JPH0533270U - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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JPH0533270U
JPH0533270U JP8676791U JP8676791U JPH0533270U JP H0533270 U JPH0533270 U JP H0533270U JP 8676791 U JP8676791 U JP 8676791U JP 8676791 U JP8676791 U JP 8676791U JP H0533270 U JPH0533270 U JP H0533270U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触子がICカードと確実に接触する。 【構成】 5は、厚いカードおよび薄いカードの挿入、
返却口で、取り込み通路7と厚いカードの第1のカード
処理搬送路8が連通している。第1のカード処理搬送路
8には、クラッチ機構45と接触子55を有し回動自在
に支持された接触ブラケット54とが配設されている。
クラッチ機構45は、リンクブラケット49と、これと
リンク結合し回動自在に支持されたレバー52とからな
る。レバー52には駆動プーリ34が回動自在に支持さ
れ、接触ブラケット54はリンクブラケット45とリン
ク結合している。リンクブラケット49は、モータを駆
動源とし、モータを正逆回転させることによって、a方
向およびb方向に揺動する。これにより、クラッチ機構
45と接触ブラケット54とを選択的に第1のカード処
理搬送路8に進出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気カード、ICカード等の厚みの異なる2種類のカードを連続的 かつ同時に利用可能にしたカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年種々のカードが使用されるに至っているが、これらカードの厚みは、テレ ホンカードに代表される厚みの薄い磁気カードと、厚みの厚いICカードの2種 類にほぼ大別される。これら2種類の厚みの異なるカードを連続的にかつ同時に 利用可能にしたカード処理装置として、本出願人が既に特開平1−24169号 公報において提案している。この公報に開示されたカード処理装置によれば、厚 みの異なる2種類のカードに対してそれぞれ専用のカード処理搬送路を設けると 共に、厚いカード用の第1のカード処理搬送路には、クラッチ機構を設けて、第 1のカード処理搬送路に厚いカードを取り込んだ状態において、クラッチ機構を 動作させ取り込んだ厚いカードを第1のカード搬送手段から離反させることによ り搬送保留状態に設定保持することができ、そのためこの状態で薄いカード取り 込み用のカード搬送手段を駆動した際、厚いカード取り込み用のカード搬送手段 が同時に駆動されても、厚いカードには搬送力が全く伝達されず、このため両カ ード搬送手段を1つの駆動モータとし得たものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のカード処理装置においては、厚いカードであるICカードのデ ータ処理方法として、搬送手段によって送られてきたICカードの先端でスライ ド部材を押下げて、スライド部材に取り付けた接触子をICカードの表面所定個 所に押しつけて、データ処理を行っている。 しかしながら、上記したデータ処理方法では、ICカードの搬送力に頼ってい るので、ICカードを搬送させる搬送ローラがスリップしてICカードの搬送が 不十分になるとスライド部材が充分に押し下がらず、このためICカードと接触 子とが接触不良を起こすといった問題が発生する。 また、ICカードを搬送させるピンチローラはスプリングによって搬送ローラ に圧接され、ICカードのデータ処理中においてピンチローラを搬送ローラから 離間させるクラッチ機構は、ソレノイドによって行っており、このためスプリン グ力を強くする必要があり、これにともないソレノイドが大型化するといった欠 点がある。 