JPH04328551A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH04328551A
JPH04328551A JP12527591A JP12527591A JPH04328551A JP H04328551 A JPH04328551 A JP H04328551A JP 12527591 A JP12527591 A JP 12527591A JP 12527591 A JP12527591 A JP 12527591A JP H04328551 A JPH04328551 A JP H04328551A
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JP
Japan
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compound
acid
photosensitive
photosensitive composition
examples
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Pending
Application number
JP12527591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Suzuki
利継 鈴木
Hideyuki Nakai
英之 中井
Takeo Akiyama
秋山 健夫
Jiro Kamimura
次郎 上村
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版に用
いることができる感光性組成物に関し、さらに詳しくは
露光可視画性がよく、かつ感度の高い感光性組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版は、親水性支持体上に
インク受容性の感光層を設けたもので、例えばポジ型感
光性平版印刷版においては、親水性支持体上に紫外線等
の活性光線による露光により可溶化するインク受容性感
光層が形成されている。このようなポジ型感光性平版印
刷版の感光層に画像露光を施し、次いで現像すると、露
光部の感光層は除去されて親水性支持体の表面が露出す
る一方、露光されない部分の感光層は支持体に残留して
インキ受容層を形成する。
【0003】平版印刷においては、上記露光部が親水性
で、露光されない部分が親油性であるという性質の差が
利用される。
【0004】通常、ポジ型の感光性平版印刷版の感光層
には、感光成分としてo−キノンジアジド化合物が、ま
た被膜強度とアルカリ可溶性とを高めるための成分とし
てアルカリ可溶性樹脂が含有されている。
【0005】これらの感光性平版印刷版には、作業性向
上のために高い感度を有することが必要とされている。
【0006】このため、特に上記o−キノンジアジド化
合物の中でも、感度及びコストの点から1,2−ナフト
キノン−2−ジアジド−5−スルホン酸エステル化合物
が有用なものとして一般に用いられている。
【0007】製版においては、例えば複数のフィルム原
稿の位置をかえて次々に焼き付けをする、いわゆる“多
面焼き付け”を行う等の露光作業が行われる。これら露
光作業において、露光部と未露光部の識別ができないと
、露光部の位置の確認ができないため、露光作業が難し
くなり、また、誤った露光をしてしまうということにな
る。これらをさけるために、感光性組成物には、露光に
より、露光作業に用いられる黄色の安全灯の下ででも認
識することができる可視画像が形成されること(露光可
視画性)が求められている。
【0008】露光可視画性を得るために、感光性組成物
に露光により可視画像を形成させるプリントアウト材料
を含有させることが行われている。プリントアウト材料
は露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物と相互
作用することによってその色調を変える有機染料より成
るもので、また露光により酸もしくは遊離基を生成する
化合物としては、例えば特開昭53−36223号記載
のトリハロメチル−2−ピロンやトリハロメチル−トリ
アジン、特開昭55−77742号記載のハロメチル−
ビニル−オキサジアゾール化合物およびジアゾニウム塩
等が挙げられる。
【0009】しかし、従来公知の露光により酸もしくは
遊離基を生成するこれらの化合物は、添加量を増加させ
ると感度が低下してしまうことがわかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の解
決すべき課題に鑑み、なされたもので、その目的は、露
光可視画性がよく、かつ、感度の高い感光性組成物を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の感光性組成物は、(a)オルトキノンジア
ジド化合物、(b)活性光線の照射により酸又は遊離基
を生成する化合物、(c)該(b)の光分解生成物と相
互作用することによってその色調を変える色素、及び(
d)無機酸を含有することを特徴とする。
【0012】本発明に用いられる無機酸としては、例え
ば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、HBr,HI,H3B
O3,HClO4,HClO3,HIO3,HIO4,
H3AsO3などがあげられる。特に好ましいものとし
て硫酸、リン酸があげられる。
【0013】これらの無機酸は1種類又は2種類以上を
混合して用いられ、全感光性組成物に対して0.01〜
5wt%、より好ましくは0.05〜2wt%の範囲で
使用される。 本発明における無機酸の添加量が少な過ぎると本発明の
効果は得られず、反対に添加量が多過ぎると露光後の可
視画像が見えにくくなったり、現像時画像部が損像され
やすくなったりする。
【0014】本発明の感光性組成物は、活性光線の照射
により酸または遊離基を生成する化合物として、例えば
