JPH05346665A - ポジ型感光性平版印刷版 - Google Patents

ポジ型感光性平版印刷版

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Publication number
JPH05346665A
JPH05346665A JP17922492A JP17922492A JPH05346665A JP H05346665 A JPH05346665 A JP H05346665A JP 17922492 A JP17922492 A JP 17922492A JP 17922492 A JP17922492 A JP 17922492A JP H05346665 A JPH05346665 A JP H05346665A
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JP
Japan
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acid
compd
compound
printing plate
resin
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Application number
JP17922492A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsubara
真一 松原
Tomohito Konuma
智史 小沼
Katsuhiko Tono
克彦 東野
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
Jiro Kamimura
次郎 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Konica Minolta Inc filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP17922492A priority Critical patent/JPH05346665A/ja
Publication of JPH05346665A publication Critical patent/JPH05346665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度、現像許容性及びボールペン適性に優れ
たポジ型感光性平版印刷版の提供。 【構成】 o−キノンジアジド化合物を含有するポジ型
感光性平版印刷版において、下記一般式[I]で表され
る化合物を含むポジ型感光性平版印刷版である。 【化12】 (R1は水素原子又はメチル基を表し、R2〜R9は水素
原子、水酸基、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン原
子、炭素数1〜3のアルコキシ基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性平版印刷版に関
し、さらに詳しくは、感度、現像許容性及びボールペン
適性に優れたポジ型感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版は、親水性支持体上に
インク受容性の感光層を設けたもので、例えばポジ型感
光性平版印刷版においては、親水性支持体上に紫外線等
の活性光線による露光により可溶化するインク受容性感
光層が形成されている。このようなポジ型感光性平版印
刷版の感光層に原稿より画像露光を施し、次いで現像す
ると、露光部の感光層は除去されて親水性支持体の表面
が露出する一方、露光されない部分の感光層は支持体に
残留してインキ受容層を形成する。
【0003】平版印刷においては、上記露光部が親水性
で、露光されない部分が親油性であるという性質の差が
利用される。
【0004】通常、ポジ型感光性平版印刷版の感光層に
は、感光性成分としてo−キノンジアジド化合物が、ま
た被膜強度とアルカリ可溶性とを高めるための成分とし
てアルカリ可溶性樹脂が含有されている。
【0005】これらのポジ型感光性平版印刷版には、作
業性向上のために高い感度を有することが必要とされて
いる。
【0006】このため、特に上記o−キノンジアジド化
合物の中でも、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
5−スルホン酸エステル化合物及び1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−4−スルホン酸エステル化合物が有
用なものとして一般に用いられている。
【0007】o−ナフトキノン−ジアジド−スルホン酸
エステルを含む感光性平版印刷版の感度を高める試みに
ついては従来種々提案されてきた。例えば環式酸無水物
を添加(特開昭52-80022号)や有機強酸を添加(特開昭
60-88942号)する試みがあるが、感度は上がるが現像許
容性が悪くなるという欠点を生ずる。また現像許容性を
損なわず感度を上げる試みとしてはビスフェノールAの
添加(特開昭60-150047号)が知られているが、効果は
満足できるものではない。
【0008】ボールペンは感光性平版印刷版を焼付する
際に位置合わせのためのトンボを書くために使用される
が、ビスフェノールAを感度が上がる添加量まで入れる
と、そのボールペン描画に対する耐性が悪くなるという
欠点を生じる。
【0009】
【発明を解決するための課題】従って本発明の目的は、
感度、現像許容性及びボールペン適性のいずれも満足す
るようなポジ型感光性平版印刷版を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するために、感光性平版印刷版について鋭意検討を
重ねた結果、o−キノンジアジド化合物を含有するポジ
型感光性平版印刷版において、下記一般式[I]で表わ
される化合物を感光性組成物に含有させると、感度の高
い、現像許容性及びボールペン適性のすぐれた感光性平
