JP4160204B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙装置関し、特に投票用紙交付機に好適な給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、投票用紙交付機が用いられている。この種の装置は、予め複数の投票用紙を装置内に収納して用いる。投票用紙を交付するときに、係員が操作キーを押すと、装置から投票用紙が1枚だけ出るようになっている。この投票用紙を、係員が装置から抜き取って選挙人に交付したり、選挙人自身が抜き取ったりする。この装置を用いれば、投票用紙を1枚ずつ確実に選挙人に交付することができ、また、交付した投票用紙の枚数を正確に計数できるので、投票用紙の管理事務の効率化に役立っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この装置において、投票用紙を立てた状態で収納し、投票用紙を押さえ部材により立壁側に付勢して、押さえ部材と立壁との間に挟持するように構成した給紙部を用いた場合、投票用紙の収納作業を容易にするには、たとえば図6に示したように、立壁側に付勢される押さえ部材RをレバーLで係止し、立壁から離れた所定位置に仮固定できるようにすることが、容易に考えられる。
【0004】
しかし、押さえ部材Rを引いて所定位置に仮固定するには、レバーLの係止爪Kが上がって押さえ部材Rの下部の溝Tに係止するために、押さえ部材Rの移動範囲に遊びを設けておく必要がある。その分、装置寸法は大きくなる。
【0005】
また、用紙収納時において、用紙が倒れそうになった場合などに、あわてて押さえ部材Rを立壁側に戻そうとして過剰な力を加え、それによって、レバーLの係止爪Kが破損するなどのトラブルも予想される。
【0006】
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、投票用紙を容易かつ確実に収納することができる給紙装置を備えた投票用紙交付機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記の技術的課題を解決するため、本発明は、押さえ部材を仮固定でき、かつ、投票用紙収納空間を閉じると、それに連動して押さえ部材の仮固定が解除されることを基本的特徴とする給紙装置を備えた投票用紙交付機を提供する。具体的には、以下のように構成する。
【0008】
本発明は、用紙収納空間に収納された複数枚数の用紙を1枚ずつ分離して搬送する給紙装置において、
上記用紙収納空間を開閉する開閉手段を設け、
上記用紙収納空間に、略水平方向前後に延在する底壁と、該底壁の前端から略垂直上方に、前後方向に対して略直交して延在する立壁と、該立壁に対向し、上記底壁に沿って該立壁に対して接離自在に支持された押さえ部材と、該押さえ部材を該立壁側に付勢する付勢部材とを有する給紙部を設け、該給紙部の上記底壁に複数枚の用紙を立てた状態で前後方向に重ねて載置して、上記立壁と上記押さえ部材との間に挟持し、
磁力により吸着し合う第1および第2の吸着部材であって、上記押さえ部材に設けられた第1の吸着部材と、上記押さえ部材が上記仮固定位置にあるときに上記第1の吸着部材に接近する接近位置と該接近位置から離れた離反位置との間を可動に支持された第2の吸着部材とを有し、上記押さえ部材を、磁力を用いて上記付勢部材の付勢力に抗して上記立壁から離れた仮固定位置に保持する仮固定手段と、
上記開閉手段による上記用紙収納空間の開閉に連動して、上記仮固定手段の上記第2の吸着部材を動かす連動機構を含み、上記開閉手段が上記用紙収納空間を閉じると、それに連動して、上記仮固定手段による上記押さえ部材の保持を解除する仮固定解除手段とを備え、
上記連動機構は、上記開閉手段が上記用紙収納空間を開いたときは、上記第2の吸着部材を上記第1の吸着部材に近づく方向に傾けて上記押さえ部材を上記仮固定位置に保持可能とするとともに、上記開閉手段が上記用紙収納空間を閉じたときには、上記第2の吸着部材を上記第1の吸着部材から離れる方向に傾けて仮固定解除手段による上記押さえ部材の保持を解除することを特徴とする、給紙装置を提供する。
【0009】
上記構成において、投票用紙を収納するときには、まず、投票用紙収納空間を開き、押さえ部材を仮固定位置まで移動して、仮固定位置に保持し、この状態で、押さえ部材と立壁の間に投票用紙を挿入する。投票用紙を挿入するときに押さえ部材を手で押さえなくてもよいので、便利である。
【0010】
投票用紙の挿入が済めば、投票用紙収納空間を閉じる。投票用紙収納空間を閉じると、これに連動して、押さえ部材は仮固定位置での保持が解除され、付勢部材の付勢力により立壁側に移動し、投票用紙を立壁との間に挟持する。投票用紙を収納する際に、たとえ押さえ部材の仮固定の解除を忘れても、投票用紙交付機は投票用紙収納空間を閉じて用いるため、投票用紙収納空間を必ず閉じるので、これに連動して押さえ部材の仮固定は自動的に解除され、投票用紙は押さえ部材と立壁との間に挟持されるようになる。
【0011】
したがって、投票用紙を容易かつ確実に収納することができる。
【0012】
好ましくは、上記仮固定手段は、上記仮固定位置に保持された上記押さえ部材が上記仮固定位置から強制的に移動させられると、上記押さえ部材の保持が解除される。
【0013】
