A JPH05341519A JP H05341519 A JPH05341519 A JP H05341519A JP 17184492 A JP17184492 A JP 17184492A JP 17184492 A JP17184492 A JP 17184492A JP H05341519 A JPH05341519 A JP H05341519A
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JP
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acid
compound
resin
treatment
group
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Application number
JP17184492A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tono
克彦 東野
Shinichi Matsubara
真一 松原
Tomohito Konuma
智史 小沼
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
Jiro Kamimura
次郎 上村
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬調性と現像性に優れた感光性組成物の提
供。 【構成】 オルトキノンジアジド基を含む化合物と長鎖
アルキル基を含むアルカリ可溶性樹脂との反応生成物を
含有してなることを特徴とする感光性組成物、又はオル
トキノンジアジド基を含む化合物と長鎖アルキル基を含
むアルカリ可溶性樹脂との反応生成物及びオルトキノン
ジアジド基を含む化合物とトリヒドロキシベンゾフェノ
ンとの反応生成物の混合物を含有してなることを特徴と
する感光性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性組成物に関し、さ
らに詳しくは、優れた硬調性と現像性を兼ね備えた感光
性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版は、親水性支持体上に
インク受容性の感光層を設けたもので、例えばポジ型感
光性平版印刷版においては、親水性支持体上に紫外線等
の活性光線による露光により可溶化するインク受容性感
光層が形成されている。このようなポジ型感光性平版印
刷版の感光層に原稿より画像露光を施し、次いで現像す
ると、露光部の感光層は除去されて親水性支持体の表面
が露出する一方、露光されない部分の感光層は支持体に
残留してインキ受容層を形成する。
【0003】しかしながら、このような感光性平版印刷
版を使って原稿フィルムより露光する際、該原稿フィル
ムや感光性平版印刷版にゴミ等の異物が付着している
と、その付着部分から極く少量の光が入り込み、シャー
プなレジスト像が形成できなくなる恐れがあった(焼き
ボケ現象)。
【0004】また、従来の平版印刷版を白色灯(蛍光
灯)下で長時間(10分程度)露光、現像等の作業をする
と、感光により、印刷版の感光層の膜減りが起こり、未
露光部も現像されてしまうという問題があった(セーフ
ライト性)。
【0005】そこで、原稿フィルムや感光性平版印刷版
にゴミ等の異物が付着しても、シャープなレジスト像が
得られるような硬調性に優れた平版印刷版の開発が進め
られている。
【0006】従来より硬調化技術の1つとして、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレン高級アルコールエーテル等の界面活性剤を感光
性組成物に添加したり、オルトキノンジアジド基を含む
化合物にo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸を
用いる方法があった。
【0007】しかしながら、従来の硬調な感光性組成物
を支持体上に塗設しても、露光、現像後に支持体上に露
光層の膜が残ってしまうなど現像性に問題があった。
【0008】従って、上述の焼きボケ現象やセーフライ
ト性といった作業性が改善されると共に、現像性も損な
われないような感光性平版印刷版の出現が望まれてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記従来の問題に鑑みなされたもので、露光の際に原稿フ
ィルムと感光性平版印刷版との間に存在するゴミ等の異
物による焼ボケ現象がなく、また白色光下で長時間作業
しても膜減りが起こらず、しかも、現像性のよい感光性
組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために、感光性組成物について、鋭意検討を
重ねた結果、オルトキノンジアジド基を含む化合物と長
鎖アルキル基を有するアルカリ可溶性樹脂との反応生成
物を含む感光性組成物は、いわゆる焼きボケ現象や膜減
り状態がなく、同時に現像性に優れていることを知り、
本発明を達成するに至った。
【0011】また、本発明の上記目的は、前記の反応生
成物に、更に、オルトキノンジアジド基を含む化合物と
ポリヒドロキシベンゾフェノンとの反応生成物を混合し
たものを含む感光性組成物によっても達成されることが
判明した。
【0012】以下、本発明につき、更に詳述する。
【0013】一般に感光性組成物は、(a)オルトキノ
ンジアジド化合物、(b)アルカリ可溶性樹脂、(c)
露光により酸又は遊離基を生成する化合物、(d)
(c)の光分解生成物と相互作業することによってその
色調を変える色素及び(e)有機酸及び酸無水酸を含有
する。
【0014】本発明のオルトキノンジアジド化合物の好
ましい1つはオルトキノンジアジド基を含む化合物と長
鎖アルキル基を有するアルカリ可溶性樹脂との反応生成
物である。
【0015】オルトキノンジアジド基を含む化合物と長
鎖アルキル基を有するアルカリ可溶性樹脂との反応生成
物としては、o−ナフトキノンジアジド−5−スルホン
