JPH0532824U - 角度調整装置付き連結部材 - Google Patents

角度調整装置付き連結部材

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JPH0532824U
JPH0532824U JP8201391U JP8201391U JPH0532824U JP H0532824 U JPH0532824 U JP H0532824U JP 8201391 U JP8201391 U JP 8201391U JP 8201391 U JP8201391 U JP 8201391U JP H0532824 U JPH0532824 U JP H0532824U
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明 酒井
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大昌産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作で長尺部材の取付角度を変化させ得
て且つその角度で固定させることができる角度調整装置
付き連結部材を提供する。 【構成】長尺部材14,15の取付部20,21を備え
た一対の連結体18,19を互いに回動可能に連結し、
一方の連結体18に複数個の係合凹部31を形成し、他
方の連結体19に係合凹部31に係合する係合突部37
を移動可能に設け、一対の連結体18,19に係合突部
37の係合凹部31への係脱を制御する制御部39を移
動可能に設けたので、係合突部37が係合凹部31へ係
合したとき、一対の連結体18,19が一体化されて、
連結体18,19の取付部に取り付けられた長尺部材1
4,15が固定される。また、制御部39を作動させ
て、係合突部37の係合凹部31に対する係合を解除し
たとき、一対の連結体18,19は相互に回動可能とな
るので、長尺部材14,15の取付角度を所望に変化で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数本の長尺部材に取り付けられこれら長尺部材の取付角度を変化 させる角度調整装置付き連結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気スタンドに用いられている連結部材の第1の従来例は、机等の取付部に固 定された第1のパイプと、フードが取り付けられた第2のパイプを回動可能に連 結するとともに、摩擦板を備え、この摩擦板をねじにより圧接して、この摩擦力 により第2のパイプを所望の角度に保持している。 また、ふとん干しの支柱に用いられている第2の従来例は、図17に示すよう に、連結部材1は、2本のパイプ2,3の中間に取り付けられ、これらパイプ2 ,3を回動可能に連結している。そして、使用時においては、連結部材1を中心 にして2本のパイプ2,3をX字状に開き、パイプ2,3間に掛け渡された折り 畳み形式の止め具4を水平状態に展開して、パイプ2,3の開き角度を決め支柱 を安定化している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した第1の従来例の構成においては、フードの位置を変えるべく第2のパ イプを回動させる回数が多くなると、ねじの締付けがゆるみ摩擦板の摩擦力が減 少することがあり、フードの位置が自然に低くなるという問題がある。 また、第2の従来例の連結部材1の構成においては、2本のパイプ2,3の開 き角度は、止め具4の長さにより決まる。従って、設置する場所が狭くて、パイ プ2,3の開き角度が小さい場合、止め具4が水平状態まで開かず山形状となっ ているので、パイプ2,3が動き易く(角度が変わり易い)、支柱が甚だ不安定 であるという問題がある。 これを解決するためには、長さの異なる複数個の止め具4を設け、必要に応じ て使い分ければ良いのであるが、構造が複雑になるばかりでなく、止め具4を使 い分けることが面倒であるという新たな問題が生じる。 