版印刷版が得られることを知見し、本発明を完成するに
至った。
【0011】
【化2】 (R1は水素原子又はメチル基を表し、R2〜R9は水素
原子、水酸基、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン原
子、炭素数1〜3のアルコキシ基を表す。)
【0012】以下本発明につき、更に詳述する。
【0013】本発明のポジ型感光性平版印刷版には下記
一般式[I]で表わされる化合物が含まれる。
【0014】
【化3】 (式中R1は水素原子又はメチル基を表し、R2〜R9
水素原子、水酸基、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜3のアルコキシ基を表す。)
【0015】本発明の感光性組成物中におけるこの化合
物の占める割合は、0.5〜15重量%、好ましくは1〜10
重量%、さらに好ましくは1〜6重量%である。
【0016】本発明の感光性組成物に好ましく用いられ
るo−キノンジアジド化合物としては、o−キノンジア
ジド基を含む化合物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成
物を挙げることができる。
【0017】オルトキノンジアジド基を含む化合物とア
ルカリ可溶性樹脂との反応生成物の代表的なものとして
は、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸化合物と、フ
ェノール類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂との
エステル化合物が挙げられる。
【0018】このような重縮合樹脂の製造に用いるフェ
ノール類としては、例えばフェノール、o−クレゾー
ル、m−クレゾール、p−クレゾール、3,5−キシレ
ノール、カルバクロール、チモール等の一価フェノー
ル、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン等の二価の
フェノール、ピロガロール、フロログルシン等の三価の
フェノールを挙げることができる。また、アルデヒドと
しては、例えばホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、
アセトアルデヒド、クロトンアルデヒド、フルフラール
を挙げることができる。これらのアルデヒドのうち好ま
しいものは、ホルムアルデヒド、ベンズアルデヒドであ
る。また、ケトンとしては、例えばアセトン、メチルエ
チルケトンを挙げることができる。
【0019】上記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂が挙げられる。
【0020】前記o−ナフトキノンジアジド化合物のフ
ェノール類のOH基に対するo−ナフトキノンジアジド
スルホン酸の縮合率(OH基1個に対する反応率)は、
15〜80%が好ましく、より好ましくは20〜60%である。
【0021】これらフェノール類及びアルデヒド又はケ
トンの重縮合樹脂は公知の方法で製造することができ
る。
【0022】また、オルトキノンジアジド基を含む化合
物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物としては、o−
ナフトキノンジアジドスルホン酸化合物とフェノール性
水酸基を有するビニル系重合体とのエステル化合物も用
いることができる。
【0023】このようなエステルを形成するフェノール
性水酸基を有するビニル系重合体としては、特願平2-29
709号に記載されているフェノール性水酸基を有するビ
ニル系重合体を用いることができる。
【0024】また、オルトナフトキノンジアジド基を含
む化合物と2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,3,4,2′,4′−ペンタヒドロキシベンゾ
フェノン、2,3,4,3′,4′,5′−ヘキサヒド
ロキシベンゾフェノンとの縮合化合物も使用することが
できる。
【0025】更に本発明に用いられるキノンジアジド化
合物としては特開昭58-43451号公報明細書に記載のある
以下の化合物も使用できる。すなわち例えば1,2−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸アミドなどの公知の1,2
−キノンジアジド化合物、さらに具体的にはジェイ・コ
サール(J.Kosar)著「ライト・センシティブ システ
ムズ」(“Light-Sensitive Systems”)第339〜352頁
(1965年)、ジョン・ウィリー アンド サンズ(John
Wiley & Sons)社(ニューヨーク)やダブリュー・エ
ス・ディー・フォレスト(W.S.De Forest)著「フォト
レジスト」(“Photoresist”)第50巻,(1975年)、
マグローヒル(Mc Graw-Hill)社(ニューヨーク)に記
載されている1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸シクロヘキシルエステル、1−(1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホニル)−3,5−ジメチル
ピラゾール、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸−4″−ヒドロキシジフェニル−4″−アゾ−β
−ナフトールエステル、N,N−ジ−(1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホニル)−アニリン、2′−
(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルオキ
シ)−1−ヒドロキシ−アントラキノン、1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸−2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノンエステル、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸−2,3,4−トリヒドロキシ