酸と、その化合物中に長鎖アルキル基を有するフェノー
ル類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂とのエステ
ル化合物が挙げられる。本発明において長鎖アルキル基
とは、炭素数3〜20のアルキル基をいう。好ましい長鎖
アルキル基は炭素数3〜12のものである。
【0016】重縮合樹脂の製造に用いられるフェノール
類としては、例えばフェノール、o−クレゾール、m−
クレゾール、p−クレゾール、3,5−キシレノール、
カルバクロール、チモール等の一価フェノール、カテコ
ール、レゾルシン、ヒドロキノン等の二価のフェノー
ル、ピロガロール、フロログルシン等の三価のフェノー
ルが挙げられる。これらのフェノール類はいずれも炭素
数3〜20、好ましくは3〜12の長鎖アルキル基を有して
いる。また、アルデヒドとしては、例えばホルムアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトン
アルデヒド、フルフラールが挙げられる。これらのアル
デヒドのうち好ましいものは、ホルムアルデヒド、ベン
ズアルデヒドである。また、ケトンとしては、例えばア
セトン、メチルエチルケトンが挙げられる。
【0017】上記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂が挙げられる。
【0018】これらフェノール類及びアルデヒド又はケ
トンの重縮合樹脂は公知の方法で製造することができ
る。
【0019】また、別のオルトキノンジアジド基を含む
化合物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物としては、
o−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸とフェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体とのエステル化合物
も用いることができる。
【0020】このようなエステル化合物を形成するフェ
ノール性水酸基を有するビニル系重合体としては、特願
平2-29709号に記載されているフェノール性水酸基を有
するビニル系重合体を用いることができる。
【0021】さらにまた、本発明においては、オルトナ
フトキノンジアジド基を含む化合物と2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4′−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,2′,4′−
ペンタヒドロキシベンゾフェノン、及び/又は2,3,
4,3′,4′,5′−ヘキサヒドロキシベンゾフェノ
ンとの反応生成物(A)を、前記オルトキノンジアジド
基を含む化合物と長鎖アルキル基を有するアルカリ可溶
性樹脂との反応生成物(B)に混合して用いることがで
きる。前者(A)に対する後者(B)の混合比は0/10
〜8.5/1.5である。
【0022】本発明のオルトキノンジアジド基を含む化
合物と長鎖アルキル基を含むアルカリ可溶性樹脂との反
応生成物、あるいは当該反応物とオルトキノンジアジド
基を含む化合物とポリヒドロキシベンゾフェノンとの反
応生成物との混合物の感光性組成物中に占める割合は5
〜60重量%が好ましく、特に好ましくは10〜50重量%で
ある。
【0023】本発明の感光性組成物においては更にアル
カリ可溶性樹脂が好ましく用いられる。
【0024】アルカリ可溶性樹脂としては、ノボラック
樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系重合体、特
開昭55-57841号公報に記載されている多価フェノールと
アルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等が挙げられる。ま
た、これらの樹脂は併用することもできる。
【0025】ノボラック樹脂としては、例えばフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、特開昭55-57841号公報に記載されているよう
なフェノール・クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合
樹脂、特開昭55-127553号公報に記載されているような
p−置換フェノール・フェノールもしくはクレゾール・
ホルムアルデヒド共重縮合樹脂等が挙げられる。
【0026】また、非ノボラック樹脂としてはフェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体、特にフェノール性
水酸基を有する単位を分子構造中に有するビニル系重合
体があげられる。
【0027】本発明の感光性組成物中における上記アル
カリ可溶性樹脂の占める割合は50〜95重量%が好まし
く、更に好ましくは60〜90重量%である。
【0028】これらのアルカリ可溶性樹脂は、塗布性を
考慮すると重量平均分子量が1,000以上のものが好まし
く、1,500以上のものがさらに好ましい。
【0029】本発明の感光性組成物には、露光により酸
もしくは遊離基を生成する化合物を含有することができ
るが、このような化合物としては、下記一般式[I]及
び[II]でそれぞれ示されるトリハロアルキル化合物又
はジアゾニウム塩化合物が好ましく用いられる。
【0030】
【化1】 (式中、Xaは炭素原子数1〜3個のトリハロアルキル
基を示し、WはN、S、Se、P、Cの各原子を示し、
ZはO、N、S、Se、Pの各原子を示す。Yは発色団
基を有し、かつWとZを環化させるに必要な非金属原子
群を示す。但し、非金属原子群により形成された環が前
記Xaを有していてもよい。)
【0031】一般式[II] Ar−N2 +- (式中、Arはアリール基を表わし、Xは無機化合物の
対イオンを表す。)
【0032】具体的には、例えば一般式[I]のトリハ
ロアルキル化合物としては、下記一般式[III]、[I
V]又は[V]で表される化合物が含まれる。
