JPH08119527A - 画像形成装置の用紙処理装置 - Google Patents

画像形成装置の用紙処理装置

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JPH08119527A
JPH08119527A JP6331346A JP33134694A JPH08119527A JP H08119527 A JPH08119527 A JP H08119527A JP 6331346 A JP6331346 A JP 6331346A JP 33134694 A JP33134694 A JP 33134694A JP H08119527 A JPH08119527 A JP H08119527A
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JP
Japan
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discharge tray
paper
tray member
switching gate
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JP6331346A
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English (en)
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Hiroshi Furuya
浩 古谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直搬送装置における用紙搬送装置を搬送ベ
ルト部材により構成し、排出トレイ部材に対応する用紙
分岐部の排出ローラを搬送ベルト部材に押圧して、搬送
ローラ装置の駆動を行うことにより、1つの駆動源を用
いてソータ装置の駆動を行い得るようにし、装置の構成
を簡素化できるようにする。 【構成】 ソータ装置1には垂直搬送装置4に沿わせて
多数の排出トレイ部材2……を配置し、切換ゲート部材
20……を介して排出トレイ部材に用紙を仕分けさせる
ようにする。垂直搬送装置を複数条のベルト部材を平行
に配置して構成し、用紙の搬送面に排出ローラ15……
を押圧して、搬送ベルト部材と排出ローラの間で用紙搬
送作用を行い、搬送ベルト部材に接触する排出ローラに
より排出トレイ部材に向けて用紙を送り込む動作を行い
得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機やレーザ
ビームプリンタ等の画像形成装置に接続して、記録紙を
仕分けて排出させるソータ装置に関し、特に、ソータ装
置の垂直搬送装置に配置する搬送ベルト部材と、用紙分
岐部の排出ローラの間で用紙を挟持しながら搬送すると
ともに、排出ローラに対する駆動を搬送ベルト部材によ
り行うことにより、装置の構成を簡素化できるようにす
る画像形成装置の用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等の画像形成装置では、用紙排出部に排出トレイ部材を
設けておき、記録紙として排出する用紙を前記排出トレ
イ部材に堆積させて収容する手段を設けている。ところ
が、作成した記録紙を排出トレイ部材に順次堆積させる
と、記録紙の後処理の作業が面倒であることや、複数枚
の原稿を用いて複数部の記録紙を作成する場合には、後
で仕分ける作業が非常に面倒であるという問題がある。
そこで、従来より、ソータ装置を画像形成装置に接続し
て自動的に仕分けを行い、オペレータの負担を軽減する
とともに、複写能率を向上させるような手段が用いられ
ている。
【0003】例えば、前記ソータ装置としては、特開昭
57−42450号公報等に示されるような装置が知ら
れており、前記従来例では、上下方向に多段に配置した
排出トレイ部材に対して、上下方向に用紙を搬送する垂
直搬送装置を配置している。前記垂直搬送装置では、多
数の搬送ローラ装置を各排出トレイ部材に対応させて配
置し、各々の搬送ローラ装置に近接させて切換ゲート部
材を設けて用紙分岐部を構成し、用紙を排出トレイ部材
に向けて分岐させる際には、各排出トレイ部材に対応す
る切換ゲート部材を揺動させて、用紙を排出トレイ部材
に挿入させるようにしている。
【0004】また、前記従来例とは別に、実開昭64−
26666号公報等に示されるように、垂直搬送装置を
搬送ベルト部材によりソータ装置を構成して、用紙を排
出トレイ部材の用紙分岐部に沿って搬送させる装置も知
られている。前記搬送ベルト部材を用いた垂直搬送装置
では、多段に配置する排出トレイ部材の用紙分岐部に対
応させて分岐部材を移動させる手段を配置し、用紙を排
出トレイ部材に向けて分岐させる作用を行い得るように
している。さらに、前記各従来例のソータ装置では、排
出トレイ部材に対して満杯検知用のセンサ等を配置して
おり、排出トレイ部材に収容される用紙が規定量以上に
なった場合には、センサから満杯検知した信号が出力さ
れることにより、その満杯の排出トレイ部材に対する用
紙の排出の動作を停止したり、オペレータに対して満杯
の排出トレイ部材から用紙を取り出すことを指令する等
の動作を行い得るように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
に示されるようなソータ装置においては、例えば、垂直
搬送装置を搬送ローラ装置により構成する場合には、多
数の排出トレイ部材に対応させて搬送ローラ装置を多数
設ける必要があり、また、各排出トレイ部材の用紙分岐
部には挿入ローラ装置を別個に配置することが必要とな
る。そして、それ等の多数の搬送ローラ装置に対して駆
動力伝達手段を設けることは、搬送ローラ装置に対する
駆動系の構成が複雑になり、ソータ装置の製造コストを
低下させることが困難になる。さらに、非常に多数の搬
送ローラ装置に対してギヤ装置等を介して動力を伝達す
る手段を構成することは、装置から発生する騒音の問題
もあり、画像形成装置から出る騒音を減少させたとして
も、ソータ装置の騒音の問題の解決が困難である。
【0006】また、ソータ装置の垂直搬送装置を搬送ベ
ルト部材により構成する装置では、用紙分岐部を搬送ベ
ルト部材による搬送経路にしたがって上下動させること
により、搬送ローラ装置で構成する装置よりも騒音の問
題は解消される。しかしながら、分岐装置を移動させる
ための駆動系を搬送ベルト部材に沿って配置するため
に、分岐装置の移動と、位置決めのための制御手段を設
ける必要があり、それ等の機構が複雑である等の問題が
残る。さらに、前記従来のソータ装置では、各排出トレ
イ部材に対応する用紙分岐部に用紙の検知を行うための
検知手段を配置するとともに、排出トレイ部材には満杯
検知のための検知手段を設けることが必要とされる。
【0007】ところが、排出トレイ部材に対して用紙の
満杯検知用のセンサ等を配置する場合には、検知の対象
とする排出トレイ部材に対して、その上部の排出トレイ
部材の下部にセンサを配置するために、そのセンサを収
容するスペースをそれぞれの排出トレイ部材の間に設け
る必要がある。したがって、各排出トレイ部材の間に余
分なスペースを設けることにより、各排出トレイ部材に