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な操作で長 尺部材の取付角度を変化させ得て且つその取付角度で固定させることができる角 度調整装置付き連結部材を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の角度調整装置付き連結部材は、複数本の長尺部材に取り付けられこれ ら長尺部材の取付角度を変化させるものであって、長尺部材の取付部を備えた一 対の連結体を互いに回動可能に連結し、一方の連結体に複数個の係合凹部を形成 し、他方の連結体に前記係合凹部に係合して前記一対の連結体を一体化する係合 突部を移動可能に設け、前記一対の連結体に前記係合突部の前記係合凹部への係 脱を制御する制御部を移動可能に設けたところに特徴を有する。
【0005】
【作用】
本考案の角度調整装置付き連結部材によれば、係合突部が係合凹部へ係合した とき、一対の連結体が一体化されるので、連結体の取付部に取り付けられた長尺 部材が固定される。 また、制御部を作動させて、係合突部の係合凹部に対する係合を解除すると、 一対の連結体は相互に回動可能となる。そこで、一方の連結体即ち長尺部材を所 望の角度回動した後、係合突部を係合凹部に係合させれば、長尺部材の取付角度 を所望に変化できる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案をフロアースタンドに適用した第1の実施例について図1乃至図 3を参照して説明する。 図3において、床面に載置されたベース11に長尺部材としてのパイプ製の支 柱12が取り付けられ、この支柱12の先端部に電球を装着したフード13が取 り付けられている。この支柱12は、ベース11側から順に、第1の支柱14, 第2の支柱15及び第3の支柱16から構成されており、支柱14,15間及び 支柱15,16間に夫々連結部材17が取り付けられている。
【0007】 つぎに、連結部材17について図1及び図2を参照して説明する。一対の連結 体即ち第1の連結体18及び第2の連結体19は何れも有底円筒状をなし対向配 置されており、第1の連結体18の嵌合部18aが第2の連結体19の内周部1 9aに嵌合している。筒状の取付部20は長尺部材例えばパイプ製の第1の支柱 14を取付けるもので、これは、第1の連結体18の外周部に一体に形成され、 これの約半分は第2の連結体19側に突出している。筒状の取付部21は長尺部 材例えばパイプ製の第2の支柱15を取付けるもので、これは、第2の連結体1 9の外周部に一体に形成され、これの約半分は第1の連結体18側に突出してい る。
【0008】 第2の連結体19の中央部には筒状の案内部22が形成されており、この案内 部22の底面部23に嵌合孔24が形成されている。そして、案内部22の底面 部23を第1の連結体18の底面部18bに当接させた状態で、嵌合孔24が底 面部18bに突設された嵌合筒部25に回動可能に嵌合されている。また、底面 部23を押さえるようにあてがわれたワッシャ26を挟んで、嵌合筒部25に挿 入されたねじ27にナット28を螺着させて、第1の連結体18及び第2の連結 体19が軸方向に抜脱不能且つ回転可能に連結されている。
【0009】 第1の連結体18の内周部には頂角が90度をなす三角形状の24枚のスプラ イン29が形成されている。これの端面部には、外周側から内周側に至るに従っ て後退した傾斜状をなすとともに、円周に沿った断面が、中央が高く両側が低く なるように傾斜したガイド部30が形成されている。そして、スプライン29の 谷部を複数個例えば24個の係合凹部31としている。第2の連結体19の内周 部には、スプライン29と同一仕様の24枚の三角形状のスプライン32が形成 されている。
【0010】 有底円筒状の係合部材33は第2の連結体19の内部に収納され、筒状の摺動 部34が案内部22に摺動可能に挿入されている。この係合部材33の外周部に は、スプライン35が形成されている。このスプライン35は、スプライン32 とかみ合って第2の連結体19と一体に回動するとともに、係合部材33が矢印 方向Aに移動したときは、スプライン32とともにスプライン29にもかみ合う ようになっている。そして、このスプライン35のスプライン29側の端面には 、ガイド部30と同じように、内周側から外周側に至るに従って後退した傾斜状 をなすとともに、円周に沿った断面は、中央が高く両側が低くなるように傾斜し たガイド部36が形成されている。そして、スプライン35の山部を係合突部3 7としている。この係合部材33は、第2の連結体19との間に介装されたばね 38により、常時は矢印A方向に付勢されている。