本考案は上記した従来の問題点あるいは欠点に鑑みてなされたものであり、そ の目的とするところは、接触子がICカードと確実に接触するカード処理装置を 提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るカード処理装置は、厚みの異なる2 種類のカードを挿入、返却するカード挿入、返却口と、一端が前記カード挿入、 返却口と連通し前記挿入されたカードを内部に取り込む取り込み通路と、この取 り込み通路の他端と略直線状に連通し厚みの大なるカードのデータ処理を行う第 1のカード処理搬送路と、この第1のカード処理搬送路内のカードを往復移動さ せる第1のカード搬送手段と、前記取り込み通路の他端から分岐して設けられる ことにより傾斜通路を有して前記第1のカード処理搬送路と略平行に設けられ厚 みの小なるカードのデータ処理を行う第2のカード処理搬送路と、この第2のカ ード処理搬送路内のカードを往復移動させる第2のカード搬送手段と、前記第1 および第2のカード処理搬送路を前記取り込み通路に選択的に連通させるカード 振分け機構と、前記第1および第2のカード搬送手段を動作させる1つの駆動モ ータと、薄いカードの取り込み、処理時に既に第1のカード処理搬送路に搬送さ れている厚いカードを前記第1のカード搬送手段から離反させ一時搬送保留状態 にするクラッチ機構と、前記第1のカード搬送路の後端部に回動自在に配設され 厚みの大なるカードと接触してデータ処理を行うカード接触機構と、このカード 接触機構と前記クラッチ機構とを連結した駆動用リンク機構と、この駆動用リン ク機構を作動させる駆動用モータとを備えたものである。
【0005】
【作用】
本考案においては、カード接触機構は駆動用リンク機構によって動作すると共 に、クラッチ機構と連動動作する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係るカード 処理装置を示す図4のI-I線断面図、図2は図4のII-II線断面図、図3は同じく 側面図、図4は同じく平面図である。これらの図において、全体を符号1で示す カード処理装置は、互いに対向する左右一対の側板2A、2B、前面板3等によ って前後方向に長い箱形を呈し、前面板3に厚みの異なる2種類のカード4(4 A、4B)を挿入、返却するカード挿入、返却口5と、このカード挿入、返却口 5の下方に適宜距離離れて設けられ薄いカード4Bを返却するカード返却口6が 設けられ、内部には前端が前記カード挿入、返却口5に連通しこの返却口5に挿 入されたカード4を内部に取り込む略水平な取り込み通路7と、この取り込み通 路7の後端と略直線状に連通し厚いカード4Aのデータ処理を行う第1のカード 処理搬送路8と、前端が前記カード返却口6に連通して前記取り込み通路7の下 方にこれより長く形成され薄いカード4Bを返却または一時待機させる略水平な 返却、待機用通路9と、この返却、待機用通路9の後端と略直線状に連通するこ とにより前記第1のカード処理搬送路8の下方にこれと略平行に形成され薄いカ ード4Bのデータ処理を行う第2のカード処理搬送路10とが設けられ、またこ の第2のカード処理搬送路10はその前端に傾斜して設けられることにより前記 取り込み通路7の後端に連通する傾斜通路部10Aを有している。
【0007】 前記取り込み通路7にはカードの厚みを検出してその種類を判別するカード厚 み検出機構12と、通路7の後端を開閉制御するシャッタ機構13とが配設され ている。 厚み検出機構12は、カード検知部14と、厚み検知部15と、マイクロスイ ッチ16とからなる。カード検知部14は、取り込み通路7を挟んで上下に配設 された発光素子および受光素子とによって構成されている。 厚み検知部15は、図6に示すように取り込み通路7に対して垂直に立設し上 端部において回動自在に支持されスプリング18によって側面部2Bから内部に 向かって付勢されたアーム17と、このアーム17の下端に回動自在に支持され て通路7の一側面に侵入している検出ローラ19とから構成されている。検出ロ ーラ19は、周面に形成された台形状の環状溝を有し、溝底部から他方の側板2 Aまでの距離が薄いカード4Bの幅と同じく、溝底部の幅は薄いカード4Bの厚 みより大きく、かつ厚いカード4Aの厚みより小さい幅に形成されて、取り込み 通路7と同じ高さに保たれている。 そして、厚いカード4Aが取り込み通路7に挿入されると、検出ローラ19は カード4Aに押圧されて通路7から外に退出され、アーム17がスプリング18 に抗して回動しマイクロスイッチ16を動作させ、厚いカードを検出する。 また、薄いカード4Bが取り込み通路7に挿入されると、薄いカード4Bの側 面は検出ローラ19の溝底部を通過するので、アーム17は回動せず、マイクロ スイッチ16も動作しないことによって薄いカードを検出する。
【0008】 前記シャッタ機構13は、前記取り込み通路7の後端部に通路7を挟んで上下 に対向配置されたシャッタ板25および回動自在に支持されたシャッタローラ2 6と、シャッタ板25を動作させるソレノイド30とを備えている。シャッタ板 25は軸27によって上下方向に回動自在に軸支され、かつスプリング29によ って図2中時計方向の回動摺性が付与されることにより通常は後端に設けたカー ド係止部25Aが前記シャッタローラ26の上側周面を押圧し前記取り込み通路 7を閉鎖している。