【0033】
【化2】 (式中、Xaは炭素原子1〜3個を有するトリハロアル
キル基、Lは水素原子またはメチル基、Jは置換若しく
は非置換アリール基又は複素環基を表し、nは0、1ま
たは2である。)
【0034】一般式[III]で表わされる化合物として
は具体的には、
【0035】
【化3】 等のベンゾフラン環を有するオキサジアゾール化合物、
特開昭54-74728号公報に記載されている2−トリクロロ
メチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−
オキサジアゾール化合物、又は
【0036】
【化4】
【0037】
【化5】
【0038】
【化6】 等が挙げられる。
【0039】また、一般式[IV]又は[V]で表わされ
る化合物としては具体的には、特開昭53-36223号公報に
記載されている4−(2,4−ジメトキシ−4−スチリ
ル)−6−トリクロロメチル−2−ピロン化合物、特開
昭48-36281号公報に記載されている2,4−ビス−(ト
リクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−S−ト
リアジン化合物、2,4−ビス−(トリクロロメチル)
−6−p−ジメチルアミノスチリル−S−トリアジン化
合物等が挙げられる。
【0040】一方、ジアゾニウム塩化合物としては、露
光によって強力なルイス酸を発生するジアゾニウム塩が
好ましく、対イオン部分としては無機化合物の対イオン
が推奨される。このような化合物の具体例としては、ジ
アゾニウム塩のアニオン部分がフッ化リンイオン、フッ
化ヒ素イオン、フッ化アンチモンイオン、塩化アンチモ
ンイオン、塩化スズイオン、塩化ビスマスイオン及び塩
化亜鉛イオンの少なくとも1種である芳香族ジアゾニウ
ム塩が挙げられ、好ましくはパラジアゾフェニルアミン
塩が挙げられる。
【0041】上記露光により酸もしくは遊離基を生成す
る化合物の全感光層組成物中に含まれる量は0.01〜20重
量%が好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、特に
好ましくは0.2〜10重量%である。
【0042】本発明の感光性組成物においては、上記の
露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物と共に、
その光分解生成物と相互作用をすることによってその色
調を変える変色剤が含有される。このような変色剤とし
ては、発色するものと退色又は変色するものとの2種類
がある。退色又は変色する変色剤としては、例えばジフ
ェニルメタン、トリフェニルメタン系チアジン、オキサ
ジン系、キサンテン系、アンスラキノン系、イミノナフ
トキノン系、アゾメチン系等の各種色素が有効に用いら
れる。
【0043】これらの例としては具体的には次のような
ものが挙げられる。ブリリアントグリーン、エオシン、
エチルバイオレット、エリスロシンB、メチルグリー
ン、クリスタルバイオレット、ベイシックフクシン、フ
ェノールフタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、
アリザリンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイ
オレット2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メ
タニルイエロー、チモールスルホフタレイン、キシレノ
ールブルー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニル
チオカルバゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パ
ラメチルレッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4
B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブ
ルーA、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカ
イトグリーン、パラフクシン、ビクトリアピュアブルー
BOH(保土ケ谷化学(株)製)、オイルブルー#603
[オリエント化学工業(株)製]、オイルピンク#312
[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッド5B
[オリエント化学工業(株)製]、オイルスカーレット
#308[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッド
OG[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッドR
R[オリエント化学工業(株)製]、オイルグリーン#
502[オリエント化学工業(株)製]、スピロンレッド
BEHスペシャル[保土ケ谷化学工業(株)製]、m−
クレゾールパープル、クレゾールレッド、ローダミン
B、ローダミン6G、ファーストアシッドバイオレット
R、スルホローダミンB、オーラミン、4−p−ジエチ
ルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボキシ
アニリノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノナフ
トキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−ジヒ
ドロオキシエチルアミノ−フェニルイミノナフトキノ
ン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルアミノ−
o′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シアノ−
p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリド、1