収容可能な用紙の枚数が少なくなり、ソータ装置の用紙
収容枚数が制限される等の問題がある。前記問題に加え
て、各排出トレイ部材の下部にセンサ等を配置すると、
排出トレイ部材からの用紙の取り出しの動作を行う際
に、センサに用紙が摺動してアクチュエータに悪影響を
与える等の不都合が発生しやすく、満杯検知の性能にも
影響を与えやすい。
【0008】前述したようなソータ装置のトレイ部材に
おける用紙検知手段とは別に、ソータ装置においては、
単純にコピーを仕分けてトレイ部材に収容させる手段と
して用いる他に、メールボックス機能を持たせる装置を
構成する場合もある。例えば、メールボックス機能をソ
ータ装置に対して持たせる場合には、コピーの作成を指
令する端末装置や個人に対応させてトレイ部材を指定す
るようにしている。また、前記トレイ部材に対してロッ
ク機構等を設けることにより、端末装置からのロック解
除等の指令に応じて、トレイ部材からのコピーの取り出
しを可能にする機構を設けて、作成したコピーの秘密を
保持できるようにすることが望まれている。
【0009】ところが、従来のソータ装置では、特定の
端末装置に対してトレイ部材を指定し、メールボックス
機能を持たせるように構成したとしても、トレイ部材に
コピーが存在すること、または満杯を知る手段がないと
いう問題がある。また、ソータ装置のトレイ部材を、特
定の端末装置に対応させた固定アドレスとして設定した
場合には、トレイ部材の数に対応する端末装置のみが使
用可能であるが、使用頻度の少ない端末装置に対しても
トレイ部材のアドレスが指定されるために、ソータ装置
全体の使用効率を高めることができないという問題もあ
る。さらに、前記問題に加えて、従来のソータ装置をメ
ールボックスとして使用し、トレイ部材に対する固定ア
ドレスを設定した場合に、空いているトレイ部材に他の
アドレスを指定することが困難である等の問題が残る。
【0010】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のソータ
装置の問題を解消するもので、ソータ装置に配置する垂
直搬送装置を搬送ベルト部材により構成するとともに、
用紙分岐部の排出ローラを搬送ベルト部材に接触させて
駆動する手段を設けることにより、垂直搬送装置におけ
る搬送と排出トレイ部材に向けて分岐させるための構成
を簡素化したソータ装置を提供することを目的とし、ま
た、複数の排出トレイ部材に対応する切換ゲート部材を
1つの駆動手段により作動させる装置を構成して用紙分
岐部の構成を簡素化できる装置を提供すること、およ
び、排出トレイ部材に配置する満杯検知手段と、用紙分
岐部に配置する用紙挿入検知手段とを1つのセンサによ
り構成して、検知装置の構成を簡素化できるような装置
を提供することを別の目的とし、さらに、トレイ部材に
対してノーペーパーセンサ手段を配置することにより、
空きトレイ部材に対して他の端末装置を指定可能なメー
ルボックス機能を持たせる用紙処理装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に用
紙を搬送する垂直搬送装置に沿わせて複数の排出トレイ
部材を配置し、各排出トレイ部材の用紙挿入部に対応さ
せて切換ゲート部材を配置して用紙分岐部を構成してな
るソータ装置に関する。本発明においては、前記垂直搬
送装置を複数条の幅の狭いベルト部材を平行に並べて搬
送ベルト部材を構成し、上下のプーリにより案内と駆動
を行う手段を構成し、排出トレイ部材の用紙挿入部に排
出ローラとニップローラを対向させて配置し、切換ゲー
ト部材により分岐される用紙を排出トレイ部材に向けて
搬送する手段を設け、前記排出トレイ部材の用紙挿入部
に配置する排出ローラを、垂直搬送装置の搬送ベルト部
材に押圧して回転させる手段を構成するとともに、前記
搬送ベルト部材に対して排出ローラを押圧しながら用紙
の搬送を行う装置を構成している。また、本発明におい
ては、前記排出トレイ部材の用紙分岐部に配置する切換
ゲート部材に対応させて、用紙の通過を検知する用紙検
知装置を設けるとともに、前記切換ゲート部材の排出ト
レイ部材側の先端部に、排出トレイ部材に対する満杯検
知用のアクチュエータを軸を介して揺動可能に設け、前
記満杯検知用のアクチュエータの後部アームの揺動範囲
に対応させて用紙検知装置のアクチュエータの揺動範囲
を設定し、排出トレイ部材に堆積される用紙の検知を、
満杯検知用のアクチュエータと用紙検知装置を用いて行
う手段を構成することができる。
【0012】前記構成に加えて、本発明においては、前
記排出トレイ部材の用紙分岐部に配置する切換ゲート部
材に対応させて、用紙の通過を検知する用紙検知装置を
設け、前記切換ゲート部材の排出トレイ部材側の先端部
に、軸を介して検知用のアクチュエータを揺動可能に設
け、前記アクチュエータの先端部を排出トレイ部材の用
紙支持部にまで延長して設け、前記検知用のアクチュエ
ータの揺動を、前記用紙検知装置により検知するととも
に、前記切換ゲート部材を開閉する動作と、アクチュエ
ータの揺動の情報に応じて、排出トレイ部材でのノーペ
ーパーと満杯とを検知する手段を構成することができ
る。
【0013】また、本発明においては、前記排出トレイ
部材の用紙分岐部に配置する切換ゲート部材の位置に対
応させて、透過型センサで構成した用紙検知装置を設
け、前記用紙検知装置をソータ装置の排出トレイ部材に
対する分岐路の上下端部に受光部材と発光部材を配置し
て構成し、前記切換ゲート部材の排出トレイ部材側の先
端部に、軸を介して検知用のアクチュエータを揺動可能
に設け、前記アクチュエータの先端部を排出トレイ部材
の用紙支持部にまで延長して設けるとともに、前記検知
用のアクチュエータの揺動を検知する検知部材を設け、
排出トレイ部材でのノーペーパーと満杯とを検知する手
段を構成することも可能である。さらに、本発明におい
ては、搬送ベルト部材に沿って上下方向に配置する切換
ゲート部材に対して、1つの駆動手段を用いて複数の切
換ゲート部材を駆動する手段を設け、連動させて駆動す
る複数の切換ゲート部材の各々には、駆動手段に接続さ
れる駆動用スプリングとフレームとの間に配置する戻し
用スプリングとを、切換ゲート部材の支軸を介して反対
側に配置して、用紙分岐部を構成することも可能であ
る。
【0014】
【作用】本発明のソータ装置においては、垂直搬送装置
を搬送ベルト部材により構成するとともに、搬送ベルト
部材に対して用紙分岐部の排出ローラを押圧する状態で
配置し、搬送ベルト部材と排出ローラの間で用紙を搬送
するので、垂直搬送装置の構成を簡素化することができ
る。また、搬送ベルト部材により回転する排出ローラを
用いて、排出トレイ部材に用紙を案内する手段を構成し
ているので、各排出トレイ部材の用紙分岐部に配置する
ローラ装置に対して別個に駆動手段を設ける必要がな
く、用紙搬送装置に対する駆動系から騒音等が発生する
ことを防止できる。さらに、本発明においては、上下方
向に多段に配置する排出トレイ部材に対して、それぞれ
の用紙分岐部に切換ゲート部材を配置するが、複数の切
換ゲート部材に対して1つの駆動手段を設けて、複数の
切換ゲート部材を連動させて揺動させる手段を設けるこ
とにより、用紙分岐部の駆動機構を簡素化できる。
【0015】そして、複数の切換ゲート部材を連動させ