上記構成によれば、押さえ部材を仮固定位置から強制的に移動しようとすると、押さえ部材による保持が解除されるので、仮固定手段に無理な力は加わらない。したがって、押さえ部材を保持する機構の破損を防止することができる。
【0014】
具体的には、たとえば、上記仮固定手段は、磁石を用いて、上記押さえ部材を上記仮固定位置に保持する。
【0015】
磁石の吸引力を利用して押さえ部材を仮固定するように構成すれば、仮固定力を越える力が押さえ部材に作用したときに、磁石による吸着が解除され、押さえ部材を強制的に移動させることができる。つまり、強制移動可能に押さえ部材を仮固定するように、容易に構成することができる。
【0016】
また、開閉手段に連動して仮固定を解除するようにも構成することができるので、用紙収納時の押さえ部材の操作方法の選択の幅を広くすることができる。
【0017】
さらに、押さえ部材の移動範囲に係止等の仮固定のための遊びを設ける必要はないので、装置をより小型化することができる。
【0018】
好ましくは、上記開閉手段は、上記投票用紙収納空間を開閉する開閉蓋と、該開閉蓋が上記投票用紙収納空間を開く開位置から閉じる閉位置に動くときに、該開閉蓋を上記開位置側に付勢する抵抗力を与える抵抗機構とを含む。
【0019】
上記構成において、抵抗機構が開閉蓋に与える抵抗力は、開閉蓋を開位置側に付勢するばね付勢力であっても、開閉蓋の動き(速度)に応じて抵抗力を与える粘性抵抗力であってもよい。さらに、開閉蓋が開位置から動いたとにのみならず、開位置にあるときにおいても開位置側への付勢力を与えるようにしてもよい。
【0020】
上記構成によれば、抵抗機構からの抵抗によって、開閉蓋は、開位置により保持されやくなる。したがって、開閉蓋に触れる等しても簡単には閉じないようにすることができ、外乱に対して強くなる。また、開閉蓋は、抵抗機構によって閉位置への急激な移動が阻止されるので、開閉蓋の急激な移動による部品破損などを防止することができる。
【0021】
具体的には、以下のように構成する。
【0022】
仮固定手段は、第1および第2の吸着部材を有する。上記第1および第2の吸着部材は、磁力により吸着し合う。上記第1の吸着部材は、上記押さえ部材に設けられる。上記第2の吸着部材は、上記押さえ部材が上記仮固定位置にあるときに上記第1の吸着部材に接近する接近位置と該接近位置から離れた離反位置との間を可動に支持される。上記仮固定解除手段は、上記開閉手段による上記投票用紙収納空間の開閉に連動して、上記仮固定手段の上記第2の吸着部材を動かす連動機構を含む。該連動機構は、上記開閉手段が上記投票用紙収納空間を閉じたときには、上記仮固定手段の上記第2の吸着部材を上記離反位置に配置する。一方、上記開閉手段が上記投票用紙収納空間を開いたときには、上記仮固定手段の上記第2の吸着部材を上記接近位置に配置する。
【0023】
上記構成によれば、投票用紙収納空間を開き、押さえ部材を仮固定位置まで移動すれば、第1および第2の吸着部材が接近し、両者間の吸着力によって、押さえ部材は、仮固定位置に保持される。一方、投票用紙収納空間を閉じると、第2の吸着部材は第1の吸着部材から離れる離反位置に動くので、押さえ部材を仮固定位置に保持する保持力がなくなり、押さえ部材は付勢部材の付勢力によって立壁側に移動する。これによって、投票用紙を立壁と押さえ部材との間に挟持することができる。
【0024】
また、投票用紙収納空間を開いたときには、仮固定位置に保持された押さえ部材を、第1および第2の吸着部材による吸着力に抗して立壁側に移動すれば、投票用紙収納空間を閉鎖しなくても、投票用紙を立壁と押さえ部材との間に挟持することができる。したがって、吸着部材を用いることにより、押さえ部材の仮固定をいつでも自由に解除することができる。
【0025】
なお、仮固定位置は、押さえ部材の移動範囲の中間位置であっても、移動範囲の端であってもよい。
【0026】
さらに具体的には、上記開閉手段は、第1の回転軸と、該第1の回転軸に固定された開閉蓋とを有する。上記仮固定解除手段の上記第2の吸着部材は、第2の回転軸に固定される。上記仮固定解除手段の上記連動機構は、上記第1の回転軸と上記第2の回転軸とをリンク結合するリンク機構である。
【0027】
上記構成によれば、第2の回転軸は、リンク機構を介して、開閉蓋の開閉と連動する。機械的な機構のみにより構成することができる。センサやマイコンなどを用いた電気的な制御に比べ、構成が簡単になる。
【0028】
好ましくは、上記開閉手段は、その少なくとも一部が透明である。
【0029】
上記構成によれば、投票用紙収納空間内を開閉手段(たとえば、開閉蓋)の透明部分から観察することができるので、収納した投票用紙の確認が容易となる。特に、投票用紙収納空間を閉じたときに、自動的に移動した押さえ部材による投票用紙の挟持状態を装置外部から容易に確認することができ、便利である。
【0030】
本発明の上記各構成は、投票用紙交付機に限らず、用紙収納空間に収納された複数の用紙を1枚ずつ分離して搬送する給紙装置に広く適用することができる。たとえば、投票用紙交付機以外に、識別記号(文字やバーコード等)が付された用紙を1枚ずつ分離して搬送し、該用紙の上記識別記号を読み取る識別記号読み取り装置の給紙装置として、適用することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の給紙装置を適用した第1実施形態に係る投票用紙交付機10について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0032】