【0009】 このシャッタローラ26の上方には、従動プーリ33が前記シャッタ板25側 に位置して配設され、このプーリ33と第1のカード処理搬送路8の中央上方側 に配設された駆動プーリ34間に厚いカード4Aを前記第1のカード処理搬送路 8に搬送するベルト35が張設されており、これらによって厚いカード4Aを往 復移動させる第1のカード搬送手段36を構成している。前記第1のカード処理 搬送路8の従動プーリ33と駆動プーリ34との間には、上部磁気ヘッド37と これに対接して回転自在に支持されたタッチローラ37Aが配設されている。ま た、駆動プーリ34に対接してピンチローラ43が回転自在に支持されている。
【0010】 前記取り込み通路7の後端、すなわち前記第1のカード処理搬送路8と傾斜通 路部10Aとの分岐部にはこれら両通路8、10Aを選択的に開閉制御する第1 のカード振分け機構38とこのカード振分け機構38の後方にクラッチ機構45 とが配設されている。 第1のカード振分け機構38は、軸40Aに回動自在に支持されたレバー40 にピン39Aを介して取付けられ、右側板2Aに穿設したガイド窓41によって 斜め上下方向に往復移動自在とされ、厚いカード4Aの取り込み時に第1のカー ド処理搬送路8を開放し、薄いカード4Bの取り込み時に第1のカード処理搬送 路8を閉鎖する上部セレクタ39と、レバー40と一端がピン40Bによって結 合され他端が後述するリンクブラケットギヤ49に結合されたリンク42とで構 成されている。
【0011】 クラッチ機構45は、右側板2Aに取付けられた駆動用モータ47と、この駆 動用モータ47の駆動軸に取付けられたウォームギヤ48と、このウォームギヤ 48と歯合するウォームホィールギヤであるリンクブラケットギヤ49と、この リンクブラケットギヤ49の回動中心49Aに回動自在に支持されたレバー50 と、このレバー50の他端にピン50Aによって連結されたリンクブラケット5 1と、このリンクブラケット51の一端にピン51Aによって連結された逆L字 状のレバー52とからなる。 レバー52は、軸52Aを中心として揺動自在に支持され、他端に前記駆動プ ーリ34を回転自在に支持しており、前記モータ47の正逆の回転によって第1 のカード処理搬送路8に進出および退出できるようになっている。すなわち、モ ータ47の正回転にともないリンクブラケットギヤ49が図3中反時計方向に回 動すると、リングブラケット51が矢印a方向に移動し、レバー52を軸52A を中心として反時計方向に回動させて、従動プーリ34を第1のカード処理搬送 路8に進出させる。そして、モータ47を逆回転させると、リンクブラケットギ ヤ49が時計方向に回動し、これにともないリングブラケット51が矢印b方向 に移動し、レバー52を軸52Aを中心として時計方向に回動させて、従動プー リ34を第1のカード処理搬送路8に退出させる。なお、モータ47の回転を減 速するのにウォームギヤを使用したが、減速歯車列を使用してもよいことは勿論 である。 また、リンクブラケットギヤ49の側面には、前記リンク42の他端が連結さ れており、リンクブラケットギヤ49の反時計、および時計方向の回動に連動し て、リンク42が矢印c方向およびd方向に移動し、これにともない上部セレク タレバー39が、前記第1のカード処理搬送路8と傾斜通路部10Aとの分岐部 において、第1のカード処理搬送路8に進出および退出する。
【0012】 リンクブラケット51の他端には、軸54Aを回動支軸としたICカード接点 機構を構成する接点ブラケット54がピン51Aによって連結されている。接点 ブラケット54の下端部には接触子55が設けられ、接点ブラケット54はリン クブラケット49の矢印a方向およびb方向の移動にともない、軸54aを中心 として、反時計方向および時計方向に回動して、接触子55が前記第1のカード 処理搬送路8に退出および進出する。 56は、接点ブラケット54が時計方向に回動して、接触子55が第1のカー ド処理搬送路8に進出したときに、接点ブラケット54によって動作させられる マイクロスイッチである。 57は、軸57Aを回動支軸としたカード接触片で、ICカード4Aが第1の カード処理搬送路8に搬送されて、この第1のカード処理搬送路8の後端部に到 達すると、カード4Aの先端でカード接触片57を回動させ、このカード接触片 57の先端によってマイクロスイッチ58を動作させる。 59は、前記駆動プーリ34を正逆回転させる駆動モータとしてのパルスモー タ59で、厚いカード4Aが前記カード接触片57まで到達しマイクロスイッチ 58を動作させると、パルスモータ59は停止、カード4Aはその位置で停止さ れる。