る際に、各切換ゲート部材に対して駆動源に接続される
スプリング等の連動手段と、駆動軸の反対側に戻し用ス
プリングを配置することにより、用紙が通過中に切換ゲ
ート部材を揺動させても、用紙に背面部が接している切
換ゲート部材は、用紙の通過後に揺動されるので、用紙
の搬送作用に支障が生じることがない。前記構成に加え
て、本発明においては、排出トレイ部材に配置する満杯
検知手段を、用紙分岐部の用紙検知手段に組み合わせて
用紙の検知を行うものとして構成し、満杯検知用のアク
チュエータを切換ゲート部材の排出側先端部に取り付け
ることにより、切換ゲート部材が用紙分岐部を閉じる状
態での満杯の検知を行うことができる。そして、通常の
用紙の挿入の動作では、満杯検知用のアクチュエータが
用紙の通過に支障を与えたりすることがなく、用紙を排
出トレイ部材から取り出す動作にも問題が生じないよう
にすることができる。
【0016】また、本発明のソータ装置のトレイ部材に
対してノーペーパーセンサ機能を配置し、前記ノーペー
パーセンサの情報を用いて空きトレイ部材の検知を行
い、端末装置に対するアドレスの指定を行う装置を構成
することができる。さらに、前記ノーペーパー検知に用
いるアクチュエータを用いて、満杯検知のための機能を
持たせることも可能であり、前記センサ機能に加えて、
全部のトレイ部材に共通のジャム検知手段を配置するこ
とにより、ソータ装置における用紙検知機構を簡素化す
ることができる。そして、空きトレイ部材の検知情報を
用いて任意の端末装置に対するアドレスの指定を行う装
置を構成する場合には、ソータ装置に対してメールボッ
クス機能を持たせる装置として構成する際に、限られた
数のトレイ部材を用いて、多数の端末装置に対応させる
ことができ、ソータ装置を有効に利用することが可能に
なる。
【0017】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙処理装置を説明する。図1に示される例
は、本発明のソータ装置1の構成を示すもので、図示を
省略した複写機やプリンタ等の画像形成装置で作成され
た記録紙としての用紙は、ソータ装置1の垂直搬送装置
4の下部に設けた挿入路10から送り込まれる。前記垂
直搬送装置4に対して、ソータ装置の一方の側部に、上
下方向に多数の排出トレイ部材2、2a……を所定の間
隔を介して配置しており、前記各排出トレイ部材の用紙
分岐部には、排出ローラ15、15a……とニップロー
ラ16,16a……を対向させて配置して搬送ローラ装
置を構成し、さらに、用紙分岐部には切換ゲート部材2
0,20a……を配置して、用紙を排出トレイ部材に向
けて案内する手段を構成している。前記ソータ装置1に
おいては、各排出トレイ部材2……に対して用紙を搬送
するために搬送ベルト部材5を設けており、前記搬送ベ
ルト部材5を上プーリ6と下プーリ7に掛け渡して、そ
の2つのプーリの一方を駆動することにより、搬送ベル
ト部材5を用いて排出トレイ部材に沿って用紙を搬送す
ることができる。
【0018】前記搬送ベルト部材5による用紙搬送装置
の下部には、挿入路10に接続されて用紙の案内を行う
下ガイド板11を配置し、用紙を搬送ベルト部材に押圧
させて保持させるために、押圧ローラ14を設けてい
る。また、搬送ベルト部材5の用紙搬送部では、搬送ベ
ルト部材の用紙搬送作用を行う表面部に、排出トレイ部
材に用紙を案内するための排出ローラ15を接触させ
て、搬送ベルト部材5と排出ローラ15の間で用紙を挟
持する状態で搬送作用を行い、さらに、排出トレイ部材
に対応する用紙分岐部での用紙の搬送作用を行う手段を
構成している。したがって、本発明のソータ装置におい
ては、垂直搬送装置に配置する1つの駆動モータ等を用
いて搬送ベルト部材5を駆動することにより、垂直搬送
装置での用紙搬送作用と、搬送ベルト部材から排出トレ
イ部材に向けて用紙を送り込む作用とを行うことがで
き、ソータ装置における駆動装置の構成を簡素化するこ
とができる。
【0019】前記垂直搬送装置に配置する搬送ベルト部
材は、図2に示されるように、複数条の幅の狭い搬送ベ
ルト部材5a、5b……を所定の間隔を介して平行に配
置しており、搬送ベルト部材の背後を支持ローラ部材1
3により支持している。また、前記搬送ベルト部材の間
に切換ゲート部材20,20a……を配置して、用紙を
排出トレイ部材に向けて案内する手段を構成するととも
に、前記切換ゲート部材に対応させて、排出ローラ1
5,15a……を各々の搬送ベルト部材を押圧する状態
で配置する。そして、搬送ベルト部材の背後から支持ロ
ーラ部材13により押圧して搬送ベルト部材にたるみが
生じることを防止するとともに、用紙搬送面では各排出
トレイ部材に対応させて設けた排出ローラと、搬送ベル
ト部材の表面の間に用紙を挟持する状態で用紙を垂直搬
送装置の上側に向けて搬送させる手段とを設けている。
前述したように、搬送ベルト部材を幅の狭い部材により
構成したことにより、本発明の垂直搬送装置では、用紙
を排出ローラとの間で挟持して搬送する作用を容易に行
い得ることになり、また、排出トレイ部材に用紙を分岐
させる部分で、切換ゲート部材の揺動の動作を容易に行
うことができる。
【0020】前記図1に示されるソータ装置において、
各排出トレイ部材に対して用紙を分岐させるための切換
ゲート部材は、図3に示されるように構成することがで
きる。前記図3に示される例においては、搬送ベルト部
材5と排出ローラ15、および切換ゲート部材20の関
係を示しているもので、搬送ベルト部材5に押圧されて
回転する排出ローラ15に対応させて配置する切換ゲー
ト部材20は、図示を省略した駆動機構を用いて、支軸
23を介して揺動可能に設けている。前記切換ゲート部
材20は、搬送ベルト部材5に対応する部分を直線状の
背面部として構成し、用紙の分岐を行わない位置に停止
されている状態(図4の状態)では、用紙を搬送ベルト
部材により搬送する際に、切換ゲート部材の背面部によ
り用紙に対する案内の作用を行う。また、図3に実線で
示されるように、用紙を分岐させる位置に切換ゲート部
材を揺動させた状態では、切換ゲート部材20の分岐側
先端部21が搬送ベルト部材による搬送面の裏側に突出
する状態になり、搬送ベルト部材により搬送されてくる
用紙を,切換ゲート部材の円弧面に沿わせて用紙分岐部
を案内し、排出ローラ15とニップローラの間に用紙を
ニップさせる状態で、排出トレイ部材に向けて用紙を案
内する。
【0021】前述したように、切換ゲート部材と排出ロ
ーラにより構成する用紙分岐部に対して、排出トレイ部
材に収容する用紙の検知を行うために、センサ28を配
置しており、前記センサ28のアクチュエータ29を用
紙分岐部の搬送路に突出させる状態で設けている。そし
て、切換ゲート部材により用紙を分岐させて排出トレイ
部材に向けて排出する際に、通過する用紙がアクチュエ
ータを揺動させて、センサが用紙の通過を検知すること
により、用紙が正常に分岐排出されたことを確認できる
ようにする。また、前記センサのアクチュエータ29の
揺動範囲に対応させて、満杯検知用のアクチュエータ2
5を配置しており、前記満杯検知用のアクチュエータ2
5を軸26を介して揺動可能に設け、後部アーム27を
アクチュエータ29の揺動範囲に位置させている。な
お、前記用紙の検知装置としてのセンサは、マイクロス