ベンゾフェノンエステル、1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホン酸クロリド2モルと4,4′−ジアミ
ノベンゾフェノン1モルの縮合物、1,2−ナフトキノ
ンジアジド−5−スルホン酸クロリド2モルと4,4′
−ジヒドロキシ−1,1′−ジフェニルスルホン1モル
の縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸クロリド1モルとプルプロガリン1モルの縮合物、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−(N−ジヒドロア
ビエチル)−スルホンアミドなどの1,2−キノンジア
ジド化合物を例示することができる。また特公昭37-195
3号、同37-3627号、同37-13109号、同40-26126号、同40
-3801号、同45-5604号、同45-27345号、同51-13013号、
特開昭48-96575号、同48-63802号、同48-63803号各公報
に記載された1,2−キノンジアジド化合物をも挙げる
ことができる。
【0026】更に本発明に用いられるキノンジアジド化
合物としては例えば、1,2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸シクロヘキシルエステル、1−(1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル)−3,5−
ジメチルピラゾール、1,2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸−4″−ヒドロキシジフェニル−4″−
アゾ−β−ナフトールエステル、2′−(1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホニルオキシ)−1−ヒド
ロキシ−アントラキノン、1,2−ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホン酸−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノンエステル、1,2−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホン酸−2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン
エステル、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ン酸−2,3,4′,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノンエステル、1,2−ナフトキノンジアジド−4−
スルホン酸クロリド2モルと4,4′−ジヒドロキシ−
1,1′−ジフェニルスルホン1モルの縮合物、1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸クロリド1モ
ルとプルプロガリン1モルの縮合物等のポリヒドロキシ
化合物の1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホン酸エステル化合物が挙げられる。
【0027】また更に下記のようなポリウレタン樹脂の
o−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化合物も
使用しうる。
【0028】
【化4】
【0029】また、本発明においてはフェノール性水酸
基を有するビニル重合体とo−ナフトキノンジアジドス
ルホン酸とのエステル化合物も使用することができる。
このようなエステル化合物を形成するフェノール性水酸
基を有するビニル重合体としてはフェノール性水酸基を
有する単位を分子構造中に有する重合体であり、好まし
くは、前記本発明のビニル系樹脂として用いられるフェ
ノール性水酸基を有するビニル系重合体と同様のものが
用いられる。
【0030】本発明に用いられるキノンジアジド化合物
としては上記化合物を各々単独で用いてもよいし、2種
以上組合わせて用いてもよい。本発明に用いられるキノ
ンジアジド化合物の感光性組成物中に占める割合は、5
〜60重量%が好ましく、特に好ましくは、10〜50重量%
である。
【0031】本発明の感光性組成物においては更にアル
カリ可溶性樹脂を用いることができる。
【0032】アルカリ可溶性樹脂としては、ノボラック
樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系重合体、特
開昭55-57841号公報に記載されている多価フェノールと
アルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等が挙げられ、これ
らの樹脂を併用することもできる。
【0033】ノボラック樹脂としては、例えばフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、特開昭55-57841号公報に記載されているよう
なフェノール・クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合
樹脂、特開昭55-127553号公報に記載されているような
p−置換フェノール・フェノールもしくはクレゾール・
ホルムアルデヒド共重縮合樹脂等が挙げられる。
【0034】また、非ノボラック樹脂としてはフェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体、特にフェノール性
水酸基を有する単位を分子構造中に有するビニル系重合
体があげられる。
【0035】本発明の感光性組成物中における上記アル
カリ可溶性樹脂の占める割合は50〜95重量%が好まし
く、更に好ましくは60〜90重量%である。