−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノフェ
ニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−4−
p−ジエチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾロン。
【0044】また、発色する変色剤としてはアリールア
ミン類を挙げることができる。この目的に適するアリー
ルアミン類としては、第一級、第二級芳香族アミンのよ
うな単なるアリールアミンのほかにいわゆるロイコ色素
も含まれ、これらの例としては次のようなものが挙げら
れる。
【0045】ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、
トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4′−
ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン、o−ブロモ
アニリン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、o−
ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、1,2,3−トリ
フェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、アニリン、2,5−ジクロロアニリン、N
−メチルジフェニルアミン、o−トルイジン、p,p′
−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、N,N−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノ
エチレン、p,p′,p″−ヘキサメチルトリアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノジ
フェニルメチルイミン、p,p′,p″−トリアミノ−
o−メチルトリフェニルメタン、p,p′,p″−トリ
アミノトリフェニルカルビノール、p,p′−テトラメ
チルアミノジフェニル−4−アニリノナフチルメタン、
p,p′,p″−トリアミノトリフェニルメタン、p,
p′,p″−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメ
タン。
【0046】本発明においては上記変色剤のうちpH領
域1〜5で変色しうる色素が好ましい。
【0047】上記の変色剤の感光性組成物中に占める割
合は、0.01〜10重量%であることが好ましく、更に好ま
しくは0.02〜5重量%で使用される。
【0048】本発明の感光性組成物は更に種々の有機酸
及び酸無水物を含むことが好ましい。
【0049】上記有機酸としては公知の種々の有機酸が
すべて挙げられるがpKa値が2以上である有機酸が好
ましく、更に好ましくはpKa値が3.0〜9.0であり、特
に好ましくは3.5〜8.0の有機酸が用いられる。但し、本
発明で使用されるpKa値は25℃における値である。
【0050】このような有機酸としては、例えば化学便
覧基礎編II(丸善(株)1966年,第1054〜1058頁)に記
載されている有機酸で、本発明のpKa値を示し得る化
合物を挙げることができる。このような化合物として
は、例えば安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、イソ
フタル酸、p−トルイル酸、q−トルイル酸、β−エチ
ルグルタル酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香
酸、3,5−ジメチル安息香酸、3,4−ジメトキシ安
息香酸、グリセリン酸、グルタコン酸、グルタル酸、p
−アニス酸、コハク酸、セバシン酸、β,β−ジエチル
グルタル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、1,
3−シクロブタンジカルボン酸、1,1−シクロペンタ
ンジカルボン酸、1,2−シクロペンタンジカルボン
酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、β,β−ジ
メチルグルタル酸、ジメチルマロン酸、α−酒石酸、ス
ベリン酸、テレフタル酸、ピメリン酸、フタル酸、フマ
ル酸、β−プロピルグルタル酸、プロピルマロン酸、マ
ンデル酸、メソ酒石酸、β−メチルグルタル酸、β,β
−メチルプロピルグルタル酸、メチルマロン酸、リンゴ
酸、1,1−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、シ
ス−4−シクロヘキセン1,2−ジカルボン酸等を挙げ
ることができる。その他メルドラム酸やアスコルビン酸
などのエノール構造を有する有機酸も好ましく用いるこ
とができる。上記有機酸の感光層中に占める割合は0.05
〜10重量%が適当であり、好ましくは0.1〜5重量%で
ある。
【0051】また、本発明に用いる酸無水物としては公
知の種々の酸無水物がすべて用いられるが、好ましくは
環状酸無水物であり、このようなものとして例えば無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、3,6−エンドオキシ−△4−テトラヒド
ロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無水グル
タル酸、無水マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−
フェニル無水マレイン酸、無水コハク酸、ピロメリット
酸等が挙げられる。これらの酸無水物は感光層中に0.05
〜10重量%、特に0.1〜5重量%含有されることが好ま
しい。
【0052】本発明の感光性組成物は上記のような素材
を組合わせ、特に本発明の化合物を含有することによ
り、本発明の目的を達成し得るものであるが、このよう
