JP3536406B2 - 画像形成装置の記録紙後処理装置 - Google Patents

画像形成装置の記録紙後処理装置

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JP3536406B2
JP3536406B2 JP03284495A JP3284495A JP3536406B2 JP 3536406 B2 JP3536406 B2 JP 3536406B2 JP 03284495 A JP03284495 A JP 03284495A JP 3284495 A JP3284495 A JP 3284495A JP 3536406 B2 JP3536406 B2 JP 3536406B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
等の画像形成装置に組み合わせて用いるソータ装置等の
後処理装置において、排出トレイに排出させる用紙の検
知装置に関し、特に、後処理装置内での用紙のジャムの
検知を行い得るとともに、仕分けゲートを介して、排出
トレイに用紙を仕分ける動作を容易に行い得るようにす
る画像形成装置の記録紙後処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等の画像形成装置においては、作成した記録紙を処理す
るためにソータ等の後処理装置を接続して設け、記録紙
を自動的に仕分けを行うことにより、オペレータの負担
を軽減するようにしている。前記ソータ等の装置として
は、実開昭64−29353号公報等に示されるよう
に、画像形成装置の側部に配置する大型の装置を構成す
ることが知られている。そして、前述したようなソータ
装置では、単位時間当たりの記録紙作成枚数の多い画像
形成装置に対応させて、記録紙の仕分け作業を高速で行
うことができるようにしている。また、特開昭59−4
3769号公報等に示されるような小型のソータ装置で
は、小型の画像形成装置に対応させて10個のトレイを
装備し、前記トレイを用紙受入れ部に対応させて上下動
させながら、記録紙の仕分けを行うことができるように
している。 【0003】前述したような従来のソータ装置では、画
像形成装置本体の側部に配置し、ソータ装置の用紙受入
れ口を画像形成装置の記録紙排出口に直接接続するの
で、画像形成装置の側部に大きく突出させる状態に配置
している。ところが、前述したようにして、ソータ装置
を画像形成装置の側部に配置することは、ソータ装置を
含めた画像形成装置が床面積を大きく必要とするという
問題がある。特に、小型のレーザビームプリンタ等の装
置をデスクの上において使用する際には、デスクを画像
形成装置が占拠するという問題がある。 【0004】そこで、前述したような問題を解消するた
めに、特開昭62−201775号公報や、特開昭63
−160972号公報等に示されるように、小型のレー
ザビームプリンタ等の画像形成装置に対して、その上部
にソータ装置を一体に配置することが提案されている。
前記小型の画像形成装置の上部にソータ装置を配置する
例では、ソータ装置が余分に床面積を占拠することがな
いので、デスクの上に画像形成装置を配置する場合で
も、周囲に比較的大きな余裕部分を構成できるという長
所を発揮することが可能である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに、画像形成装置の上部にソータ装置を一体に配置す
る場合には、ソータに設けたソレノイドやその他の駆動
装置の振動が、画像形成装置本体に直接伝達されるとい
う問題がある。特に、前記画像形成装置が、レーザビー
ムプリンタ等の装置である場合に、レーザ光による書き
込み装置に対して振動が加えられると、感光体ドラムに
レーザ光を照射する際に、横の線が均一な間隔となら
ず、用紙に転写されたトナー画像の画質を良好に維持で
きないという問題につながる。そこで、ソータ装置等を
画像形成装置本体に対して直接固定して接続せずに、装
置の間で相互に振動を伝達しない状態に組み合わせるこ
とが考えられる。しかしながら、ソータ装置を画像形成
装置本体に対して隙間を介して接続する場合には、両装
置の接続部での用紙の受け渡しの動作を良好に行い得な
いという問題が発生しやすい。 【0006】また、従来のソータ装置では、多数の排出
トレイに対して1つまたは複数のセンサを各々配置し、