【0036】これらのアルカリ可溶性樹脂は、塗布性を
考慮すると重量平均分子量が1,000以上のものが好まし
く、1,500以上のものがさらに好ましい。
【0037】本発明の感光性組成物には、露光により酸
もしくは遊離基を生成する化合物を含有することができ
るが、このような化合物としては、下記一般式[I′]
及び[II]でそれぞれ示されるトリハロアルキル化合物
又はジアゾニウム塩化合物が好ましく用いられる。
【0038】
【化5】 (式中、Xaは炭素原子数1〜3個のトリハロアルキル
基を示し、WはN、S、Se、P、Cの各原子を示し、
ZはO、N、S、Se、Pの各原子を示す。Yは発色団
基を有し、かつWとZを環化させるに必要な非金属原子
群を示す。但し、非金属原子群により形成された環が前
記Xaを有していてもよい。)
【0039】一般式[II] Ar−N2 +- (式中、Arはアリール基を表わし、Xは無機化合物の
対イオンを表す。)
【0040】具体的には、例えば一般式[I′]のトリ
ハロアルキル化合物としては、下記一般式[III]、[I
V]又は[V]で表される化合物が含まれる。
【0041】
【化6】 (式中、Xaは炭素原子1〜3個を有するトリハロアル
キル基、Lは水素原子またはメチル基、Jは置換若しく
は非置換アリール基又は複素環基を表し、nは0、1ま
たは2である。)
【0042】一般式[III]で表わされる化合物として
は具体的には、
【0043】
【化7】 等のベンゾフラン環を有するオキサジアゾール化合物、
特開昭54-74728号公報に記載されている2−トリクロロ
メチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−
オキサジアゾール化合物、又は
【0044】
【化8】
【0045】
【化9】
【0046】
【化10】 等が挙げられる。
【0047】また、一般式[IV]又は[V]で表わされ
る化合物としては具体的には、特開昭53-36223号公報に
記載されている4−(2,4−ジメトキシ−4−スチリ
ル)−6−トリクロロメチル−2−ピロン化合物、特開
昭48-36281号公報に記載されている2,4−ビス−(ト
リクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−S−ト
リアジン化合物、2,4−ビス−(トリクロロメチル)
−6−p−ジメチルアミノスチリル−S−トリアジン化
合物等が挙げられる。
【0048】一方、ジアゾニウム塩化合物としては、露
光によって強力なルイス酸を発生するジアゾニウム塩が
好ましく、対イオン部分としては無機化合物の対イオン
が推奨される。このような化合物の具体例としては、ジ
アゾニウム塩のアニオン部分がフッ化リンイオン、フッ
化ヒ素イオン、フッ化アンチモンイオン、塩化アンチモ
ンイオン、塩化スズイオン、塩化ビスマスイオン及び塩
化亜鉛イオンの少なくとも1種である芳香族ジアゾニウ
ム塩が挙げられ、好ましくはパラジアゾフェニルアミン
塩が挙げられる。
【0049】上記露光により酸もしくは遊離基を生成す
る化合物の全感光層組成物中に含まれる量は0.01〜20重
量%が好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、特に
好ましくは0.2〜10重量%である。
【0050】本発明の感光性組成物においては、上記の
露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物と共に、
その光分解生成物と相互作用をすることによってその色
調を変える変色剤が含有される。このような変色剤とし
ては、発色するものと退色又は変色するものとの2種類
がある。退色又は変色する変色剤としては、例えばジフ
ェニルメタン、トリフェニルメタン系チアジン、オキサ
ジン系、キサンテン系、アンスラキノン系、イミノナフ
トキノン系、アゾメチン系等の各種色素が有効に用いら
れる。
【0051】これらの例としては具体的には次のような
ものが挙げられる。ブリリアントグリーン、エオシン、
エチルバイオレット、エリスロシンB、メチルグリー
ン、クリスタルバイオレット、ベイシックフクシン、フ
ェノールフタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、
アリザリンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイ
オレット2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メ
タニルイエロー、チモールスルホフタレイン、キシレノ
ールブルー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニル
チオカルバゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パ
ラメチルレッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4
B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブ
ルーA、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカ
イトグリーン、パラフクシン、ビクトリアピュアブルー
BOH(保土ケ谷化学(株)製)、オイルブルー#603
[オリエント化学工業(株)製]、オイルピンク#312
[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッド5B
[オリエント化学工業(株)製]、オイルスカーレット
#308[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッド
OG[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッドR
R[オリエント化学工業(株)製]、オイルグリーン#
502[オリエント化学工業(株)製]、スピロンレッド