、ハロメチルオキサジアゾール化合物、ハロメチル−s
−トリアジン化合物などが用いられる。
【0015】ハロメチルオキサジアゾール化合物とは、
オキサジアゾール環にハロメチル基、好ましくはトリク
ロロメチル基を有する化合物である。
【0016】これらの化合物は公知であり、例えば特公
昭57−6096号公報、同61−51788号公報、
特公平1−28369号公報、特開昭60−13853
9号公報、同60−177340号公報、同60−24
1049号公報等に記載されている。
【0017】以下に、本発明に好ましく用いられるハロ
メチルオキサジアゾール化合物を具体的に示すが、本発
明に用いられるハロメチルオキサジアゾール化合物はこ
れのみに限定されるものではない。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】
【化3】
【0021】また、ハロメチル−s−トリアジン化合物
とは、s−トリアジン環に1以上のハロメチル基、好ま
しくはトリクロロメチル基を有する化合物である。
【0022】これら化合物は公知であり、例えば特公昭
60−46700号公報、同62−44258号公報、
特公平1−28369号公報、特開昭58−87553
号公報、同60−239736号公報、同60−239
473号公報、同61−151644号公報、同62−
24242号公報、同62−58241号公報、同62
−175735号公報、同63−58440号公報、同
63−298339号公報等に記載されている。
【0023】本発明には、これら化合物を用いることが
できる。
【0024】次に、本発明に好ましく用いられるハロメ
チル−s−トリアジン化合物を具体的に示すが、本発明
に用いられるハロメチル−s−トリアジン化合物はこれ
のみに限定されるものではない。
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】本発明の感光性組成物中における前記活性
光線の照射により酸又は遊離基を生成する化合物の添加
量は、0.01〜10重量%が好ましく、より好ましく
は、0.1〜30重量%であり、特に好ましくは、0.
2〜3重量%である。
【0029】本発明に使用される上記の活性光線の照射
により酸又は遊離基を生成する化合物の光分解生成物と
相互作用することによってその色調を変える色素として
は、発色するものと退色又は変色するものとの2種類が
ある。退色又は変色する色素としては、例えばジフェニ
ルメタン、トリフェニルメタン系チアジン、オキサジン
系、キサンテン系、アンスラキノン系、イミノナフトキ
ノン系、アゾメチン系等の各種色素が有効に用いられる
【0030】これらの例としては具体的には次のような
ものが挙げられる。ブリリアントグリーン、エオシン、
エチルバイオレット、エリスロシンB、メチルグリーン
、クリスタルバイオレット、ベイシックフクシン、フェ
ノールフタレイン、1,3−ジフェニルトリアジン、ア
リザリンレッドS、チモールフタレイン、メチルバイオ
レット2B、キナルジンレッド、ローズベンガル、メタ
ニルイエロー、チモールスルホフタレイン、キシレノー
ルブルー、メチルオレンジ、オレンジIV、ジフェニル
チオカルバゾン、2,7−ジクロロフルオレセイン、パ
ラメチルレッド、コンゴーレッド、ベンゾプルプリン4
B、α−ナフチルレッド、ナイルブルー2B、ナイルブ
ルーA、フェナセタリン、メチルバイオレット、マラカ
イトグリーン、パラフクシン、ビクトリアピュアブルー
BOH(保土ケ谷化学(株)製)、オイルブルー#60
3[オリエント化学工業(株)製]、オイルピンク#3
12[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッド5
B[オリエント化学工業(株)製]、オイルスカーレッ
ト#308[オリエント化学工業(株)製]、オイルレ
ッドOG[オリエント化学工業(株)製]、オイルレッ
ドRR[オリエント化学工業(株)製]、オイルグリー
ン#502[オリエント化学工業(株)製]、スピロン
レッドBEHスペシャル[保土ケ谷化学工業(株)製]
、m−クレゾールパープル、クレゾールレッド、ローダ
ミンB、ローダミン6G、ファーストアシッドバイオレ
ットR、スルホローダミンB、オーラミン、4−p−ジ
エチルアミノフェニルイミノナフトキノン、2−カルボ
キシアニリノ−4−p−ジエチルアミノフェニルイミノ
ナフトキノン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−
ジヒドロオキシエチルアミノ−フェニルイミノナフトキ
ノン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチルアミノ
−o′−メチルフェニルイミノアセトアニリド、シアノ
−p−ジエチルアミノフェニルイミノアセトアニリド、
1−フェニル−3−メチル−4−p−ジエチルアミノフ
ェニルイミノ−5−ピラゾロン、1−β−ナフチル−4
−p−ジエチルアミノフェニルイミノ−5−ピラゾロン
【0031】また、発色する色素としてはアリールアミ
ン類を挙げることができる。この目的に適するアリール
アミン類としては、第一級、第二級芳香族アミンのよう
な単なるアリールアミンのほかにいわゆるロイコ色素も
含まれ、これらの例としては次のようなものが挙げられ
る。
【0032】ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、
トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4′−
ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン、o−ブロモ
アニリン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、o−
ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、1,2,3−トリ
フェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、アニリン、2,5−ジクロロアニリン、N
−メチルジフェニルアミン、o−トルイジン、p,p′
−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、N,N−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、1,2−ジアニリノ
エチレン、p,p′,p″−ヘキサメチルトリアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノト
リフェニルメタン、p,p′−テトラメチルジアミノジ
フェニルメチルイミン、p,p′,p″−トリアミノ−
o−メチルトリフェニルメタン、p,p′,p″−トリ
アミノトリフェニルカルビノール、p,p′−テトラメ
チルアミノジフェニル−4−アニリノナフチルメタン、
p,p′,p″−トリアミノトリフェニルメタン、p,
p′,p″−ヘキサプロピルトリアミノトリフェニルメ
タン。
【0033】上記の色素の感光性組成物中に占める割合
は、0.01〜10重量%であることが好ましく、更に
好ましくは0.02〜5重量%で使用される。
【0034】本発明の感光性組成物には、感光性物質と
して、ポジ型の感光性物質、オルトキノンジアジド化合
物が用いられる。
【0035】本発明に好ましく用いられるオルトキノン
ジアジド化合物としては、オルトキノンジアジド基を含
む化合物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物を挙げる
ことができる。
【0036】オルトキノンジアジド基を含む化合物とア
ルカリ可溶性樹脂との反応生成物の代表的なものとして
は、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸と、フェノー
ル類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂とのエステ
ル化合物が挙げられる。
【0037】このようなエステル化合物を形成するフェ
ノール類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂の製造
に用いるフェノール類としては、例えばフェノール、o
−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3,
5−キシレノール、カルバクロール、チモール等の一価
フェノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン等
の二価のフェノール、ピロガロール、フロログルシン等
の三価のフェノールを挙げることができる。また、アル
デヒドとしては、例えばホルムアルデヒド、ベンズアル
デヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデヒド、フル
フラールを挙げることができる。これらのアルデヒドの
うち好ましいものは、ホルムアルデヒド、ベンズアルデ
ヒドである。また、ケトンとしては、例えばアセトン、
メチルエチルケトンを挙げることができる。
【0038】上記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂
、ピロガロール・アセトン樹脂が挙げられる。
【0039】これらフェノール類及びアルデヒド又はケ
トンの重縮合樹脂は公知の方法で製造することができる
【0040】前記オルトナフトキノンジアジド基を含む
化合物のフェノール類のOH基に対する縮合率(OH基
1個に対する反応率)は、15〜80%が好ましく、よ
り好ましくは20〜60%である。
【0041】また、オルトキノンジアジド基を含む化合
物とアルカリ可溶性樹脂との反応生成物としては、o−
ナフトキノンジアジドスルホン酸とフェノール性水酸基
を有するビニル系重合体とのエステル化合物も用いるこ
とができる。
【0042】このようなエステルを形成するフェノール
性水酸基を有するビニル系重合体としては、特願平2−
29709号に記載されているフェノール性水酸基を有
するビニル系重合体を用いることができる。
【0043】また、オルトナフトキノンジアジド基を含
む化合物と2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン
、2,3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン
、2,3,4,2′,4′−ペンタヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,3,4,3′,4′,5′−ヘキサヒドロ
キシベンゾフェノンとの縮合化合物も使用することがで
きる。
【0044】本発明の感光性組成物においては更にアル
カリ可溶性樹脂が用いられる。
【0045】アルカリ可溶性樹脂としては、ノボラック
樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系重合体、特
開昭55−57841号公報に記載されている多価フェ
ノールとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等が挙げら
れ、これらの樹脂を併用することもできる。
【0046】ノボラック樹脂としては、例えばフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、特開昭55−57841号公報に記載されて
いるようなフェノール・クレゾール・ホルムアルデヒド
共重縮合樹脂、特開昭55−127553号公報に記載
されているようなp−置換フェノール・フェノールもし
くはクレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合樹脂等が挙