投票用紙交付機10は、図1の斜視図に示すように、大略、装置本体12と、コントローラ50とからなる。
【0033】
装置本体12は、大略、立方体形状であり、その上壁前部にスリット16が形成され、このスリット16から投票用紙2sが1枚だけ突出するようになっている。このとき、投票用紙2sの記入面が前を向き、装置本体12の前方から投票用紙2sの種類が分かるようにすることが好ましい。装置本体12の前面には、選挙の種類を示す表示プレート4を取り付け、装置の前方から選挙の種類が分かるようにすることができるようになっている。さらに、装置本体12の前面内部には、図2の断面図に示すようにスピーカー17が設けられていて、スリット16から投票用紙2sを抜き取ると、選挙の種類を告げるアナウンスが流れ、選挙の種類が分かるようになっている。なお、複数の選挙を行うために、それぞれ別の種類の投票用紙を交付する複数台の投票用紙交付機10を並べて用いるような場合には、投票用紙の種類に応じてアナウンスの声の特徴を変える(たとえば、男性のアナウンスと女性のアナウンスとを用いる)と、選挙の種類の区別をより効果的に行うことができる。
【0034】
装置本体12は、その上壁後部と後壁上部とに上開口部と後開口部とがそれぞれ形成されて、装置内部に給紙部14が設けられ、投票用紙を載置するようになっている。上開口部と後開口部とは、透明な開閉蓋18で覆われている。図3の斜視図に示すように、開閉蓋18は、その前端側が装置本体12に回転自在に支持され、その後端下部には施錠部19が設けられていて、図1に示したように閉じた状態で施錠される。これによって、給紙部14から投票用紙が勝手に取り出されるのを防止できるようになっている。
【0035】
装置本体12の内部には、図2に示すように、その後部に給紙部14が設けられ、その前部に投票用紙の搬送機構が設けられている。
【0036】
給紙部14は、後側が高くなるように傾いた底壁14bと、この底壁14bの前端から略直角方向上向きに、やや前に傾いた状態で延在する立壁14cとを有する。底壁14bには、矢印92で示すように前後方向に移動可能な投票用紙押さえ部材14aが設けられている。投票用紙押さえ部材14aは、スプリング14sによって立壁14c側に付勢されるようになっている。立壁14cの上部には、切り欠きが設けられ、偏心支持された偏心ローラ20の一部が突出するようになっている。立壁14cの下部には、給紙ローラ22とさばき板21とが設けられている。
【0037】
投票用紙2は、立てた状態で前後方向に重ねて底壁14bに載置し、最後部の投票用紙2bを投票用紙押さえ部材14aで前方に付勢し、最前部の投票用紙2aが立壁14cに直接対向するようにする。
【0038】
投票用紙の交換や補充のために開閉蓋18を開いたときに、投票用紙押さえ部材14aは、装置後端までスライドさせて、その位置に仮固定することができる。開閉蓋18を閉じると、投票用紙押さえ部材14aは、仮固定が解除され、スプリング14sの付勢力により、立壁14c側に移動し、投票用紙が載置されていれば、それを立壁14cとの間に挟持する。
【0039】
詳しくは、図4の透視図および図5の部分拡大図に示すように、開閉蓋18は、装置前方において、固定部18xを介して第1の回転軸118に固定されている。第1の回転軸118は、装置本体の前方上部に回動自在に支持され、その一端には、径方向に延在する腕119が固定されている。一方、装置後端にも、回動自在に第2の回転軸116が支持され、その一端には、径方向に延在する腕117が固定されている。それぞれの回転軸118,116の腕119,117の先端は、連結腕120によりリンク結合され、両回転軸118,116は同じ方向に連動して回転するようになっている。連結腕120の中間位置には、スプリング122が係止され、開閉蓋18が開いたときに、連結腕120を装置後方に引っ張り、開閉蓋18が開いた状態を保持するようになっている。これによって、開閉蓋18が開いているときに、開閉蓋18に少々触れた位では、開閉蓋18は倒れて来ないようになっている。また、スプリング122は、開閉蓋18を閉じるときに抵抗力を与えるので、開閉蓋18はほど良い速度で閉じることできる。すなわち、開閉蓋18が急激に倒れ(閉じ)、衝撃で開閉蓋18自体や他の部品が破損することがないようになっている。
【0040】
第2の回転軸116には、図5に示すように、鉄製の磁石吸着板114がねじ196で垂直方向に固定され、装置後端までスライドされた押さえ部材14aの磁石ユニット108が、磁石吸着板114に吸着するようになっている。
【0041】
詳しくは、投票用紙押さえ部材14aは、略凹形状のブロック100の前面に、投票用紙に当接する当接板102がねじ192で固定されている。一方、後面には、磁石107の両極に鉄片106が配置されてなる磁石ユニット108が固定されている。磁石ユニット108は、ブロック100の下部後方にねじ194で補助部材104を固定することにより、補助部材104とブロック100との間に挟持され、固定されるようになっている。
【0042】
開閉蓋18が開いたときには、図4および図5において実線で示すように、磁石吸着板114は垂直になっており、装置後端までスライドされた投票用紙押さえ部材14aの磁石ユニット108が磁石吸着板114に吸着し、その位置に仮固定されるようになっている。なお、投票用紙押さえ部材14aは、この仮固定位置よりも装置後方へは移動できないようになっている。