トレイの入口部に配置するセンサにより用紙のジャム検
知を行うとともに、トレイの上部に配置するセンサによ
り満杯検知を行うようなことが行われている。ところ
が、小型のソータ装置に対して、各トレイにセンサを別
個に配置することは、装置の構成が複雑になることに
よ、メンテナンスが面倒になることや、装置を組み立て
る際のコストにも影響するという問題が発生する。そこ
で、前述したような問題を解消するために、例えば、全
部のトレイに共通な透過型の光センサを配置することも
1つの方法である。しかしながら、1つの透過型の光セ
ンサを配置する場合に、1つのトレイに用紙を排出して
いる途中で、他のトレイに用紙を排出する作業を平行し
て行うような状態が発生すると、用紙の検知の動作を正
確に行うことができず、ジャム検知のタイミングが遅れ
てしまい、後で、ジャム処理の手間を多く必要とする等
の問題につながる。 【0007】 【発明の目的】本発明は、前述したような小型のソータ
装置における用紙搬送の問題を解消するもので、全部の
トレイに対して1つのセンサを用いて用紙の検知を行う
手段を構成するとともに、指定したトレイのうちの最後
のトレイに用紙を排出している途中で、最初のトレイに
も平行して用紙を排出する際にも、用紙の搬送状態を正
確に検知できるようにすること、および、透明なシート
類等を搬送する際にも、そのシートに対する検知を行い
得るような補助的な検知手段を設けた画像形成装置の記
録紙後処理装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
の記録紙搬送方向下流に、多段排紙トレイを有する後処
理装置を接続し、記録紙搬送方向最下流の排出トレイか
ら、この最下流の排出トレイ以外の排出トレイに、仕分
け部数分の前記記録紙を、順次排出して記録紙の仕分け
を行う画像形成装置の記録紙後処理装置に関する。本発
明においては、前記記録紙搬送方向最下流の排出トレイ
への、記録紙の排出を検出する第1の検知手段と、前記
記録紙搬送方向最下流の排出トレイ以外の複数の排出ト
レイの内のいずれか1つの排出トレイへの記録紙の排出
を検出する第2の検知手段とを備え、前記第1の検知手
段および前記第2の検知手段により、前記記録紙搬送方
向最下流の排出トレイおよび、前記記録紙搬送方向最下
流の排出トレイ以外のいずれかの1つの排出トレイへの
記録紙の排出に際して、別々にジャム検知することを特
徴とする。 【0009】 【0010】 【作用】前述したように構成した本発明の後処理装置に
おいては、例えば、画像形成装置本体の上部に排出路を
配置し、前記排出路に対応させてゲート部材を配置し、
ソータの用紙搬送路を接続することができる。そして、
前記画像形成装置本体の排出路に近接させて配置するゲ
ート部材と、ソレノイドのような駆動手段との間に、ス
プリングのような弾性体を介して駆動伝達する手段を構
成することにより、先の用紙を分岐して案内する動作の
途中で、ゲートを閉じるように動作を行うことが可能に
なり、先の用紙が通過し終えた状態で、次の用紙を容易
に案内することができる。また、本発明の後処理装置で
は、多数のトレイに対して1つの透過型の光センサを配
置して、各トレイに向けて分岐される用紙の検知を容易
に行うことができ、用紙を搬送している途中で発生する
ジャムの検知を容易に行うことができる。さらに、仕分
けの折り返し部となる用紙搬送路の下流部の端部に続い
て、上流部の端部のトレイに用紙を分岐させる際に、2
つのトレイに平行して排出される用紙に対する検知を行
うために、下流部の端部のトレイに対して、別個のセン
サを配置して、ジャム検知の動作を良好な状態で行わせ
ることも可能である。前記構成に加えて、透明なシート
類を用いてコピーを作成する場合に、光センサにより検
知することができないという問題に対しては、機械的な
検知部材を別個に配置し、光センサの光路を遮断させ
て、シート類の通過を検知することができる。 【0011】 【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の記録紙後処理装置を説明する。図1に示される
例は、小型のレーザビームプリンタとして構成した画像
形成装置に対して、その用紙排出部に対応させてソータ
装置を後処理装置として配置した場合を示している。本
発明においては、上部にソータ装置20を支持させる画
像形成装置1は、従来の小型のレーザビームプリンタと