イッチ装置を用いて構成できるが、その他に、透過型の
光センサを用いてアクチュエータの揺動を検知する手段
を構成すると、アクチュエータの揺動の検知を容易に行
うことができる。
【0022】前記図3に示されるように、切換ゲート部
材20の排出側先端部22に対して、支軸23を介して
揺動可能に設けた満杯検知用のアクチュエータ25は、
後部アーム27の揺動範囲の上部の所定の位置に、後部
アームの揺動の規制を行うためのストッパーを配置する
ことにより、余分な揺動を規制することが可能である。
そして、切換ゲート部材20を用紙を案内する位置に揺
動させる状態では、排出側先端部22が下側に位置され
るが、満杯検知用のアクチュエータ25は排出トレイ部
材2の表面に向けて用紙を押圧する状態にあると、アク
チュエータ29の揺動の動作を許容できる状態にあるの
で、用紙の通過をアクチュエータ29により検知できる
ようにする。また、図4のように切換ゲート部材20が
非作動位置に保持される状態で、切換ゲート部材の排出
側先端部22が上側に揺動されると、センサのアクチュ
エータ29に対しては、満杯検知用のアクチュエータ2
5の後部アーム27が離間した状態に維持される。
【0023】ところが、排出トレイ部材2の上に多量の
用紙が堆積されていると、満杯検知用のアクチュエータ
25が用紙により支軸を介して反時計方向に付勢される
ので、切換ゲート部材を被作動方向に揺動させたとして
も、後部アーム27がセンサのアクチュエータを押圧す
る状態が維持される。そして、切換ゲート部材を作動位
置に揺動させた状態、または、非作動位置に揺動させた
状態のいずれの場合でも、センサは用紙を検知した信号
を出力し続けることになる。前述したような状態が発生
すると、次に説明するように、ソータ装置に設けた制御
装置からは、排出トレイ部材の満杯信号が出力されて、
用紙を除去する指令を画像形成装置のコントロールパネ
ルに表示する等の動作を行うようにさせる。したがっ
て、ソータ装置の排出トレイ部材に対応させて1つのセ
ンサを配置することにより、用紙分岐部における用紙の
通過の検知と、排出トレイ部材における満杯の検知の動
作とを行うことが可能になる。
【0024】前記1つのセンサ28を用いて、排出トレ
イ部材に対する用紙の挿入の検知と、排出トレイ部材に
おける満杯の検知、および、用紙分岐部における用紙の
ジャムの検知を行うために、本発明の制御装置において
は、図5のフローチャートに示すようにしてセンサ28
の情報を処理することができる。前記図5のフローチャ
ートにおいて、ステップa−1で仕分けモードを設定す
ると、ステップa−2で仕分けの対象とされる排出トレ
イ部材の切換ゲート部材20を開いて、排出トレイ部材
に向けて用紙を分岐させる準備をする。そして、用紙が
排出トレイ部材に向けて分岐されて用紙分岐部の検知位
置を通過すると、ステップa−3に示すようにセンサ2
8が検知信号を出力し、その用紙が検知位置を通過し終
えると、ステップa−4で用紙の検知が終了した信号を
出力する。前記用紙の通過終了の信号が制御装置に入力
されると、ソータ装置の制御装置は、ステップa−5で
切換ゲート部材20を閉じて次の排出トレイ部材に向け
て用紙を案内する指令を出力し、上部の排出トレイ部材
に対応する切換ゲート部材を動作させて用紙を分岐させ
る作業を行うようにする。
【0025】前述したようにして、ステップa−2から
a−5の動作を繰り返して行い、所定の枚数の記録紙を
各トレイ部材に対して順次仕分けて収容させる動作を行
っている途中で、切換ゲート部材を閉じる動作を行って
も、センサがオフ信号を出力しない状態が発生する場合
がある。そこで、前記ステップa−4でセンサがオフ信
号を出力しない場合には、ステップa−6に移行して、
ステップa−7でジャムが生じたものと判断し、ステッ
プa−8で再び切換ゲート部材を開閉する動作を行うよ
うにする。そして、ステップa−9でセンサの検知信号
を受けて、センサが用紙を検知したままの状態ではジャ
ムが発生したものと判断し、オペレータに対してジャム
処理の指令を出力するとともに、画像形成装置とソータ
装置の動作を停止させる。
【0026】また、前記ステップa−9でセンサがオフ
信号を出力した状態では、排出トレイ部材が満杯である
と判断し、その排出トレイ部材から用紙を取り出すこと
をオペレータに対して指令して、作成中の原稿に対応す
る記録紙を他の排出トレイ部材に排出する動作を行っ
て、その後でソータ装置と画像形成装置の動作を停止す
る。なお、1つの排出トレイ部材が満杯であると判断し
た場合に、ソータ装置の排出トレイ部材に余裕がある
と、満杯の排出トレイ部材に代えて別の排出トレイ部材
を指定し、用紙を別に指定した排出トレイ部材に向けて
排出させるような動作を行うこともできるが、その場合
には、満杯の排出トレイ部材にはランプを点灯する等の
手段を用いて満杯の表示を行い、オペレータに点検を指
令する等の処理を行うことができる。
【0027】なお、前記本発明の実施例においては、排
出トレイ部材での満杯の検知を行うために、1つのセン
サを用いて満杯検知用のアクチュエータの揺動を検知す
る手段を構成しているが、前記切換ゲート部材の排出側
先端部には、別体に構成したセンサを取り付けることも
可能である。また、切換ゲート部材の排出側先端部に対
して別体のセンサを配置する場合には、切換ゲート部材
の先端部の重量が重くなるという問題が生じるととも
に、検知情報を伝達するための信号線の数が多くなると
いう不都合が発生することが懸念される。しかしなが
ら、前述したような検知手段を設けることにより、排出
トレイ部材内部での用紙の堆積状態の検知を容易に行う
ことが可能になり、排出トレイ部材から用紙を取り出す
際にも、用紙の移動によって検知手段のアクチュエータ
を損傷する等の問題が生じることを防止できる。
【0028】
【実施例2】本発明のソータ装置においては、前記図
3、4に示されるように、トレイ部材に対して用紙の通
過検知用のセンサと、満杯検知用のセンサとを組み合わ
せて検知手段を構成することの他に、図6に示すよう
に、ノーペーパー検知のための手段として構成すること
もできる。前記図6に示される例では、前記図3に示さ
れる例の場合と同様に、切換ゲート部材20と排出ロー
ラ15により構成する用紙分岐部に対して、排出トレイ
部材に収容する用紙の検知を行うために、センサ28を
配置しており、前記センサ28のアクチュエータ29を
用紙分岐部の用紙搬送路に突出させる状態で設けてい
る。また、前記センサのアクチュエータ29の揺動範囲
に対応させて、アクチュエータ40を配置しており、前
記アクチュエータ40を軸41を介して揺動可能に設
け、後部アーム42をセンサ28のアクチュエータ29
の揺動範囲に配置させている。
【0029】図6に示す実施例では、図3の場合とは異
なり、アクチュエータ40の先端部を排出トレイ部材2
の底板に対応する位置まで延長して設け、前記アクチュ
エータ40をノーペーパーセンサとして構成している。
前記実施例において、アクチュエータ40の先端部を排
出トレイ部材2の底板に設けた孔3に落ち込む状態に構
成し、用紙が収容されていない状態では、センサ28の
アクチュエータ29を、アクチュエータ40の後部アー
ム42が押圧しないので、センサ28からはノーペーパ