【0043】
開閉蓋18が閉じると、図4および図5において、矢印および一点鎖線で示したように、各部材が移動する。すなわち、装置前方の第1の回転軸118が回転し、連結腕120の一端が持ち上げられ、装置後方の第2の回転軸116が回転する。この回転によって、磁石吸着板114は、投票用紙押さえ部材14aの磁石ユニット108から離れる方向に傾く。これによって、投票用紙押さえ部材14aを吸着する力が小さくなり、投票用紙押さえ部材14aは、スプリング14sに引張られて装置前方に移動する。そして、投票用紙が給紙部14に載置されていれば、その投票用紙を立壁14cとの間に挟持する。投票用紙が給紙部14に載置されていなければ、投票用紙押さえ部材14aは、立壁14cに当接する。
【0044】
つまり、開閉蓋18を閉じると、投票用紙押さえ部材14aの仮固定が自動的に解除される。投票用紙押さえ部材14aの仮固定の解除を忘れても、投票用紙交付機10は開閉蓋18を閉じて使うので、開閉蓋18を閉じるときに自動的に投票用紙押さえ部材14aの仮固定が解除され、投票用紙が挟持される。
【0045】
さらに、仮固定された押さえ部材14aに磁石ユニット108と吸着板114との吸着力より大きい力を加えれば、磁石ユニット108と吸着板114とを分離して、仮固定を強制解除することができる。押さえ板14a自体を移動しても押さえ板14aの仮固定を解除できるので、ユーザーが投票用紙を収納する際の押さえ板操作選択の幅が広くなっている。
【0046】
給紙部14に収納された投票用紙は、その最前部の投票用紙2aが給紙ローラ22とさばき板21との間を通って、スリット16まで搬送される。スリット16までの投票用紙搬送経路には、投票用紙を送るための搬送ローラ24,26,28と、投票用紙の先端の検出と投票用紙の重なりの検出を行うための透過型光センサである検出センサ25と、重なった投票用紙を排除するための排除ガイド30と、スリット16から突出した投票用紙の抜き取りを検出する抜き取り検出板32とが設けられている。装置本体12の上部前側には、排除ガイド30によって排除された投票用紙を載置する排除投票用紙回収部15が設けられている。また、開閉蓋18の前部下面には、下方に突出する止めガイド18aが突設されていて、不図示のソレノイドにより制御可能な排除ガイド30によって正規の搬送経路から排除された投票用紙の先端が当たって、排除投票用紙回収部15に落下するようになっている。
【0047】
コントローラ50は、コード58で装置本体12と接続されていて、装置本体12と制御信号を交信するようになっている。コントローラ50は、男キー52と女キー54の2つの操作キー52,54と、表示パネル56とを有している。男としてカウントするか、女としてカウントするかによって、男キー52または女キー54を押すと、図1のように、装置本体12のスリット16には投票用紙2sが1枚だけ突出する。この投票用紙2sを取り出した時点で、投票用紙の交付枚数がカウントアップされる。表示パネル26には、カウントした男女別および合計の投票用紙交付枚数と、エラー時のメッセージ等が表示されるようになっている。なお、男としてカウントするか、女としてカウントするかは、投票用紙2sがスリット16から抜き出されるまでに男キー52または女キー54を再度操作すれば訂正することができるようになっている。コントローラ50には、図示していないが、選挙やアナウンスの種類など種々の設定を行うための操作スイッチが設けられている。
【0048】
次に、投票用紙交付機10の操作と動作について説明する。
【0049】
まず、図2および図3において矢印90で示すように、開閉蓋18を開き、装置本体12の後方から、投票用紙2を給紙部14に載置する。このとき、投票用紙2を立て、投票用紙の記入面が後を向くようにして前後に重ねた状態で、給紙部14の底壁14bに用紙2を載置する。そして、投票用紙押さえ部材14aによって投票用紙2の下部を押さえ(立壁14c側に付勢し)、投票用紙2の下部を投票用紙押さえ部材14aと立壁14cとの間で挟持する。そして、開閉蓋18を閉じ、施錠する。開閉蓋18は透明であるので、給紙部14に載置された最後部の投票用紙2bの記入面を、装置後方の比較的広い範囲から見ることができる。
【0050】
次に、係員がコントローラ50の男キー52または女キー54を押すと、偏心ローラ20、給紙ローラ22、および搬送ローラ24,26,28がそれぞれ図2において反時計方向に回転を開始し、給紙部14から最前部の投票用紙2aだけが分離されて、スリット16まで搬送させ、スリット16から突出する。
【0051】
偏心ローラ20は、投票用紙が重なった状態で給紙ローラ22とさばき板21との間を通過するのを効果的に防止する。
【0052】