同様に、装置本体の下部に1つまたは複数の給紙トレイ
2を配置し、前記給紙トレイ2の給紙側に対応させて給
紙装置3を設けている。前記給紙装置3は、ピックアッ
プローラと用紙さばき装置を組み合わせて構成してい
る。前記給紙トレイ2から給紙装置3により搬出された
用紙は、レジストローラ装置4により整合され、感光体
ドラム5に形成したトナー画像を、転写コロトロン6の
放電により用紙に転写させる手段を構成する。 【0012】前記感光体ドラム5に対応させて、一般の
レーザビームプリンタと同様に、画像書き込み装置10
と図示を省略した現像装置、クリーニング装置、およ
び、帯電コロトロン等の装置を配置する。そして、前記
感光体ドラムに対して帯電コロトロンにより一様な帯電
を行ってから、画像書き込み装置10から出力されるレ
ーザ光による書き込みを行い、現像装置からトナーを供
給してトナー画像として可視像化し、転写コロトロン6
の放電によりトナー画像を用紙に転写する。また、トナ
ー画像を用紙に転写した後で、感光体ドラムの表面に残
るトナーや紙粉等は、クリーニング装置により清掃し
て、次のトナー画像形成の動作に対処させるようにす
る。なお、前記画像書き込み装置10は、レーザ光出力
装置と回転ミラー装置、複数の反射ミラー等を組み合わ
せて構成し、画像形成装置に接続されたコンピュータ等
の装置から送られる画像信号にもとづいて、感光体ドラ
ムに画像情報を出力する。 【0013】前記感光体ドラム5からトナー画像が転写
された用紙は、定着装置7を通って定着され、上部の排
出ローラ装置8を介して排出トレイ9に向けて排出され
る。さらに、前記画像形成装置本体には、給紙トレイか
らの用紙搬送路に対して、下部に配置する下部給紙ユニ
ットからの用紙搬送路12を配置し、搬送ローラ装置1
3を介して、レジストローラ装置の上流部の合流部に接
続している。そして、下部給紙ユニットから送り出され
る用紙に対して、レジストローラ装置4と搬送ローラ装
置13の間で整合作用を行い、記録紙を作成することが
できるようにする。なお、前記画像形成装置本体の内部
に配置する排出トレイや各プロセス装置は、装置本体の
フロント側から引き出し可能に設けており、感光体ドラ
ムや現像装置、クリーニング装置等の各装置に対するメ
ンテナンスを容易に行い得るようにする。 【0014】前記画像形成装置1の上部には、図示を省
略した支持機構を介してソータ装置20を配置してお
り、ソータ装置に配置するゲート部材の駆動部材として
のソレノイドや、下部分岐ゲート30に対するソレノイ
ド等の各作動部材と、ゲート部材等に対する駆動部材か
ら出力される振動等が、画像形成装置本体に対して直接
伝達されない機構を構成している。そして、前記ソータ
装置20の下部分岐ゲート30が、本体の排出トレイ9
とソータ装置の用紙搬送路22のいずれかに対して、用
紙の送り出しを行う。前記下部分岐ゲート30を配置す
るソータ装置20では、図2に示されるように、ソータ
本体21にガイド板23と駆動ローラ25、25a……
により区画された垂直な用紙搬送路搬送路22を設けて
おり、前記ガイド板23にはピンチローラ24、24a
……を所定の間隔で配置し、駆動ローラとピンチローラ
の間で用紙をニップする状態で搬送作用を行うようにす
る。また、前記ソータ本体21には、上下方向に所定の
間隔を介して10個の排出トレイt1、t2……t9、
t10を配置した排出トレイ部材27を配置しており、
各排出トレイに対応させて、駆動ローラ25、25a…
…と、仕分けゲート26、26a……をそれぞれ配置し
ている。 【0015】そして、画像形成装置1から送り出される
用紙が仕分けを必要としないものでは、下部分岐ゲート
30を図1の仮想線で示す位置に揺動され、用紙を本体
の排出トレイ9に向けて排出させるようにする。また、
ソータ装置20を用いた仕分けモードに設定されている
場合には、下部分岐ゲート30を図の実線の位置に揺動
させて、用紙を用紙搬送路22に向けて案内し、駆動ロ
ーラとピンチローラの間でニップしながら上方に向けて
搬送する。前記用紙搬送路22では、駆動ローラ25、
25a……と、ガイド板23の間で用紙を案内するとと
もに、仕分けゲート26、26a……の垂直な裏面に沿
わせて搬送作用を行わせるようにする。前述したように
して用紙を上方に向けて搬送する途中で、指定した排出
トレイに対応する仕分けゲートを揺動させて、用紙を排