げられる。
【0047】また、非ノボラック樹脂としてはフェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体、特にフェノール性
水酸基を有する単位を分子構造中に有するビニル系重合
体があげられる。
【0048】これらのアルカリ可溶性樹脂は、塗布性を
考慮すると重量平均分子量が1,000以上のものが好
ましく、1,500以上のものがさらに好ましい。
【0049】本発明の感光性組成物には、必要に応じて
これら感光性組成物に通常用いられる他の添加剤を添加
することができる。
【0050】本発明の感光性組成物は、これらの各成分
を下記の溶媒に溶解させ、更にこれを適当な支持体の表
面に塗布し、乾燥させることにより、感光層を設けて、
感光性平版印刷版を形成することができる。
【0051】本発明の感光性組成物の各成分を溶解する
際に使用し得る溶媒としては、メチルセロソルブ、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブアセテート等のセロソルブ類、メチルカルビト
ール、エチルカルビトール、ジメチルカルビトール、ジ
エチルカルビトール、メチルカルビトールアセテート等
のジエチレングリコールのエーテル及び/又はエステル
類、ジメチル−3−メトキシ−1−ブタノール、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールジメチルエーテル、メチルエチルケトン、ホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセトン、
シクロヘキサノン、トリクロロエチレン、メチルエチル
ケトン等が挙げられる。これら溶媒は、単独であるいは
2種以上混合して使用することができる。
【0052】本発明においては、ジアルキレングリコー
ルのアルキルエーテル類、例えばジメチルカルビトール
を単独であるいは他の溶媒と混合して使用するのが好ま
しい。このときジアルキレングリコールのアルキルエー
テル類の混合量は、15重量%を越えることが好ましい
。 更に40重量%を越えることが好ましく、特に好ましく
は、55重量%以上含有されることである。
【0053】本発明の感光性組成物を支持体表面に設け
る際に用いる塗布方法としては、従来公知の方法、例え
ば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エア
ーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン
塗布等を用いることが可能である。塗布量は用途により
異なるが、例えば0.1〜5.0g/m2(固形分とし
て)が好ましい。また乾燥温度としては、例えば20〜
150℃、好ましくは30〜100℃が採用される。
【0054】本発明において、感光性塗布液の支持体上
への塗布量は、用途によって異なるが、一般的に固形分
として0.5〜3.5g/m2が適当である。
【0055】本発明の感光性組成物を用いた感光層を設
ける支持体としては、アルミニウム、亜鉛、鋼、銅等の
金属板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニ
ウム、鉄等がメッキ又は蒸着された金属板、紙、プラス
チックフィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、ア
ルミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプ
ラスチックフィルム等が挙げられる。このうち好ましい
のはアルミニウム板である。本発明の感光性組成物を用
いた感光性平版印刷版の支持体として砂目立て処理、陽
極酸化処理および必要に応じて封孔処理等の表面処理が
施されているアルミニウム板を用いることがより好まし
い。
【0056】これらの処理には公知の方法を適用するこ
とができる。
【0057】本発明の感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版は、通常の方法で現像処理することができる。例
えば、透明陽画フィルムを通して超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ
等の光源により露光し、次いで、種々のアルカリ現像液
にて現像する。この結果未露光部分のみが支持体表面に
残り、ポジ−ポジ型のレリーフ像が形成される。
【0058】上記アルカリ現像液としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウ
ム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等の
アルカリ金属塩の水溶液が挙げられる。アルカリ金属塩
の濃度は0.1〜20重量%が好ましい。又、該現像液
中に必要に応じアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤
やアルコール等の有機溶媒を加えることができる。
【0059】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、これらの実
施例に限定されるものではない。
【0060】実施例1 [アルミニウム板の作製]厚さ0.24mmのアルミニ
ウム板(材質1050、調質H16)を、5重量%の水
酸化ナトリウム水溶液中で60℃で1分間脱脂処理を行
った後、1リットルの0.5モル塩酸水溶液中において
、温度25℃、電流密度60A/dm2、処理時間30
秒の条件で電解エッチング処理を行った。次いで5重量
%水酸化ナトリウム水溶液中で60℃、10秒間のデス
マット処理を施した後、20重量%硫酸溶液中で、温度
20℃、電流密度3A/dm2、処理時間1分の条件で
陽極酸化処理を行った。更に、80℃の熱水で20秒間
熱水封孔処理を行い、平版印刷版用支持体のアルミニウ
ム板を作製した。