【0013】 前記返却、待機用通路9と前記傾斜通路部10Aとの分岐部には、これら両通 路9、10Aを前記第2のカード処理搬送路10に選択的に連通させる第2のカ ード振分け機構60が配設されている。 この第2のカード振分け機構60は、軸61Aに回動自在に支持されて一端が 前記シャッタ板25に連結されたレバー61と、このレバー61に一端が連結さ れたレバー62と、このレバー62の他端に連結され軸63Aに回動自在に支持 されたレバー63と、レバー63の他端に連結されガイド64Aによって上下に 摺動自在にガイドされた下部セレクタ64とからなる。 下部セレクタ64は、通常図3に示すように前記返却、待機用通路9と第2の カード処理搬送路10とを連通させ、傾斜通路部10Aを閉鎖している。シャッ タ板25がソレノイド30によってスプリング29に抗して図中矢印f方向に押 圧されると、レバー61およびレバー63がそれぞれ軸61Aおよび軸63Aを 中心として時計方向に回動させられて、下部セレクタ64は返却、待機用通路9 を閉鎖する一方、傾斜通路部10Aを開く。
【0014】 70は前記返却、待機用通路9と第2のカード処理搬送路10の両通路に延在 する如く配設された薄いカード4B搬送用の第2のカード搬送手段で、この第2 のカード搬送手段70は、上下一対のベルト71、72がそれぞれ調節される複 数個のプーリ73A〜73Gと、プーリ73Gに対応して配設された排出プーリ 74等で構成され、プーリ73Cの軸75に前記パルスモータ59の回転が伝達 されるように構成されている。そして、第2のカード処理搬送路10の中央には タッチローラ76と下部磁気ヘッド77がこの搬送路10を挟んで対向配置され 、タッチローラ76は磁気ヘッド77に圧接されている。
【0015】 次に、上記構成によるカード処理装置1の動作を説明する。カード4をカード 挿入、返却口5から取り込み通路7に挿入すると、その先端がシャッタ板25の カード係止部25Aに当接する。カード4が薄いカード4Bである場合は、検出 ローラ19のアーム17がカード4Bによって回動されず、カード検出機構15 が薄いカードであると判別し、その判別信号によってソレノイド30が駆動され る。すると、シャッタ板25のカード係止部25Aは、ソレノイド30によって 図5に示すように反時計方向に回動されて取り込み通路7を開くと同時に下部セ レクタ64は、下方に移動させられて傾斜通路部10Aを第2のカード処理搬送 路10に連通させる。一方、駆動モータ47は逆回転し、これにともないリンク ブラケットギヤ49が時計方向に回動し、上部セレクタ39は上方に移動し、取 り込み通路7と傾斜通路部10Aとを連通させ、第1のカード処理搬送路8を閉 鎖させる。
【0016】 この状態においてパルスモータ59が正方向に回転され、その回転が駆動プー リ34およびプーリ73Cに伝達されることにより、ベルト35、71が反時計 方向に、ベルト72が時計方向廻りにそれぞれ回転走行され、薄いカード4Bの 搬送を開始する。 したがって、薄いカード4Bは傾斜通路部10Aを通って第2のカード処理搬 送路10に導かれ、下方磁気ヘッド77によるデータの読取、書き込みが行われ る。薄いカード4Bが取り込まれると、ソレノイド30への通電が直ちに停止さ れ、スプリング29によってシャッタ板25、下部セレクタ64を図2に示す元 の状態に復帰させる。そして、処理が終了すると、前記ベルト71、72は上記 とは反対方向に走行され、薄いカード4Bを返却、待機通路9を経てカード返却 口6へ返却する。 なお、薄いカード4B可撓性が大であるため、傾斜通路部10Aを通る際、屈 曲し、第2のカード処理搬送路10に円滑かつ確実に送り込まれる。
【0017】 一方、カード挿入、返却口5に挿入されたカード4によって検出ローラ19の アーム17が回動されマイクロスイッチ16が動作して、検出機構15が厚いカ ード4Aを判別した場合は、この検出機構15による検出信号によってソレノイ ド30が駆動される。ソレノイド30の駆動により前述した通りシャッタ板25 のカード係止部25Aが図6に示すように反時計方向に回動されて取り込み通路 7を開く。同時に、検出機構15による検出信号によって駆動用モータ47が正 回転し、リングブラケットギヤ49が反時計方向に回動して、上部セレクタ39 を下方に移動させ、取り込み通路7と第1のカード処理搬送路8を連通させる。 この状態でパルスモータ59が正方向に駆動してその回転がベルト35に伝達 されると、このベルト35は反時計方向に走行され、厚いカード4Aを第1のカ ード処理搬送路8に搬送する。このとき、前述したようにリンクブラケットギヤ 49は反時計方向に回動するので、リンクギヤブラケット51に連結されたレバ ー52は反時計方向に回動して駆動プーリ34は下降しており、ピンチローラ4 3に対接し厚いカード4Aを第1のカード処理搬送路8の奥方に搬送する。