ー信号が出力される。これに対して、用紙がトレイ部材
2上にあると、アクチュエータ40は大きく揺動されな
い状態となるので、センサ28のアクチュエータ29が
後部アーム42により押圧されて、トレイ部材上に用紙
ありの信号を出力する。
【0030】また、前記センサ28のアクチュエータ2
9は、用紙がない状態で後部アーム42に接しない状態
に配置する場合には、前記センサを用紙の通過を検知す
るために用いることができるもので、前記センサ28を
用いてジャム検知を行う機構を構成することができる。
さらに、切換ゲート部材20に対してフォトセンサ等の
センサ45を設けておき、切換ゲート部材を支軸23を
介して綴じる方向に揺動させた位置でアクチュエータの
揺動を検知することにより、満杯検知手段を構成するこ
とができる。そして、前記図6の鎖線で示される位置に
切換ゲート部材20を揺動させて、トレイ部材に対する
分岐路を閉じた際に、アクチュエータ40を支持する支
軸41の上昇間隔hがトレイ部材2上での用紙の堆積厚
さに相当させるようにする。前記切換ゲート部材に支持
されるアクチュエータ40は、切換ゲート部材20があ
ひ支軸23を介して上昇される際には、アクチュエータ
40の先端部が余分に垂れ下がらないような状態で支持
するが、用紙が所定の高さ以上に堆積された場合には、
切換ゲート部材が分岐路を閉じる位置に揺動されると、
直ちにセンサ45から満杯検知の信号が出力されること
になる。
【0031】本発明においては、図7に示すような検知
装置を構成することも可能である。図7に示される例に
おいては、支軸41に支持されるアクチュエータ40に
対して、支持部から鋭角に折り曲げた状態で後部アーム
43を設けておき、前記後部アーム43の揺動範囲に対
応させてセンサ46を配置している。前記アクチュエー
タ40は、図6の場合と同様に、ノーペーパーセンサに
対応させて構成するもので、用紙搬送路からトレイ部材
2に向けて案内する方向に切換ゲート部材20を切り換
えて、用紙をトレイ部材2に向けて案内する状態で、ト
レイ部材に用紙がない時にはセンサ46の検知信号が出
力されないので、ノーペーパー信号が得られる。
【0032】また、分岐路を閉じた状態で満杯検知を行
うために、前記センサ46を切換ゲート部材の揺動に対
応させて上昇させて、符号46aに示す位置まで移動さ
せる手段を設けることができる。前記センサ46を上下
動させるためには、切換ゲート部材20に対してセンサ
の支持部材を配置しておき、切換ゲート部材の揺動とと
もにセンサを上下動させる手段を構成することもできる
が、その他、任意のセンサの上下動機構を用いることが
可能である。そして、前記トレイ部材に対応して配置す
るアクチュエータ40とセンサ46とを平行に上昇方向
に移動させることにより、切換ゲート部材を閉じる方向
に切り換えた際に、トレイ部材での満杯の検知を前記図
6の実施例と同様にして行うことができる。
【0033】前記図7に示すように、トレイ部材2に対
して用紙を案内する際に、1つのセンサを用いて、ノー
ペーパー検知と、満杯検知とを行うことが可能であるも
のの、トレイ部材に挿入される2枚目以降の用紙に対し
ては、ジャム検知の信号を得ることができない場合が生
じる。つまり、用紙なしの状態のトレイ部材に対して、
1枚目の用紙を収容する際には、ノーペーパー機能を用
いて用紙がトレイ部材に向けて搬送されたことを確認で
きるものとなるが、2枚目以降の用紙に対しては、前記
検知手段を利用できないという問題がある。そこで、本
発明においては、図8に示されるように、分岐路に対し
て検知部材を追加して配置することにより、用紙搬送路
でのジャム検知の動作を行い得る装置を構成することが
できる。
【0034】また、本発明のソータ装置において、前記
図8に示されるように、ノーペーパーセンサと、ジャム
センサとを設けた場合に、トレイ部材における満杯検知
は、画像形成装置の枚数カウント手段を用いることがで
きるものであり、ソータ装置のトレイ部材に向けて送り
出した用紙の枚数をカウントすることにより、満杯信号
を出力することができる。なお、本発明の他の実施例に
おいても、特定のトレイ部材に向けて用紙を連続して送
り出している動作の途中で、トレイ部材に収容可能な枚
数を越えることがあるので、そのような不都合を防止す
る必要がある。そこで、切換ゲート部材の揺動による満
杯検知の手段の他に、用紙枚数の画像形成装置の排出部
や用紙搬送路に配置するカウンタを用いて、トレイ部材
に収容させた用紙の枚数の情報にもとづいて、満杯信号
を出力させるような制御手段を用いることが可能であ
る。
【0035】前記図8に示される例では、図7の検知装
置に加えて、分岐路に透過型の光センサを配置するもの
で、前記光センサは、ソータ装置の上下に発光部材48
と、受光部材48aを配置して、全部のトレイ部材の分
岐路を光が横切る状態に光路を設定している。したがっ
て、図1のソータ装置の垂直搬送路から、任意のトレイ
部材に向けて分岐される用紙は、各トレイ部材に対応す
る切換ゲート部材の部分で、センサによる光路を横断す
ることになるので、ソータ装置でのジャム検知を容易に
行うことができる。そして、前述したようなジャム検知
装置を全部のトレイ部材に対応させて1個配置し、各ト
レイ部材に対しては、満杯とノーペーパー検知のための
1つの検知手段を配置することにより、ソータ装置にお
ける用紙の検知機構を簡素化して構成することができ
る。
【0036】
【実施例3】前述したような用紙検知手段を装備したソ
ータ装置は、トレイ部材に対してノーペーパー信号と満
杯信号とを出力して、用紙をトレイ部材に対して分岐さ
せて収容する際に、用紙の搬送の制御を行うことが可能
である。その他に、前記ソータ装置の使用方式に対応さ
せて、前記検知信号を用いた制御の動作を行うことがで
きる。例えば、レーザビームプリンタ等の画像形成装置
においては、コピー作成のための情報を出力する端末装
置を多数接続しておき、各端末装置から任意に出力され
たコピー作成信号にもとづいて、画像形成装置がコピー
を作成し、ソータ装置のトレイ部材に向けて排出させ
る。前述したようなソータ装置においては、1つのトレ
イ部材を1台の端末装置に対して指定しておき、その指
定された端末からの指令で作成したコピーを、特定のト
レイ部材に収容させるような固定アドレス装置を構成す
る場合がある。
【0037】前記固定アドレス方式を用いたコピー作成
機構では、10個のトレイ部材を設けたソータ装置は、
10台の端末を接続することが可能であるが、それ以上
の端末には対応させ得ないという問題がある。しかし、
従来より、ソータ装置をメールボックスとして使用する
場合には、端末装置の数が比較的少ないこと等から、固
定アドレス方式を用いることが、文書の後処理の観点か
らは、最も簡便な方式として多く用いられている。ま
た、前述したような用紙収容方式を用いる場合には、コ
ピー作成を指令したオペレータは、トレイ部材を間違え
て他人の文書を見ることはない。そして、例えば、ソー
タ装置のトレイ部材に対してロック機構等を設けた場合
でも、その指定された端末装置からロック解除の指令を
出力すること等により、文書の秘密を容易に維持するこ
とが可能になる。
【0038】これに対して、ソータ装置を可変アドレス
方式の装置として構成し、端末装置からのコピー作成指