BEHスペシャル[保土ケ谷化学工業(株)製]、m−
クレゾールパープル、クレゾールレッド、ローダミン
B、ローダミン6G、ファーストアシッドバイオレット
R、スルホローダミンB、オーラミン、4−p−ジエチ
ルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボキシ
アニリノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノナフ
トキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−ジヒ
ドロオキシエチルアミノ−フェニルイミノナフトキノ
ン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルアミノ−
o′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シアノ−
p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリド、1
−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノフェ
ニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−4−
p−ジエチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾロン。
【0052】また、発色する変色剤としてはアリールア
ミン類を挙げることができる。この目的に適するアリー
ルアミン類としては、第一級、第二級芳香族アミンのよ
うな単なるアリールアミンのほかにいわゆるロイコ色素
も含まれ、これらの例としては次のようなものが挙げら
れる。
【0053】ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、
トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4′−
ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン、o−ブロモ
アニリン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、o−
ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、1,2,3−トリ
フェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、アニリン、2,5−ジクロロアニリン、N
−メチルジフェニルアミン、o−トルイジン、p,p′
−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、N,N−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノ
エチレン、p,p′,p″−ヘキサメチルトリアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノジ
フェニルメチルイミン、p,p′,p″−トリアミノ−
o−メチルトリフェニルメタン、p,p′,p″−トリ
アミノトリフェニルカルビノール、p,p′−テトラメ
チルアミノジフェニル−4−アニリノナフチルメタン、
p,p′,p″−トリアミノトリフェニルメタン、p,
p′,p″−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメ
タン。
【0054】本発明においては上記変色剤のうちpH領
域1〜5で変色しうる色素が好ましい。
【0055】上記の変色剤の感光性組成物中に占める割
合は、0.01〜10重量%であることが好ましく、更に好ま
しくは0.02〜5重量%で使用される。
【0056】本発明の感光性組成物は更に種々の有機酸
及び酸無水物を含むことが好ましい。
【0057】上記有機酸としては公知の種々の有機酸が
すべて挙げられるがpKa値が2以上である有機酸が好
ましく、更に好ましくはpKa値が3.0〜9.0であり、特
に好ましくは3.5〜8.0の有機酸が用いられる。但し、本
発明で使用されるpKa値は25℃における値である。
【0058】このような有機酸としては、例えば化学便
覧基礎編II(丸善(株)1966年,第1054〜1058頁)に記
載されている有機酸で、本発明のpKa値を示し得る化
合物を挙げることができる。このような化合物として
は、例えば安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、イソ
フタル酸、p−トルイル酸、q−トルイル酸、β−エチ
ルグルタル酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香
酸、3,5−ジメチル安息香酸、3,4−ジメトキシ安
息香酸、グリセリン酸、グルタコン酸、グルタル酸、p
−アニス酸、コハク酸、セバシン酸、β,β−ジエチル
グルタル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、1,
3−シクロブタンジカルボン酸、1,1−シクロペンタ
ンジカルボン酸、1,2−シクロペンタンジカルボン
酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、β,β−ジ
メチルグルタル酸、ジメチルマロン酸、α−酒石酸、ス
ベリン酸、テレフタル酸、ピメリン酸、フタル酸、フマ
ル酸、β−プロピルグルタル酸、プロピルマロン酸、マ
ンデル酸、メソ酒石酸、β−メチルグルタル酸、β,β
−メチルプロピルグルタル酸、メチルマロン酸、リンゴ
酸、1,1−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、シ
ス−4−シクロヘキセン1,2−ジカルボン酸等を挙げ
ることができる。その他メルドラム酸やアスコルビン酸
などのエノール構造を有する有機酸も好ましく用いるこ