【0011】 制御部としての押し釦39は円盤状をなしており、側面部に4個の弾性爪部4 0が突設されている。この押し釦39は、弾性爪部40を弾性変形させながら挿 通孔41内を挿通し、弾性爪部40が挿通孔41内を通過した後、弾性復帰して 抜脱不能に取り付けられている。また、弾性爪部40の先端は係合部材33に当 接されている。 尚、第1の連結体18には、押し釦39の外周部を囲むように円環部42が形 成されている。
【0012】 つぎに上記構成の作用について説明する。 係合部材33は、常時はばね38の弾発力により矢印A方向に付勢されている ので、係合部材33のスプライン35が第2の連結体19のスプライン32に係 合されて一体化されているとともに、係合突部37が係合凹部31に係合してい る。従って、第1の連結体18と第2の連結体19とが一体化されるので、第1 の支柱14と第2の支柱15が図3に実線で示す取付角度で固定されている。
【0013】 第1の支柱14と第2の支柱15の取付角度を変えるときは、例えば、左手で 第2の支柱15を支持し、右手で第1の支柱14の上端を支持しながら、右手の 親指で押し釦39を反矢印A方向に押すと、係合部材33が弾性爪部40の先端 に押されて反矢印A方向に移動する。すると、係合突部37が係合凹部31から 抜け出して相互の係合が解除される。これにより、第1の連結体18と第2の連 結体19が回動可能になる。そこで、左手で第2の支柱15を所望の角度だけ回 動させ(図3に二点鎖線で示す)、押し釦39を離すと、係合突部37のガイド 部36がばね38の弾発力により係合凹部31のガイド部30に圧接される。そ して、係合突部37は、ガイド部36,30の傾斜面に誘導されて矢印A方向に 移動して係合凹部31に係合する。従って、第1の支柱14と第2の支柱15が 二点鎖線で示すような所望の取付角度で固定される。
【0014】 上記実施例によれば、次の効果を奏する。 即ち、押し釦39を押して係合突部37と係合凹部31との係合を解除すれば 、第1の連結体18と第2の連結体19が回動可能にできる。 また、押し釦39を離せば、係合突部37が係合凹部31に係合されて、第1 の連結体18が第2の連結体19に一体化させることができ、第1の支柱14及 び第2の支柱15が固定でき、摩擦板の摩擦力によりパイプを保持していた第1 の従来例とは異なり、使用中、取付角度が変化することを防止できる。 また、係合凹部31を複数個上記実施例の場合には24箇所形成したので、取 付角度は15度単位に選択でき、止め具4の長さにより2本のパイプ2,3の開 き角度を決めていた第2の従来例とは異なり、使用場所の広狭に応じて、簡単な 操作で、第1の支柱14及び第2の支柱15の取付角度を自由に選択でき、且つ その取付角度で固定させることができる。 特に、上記実施例においては、スプライン29の谷部を複数個の係合凹部31 とし、スプライン35の山部を係合突部37としているので、係合突部37が係 合凹部31に係合した状態で、第1の支柱14または第2の支柱15に外力が作 用すると、この外力をスプライン29,32,35の全ての山部で受けるように なるので、外力に対する強度が増大できる。
【0015】 図4乃至図6は、本考案の第2の実施例である連結部材43を、ものほしスタ ンドに適用したものである。 連結部材43と連結部材17との相違点は、第1の連結体18の外周部に、取 付部20と対称の位置に取付部44を設けるとともに、第2の連結体19の外周 部に、取付部21と対称の位置に取付部45を設けたものである。 ものほしスタンドには連結部材43を2個使用している。U字形の長尺部材と しての支柱パイプ46の上端部に連結部材43,43の取付部20,20が取付 けられ、取付部44,44に長尺部材としての上部支柱パイプ47,47が取付 けられている。また、U字形の長尺部材としての支柱パイプ48の上端部に連結 部材43,43の取付部21,21が取付けられ、取付部45,45に長尺部材 としての上部支柱パイプ49,49が取付けられている。