な各々の素材の他、必要に応じて更に染料、顔料等の色
素、増感剤、可塑剤、界面活性剤などを添加することが
できる。
【0053】更に、これらの各成分を下記の溶媒に溶解
させ、更にこれを適当な支持体の表面に塗布乾燥させる
ことにより、感光層を設けて、感光性平版印刷版を形成
することができる。
【0054】本発明の感光性組成物の各成分を溶解する
際に使用し得る溶媒としては、メチルセロソルブ、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブアセテート等のセロソルブ類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセト
ン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエ
チルケトン等が挙げられる。これら溶媒は、単独である
いは2種以上混合して使用することができる。
【0055】本発明の感光性組成物を支持体表面に設け
る際に用いる塗布方法としては、従来公知の方法、例え
ば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エア
ーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン
塗布等を用いることが可能である。塗布量は用途により
異なるが、例えば0.1〜5.0g/m2(固形分として)が好
ましい。また乾燥温度としては、例えば20〜150℃、好
ましくは30〜100℃が採用される。
【0056】本発明において、感光性塗布液の支持体上
への塗布量は、用途によって異なるが、一般的に固形分
として0.5〜3.5g/m2が適当である。
【0057】本発明の感光性組成物を用いた感光層を設
ける支持体としては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の
金属板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニ
ウム、鉄等がメッキ又は蒸着された金属板、紙、プラス
チックフィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、ア
ルミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプ
ラスチックフィルム等が挙げられる。このうち好ましい
のはアルミニウム板である。本発明の感光性組成物を用
いた感光性平版印刷版の支持体として砂目立て処理、陽
極酸化処理および必要に応じて封孔処理等の表面処理が
施されているアルミニウム板を用いることがより好まし
い。
【0058】これらの処理には公知の方法を適用するこ
とができる。
【0059】砂目立て処理の方法としては、例えば、機
械的方法、電解によりエッチングする方法が挙げられ
る。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラ
シ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ研磨法等
が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて上述の
各種方法を単独あるいは組み合わせて用いることができ
る。好ましいのは電解エッチングによる方法である。
【0060】電解エッチングは、りん酸、硫酸、塩酸、
硝酸等の無機の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行
なわれる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリあ
るいは酸の水溶液によってデスマット処理を行い中和し
て水洗する。
【0061】陽極酸化処理は、電解液として、硫酸、ク
ロム酸、シュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2
種以上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電
解して行なわれる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50
mg/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/dm2であ
る。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウム板をリン
酸クロム酸溶液(リン酸85%液:35ml、酸化クロム(V
I):20gを1リットルの水に溶解して作製)に浸漬
し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解前後の重量変化測
定等から求められる。
【0062】封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケ
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他に支持体に対して、水溶性高分
子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属塩の水溶液によ
る下引き処理を施すこともできる。
【0063】本発明の支持体は陽極酸化処理後に亜硝酸
塩で親水化処理されてもよい。亜硝酸塩の例としては、
周期律表のIa,IIa,IIb,IIIb,IVa,IVb,VIa,VIIa
及びVIII族の金属の亜硝酸塩またはアンモニウム塩、す
なわち亜硝酸アンモニウムが挙げられ、その金属塩とし
ては、例えば、LiNO2,NaNO2,KNO2,Mg(NO2)2,Ca(N
O2)2,Zn(NO2)2,Al(NO2)3,Zr(NO2)4,Sn(NO2)4,Cr(N
O2)3,Co(NO2)2,Mn(NO2) 2,Ni(NO2)2等が好ましく、特
に、アルカリ金属亜硝酸塩が好ましい。このような亜硝
酸塩は、勿論2種以上併用することができ、更に亜硝酸