【0018】 厚いカード4Aの先端が接触片57に当接しさらに接触片57を回動させマイ クロスイッチ58を動作させると、パルスモータ59の回転が停止しカードの搬 送が停止する。同時に、停止していた駆動用モータ47が逆回転してリンクブラ ケットギヤ49を時計方向に回動させ、リンクギヤブラケット51を矢印b方向 に移動させてレバー52を時計方向に回動させ駆動プーリ34を上昇させ、ピン チローラ43から離間させる。 リンクギヤブラケット51のb方向の移動により、接点ブラケット54を時計 方向に回動させて、この接点ブラケット54の回動によってマイクロスイッチ5 6が動作されると、接触子55のカード4Aの表面所定個所への押し付けが完了 したことが確認されて、接触子55によるデータの読取、書き込み処理が行われ る。
【0019】 処理が終了すると、駆動用モータ47が正回転し、これにともない接点ブラケ ット54は上昇し、駆動プーリ34が下降し、再びピンチローラ43と対接する 。そして、ベルト35が時計方向に走行されて厚いカード4を逆走し、カード挿 入、返却口5に返却する。 厚いカード4Aを取り込んだ後薄いカード4Bをカード挿入、返却口5に挿入 すると、クラッチ機構45は図8に示す状態、すなわち駆動プーリ34が従動ロ ーラ43と離間した状態で、かつ上部セレクタ39が上方に位置しているので、 この状態でベルト35、71、72は取り込み方向に走行されることにより、薄 いカード4Bを取り込み、第2のカード処理搬送路10に導く。このとき下方セ レクタ64はソレノイド30の動作に連動して下方に移動しており、薄いカード 4Bは第2のカード処理搬送路10に導かれる。 そして、処理が終了すると、ベルト35、71、72の走行方向が切り替えら れ、まず薄いカード4Bが返却、待機用通路9を取ってカード返却口6に返却さ れ、次いでソレノイド30が駆動してシャッタ板25のカード係止部25Aを上 昇回動させることにより厚いカード4Aが取り込み通路7を取ってカード挿入、 返却口5に返却される。
【0020】 ここで、薄いカード4Bの返却時にカード返却口6または返却、待機通路9が 詰まったりしていて前記カード返却口6に返却できない場合は、この異常を検知 してソレノイド30を駆動し、シャッタ板25のカード係止部25Aが開き、同 時に下部セレクタ64が下降して傾斜通路部10Aを開き、薄いカード4Bを傾 斜通路部10Aを経て取り込み通路7に導きカード挿入、返却口5より返却する 。しかる後、上述したように厚いカード4Aが返却される。
【0021】 薄いカード4Bを挿入した後厚いカード4Aを挿入しようする場合は、第2の カード処理搬送路10内に搬送された薄いカード4Bを逆走して一端図7に示す ように返却、待機用通路9に待機させる。この逆走時においては図3に示すよう にソレノイド30は駆動されず、このため下部セレクタ64は上方位置に係止さ れ、返却、待機用通路9と第2のカード処理搬送路10とを連通させている。 このような薄いカード4Bの待機状態で厚いカード4Aがカード挿入、返却口 5に挿入されてこれをカード厚み検出機構15が検出し、ソレノイド30、駆動 用モータ47およびパルスモータ59を駆動することにより厚いカード4Aの取 り込み動作が行われる。このとき、ソレノイド30の駆動によりシャッタ板25 のカード係止部25Aは上昇回動し、同時に上部セレクタ39は下降して取り込 み通路7と第1のカード処理搬送路8とを連通させる。
【0022】 次いで、パルスモータ59の駆動によりベルト35が反時計方向に走行される ため、厚いカード4Aは上部セレクタ39の上面を通って第1のカード処理搬送 路8に搬送される。同時に待機中の薄いカード4Bもベルト71、72の走行に より下部セレクタ64の下を通って第2のカード処理搬送路10に搬送される。 そして、厚いカード4Aはそのデータが上部磁気ヘッド37によって読み取られ 、マイクロスイッチ58を動作させることによって、パルスモータ59が停止し 、両カード4A、4Bが停止する。 その後、クラッチ機構45を駆動させて駆動プーリ34を上昇させ、厚いカー ド4Aをベルト35から離反させて一時搬送保留状態とすることにより、薄いカ ード4Bのみの搬送が可能となる。この場合、薄いカード4Bは記録されている 情報を使いきるとカード返却口6に使用済みのカードとして返却されるため装置 自体がOFFになるが、次の薄いカードをカード挿入、返却口5に予め挿入して おくと、これを使用済みカードの返却後直ちに取り込み、カード処理装置1を連 続的に使用することができ、カード式公衆電話機に適用して好適である。