令に対して、空きトレイ部材にコピーを収容させ、その
コピーを収容したトレイ部材を端末装置に対して連絡す
る方式を用いる場合がある。前述したようなアドレス変
更可能な装置を構成する場合には、トレイ部材に対して
ノーペーパー検知手段を設けておき、コピー作成指令が
ソータ装置に入力された際に、空きトレイ部材を見つけ
て新たなコピーを収容させるようにする。そして、その
特定の端末に対して、トレイ部材の番号等の情報を端末
装置に対して知らせることにより、コピーを取り出す動
作を容易に行うことができる。したがって、多数の端末
装置を1台のソータ装置に接続した場合でも、ソータ装
置に空きトレイ部材があれば、任意にコピーの作成を行
うことができ、ソータ装置を有効に使用することができ
る。
【0039】前述したような2種類のソータ装置の使用
モードを設定するためには、トレイ部材に設ける用紙検
知手段の使用形態が異なり、例えば、固定アドレス方式
の装置では、基本的には、満杯検知手段を用いて制御す
る方式を用いる。これに対して、可変アドレス方式を用
いる装置では、ノーペーパー検知手段を用いて空きトレ
イ部材を探し、コピー作成指令が端末装置から出力され
た時点で、空きトレイ部材に対して順次コピーを収容さ
せるような手段が用いられる。つまり、ソータ装置の使
用モードに対応させて、ノーペーパー検知モードと、満
杯検知モードの2種類の制御方式を用いることができる
ものとなる。そこで、ソータ装置をメールボックスとし
て使用する場合に、トレイ部材に対して満杯検知と、ノ
ーペーパー検知の2種類の検知手段を装備しておくと、
ユーザーのメールボックスの使用モードに、容易に対応
が可能な装置を構成することが可能になる。
【0040】前述したような制御モードに対応させたソ
ータ装置を使用する場合には、図9に示すフローチャー
トに示す制御の順序にしたがって、ソータ装置に対する
制御の動作を行うことができる。前記図9のフローチャ
ートにおいて、ソータ装置のスイッチをオンにした状態
で、ステップb−1でソータ装置の使用モードがノーペ
ーパー検知モードであるか、または満杯検知モードであ
るかを判断する。そして、満杯検知モードの場合には、
ステップb−2に移行して、固定アドレス方式で使用さ
れているものであるから、ステップb−3、4で作成さ
れるコピーを端末装置に対応するトレイ部材に向けて排
出させる動作を継続する。その動作の途中で、その指定
したトレイ部材に対する用紙の収容状態を監視し、ステ
ップb−5で満杯の検知が行われた場合には、ステップ
b−6、7で端末装置に対してトレイ部材が満杯である
ことの情報を送信し、画像形成装置に対してコピーの作
成の動作を停止させる処理を行うようにする。また、ソ
ータ装置のトレイ部材に、特定の端末を指定していない
空きトレイ部材がある場合には、特定のトレイ部材が満
杯となった状態で、空きトレイ部材に対してコピーを排
出させるモードを設定することもできるが、その場合に
は、満杯表示後のコピーを空きトレイ部材に、収容させ
たことを端末装置に対して連絡させることもできる。
【0041】前述したような固定アドレス方式に対し
て、可変アドレス方式の装置を構成する場合には、ステ
ップb−1からステップb−10に移行して、可変アド
レス方式であることを確認し、ステップb−11、ステ
ップb−12で作成されるコピーをノーペーパー表示を
行っているトレイ部材に向けて排出させる動作を行い、
ステップb−13でトレイ部材のアドレスを端末装置に
伝達する。そして、ステップb−14でコピーを収容し
たトレイ部材からコピーが取り出されると、ステップb
−15でそのトレイ部材からはノーペーパー表示の信号
が出力されるので、別の端末装置からの指令で作成され
るコピーは、任意の空きトレイ部材に向けて排出させる
動作を行うことができる。したがって、1つのソータ装
置に対して、満杯検知モードと、ノーペーパー検知モー
ドの2種類の制御手段を設けた場合には、ソータ装置の
メインスイッチをオンにした状態で、そのソータ装置に
設定されている制御モードを確認して、用紙の仕分け作
業をソータ装置に対応させて行うことができる。また、
一般のソータ装置では、1種類のみの制御モードを設定
しているものであるから、ステップb−2またはステッ
プb−10からコピーの収容の動作を開始させるような
制御方式を用いることができる。
【0042】
【実施例4】前記図1に示された本発明のソータ装置で
は、最上部の排出トレイ部材を除く全部の排出トレイ部
材に対応させて切換ゲート部材を配置するとともに、各
切換ゲート部材に対して駆動手段を配置して、用紙を仕
分けることができるようにしている。これに対して、本
発明のソータ装置においては、複数の切換ゲート部材を
1つの駆動手段により連動させて動作させる手段を用い
ることができる。そこで、図10、11に示すように、
3つの切換ゲート部材を1つのソレノイドにより作動さ
せる装置を構成する場合には、3つの切換ゲート部材2
0、20a、20bに対して、1つのソレノイド30を
用いた駆動手段を配置している。
【0043】前記3つの切換ゲート部材は、支軸を介し
てそれぞれを揺動可能に設けており、ソレノイド30に
接続されるリンク31に対して、各々の切換ゲート部材
に駆動用スプリング32、32a……を介して接続して
いる。そして、ソレノイド30によりリンク31を図の
左側に移動させる状態で、3つの切換ゲート部材を同時
に揺動させて、用紙を排出トレイ部材側に案内させるよ
うにすることができる。また、切換ゲート部材の支軸の
他端部側には、フレームとの間に戻し用スプリング3
3、33a……を設け、切換ゲート部材を反時計方向に
付勢することにより、ソレノイドが作動されない状態で
は、3つの切換ゲート部材をそれぞれの支軸を介して反
時計方向に揺動させ、該当する排出トレイ部材に対する
用紙分岐部を閉じる状態に設定する。
【0044】前述したように、複数の切換ゲート部材を
連動させる状態で、1つのソレノイドによる駆動手段を
構成した場合に、図11に示されるように、対象とする
3つの排出トレイ部材のうちの1つに対して用紙を分岐
させることができる。例えば、3つの排出トレイ部材の
うちの上部のものに対して、用紙を排出しようとする場
合に、中間部の切換ゲート部材20aの背面部に用紙が
到達した状態で、ソレノイドを作動させて用紙を排出ト
レイ部材20bに排出させることができる。そして、そ
のようなタイミングで切換ゲート部材を切り換えると、
下の2つの切換ゲート部材は背面部に用紙が位置するの
で、スプリングによる付勢力に抗して用紙が切換ゲート
部材の背面部を押圧する状態にあり、上部の切換ゲート
部材20bのみが開く方向に揺動されるので、用紙Pの
先端部を切換ゲート部材20bにより案内して、排出ト
レイ部材2bに向けて用紙を分岐させることができる。
【0045】また、前記3つの排出トレイ部材のうちの
最下部の排出トレイ部材2に用紙を案内する場合には、
用紙が切換ゲート部材20の上流部にある状態で、ソレ
ノイドを作動させて切換ゲート部材の切り換えを行うこ
とができる。さらに、中間部の排出トレイ部材2aに対
しては、下部の切換ゲート部材20の部分に用紙の先端
部が位置するタイミングで、ソレノイドを作動させるこ
とにより、用紙の先端部を切換ゲート部材20aを介し