すなわち、偏心ローラ20は、その一部が立壁14cから突出し、最前部の投票用紙2aの上部に当接する。そして、偏心ローラ20は、回転に伴なってその突出部分が前後に移動して、投票用紙2aを後方に押したり、前方に戻ったりして、用紙2の上部を前後に揺する。これによって、特に、最前部の投票用紙2aと立壁14cとの間、および最前部の投票用紙2aとその次の投票用紙との間におけるそれぞれの密着状態を解消し、それぞれの間に微小な空気層を間に形成してそれぞれの間の摩擦力を小さくする。投票用紙2aに対向する立壁14cの対向面からの偏心ローラ20の投票用紙2側への突出量は、10cm角程度の投票用紙に対して、たとえば0〜12mmである。偏心ローラ20は、投票用紙2aに対向する立壁14cの対向面まで後退してもよいが、それよりもさらに奥(投票用紙2とは反対側)には後退しないようにして、常に用紙2aと接触して投票用紙2を前後に揺するようにすると、効率的となる。なお、用紙2を給紙部14に載置するときには、偏心ローラ20の立壁14cからの突出量が小さい方が、立壁14cに沿って用紙を揃えやすくなるが、給紙部14に残った未交付の投票用紙2を回収するときには、偏心ローラ20が突出している方が、立壁14cと投票用紙2aとの間に隙間ができ、投票用紙2を取り出しやすくなる。
【0053】
また、偏心ローラ20は、回転に伴なって投票用紙2を前後に揺すると同時に、最前部の投票用紙2aを摩擦力によって給紙ローラ22側に送り込む。そのために、偏心ローラ20の周速は、給紙ローラ22の周速よりも大きくしておく。また、投票用紙2aを給紙ローラ22側に無理に送り込んで用紙詰まりなどの不都合が生じないように、偏心ローラ20と投票用紙2aとの間に適度の滑りが生じるようにする。一方、給紙ローラ22は、送り込まれた用紙を確実に搬送するために、投票用紙との間の摩擦力は、偏心ローラ20と投票用紙2aとの間の摩擦力よりも大きくする。偏心ローラ20の摩擦面に一般的なゴムを用いる場合、偏心ローラ20には、たとえば、滑りのよいABS樹脂を用いる。偏心ローラ20は、投票用紙2を給紙部14から1枚搬送してスリット16に突出させるまでの1サイクル動作中に、たとえば10回程度回転する。
【0054】
最前部の投票用紙2aは、偏心ローラ20の押し込みと給紙ローラ22の引き込みとによって、給紙ローラ22とさばき板21との間を進み、搬送ローラ24,26,28の回転によってスリット16まで搬送される。投票用紙が最後の搬送ローラ28を通過すると、投票用紙は、図2において鎖線で示すように抜き取り検出板32を持ち上げて反時計方向に回動させる。そして、投票用紙は、その下部が抜き取り検出板32によって軽く押された状態で、その上部がスリット16から突出する。
【0055】
さらに詳しくは、スリット16から投票用紙が突出した後も、偏心ローラ20、給紙ローラ22、および搬送ローラ24,26,28は回転を続け、その次の投票用紙を給紙部14から搬送する。そして、その投票用紙の先端が検出センサ25に達すると、偏心ローラ20、給紙ローラ22、および搬送ローラ24,26,28は回転を停止する。このように搬送経路の途中に次の投票用紙を待機させておくことによって、次の投票用紙を短時間でスリット16から突出させることができる。
【0056】
なお、投票用紙の先端が検出センサ25に達しても、その投票用紙の後側は給紙部14に残るようになっている。これによって、未交付の投票用紙2を給紙部14から回収したときに、この投票用紙の後側を給紙部14から容易に発見し、取り除くことができるようになっている。また、偏心ローラ20は、この待機中の投票用紙の後端よりも上方に位置するようになっていて、待機中の投票用紙とその次の用紙との間の摩擦力を小さくするようになっている。
【0057】
検出センサ25は、投票用紙の重なりも検出する。検出センサ25が投票用紙の先端を検出した後に搬送が停止されるまでの間に、検出センサ25が投票用紙の重なり検出すると、搬送を停止せず、重なった投票用紙をさらに搬送する。そして、重なった投票用紙の先端が排除ガイド30に達するまでに、図2において鎖線で示すようにソレノイドの制御により排除ガイド30は、反時計方向に回動し、その下端部が搬送経路に進入する。これによって、重なった投票用紙は、排除ガイド30に達すると、正規の搬送経路から排除投票用紙回収部15側に導かれる。そして、排除された投票用紙の先端が開閉蓋18の止めガイド18aに当接して、排除投票用紙回収部15に落下する。開閉蓋18は透明であるので、排除用紙回収部15に回収された投票用紙の一部が、外部から見えるようになっている。待機中の投票用紙の搬送を開始したときに検出センサ25が投票用紙の重なりを検出した場合も、同様に動作する。
【0058】
スリット16から突出した投票用紙2sが抜き取られると、それを検出して、選挙の種類についてのアナウンスが流れ、コントローラ50の表示パネル56には選挙の種類が表示され、投票用紙の枚数がカウントアップされる。このとき、スリット16から投票用紙2sが抜き取られると、抜き取り検出板32は不図示のスプリングによって図2において時計方向に回動して元の位置に戻る。このときの抜き取り検出板32の回動をフォトインタラプタ33によって検出する。
【0059】
その後、コントローラ50の操作キー52,54を再び操作することによって、同様にして、スリット16から次の投票用紙が1枚だけ突出する。
【0060】
以上説明した投票用紙交付機10は、開閉蓋18が透明であり、給紙部14の底壁14bおよび立壁14cの傾きよって、給紙部18に載置された装置内部の投票用紙2の記入面を、後方から略正面に見ることができる。したがって、別の種類の投票用紙が間違ってセットされていないかどうかを容易に確認することができ、投票用紙の交付ミスを防止できる。機械読み取りのための特殊なマークの印刷が必要ないので、従来の投票用紙をそのまま用いることができるので、実用的である。さらに、重なって搬送された投票用紙が回収された場合にも、その投票用紙が透明な開閉蓋18から見えるので、確認が容易である。