と併用することもできる。本発明においては亜硝酸塩
は、これらを含む水溶液中に、一般に0.001〜1.0重量%
含有されることが好ましい。
【0064】上記処理液で支持体表面を処理する場合の
処理条件としては、室温から約100℃の温度範囲で、前
処理された支持体を10〜300秒の間浸漬するか、または
その処理液を支持体に塗布するのが好ましい。
【0065】上記亜硝酸塩による処理を施された支持体
は次いで必要により水蒸気、50〜100℃の水又は50〜100
℃の希薄アルカリ溶液による下地処理が行われる。亜硝
酸塩による親水化処理が施された支持体は、この下地処
理によって、その親水性表面の特徴を残し、且つ密着力
も強化される。
【0066】水蒸気による処理を行なう場合、その温度
は120℃以下が好ましい。また希薄アルカリ溶液はpHが
7.5〜13.0までの範囲が好ましく、このpH範囲であれ
ば、どのようなアルカリ剤を用いてもよい。代表的なア
ルカリ剤としては、M(OH)n,M(CO3)n,M
(CH3COO)n,M(BO3)n,Mm(PO3)の一般
式で示される水酸化物、炭酸塩、酢酸塩等が用いられる
(ここでMはアンモニア、アルカリ金属及びアルカリ土
類金属を示す。またn及びmは1〜3の整数である)。
またグルコン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸
カリウムなどのアルカリ性有機酸塩も使用でき、NR3
の一般式で示されるアミノ化合物(例えば、モノエタノ
ールアミンなど)を用いることもできる。pHが13.0よ
り高いアルカリ溶液で処理すると陽極酸化皮膜が溶解す
る。
【0067】水又は希薄なアルカリ溶液による処理の場
合、処理液温度が50℃より低いと長時間処理しても十分
な効果が得られず、耐刷力の低い印刷版しか得られな
い。従って、処理温度は50〜100℃とされ、希薄なアル
カリ水溶液を使用する場合には多少低めの温度、即ち50
〜80℃が好ましい。
【0068】一方、処理時間は水蒸気による処理および
50〜100℃の水又は50〜100℃の稀薄なアルカリ水溶液に
よる処理のいずれの場合においても1〜120秒が適当で
あり、5〜30秒の範囲が特に好ましい。
【0069】上記の如く、亜硝酸塩処理した後、水蒸気
又は50〜100℃の水あるいは稀薄アルカリ溶液で処理し
た支持体は、その後好ましくは乾燥される。
【0070】前記の処理を施された支持体は必要に応じ
てプライマー層等を設けることができる。
【0071】該プライマー層には例えばポリエステル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート系共重合体、酢酸
ビニル系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリルブタ
ジエン、ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。
【0072】また上記プライマー層を構成するアンカー
剤としては、例えばシランカップリング剤、シリコーン
プライマー等を用いることができ、また有機チタネート
等も有効である。
【0073】本発明の感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版は、通常の方法で現像処理することができる。例
えば、透明陽画フィルムを通して超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ
等の光源により露光し、次いで、種々のアルカリ現像液
にて現像する。この結果未露光部分のみが支持体表面に
残り、ポジ−ポジ型のレリーフ像が形成される。
【0074】上記アルカリ現像液としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウ
ム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等の
アルカリ金属塩の水溶液が挙げられる。アルカリ金属塩
の濃度は0.1〜20重量%が好ましい。又、該現像液中に
必要に応じアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤やア
ルコール等の有機溶媒を加えることができる。
【0075】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、これらの実
施例に限定されるものではない。
【0076】<アルミニウム板の作製>厚さ0.24mmのア
ルミニウム板(材質1050、調質H16)を5%苛性ソーダ
水溶液中に浸漬し65℃の温度で1分間脱脂処理を行なっ
た後、水洗した。
【0077】この脱脂処理したアルミニウム板を10%塩
酸水溶液中、25℃で1分間浸漬して中和した後、水洗し
た。ついでこのアルミニウム板を0.3mol/リットルの硝
酸水溶液中において30℃で電流密度50A/dm2 の交流で
30秒間電解粗面化を行なった後、5%苛性ソーダ水溶液
中で60℃、10秒間のデスマット処理を行った。その後、
20%硫酸溶液中で温度20℃、電流密度3A/ dm2 、処
理時間1分の条件で、前記のアルミニウム板の表面を陽
極酸化処理を行い、さらに、80℃の熱水で20秒間熱水封
孔処理を施した。
【0078】以上の前処理を施したアルミニウム板を1
%亜硝酸ナトリウム水溶液中に80℃で30秒間浸漬した。
水洗後、80℃で3分間乾燥した。
【0079】上記のようにして作製した支持体に次の組
成を有する感光性組成物の塗布液をワイヤーバーを用い
て塗布し、80℃で2分間乾燥した。乾燥塗布膜の塗布量
が22mg/dm2 である。
【0080】(感光性組成物の塗布液) (実施例1) ノボラック樹脂*A 7.76 g 本発明の化合物*1 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0081】(実施例2) ノボラック樹脂*A 7.76 g 本発明の化合物*2 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0082】*A:ノボラック樹脂[フェノール,m−