て案内し、排出トレイ部材2aに向けて用紙を案内する
ことが可能になる。前述したようにして、複数の排出ト
レイ部材に対して1つのソレノイドにより駆動する手段
を設けることによって、用紙を仕分ける作業を正確に行
うことが可能であり、ソータ装置の構成を簡素化するこ
とができる。
【0046】前記各実施例の他に、本発明においては、
図12に示すように、垂直搬送装置の上部から用紙を挿
入して排出トレイ部材に仕分ける装置を構成することが
できる。前記図12のソータ装置1aにおいては、垂直
搬送装置4の上部に挿入路10を配置して、用紙を排出
トレイ部材に沿わせて下部に移動させながら、指定する
排出トレイ部材に収容させる方式の装置を構成してい
る。また、前記ソータ装置1aにおいては、下プーリ7
に対して、駆動モータ8からの駆動力伝達手段9を配置
し、下プーリを介して搬送ベルト部材5を駆動する。そ
して、搬送ベルト部材5を用いた垂直搬送装置4におい
ては、前記各実施例の場合と同様に、排出ローラ15…
…を搬送ベルト部材に押圧して回転させるとともに、搬
送ベルト部材の背後から支持ローラ部材13により押圧
する状態で、搬送ベルト部材による搬送部表面の位置決
めを行うようにする。
【0047】前記図12に示される例においては、先の
実施例とは別に、排出トレイ部材に対応する用紙分岐部
には、上部の排出ローラ15と下部のニップローラ16
により、排出トレイ部材に対する用紙分岐部を構成して
いる。また、前記ソータ装置1aに配置する排出トレイ
部材のそれぞれに対応する用紙分岐部においては、2つ
のローラ15、16の間で用紙をニップする状態で、搬
送ベルト部材から駆動力を排出ローラに伝達することに
より、用紙を排出トレイ部材に向けて送り込む作用を行
う。前記垂直搬送装置4に対応させて配置する複数の排
出トレイ部材2、2a……においては、最下部の排出ト
レイ部材2に対応させて、用紙を案内するためのエンド
ガイド12を固定位置に配置しており、仕分けを必要と
しない用紙、または、切換ゲート部材により指定された
排出トレイ部材に排出されなかった用紙を、最下部の排
出トレイ部材2に排出させることができるようにする。
【0048】前記ソータ装置1aでは、垂直搬送装置4
の上部の挿入路10から送り込まれた用紙は、押圧ロー
ラ14により搬送ベルト部材5の表面に押圧され、下方
に向けて搬送する経路に沿って配置する排出ローラ15
……により、搬送ベルト部材5の表面に付着させる状態
で搬送される。そして、指定された排出トレイ部材に分
岐される位置で、切換ゲート部材を揺動させることによ
り、切換ゲート部材の上側の案内面に沿って用紙を排出
トレイ部材に向けて案内し、排出ローラ15とニップロ
ーラ16によりニップされる状態で、搬送ベルト部材か
らの駆動力により排出トレイ部材に向けて送り込まれ
る。
【0049】前述したような駆動手段を設けた本発明の
ソータ装置においては、垂直搬送装置4の下部のプーリ
に対して駆動手段を設けるのみで、他の搬送ローラ装置
等には駆動手段を設ける必要がなく、駆動機構を各部材
に対して別体に設ける必要がなくなる。そして、複数の
排出トレイ部材に対しては、各排出トレイ部材に対応す
る搬送ローラ装置の1つのローラを搬送ベルト部材に押
圧することにより、用紙分岐部での用紙搬送の動作を行
うことが可能であり、搬送ベルト部材に沿わせて用紙を
搬送するために、搬送ベルト部材に追従して回転する排
出ローラを用いるので、垂直搬送装置における用紙搬送
装置の構成が複雑になることはない。
【0050】なお、前述したように構成する本発明のソ
ータ装置において、垂直搬送装置を構成する搬送ベルト
部材は、任意の幅のものを任意の間隔で配置することが
できるものであり、搬送ベルト部材としても、ゴム等の
用紙との摩擦係数の大きな材料を用いることができる
が、その他に、搬送ベルト部材の表面に摩擦係数を増大
させる加工を行うことにより、任意の弾性材料を用いて
搬送ベルト部材を構成することができる。また、本発明
の垂直搬送装置においては、各排出トレイ部材に対応す
る搬送ローラ装置と搬送ベルト部材を駆動するために、
1つのプーリを駆動する手段を設けるのみであるから、
垂直搬送装置の上下に配置するどちらか1つのプーリに
対して駆動手段を設けるのみで良い。さらに、本発明の
用紙分岐部に設ける切換ゲート部材は、搬送ベルト部材
に対応する背面部が、搬送ベルト部材に対して用紙を押
圧できるように直線状に形成すると、排出ローラととも
に用紙の案内を行うことが可能であるが、その他に、用
紙を案内する手段を設けずに、用紙を分岐する機能のみ
を持たせることもできる。そして、切換ゲート部材の先
端部にセンサに対応する満杯検知用のアクチュエータを
設ける場合に、その満杯検知用のアクチュエータの形状
等は、任意に設定することも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の用紙処理装置
は、前述したように構成したものであるから、垂直搬送
装置を搬送ベルト部材により構成するとともに、搬送ベ
ルト部材に対して用紙分岐部の排出ローラを押圧する状
態で配置し、搬送ベルト部材と排出ローラの間で用紙を
搬送するので、垂直搬送装置の構成を簡素化することが
できる。また、搬送ベルト部材により回転する排出ロー
ラを用いて、排出トレイ部材に用紙を案内する手段を構
成しているので、各排出トレイ部材の用紙分岐部に配置
するローラ装置に対して別個に駆動手段を設ける必要が
なく、用紙搬送装置に対する駆動系から騒音等が発生す
ることを防止できる。さらに、本発明においては、上下
方向に多段に配置する排出トレイ部材に対して、それぞ
れの用紙分岐部に切換ゲート部材を配置するが、複数の
切換ゲート部材に対して1つの駆動手段を設けて、複数
の切換ゲート部材を連動させて揺動させる手段を設ける
ことにより、用紙分岐部の駆動機構を簡素化できる。
【0052】そして、複数の切換ゲート部材を連動させ
る際に、各切換ゲート部材に対して駆動源に接続される
スプリング等の連動手段と、駆動軸の反対側に戻し用ス
プリングを配置することにより、用紙が通過中に切換ゲ
ート部材を揺動させても、用紙に背面部が接している切
換ゲート部材は、用紙の通過後に揺動されるので、用紙
の搬送作用に支障が生じることがない。前記効果に加え
て、本発明においては、排出トレイ部材に配置する満杯
検知手段を、用紙分岐部の用紙検知手段に組み合わせて
用紙の検知を行うものとして構成し、満杯検知用のアク
チュエータを切換ゲート部材の排出側先端部に取り付け
ることにより、切換ゲート部材が用紙分岐部を閉じる状
態での満杯の検知を行うことが可能になる。そして、通
常の用紙の挿入の動作では、満杯検知用のアクチュエー
タが用紙の通過に支障を与えたりすることがなく、用紙
を排出トレイ部材から取り出す動作にも問題が生じない
ようにすることができる。
【0053】また、本発明のソータ装置のトレイ部材に
対してノーペーパーセンサ機能を配置し、前記ノーペー
パーセンサの情報を用いて空きトレイ部材の検知を行う
場合には、満杯検知のための機能を持たせることも可能
であり、前記センサ機能に加えて、全部のトレイ部材に
共通のジャム検知手段を配置することにより、ソータ装
置における用紙検知機構を簡素化することができる。そ
して、空きトレイ部材の検知情報を用いて任意の端末装