【0061】
さらに、この投票用紙交付機10は、音声ガイダンスに従って初期設定を行うことができるようになっている。
【0062】
すなわち、装置本体12の不図示のメインスイッチをオンにすると、“コントローラ50の不図示の選挙種類設定ボタンを押して選挙の種類を選択する”よう操作を指示するアナウンスが、スピーカー17から流れる。さらに、選挙種類設定ボタンは所定時間以上押し続ける必要がある旨の操作上の注意についても、アナウンスが流れる。
【0063】
選挙種類設定ボタンを押すと、“選挙の種類が異なるときは希望の選挙種類になるまで選挙種類設定ボタンを押す”よう指示するアナウンスの後に、選挙種類設定ボタンにより設定された選挙の種類を告げるアナウンスが流れる。同時に、コントローラ50の表示パネル56には、設定された選挙の種類が表示される。これによって、設定した選挙の種類の確認を促す。
【0064】
次に、“選挙の種類と装置本体12の前面に取り付ける表示プレート4とが一致しているかどうかを確認する”よう指示するアナウンスが流れる。これによって、設定した選挙の種類と表示プレート4の種類とが一致しているかどうかの確認を促す。
【0065】
次に、“開閉蓋18を開けて投票用紙2をセットした後、用紙の種類を再度確認してから開閉蓋18を閉じる”よう指示するアナウンスが流れる。これによって、設定した選挙の種類とセットした投票用紙の種類との一致の確認を促す。なお、具体的な操作方法について説明するアナウンスも、同時に流れる。
【0066】
次に、“コントローラ50の不図示の用紙設定ボタンを押す”よう指示するアナウンスが流れる。用紙設定ボタンを押すと、投票用紙が排除投票用紙回収部15まで送られる。このとき、検出センサ25は、用紙通過時の透過光レベルを検出する。投票用紙交付機10は、この出力を基準に上下に所定のしきい値を自動的に設定し、重なって搬送された用紙や種類の異なる用紙を、検出センサ25で検出できるようにする。
【0067】
次に、“開閉蓋18を開け、排除投票用紙回収部15に、投票用紙が1枚だけ回収されたか否か確認する”よう指示するアナウンスが流れる。そして、“2枚以上回収されたときには、開閉蓋18を閉じ、もう一度コントローラ50の用紙設定ボタンを押し、一方、1枚だけ回収されていれば、初期設定は完了であり、開閉蓋18を閉じて使用する”よう指示するアナウンスが流れる。
【0068】
次に、開閉蓋18が閉じられてから所定時間内にコントローラ50の用紙設定ボタンが再び押されなければ、投票用紙交付機10は、通常の交付動作が可能になる。つまり、コントローラ50のキー52,54を押せば、スリット16から1枚だけ投票用紙が突出するようになる。
【0069】
なお、コントローラ50の表示パネル56には、操作を支援するために適宜メッセージが適宜タイミングで表示される。
【0070】
以上説明したように、初期設定時には、スピーカー17からの音声とコントローラ50の表示パネル56のメッセージとにより、装置本体12の選挙種類の設定と、表示プレート4の選挙種類と、装置本体12にセットする投票用紙2の種類とが一致するように、ガイダンスする。このとき、開閉蓋18が透明であるので、投票用紙2の種類や収納状態を容易に確認することができる。また、取り扱い説明書などを参照することなく、簡単に操作することができる。
【0071】
さらに、予めモード選択しておけば、開閉蓋18を開いたときに、それに連動して、搬送経路途中に配置され待機中の投票用紙が、重なった投票用紙の場合と同様に、排除投票用紙回収部15に排出される。具体的には、開閉蓋18が開いたことを不図示の開閉スイッチにより検出すると、給紙ローラ22および搬送ローラ24,26が回転する。排除ガイド30は、投票用紙の先端が排除ガイド30に達するまでに、図2において鎖線で示すように、ソレノイドの制御により反時計方向に回動し、その下端部が搬送経路に進入する。これによって、搬送経路途中に待機中の投票用紙は、排除ガイド30により排除投票用紙回収部15側に導かれ、排除投票用紙回収部15に排出される。検出センサ25により、給紙ローラ22から投票用紙が通過したことを検出すると、給紙ローラ22は停止し、さらに所定時間経過後に、搬送ローラ24,26が停止する。
【0072】
搬送経路途中すなわち装置内部に投票用紙が残らないので、未交付投票用紙の回収漏れを防ぐことができる。また、投票用紙の種類を切り換えたときに、切り換えの前の投票用紙を誤って交付することもない。また、投票用紙の補充や交換時のために開閉蓋18を開いて給紙部14にアクセスする時に、給紙部14に隣接する排除投票用紙回収部15に投票用紙が排出されるので、排出された投票用紙を忘れることなく処理することができる。さらに、搬送経路途中の投票用紙はスリット16からは排出されないので、交付枚数としてカウントされたのではないかという疑義が生じない。
【0073】
次に、本発明の給紙装置を適用した第2実施形態に係る識別記号読み取り装置200について、図7〜図9を参照しながら詳細に説明する。図7は、識別記号読み取り装置200の平面構成図、図8は要部斜視図、図9は識別記号を付した用紙の説明図である。
【0074】