出トレイに向けて排出させるようにする。さらに、前記
用紙を排出トレイに排出する動作の途中で、後続の用紙
を下部の排出トレイに案内するため、仕分けゲートを閉
じることが必要とされる場合が発生するが、その際に
は、仕分けゲートを閉じた状態でも用紙が通過し終える
までは、仕分けゲートに設けたスプリング等の付勢部材
を介して、仕分けゲートによる用紙の案内の動作を継続
できるようにする。 【0016】前述したように、画像形成装置の上部に配
置するソータ装置20では、ソータ本体21から側部に
突出させて配置する排出トレイ部材27において、排出
トレイt1、t2……t9、t10は、縦方向の用紙搬
送路22に沿わせて上下方向に配置している。例えば、
仕分けモードで用紙を収容する場合には、その指定した
部数に対応させて最上部の排出トレイt1から、下部に
向けて排出トレイを指定し、指定したトレイのうちの下
部のものから順次用紙を仕分けて排出させるように用紙
排出のモードを設定している。そして、例えば、9部の
コピーを作成する場合には、第1頁目の原稿に対して9
枚のコピーを連続して作成し、ソータ装置においては、
トレイt9に最初の用紙を排出させ、次に、トレイt
8、t7……と順次排出させる。次いで、第2頁の原稿
に対するコピーを、下部のトレイt9から順次上のトレ
イに向けて排出させるようにする。 【0017】前述したような用紙をトレイに排出する場
合に、最上部のトレイに用紙を排出している途中で、次
の頁の1枚目の用紙は最下部のトレイに向けて送り出さ
れる状態となる。したがって、トレイに用紙を排出する
動作の折り返し部で、最上部のトレイt1に続いて最下
部のトレイt9に用紙を排出する際には、2つのトレイ
に向けて送られる用紙が、同時にセンサの光路を遮断す
る状態が発生する。つまり、前記ソータ装置において
は、最上部のトレイt1に用紙を排出させている途中
で、第2頁の第1枚目のコピーが、最下部のトレイt9
に挿入される状態となり、その同時に2つのトレイに排
出される2枚の用紙のいずれかに、ジャムが発生したと
しても、その場合にはジャム検知ができないという問題
が生じる。 【0018】前述したような問題を解決するために、本
発明においては、図3に示すような用紙検知手段を配置
することができる。前記図3に示す例において、排出ト
レイ装置27に配置する10個のトレイt1、t2……
のうちの最上部のトレイt1に対して、1つのセンサを
配置している。また、その下部の9個のトレイt2……
t10に対して1つのセンサをそれぞれ配置し、最上部
のトレイに対しては単独のセンサにより用紙の通過を検
知できるように構成している。前記トレイに対応させて
配置する各センサは、光透過型センサとして構成してい
るもので、上部に配置する発光手段S1、S2に対向さ
せて、受光手段S1a、S2aをそれぞれ配置するもの
で、そのセンサの光路を用紙が遮断することにより、用
紙の通過の検知を行う。なお、本発明の実施例において
は、前記2種類の検知手段のうちの発光手段S1と受光
手段S1aの組み合わせを第2の検知手段と呼び、発光
手段S2と受光手段S2aの組み合わせを第1の検知手
段と呼んで説明している。前記2種類の検知手段の他
に、前記ソータ装置20の用紙導入部に対応させて、画
像形成装置本体の用紙排出路にセンサSを配置し、前記
センサSによる検知信号と、トレイに対応させて配置し
た第1、2の検知手段としてのセンサS1、S2からの
検知信号とを比較して、用紙搬送路内での用紙の排出不
良やジャム検知等を行うようにする。 【0019】前記図3に示されるように、本発明のソー
タ装置20では、用紙搬送路に配置する駆動ローラ25
とピンチローラ24により用紙搬送装置を構成してお
り、ガイド板とともに用紙を上昇方向に案内する動作を
行わせるようにしている。そして、用紙を排出するトレ
イが指定されると、各仕分けゲート26、26a……に
対応するソレノイド28、28a……が作動して、仕分
けゲートをトレイに向けて案内する位置に揺動させるよ
うにする。また、最上部のトレイt1に対しては、前記
図2に示されるように、揺動しない仕分けゲート部材を
配置して、仕分けしなかった用紙を全部トレイt1に収
容させるようにする。 【0020】なお、前記画像形成装置本体においては、
排出ローラ装置を介して排出される用紙の間の隙間が、
例えば、20〜30mmと、非常に狭い間隔で設定されて
いる。そこで、本発明のソータ装置では、排出トレイ部