とができる。上記有機酸の感光層中に占める割合は0.05
〜10重量%が適当であり、好ましくは0.1〜5重量%で
ある。
【0059】また、本発明に用いる酸無水物としては公
知の種々の酸無水物がすべて用いられるが、好ましくは
環状酸無水物であり、このようなものとして例えば無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸、3,6−エンドオキシ−△4−テトラヒド
ロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無水グル
タル酸、無水マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−
フェニル無水マレイン酸、無水コハク酸、ピロメリット
酸等が挙げられる。これらの酸無水物は感光層中に0.05
〜10重量%、特に0.1〜5重量%含有されることが好ま
しい。
【0060】本発明の感光性組成物は必要に応じて更に
染料、顔料等の色素、増感剤、可塑剤、界面活性剤など
を添加することができる。
【0061】更に、これらの各成分を下記の溶媒に溶解
させ、更にこれを適当な支持体の表面に塗布乾燥させる
ことにより、感光層を設けて、本発明の感光性平版印刷
版を形成することができる。
【0062】感光性組成物の各成分を溶解する際に使用
し得る溶媒としては、メチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブ
アセテート等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、シクロ
ヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエチルケトン
等が挙げられる。これら溶媒は、単独であるいは2種以
上混合して使用することができる。
【0063】感光性組成物を支持体表面に設ける際に用
いる塗布方法としては、従来公知の方法、例えば、回転
塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ
塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等を
用いることが可能である。塗布量は用途により異なる
が、例えば0.1〜5.0g/m2(固形分として)が好まし
い。また乾燥温度としては、例えば20〜150℃、好まし
くは30〜100℃が採用される。
【0064】本発明において、感光性塗布液の支持体上
への塗布量は、用途によって異なるが、一般的に固形分
として0.5〜5.0g/m2が適当である。
【0065】感光性組成物を用いた感光層を設ける支持
体としては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の金属板、
並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム、鉄
等がメッキ又は蒸着された金属板、紙、プラスチックフ
ィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、アルミニウ
ム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプラスチッ
クフィルム等が挙げられる。このうち好ましいのはアル
ミニウム板である。感光性組成物を用いた本発明の感光
性平版印刷版の支持体として砂目立て処理、陽極酸化処
理および必要に応じて封孔処理等の表面処理が施されて
いるアルミニウム板を用いることがより好ましい。
【0066】これらの処理には公知の方法を適用するこ
とができる。
【0067】砂目立て処理の方法としては、例えば、機
械的方法、電解によりエッチングする方法が挙げられ
る。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラ
シ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ研磨法等
が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて上述の
各種方法を単独あるいは組み合わせて用いることができ
る。好ましいのは電解エッチングによる方法である。
【0068】電解エッチングは、りん酸、硫酸、塩酸、
硝酸等の無機の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行
なわれる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリあ
るいは酸の水溶液によってデスマット処理を行い中和し
て水洗する。
【0069】陽極酸化処理は、電解液として、硫酸、ク
ロム酸、シュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2
種以上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電
解して行なわれる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50
mg/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/dm2であ
る。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウム板をリン
酸クロム酸溶液(リン酸85%液:35ml、酸化クロム(V
I):20gを1リットルの水に溶解して作製)に浸漬
し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解前後の重量変化測
定等から求められる。
【0070】封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケ
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対し