識別記号読み取り装置200は、給紙部210に収納された用紙を1枚ずつ分離して搬送し、搬送経路240の途中に設けたバーコードリーダー230又はOCRリーダー230により、用紙に付された識別記号を読み取って分類し、分類に応じて所定のポケット250に用紙を回収するようにしたものである。
【0075】
図9に示すように、用紙には、矢印で示した搬送方向に対して適宜位置にバーコードや数字などの識別記号が付されている。この識別記号の中心高さHを予め操作パネル260から入力することにより、搬送経路240に対するバーコードリーダー230又はOCRリーダー230の位置は自動的に適切に設定されるようになっている。
【0076】
給紙部210は、図8に示すように、透明な開閉蓋211により開閉可能に覆われる。給紙部210には、重ねた用紙が、図7において紙面垂直に収納され、押さえ部材212に対して操作パネル260とは反対側に設けられた不図示の立壁と押さえ部材212との間に挟持されるようになっている。押さえ部材212は、案内ガイド214に沿って平行移動し、第1実施形態と同様に、不図示の付勢部材により立壁側に付勢されるようになっている。また、第1実施形態と同様に、押さえ部材212は、開閉蓋211が開いているときには、立壁から操作パネル側に最も後退した待機位置で仮固定され、開閉蓋211が閉じると、仮固定が解除され、立壁側に付勢されるようになっている。
【0077】
押さえ部材212が対向する立壁からは、給紙リング220と、補助ローラ218と、用紙検出ローラ216とが突出している。補助ローラ218は、用紙を給紙リング220側に送り込む。用紙検出ローラ216は、一端が回動自在に固定されたL字状のレバー217の他端に回動自在に支持され、用紙が収納されているときには用紙に当接して立壁側に押し込まれ、用紙がなければ立壁から突出するようになっている。これに伴なうレバー217の回動を不図示のマイクロスイッチによって検出し、給紙部210に用紙が有るか無いかを検出できるようになっている。なお、押さえ部材212には、立壁から突出した用紙検出ローラ216と干渉しないように、穴213が設けられている。
【0078】
用紙は、給紙リング220とさばき板222の間を1枚ずつ通過し、略U字状の搬送経路240に沿って搬送される。用紙は、第1実施形態と異なり、給紙部210から水平方向に送り出される。搬送経路240には、適宜位置に、用紙を挟持して搬送する搬送ローラ対242と、用紙の通過を検出する用紙通過検出センサ248とが配置されている。また、搬送経路240の湾曲部には、搬送ドラム244と、搬送ドラム244の外周面に圧接する搬送ベルト246とが配置されている。
【0079】
装置前部には、搬送経路240に沿って複数のポケット250が設けられている。各ポケット250に対応して、搬送経路240に沿って、用紙通過検出センサ252と搬送ローラ対254と、ゲートレバー256とが配置されている。ゲートレバー256は、回動自在に一端が固定され、他端側が搬送経路240を適宜タイミングで横断し、所定の用紙を所定のポケット250に導くことができるようになっている。各ポケット250には、回収された用紙の満杯を検出するための当たり板258が設けられている。
【0080】
なお、本発明は上記各実施形態に限らず、種々の態様で実施可能である。
【0081】
たとえば、開閉蓋を部分的に透明にしてもよい。開閉蓋以外の部分を透明にしたり、開閉蓋全体を不透明にしてもよい。また、給紙部から用紙を1枚ずつ送り出す方向は任意であり、前述のように下向きや横向きに限らず、たとえば上向きであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る投票用紙交付機の斜視図である。
【図2】 図1の投票用紙交付機の断面図である。
【図3】 図1の投票用紙交付機の斜視図である。開閉蓋を開いた状態を示す。
【図4】 図1の投票用紙交付機の透視図である。
【図5】 図1の投票用紙交付機の部分断面拡大図である。
【図6】 図1の投票用紙交付機の要部断面拡大図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る識別記号読み取り装置の平面構成図である。
【図8】 図7の識別記号読み取り装置の要部斜視図である。
【図9】 図7の識別記号読み取り装置で用いる用紙の説明図である。
【符号の説明】
2,2a,2b,2s 投票用紙
4 表示プレート
10 投票用紙交付機
12 装置本体
14 給紙部(給紙装置)
14a 投票用紙押さえ部材
14b 底壁
14c 立壁
14s スプリング(付勢部材)
15 排除投票用紙回収部
16 スリット
17 スピーカー
18 開閉蓋(開閉手段)
18x 固定部
18a 止めガイド
19 施錠部
20 偏心ローラ
21 さばき板
22 給紙ローラ
24 搬送ローラ
25 検出センサ
26 搬送ローラ
28 搬送ローラ
30 排除ガイド
32 抜き取り検出板
33 フォトインタラプタ
50 コントローラ
52,54 キー
56 表示パネル
58 コード
90,92 矢印
100 ブロック
102 当接板
104 補助部材
106 鉄片
107 磁石
108 磁石ユニット(仮固定手段、第1の吸着部材)
114 磁石吸着板(仮固定手段、第2の吸着部材)
116 回転軸(仮固定手段、第2の回転軸)
117 腕(仮固定解除手段、連動機構)
118 回転軸(開閉手段、第1の回転軸)
119 腕(仮固定解除手段、連動機構)