【0016】 上部支柱パイプ47,47には、長尺部材としての上部パイプ50,50が回 動可能に支承され、上部支柱パイプ49,49には、長尺部材としての上部パイ プ51,51が回動可能に支承されている。そして、上部パイプ50と上部パイ プ51の対向する端部が連結部材17により連結されている。また、上部パイプ 50及び上部パイプ51の他方の端部にゴムキャップ52が取り付けられている 。 尚、上部パイプ50,50間、上部パイプ51,51間は各2本の連結杆53 で連結されている。さらに、上部パイプ50,50間、上部パイプ51,51間 には2本の連結杆53の中間にワイヤ54が張設されている。
【0017】 このものほしスタンドにおいては、連結部材43を操作すれば、図4及び図5 に示すように、設置場所の広さ、干す洗濯物の形態に応じて、支柱パイプ46と 支柱パイプ48との取付角度Bが所望に設定でき、また、連結部材17を操作す れば、上部パイプ50と上部パイプ51との取付角度Cが所望に設定でき、その 取付角度で固定できる。さらに、格納時には、図6に示すように折り畳むことが できるので、包装容積が著しく縮小できる。これは、購入者が乗用車に積んで店 頭から持ち帰ることができるので、営業政策上非常に有利な点である。
【0018】 図7は、本考案の第3の実施例である連結部材55を、ふとん干しに適用した ものである。 連結部材55と連結部材17との相違点は、第1の連結体18の外周部に、取 付部20の代わりに、パイプが貫通するような筒状の取付部56を設けるととも に、第2の連結体19の外周部に、取付部21の代わりに、パイプが貫通するよ うな筒状の取付部57を設けたものである。 ふとん干しには、連結部材55を2個使用している。そして、U字状の長尺部 材としての支柱パイプ58,59を取付部56,56をに取付け、また、U字状 の長尺部材としての支柱パイプ60,61を取付部57,57に取付けている。 このふとん干しは、連結部材55を操作すれば、支柱パイプ58,59と支柱 パイプ60,61の取付角度Dを変化させ得て、且つその取付角度で固定するこ とができるものである。従って、第1の実施例と同様に、使用場所の広狭に応じ て取付角度を適宜選択できる。
【0019】 図8及び図9は、本考案の第4の実施例である連結部材62を示すものである 。 一対の連結体は対向配置された第1の連結体63と第2の連結体64とから構成 されている。このうち第1の連結体63は、内側に向けて有底円筒状の内ケース 65が形成されており、ここに嵌合孔66が形成されている。第2の連結体64 も同様に内側に向けて有底円筒状の内ケース67が形成され、中央部に嵌合筒部 68が突設されている。これらの第1の連結体63及び第2の連結体64は、内 ケース67を内ケース65に当接させて嵌合筒部68を嵌合孔66に嵌合させ、 内ケース65を挟着するように押え板69を内ケース67にねじ70により取り 付けられ互いに回動可能に連結されている。この第1の連結体63及び第2の連 結体64は、連結された状態において、その外周形状は球形を呈している。
【0020】 第1の連結体63に形成された筒状の取付部71は、長尺部材例えばパイプを 取付けるもので、その一部が第2の連結体64を覆うように突設されており、そ の中心は球形の中心を通っている。第2の連結体64に形成された筒状の取付部 72は、長尺部材例えばパイプを取付けるもので、その一部が第1の連結体63 を覆うように突設されており、その中心は球形の中心を通っている。2個の支持 片73は、第2の連結体64の内ケース67から立設され、これらにピン74が 掛け渡されている。L字状の係合部材75は、一端部寄りの孔76がピン74に 回動可能に挿入され、一方の端部に係合突部77及び衝止部78が形成され、他 方の端部と内ケース67との間にばね79が介装されている。