【0023】 本実施例によれば、クラッチ機構45と接触子55の接触動作の駆動源を単一 の駆動モータ47によって行い、これらをリンク機構によって連結し、クラッチ 機構45と接触子55の接触動作を同期させたので、接触子55の接触動作が確 実に行われて接触不良が発生することがない。また、駆動用モータ47と連動さ せて上部セレクタ39の振分け動作を行うようにしたので、上部セレクタ39の 振分け動作の駆動源を新たに必要とせず、このため部品点数の削減と装置の小型 化を図ることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るカード処理装置よれば、厚いカードを所定位 置搬送した後搬送を一時保留状態とするクラッチ機構と、所定位置に停止した厚 いカードに接触子を接触させる機構の駆動源を同一のモータとし、これらをリン ク機構によって連結して同期させたことにより、接触子の接触動作は確実に行わ れ、これによって接触不良が生じることがなくデータの読取、書き込みが確実に 行われるカード処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカード処理装置を示し、図4のI-
I線断面図である。
【図2】本考案に係るカード処理装置を示し、図4のII
-II線断面図である。
【図3】本考案に係るカード処理装置の側面図である。
【図4】本考案に係るカード処理装置の平面図である。
【図5】本考案に係るカード処理装置における薄いカー
ドの取り込み動作を説明する要部側面図である。
【図6】本考案に係るカード処理装置における厚いカー
ドの取り込み動作を説明する要部側面図である。
【図7】本考案に係るカード処理装置における薄いカー
ドの待機状態を説明する要部側面図である。
【図8】本考案に係るカード処理装置におけるクラッチ
機構の動作を説明する要部側面図である。
【符号の説明】
1 カード処理装置 4A 厚いカード 4B 薄いカード 5 カード挿入、返却口 6 カード返却口 7 取り込み通路 8 第1のカード処理搬送路 9 返却、待機用通路 10 第2のカード処理搬送路 10A 傾斜通路部 36 第1のカード搬送手段 38 第1のカード振分け機構 45 クラッチ機構 47 駆動用モータ 60 第2のカード振分け機構 70 第2のカード搬送手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚みの異なる2種類のカードを挿入、返
    却するカード挿入、返却口と、一端が前記カード挿入、
    返却口と連通し前記挿入されたカードを内部に取り込む
    取り込み通路と、この取り込み通路の他端と略直線状に
    連通し厚みの大なるカードのデータ処理を行う第1のカ
    ード処理搬送路と、この第1のカード処理搬送路内のカ
    ードを往復移動させる第1のカード搬送手段と、前記取
    り込み通路の他端から分岐して設けられることにより傾
    斜通路を有して前記第1のカード処理搬送路と略平行に
    設けられ厚みの小なるカードのデータ処理を行う第2の
    カード処理搬送路と、この第2のカード処理搬送路内の
    カードを往復移動させる第2のカード搬送手段と、前記
    第1および第2のカード処理搬送路を前記取り込み通路
    に選択的に連通させるカード振分け機構と、前記第1お
    よび第2のカード搬送手段を動作させる1つの駆動モー
    タと、薄いカードの取り込み、処理時に既に第1のカー
    ド処理搬送路に搬送されている厚いカードを前記第1の
    カード搬送手段から離反させ一時搬送保留状態にするク
    ラッチ機構と、前記第1のカード搬送路の後端部に回動
    自在に配設され厚みの大なるカードと接触してデータ処
    理を行うカード接触機構と、このカード接触機構と前記
    クラッチ機構とを連結した駆動用リンク機構と、この駆
    動用リンク機構を作動させる駆動用モータとを備えたこ
    とを特徴とするカード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112854A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 三菱重工機械システム株式会社 カード処理装置

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