120 連結腕(仮固定解除手段、連動機構)
122 スプリング
192,194,196 ねじ
200 識別記号読み取り装置
210 給紙部(給紙装置)
211 開閉蓋(開閉手段)
212 押さえ部材
213 穴
214 案内ガイド
216 用紙検出ローラ
217 レバー
218 補助ローラ
220 給紙リング
222 さばき板
230 バーコードリーダー又はOCRリーダー
240 搬送経路
242 搬送ローラ対
244 搬送ドラム
246 搬送ベルト
248 用紙通過検出センサ
250 ポケット
252 用紙通過検出センサ
254 搬送ローラ対
256 ゲートレバー
258 押さえ板
260 操作パネル

Claims (8)

  1. 用紙収納空間に収納された複数枚数の用紙(2)を1枚ずつ分離して搬送する給紙装置において、
    上記用紙収納空間を開閉する開閉手段(18)を設け、
    上記用紙収納空間に、略水平方向前後に延在する底壁(14b)と、該底壁(14b)の前端から略垂直上方に、前後方向に対して略直交して延在する立壁(14c)と、該立壁(14c)に対向し、上記底壁(14b)に沿って該立壁(14c)に対して接離自在に支持された押さえ部材(14a)と、該押さえ部材(14a)を該立壁(14c)側に付勢する付勢部材(14s)とを有する給紙部(14)を設け、該給紙部(14)の上記底壁(14b)に複数枚の用紙(2)を立てた状態で前後方向に重ねて載置して、上記立壁(14c)と上記押さえ部材(14a)との間に挟持し、
    磁力により吸着し合う第1および第2の吸着部材(108,114)であって、上記押さえ部材(14a)に設けられた第1の吸着部材(108)と、上記押さえ部材(14a)が上記仮固定位置にあるときに上記第1の吸着部材(108)に接近する接近位置と該接近位置から離れた離反位置との間を可動に支持された第2の吸着部材(114)とを有し、上記押さえ部材(14a)を、磁力を用いて上記付勢部材(14s)の付勢力に抗して上記立壁(14c)から離れた仮固定位置に保持する仮固定手段(108,114)と、
    上記開閉手段(18)による上記用紙収納空間の開閉に連動して、上記仮固定手段(108,114)の上記第2の吸着部材(114)を動かす連動機構(117,119,120)を含み、上記開閉手段(18)が上記用紙収納空間を閉じると、それに連動して、上記仮固定手段(108,114)による上記押さえ部材(14a)の保持を解除する仮固定解除手段(117,119,120)とを備え、
    上記連動機構(117,119,120)は、上記開閉手段(18)が上記用紙収納空間を開いたときは、上記第2の吸着部材(114)を上記第1の吸着部材(108)に近づく方向に傾けて上記押さえ部材(14a)を上記仮固定位置に保持可能とするとともに、上記開閉手段(18)が上記用紙収納空間を閉じたときには、上記第2の吸着部材(114)を上記第1の吸着部材(108)から離れる方向に傾けて仮固定解除手段による上記押さえ部材(14a)の保持を解除することを特徴とする、給紙装置。
  2. 上記仮固定手段(108,114)は、上記仮固定位置に保持された上記押さえ部材(14a)が上記仮固定位置から強制的に移動させられると、上記押さえ部材(14a)の保持が解除されることを特徴とする、請求項1記載の給紙装置。
  3. 上記仮固定手段(108,114)は、磁石を用いて、上記押さえ部材(14a)を上記仮固定位置に保持することを特徴とする、請求項1記載の給紙装置。
  4. 上記開閉手段(18)は、
    上記用紙収納空間を開閉する開閉蓋(18)と、
    該開閉蓋(18)が上記用紙収納空間を開く開位置から閉じる閉位置に動くときに、該開閉蓋(18)を上記開位置側に付勢する抵抗力を与える抵抗機構(122)とを含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の給紙装置。
  5. 上記開閉手段(18)は、第1の回転軸(118)と、該第1の回転軸(118)に固定された開閉蓋(18)とを有し、
    上記仮固定手段(108,114)の上記第2の吸着部材(114)は、第2の回転軸(116)に固定され、
    上記仮固定解除手段(117,119,120)の上記連動機構(117,119,120)は、上記第1の回転軸(118)と上記第2の回転軸(116)とをリンク結合するリンク機構(117,119,120)であることを特徴とする、請求項記載の給紙装置。
  6. 上記開閉手段(18)は、その少なくとも一部が透明であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の給紙装置。
  7. 1枚ずつ分離された投票用紙を装置本体前部に設けたスリット(16)から突出させ取り出せるようにする投票用紙交付機(10)において、
    請求項1から6のいずれか1つに記載の上記給紙装置(14)を備えたことを特徴とする、投票用紙交付機。
  8. 識別記号が付された用紙を1枚ずつ分離して搬送し、該用紙の上記識別記号を読み取る識別記号読み取り装置(200)において、
    請求項1から6のいずれか1つに記載の上記給紙装置(210)を備えたことを特徴とする、識別記号読み取り装置。
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