【0061】[感光性組成物塗布液の塗布]上記のよう
に作成したアルミニウム板に下記組成の感光性組成物塗
布液1を回転塗布機を用いて塗布し、90℃で4分間乾
燥し、ポジ型感光性平版印刷版(試料1)を作製した。
【0062】この試料の乾燥塗布膜の膜厚は2.2g/
m2であった。
【0063】(感光性組成物塗布液1組成)(1)o−
ナフトキノンジアジド化合物(QD−1)      
  1.8 g(2)ノボラック樹脂(1)     
                         
2.5 g(3)非ノボラック樹脂(2)      
                      4.3
 g(4)ハロメチルオキサジアゾール化合物(rad
−1)       0.07g(5)色素(ビクトリ
アピュアブルーBOH)      (保土ケ谷化学製
)                        
        0.07g(6)メチルセロソルブ 
                         
        100ml(7)硫酸       
                         
              0.4 g
【0064】
実施例2 実施例1の感光性組成物塗布液1組成において、硫酸の
代りにリン酸を使用した以外はすべて実施例1と同様に
して感光性組成物塗布液2を作製し、これを用いてポジ
型感光性平版印刷版試料2を作製した。
【0065】比較例1 実施例1の感光性組成物塗布液1組成において、硫酸を
添加しないこと以外はすべて実施例1と同様にして感光
性組成物塗布液3を作製し、これを用いてポジ型感光性
平版印刷版試料3を作製した。
【0066】比較例2 実施例1の感光性組成物塗布液1組成において、硫酸を
添加せず、さらにハロメチルオキサジアゾール化合物(
rad−1)を、0.07gの代わりに0.14g添加
したこと以外はすべて実施例1と同様にして感光性組成
物塗布液4を作製し、これを用いてポジ型感光性平版印
刷版試料4を作製した。
【0067】
【化7】 ノボラック樹脂(1)フェノール、m−クレゾール、p
−クレゾール及びホルムアルデヒドの共重合化合物(フ
ェノール、m−クレゾール及びp−クレゾールの各々の
モル比が20:48:32,Mw=6000,Mw/M
n=5.0)
【0068】
【化8】
【0069】<感度の評価>得られた感光性平版印刷版
試料1〜4の各々に、感度測定用ステップタブレット(
イーストマン・コダック社製No.2、濃度差0.15
ずつで21段階のグレースケール)を密着して、2kw
メタルハライドランプ(岩崎電気社製  アイドルフィ
ン2000)を光源として90cmの距離から露光した
。次にこの試料をSDR−1(コニカ(株)製)現像液
を水で6倍に希釈した現像液で27℃にて20秒間現像
した。
【0070】上記ステップタブレットの3.0段が完全
にクリアーになる露光時間をもって感度とした。
【0071】<露光可視画性の評価>前記条件で露光し
た現像前の試料の露光部と未露光部の濃度差を黄色灯下
で目視で評価し、露光可視画性を評価した。また、濃度
計(コニカデンシトメーターPDA−65)を用いて測
定を行い、露光部と未露光部の濃度差の絶対値ΔDを求
めた。ΔDが大きい程、露光可視画性が良いことを示し
ている。
【0072】感度及び露光可視画性の評価結果を表1に
示した。
【0073】
【表1】 *1  露光可視画性(目視)露光可視画性が良好な状
態を○、不良な状態を×としてその間を3段階評価した
。○以上で実用可能なレベルである。 露光可視画性(優)←○,△,×→(劣)表1の結果よ
り、本発明の感光性組成物を用いた感光性平版印刷版試
料1及び2は、露光可視画性が良好で、かつ感度が高い
ことがわかる。
【0074】これに対し、無機酸を含有していない比較
試料3は露光可視画性が劣っており、またハロメチルオ
キサジアゾール化合物(rad−1)を増量した比較試
料4は露光可視画性が実用可能なレベルまで改良される
ものの、感度が低下してしまう。
【0075】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の感
光性組成物によれば、露光可視画性が良好で、かつ感度
の高い感光性平版印刷版を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)オルトキノンジアジド化合物、
    (b)活性光線の照射により酸又は遊離基を生成する化
    合物、(c)該(b)の光分解生成物と相互作用するこ
    とによってその色調を変える色素、及び(d)無機酸を
    含有することを特徴とする感光性組成物。
JP12527591A 1991-04-26 1991-04-26 感光性組成物 Pending JPH04328551A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5338643A (en) * 1991-12-25 1994-08-16 Mitsubishi Kasei Corporation O-quinonediazide photosensitive composition containing s-triazine compound, novolak resin, vinyl-based polymer and a dye

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5338643A (en) * 1991-12-25 1994-08-16 Mitsubishi Kasei Corporation O-quinonediazide photosensitive composition containing s-triazine compound, novolak resin, vinyl-based polymer and a dye

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