【0021】 この係合部材75は、ばね79により常には矢印G方向に付勢されて衝止部7 8が内ケース67に衝止し、係合突部77が内ケース67を貫通して、第1の連 結体63の係合凹部80に係合している。この係合凹部80は、内ケース65に 複数個例えば、30度間隔で7個形成されている。制御部としての押し釦81に は、ねじ82がインサートされており、このねじ82がアジャストパイプ83を 介して嵌合筒部68に挿入され、内ケース67にナット84で固定されている。 この押し釦81と押え板69との間にはばね85が介装されており、押し釦81 は、常には矢印H方向に付勢され、ねじ82の先端部は係合部材75に対向して いる。そして、第2の連結体64に係合部材76を覆うように裏蓋86が取り付 けられている。
【0022】 上述の連結部材62においては、常時は、係合部材75がばね79の弾発力に より矢印G方向に付勢され、係合突部77が係合凹部80に係合し、第1の連結 体63と第2の連結体64が一体化されている。 ここで、押し釦81をばね85の弾発力に抗して反矢印H方向に押すと、ねじ 82の先端部が係合部材75に当接して、係合部材75がばね79の弾発力に抗 して反矢印G方向へ回動されて二点鎖線で示す位置まで後退する。これにより、 係合突部77が係合凹部80から解放されるので、第1の連結体63と第2の連 結体64が回動可能となる。そこで、第1の連結体63又は第2の連結体64を 相対的に所望の角度だけ回動させ、その位置で押し釦81を離すと、前述のよう に、係合部材75がばね79により矢印G方向に付勢されて、係合突部77が係 合凹部80に係合し、第1の連結体63と第2の連結体64が一体化される。 この実施例によれば、係合凹部80を30度置きに7個設けたので、取付角度 は30度単位で変化できる。 この第4の実施例においても、第1の実施例と同様の効果を奏するものである 。
【0023】 図10及び図11は、本考案の第5の実施例である連結部材87を示すもので ある。一対の連結体は対向配置された第1の連結体88と第2の連結体89とか ら構成され、第1の連結体88の外周部に形成された嵌合孔部90及び中央部に 形成された嵌合部91が、第2の連結体89の外周部に形成された嵌合部92及 び中央部に形成された嵌合孔部93に嵌合して、相互に回動可能で且つ軸方向に 摺動可能に連結されている。また、第1の連結体88と第2の連結体89の対向 する側面部88a,89aには、互いにかみ合う断面三角状をなす凹凸部94, 95が突設されており、例えば、第1の連結体88の凹凸部94の谷部を係合凹 部96とし、第2の連結体89の凹凸部95の山部を係合突部97としている。
【0024】 第1の連結体88に立設された2組の支持片98,98は、第2の連結体89 を貫通しており、これらにピン99,99が掛け渡されている。2個の駆動部材 100は、孔101,101がピン99,99に回動可能に枢支され、内側に回 動突部102,102が形成され、外側に駆動突部103,103が形成されて いる。これらの駆動突部103,103は第2の連結体89の側面部89aに対 向している。制御部104は、軸方向に摺動可能に設けられ、第1の連結体88 側に挿入された作動釦105と、第2の連結体89側に挿入され作動釦105に 連結された解除釦106とから構成されている。そして、作動釦105の中心部 に形成された作動軸107が回動突部102に対向している。そして、第1の連 結体88に取付部108が設けられ、第2の連結体89に取付部109が設けら れている。
【0025】 この連結部材87においては、図11に示すように、作動釦105を作動させ て制御部104が矢印L方向に押されると、作動軸107が2個の駆動部材10 0の回動突部102に衝止してこれらを矢印M方向に回動する。これにより、2 個の駆動部材100が矢印M方向へ回動されるので、駆動突部103,103が 第2の連結体89を反矢印L方向に押し、係合突部97が係合凹部96に係合さ れ、第1の連結体88が第2の連結体89と一体化される。