置に対するアドレスの指定を行う装置を構成することに
より、ソータ装置に対してメールボックス機能を持たせ
る装置として構成することができ、限られた数のトレイ
部材を用いて多数の端末装置に対応させることによって
ソータ装置を有効に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソータ装置の構成を示す側面図であ
る。
【図2】 図1の垂直搬送装置の正面図である。
【図3】 本発明の切換ゲート部材の構成を示す説明図
である。
【図4】 図3の切換ゲート部材を閉じた状態とセンサ
との関係を示す説明図である。
【図5】 本発明のソータ装置における用紙搬送に際し
ての制御の動作を示すフローチャートである。
【図6】 トレイ部材に対してノーペーパー検知手段を
設ける場合の構成を示す説明図である。
【図7】 センサの配置関係を異ならせる例の説明図で
ある。
【図8】 ジャム検知手段をソータ装置の全部のトレイ
部材に対して共通に設ける例の説明図である。
【図9】 ソータ装置の使用モードに対応する制御の順
序を示すフローチャートである。
【図10】 本発明のソータ装置の第2の実施例の説明
図である。
【図11】 図10のソータ装置に配置する切換ゲート
部材の構成を示す説明図である。
【図12】 本発明のソータ装置の第3の実施例の説明
図である。
【符号の説明】
1 ソータ装置、 2 排出トレイ部材、 4
垂直搬送装置、5 搬送ベルト部材、 6・7 プ
ーリ、 10 挿入路、12 エンドガイド、 1
3 支持ローラ部材、 15 排出ローラ、16
ニップローラ、 20 切換ゲート部材、25
満杯検知用のアクチュエータ、 27 後部アーム、
28 センサ、 29 アクチュエータ、 30
ソレノイド、40 アクチュエータ、 42・43
後部アーム、45・46 センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 534

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に用紙を搬送する垂直搬送装置
    に沿わせて複数の排出トレイ部材を配置し、各排出トレ
    イ部材の用紙挿入部に対応させて切換ゲート部材を配置
    して用紙分岐部を構成してなるソータ装置において、 前記垂直搬送装置を複数条の幅の狭いベルト部材を平行
    に並べて搬送ベルト部材を構成し、上下のプーリにより
    案内と駆動を行う手段を構成し、 排出トレイ部材の用紙挿入部に排出ローラとニップロー
    ラを対向させて配置し、切換ゲート部材により分岐され
    る用紙を排出トレイ部材に向けて搬送する手段を設け、 前記排出トレイ部材の用紙挿入部に配置する排出ローラ
    を、垂直搬送装置の搬送ベルト部材に押圧して回転させ
    る手段を構成するとともに、前記搬送ベルト部材に対し
    て排出ローラを押圧しながら用紙の搬送を行うことを特
    徴とする画像形成装置の用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 前記排出トレイ部材の用紙分岐部に配置
    する切換ゲート部材に対応させて、用紙の通過を検知す
    る用紙検知装置を設けるとともに、前記切換ゲート部材
    の排出トレイ部材側の先端部に、排出トレイ部材に対す
    る満杯検知用のアクチュエータを軸を介して揺動可能に
    設け、 前記満杯検知用のアクチュエータの後部アームの揺動範
    囲に対応させて用紙検知装置のアクチュエータの揺動範
    囲を設定し、排出トレイ部材に堆積される用紙の検知
    を、満杯検知用のアクチュエータと用紙検知装置を用い
    て行う手段を構成することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 前記排出トレイ部材の用紙分岐部に配置
    する切換ゲート部材に対応させて、用紙の通過を検知す
    る用紙検知装置を設け、 前記切換ゲート部材の排出トレイ部材側の先端部に、軸
    を介して検知用のアクチュエータを揺動可能に設け、前
    記アクチュエータの先端部を排出トレイ部材の用紙支持
    部にまで延長して設け、 前記検知用のアクチュエータの揺動を、前記用紙検知装
    置により検知するとともに、 前記切換ゲート部材を開閉する動作と、アクチュエータ
    の揺動の情報に応じて、排出トレイ部材でのノーペーパ
    ーと満杯とを検知する手段を構成することを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置の用紙処理装置。
  4. 【請求項4】 前記排出トレイ部材の用紙分岐部に配置
    する切換ゲート部材の位置に対応させて、透過型センサ
    で構成した用紙検知装置を設け、前記用紙検知装置をソ
    ータ装置の排出トレイ部材に対する分岐路の上下端部に
    受光部材と発光部材を配置して構成し、 前記切換ゲート部材の排出トレイ部材側の先端部に、軸
    を介して検知用のアクチュエータを揺動可能に設け、前
    記アクチュエータの先端部を排出トレイ部材の用紙支持
    部にまで延長して設けるとともに、 前記検知用のアクチュエータの揺動を検知する検知部材
    を設け、排出トレイ部材でのノーペーパーと満杯とを検
    知する手段を構成することを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置の用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 搬送ベルト部材に沿って上下方向に配置
    する切換ゲート部材に対して、1つの駆動手段を用いて
    複数の切換ゲート部材を駆動する手段を設け、連動させ
    て駆動する複数の切換ゲート部材の各々には、駆動手段
    に接続される駆動用スプリングと、フレームとの間に配
    置する戻し用スプリングとを、切換ゲート部材の支軸を
    介して反対側に配置して、用紙分岐部を構成することを
    特徴とする請求項1または4のいずれかに記載の画像形
    成装置の用紙処理装置。
JP6331346A 1994-10-20 1994-10-20 画像形成装置の用紙処理装置 Pending JPH08119527A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006089200A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Canon Inc シート積載装置、及び該装置を備えた画像形成装置
JP2012211021A (ja) * 2012-07-04 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 用紙排出装置および画像形成装置
JP2014094837A (ja) * 2014-02-21 2014-05-22 Kyocera Document Solutions Inc 用紙排出装置および画像形成装置

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