て、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属
塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。
【0071】アルミニウム支持体は陽極酸化処理後に亜
硝酸塩で親水化処理されることができる。亜硝酸塩の例
としては、周期律表のIa,IIa,IIb,IIIb,IVa,IV
b,VIa,VIIa及びVIII族の金属の亜硝酸塩またはアンモ
ニウム塩、すなわち亜硝酸アンモニウムが挙げられ、そ
の金属塩としては、例えば、LiNO2,NaNO2,KNO2,Mg(N
O2) 2,Ca(NO2)2,Zn(NO2)2,Al(NO2)3,Zr(NO2)4,Sn(N
O2)4,Cr(NO2)3,Co(NO2)2,Mn(NO2)2,Ni(NO2)2等が好
ましく、特に、アルカリ金属亜硝酸塩が好ましい。この
ような亜硝酸塩は、勿論2種以上併用することができ、
更に亜硝酸と併用することもできる。亜硝酸塩は、これ
らを含む水溶液中に、一般に0.001〜1.0重量%含有され
ることが好ましい。
【0072】上記処理液で支持体表面を処理する場合の
処理条件としては、室温から約100℃の温度範囲で、前
処理された支持体を10〜300秒の間浸漬するか、または
その処理液を支持体に塗布するのが好ましい。
【0073】本発明において上記亜硝酸塩による処理を
施されたアルミニウム板は次いで水蒸気、50〜100℃の
水又は50〜100℃の希薄アルカリ溶液による下地処理が
行われる。亜硝酸塩による親水化処理が施されたアルミ
ニウム製支持体は、この下地処理によって、その親水性
表面の特徴を残し、且つ密着力も強化される。
【0074】水蒸気による処理を行なう場合、その温度
は120℃以下が好ましい。また希薄アルカリ溶液はpHが
7.5〜13.0までの範囲が好ましく、このpH範囲であれ
ば、どのようなアルカリ剤を用いてもよい。代表的なア
ルカリ剤としては、M(OH)n,M(CO3)n,M
(CH3COO)n,M(BO3)n,Mm(PO3)の一般
式で示される水酸化物、炭酸塩、酢酸塩等が用いられる
(ここでMはアンモニア、アルカリ金属及びアルカリ土
類金属を示す。またn及びmは1〜3の整数である)。
またグルコン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸
カリウムなどのアルカリ性有機酸塩も使用でき、NR3
の一般式で示されるアミノ化合物(例えば、モノエタノ
ールアミンなど)を用いることもできる。pHが13.0よ
り高いアルカリ溶液で処理すると陽極酸化皮膜が溶解す
る。
【0075】水又は希薄なアルカリ溶液による処理の場
合、処理液温度が50℃より低いと長時間処理しても十分
な効果が得られず、耐刷力の低い印刷版しか得られな
い。従って、処理温度は50〜100℃とされ、希薄なアル
カリ水溶液を使用する場合には多少低めの温度、即ち50
〜80℃が好ましい。
【0076】一方、処理時間は水蒸気による処理および
50〜100℃の水又は50〜100℃の稀薄なアルカリ水溶液に
よる処理のいずれの場合においても1〜120秒が適当で
あり、5〜30秒の範囲が特に好ましい。
【0077】上記の如く、亜硝酸塩処理した後、水蒸気
又は50〜100℃の水あるいは稀薄アルカリ溶液で処理し
たアルミニウム製支持体は、その後好ましくは乾燥され
る。
【0078】前記の処理を施された支持体は必要に応じ
てプライマー層等を設けることができる。
【0079】該プライマー層には例えばポリエステル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート系共重合体、酢酸
ビニル系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリルブタ
ジエン、ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。
【0080】また上記プライマー層を構成するアンカー
剤としては、例えばシランカップリング剤、シリコーン
プライマー等を用いることができ、また有機チタネート
等も有効である。
【0081】本発明の感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版は、通常の方法で現像処理することができる。例
えば、透明陽画フィルムを通して超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ
等の光源により露光し、次いで、種々のアルカリ現像液
にて現像する。この結果未露光部分のみが支持体表面に
残り、ポジ−ポジ型のレリーフ像が形成される。
【0082】上記アルカリ現像液としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウ
ム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等の
アルカリ金属塩の水溶液が挙げられる。アルカリ金属塩
の濃度は0.1〜20重量%が好ましい。又、該現像液中に
必要に応じアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤やア
ルコール等の有機溶媒を加えることができる。
【0083】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、これらの実
施例に限定されるものではない。
【0084】厚さ0.3mmのアルミニウム板を5%苛性ソ
ーダ水溶液中で65℃で1分間脱脂処理を行った後、水洗
し、10%硝酸水溶液中で25℃,1分間浸漬し中和した
後、水洗した。このアルミニウム板を0.3モル/リット
ルの塩酸水溶液中30℃で交流電流密度50A/dm2で30秒
間電解粗面化を行った後、5%苛性ソーダ水溶液中で60
℃,10秒間のデスマット処理を行う。その後20%硫酸水
溶液中で20℃,3A/dm 2,1分間陽極酸化処理を行
い、更に80℃の熱水で20秒間封孔処理した。その後、0.