クレゾールおよびp−クレゾールとホルムアルデヒドと
の共重合樹脂(フェノール:m−クレゾール:p−クレ
ゾールのモル比=2.0:4.8:3.2、Mw=6500、Mw/Mn
=5.4)] *B 界面活性剤:ポリエチレングリコール *C ハロゲン遊離基を生成する化合物:2−[1−メ
チル−2−(ベンゾ[C]−フラン−2−イル)ビニ
ル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール *D 酸:ベラトルム酸((CH3O)263COO
H)
【0083】(実施例3) ノボラック樹脂*A 7.76 g 本発明の化合物*3 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0084】(実施例4) ノボラック樹脂*A 7.76 g 本発明の化合物*4 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0085】(比較例1) ノボラック樹脂*A 7.76 g o−キノンジアジド化合物*5 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0086】(比較例2) ノボラック樹脂*A 7.76 g o−キノンジアジド化合物*6 3.3 g 界面活性剤*B 0.13 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.11 g ハロゲン遊離基を生成する化合物*C 0.13 g 酸*D 0.52 g メチルセロソルブ 100 g
【0087】
【化7】
【0088】
【化8】
【0089】かくして得られた感光性平版印刷版に感度
測定用ステップタブレット(イーストマン・コダック社
製No.2、濃度差0.5ずつで21段階のグレースケール)
を密着して、2KWメタルハライドランプ(岩崎電気社製
アイドルフィン2000)を光源として90cmの距離から露光
した。
【0090】この露光済の感光性平版印刷版は、市販さ
れている現像液(SPR−1、コニカ社製6倍に希釈、
現像時間20秒、現像温度27℃)で現像し、硬調性の評価
を行った。
【0091】硬調性の評価における「クリア段数」は、
上記ステップタブレットの完全に現像されている段数を
いい、また「ベタ段数」は上記ステップタブレットの完
全に現像されていない段数をいう。硬調性はこのベタ段
数−クリア段数の値で評価され、この値が小さい程硬調
性にすぐれている。
【0092】次に現像性を検討するためにアンダー現像
液の現像性、オーバー現像液での現像性を評価した。
【0093】
【表1】
【0094】*1) 硬調性 ベタ段数−クリア段数= 6.0以下 ○ ベタ段数−クリア段数= 6.0〜 7.0 ○△ ベタ段数−クリア段数= 7.0〜 8.5 △ ベタ段数−クリア段数= 8.5〜10.0 △× ベタ段数−クリア段数=10.0より大きい ×
【0095】*2) 現像性 アンダー現像性:現像は通常コニカ(株)製SDR−1
現像液を水で6倍に希釈した現像液で27℃にて20秒間現
像するが、アンダー現像性を評価するときはアルカリ濃
度が更に希釈された現像液、すなわち、現像能力の低下
した現像液に相当する現像液に対する現像性を評価す
る。例えば、希釈率を9,10,11倍と変化させる。11倍
希釈まで完全に現像されるものを○、10倍希釈まで完全
に現像されるものを△、9倍希釈まで完全に現像される
ものを×とする。
【0096】オーバー現像性:標準状態の現像液(SD
R−1,6倍希釈)15リットルに補充液SDR−1R4
倍希釈液を+2リットルの割合で補充した現像液を用い
て評価する。評価に際しては、標準状態のグレースケー
ルのベタ段数とオーバー現像時におけるベタ段数の変化
値で判定する。 ベタ段数の変化値 1.0以内 ○ 1.0〜 2.0 △ 2.0以上 ×
【0097】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の感
光性組成物によれば、硬調性及び現像性のいずれにおい
ても良好であることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沼 智史 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 佐々木 充 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 上村 次郎 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルトキノンジアジド基を含む化合物と
    長鎖アルキル基を含むアルカリ可溶性樹脂との反応生成
    物を含有してなることを特徴とする感光性組成物。
  2. 【請求項2】 オルトキノンジアジド基を含む化合物と
    長鎖アルキル基を含むアルカリ可溶性樹脂との反応生成
    物及びオルトキノンジアジド基を含む化合物とポリヒド
    ロキシベンゾフェノンとの反応生成物の混合物を含有し
    てなることを特徴とする感光性組成物。
JP17184492A 1992-06-05 1992-06-05 感光性組成物 Pending JPH05341519A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017126610A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日産化学工業株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017126610A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日産化学工業株式会社 ポジ型感光性樹脂組成物

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