【0026】 一方、解除釦106を反矢印L方向へ作動させると、作動軸107が回動突部 102から離れ、解除釦106の端面が駆動部材10に当接してこれを反矢印M 方向に回動し、駆動突部103,103と第2の連結体89との間に隙間が生じ る(図11に二点鎖線で示す)。この状態で第2の連結体89を回動させると、 係合突部97が係合凹部96の傾斜面に沿って移動し、第2の連結体89が後退 して側面部89aが駆動突部103,103に当接して停止する。これにより、 係合突部97と係合凹部96との係合が解除され、第2の連結体89が回動可能 になる。 この第5の実施例においても、第1の実施例と同様の効果を奏するものである 。
【0027】 図12及び図13は、本考案の第6の実施例である連結部材110を示すもの である。一対の連結体は対向配置された第1の連結体111と第2の連結体11 2とから構成されている。また、第1の連結体111と第2の連結体112の対 向する側面部113,114には、互いにかみ合う断面三角状をなす凹凸部11 5,116が突設されており、例えば、第1の連結体111の凹凸部115の谷 部を係合凹部117とし、第2の連結体112の凹凸部116の山部を係合突部 118としている。
【0028】 第1の連結体111と第2の連結体112との間にはばね119が介装されて いて、第1の連結体111は常時矢印N方向へ付勢されている。制御部としての つまみ120は、第1の連結体111を貫通して第2の連結体112に取り付け られている。そして、つまみ120の第1の連結体111側の面部には、作動突 部121が形成されている。この作動突部121は、後述する作動突部122と 同様に傾斜部と平坦部とから形成されている。第1の連結体111の側面部に形 成された作動突部122は、作動突部121と同様の傾斜部122aと平坦部1 22bとから形成されている。また、つまみ120の筒部120aに第1の連結 体111の内周部が摺動可能に嵌合されている。そして、第1の連結体111に 取付部123が設けられ、第2の連結体112に取付部124が設けられている 。
【0029】 これらの作動突部121及び122は、ばね119の弾発力により互いに圧接 されているもので、つまみ120の傾斜部と第1の連結体111の傾斜部122 aが当接したときは、第1の連結体111が矢印N方向へ移動して、係合突部1 18が係合凹部117から解放され、第1の連結体111と第2の連結体112 が回動可能になっている。 また、つまみ120を回動させると、つまみ120の傾斜部が第1の連結体1 11の傾斜部122aを摺動しながら第1の連結体111を反矢印N方向へ移動 させ係合突部118を係合凹部117に係合させる。そして、つまみ120は、 つまみ120の平坦部が第1の連結体111の平坦部122bと当接した位置で 停止する。これにより、第1の連結体111が第2の連結体112と一体化され る。 この第5の実施例においても、第1の実施例と同様の効果を奏するものであ る。
【0030】 図14は、第1の実施例の連結部材17をビーチパラソルに適用したものであ る。即ち、連結部材17に長尺部材としてのパイプ125及び126を取付け、 パイプ126の上端部に傘部127を設けている。 これによれば、傘部127を開きパイプ125を砂浜に立てれば、太陽の位置 に応じて連結部材17を操作してパイプ125及び126の取付角度を適宜選択 することができる。 また、格納時には、パイプ125をパイプ126に重なるように折曲げること ができるので、持ち運びに便利である。
【0031】 図15は、第1の実施例の連結部材17をハンガーラックに適用したものであ る。即ち、2個のキャスター付きの基台128に長尺部材としての支柱129を 立設し、これの上端部に連結部材17を取付け、この連結部材17に複数個の支 持線130を取り付けた長尺部材としてのアームバー131を取り付けたもので ある。 図16は、第1の実施例の連結部材17を異なる形式のハンガーラックに適用 したものである。即ち、リング状のキャスター付きの基台132に長尺部材とし てのL字状の2本の支柱133を立設し、これの上端部に連結部材17を取付け 、この連結部材17に複数個の支持線134を取り付けた長尺部材としてのアー ムバー135を取り付けたものである。 これらのハンガーラックにおいても、連結部材17を操作してアームバー13 1,135の取付角度を選択することにより、衣服掛け、帽子掛け、洗濯物干し 等異なる用途に利用できる。