5%の亜硝酸ナトリウム水溶液中80℃で1分間処理して
感光性平版印刷版用支持体を作成した。
【0085】この支持体に下記組成A,B,C,D,
E,Fの感光液をワイヤーバーにて塗布後の乾燥膜厚が
22mg/dm2になるように塗布し平版印刷版試料1,2,
3,4,5,6を作成した。得られた印刷版試料1〜6
上に絵柄及びステップウェッジを密着させ、3kwのメ
タルハライドランプで60cmの距離から30秒間露光した。
次いで露光部分と未露光部分との反射濃度を測定し(P
DA−65濃度計(コニカ(株)製)オレンジフィルタ
ー)露光可視画性を調べた。次いで筆圧50gでボールペ
ン描画した後、6倍希釈したSDR−1現像液(コニカ
(株)製)を用いて27℃で20秒現像した。現像後のステ
ップウェッジのクリア段数及びボールペン描画部分の画
線部のヤラレを表1に示す。
【0086】 感光液組成 [A] 感光体1(分子量1,000のピロガロールアセトン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g ビスフェノールP(三井石油化学(株)製) *(1) 0.4 g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0087】 [B] 感光体3(分子量1,500のm−クレゾールホルマリン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g ビスフェノールP(三井石油化学(株)製) *(1) 0.4 g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0088】 [C] 感光体1(分子量1,000のピロガロールアセトン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g ビスフェノールA *(2) 0.4 g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0089】 [D] 感光体3(分子量1,500のm−クレゾールホルマリン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g ビスフェノールA *(2) 0.4 g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0090】 感光液組成 [E] 感光体1(分子量1,000のピロガロールアセトン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0091】 [F] 感光体3(分子量1,500のm−クレゾールホルマリン樹脂に 0.4g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロ ライドでエステル化した化合物) 1.5 g 感光体2(分子量1,000のオクチルフェノールホルマリン 樹脂に0.5g当量のo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸 クロライドでエステル化した化合物) 0.08g フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのノボラック樹脂 (モル比で30/42/28、分子量8000、残留モノマー量が 5%以下のもの) 6.7 g 2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4− オキサジアゾール 0.08g ポリエチレングリコール#2000(関東化学(株)製) 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.07g エチレングリコールモノメチルエーテル 60 g
【0092】
【化11】
【0093】また、同様に露光した後、8倍希釈のSD
R−1を用いて27℃,20秒現像し、ハイデルベルグGT
O印刷機にて印刷し非画線部の汚れを調べた結果、及
び、4倍希釈のSDR−1を用いて27℃,20秒現像し、
画線部のやられを調べた結果を表1に示す。
【0094】
【表1】
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の感
光性平版印刷版は、一般式[I]で表わされる化合物、
例えばビスフェノールPを含有させたので、感度、現像
許容性及びボールペン適性に優れていることが判る。さ
らに本発明の感光性平版印刷版は上記化合物の添加によ
り、意外にも露光可視画性が向上することが判った。
フロントページの続き (72)発明者 東野 克彦 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 佐々木 充 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 上村 次郎 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 o−キノンジアジド化合物を含有するポ
    ジ型感光性平版印刷版において、下記一般式[I]で表
    される化合物を含むことを特徴とするポジ型感光性平版
    印刷版。 【化1】 (R1は水素原子又はメチル基を表し、R2〜R9は水素
    原子、水酸基、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン原
    子、炭素数1〜3のアルコキシ基を表す。)
JP17922492A 1992-06-12 1992-06-12 ポジ型感光性平版印刷版 Pending JPH05346665A (ja)

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