材27に上下方向に配置する多数の排出トレイに対し
て、上のトレイから順次排出させるような仕分けモード
を設定することができず、下のトレイから順次上のトレ
イに向けて仕分け排出させるような方式を用いている。
さらに、必要な部数のコピーを作成する際に、最上部の
トレイから下部のトレイに向けて仕分けるトレイを設定
すると、コピー作成後にオペレータが取り出す動作を容
易に行い得るという利点を発揮することも可能である。
前述したような仕分けモードを設定することは、ソータ
装置を通常のソータの用途に限定する場合であるが、前
記ソータ装置をメールボックスとして利用する場合に
は、画像形成装置に対して印刷指令を出力した端末やオ
ペレータに対応させて、コピーを指定したトレイに排出
することもできるようにする。 【0021】したがって、前記ソータ装置20において
は、9部のコピーを作成する際には、第1頁の原稿に対
して9枚のコピーを連続して作成し、ソータ装置の用紙
搬送路を通す間に上から9番目のトレイt9に最初のコ
ピーを挿入し、次にトレイt8に排出させるようにし
て、順次上のトレイに向けて仕分けする。また、原稿の
第2頁に対するコピーは、第1頁のコピーが最上部のト
レイt1に排出させている間に、トレイt9に排出され
る状態となるが、2つのトレイt1とt9には、それぞ
れ別のセンサS1、S2が配置されているので、各々の
トレイに収容される用紙に対しては、ジャム検知を正確
に行うことができる。 【0022】前記図3に示される例において、画像形成
装置本体の排出ローラ装置8と、ソータ装置の用紙搬送
路22を接続する下部分岐ゲート30は、ソレノイド3
5との間にスプリング34を配置し、ソレノイドの作動
を下部分岐ゲートに対してスプリングを介して伝達する
機構を構成している。これは、図4に示されるように、
排出ローラ装置8を介して用紙を排出している途中で、
次のコピーを本体給紙トレイに向けて排出しようとする
場合に、排出ローラ装置8を介して送り出される用紙の
間隔が非常に狭いために、ソータ装置に向けて送り出し
ている用紙の終端部の検知を行う前に、下部分岐ゲート
30を切り換えておくとよい。 【0023】そこで、下部分岐ゲート30を駆動するソ
レノイドに対して、スプリングによる駆動伝達手段を配
置することにより、用紙を下部分岐ゲートが案内してい
る途中で、下部分岐ゲートを切り換える動作を行うよう
にする。しかしながら、前記下部分岐ゲートに対して切
り換えの動作を行おうとしても、用紙Pが通過中では、
排出ローラ装置8と用紙搬送路22の搬送ローラ装置と
の間で用紙を強くニップしている状態にあるので、ソー
タ装置に向けて排出する用紙の後端部が排出ローラ装置
8のニップを離れるまでは、下部分岐ゲート30は鎖線
で示す位置まで揺動せずに、図の実線の位置で停止され
る。そして、ソータ装置に向けて排出される用紙の後端
部が排出ローラ装置から離れた状態で、直ちに、下部分
岐ゲートの揺動の動作が行われ、用紙を本体排出トレイ
9に案内できるようにする。 【0024】また、前記図4のように、下部分岐ゲート
をあらかじめ揺動させる方向に付勢する動作は、ソータ
装置に向けて案内する用紙の先端部が、用紙搬送路のニ
ップ位置に到達する都度、ソレノイドを付勢して下部分
岐ゲートを切り換えるような制御モードを設定すること
ができる。そして、例えば、ジャム発生時に、用紙搬送
路を開く動作によりソータ装置の用紙搬送路内でのニッ
プが解除されると、直ちに、下部分岐ゲートにより用紙
にループが形成されて、用紙が突出する状態となるの
で、用紙の除去の動作を容易に行うことができる。さら
に、本体排出トレイの方向から間違って指を挿入したよ
うな場合でも、下部分岐ゲートを支軸を介して揺動させ
るのみであるから、用紙の搬送作用に支障が生じること
はなく、装置をの安全を確保することができる。 【0025】前述したように、下部分岐ゲート30に対
して弾性部材を介して駆動する装置としては、例えば、
図5に示すような駆動手段を構成することができる。前
記図5に示されるゲートの駆動機構では、下部分岐ゲー
ト30の両側に軸31、31aを突出させて配置し、図
示を省略した軸受け部材により支持するが、前記軸31
の端部にリンク32を取り付け、前記リンク32にスタ
ッド33を突出させて設けている。そして、前記スタッ
ド33に対してスプリング34の端部を接続し、前記ス