【0032】
【考案の効果】
本考案の角度調整装置付き連結部材によれば、長尺部材の取付部を備えた一対 の連結体を互いに回動可能に連結し、一方の連結体に複数個の係合凹部を形成し 、他方の連結体に前記係合凹部に係合して前記一対の連結体を一体化する係合突 部を移動可能に設け、前記一対の連結体に前記係合突部の前記係合凹部への係脱 を制御する制御部を移動可能に設けたので、一対の連結体は、係合突部が係合凹 部へ係合したとき一体化され、制御部を作動させて係合突部の係合凹部に対する 係合を解除したとき、回動可能になるので、長尺部材を所望の角度回動させるこ とができるので、簡単な操作で長尺部材の取付角度を変化させ得て且つその角度 で固定させることができるという実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の分解斜視図
【図2】 第1の実施例の縦断側面図
【図3】 第1の実施例を適用したフロアースタン
ドの正面図
【図4】 第2の実施例の縦断側面図
【図5】 第2の実施例を適用したものほしスタン
ドの正面図
【図6】 第2の実施例を適用した異なるものほし
スタンドの正面図
【図7】 第3の実施例を適用したふとん干しの正
面図
【図8】 第4の実施例の分解斜視図
【図9】 第4の実施例の縦断側面図
【図10】 第5の実施例の分解斜視図
【図11】 第5の実施例の縦断側面図
【図12】 第6の実施例の分解斜視図
【図13】 第6の実施例の縦断側面図
【図14】 第1の実施例を適用したビーチパラソル
の正面図
【図15】 第1の実施例を適用したハンガーラック
の正面図
【図16】 第1の実施例を適用した異なるハンガー
ラックの正面図
【図17】 第2の従来例の正面図
【符号の説明】
12 支柱(長尺部材) 14 第1の支柱(長尺部材) 15 第2の支柱(長尺部材) 16 第3の支柱(長尺部材) 17 連結部材 18 第1の連結体 19 第2の連結体 20 取付部 21 取付部 31 係合凹部 33 係合部材 37 係合突部 39 押し釦(制御部) 43 連結部材 44 取付部 45 取付部 46 支柱パイプ(長尺部材) 48 支柱パイプ(長尺部材) 47 上部支柱パイプ(長尺部材) 49 上部支柱パイプ(長尺部材) 50 上部パイプ(長尺部材) 51 上部パイプ(長尺部材) 55 連結部材 56 取付部 57 取付部 58 支柱パイプ(長尺部材) 59 支柱パイプ(長尺部材) 60 支柱パイプ(長尺部材) 61 支柱パイプ(長尺部材) 62 連結部材 63 第1の連結体 64 第2の連結体 71 取付部 72 取付部 77 係合突部 80 係合凹部 81 押し釦(制御部) 87 連結部材 88 第1の連結体 89 第2の連結体 96 係合凹部 97 係合突部 104 制御部 108 取付部 109 取付部 110 連結部材 111 第1の連結体 112 第2の連結体 117 係合凹部 118 係合突部 120 つまみ(制御部) 123 取付部 124 取付部 125 パイプ(長尺部材) 126 パイプ(長尺部材) 129 支柱(長尺部材) 131 アームバー(長尺部材) 133 支柱(長尺部材) 135 アームバー(長尺部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の長尺部材に取り付けられこれら
    長尺部材の取付角度を変化させるものであって、互いに
    回動可能に連結され長尺部材の取付部を備えた一対の連
    結体と、一方の連結体に形成された複数個の係合凹部
    と、他方の連結体に移動可能に設けられ前記係合凹部に
    係合して前記一対の連結体を一体化する係合突部と、前
    記一対の連結体に移動可能に設けられ前記係合突部の前
    記係合凹部への係脱を制御する制御部とを具備してなる
    角度調整装置付き連結部材。
JP8201391U 1991-10-09 1991-10-09 角度調整装置付き連結部材 Pending JPH0532824U (ja)

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