プリング34の他端部を伝導ブロック37に接続し、前
記伝導ブロック37に対してソレノイド35のプランジ
ャ36を接続している。前記伝導ブロック37は、図示
を省略した案内部材により、ソレノイドのプランジャ3
6の移動方向にのみ移動を許容する状態に配置してお
り、ソレノイド35のプランジャを出没させる動作に対
して、伝導ブロック37に設けた受部38がプランジャ
の余分な移動を許容でき、前記図4に示すような用紙に
対する案内の作用を行い得るようにする。 【0026】 【仕分けゲートに追加する用紙検知部材】前述したよう
に、ソータ装置20の排出トレイ装置に配置する各トレ
イに対応させて、センサを配置するが、前記センサに対
して、別体の検知部材を配置して、OHPシート等のよ
うな透明なフィルム部材に対する検知を透過型センサに
より行い得るような装置を構成することができる。図6
に示す例は、トレイに対応する仕分けゲート26に対し
て、別体の揺動部材を配置する場合を示しているもの
で、仕分けゲート26の側部に配置する切欠部43に対
応させて遮光板47を揺動可能に配置し、センサの光路
を遮光板により遮断した状態で、用紙の通過を検知でき
るようにする。前記遮光板47を取り付ける軸46は、
仕分けゲートに対して軸支部48、48aを介して支持
されており、用紙により揺動されるアクチュエータ45
を一体に設けている。前記アクチュエータ45は、仕分
けゲートに設けた別の切欠部44に配置しており、用紙
が仕分けゲートにより案内される際に、アクチュエータ
45を揺動させることにより、遮光板47がセンサの光
路を遮断するような動作を行うようにする。 【0027】前記仕分けゲート26は、軸40を介して
揺動可能に設け、図3に示したように、ソレノイドとの
間にスプリングを介して駆動伝達する手段を構成して、
前記図5のように、用紙の通過途中で仕分けゲートを切
り換える動作を行い得るように設けている。また、前記
仕分けゲート26の仕分け案内面41は、駆動ローラ部
材に対応する円弧面を形成して、用紙を排出トレイに向
けて案内する際に使用するが、仕分けゲートの背面部4
2は、ゲートを閉じた状態で、ガイド板に対向する案内
面を形成させるようにして、用紙搬送路での用紙搬送作
用の補助を行うようにする。さらに、仕分けゲート26
の端部に形成する切欠部43は、センサの光路に対応さ
せて配置するもので、その切欠部の部分を用紙が通過す
る際に、センサの光路を遮断することにより、用紙の通
過の検知を行うようにする。 【0028】前記図6に示される例において、仕分けゲ
ート26の切欠部43に対応させて遮光板47を配置
し、前記遮光板に対して同軸にアクチュエータ45を配
置し、用紙が仕分けゲートによりトレイに向けて案内さ
れる際に、アクチュエータ45を揺動させることによ
り、遮光板47がセンサの光路を遮断する動作を行うよ
うにする。したがって、排出トレイに向けて案内される
用紙が透明なシート等であり、センサの光を遮断しない
状態でも、遮光板47が光路を遮断することにより、そ
のトレイに対してシート類等が仕分けられたことを確認
することができる。また、前記図6に示す遮光板は、ソ
ータ装置の排出トレイ部材のうちの任意のトレイに対し
て装備することが可能であり、そのような検知装置を配
置する場合には、メールボックスとしてソータ装置を使
用する際に、全てのトレイまたは、任意のトレイに対し
て配置することが可能である。 【0029】前記実施例の他に、本発明の仕分けゲート
に対しては、図7に示すような遮光板を配置して、透明
なシート類に対する検知装置を構成することも可能であ
る。前記図7に示す例においては、仕分けゲート26の
端部に切欠部43を配置することは、前記図6の場合と
同様に構成されるが、用紙の通過により揺動される遮光
板50の軸51を支持する部材としては、仕分けゲート
の支軸40を支持する補助フレーム52等を用いること
ができる。そして、前記補助フレーム52に対して、仕
分けゲート26の軸40を支持するための軸支部54
と、遮光板50の軸51を支持する軸支部53とを配置
して、それぞれの軸を任意に揺動可能に支持させるよう
にする。したがって、前記図7に示されるように、仕分
けゲート26に設けた切欠部に対して、遮光板を別個に
揺動可能に配置する場合でも、透明なシート類に対する
検知装置を容易に構成することができるものとなる。 【0030】なお、前記本発明の実施例に示されるソー
タ装置は、トレイの数や、トレイの配置関係を任意に設
定することが可能であるが、各トレイに対して順次仕分
けの動作を行う際に、仕分けの動作の折り返し部に対応
するトレイに対しては、別個のセンサを配置することが
できる。そして、その仕分けの折り返し部に対応するト
レイでは、別のセンサによりジャム検知等を行い得るよ
うにすることによって、2つのトレイに対して用紙が同
時に収容されるような状態が発生した場合でも、それぞ
れの用紙に対する検知の動作を正常に行い得るようにす
る。 【0031】 【発明の効果】本発明の装置は、前述したように構成し
たものであるから、例えば、画像形成装置本体の上部に
排出路を配置し、前記排出路に対応させてゲート部材を
配置し、ソータの用紙搬送路を接続することができる。
そして、前記画像形成装置本体の排出路に近接させて配
置するゲート部材と、ソレノイドのような駆動手段との
間に、スプリングのような弾性体を介して駆動伝達する
手段を構成することにより、先の用紙を分岐して案内す
る動作の途中で、ゲート部材を閉じるように動作を行う
ことが可能になり、先の用紙が通過し終えた状態で、次
の用紙を容易に案内することが可能になる。また、本発
明の後処理装置では、多数のトレイに対して1つの透過
型の光センサを配置して、各トレイに向けて分岐される
用紙の検知を容易に行うことができ、用紙を搬送してい
る途中で発生するジャムの検知を容易に行うことができ
る。さらに、仕分けの折り返し部となる用紙搬送の下流
部の端部に続いて、上流部の端部のトレイに用紙を分岐
させる際に、2つのトレイに平行して排出される用紙に
対する検知を行うために、下流部の端部のトレイに対し
て、別個のセンサを配置して、ジャム検知の動作を良好
な状態で行わせることも可能である。前記構成に加え
て、透明なシート類を用いてコピーを作成する場合に、
光センサにより検知することができないという問題に対
しては、機械的な検知部材を別個に配置し、光センサの
光路を遮断させて、シート類の通過を検知することがで
き、排出装置に対する駆動の継続や、ジャム処理の動作
等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の画像形成装置とソータ装置の接続部
の構成を示す説明図である。 【図2】 本発明のソータ装置の構成を示す説明図であ
る。 【図3】 ソータ装置に配置する検知装置の構成を示す
説明図である。 【図4】 下部分岐ゲートによる用紙の案内の動作の説
明図である。 【図5】 下部分岐ゲートに対する駆動機構の構成を示
す説明図である。 【図6】 仕分けゲートに配置する補助的な検知手段の
構成を示す説明図である。 【図7】 仕分けゲートに配置する補助的な検知手段の
別の構成を示す説明図である。 【符号の説明】 1 画像形成装置、 5 感光体ドラム、 8
排出ローラ装置、9 排出トレイ、 20 ソータ
装置、 22 用紙搬送路、24 ピンチローラ、
25 駆動ローラ部材、26 仕分けゲート、
30 下部分岐ゲート、 34 スプリング、35
ソレノイド、 43・44 切欠部、 45
アクチュエータ、47・50 遮光板、 52 補
助フレーム。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像形成装置の記録紙搬送方向下流に、
    多段排紙トレイを有する後処理装置を接続し、記録紙搬
    送方向最下流の排出トレイから、この最下流の排出トレ
    イ以外の排出トレイに、仕分け部数分の前記記録紙を、
    順次排出して記録紙の仕分けを行う画像形成装置の記録
    紙後処理装置において、 前記記録紙搬送方向最下流の排出トレイへの、記録紙の
    排出を検出する第1の検知手段と、 前記記録紙搬送方向最下流の排出トレイ以外の複数の排
    出トレイの内のいずれか1つの排出トレイへの記録紙の
    排出を検出する第2の検知手段とを備え、 前記第1の検知手段および前記第2の検知手段により、
    前記記録紙搬送方向最下流の排出トレイおよび、前記記
    録紙搬送方向最下流の排出トレイ以外のいずれかの1つ
    の排出トレイへの記録紙の排出に際して、別々にジャム
    検知することを特徴とする画像形成装置の記録紙後処理
    装置。
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